JP3361499B2 - ディスク収納用ケースにおける盗難防止装置 - Google Patents
ディスク収納用ケースにおける盗難防止装置Info
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Description
D等の記録媒体としてのディスクを収納するためのディ
スク収納用ケースに関し、特に、ディスク収納用ケース
における開閉施錠装置に関する。
ゲームソフトを収録したMDやCD、或いは映画等を収
録したDVDのようなディスクがレンタルされている。
この際、レンタルショップにおいては、このようなディ
スクを開閉自在な収納用ケースに収納することにより保
護し、更に、ジャケット等を表示した展示ケースに前記
収納用ケースを収納した状態で店内に展示している。そ
こで、顧客が特定のディスクのレンタルを希望するとき
は、展示ケースから収納用ケースを取出し、店員に差し
出すことによりレンタルに必要な手続を行う。
盗難を防止するため、従来より種々の対策が講じられて
いる。
の対策として、本出願人は、先に、ディスクを収納用ケ
ースに収納した状態で施錠装置により施錠し、店員が保
持する解錠キーのみによってディスクを収納用ケースか
ら離脱可能とした技術を提案した(特開平9−3014
68号)。然しながら、この先行技術は、収納用ケース
の蓋を開放した状態で施錠及び解錠を行う構成のため、
店員の施錠及び解錠作業が煩雑である。即ち、店員は、
貸出時に、蓋を開放し、解錠を行い、蓋を閉鎖するとい
う3行程の作業を要する。同様に返却時にも、蓋を開放
し、施錠を行い、蓋を閉鎖するという3行程の作業を要
し、その後、展示ケースに収納して展示することにな
る。それにも増して、ディスクを施錠した状態でも、蓋
それ自体は開閉自在であるから、窃盗を目的とする来店
客が蓋を開いた状態で、解錠を企むことが可能であり、
その場合、施錠装置を無理に解除しようとしてディスク
を破損せしめられてしまうという問題がある。
スにおいて蓋それ自体の開閉を防止できるようにした施
錠装置の提供を課題とする。
ディスク収納用ケースの一部分に盗難検知用タグを添設
する技術が公知である。この公知技術によれば、貸出手
続を経ないで来店客がディスク収納ケースを無断で店外
に持ち出そうとすると、店舗の出入ゲートにおいてタグ
を検知し、警報を発するシステムとされている。システ
ムには、電磁検知式と電波検知式が存在する。また、ケ
ースに添設されたタグには、消去方式と、セキュリティ
バッグ方式とが存在しており、貸出手続を受けた顧客
は、前者の場合、店員によりタグの被検知手段を消去さ
れ、後者の場合、収納用ケースをセキュリティバッグに
入れることによりタグを絶縁せしめられるので、出入ゲ
ート通過の際に警報を発しない。然しながら、窃盗を目
的とする来店客は、ケースからタグを取外した後、店外
に持ち出してしまう。このため、従来は、タグをケース
に対して取外し不能に貼着することが行われているが、
タグを無理に剥離しようとして、タグそれ自体や、ケー
スの一部分や、収納されたディスクを破損せしめられて
しまうという問題がある。
スに対して盗難検知用タグを外部から見えないように、
しかも、取外しを完全に不可能とするように設けた盗難
防止装置の提供を課題とする。
手段として構成したところは、ディスク収納用ケースの
一部分に盗難検知用タグを添設して成る構成において、
前記ケースに一体的に設けられると共に該ケースの側部
にスロット状の挿入開口部を開口せしめたポケット部
と、盗難検知用タグを保持した状態で前記挿入開口部か
らポケット部に挿入されるカード状の挿入片とを備え、
前記挿入片をポケット部に挿入したとき、該挿入片をポ
ケット部の内側に離脱不能に係止し固着する固着手段を
設けて成る点にある。
ところは、前記固着手段が、挿入片とポケット部の相互
に設けた係止突起と係止孔とから成り、係止突起と係止
孔の軸線を挿入片の挿入方向に対してほぼ直交方向に配
置して成る点にある。
ところは、ケースのうち少なくともポケット部に臨む壁
部に、ポケット部に収納されたタグをケース外部から視
認できないようにする視認不能手段を設けた点にある。
しい実施形態を詳述する。
収納用ケース1(以下単にケースという)は、ディスク
2を収納するトレー3と、該トレーの開口部を開閉自在
に施蓋する蓋4とから成り、トレー3及び蓋4を可撓性
の合成樹脂で成形することにより弾性的に撓み可能なハ
ードケースを構成する。図例の場合、トレー3の側縁に
ヒンジ5を介して蓋4を回動自在に一体成形している
が、トレー3と蓋4を相互に独立別体に形成し、蓋4を
トレー3に被冠することにより開閉自在となるように構
成しても良い。尚、トレー3及び/又は蓋4は、ケース
1の内部にディスク2が収納されているかどうかを外部
から視認可能とするように、少なくとも収納されたディ
スクに臨む壁面部分を透明又は半透明に形成することが
好ましい。
ド壁6により囲まれたディスク収納空間7と、該収納空
間の側方に位置する余剰空間8を備え、全体を蓋4によ
り開閉自在に施蓋される構成とされており、ディスク収
納空間7に臨んで開閉施錠装置10を設けると共に、余
剰空間8に臨んで盗難防止装置50を設けている。
1及び図2に示すように、トレー3に一体的に設けられ
ると共に該トレー3の側部にスロット状の挿入開口部5
1を開口せしめたポケット部52と、盗難検知用タグ5
3(図3)を保持した状態で前記挿入開口部51からポ
ケット部52に挿入されるカード状の挿入片54とを備
えている。
の底壁3aにより構成された基板壁55aと、該基板壁
55aにポケット空間をあけて重ね合わされた対向壁5
5bと、挿入開口部51を除いて基板壁55a及び対向
壁55bの周囲を囲んで連結する一対の側壁56、56
及び奥端壁57とを合成樹脂によりトレー3に一体成形
しており、前記対向壁55bの幅方向に間隔をあけて一
対の係止孔58、58を設けている。更に、対向壁55
bの内面には前記係止孔58、58の近傍から挿入開口
部51に至り延びる溝59、59が形成され、溝59、
59に対応する細長い薄肉部60、60を設けている。
尚、細長い薄肉部60の端部は、前記係止孔58に向け
て次第に溝深さを減じるテーパ部61を備えている。
して重合されながらポケット部52に挿入される重合壁
62と、該重合壁62の周囲を取り囲むように相対向す
る一対の側壁63、63と一対の前後壁64、65とを
合成樹脂により一体成形した薄皿状に構成され、側壁6
3、63及び前後壁64、65により囲まれたタグ収納
室66を形成している。重合壁62の外側面には、挿入
片54をポケット部52に挿入したとき、前記係止孔5
8、58に挿入係止する係止突起67、67が突設され
ており、該係止突起67の周囲において重合壁62の外
面にほぼ円形の凹部を形成することにより薄肉部68を
設けている。
る際の作用を図3に示している。図3(A)は、ポケッ
ト部52に挿入片54を未だ挿入していない状態を示し
ており、挿入片54のタグ収納室66にタグ53が収納
される。タグ53を収納せしめた挿入片54は、重合壁
62を対向壁55に沿わしめるように姿勢を保持した状
態で、後壁65をポケット部52の挿入開口部51に挿
入せしめられる。
2に挿入中の状態を示している。挿入中、前述のように
挿入片54の側壁63、63がポケット部52の側壁5
6、56に沿って摺動し、挿入片54の重合壁62がポ
ケット部52の対向壁55bに沿って摺動するが、重合
壁62から係止突起67、67が突出しているため、該
係止突起67、67が対向壁55bの内面に干渉する。
この点に関して、係止突起67、67は、挿入開口部5
1から対向壁55bの溝59、59に沿って摺動せしめ
られる。前述のように対向壁55bには溝59、59に
よる薄肉部60、60が形成され、重合壁62には係止
突起67、67の周囲に薄肉部68、68が形成されて
いるので、これらの薄肉部60、60、68、68の変
形を介して係止突起67、67を好適に移動せしめるこ
とができる。
テーパ部61、61に至ると、対向壁55bの薄肉部6
0、60が弾性復元すると共に、重合壁62の薄肉部6
8、68が弾性復元を開始し、係止突起67、67を弾
発しながら係止孔58、58に嵌入せしめ、図3(C)
に示すように挿入片54をポケット部52の内側に離脱
不能に係止し固着する。即ち、係止突起67と係止孔5
8が所謂地獄状に係止する固着手段69を構成する。こ
のようにタグ53と共に挿入片54をポケット部52に
挿入し固着手段69により離脱不能に係止固着した状態
で、挿入開口部51は挿入片54の前壁64によりほぼ
面一状に閉鎖されるので、ケース1の外観を損なわな
い。
54によりポケット部52の内部に収納されているの
で、何者かが不正にタグ53を取外そうとしても、取外
し不能であり、盗難検知用タグの本来の目的を達成す
る。この際、挿入開口部51を観察することによりポケ
ット部52に挿入片54が挿入されていることは視認で
きるが、ポケット部52に収納されたタグ53をケース
外部から視認できないようにする視認不能手段を設けて
おけば、仮に、実際にはタグ53が収納されていなくて
も、来店客にタグが収納されていることを推認せしめ、
窃盗を心理的に抑制できるので、全てのケース1にタグ
を収納しなくても盗難を未然に防止できるという効果が
ある。例えば、ケース1のうち少なくともポケット部5
2に臨む壁部を着色するか又は別途ラベル等を貼着する
ことにより不透明な視認不能手段を構成すれば良い。具
体的には、(1)挿入片54の重合壁62と基板壁55
aに不透明とした視認不能手段を施す、(2)ポケット
部52の基板壁55aと対向壁55bに不透明とした視
認不能手段を施す、(3)ポケット部52の基板壁55
aと蓋4のうちポケット部52に臨む壁部に不透明とし
た視認不能手段を施すことの3通りから選択すれば、ポ
ケット部52の内部にタグ53が存在するかどうかを外
部から視認できなくすることができる。
限定されないことは勿論であり、種々の設計変更を施す
ことが可能である。例えば、上述の実施形態では、ポケ
ット部52をトレー3の余剰空間8に設けたが、トレー
3の外側に設けても良く、或いはトレー3の側ではなく
蓋4の側に設けても良く、要するにケース1の何れかの
部分に設ければ良い。また、上述の実施形態では、ポケ
ット部52に設けた係止孔58と挿入片54に設けた係
止突起67とにより固着手段69を構成したが、これと
は逆に、係止孔58を挿入片54に設け、係止突起67
をポケット部52に設ける構成としても良く、係止孔5
8と係止突起67の位置が限定されるものではなく、要
するに、ポケット部52と挿入片54の相互に設けた係
止孔58と係止突起67の軸線を挿入片54の挿入方向
に対してほぼ直交方向に配置すれば、離脱不能な係止固
着手段69の目的を達することができる。更に、固着手
段69に関しても、必ずしも係止孔58と係止突起67
の構成に限定されるものではなく、その他の種々の技術
的手段を採用し得る。
レー3に設けられた突出手段11と、蓋4に設けられ施
蓋状態で前記突出手段11を挿通せしめる開口孔12を
形成した被係止座13と、前記被係止座13を挟んで突
出手段11に係脱自在に係止される施錠手段14と、前
記突出手段11に対する施錠手段14の係止を解除する
解錠キー15とから構成されている。
トレー3の底壁3aをディスク収納空間7のほぼ中心部
において隆起せしめた断面台形状の台座16から保持突
部17を更に隆起せしめると共に、該保持突部17のほ
ぼ中心に施錠孔18を開設しており、該施錠孔18の周
辺に位置して保持突部17から突出する爪片19を備え
ている。そこで、ディスク2をディスク収納空間7に納
めると、保持突部17がディスク2の孔2aに挿入さ
れ、これによりディスクを保持すると共に、台座16に
よりディスク2の孔の周辺部を支持する。このとき、爪
片19は、ディスク2の孔2aに挿通せしめられ、爪片
19の先端を該ディスク2の反対面に突出する。爪片1
9は、ディスク2の孔2aの内周縁に沿い間隔をあけて
複数配列されており、台座16から保持突部17の上方
に向けて進退自在且つ突出方向に弾発付勢されている。
図例の場合、可撓性樹脂によりケース1を成形する際、
トレー3の底壁と台座16と保持突部17が一体成形さ
れると共に、爪片19が台座16に一体成形され、爪片
19の両側縁をスリット20により分断することにより
進退自在に弾発付勢された構成としている。尚、施錠孔
18は、長円形又は楕円形のような長軸と短軸を有する
幾何学形状に形成することが好ましい。
1を介してやや落ち込んだ位置に偏位して形成された環
状壁22を構成し、該環状壁の中心部に段部21とほぼ
同心円となる開口孔12を開設している。従って、後述
するように環状壁21により施錠手段14を受け止めた
とき、施錠手段14が蓋4の外壁面とほぼ面一状に保持
され、しかも、施錠手段14の外周縁を段部21に近接
して沿わしめ、施錠手段14を環状壁21の上で回転自
在となるように保持する。
3の環状壁22に回転自在に重合される周縁部を有した
ほぼ円板状の頭部23の下面中心部から脚部24を突出
すると共に、該脚部24の先端にフランジ状の抜止片2
5を設けており、頭部23には突出手段11の爪片19
に嵌合せしめられる嵌合孔26を開設している。図例の
場合、抜止片25は前述した長円形又は楕円形とされた
施錠孔18とほぼ同形である。そこで、後述のように、
施蓋状態において、施錠手段14の頭部23を被係止座
13の環状壁22に臨ましめると、抜止片25を含む脚
部24が開口孔12を経て保持突部17の施錠孔18に
挿入される。嵌合孔26は開口孔12の内部に臨んでい
るが、頭部23の下面に爪片19の先端を当接せしめた
状態で頭部23を押圧すると、爪片19が弾力に抗して
押し込まれるので、その状態で頭部23を脚部24の軸
線回りに所定角度だけ回動せしめると、抜止片25が施
錠孔18に抜止状に係止されると共に、嵌合孔26が爪
片19に対面するや否や、爪片19が弾力により突出し
て嵌合孔26に嵌合され、それ以上の頭部23の回動を
阻止する。これにより、蓋4とトレー3が相互に施錠さ
れる。従って、脚部24の軸回り方向に対する抜止片2
5と嵌合孔26の相対位置は、抜止片25が施錠孔18
に挿脱可能な位置にあるとき、嵌合孔26が爪片19に
対面せず、脚部24を回動して抜止片25を施錠孔18
に抜止係止せしめた状態で嵌合孔26が爪片19に対面
するような相互関係にある。
ル部28を備え、軸部27の先端面に施錠手段14の嵌
合孔26に嵌入自在とされた解錠突起29を設けてい
る。従って、前述した施錠状態において、解錠キー15
の解錠突起29を施錠手段14の嵌合孔26に挿入する
と、爪片19が弾力に抗して嵌合孔26から脱するよう
に押し込まれ、施錠手段14を回動自由な状態とする。
そこで、そのままハンドル部28を介して軸部27の回
りに解錠キー15を回動すると、解錠突起29を嵌合孔
26に嵌合した状態で施錠手段14が回動され、脚部2
4の先端の抜止片25と施錠孔18との係止を解除する
ので、該抜止片25と共に脚部24を施錠孔18から抜
き出すことが可能になり、これにより、蓋4とトレー3
の施錠が解除され、蓋4を開くことができる。
る。尚、同図に示すように、トレー3の底壁3aの外側
面には台座16の成形に伴い凹部が形成されるので、該
凹部の開口を閉鎖するキャップ30を固着することが好
ましい。
していない状態を示している。ディスク2を台座16に
搭載すると、保持突部17にディスク2の孔2aが外挿
保持され、このとき、爪片19がディスク2の孔2aを
挿通して爪片の先端部を該ディスク2の反対面に突出せ
しめる。トレー3を蓋4により施蓋した後、施錠手段1
4の頭部23を被係止座13の環状壁22に臨ましめる
と、抜止片25を含む脚部24が被係止座13の開口孔
12を経て保持突部17の施錠孔18に挿入される。頭
部23の下面を爪片19の先端に当接せしめた状態で頭
部23を押圧することにより爪片19を押し込むと共
に、抜止片25を施錠孔18の下方に位置させた後、頭
部23を脚部24の軸線回りに所定角度だけ回動せしめ
ると、抜止片25が施錠孔18に抜止状に係止されると
共に、嵌合孔26が爪片19に対面するので、爪片19
が弾力により突出して嵌合孔26に嵌合され、図5
(B)に示すように、蓋4とトレー3が相互に施錠され
る。即ち、施錠手段14の抜止片25が施錠孔18に抜
止状に係止され、頭部23が嵌合孔26と爪片19の嵌
合により回動不能にロックされている。このような施錠
手段14の押し込みと回動の作業は、解錠キー15によ
り行っても良いが、作業者の指先を頭部23の表面に押
しつけることにより簡単に行うことができる。尚、この
施錠状態において、施錠手段14の頭部23は蓋4の外
壁面とほぼ面一状又は僅かに突出せしめられており、頭
部23の周縁部を段部21に近接して沿わしめられてい
るので、頭部23と段部21の間に指先や、ドライバー
のような工具の先端を挿入して不正にこじあけることが
困難な構成とされている。
る場合は、図5(C)に示すように、解錠キー15の解
錠突起29を施錠手段14の嵌合孔26に挿入した後、
該解錠キー15を回動すれば良い。解錠突起29を嵌合
孔26に挿入すると、爪片19は弾力に抗して嵌合孔2
6から脱するように押し込まれ施錠手段14を回動自由
な状態とするので、そのまま解錠キー15を回動する
と、解錠突起29と嵌合孔26の嵌合を介して施錠手段
14が回動され、脚部24の先端の抜止片25と施錠孔
18との係止が解除され、該抜止片25と共に脚部24
を施錠孔18から抜き出すことができる。これにより、
施錠が解錠され、図5(A)のように蓋4を開くことが
でき、ディスク2を取出すことができる。
おり、突出手段11、施錠手段14、解除キー15の構
成は、上述した実施形態と同様であるが、被係止座13
に改良を加えている。即ち、被係止座13は、上記と同
様の段部21aにより落ち込み状に偏位された環状壁部
22aに開口孔12aを開設した構成に加えて、該環状
壁部22aに隙間を介して重なり合う環状の保持壁31
を備えており、環状壁部22aと保持壁31の間に形成
された溝に施錠手段14の頭部23の周縁を回転自在に
保持している。図例の場合、環状壁部22aと保持壁3
1を前記段部21aを構成する連結部32により連結し
た環状部品33を合成樹脂により成形し、蓋4に形成し
た孔の周縁を環状部品33の外周縁に形成した溝部に嵌
着する構成としている。従って、この実施形態によれ
ば、蓋4に設けた被係止座13に対して施錠手段14が
常に保持されているので、解錠後に施錠手段14を紛失
するようなことがないという利点がある。
されないことは勿論であり、種々の設計変更を施すこと
が可能である。例えば、上述の実施形態では、突出手段
11をトレー3に設け、被係止座13を蓋4に設けた例
を説明したが、これとは逆に、突出手段11を蓋4に設
け、被係止座13をトレー3に設けるように構成しても
良い。
て取外し不能に貼着しているが、不正者がタグを無理に
剥離したり、剥離しようとして、タグそれ自体や、ケー
スの一部分や、収納されたディスクを破損せしめられる
虞れがあるのに対して、本発明によれば、ケース1に一
体的に設けられたポケット部52に対して、タグ53を
保持する挿入片54を挿入せしめ、しかも、ポケット部
52の内部において固着手段69により挿入片54を離
脱不能に係止し固着する構成であるから、このよような
危険がない。
ケット部52の相互に設けた係止突起67と係止孔58
とから成り、係止突起67と係止孔58の軸線を挿入片
54の挿入方向に対してほぼ直交方向に配置した構成で
あるため、タグ53を保持した状態で挿入片54をポケ
ット部52に押し込めば、自動的に係止突起67が係止
孔58に係止し、作業を極めて簡単に行うことができる
と共に、係止の後は、所謂地獄状の固着状態が得られる
という利点がある。
部52に臨む壁部に、ポケット部52に収納されたタグ
53をケース外部から視認できないようにする視認不能
手段を設けておけば、仮に、実際にはタグ53が収納さ
れていなくても、来店客にタグが収納されていることを
推認せしめ、窃盗を心理的に抑制できるので、全てのケ
ース1にタグを収納しなくても盗難を未然に防止できる
という効果がある。
を示す斜視図である。
を部分的に示す拡大斜視図である。
ケット部に挿着する際の作用を示し、(A)挿入前の状
態を示す拡大縦断面図、(B)は挿入中の作用示す拡大
縦断面図、(C)は挿入完了状態を示す拡大縦断面図で
ある。
1実施形態の要部を部分的に示す拡大斜視図である。
(A)は施錠前の状態を示す拡大縦断面図、(B)は施
錠状態を示す拡大縦断面図、(C)は解錠作業状態を示
す拡大縦断面図である。
図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ディスク収納用ケースの一部分に盗難検
知用タグを添設して成る構成において、 前記ケース1に一体的に設けられると共に該ケース1の
側部にスロット状の挿入開口部51を開口せしめたポケ
ット部52と、盗難検知用タグ53を保持した状態で前
記挿入開口部51からポケット部52に挿入されるカー
ド状の挿入片54とを備え、 前記挿入片54をポケット部52に挿入したとき、該挿
入片54をポケット部52の内側に離脱不能に係止し固
着する固着手段69を設けて成ることを特徴とするディ
スク収納用ケースにおける盗難防止装置。 - 【請求項2】 ディスク収納用ケースの一部分に盗難検
知用タグを添設して成る構成において、 前記ケース1に一体的に設けられると共に該ケース1の
側部にスロット状の挿入開口部51を開口せしめたポケ
ット部52と、盗難検知用タグ53を保持した状態で前
記挿入開口部51からポケット部52に挿入されるカー
ド状の挿入片54とを備え、 前記挿入片54をポケット部52に挿入したとき、該挿
入片54をポケット部52の内側に離脱不能に係止し固
着する固着手段69を設けて成り、 前記固着手段69は、挿入片54とポケット部52の相
互に設けた係止突起67と係止孔58とから成り、係止
突起67と係止孔58の軸線を挿入片54の挿入方向に
対してほぼ直交方向に配置して成ることを特徴とするデ
ィスク収納用ケースにおける盗難防止装置。 - 【請求項3】 ケース1のうち少なくともポケット部5
2に臨む壁部に、ポケット部52に収納されたタグ53
をケース外部から視認できないようにする視認不能手段
を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のディ
スク収納用ケースにおける盗難防止装置。
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