JP3363366B2 - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JP3363366B2
JP3363366B2 JP01456398A JP1456398A JP3363366B2 JP 3363366 B2 JP3363366 B2 JP 3363366B2 JP 01456398 A JP01456398 A JP 01456398A JP 1456398 A JP1456398 A JP 1456398A JP 3363366 B2 JP3363366 B2 JP 3363366B2
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秀人 新保
悦郎 藤野
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秀昭 山田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、微生物の力を利用
して生ごみの分解処理を行う生ごみ処理装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から微生物を利用して生ごみを分解
処理(醗酵)する生ごみ処理装置が特開平8ー1739
38号公報等により知られている。この生ごみ処理装置
は生ごみ処理槽内にバイオチップと称する木質細片など
の担体を生ごみ処理材として充填してある。そして生ご
み処理槽に設けた生ごみ投入口から生ごみを生ごみ処理
槽内に投入し、攪拌手段を運転して攪拌手段により攪拌
しながら生ごみ処理材に生息する微生物の働きで生ごみ
を醗酵させて分解処理するようになっている。
【0003】ところで、生ごみの組成は一般に水分が約
80%、可燃分が約17%、灰分が約3%であり、上記
のような微生物分解型の生ごみ処理機で処理する場合、
水分は蒸発され、可燃分の60%〜90%が分解される
ものであるが、難分解性の可燃分と、灰分は残さとなっ
て生ごみ処理槽内に蓄積されていく。仮に、可燃分分解
率が70%とすれば、生ごみ1kgに対して約80gの
残さが残り、1ヶ月では2.4kgとなる。このため、
従来は一定期間が経過すると、生ごみ処理材を全量交換
するようにしている。
【0004】しかしながら、上記の従来例にあっては、
一定期間が経過すると、生ごみ処理材を全量交換するた
め、コストが高くなり、また、全量交換の作業は手間も
かかるという問題があって、ユーザにとっては煩わしい
という問題がある。そこで、本発明者は、生ごみ処理装
置内に、残さ容器を取り出し自在にセットし、生ごみ処
理槽からオーバーフローした残さを残さ容器に溜め、残
さ容器に一定量溜まると残さ容器を生ごみ処理装置から
取り出して処分するようにするものを考えた。
【0005】ところが、このように、生ごみ処理槽から
オーバーフローした残さを残さ容器に溜めるものにおい
ては、残さ容器に残さが溜まっても、残さ容器を取り出
して残さを処分することを忘れてしまうという問題があ
る。そして、残さ容器に一杯に残さが溜まり過ぎると、
生ごみ処理槽から残さがオーバーフローせず、したがっ
て、生ごみ処理槽内の生ごみ処理材と残さとの量が増量
して攪拌手段が回転できなくなり、この結果、新たな生
ごみが投入されても、生ごみ処理槽内に設けた攪拌手段
が攪拌されなくなり、攪拌されない生ごみは分解され
ず、最終的には生ごみ投入口から生ごみが溢れ出るとい
う問題がある。
【0006】また、上記した従来例である特開平8ー1
73938号公報には生ごみ処理槽内の生ごみ処理材の
含水率を検出する含水率センサを設けることが開示して
あるが、この従来例も含めて含水率センサで含水率を検
出して、どの程度の含水率の場合には、生ごみの投入が
どの程度可能な状態か、あるいは生ごみの投入ができな
い状態かがユーザに簡単にわかるようにしたものはなか
った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
例の問題点に鑑みて発明したものであって、残さ容器か
ら残さが溢れたり、あるいは生ごみ処理槽内が異常に増
量したりする前に、ユーザに残さ容器を取り出して溜ま
った残さを処分するように知らせて、運転不能となる事
態を招かないようにでき、また、含水率に応じて、生ご
みの投入可能量や、あるいは生ごみの投入不可をユーザ
に知らせることができる生ごみ処理装置を提供すること
を課題とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の生ごみ処理装置
は、生ごみ投入口2から投入された生ごみを内部に充填
した生ごみ処理材により分解処理する生ごみ処理槽1
と、生ごみ処理槽1からオーバーフローする残さを溜め
るための取り出し自在な残さ容器26とを備え、生ごみ
処理装置の運転開始から所定時間の経過又は生ごみの所
定投入回数となると残さ容器26に残さが所定量溜まっ
ていることを報せるために点灯する残さ取り出し表示ラ
ンプ31を設け、残さ取り出し表示ランプ31を消灯し
てリセットするためのリセット手段32を設け、残さ取
り出し表示ランプ31が点灯しリセット手段32をリセ
ットすることなく一定時間が経過又は生ごみの一定投入
回数となると生ごみ処理槽1の残さが増量し過ぎて運転
不能となることを報せる警報を鳴らす警報音発生手段3
3を設けて成ることを特徴とするものである。このよう
な構成とすることで、生ごみ処理装置の運転開始から所
定時間の経過又は生ごみの所定投入回数となると残さ容
器26に一定量の残さが溜まることになるので、残さ容
器26に一定量の残さが溜まると残さ取り出し表示ラン
プ31が点灯して、ユーザに残さ容器26に溜まった残
さを取り出さなければならないことを知らせるものであ
り、ユーザはこの残さ取り出し表示ランプ31が点灯し
ていると残さ容器26を生ごみ処理装置Aから取り出し
て残さを処分するものである。残さを処分して空の残さ
容器26を再び生ごみ処理装置A内にセットして、リセ
ット手段32をリセットすると、残さ取り出し表示ラン
プ31が消灯し、生ごみ処理装置が初期状態に戻って運
転開始状態となる。一方、残さ取り出し表示ランプ31
が点灯していても、ユーザが残さ容器26を生ごみ処理
装置Aから取り出して残さを処分しなかった場合には、
残さ取り出し表示ランプ31が点灯後一定時間が経過又
は生ごみの一定投入回数となると警報音発生手段33が
警報を鳴らすことで、残さ容器26を取り出して残さを
処分しなければ、生ごみ処理槽1が増量し過ぎて運転不
能となることをユーザに強く知らせることになり、確実
に残さ容器26を取り出して残さが処分されることにな
って、運転不能の状態となるのを回避することができる
ものである。
【0009】また、生ごみ投入口2から投入された生ご
みを内部に充填した生ごみ処理材により分解処理する生
ごみ処理槽1と、生ごみ処理槽1からオーバーフローす
る残さを溜めるための取り出し自在な残さ容器26とを
備え、生ごみ処理装置Aの運転開始から所定時間の経過
又は生ごみの所定投入回数となると残さ容器26に残さ
が所定量溜まっていることを報せるために点灯する残さ
取り出し表示ランプ31を設け、残さ取り出し表示ラン
プ31を消灯してリセットするためのリセット手段32
を設け、生ごみ投入口2に開閉自在な蓋を設け、残さ取
り出し表示ランプ31が点灯しリセット手段32をリセ
ットすることなく一定時間が経過又は生ごみの一定投入
回数となって以降蓋を開くと生ごみ処理槽1の残さが増
量し過ぎて運転不能となることを報せる警報を鳴らす警
報音発生手段33を設けて成ることを特徴とすることも
好ましい。このような構成とすることで、生ごみ処理装
置の運転開始から所定時間の経過又は生ごみの所定投入
回数となると残さ容器26に一定量の残さが溜まること
になるので、残さ容器26に一定量の残さが溜まると残
さ取り出し表示ランプ31が点灯して、ユーザに残さ容
器26に溜まった残さを取り出さなければならないこと
を知らせるものであり、ユーザはこの残さ取り出し表示
ランプ31が点灯していると残さ容器26を生ごみ処理
装置Aから取り出して残さを処分するものである。残さ
を処分して空の残さ容器26を再び生ごみ処理装置A内
にセットして、リセット手段32をリセットすると、残
さ取り出し表示ランプ31が消灯し、生ごみ処理装置が
初期状態に戻って運転開始状態となる。一方、残さ取り
出し表示ランプ31が点灯しリセット手段32をリセッ
トすることなく一定時間が経過又は生ごみの一定投入回
数となって以降蓋を開くと、蓋を開いて生ごみ投入口2
を開けた際に、警報が鳴ることで、残さ容器26を取り
出して残さを処分しなければ生ごみを投入してはいけな
いことがユーザに強く確認されるものである。
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。添付図面に示す実施形態に
おいては、生ごみ処理装置Aを台所キャビネット11に
組み込んだ例が示してある。台所キャビネット11とし
て流し台の例が示してあり、流し台にはシンク12が設
けてある。台所キャビネット11の天面部には生ごみ投
入口2が設けてあり、図1に示す実施形態においては、
シンク12の奥側に隣接して生ごみ投入口2が設けてあ
る。生ごみ投入口2には吸気口4を設けた蓋3が着脱自
在に設けてある。
【0012】生ごみ処理装置Aはケース13内に生ごみ
処理槽1、調整槽15、残さ容器収納部30を設けてあ
る。生ごみ処理槽1内には攪拌翼18を設けた攪拌軸1
7が設けてあって、モータの回転により回転自在となっ
ている。ケース13の上面部には投入用孔部19が設け
てあり、生ごみ処理装置Aを台所キャビネット11に組
み込んだ状態で、台所キャビネット11の天面部に設け
た生ごみ投入口2の真下に投入用孔部19が位置し、生
ごみ投入口2と投入用孔部19とを筒体よりなる通路9
により連通してある。
【0013】生ごみ処理槽1内にはバイオチップと称す
る木質細片などを生ごみ処理材として充填してある。生
ごみ処理装置Aの生ごみ処理槽1と調整槽15との間に
はオーバフロー口24が設けてあり、生ごみ処理槽1内
において生ごみ処理材により生ごみを処理した際に生じ
る残さの量が増えると攪拌翼18が回転することでオー
バフロー口24から調整槽15にオーバフローして排出
するようになっている。また、調整槽15には排出部2
5が設けてあって、調整槽15内の残さの量が多くなる
と、攪拌翼18の回転により排出部25から生ごみ処理
装置A内にの残さ容器収納部30に出し入れ自在にセッ
トした残さ容器26に排出し、残さ容器26に溜まった
残さは残さ容器26を生ごみ処理装置Aから取り出して
外部に持っていって処分するようになっている。この場
合、添付図面に示す実施形態においては台所キャビネッ
ト11に設けた扉50を開けて、生ごみ処理装置Aの残
さ容器収納部30から残さ容器26を取り出すものであ
る。
【0014】生ごみ処理槽1の上部に設けた排気口20
から排気路5となるダクトが連出してあり、この排気路
5の途中には排気用ファン6、熱交換器21、脱臭手段
10を構成する脱臭器が設けてある。ここで、脱臭手段
10を構成する脱臭器としては添付図面に示す実施形態
においては排気をヒータ(図示せず)により加熱し、こ
の加熱した排気を白金触媒に接触させて脱臭する白金触
媒脱臭器が用いてあるが、必ずしも白金触媒脱臭器にの
み限定されるものではない。熱交換器21は脱臭器を出
て排出される加熱された排気と、脱臭器に流入する前の
排気との間で熱交換して脱臭器に入る排気を加熱するよ
うになっている。また、台所キャビネット11に生ごみ
処理装置Aを組み込んだ状態で、生ごみ処理装置Aの上
記排気路5の下流側の端部は建物の壁22を貫通して屋
外に突出しており、排気路5からの排気を屋外に排出す
るようになっている。
【0015】生ごみ投入口2と生ごみ処理槽1の投入用
孔部19とを連通する筒体よりなる通路9の途中に(つ
まり投入用孔部19よりも上流側に)希釈空気取り入れ
口23が設けてあり、この希釈空気取り入れ口23から
導出した希釈空気供給路8が、排気路5の排気用ファン
6、熱交換器21、脱臭手段10等よりも下流側に連通
してある。この希釈空気供給路8には希釈用ファン7が
設けてある。
【0016】ここで、排気路5に設けた排気用ファン6
は、生ごみ処理槽1内で発生した湿気や臭気を排気路5
に導入して脱臭手段10に送るための作用をしている
が、脱臭手段10を通過する排気の流れを速くすると、
脱臭効果が低下するので、排気用ファン6として送風能
力をあまり大きくすることができないという制約があ
る。一方、希釈用ファン7は脱臭手段10で脱臭した排
気に冷たい希釈用空気を混入して排気を希釈することに
よって、よりいっそう排気の臭いを薄めると共に排気を
冷却して外部に排出するためのものであり、したがっ
て、希釈用ファン7は排気用ファン6のようにファン能
力の低いものを用いる必要がない。このため、本発明に
おいては、排気用ファン6よりも希釈用ファン7のファ
ン能力を大きくして風量を大きくしてあって、排気の臭
いを薄め且つ排気を冷却する効果をよりいっそう高める
ようにしてある。
【0017】しかして、台所で発生した生ごみを処理す
るに当たっては、、台所キャビネット11の天面部に設
けた生ごみ投入口2の蓋3を取り外して(完全に取り外
すか又は回動して)生ごみ投入口2を開き、生ごみ投入
口2から台所で発生した生ごみを投入する。投入された
生ごみは生ごみ処理槽1内に落下する。生ごみ処理槽1
内に落下した生ごみは、一定間隔で回転する攪拌翼18
の回転により生ごみ処理材と攪拌混合され、生ごみ処理
材に生息する微生物の働きにより分解処理される。
【0018】ここで、排気用ファン6、希釈用ファン7
を運転することで、生ごみ処理槽1内に生ごみ投入口2
から空気が吸引され(生ごみ投入口2を開にしている時
は生ごみ投入口2から直接空気が吸引され、また、生ご
み投入口2に蓋3をしている時は蓋3に設けた吸気口4
から空気が吸引され)、生ごみ処理槽1内に新鮮な空気
を供給すると共に生ごみ処理槽1内で発生した臭気と湿
気とを排気路5に排出し、排気路5で脱臭手段10によ
り脱臭し、排気路5の下流側において希釈用ファン7で
吸引した希釈用空気を混入して脱臭手段10で脱臭した
排気を希釈して屋外に排出するものである。
【0019】そして、上記排気用ファン6、希釈用ファ
ン7による吸気はいずれも、生ごみ投入口2を開いて生
ごみを投入している時は生ごみ投入口2からのみ吸気さ
れ、また、生ごみ投入口2に蓋3をしている時は蓋3に
設けた吸気口4からのみ吸気されるものであり、このよ
うに、生ごみ投入口2から直接又は蓋3に設けた吸気口
4から排気用ファン6、希釈用ファン7の両ファンによ
って吸気されるので、生ごみ投入口2又は蓋3に設けた
吸気口4からの吸気風量が大きく、したがって、生ごみ
投入口2を開いて生ごみを投入している時や、生ごみ投
入口2を吸気口4付きの蓋3で閉じた際のいずれの場合
にも、生ごみ処理槽1で発生した臭気が、生ごみ投入口
2や、蓋3に設けた吸気口4から室内に流出するのを確
実に防止することができるようになっている。特に、風
量の小さい排気用ファン6だけでなく、風量を大きくし
ても問題のない希釈用ファン7を用いて両ファン6、7
により生ごみ投入口2又は蓋3に設けた吸気口4から吸
気するので、吸気風量を大きくできて、処理槽1で発生
した臭気が生ごみ投入口2や、蓋3に設けた吸気口4か
ら室内に流出するのを確実に防止できるようになってい
る。
【0020】上記のような生ごみ処理装置Aにおいて、
本発明においては、残さ容器26に残さが所定値以上溜
まると、ユーザにこれを知らせて、ユーザが残さ容器2
6を生ごみ処理装置Aから取り出して残さ容器26内に
溜まっている残さを処分することを促す手段を備えてい
る。残さ容器26内に溜まっている残さの処分を促進す
るための残さ処理の促進手段の制御ブロック図が図2に
示してあり、また、図3には制御の動作フロー図が示し
てある。図3においてT1 は運転開始から残さ容器を取
り出すまでの設定時間又は運転開始から生ごみの所定投
入回数を示し、T2 は残さ取り出し表示ランプ31が点
灯してから警報音発生手段33が鳴るまでの時間を示し
ている。
【0021】すなわち、残さ処理の促進手段は、生ごみ
処理装置の運転開始から所定時間の経過又は生ごみの所
定投入回数となると点灯する残さ取り出し表示ランプ3
1と、残さ取り出し表示ランプ31を消灯してリセット
するためのリセット手段32と、残さ取り出し表示ラン
プ31が点灯しリセット手段32をリセットすることな
く一定時間が経過又は生ごみの一定投入回数となると警
報を鳴らすブザーや音声等の警報音発生手段33とより
なるものであり、図2の制御ブロックに示すように、生
ごみ処理装置Aの運転開始から所定時間の経過をタイマ
で検出するか、あるいは、生ごみ処理装置Aの運転開始
から生ごみの所定投入回数をカウンタにより検出する
と、残さ容器26に所定量の残さが溜まったとみなし
て、制御部35からの信号により残さ取り出し表示ラン
プ31が点灯して、ユーザに残さ容器26に残さが所定
量溜まっていることを報せ、生ごみ処理装置Aから取り
出して残さ容器26内に溜まっている残さを処分するこ
とをユーザに促すものである。通常は、この残さ取り出
し表示ランプ31が点灯したのを見て、ユーザは生ごみ
処理装置Aから取り出して残さ容器26内に溜まってい
る残さを処分するものであり、処分が終わって空になっ
た残さ容器26を再び生ごみ処理装置A内の残さ容器収
納部30内にセットして、リセット手段32をリセット
することで、残さ取り出し表示ランプ31が消灯して生
ごみ処理装置Aの残さ処理の促進手段が運転初期状態に
リセットされるものである。
【0022】一方、残さ取り出し表示ランプ31が点灯
していても、ユーザが残さ容器26を生ごみ処理装置A
から取り出して残さを処分しなかった場合には、残さ取
り出し表示ランプ31が点灯後、リセット手段32をリ
セットすることなく、一定時間が経過又は生ごみの一定
投入回数となると制御部35からの信号により警報音発
生手段33が警報音を鳴らしたり、音声で警報を発生し
たりする。したがって、この時点では、警報音(音声も
含まれる)により残さ処理を行わなければならないこと
が警告されるので、ユーザは残さ取り出し表示ランプ3
1の点灯に加えて上記警報音を聞くことで、確実に残さ
容器26を生ごみ処理装置Aから取り出して残さを処分
することになり、生ごみ処理槽1が増量し過ぎて運転不
能となることを回避できるのである。そして、この場合
も、処分が終わって空になった残さ容器26を再び生ご
み処理装置Aの残さ容器収納部30内にセットして、リ
セット手段32をリセットすることで、残さ取り出し表
示ランプ31が消灯して生ごみ処理装置Aの残さ処理の
促進手段が運転初期状態にリセットされるものである。
【0023】上記警報音発生手段33による警報音の発
生は、残さ取り出し表示ランプ31が点灯後、リセット
手段32をリセットすることなく、一定時間が経過又は
生ごみの一定投入回数となると制御部35からの信号に
より警報音発生手段33により常時又は一定時間毎警報
音を発生してもよいが、常時又は一定時間毎警報音を発
生した場合うるさいので、残さ取り出し表示ランプ31
が点灯後、リセット手段32をリセットすることなく、
一定時間が経過又は生ごみの一定投入回数となって以降
生ごみ投入口2の蓋3を開いた時に警報音発生手段33
により警報音を鳴らすようにしてもよい。この場合に
は、生ごみ投入口2を開いて生ごみを新たに投入しよう
とする時にこれ以上生ごみを投入したら過剰投入になる
ことをユーザに報せ、残さ容器26内に溜まっている残
さの処分をするように強くユーザに知らせることができ
るものである。ここで、生ごみ投入口2の蓋3を開いた
ことを検出するには図1のように生ごみ投入口2にスイ
ッチ36を設け、このスイッチ36により蓋3が開いた
ことを検知するようにしたり、あるいは、蓋3を開いて
生ごみを投入した場合、この投入される生ごみをセンサ
で検出してこれにより蓋3が開いたとみなしてもよいも
のである。なお、上記スイッチ36からの信号やセンサ
からの検知信号をカウンタでカウントすることで生ごみ
の投入回数を知って、前述の本発明の制御を行うように
してもよいものである。
【0024】なお、リセット手段32としては、例え
ば、残さ容器収納部30内にリセットスイッチを設け、
残さを処分した空の残さ容器26を残さ容器収納部30
の所定位置にセットした際に該リセットスイッチがリセ
ット動作するようにしてもよく、あるいは、台所キャビ
ネット11あるいはこれの近傍に手動のリセットスイッ
チを設けて、ユーザが手動でリセットスイッチを操作す
るようにしてもよいものである。
【0025】ところで、生ごみ処理槽1の壁部には含水
率センサ37が設けてあり、含水率センサ37により生
ごみ処理槽1内の含水率(つまり生ごみ処理材の含水
率)を検出するようになっている。この含水率センサ3
7は生ごみ処理材の含水率が低い時には水の蒸発潜熱が
小さく且つ生ごみ処理材の熱伝導が大きく、また、含水
率が高い時には水の蒸発潜熱が大きく且つ生ごみ処理材
の熱伝導が小さいという現象に着目して形成されたもの
で、含水率センサ37にヒータとサーミスタとを設け、
ヒータの通電前後の温度上昇度の違いから含水率を検出
するようになっており、測定方法は、初期温度Ta を測
定記憶し、その後、ヒータの通電を開始し、ある一定時
間後に上昇温度Tb を測定し、温度上昇度ΔT=Tb
a の演算を制御部15で行い、この温度上昇度ΔTか
ら生ごみ処理材の含水率を求めるものである。
【0026】そして、上記含水率センサ37で検出する
生ごみ処理材の含水率を複数区分に分割すると共に分割
した含水率の区分毎に異なる色で含水率を表示する含水
率表示ランプ38を各区分に応じてそれぞれ設け、含水
率センサ37で検出した含水率が分割した複数の含水率
区分のうちのどの区分に該当するかを検出して該当する
区分の色で含水率表示ランプ38を点灯するように制御
部により制御するようになっている。図4には上記の関
係を示す制御ブロック図が示してある。図4の実施形態
においては、生ごみ処理材の含水率を3つの区分に分け
てあり、したがって含水率表示ランプ38として3つの
含水率表示ランプ38a、38b、38cが設けてあ
る。上記3つの区分は、例えば、上の区分が含水率35
%以上であって、赤ランプよりなる含水率表示ランプ3
8aがこれに対応し、中の区分が含水率25%以上〜3
5%未満であって、黄ランプよりなる含水率表示ランプ
38bがこれに対応し、下の区分が含水率25%未満で
あって、青ランプよりなる含水率表示ランプ38cがこ
れに対応する。
【0027】しかして、生ごみを投入した直後は生ごみ
処理材の含水率は高くて例えば35%以上の含水率であ
って、上記赤ランプよりなる含水率表示ランプ38aが
点灯する。そして、この赤ランプよりなる含水率表示ラ
ンプ38aが点灯している時には、生ごみがまだ充分に
分解されていないので、新たな生ごみが投入禁止の状態
であることをユーザに知らせるものである。この含水率
が35%以上の時に、蓋3を開けると更に警報音発生手
段により警報音を発生するようにしてもよい。
【0028】生ごみ投入後、生ごみが分解処理されてい
くにつれて生ごみ処理材の含水率が低下していき、例え
ば含水率25%以上〜35%未満となると、黄ランプよ
りなる含水率表示ランプ38bが点灯する。この黄ラン
プよりなる含水率表示ランプ38bが点灯している時
は、ある程度生ごみの分解処理が進んでいるので、少量
の生ごみなら投入が可能であるということをユーザに知
らせるのである。
【0029】そして、含水率が例えば25%未満になる
と、青ランプよりなる含水率表示ランプ38cが点灯す
る。この青ランプよりなる含水率表示ランプ38cが点
灯している時は、完全に生ごみが分解処理されたとみな
して、通常の量の生ごみが投入可能な状態であることを
ユーザに知らせるのである。上記実施形態においては、
含水率を3段階に区分したが、2段階又は4段階以上に
区分してもよいものである。
【0030】ところで、本発明においては、前述の、残
さ取り出し表示ランプ31や、警報音発生手段33や、
含水率表示ランプ38等は他のスイッチ群と共に操作パ
ネル40に設けて台所キャビネット11や台所キャビネ
ット11の近傍の壁等に取付けてもよいものである。図
1には台所キャビネット11に取付けている例を示して
いる。
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、生ごみ投入口から投入された生ごみ
を内部に充填した生ごみ処理材により分解処理する生ご
み処理槽と、生ごみ処理槽からオーバーフローする残さ
を溜めるための取り出し自在な残さ容器とを備え、生ご
み処理装置の運転開始から所定時間の経過又は生ごみの
所定投入回数となると残さ容器に残さが所定量溜まって
いることを報せるために点灯する残さ取り出し表示ラン
プを設けてあるので、生ごみ処理装置の運転開始から所
定時間の経過又は生ごみの所定投入回数となると、残さ
取り出し表示ランプが点灯して、ユーザに残さ容器に溜
まった残さを取り出さなければならないことを知らせ、
ユーザはこの残さ取り出し表示ランプが点灯していると
残さ容器を生ごみ処理装置から取り出して残さを処分で
きるものであって、ユーザが残さ容器に溜まった残さを
処分し忘れないものであり、また、残さ取り出し表示ラ
ンプを消灯してリセットするためのリセット手段を設け
てあるので、残さを処分して空の残さ容器を再び生ごみ
処理装置内にセットして、リセット手段をリセットする
と、残さ取り出し表示ランプが消灯し、生ごみ処理装置
が初期状態に戻って運転開始状態にすることができるも
のであり、更に、残さ取り出し表示ランプが点灯してい
ても、ユーザが残さ容器を生ごみ処理装置から取り出し
て残さを処分しなかった場合には、残さ取り出し表示ラ
ンプが点灯後一定時間が経過又は生ごみの一定投入回数
となると残さ容器に残さが所定量溜まっていることを報
せるために警報音発生手段が警報を鳴らすので、容器を
取り出して残さを処分しなければ、生ごみ処理槽が増量
し過ぎて運転不能となることをユーザに強く知らせるこ
とができ、確実に残さ容器を取り出して残さが処分され
ることになり、これらの結果、生ごみ処理槽内が増量し
て運転不能の状態となるのを回避することができるもの
である。
【0032】また、請求項2記載の発明にあっては、
ごみ投入口から投入された生ごみを内部に充填した生ご
み処理材により分解処理する生ごみ処理槽と、生ごみ処
理槽からオーバーフローする残さを溜めるための取り出
し自在な残さ容器とを備え、生ごみ処理装置の運転開始
から所定時間の経過又は生ごみの所定投入回数となると
残さ容器に残さが所定量溜まっていることを報せるため
に点灯する残さ取り出し表示ランプを設けてあるので、
生ごみ処理装置の運転開始から所定時間の経過又は生ご
みの所定投入回数となると、残さ取り出し表示ランプが
点灯して、ユーザに残さ容器に溜まった残さを取り出さ
なければならないことを知らせ、ユーザはこの残さ取り
出し表示ランプが点灯していると残さ容器を生ごみ処理
装置から取り出して残さを処分できるものであって、ユ
ーザが残さ容器に溜まった残さを処分し忘れないもので
あり、また、残さ取り出し表示ランプを消灯してリセッ
トするためのリセット手段を設けてあるので、残さを処
分して空の残さ容器を再び生ごみ処理装置内にセットし
て、リセット手段をリセットすると、残さ取り出し表示
ランプが消灯し、生ごみ処理装置が初期状態に戻って運
転開始状態にすることができるものであり、更に、生ご
み投入口に開閉自在な蓋を設け、残さ取り出し表示ラン
プが点灯しリセット手段をリセットすることなく一定時
間が経過又は生ごみの一定投入回数となって以降蓋を開
くと生ごみ処理槽の残さが増量し過ぎて運転不能となる
ことを報せる警報を鳴らす警報音発生手段を設けてある
ので、残さ取り出し表示ランプが点灯しリセット手段を
リセットすることなく一定時間が経過又は生ごみの一定
投入回数となって以降蓋を開くと、蓋を開いて生ごみ投
入口を開けた際に、警報が鳴って、残さ容器を取り出し
て残さを処分しなければ生ごみを投入してはいけないこ
とをユーザに強く確認させることができるものである。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】同上の残さ処理の促進手段の制御ブロック図で
ある。
【図3】同上の動作フロー図である。
【図4】同上の含水率センサで検出した含水率に応じて
含水率表示ランプで表示する制御を示す制御ブロック図
である。
【符号の説明】
A 生ごみ処理装置 1 生ごみ処理槽 2 生ごみ投入口 26 残さ容器 31 残さ取り出し表示ランプ 32 リセット手段 37 含水率センサ 38 含水率表示ランプ
フロントページの続き (72)発明者 山田 秀昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−117738(JP,A) 特開 平9−10736(JP,A) 特開 平7−33571(JP,A) 特開 平8−57460(JP,A) 特開 平8−309322(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B09B 3/00 ZAB

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみ投入口から投入された生ごみを内
    部に充填した生ごみ処理材により分解処理する生ごみ処
    理槽と、生ごみ処理槽からオーバーフローする残さを溜
    めるための取り出し自在な残さ容器とを備え、生ごみ処
    理装置の運転開始から所定時間の経過又は生ごみの所定
    投入回数となると残さ容器に残さが所定量溜まっている
    ことを報せるために点灯する残さ取り出し表示ランプを
    設け、残さ取り出し表示ランプを消灯してリセットする
    ためのリセット手段を設け、残さ取り出し表示ランプが
    点灯しリセット手段をリセットすることなく一定時間が
    経過又は生ごみの一定投入回数となると生ごみ処理槽の
    残さが増量し過ぎて運転不能となることを報せる警報を
    鳴らす警報音発生手段を設けて成ることを特徴とする生
    ごみ処理装置。
  2. 【請求項2】 生ごみ投入口から投入された生ごみを内
    部に充填した生ごみ処理材により分解処理する生ごみ処
    理槽と、生ごみ処理槽からオーバーフローする残さを溜
    めるための取り出し自在な残さ容器とを備え、生ごみ処
    理装置の運転開始から所定時間の経過又は生ごみの所定
    投入回数となると残さ容器に残さが所定量溜まっている
    ことを報せるために点灯する残さ取り出し表示ランプを
    設け、残さ取り出し表示ランプを消灯してリセットする
    ためのリセット手段を設け、生ごみ投入口に開閉自在な
    蓋を設け、残さ取り出し表示ランプが点灯しリセット手
    段をリセットすることなく一定時間が経過又は生ごみの
    一定投入回数となって以降蓋を開くと生ごみ処理槽の残
    さが増量し過ぎて運転不能となることを報せる警報を鳴
    らす警報音発生手段を設けて成ることを特徴とする生ご
    み処理装置。
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