JP3363401B2 - 立坑用内型枠装置及びその使用による立坑のモルタル類側壁の施工方法 - Google Patents

立坑用内型枠装置及びその使用による立坑のモルタル類側壁の施工方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、立坑用内型枠装
置及びその使用による立坑のモルタル類側壁の施工方法
に関する。更に具体的には、立坑内壁に土留め用として
モルタル又はコンクリートの側壁を形成する場合に使用
される内型枠装置及びその装置を使用して立坑内壁にモ
ルタル又はコンクリートの側壁を形成する施工方法に関
する。なお、本明細書において、「モルタル又はコンク
リート」について「モルタル類」と略称することがあ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、深礎基礎工法の支保工としては、
工場製品であるライナープレートを掘削の進捗に伴い、
順次ボルト組立てする方法が行われていた。しかしこの
工法は、ボルト組立てに多くの労力と時間を必要とし、
安全上にも問題があった。また、現在主流となりつつあ
るのは、現場打ちモルタル類ライニング施工であり、こ
の工法としては、特開平8−326468号に開示され
た「仮土留コンクリート型枠装置」がある。その装置で
は、略三角形をなすチューブフレーム21の三つの頂点
部分の上方に油圧ジャッキ18,18,18とその下方
に油圧ジャッキ19,19,19を設け、油圧ジャッキ
18,18,18には、装置を立坑途中で落下しないよ
うに突っ張り合って停止させておくための押さえ板25
が連係され、油圧ジャッキ19,19,19には幅狭の
主動型枠28が連係されている。主動型枠28,28,
28のそれぞれの間には、リンク30を介して幅広の受
動型枠29がそれぞれ設けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術は、立
坑内のコンクリート型枠の設置、仮土留めコンクリート
の打設及び型枠脱型の一連の作業を無人化して、省力化
と安全性の向上に大きく寄与するものであるが、構成が
複雑で部品点数が多数に上り、6基以上の油圧ジャッキ
を作動させるための油圧ホースとその配設が必要であ
り、油圧装置及びその制御装置も大がかりなものになる
など、設備が複雑で、経済性が悪いという問題を持つも
のであった。また、立坑途中で装置を水平に支持固定す
るものであるために、形成したばかりのコンクリート壁
を押さえ板25,25,25で強く押圧するものである
ので、コンクリートの完全な硬化のための時間が必要で
あり、また、多数の油圧ジャッキを動作制御するための
油圧ホースや油圧装置が接続されているため、施工現場
間の移動使用にも時間と労力を要するものであった。
【0004】本発明は、以上のような従来技術の持つ問
題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、部品
点数が少なくシンプルで安価であって、且つ、操作が簡
単で、作業時間の短縮と人員の削減を実現できる立坑用
内型枠装置を提供し、また、立坑にモルタル類側壁を形
成するについて、本発明の装置の使用により、効率的に
して経済的な施工方法を提案することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明に係る請求項1の立坑用型枠装置は、立坑
内に立てられる支柱と、この支柱に案内されて該支柱の
軸方向にスライド自在に設けられたスライド体と、交互
に配列されて全体として筒形型枠を構成するそれぞれ複
数枚の第1型枠片及び第2型枠片と、前記支柱の下部に
おいてその支柱と第1型枠片並びに第2型枠片とをそれ
ぞれ可動に連結させた第1リンクと、第1リンクの上方
位置で前記スライド体と第1型枠片との間を可動に連結
させた少なくとも2個の互いに平行をなす短尺の第2リ
ンクと、第1リンクの上方位置で前記スライド体と第2
型枠片との間を可動に連結させた少なくとも2個の互い
に平行で第2リンクよりも長い長尺の第3リンクとから
なり、前記スライド体を支柱に対し相対的に下降変位又
は上昇変位させることにより、第1〜第3リンクを介し
て、第1及び第2型枠片を外側に向け前進拡開して筒形
型枠を形成し、又は、第1及び第2型枠片を内側に向け
後退縮閉して筒形型枠を縮径させるようにしたことを特
徴とする。
【0006】また、請求項2の発明は、立坑内に立てら
れる支柱と、この支柱に案内されて該支柱の軸方向にス
ライド自在に設けられたスライド体と、交互に配列され
て全体として円筒形型枠を構成するそれぞれ円弧体から
なる複数枚の第1型枠片及ぴ第2型枠片と、円筒形型枠
を形成した状態において前記型枠片同士の間に形成され
る隙間を補充する開閉自在又は着脱自在のキー型枠片
と、前記支柱の下部においてその支柱と第1型枠片並び
に第2型枠片とをそれぞれ可動に連結させた第1リンク
と、第1リンクの上方位置で前記スライド体と第1形枠
片との間を可動に連結させた少なくとも2個の互いに平
行をなす短尺の第2リンクと、第1リンクの上方位置で
前記スライド体と第2型枠片との間を可動に連結させた
少なくとも2個の互いに平行で第2リンクよりも長い長
尺の第3リンクとからなり、前記スライド体を支柱に対
し相対的に下降変位させることにより、第1〜第3リン
クを介して、第1及び第2型枠片を外側に向け前進拡開
させると共に、前記型枠片同士の間に形成される隙間に
前記キー型枠片を填め込み円筒形型枠を形成し、あるい
は、円筒形型枠のキー型枠片を開放し又は取り外した
後、スライド体を支柱に対し相対的に上昇変位させるこ
とにより、第1〜第3リンクを介して、第1及び第2型
枠片を内側に向け後退縮閉して円筒形型枠を縮径させる
ようにしたことを特徴とする。
【0007】更に、請求項3の発明は、請求項1又は2
記載の発明において、第1型枠片を幅広のものとし、第
2型枠片を幅狭のものとしたことを特徴とする。
【0008】更にまた、請求項4の発明は、請求項1,
2又は3記載の発明において、第1〜第3リンクが支
柱、スライド体、第1型枠片又は第2型枠片に対し着脱
可能に取り付けられていることを特徴とする。加えて、
請求項5の発明は、請求項1,2,3又は4記載の発明
において、第1型枠片及び第2型枠片を交換可能にした
ことを特徴とする。
【0009】また、この発明に係る請求項6の施工方法
は、請求項1,2,3,4又は5記載の立坑用内型枠装
置を使用する立坑のモルタル類側壁の施工方法であっ
て、(1)地盤にショベル重機などの掘削機により所定
の深さの立坑を掘削して、底に内型枠据付地盤を形成す
る掘削工程、(2)前記掘削機を立坑から吊り上げ撤去
する掘削機撤去工程、(3)前記立坑用内型枠装置を前
記立坑に吊り降ろし前記内型枠据付地盤の所定の位置に
設置して、筒形型枠を完成させる内型枠装置セット工
程、(4)筒形型枠と立坑側壁との間にモルタル又はコ
ンクリートを充填させて、モルタル又はコンクリート側
壁を形成するモルタル又はコンクリート側壁形成工程、
及び、(5)モルタル又はコンクリートが硬化したら筒
形型枠を縮径してモルタル又はコンクリート側壁から離
し、前記立坑用内型枠装置を立坑から吊り出し撤去する
内型枠装置撤去工程よりなり、前記(1)〜(5)の工
程を繰り返すことにより、モルタル又はコンクリート側
壁を順次形成して行くことを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明実施の形態を図面を参照し
ながら説明する。 <実施の形態1>図1は本発明の実施の形態1の立坑用
内型枠装置を示す部分切欠斜視図、図2は同じ実施の形
態の立坑内でのモルタル又はコンクリート充填完了状態
を示す縦断面図、図3は同じ実施の形態1の立坑内での
モルタル又はコンクリート充填完了状態を示す平面図、
図4は同じ実施の形態1の型枠片を内側に引き寄せ型枠
を縮径した状態を示す縦断面図及ぴ図5は同じ実施の形
態1の型枠片を内側に引き寄せ型枠を縮径した状態を示
す平面図である。
【0011】立坑用内型枠装置1は次に述べるような構
成となっている。中央に立坑内の地盤に立てられる支柱
2が垂直に設けられ、また、該支柱2に案内されて軸方
向にスライド自在に、支柱2が嵌挿されているパイプか
らなるスライド体3が設けられている。スライド体3の
外側頂部には、上方から吊り上げるフックを掛けるため
のフック掛け部4が設けられている。スライド体3の内
側頂部には油圧ジャッキ5が設けられ、支柱2の頂部に
嵌合当接スライド体3の停止位置を微調整したり、後記
の型枠片を少しの距離を内側に向け引き寄せたりするよ
うにしてある。
【0012】支柱2の回りには、全体として円筒形型枠
6を形成する、円弧体からなる型枠片7,7,9,9が
配置されている。円筒形型枠6を形成した状態におい
て、型枠片7,7,9,9同士の間に形成される隙間を
埋める開閉自在のキー型枠片11,11,11,11が
内側に蝶番12により回動自在に設けられ、型枠片に対
するその固定はボルト13により行うようになってい
る。(ボルト13のためのキー型枠片のネジ通し穴や型
枠片のネジ穴は図示せず、)キー型枠片は、型枠片に取
り付けておくものや、分離されているものを填め込み固
定するものや、型枠片の側部に軌条溝や軌条突起を設
け、これに対応した凹凸が側部に設けたキー型枠片を上
方から填め込んでゆくもの等がある。
【0013】図1〜図5において、一方の対向する2枚
の型枠片7,7が幅広の第1型枠片であり、もう一方の
対向する2枚の型枠片9,9が第1型枠片7,7より幅
狭の第2型枠片である。第1及び第2型枠片7,7,
9,9に向けて支柱2の下方に支柱側連結部14,1
4,14,14が同一横線上に設けられている。第1及
び第2型枠片7,7,9,9の中央の下方で支柱側連結
部14より高い部位に、該連結部14をそれぞれ第1リ
ンク15で連結する型枠片側連結部16,16,16,
16が同一横線上に設けられている。第1及び第2型枠
片7,7,9,9の中央上方に、型枠片側連結部17,
17,17,17が同一横線上に設けられ、その真下に
適宜な間隔をあけ型枠片側連結部18,18,18,1
8が同一横線上に設けられている。
【0014】スライド体3の第1型枠片7,7に対向す
る部位の、型枠片側連結部17より高い部位にスライド
体側連結部19,19を設け、その真下に型枠片側連結
部17と型枠片側連結部18の間隔をあけてスライド体
側連結部20,20を設け、スライド体側連結部19,
19と型枠片側連結部17,17並びにスライド体側連
結部20,20と型枠片側連結部18,18を第2リン
ク21,21,21,21で連結している。スライド体
3の第2型枠片9,9に対向する部位で、スライド体側
連結部19,19より少し高い位置に、スライド体側連
結部22,22が設けられ、その真上に型枠片側連結部
17と型枠片側連結部18の間隔をあけてスライド体側
連結部23,23を設け、スライド体側連結部22,2
2と型枠片側連結部18,18並びにスライド体側連結
部23,23と型枠片側連結部17,17を第3リンク
24,24,24,24で連結している。
【0015】第1〜第3リンク15,21,24は各連
結部にボルトピンで着脱自在かっ回動自在に連結(軸
支)されるようになっている(図示しない)。符号25
はモルタル又はコンクリートの充填口である。
【0016】前記の第1〜第3リンク15,21,24
について更に説明を加える。上記の支柱2の下部におい
てその支柱2と第1型枠片7並びに第2型枠片9とをそ
れぞれ可動に連結させた第1リンク15は任意の長さで
あって、いずれも同長である。また、第1リンク15の
上方位置で上記スライド体3と第1型枠片7との間を可
動に連結させた少なくとも2個の第2リンク21は、上
下で互いに平行としてあり、その長さは第3リンク24
よりも短く短尺のリンクが用いられている。更に、第1
リンク15の上方位置でスライド体3と第2型枠片9と
の間を可動に連結させた少なくとも2個の第3リンク2
4は、上下で互いに平行としてあり、その長さは第2リ
ンク21よりも長い長尺のリンクが用いられている。
【0017】本発明に係る上記構成の立坑用内型枠装置
1は次のように動作する。図示しないクレーンなどのフ
ックをフック掛け部4に掛け、スライド体3によって装
置全体を吊り下げると、スライド体3に対し支柱2はそ
れ自体や型枠片等の重量で下方に向け摺動降下するの
で、第1及び第2型枠片7,9は第1〜第3リンク1
5,21,24を介して内側に向け引き寄せられ縮閉
(縮径)された状態となる。この際、第1型枠片7とス
ライド体3とを連結する第2リンク21,21は第2型
枠片9とスライド体3とを連結する第3リンク24,2
4よりも短くしてあり、また、第1型枠片7における少
なくとも2個の第2リンク21と21並びに第2型枠片
9における少なくとも2個の第3リンク24と24は、
それぞれ上下で平行をなすように装着してあるので、第
1及び第2型枠片7,9は縮閉変位(縮径変位)に際し
共にスライド体3の中心軸線に対し平行移動しつつ、第
2型枠片9が第1型枠片7の内側に入り込むようにして
筒形型枠6は全体として十分小さく畳み込まれることに
なる(図4、図5及び図13参照)。
【0018】前記のようなリンク機構15,21,24
によれば、キー型枠片11を用いなくても筒形型枠6の
縮径が可能であり、キー型枠片11を用いた場合や第2
型枠片9を第1型枠片7より幅狭とした場合には筒形型
枠6を更に小さく、縮閉できることになる。
【0019】内型枠装置1を吊り下ろして行き、支柱2
の下端部を立坑の底部すなわち据付地盤に到達させ、更
に降下されると支柱2に対しスライド体3が摺動降下す
るので、第1〜第3リンク15,21,24を介して第
1及び第2型枠片7,9が拡開され、筒形型枠6が形成
される。なお、キー型枠片11を備えていないものにあ
っては、隣り合う第1及び第2型枠片7,9間に隙間を
生じた時は油圧ジャッキ5を作動させてその隙間をなく
すようにすることができ、キー型枠片11を備えたもの
にあっては、油圧ジャッキ5の作動により隣り合う第1
及び第2型枠片7,9間の隙間をキー型枠片11の幅に
合致させるように微調整することができる。後者の場
合、隙間を封じるため蝶番12をもって回動されたキー
型枠片11はボルト13で固定する。
【0020】次いで、充填口25よりモルタル又はコン
クリート26を充填してモルタル類側壁27を形成す
る。1日程度でモルタル類26が硬化したら、ボルト1
3を抜き取りキー型枠片11を外し、油圧ジャッキ5で
支柱2の頂部を押圧するなどして第1及び第2型枠片
7,9をモルタル類側壁27から引き離す。しかる後、
スライド体3を吊り上げ、そのスライド体3に対し相対
的に降下する支柱2及び第1〜第3リンク15,21,
24を介して第1及び第2型枠片7,9を内側に向け引
き寄せ、その状態、すなわち縮径状態を保ちつつ装置全
体を立坑28外へ撤去する。
【0021】図9〜図13は立坑底部に設置されている
本発明の装置が立坑外へ吊り出される初期の5段階を示
している。これらの図では、相互に平行で短尺の第2リ
ンク21,21及び相互に平行でな長尺の第3リンク2
4,24の存在により、第1及び第2型枠片7,9が内
側に引き寄せられる縮閉(縮径)時に第2型枠片9が第
1型枠片7に先行して引き寄せられ、第2型枠片9が第
1型枠片7の内側に畳み込まれる態様を明示している。
【0022】図9は第1及び第2型枠片7,9がキー型
枠片11と共に筒形型枠6を形成している状態を表わし
ており、図10は筒形型枠6からキー型枠片11を取り
外した状態を表わしている。
【0023】ここで、図11貫入図13に矢印Pで示す
ように、スライド体3を立坑底部に接地したままの支柱
2に対し吊り上げて行くと、スライド体3に対し長尺の
第3リンク24,24で連結された第2型枠片9の方が
スライド体3に対し短尺の第2リンク21,21で連結
された第1型枠片7よりも速い速度でしかも大きい変位
量をもって内側に向け(スライド体3の中心軸線に向
け)先行して引き寄せられて行くので、最終的には第2
型枠片9が第1型枠片7の内側に畳み込まれることにな
る、従って、第1及び第2型枠片7,9の最終的な縮閉
状態ではそれら部分の最大外径が極めて小さくなって、
本発明装置の吊り下ろしや吊り上げの際の揺れにより、
その装置がモルタル類側壁27にぶつかってその側壁2
7を損傷させたり装置自体を損傷させたりすることがな
くなり、装置の搬出入作業を極めて楽に行えるようにす
る。
【0024】なお、実施の形態1の装置においては、第
1及び第2型枠片7,9を拡開し又は縮閉するための、
支柱2とスライド体3との間の軸線方向の相対的な摺動
作用(伸縮作用)は、スライド体3の吊り上げ吊り下ろ
し時に支柱2、スライド体3又は第1及び第2型枠片
7,9等の自重を利して行っているが、油圧ジャッキ5
の装着を排し、支柱2の頂部とスライド体3の内側頂部
との間を流体圧シリンダ装置(図示しない)で連結させ
ても、支柱2とスライド体3との間の摺動作用は、スラ
イド体3の吊り上げ吊り下ろしとは関係なく、該流体圧
シリンダ装置の作動を通じて行うことができる。
【0025】〈実施の形態2>図6〜図7は本発明の実
施の形態2の立坑におけるモルタル類側壁の施工方法を
示した工程図である。 (1)ショベル重機30により、所定の深さまで立坑を
掘削し、ショベル重機30を立坑から撤去する。 (2)立坑に立坑用内型枠装置1をクレーンなどにより
吊り降ろして据付固定する。 (3)根巻きモルタル31を立坑の側壁と筒形型枠6の
間に充填打設する。 (4)翌日(モルタル31が硬化したら)立坑用内型枠
装置1を立坑から撤去する。 (5)ショベル重機30を立坑に吊り降ろし、所定の深
さまで立坑を掘削し、ショベル重機30を立坑から撤去
する。 (6)立坑に立坑用内型枠装置1をクレーンなどにより
吊り降ろして据付固定する。 (7)根巻きモルタル31を立坑の側壁と筒形型枠6の
間に充填打設する。 (8)翌日(モルタル31が硬化したら)立坑用内型枠
装置1を立坑から撤去する。 (9)ショベル重機30を立坑に吊り降ろし、所定の深
さまで立坑を掘削し、ショベル重機30を立坑から撤去
する。 (10)立坑に立坑用内型枠装置1をクレーンなどによ
り吊り降ろして据付固定する。 (11)根巻きモルタル31を立坑の側壁と筒形型枠6
の間に充填打設する。 (12)翌日(モルタル31が硬化したら)立坑用内型
枠装置1を立坑から撤去する。 二回目以後の立坑用内型枠装置1の筒形型枠6の据付
は、該筒形型枠6の上方の一部が前に打設形成した側壁
27の下方に重なり軽く押し付けられる。このようにし
て、所定の深さのモルタル側壁を有する立坑を造築す
る。必要に応じて、立坑用内型枠装置1を立坑に降ろし
設置する前に、鉄筋を組むのがよい。少なくとも、多数
本の鉄筋を垂直に地面に適宜な深さ突き刺して、根巻き
モルタルを打設するのがよい。こうすることにより、前
打設のモルタル側壁との結合を強固にすることができ
る。
【0026】く実施の形態3>図8は本発明の実施の形
態3を示す部分斜視図である。支柱2が嵌挿された円筒
鋼材からなるスライド体35の外側部には、同間隔で6
枚の鋼鉄製の羽部36が放射状に溶接されている。羽部
36には孔からなるリンク37を連結するスライド体側
連結部38が適宜な間隔で多数設けられている。39は
リンク37を軸支するボルトピンである。型枠片41
は、薄板鋼板からなる壁板部42の内側に格子状の補強
部43が溶接された構成となっていて、該中央補強部分
44には、スライド体側連結部38と同間隔で孔からな
るリンク37を連結する型枠片側連結部45が多数設け
られている。連結部が多数設けられているので、取り付
けられる型枠片の重量などに応じて、それを支持するリ
ンクの本数を自在に増やしたり減らしたりすることがで
きる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であるから、
次に述べるような効果を奏する。 <請求項1記載の立坑用内型枠装置の発明の効果〉装置
の構成が支柱と該支柱に案内されてスライドするスライ
ド体と、複数枚の型枠片と、これらを連結する適宜な本
数のリンクからなる極めて部品点数の少ないシンブルな
ものであるので、安価で大変経済性に優れている。装置
の吊り上げ吊り下ろし時に複数枚の型枠片が小さく縮径
されるので、該装置が形成されたモルタル側壁又はコン
クリート側壁にぶつかってそれら側壁を損傷させたり装
置自体を損傷させたりするような恐れがなく、立坑に対
する装置の搬出入作業が楽になる。
【0028】据付地盤などに直接置くものであるので、
形成されたモルタル側壁又はコンクリート側壁に負担を
掛け損傷させるなどの恐れのないものである。クレーン
等で吊り上げて、他の立坑施工現場に簡単に移動させて
使用することができ、装置の効率的使用を可能としてい
る。組立分解が大変行いやすく、分解すると小スペース
に納まることになり、輸送、保管がし易く経済的であ
る。また、クレーン等で吊り上げれば型枠片の縮径、ク
レーン等で吊りながら据付場所に降ろして行く操作で型
枠片の拡径を実現しているので、操作が大変簡単なうえ
に、短時間で型枠のセットを行うことができる。また、
型枠片を交換するだけで、円筒形、角筒形その他任意の
筒形型枠を所望の通り実現するものである。
【0029】〈請求項2記載の立坑用内型枠装置の発明
の効果>このような構成としても、請求項1に記載の発
明の効果と同じような効果を奏する。そして、キー型枠
片の存在により複数枚の型枠片は更に小さく縮径される
ので、立坑に対する装置の搬出入作業は一層楽になる。
【0030】〈請求項3記載の立坑用内型枠装置の発明
の効果>このような構成としても、請求項1に記載の発
明の効果と同じような効果を奏する。そして、第1型枠
片の内側に畳み込まれる第2型枠片を第1型枠片より幅
狭のものとしたので、筒形型枠は更に小さく縮径される
ところとなり、立坑に対する装置の搬出入作業は一層楽
になる。
【0031】〈請求項4記載の立坑用内型枠装置の発明
の効果>請求項1,2又は3記載の発明の各リンクが型
枠片、スライド体及び支柱に着脱可能に取り付けてある
ので、請求項1,2又は3記載の発明の効果に加えて、
装置の運搬や収納を容易にするという効果を奏する。ま
た、リンクが簡単に交換できるので、1つの支柱及びス
ライド体で多様な大きさの型枠片の使用に簡単に対応で
きる装置を実現している。
【0032】〈請求項5記載の立坑用内型枠装置の発明
の効果〉請求項1,2,3又は4記載の型枠片を交換可
能にしてあるので、請求項4記載の効果と同じような効
果を奏する。
【0033】〈請求項6記載の立坑のモルタル類側壁の
施工方法の発明の効果>従来技術のような、大がかりな
櫓などを組むことなくまた大量の機材を投入することも
なく、効率的かつ経済的に立坑のモルタル類側壁を形成
して行くことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の立坑用内型枠装置を示
す部分切欠斜視図。
【図2】本発明の実施の形態1の立坑内でのモルタル類
充填完了状態を示す縦断面図。
【図3】本発明の実施の形態1の立坑内でのモルタル類
充填完了状態を示す平面図。
【図4】本発明の実施の形態1の型枠片を内側に引き寄
せ型枠を縮径した状態を示す縦断面図。
【図5】本発明の実施の形態1の型枠片を内側に引き寄
せ型枠を縮径した状態を示す平面図。
【図6】本発明の実施の形態2の施工方法における前半
の工程図。
【図7】本発明の実施の形態2の施工方法における後半
の工程図。
【図8】本発明の実施の形態3を示す部分斜視図。
【図9】本発明の実施の形態1の装着についてその作用
の第1段階を示す説明図で、(A)は側面図を兼ねる正
面図、(B)は平面図。
【図10】同じくその作用の第2段階を示す説明図で、
(A)は側面図を兼ねる正面図、(B)は平面図。
【図11】同じくその作用の第3段階を示す説明図で、
(A)は側面図を兼ねる正面図、(B)は平面図。
【図12】同じくその作用の第4段階を示す説明図で、
(A)は側面図を兼ねる正面図、(B)は平面図。
【図13】同じくその作用の第4段階を示す説明図で、
(A)は側面図を兼ねる正面図、(B)は平面図。
【符号の説明】
1 立坑用内型枠装置 2 支柱 3 スライド体 4 フック掛け部 5 油圧ジャッキ 6 筒形型枠、円筒形型枠 7 第1型枠片 9 第2型枠片 11 キー型枠片 12 蝶番 13 ボルト 14 支柱側連結部 15 第1リンク 16 型枠片側連結部 17 型枠片側連結部 18 型枠片側連結部 19 スライド体側連結部 20 スライド体側連結部 21 第2リンク 22 スライド体側連結部 23 スライド体側連結部 24 第3リンク 25 充填口 26 モルタル又はコンクリート 27 モルタル類側壁 28 立坑 30ショベル重機 31根巻きモルタル 35スライド体 36羽部 37リンク 38スライド体側連結部 39ボルトピン 41型枠片 42壁板部 43補強部 44縦中央補強部 45型枠片側連結部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−292495(JP,A) 特開 平8−158781(JP,A) 特開 平10−37654(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 5/00 - 5/12 E21D 11/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】立坑内に立てられる支柱と、この支柱に案
    内されて該支柱の軸方向にスライド自在に設けられたス
    ライド体と、交互に配列されて全体として筒形型枠を構
    成するそれぞれ複数枚の第1型枠片及び第2型枠片と、
    前記支柱の下部においてその支柱と第1型枠片並びに第
    2型枠片とをそれぞれ可動に連結させた第1リンクと、
    第1リンクの上方位置で前記スライド体と第1型枠片と
    の間を可動に連結させた少なくとも2個の互いに平行を
    なす短尺の第2リンクと、第1リンクの上方位置で前記
    スライド体と第2型枠片との間を可動に連結させた少な
    くとも2個の互いに平行で第2リンクよりも長い長尺の
    第3リンクとからなり、前記スライド体を支柱に対し相
    対的に下降変位又は上昇変位させることにより、第1〜
    第3リンクを介して、第1及び第2型枠片を外側に向け
    前進拡開して筒形型枠を形成し、又は、第1及び第2型
    枠片を内側に向け後退縮閉して筒形型枠を縮径させるよ
    うにしたことを特徴とする立坑用内型枠装置。
  2. 【請求項2】 立坑内に立てられる支柱と、この支柱に
    案内されて該支柱の軸方向にスライド自在に設けられた
    スライド体と、交互に配列されて全体として円筒形型枠
    を構成するそれぞれ円弧体からなる複数枚の第1型枠片
    及び第2型枠片と、円筒形型枠を形成した状態において
    前記型枠片同士の間に形成される隙間を補充する開閉自
    在又は着脱自在のキー型枠片と、前記支柱の下部におい
    てその支柱と第1型枠片並びに第2型枠片とをそれぞれ
    可動に連結させた第1リンクと、第1リンクの上方位置
    で前記スライド体と第1形枠片との間を可動に連結させ
    た少なくとも2個の互いに平行をなす短尺の第2リンク
    と、第1リンクの上方位置で前記スライド体と第2型枠
    片との間を可動に連結させた少なくとも2個の互いに平
    行で第2リンクよりも長い長尺の第3リンクとからな
    り、前記スライド体を支柱に対し相対的に下降変位させ
    ることにより、第1〜第3リンクを介して、第1及び第
    2型枠片を外側に向け前進拡開させると共に、前記型枠
    片同士の間に形成される隙間に前記キー型枠片を填め込
    み円筒形型枠を形成し、あるいは、円筒形型枠のキー型
    枠片を開放し又は取り外した後、スライド体を支柱に対
    し相対的に上昇変位させることにより、第1〜第3リン
    クを介して、第1及び第2型枠片を内側に向け後退縮閉
    して円筒形型枠を縮径させるようにしたことを特徴とす
    る立坑用内型枠装置。
  3. 【請求項3】 第1型枠片を幅広のものとし、第2型枠
    片を幅狭のものとしたことを特徴とする請求項1又は2
    記載の立坑用内型枠装置。
  4. 【請求項4】 第1〜第3リンクが支柱、スライド体、
    第1型枠片又は第2型枠片に対し着脱可能に取り付けら
    れていることを特徴とする請求項1,2又は3記載の立
    坑用内型枠装置。
  5. 【請求項5】 第1型枠片及び第2型枠片を交換可能に
    したことを特徴とする請求項1,2,3又は4記載の立
    坑用内型枠装置。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4又は5記載の立坑
    用内型枠装置を使用する立坑のモルタル類側壁の施工方
    法であって、(1)地盤にショベル重機などの掘削機に
    より所定の深さの立坑を掘削して、底に内型枠据付地盤
    を形成する掘削工程、(2)前記掘削機を立坑から吊り
    上げ撤去する掘削機撤去工程、(3)前記立坑用内型枠
    装置を前記立坑に吊り降ろし前記内型枠据付地盤の所定
    の位置に設置して、筒形型枠を完成させる内型枠装置セ
    ット工程、(4)筒形型枠と立坑側壁との間にモルタル
    又はコンクリートを充填させて、モルタル又はコンクリ
    ート側壁を形成するモルタル又はコンクリート側壁形成
    工程、及び、(5)モルタル又はコンクリートが硬化し
    たら筒形型枠を縮径してモルタル又はコンクリート側壁
    から離し、前記立坑用内型枠装置を立坑から吊り出し撤
    去する内型枠装置撤去工程よりなり、前記(1)〜
    (5)の工程を繰り返すことにより、モルタル又はコン
    クリート側壁を順次形成して行くことを特徴とする立坑
    のモルタル類側壁の施工方法。
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