JP3363703B2 - 光学式測定装置 - Google Patents

光学式測定装置

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JP3363703B2
JP3363703B2 JP12147696A JP12147696A JP3363703B2 JP 3363703 B2 JP3363703 B2 JP 3363703B2 JP 12147696 A JP12147696 A JP 12147696A JP 12147696 A JP12147696 A JP 12147696A JP 3363703 B2 JP3363703 B2 JP 3363703B2
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俊作 立花
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被測定物の像から
被測定物の寸法や形状を測定する光学式測定装置に関す
る。詳しくは、被測定物の像を観察光学系で観察しなが
ら被測定物の寸法や形状を測定する画像測定機や顕微鏡
などの光学式測定装置に関する。
【0002】
【背景技術】従来、画像測定機や顕微鏡などの光学式測
定装置に設けられる変倍機構としては、ターレットによ
る対物レンズ自体の交換による変倍機構、ズームレンズ
による変倍機構が一般的である。前者のターレットによ
る対物レンズ自体の交換による変倍機構は、図9に示す
ように、倍率の異なる複数本の対物レンズ1A,1B,
1Cを回転可能なターレット2に取り付けた構造であ
る。なお、3は光源、4は光源3からの光を対物レンズ
1A〜1Cへ反射しかつ対物レンズ1A〜1Cからの光
を透過してCCDカメラ5へ入射させるビームスプリッ
タである。後者のズームレンズによる変倍機構は、図1
0に示すように、対物レンズ1とCCDカメラ5との間
の光軸L上にズームレンズ6を挿入した構造である。
【0003】また、図11および図12に示すように、
光路を2系統もち、それらを切り換えて使用する機構も
知られている。図11に示す機構は、対物レンズ1とC
CDカメラ5との間の光軸L上に2つのビームスプリッ
タ7,8を挿入するとともに、ビームスプリッタ7で分
離された一方の光(反射光)を光軸Lと平行な別の光路
L’を通して前記ビームスプリッタ8に入射させる2つ
のミラー9,10を設け、前記2つのビームスプリッタ
7,8の間に低倍率チューブレンズ11を、前記ビーム
スプリッタ7とミラー9との間に高倍率チューブレンズ
12をそれぞれ挿入するとともに、各光路中にシャッタ
13,14をそれぞれ挿入した構造である。あるいは、
ビームスプリッタ7,8に代えて、ミラーを光軸L上に
出し入れ自在に設けた構造である。図12に示す機構
は、CCDカメラ5とは別にもう1つのCCDカメラ1
5を設け、このCCDカメラ15に光路L’からの光、
つまり、高倍率チューブレンズ12を通りかつミラー9
で反射された光を入射させた構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の変倍機構では、次のような課題があった。 ターレットによる対物レンズ自体の交換による変倍機
構(図9) (a) 対物レンズ自体を交換するため、リング照明(図9
の二点鎖線参照)などの外部からの照明が困難である。 (b) 高価な対物レンズを何本も必要とする。 (c) 対物レンズの位置合わせ精度がそのまま繰り返し精
度となる。
【0005】ズームレンズによる変倍機構(図10) (a) レンズ枚数が多く、組立調整が複雑である。 (b) ズーミング時の倍率の復帰精度を保証することが困
難である。
【0006】光路切換による変倍機構(図11および
図12) (a) CCDカメラ1台の場合(図11)は、ビームスプ
リッタ、ミラーが多数必要となるので、透過率が低下
し、さらに、調整が複雑となる。 (b) CCDカメラ2台の場合(図12)は、コストアッ
プになる。 (c) 3系統以上の倍率を持とうとすると、大形になる。
また、ビームスプリッタの枚数が増えるため、さらに透
過率も落ちる。そのため、この方法で3系統以上の倍率
を持つことは現実的でない。
【0007】本発明の目的は、このような従来の課題を
解消し、安価かつ小型で、しかも、組立調整が容易なう
え、高精度化が可能な光学式測定装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の光学式測定装置
は、被測定物の像から被測定物の寸法や形状を測定する
光学式測定装置であって、対物レンズと、この対物レン
ズより出射された光を結像させる倍率の異なる複数の光
学レンズと、この光学レンズによって結像された被測定
物の像を観察可能な観察光学系と、前記対物レンズと観
察光学系との間に設けられ前記複数の光学レンズのいず
れか1つを前記対物レンズの光軸上に選択的に切換可能
な切換手段とを備えたことを特徴とする。従って、この
ような構成であるから、対物レンズより出射した光は、
切換手段によって切換られたいずれかの光学レンズの倍
率に拡大または縮小され、観察光学系に結像される。こ
の構成では、対物レンズターレット方式に比べて、複数
本の対物レンズを必要としないから、安価にでき、か
つ、リング照明などの外付け照明も利用できる。また、
ズームレンズによる変倍機構に比べ、光学系の組立調整
も容易にできるとともに、高精度化も可能である。さら
に、光路切換による変倍機構に比べ、別に光路を設けな
くてもよいから、安価かつ小型化できる。
【0009】ここで、前記切換手段を、前記対物レンズ
の光軸と異なる位置にその光軸と平行な軸を中心として
回転可能に設けられかつその中心から前記対物レンズの
光軸までの距離を半径とする円周上に前記複数の光学レ
ンズを取り付けたターレットと、前記各光学レンズが前
記対物レンズの光軸に一致したそれぞれの角度位置で前
記ターレットを位置決めする位置決め手段とを含む構成
としてもよい。このような構成とすれば、ターレットを
回転させていくと、各光学レンズが対物レンズの光軸に
一致したそれぞれの角度位置でターレットが位置決め手
段によって位置決めされるから、各光学レンズを対物レ
ンズの光軸に簡単に一致させることができる。
【0010】また、前記切換手段を、前記対物レンズの
光軸と異なる位置にその光軸と平行な軸を中心として回
転可能に設けられかつその中心から前記対物レンズの光
軸までの距離を半径とする円周上に前記複数の光学レン
ズを取り付けたターレットと、前記各光学レンズが前記
対物レンズの光軸に一致したそれぞれの角度位置で前記
ターレットを位置決めする位置決め手段と、前記各光学
レンズを前記ターレットに対して前記光軸方向およびそ
の光軸方向に対して直交する方向へ変位させる調整手段
とを含む構成としてもよい。このような構成とすれば、
調整手段によって各光学レンズをターレットに対して光
軸方向およびその光軸方向に対して直交する方向へ変位
させることができるから、ターレットを位置決め手段に
よって所定位置に位置決めした状態において、各光学レ
ンズと対物レンズの光軸との位置ずれや各光学レンズの
焦点位置ずれが生じても、これらの位置ずれを個々に調
整することができる。
【0011】この場合、前記ターレットが、前記光軸方
向へ移動可能に設けられていることが望ましい。このよ
うにすれば、ターレットを光軸方向へ移動させれば、全
ての光学レンズの焦点位置ずれを一括して調整すること
ができるから、調整手段による各光学レンズ個々の焦点
位置ずれの調整と併用して、各光学レンズの焦点位置ず
れを能率的に調整することができる。
【0012】また、前記切換手段を、前記対物レンズの
光軸と異なる位置にその光軸と平行な軸を中心として回
転可能に設けられかつその中心から前記対物レンズの光
軸までの距離を半径とする円周上に前記複数の光学レン
ズを取り付けたターレットと、前記各光学レンズが前記
対物レンズの光軸に一致したそれぞれの角度位置で前記
ターレットを位置決めする位置決め手段と、前記各光学
レンズを前記ターレットに対して前記光軸方向およびそ
の光軸方向に対して直交する方向へ変位させる調整手段
と、前記ターレットの軸にクラッチを介して連結されタ
ーレットを回転させる駆動源とを含む構成としてもよ
い。このような構成とすれば、駆動源によってターレッ
トを自動的に所定角度位置まで回転させることができ
る。ここで、ターレットが所定角度位置に達したとき、
クラッチの切り離しによって駆動源がターレットから切
り離されると、駆動源の回転抵抗がなくなるから、ター
レットを位置決め手段によって所定角度位置に正確に位
置決めすることができる。
【0013】この場合、前記位置決め手段は、前記ター
レットの外周面の所定角度位置に切欠形成された凹部
と、前記ターレットの外周面に接するともに前記凹部内
に係合可能な係合部材と、この係合部材を前記ターレッ
トの外周面に接する方向へ付勢する付勢手段とを備えて
いることが望ましい。このようにすれば、ターレットが
所定角度位置に達したとき、クラッチの切り離しによっ
て駆動源がターレットから切り離されると、付勢手段に
よってターレットの外周面に接している係合部材が自動
的に凹部内に入り込むため、簡単な構成によりターレッ
トを正確に位置決めすることができる。
【0014】以上において、前記調整手段は、前記各光
学レンズをその光軸方向へ変位可能に螺合したレンズホ
ルダと、この各レンズホルダを前記ターレットの前記円
周上で前記光軸方向に対して直交しかつ互いに直交する
方向へ変位可能かつ固定可能に支持する芯調整機構とを
含んで構成されていることが望ましい。このようにすれ
ば、各光学レンズをレンズホルダに対して螺合調整すれ
ば焦点位置ずれを調整することができ、また、芯調整機
構によって各レンズホルダを光軸方向に対して直交しか
つ互いに直交する方向へ変位させれば、各光学レンズと
光軸との中心位置ずれを調整することができるから、簡
単な構造で各光学レンズの中心位置ずれおよび焦点位置
ずれを補正することができる。
【0015】前記芯調整機構は、前記レンズホルダのフ
ランジの120度間隔位置に形成された傾斜面と、この
各傾斜面に当接する傾斜面を有する調整駒と、この調整
駒を前記ターレットに固定する調整ねじとを含んで構成
されている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図を
参照しながら詳細に説明する。図1は本実施形態にかか
る画像測定機の正面図、図2は図1のII−II線断面図で
ある。同画像測定機は、被測定物を載置するテーブル2
0と、このテーブル20に対して図示省略のコラムを介
して昇降自在に設けられた光学系ユニット21とから構
成されている。前記光学系ユニット21は、筺体22を
有する。筺体22には、その下面に対物レンズ23が取
り付けられているとともに、上面にCCDカメラ24お
よび照明装置25がそれぞれ取り付けられている。CC
Dカメラ24は、前記対物レンズ23の光軸L上に配置
され、被測定物の像を観察可能な観察光学系を構成して
いる。
【0017】前記筺体22内には、前記照明装置25か
ら出射された光を直角にかつ光軸Lに向かって反射させ
るミラー26と、光軸L上において前記ミラー26から
の反射光を対物レンズ23に反射させるビームスプリッ
タ27と、倍率の異なる複数(たとえば、1X,2X,
6X)の光学レンズとしてのチューブレンズ28A,2
8B,28Cと、これら複数のチューブレンズ28A〜
28Cのいずれか1つを前記光軸L上に選択的に切換可
能な切換手段29とがそれぞれ設けられている。
【0018】前記切換手段29は、前記光軸Lと異なる
位置にその光軸Lと平行な軸31を中心として回転可能
に設けられかつその軸31から前記光軸Lまでの距離を
半径とする円周上に前記複数のチューブレンズ28A〜
28Cを等間隔(120度間隔)で取り付けたターレッ
ト32と、前記各チューブレンズ28A〜28Cが前記
光軸Lに一致したそれぞれの角度位置で前記ターレット
32を位置決めする位置決め手段33と、前記各チュー
ブレンズ28A〜28Cを前記ターレット32に対して
前記光軸L方向(Z方向)およびその光軸L方向に対し
て直交するX,Y方向へ変位させる調整手段34と、前
記ターレット32の軸31にクラッチ43を介して連結
された駆動源としてのモータ44とを含んで構成されい
る。
【0019】前記ターレット32は、前記光軸L方向
(Z方向)へのみ移動可能(軸31に対しては回転不
能)に設けられている。軸31には、前記ターレット3
2をその軸方向に移動させるナット41が螺合されるお
ねじ42が形成されているとともに、前記クラッチ43
を介してモータ44が連結されている。従って、モータ
44が回転すると、クラッチ43を介して軸31が回転
するから、ターレット32が回転される。このとき、タ
ーレット32の回転角度は角度検出円盤45によって検
出されるようになっている。
【0020】前記位置決め手段33は、前記ターレット
32の外周面の120度間隔位置に切欠形成された3つ
の凹部51A,51B,51Cと、前記ターレット32
の外周面に常時接する方向へ付勢され前記凹部51A〜
51Cに係合可能に係合部材としてのベアリング52と
を備えている。ベアリング52は、図3および図4に示
すように、筺体22の上面に取り付けられたL字状ブラ
ケット53に片持ち支持構造の板ばね54を介して支持
されている。
【0021】前記調整手段34は、図5および図6に示
すように、前記各チューブレンズ28A〜28Cをその
光軸方向(Z方向)へ変位可能に螺合しかつ外周にフラ
ンジ61を有するたレンズホルダ62と、この各レンズ
ホルダ62を前記ターレット32の前記円周上で前記光
軸L方向に対して直交しかつ互いに直交するX,Y方向
へ変位可能かつ固定可能に支持する芯調整機構63とを
含んで構成されている。芯調整機構63は、前記レンズ
ホルダ62のフランジ61の120度間隔位置に形成さ
れた傾斜面64と、この各傾斜面64に当接する傾斜面
65を有する調整駒66と、この調整駒66を前記ター
レット32に固定する調整ねじ67とを含んで構成され
ている。
【0022】以上の構成において、測定にあたっては、
いずれかのチューブレンズ28A〜28Cを光軸L上に
位置させる。これには、クラッチ43を接続した状態に
おいて、モータ44を所定角度だけ回転させたのち、停
止させる。これにより、いずれかのチューブレンズ28
A〜28Cが光軸Lの近傍に達するとともに、ベアリン
グ52が対応する凹部51A〜51Cに嵌合し始める。
ここで、クラッチ43を分離すると、モータ44がター
レット32から切り離されるから、つまり、モータ44
の回転抵抗がなくなるから、ターレット32は嵌合し始
めた凹部51A〜51Cがベアリング52に完全に嵌ま
り込む角度位置まで自動的に回転されて位置決めされ
る。
【0023】この状態において、照明装置25から光を
出射すると、その光は、ミラー26で反射されたのち、
ビームスプリッタ27で反射されて対物レンズ23を通
じてテーブル20上に載置された被測定物に照射され
る。対物レンズ23より出射した光は、ビームスプリッ
タ27を通ったのち、選択されたチューブレンズ28A
〜28Cの倍率に拡大または縮小され、CCDカメラ2
4に結像される。従って、CCDカメラ24で撮像され
た被測定物の画像から被測定物の寸法や形状などを測定
することができる。
【0024】本実施形態によれば、対物レンズ23とC
CDカメラ24との間に、倍率の異なる3つのチューブ
レンズ28A〜28Cを円周状に配置したターレット3
2を回転自在に設け、このターレット32を含んでいず
れか1つのチューブレンズ28A〜28Cを対物レンズ
23の光軸L上に切換る切換手段29を構成したので、
対物レンズターレット方式に比べて、複数本の対物レン
ズを必要としないから、安価にでき、かつ、リング照明
などの外付け照明も利用できる。また、ズームレンズに
よる変倍機構に比べ、光学系の組立調整も容易にできる
とともに、高精度化も可能である。。さらに、光路切換
による変倍機構に比べ、別に光路を設けなくてもよいか
ら、安価かつ小型化できる。
【0025】また、切換手段29を、対物レンズ23の
光軸Lと異なる位置にその光軸Lと平行な軸31を中心
として回転可能に設けられかつその中心から対物レンズ
23の光軸Lまでの距離を半径とする円周上に複数のチ
ューブレンズ28A〜28Cを取り付けたターレット3
2と、各チューブレンズ28A〜28Cが対物レンズ2
3の光軸Lに一致したそれぞれの角度位置でターレット
32を位置決めする位置決め手段33を含んで構成した
ので、ターレット32を回転させていくと、各チューブ
レンズ28A〜28Cが対物レンズ23の光軸Lに一致
した角度位置でターレット32が位置決め手段33によ
って位置決めされるから、各チューブレンズ28A〜2
8Cを対物レンズ23の光軸Lに簡単に一致させること
ができる。
【0026】また、各チューブレンズ28A〜28Cを
ターレット32に対してX,Y,Z方向へ変位させる調
整手段34を設けたので、ターレット32を位置決め手
段33によって所定角度位置に位置決めした状態におい
て、各チューブレンズ28A〜28Cと光軸Lとの中心
位置ずれや各チューブレンズ28A〜28Cの焦点位置
ずれがあっても、これらの位置ずれを個々に補正するこ
とができる。しかも、焦点位置ずれの補正にあたって
は、ターレット32をZ方向へ移動させることができる
から、ターレット32のZ方向へ移動と各チューブレン
ズ28A〜28CのZ方向への変位とを併用しながら各
チューブレンズ28A〜28Cの焦点位置ずれを能率的
に補正することができる。
【0027】また、調整手段34を、各チューブレンズ
28A〜28CをZ方向へ変位可能に螺合したレンズホ
ルダ62と、この各レンズホルダ62をターレット32
の前記円周上でX,Y方向へ変位可能かつ固定可能に支
持する芯調整機構63とを含んで構成したので、各チュ
ーブレンズ28A〜28Cをレンズホルダ62に対して
螺合調整すれば焦点位置ずれを調整することができ、ま
た、芯調整機構63によって各レンズホルダ62をX,
Y方向へ変位させれば、各チューブレンズ28A〜28
Cと光軸Lとの中心位置ずれを調整することができるか
ら、簡単な構造で各チューブレンズ28A〜28Cの中
心位置ずれおよび焦点位置ずれを補正することができ
る。
【0028】また、ターレット32の軸31にクラッチ
43を介してモータ44を連結したので、このモータ4
4によってターレット32を自動的に所定角度位置まで
回転させることができる。ここで、ターレット32が所
定角度位置に達したとき、クラッチ43の切り離しによ
ってモータ44をターレット32から切り離すと、モー
タ44の回転抵抗がなくなるから、ターレット32を位
置決め手段33によって所定角度位置に正確に位置決め
することができる。
【0029】また、位置決め手段33を、ターレット3
2の外周面に切欠形成された凹部51A〜51Cと、ベ
アリング52と、このベアリング52をターレット32
の外周面に接する方向へ付勢する板ばね54とを含んで
構成したから、ターレット32が所定角度位置に達した
とき、つまり、ベアリング52にいずれかの凹部51A
〜51Cが嵌まり始めたとき、クラッチ43の切り離し
によってモータ44がターレット32から切り離される
と、ベアリング52に凹部51A〜51Cが入り込む方
向にターレット32が自動的に回転されるため、簡単な
構成によりターレット32を正確に位置決めすることが
できる。
【0030】以上述べた実施形態では、切換手段29
を、対物レンズ23の光軸Lと異なる位置にその光軸と
平行な軸31を中心として回転可能に設けられかつその
中心から対物レンズ23の光軸までの距離を半径とする
円周上に前記複数のチューブレンズ28A〜28Cを取
り付けたターレット32を含んで構成したが、たとえ
ば、図7に示す切換手段71、あるいは、図8に示す切
換手段81の構成でもよい。
【0031】図7に示す切換手段71は、前記対物レン
ズ23の光軸Lに対して直交する軸を中心として回転可
能に設けられ外周面に前記複数のチューブレンズ28A
〜28Cを取り付けた円筒ターレット72を含んで構成
してある。この場合には、チューブレンズ28A〜28
Cを反転して使用できるから、レンズ設計によっては1
つのチューブレンズ28A〜28Cで2種類の倍率を持
つことも可能である。また、これは上記実施形態に比
べ、スペース的にも有利である。
【0032】図8に示す切換手段81は、前記対物レン
ズ23の光軸Lに対して直交する方向へスライド可能に
設けられかつそのスライド方向に前記複数のチューブレ
ンズ28A〜28Cを取り付けたスライダ82を含んで
構成してある。このようにすれば、奥行方向のスペース
を少なくできる利点がある。
【0033】また、上記実施形態では、3本のチューブ
レンズ28A〜28Cをターレット32,72およびス
ライダ82に取り付けたが、チューブレンズの本数につ
いては、2本または4本以上でもよい。また、上記実施
形態では、ターレット32をモータ44によって回転さ
せるようにしたが、手動で回転させるようにしてもよ
い。
【0034】また、位置決め手段33についても、上記
実施形態で述べた機械的構造に限らず、電気的に位置決
めする方法でもよい。たとえば、モータ44の回転をエ
ンコーダで検出し、このエンコーダで検出された回転角
度と予め設定してある回転角度とを比較しながら、モー
タの駆動を制御するようにしてもよい。また、調整手段
34についても、上記実施形態で述べた構成に限らず、
X,Y,Z方向の調整ができるものであれば、他の構成
でもよい。
【0035】また、上記実施形態では、チューブレンズ
28A〜28Cで結像された被測定物の像をCCDカメ
ラ24で撮像するようにしたが、チューブレンズ28A
〜28Cで結像された被測定物の像を観察光学系として
の接眼レンズで観察しなから測定するようにしてもよ
い。
【0036】
【発明の効果】本発明の光学式測定装置によれば、安価
かつ小型で、しかも、組立調整が容易なうえ、高精度化
が達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる画像測定機の側面
図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】同上実施形態における位置決め手段を示す拡大
図である。
【図4】図3のIV−IV線断面図である。
【図5】同上実施形態における調整機構を示す拡大図で
ある。
【図6】図5のVI−VI線断面図である。
【図7】本発明の他の実施形態にかかる画像測定機の正
面図および側面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施形態にかかる画像測定
機の正面図および側面図である。
【図9】従来のターレット方式による変倍機構を示す図
である。
【図10】従来のズームレンズ方式による変倍機構を示
す図である。
【図11】従来の光路切換方式(CCDカメラ1台)に
よる変倍機構を示す図である。
【図12】従来の光路切換方式(CCDカメラ2台)に
よる変倍機構を示す図である。
【符号の説明】
23 対物レンズ 24 CCDカメラ(観察光学系) 28A,28B,28C チューブレンズ(光学レン
ズ) 29 切換手段 31 軸 32 ターレット 33 位置決め手段 34 調整手段 51A,51B,51C 凹部 52 ベアリング(係合部材) 54 板ばね(付勢手段) 62 レンズホルダ 63 芯調整機構 71 切換手段 72 円筒ターレット 81 切換手段 82 スライダ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−154016(JP,A) 実開 平4−63411(JP,U) 実開 昭50−52947(JP,U) 実開 昭48−75652(JP,U) 実開 平6−78917(JP,U) 実開 昭51−92137(JP,U) 実開 平6−54016(JP,U) 実開 平4−59815(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/02 - 7/16 G02B 21/00 - 21/36

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被測定物の像から被測定物の寸法や形状
    を測定する光学式測定装置であって、 対物レンズと、この対物レンズより出射された光を結像
    させる倍率の異なる複数の光学レンズと、この光学レン
    ズによって結像された被測定物の像を観察可能な観察光
    学系と、前記対物レンズと観察光学系との間に設けられ
    前記複数の光学レンズのいずれか1つを前記対物レンズ
    の光軸上に選択的に切換可能な切換手段とを備え 前記切換手段は、前記対物レンズの光軸と異なる位置に
    その光軸と平行な軸を中心として回転可能に設けられか
    つその中心から前記対物レンズの光軸までの距離を半径
    とする円周上に前記複数の光学レンズを取り付けたター
    レットと、前記各光学レンズが前記対物レンズの光軸に
    一致したそれぞれの角度位置で前記ターレットを位置決
    めする位置決め手段と、前記各光学レンズを前記ターレ
    ットに対して前記光軸方向およびその光軸方向に対して
    直交する方向へ変位させる調整手段とを含んで構成さ
    れ、 前記調整手段は、前記各光学レンズをその光軸方向へ変
    位可能に螺合したレンズホルダと、この各レンズホルダ
    を前記ターレットの前記円周上で前記光軸方向に対して
    直交しかつ互いに直交する方向へ変位可能かつ固定可能
    に支持する芯調整機構とを含んで構成され、 前記芯調整機構は、前記レンズホルダのフランジの12
    0度間隔位置に形成された傾斜面と、この各傾斜面に当
    接する傾斜面を有する調整駒と、この調整駒を前記ター
    レットに固定する調整ねじとを含んで構成されている
    とを特徴とする光学式測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光学式測定装置におい
    て、前記切換手段は、前記ターレットの軸にクラッチを
    介して連結されターレットを回転させる駆動源とを含む
    ことを特徴とする光学式測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の光学式測定装
    置において、前記ターレットは、前記光軸方向へ移動可
    能に設けられていることを特徴とする光学式測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の光学式
    測定装置において、前記位置決め手段は、前記ターレッ
    トの外周面の所定角度位置に切欠形成された凹部と、前
    記ターレットの外周面に接するともに前記凹部内に係
    合可能な係合部材と、この係合部材を前記ターレットの
    外周面に接する方向へ付勢する付勢手段とを備えている
    ことを特徴とする光学式測定装置。
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