JP2000219288A - 記憶媒体収納用ケースのロック装置 - Google Patents
記憶媒体収納用ケースのロック装置Info
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- JP2000219288A JP2000219288A JP11021160A JP2116099A JP2000219288A JP 2000219288 A JP2000219288 A JP 2000219288A JP 11021160 A JP11021160 A JP 11021160A JP 2116099 A JP2116099 A JP 2116099A JP 2000219288 A JP2000219288 A JP 2000219288A
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- locking
- case
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ロック及びロック開放の動作が簡易で、す
ばやく施錠し、かつ簡易にロック装置を取り外すことの
できる記憶媒体用収納ケースのロック装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】一側端11を中心として上蓋部12と、下
蓋部13とに分かれて他側端で開閉動作を行うケース1
0と、該ケースに係止してケースの開閉動作を阻止して
ロック状態に保持する係止手段である係止キャップ20
と、該係止キャップによるロック状態を開放する係止開
放部材30とによって構成されたものであって、該ケー
スに形成した係止孔132、132’の突起リブ12
1,121’に、係止キャップの挿入孔22,22’に
形成したフック部23を挿入係止することで施錠し、か
つ係止開放部材の係止開放突起31を前記挿入孔に挿入
することで、施錠を開放する。
ばやく施錠し、かつ簡易にロック装置を取り外すことの
できる記憶媒体用収納ケースのロック装置を提供するこ
とを目的とする。 【解決手段】一側端11を中心として上蓋部12と、下
蓋部13とに分かれて他側端で開閉動作を行うケース1
0と、該ケースに係止してケースの開閉動作を阻止して
ロック状態に保持する係止手段である係止キャップ20
と、該係止キャップによるロック状態を開放する係止開
放部材30とによって構成されたものであって、該ケー
スに形成した係止孔132、132’の突起リブ12
1,121’に、係止キャップの挿入孔22,22’に
形成したフック部23を挿入係止することで施錠し、か
つ係止開放部材の係止開放突起31を前記挿入孔に挿入
することで、施錠を開放する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロック及びロッ
クの開放を簡易な動作によって行なうことのできるロッ
ク装置に関し、主に音楽、映像、コンピュータプログラ
ムなどを記録したディスク状の記憶媒体を収納するケー
スに応用される記憶媒体収納用ケースのロック装置を提
供するものである。
クの開放を簡易な動作によって行なうことのできるロッ
ク装置に関し、主に音楽、映像、コンピュータプログラ
ムなどを記録したディスク状の記憶媒体を収納するケー
スに応用される記憶媒体収納用ケースのロック装置を提
供するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、音楽、映像、コンピュータプログ
ラムなどを記録したディスク状の記憶媒体は、製品化さ
れて販売またはレンタル用に提供されている。このよう
な販売店やレンタル店などにおいては、万引などの盗難
防止のため、当該記憶媒体を収納したケース(箱体)に
シール状の感光バーコードをプリントした磁気テープを
貼り、当該磁気を消すことなく店外に持ち出された場合
に、店舗の入り口に設置したセンサでこれを感知し通報
する監視システムを採用することで万引などの盗難防止
を図っている。
ラムなどを記録したディスク状の記憶媒体は、製品化さ
れて販売またはレンタル用に提供されている。このよう
な販売店やレンタル店などにおいては、万引などの盗難
防止のため、当該記憶媒体を収納したケース(箱体)に
シール状の感光バーコードをプリントした磁気テープを
貼り、当該磁気を消すことなく店外に持ち出された場合
に、店舗の入り口に設置したセンサでこれを感知し通報
する監視システムを採用することで万引などの盗難防止
を図っている。
【0003】しかし、仮に前記記憶媒体を収納したケー
スが開けられ、記憶媒体のみが持ち出された場合、前述
したような監視システムでは対応できない現状にある。
そこで、従来より前述の不具合を解消すべく種々の改良
技術が提案されている。しかるに先行技術は、いずれも
現在に至って完全に商品化されていないか、もしくは普
及の段階までには至っていない。その最大の原因はロッ
ク装置の実用性にある。これら従来の技術はいずれも、
記憶媒体を収納したケースをロックすることのみに着眼
されたものであり、使用者側から見た実用性、特にロッ
クを開放する簡易な動作という点において、いずれも難
点がある。即ち、販売店やレンタル店のおいては、時間
帯によって消費者が殺到する場合がある。一旦記憶媒体
を収納したケースにロック装置を施して陳列された商品
にあっては、販売時に監視システム用の感光バーコード
の磁気を消し、ロック装置を外し、商品を包装して客に
手渡して料金を受ける一連の動作において、ロック装置
を外す動作は効率の良さが要求され、簡易であれば簡易
であるほどよく、さもなければ大勢の消費者が殺到した
場合、客をさばききれなくなる。
スが開けられ、記憶媒体のみが持ち出された場合、前述
したような監視システムでは対応できない現状にある。
そこで、従来より前述の不具合を解消すべく種々の改良
技術が提案されている。しかるに先行技術は、いずれも
現在に至って完全に商品化されていないか、もしくは普
及の段階までには至っていない。その最大の原因はロッ
ク装置の実用性にある。これら従来の技術はいずれも、
記憶媒体を収納したケースをロックすることのみに着眼
されたものであり、使用者側から見た実用性、特にロッ
クを開放する簡易な動作という点において、いずれも難
点がある。即ち、販売店やレンタル店のおいては、時間
帯によって消費者が殺到する場合がある。一旦記憶媒体
を収納したケースにロック装置を施して陳列された商品
にあっては、販売時に監視システム用の感光バーコード
の磁気を消し、ロック装置を外し、商品を包装して客に
手渡して料金を受ける一連の動作において、ロック装置
を外す動作は効率の良さが要求され、簡易であれば簡易
であるほどよく、さもなければ大勢の消費者が殺到した
場合、客をさばききれなくなる。
【0004】次に、前述の先行技術は、いずれもロック
装置と、ロックを開放する部材とによって構成される
が、その他のケースに対する応用性に欠ける。即ち、異
なる商品を収納する、異なるサイズのケースに対して共
通して応用でき、同等の確実なロック効果を有し、かつ
如何なるサイズのロック装置に対しても同一のロックを
開放する部材を共用できることによって、はじめて当該
ロック装置の実用性が高められる。また、本来は前記記
憶媒体を収納したケースのみを陳列するのであるが、こ
れにロック装置を装着した場合、従来の装置においては
ロック装置の部分だけ体積が嵩張り、陳列のスペースを
余分に占め、かつ美観を損なう。
装置と、ロックを開放する部材とによって構成される
が、その他のケースに対する応用性に欠ける。即ち、異
なる商品を収納する、異なるサイズのケースに対して共
通して応用でき、同等の確実なロック効果を有し、かつ
如何なるサイズのロック装置に対しても同一のロックを
開放する部材を共用できることによって、はじめて当該
ロック装置の実用性が高められる。また、本来は前記記
憶媒体を収納したケースのみを陳列するのであるが、こ
れにロック装置を装着した場合、従来の装置においては
ロック装置の部分だけ体積が嵩張り、陳列のスペースを
余分に占め、かつ美観を損なう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の記
憶媒体収納用ケースのロック装置に見られる前述の欠点
に鑑み鋭意研究、開発されたものであり、前記ケースの
ロック及びそのロック開放の動作が簡易で、すばやくロ
ック装置を取外すことのできる記憶媒体用ケースのロッ
ク装置を提供することを目的とする。
憶媒体収納用ケースのロック装置に見られる前述の欠点
に鑑み鋭意研究、開発されたものであり、前記ケースの
ロック及びそのロック開放の動作が簡易で、すばやくロ
ック装置を取外すことのできる記憶媒体用ケースのロッ
ク装置を提供することを目的とする。
【0006】またこの発明は、簡単な構造を持って異な
るサイズのケースに応用でき、かつこれらことなるケー
スに応用されるそれぞれのロック装置に対して同一のロ
ック装置を開放する部材でロック装置を解除できる記憶
媒体用ケースのロック装置を提供することを目的とす
る。
るサイズのケースに応用でき、かつこれらことなるケー
スに応用されるそれぞれのロック装置に対して同一のロ
ック装置を開放する部材でロック装置を解除できる記憶
媒体用ケースのロック装置を提供することを目的とす
る。
【0007】またこの発明は、ケースにロック体を装着
した場合、その分嵩張る体積を最低限に抑え、かつ美観
を増すことのできる記憶媒体用ケースのロック装置を提
供することを目的とする。
した場合、その分嵩張る体積を最低限に抑え、かつ美観
を増すことのできる記憶媒体用ケースのロック装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一側
端を中心として上蓋部と、下蓋部とに分かれて開閉動作
を行うケースと、該ケースの開閉動作を阻止する構造及
び該ケースに係止して該ケースから外れないようにする
構造とを有する係止手段と、該係止手段によるロック状
態を開放する係止開放部材と、によって構成される記憶
媒体収納用ケースのロック装置であって、前記ケースは
上,下蓋部の開閉他端面の適宜位置にそれぞれ係止孔を
形成し、かつ係止孔内の上,下蓋部壁面に突起リブを設
けてあり、前記係止手段は前記係止孔に相対する位置に
一対の挿入孔を設け、該挿入孔の隣り合うそれぞれの一
辺において、下方に延伸し、かつ先端部が外方向に向か
って開いた鉤状を有するフック部が形成されると共に、
該フック部の両外壁面のほぼ中央位置にそれぞれ傾斜リ
ブを形成し、さらに前記係止手段の外周、もしくは内部
に前記ケースの開閉を阻止する構造を一体に成形してな
り、前記フック部を前記ケースの係止孔に挿入すること
で、前記係止手段をケースの開閉他端面に係止すると共
に、該係止手段の外周若しくは内部に一体に形成された
ケースの開閉を阻止する構造によってケースの開閉を阻
止してロック状態にし、前記係止開放部材は前記係止手
段の挿入孔に相対する位置に係止開放突起が設けられ,
該係止開放突起の長手方向に当接部が形成され、該係止
開放突起を係止手段の挿入孔に挿入することで、前記係
止手段とケースの開閉他端面との係止を開放するように
したことを特徴とするものである。
端を中心として上蓋部と、下蓋部とに分かれて開閉動作
を行うケースと、該ケースの開閉動作を阻止する構造及
び該ケースに係止して該ケースから外れないようにする
構造とを有する係止手段と、該係止手段によるロック状
態を開放する係止開放部材と、によって構成される記憶
媒体収納用ケースのロック装置であって、前記ケースは
上,下蓋部の開閉他端面の適宜位置にそれぞれ係止孔を
形成し、かつ係止孔内の上,下蓋部壁面に突起リブを設
けてあり、前記係止手段は前記係止孔に相対する位置に
一対の挿入孔を設け、該挿入孔の隣り合うそれぞれの一
辺において、下方に延伸し、かつ先端部が外方向に向か
って開いた鉤状を有するフック部が形成されると共に、
該フック部の両外壁面のほぼ中央位置にそれぞれ傾斜リ
ブを形成し、さらに前記係止手段の外周、もしくは内部
に前記ケースの開閉を阻止する構造を一体に成形してな
り、前記フック部を前記ケースの係止孔に挿入すること
で、前記係止手段をケースの開閉他端面に係止すると共
に、該係止手段の外周若しくは内部に一体に形成された
ケースの開閉を阻止する構造によってケースの開閉を阻
止してロック状態にし、前記係止開放部材は前記係止手
段の挿入孔に相対する位置に係止開放突起が設けられ,
該係止開放突起の長手方向に当接部が形成され、該係止
開放突起を係止手段の挿入孔に挿入することで、前記係
止手段とケースの開閉他端面との係止を開放するように
したことを特徴とするものである。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載した記
憶媒体収納用ケースのロック装置において、記係止手段
は、底面が前記ケースの開閉他端面を嵌合させる断面コ
の字状の開口部を有し、その上面には、前記係止孔に相
対する位置に一対の挿入孔を設け、該一対の挿入孔の隣
り合うそれぞれの一辺において、下方に延伸し、かつ先
端部が外方向に向かって開いた鉤状を有するフック部が
形成されたキャップ形状となっていることを特徴とする
ものである。
憶媒体収納用ケースのロック装置において、記係止手段
は、底面が前記ケースの開閉他端面を嵌合させる断面コ
の字状の開口部を有し、その上面には、前記係止孔に相
対する位置に一対の挿入孔を設け、該一対の挿入孔の隣
り合うそれぞれの一辺において、下方に延伸し、かつ先
端部が外方向に向かって開いた鉤状を有するフック部が
形成されたキャップ形状となっていることを特徴とする
ものである。
【0010】請求項3の発明は、請求項1または請求項
2に記載の記憶媒体収納用ケースのロック装置におい
て、前記係止手段は、扁平なプレートの外周から下方に
向かって任意の不規則な形状を一体に形成し、かつ該任
意の不規則な形状は前記ケースの上,下蓋部にそれぞれ
少なくとも1以上が当接するように形成され、かつ該扁
平なプレートの下面に前記係止孔に相対する位置に一対
の挿入孔を設け、該一対の挿入孔の隣り合うそれぞれの
一辺において、下方に延伸し、かつ先端部が外方向に向
かって開いた鉤状を有するフック部が形成されてなるこ
とを特徴とするものである。
2に記載の記憶媒体収納用ケースのロック装置におい
て、前記係止手段は、扁平なプレートの外周から下方に
向かって任意の不規則な形状を一体に形成し、かつ該任
意の不規則な形状は前記ケースの上,下蓋部にそれぞれ
少なくとも1以上が当接するように形成され、かつ該扁
平なプレートの下面に前記係止孔に相対する位置に一対
の挿入孔を設け、該一対の挿入孔の隣り合うそれぞれの
一辺において、下方に延伸し、かつ先端部が外方向に向
かって開いた鉤状を有するフック部が形成されてなるこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載した記憶媒体収納用ケースのロック
装置において、前記ケースの上,下蓋部の開閉他端面
に、それぞれ左右一対の係止孔および左右一対の係止孔
のほぼ中央部に貫通孔を穿設し、かつ前記係止手段の上
面には前記ケースの係止孔に対応させた位置に一対のフ
ック部をそれぞれ設けると共に、両フック部の間には前
記貫通孔に一致させた挿入可能なかんぬき突起を設けた
ことを特徴とするものである。
3のいずれかに記載した記憶媒体収納用ケースのロック
装置において、前記ケースの上,下蓋部の開閉他端面
に、それぞれ左右一対の係止孔および左右一対の係止孔
のほぼ中央部に貫通孔を穿設し、かつ前記係止手段の上
面には前記ケースの係止孔に対応させた位置に一対のフ
ック部をそれぞれ設けると共に、両フック部の間には前
記貫通孔に一致させた挿入可能なかんぬき突起を設けた
ことを特徴とするものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の特徴と効果を詳
述するために、図を参照して実施形態を挙げて説明をす
る。図1〜図6は、この発明の第1実施形態を示す記憶
媒体収納用ケースのロック装置であって、図1は、この
発明のロック装置を構成するケースの開閉他端面と、係
止手段である係止キャップと、係止開放部材の構造を示
す一部切欠き斜視図である。
述するために、図を参照して実施形態を挙げて説明をす
る。図1〜図6は、この発明の第1実施形態を示す記憶
媒体収納用ケースのロック装置であって、図1は、この
発明のロック装置を構成するケースの開閉他端面と、係
止手段である係止キャップと、係止開放部材の構造を示
す一部切欠き斜視図である。
【0013】ケース10は、コンパクトディスク101
(図2参照)を収納するためのケースであって、プラス
チック射出成形によって成形されたものである。該ケー
ス10は一側端面11を中心として上蓋部12と、下蓋
部13とに分かれ、開閉動作を行う。また、ケース10
は任意の側面の上蓋部12と下蓋部13に周知の図示し
ない係止突起と係止溝とによる係止装置によって、ケー
ス10を閉じた場合、その状態を暫時保持できるように
してある。
(図2参照)を収納するためのケースであって、プラス
チック射出成形によって成形されたものである。該ケー
ス10は一側端面11を中心として上蓋部12と、下蓋
部13とに分かれ、開閉動作を行う。また、ケース10
は任意の側面の上蓋部12と下蓋部13に周知の図示し
ない係止突起と係止溝とによる係止装置によって、ケー
ス10を閉じた場合、その状態を暫時保持できるように
してある。
【0014】前記上,下蓋部12,13のそれぞれの開
閉他端面131には、適宜な2箇所の位置に、貫通切欠
により形成された係止孔132,132’が設けられて
いる。また、該係止孔132,132′の内部には、前
記上蓋部12の壁面にケース10の一側端面11方向に
向かってやや延伸する突起リブ121,121’が形成
され、また下蓋部13の壁面にも同様の突起リブ13
3,133’が相対する位置に形成され、前記4本の突
起リブ121,121’,133,133’は、それぞ
れ適宜な間隔をおいて形成されている。
閉他端面131には、適宜な2箇所の位置に、貫通切欠
により形成された係止孔132,132’が設けられて
いる。また、該係止孔132,132′の内部には、前
記上蓋部12の壁面にケース10の一側端面11方向に
向かってやや延伸する突起リブ121,121’が形成
され、また下蓋部13の壁面にも同様の突起リブ13
3,133’が相対する位置に形成され、前記4本の突
起リブ121,121’,133,133’は、それぞ
れ適宜な間隔をおいて形成されている。
【0015】20は、係止手段である係止キャップで、
該係止キャップ20は弾性を有するプラスチック材料な
どで射出成形され、図1に示すように、底部を開口面2
0aとして、横断面がコの字状の長方形に形成されてい
る。そして、前記開口面20aの内径は前記ケース10
の開閉他端に被せやすくするために、ケース10の外周
よりやや大きくし、その上面20bには、前記係止孔1
32に相対する位置に2つの挿入孔22を設け、また係
止孔132’に相対する位置にも2つの挿入孔22’を
設けてある。
該係止キャップ20は弾性を有するプラスチック材料な
どで射出成形され、図1に示すように、底部を開口面2
0aとして、横断面がコの字状の長方形に形成されてい
る。そして、前記開口面20aの内径は前記ケース10
の開閉他端に被せやすくするために、ケース10の外周
よりやや大きくし、その上面20bには、前記係止孔1
32に相対する位置に2つの挿入孔22を設け、また係
止孔132’に相対する位置にも2つの挿入孔22’を
設けてある。
【0016】該挿入孔22,22’は、同一の構造を有
するので、一方の挿入孔22についてのみ説明すると、
挿入孔22は、2つの隣り合うそれぞれの一辺におい
て、下方に延伸する一対のフック部23が形成されてお
り、該フック部23の先端部は、外方向に向かって開い
た鉤状を呈するフック係止部221がそれぞれ形成さ
れ、さらにフック部23の両外壁面のほぼ中央の位置か
らフック係止部221にかけて傾斜リブ222がそれぞ
れ形成されている。
するので、一方の挿入孔22についてのみ説明すると、
挿入孔22は、2つの隣り合うそれぞれの一辺におい
て、下方に延伸する一対のフック部23が形成されてお
り、該フック部23の先端部は、外方向に向かって開い
た鉤状を呈するフック係止部221がそれぞれ形成さ
れ、さらにフック部23の両外壁面のほぼ中央の位置か
らフック係止部221にかけて傾斜リブ222がそれぞ
れ形成されている。
【0017】図3,図4に開示するように前記係止キャ
ップ20を底面の開口面20aからケース10の開閉他
端に被せると、係止キャップ20のフック部23が内方
向に圧迫を受けながらケース10の開閉他端面131に
形成された係止孔132に挿入され、前記フック係止部
221が突起リブ121,133の内縁に沿って進入
し、その端部に至ると材質自身の弾性付勢力で本来の鉤
状に復帰して突起リブ121,133の一端に係止す
る。
ップ20を底面の開口面20aからケース10の開閉他
端に被せると、係止キャップ20のフック部23が内方
向に圧迫を受けながらケース10の開閉他端面131に
形成された係止孔132に挿入され、前記フック係止部
221が突起リブ121,133の内縁に沿って進入
し、その端部に至ると材質自身の弾性付勢力で本来の鉤
状に復帰して突起リブ121,133の一端に係止す
る。
【0018】従って、前記フック部23の長さは、フッ
ク係止部221までの長さが突起リブ121,133よ
りもやや長めで、フック係止部221が突起リブ12
1,133にほぼ隙間なく係止する長さにしてある。
ク係止部221までの長さが突起リブ121,133よ
りもやや長めで、フック係止部221が突起リブ12
1,133にほぼ隙間なく係止する長さにしてある。
【0019】このように係止キャップ20をケース10
に被せると、フック係止部221が突起リブ121,1
33の一端に係止するため、係止キャップ20がケース
10から外れることなく、ケース10もまた係止キャッ
プ20によって施錠され開けることができなくなる。
に被せると、フック係止部221が突起リブ121,1
33の一端に係止するため、係止キャップ20がケース
10から外れることなく、ケース10もまた係止キャッ
プ20によって施錠され開けることができなくなる。
【0020】次に、図3,図4によって、この発明のロ
ック装置によるロック状態を開放するための係止開放部
材30について説明する。前記係止開放部材30は図示
のように4本の係止開放突起31をプレート30a上に
一体に立設形成してなり、該係止開放突起31は前記係
止キャップ20の挿入孔22,22’のそれぞれに相対
する位置に設けられ、また係止開放突起31は横断面が
ほぼT字状に形成された当接部311を有し、該当接部
311は互いに向き合った面に形成されている。
ック装置によるロック状態を開放するための係止開放部
材30について説明する。前記係止開放部材30は図示
のように4本の係止開放突起31をプレート30a上に
一体に立設形成してなり、該係止開放突起31は前記係
止キャップ20の挿入孔22,22’のそれぞれに相対
する位置に設けられ、また係止開放突起31は横断面が
ほぼT字状に形成された当接部311を有し、該当接部
311は互いに向き合った面に形成されている。
【0021】また、前記係止開放部材30は図示のよう
にプレート30a上に立設した係止開放突起31を上に
して、カウンターテーブルAや壁面に螺着などにより固
定して使用するようにしてもよい。また、必要に応じて
は前記係止開放部材30のプレート30aの表面積を広
げた大きなものを用いて、多数の係止開放突起31を形
成することで、同時に複数のケース10のロック状態を
開放することで、作業の効率を高めるようにしてもよ
い。
にプレート30a上に立設した係止開放突起31を上に
して、カウンターテーブルAや壁面に螺着などにより固
定して使用するようにしてもよい。また、必要に応じて
は前記係止開放部材30のプレート30aの表面積を広
げた大きなものを用いて、多数の係止開放突起31を形
成することで、同時に複数のケース10のロック状態を
開放することで、作業の効率を高めるようにしてもよ
い。
【0022】図4,5,6に、前記係止開放部材30を
利用してケース10に嵌合係止した係止キャップ20を
外してロック状態を開放する状態を開示する。前記係止
キャップ20とケース10との嵌合係止を外す場合は、
係止開放部材30の係止開放突起31を係止キャップ3
0の挿入孔22,22’のそれぞれに挿入させる。この
時、係止開放突起31の当接部311が係止キャップ2
0の突起リブ121,133のそれそれの隙間に進入
し、フック部23の両外壁面に設けられた傾斜リブ22
2に沿ってフック部23を内側に圧迫する。このためフ
ック係止部221が突起リブ121,133の末端から
外れて、係止状態が開放される(図5参照)。
利用してケース10に嵌合係止した係止キャップ20を
外してロック状態を開放する状態を開示する。前記係止
キャップ20とケース10との嵌合係止を外す場合は、
係止開放部材30の係止開放突起31を係止キャップ3
0の挿入孔22,22’のそれぞれに挿入させる。この
時、係止開放突起31の当接部311が係止キャップ2
0の突起リブ121,133のそれそれの隙間に進入
し、フック部23の両外壁面に設けられた傾斜リブ22
2に沿ってフック部23を内側に圧迫する。このためフ
ック係止部221が突起リブ121,133の末端から
外れて、係止状態が開放される(図5参照)。
【0023】この状態においてケース10を係止キャッ
プ20から引き抜くことによって、係止キャップ20に
よる係止から開放されているので、ケース10のロック
状態が開放されて、ケース10の上,下蓋部12,13
を自在に開閉することができるようになる。
プ20から引き抜くことによって、係止キャップ20に
よる係止から開放されているので、ケース10のロック
状態が開放されて、ケース10の上,下蓋部12,13
を自在に開閉することができるようになる。
【0024】図7は、本発明の第2の実施形態を示す記
憶媒体収納用ケースのロック装置である。図7における
第2の実施形態においても、ケース10’はプラスチッ
ク射出成形で一体に形成され、ケース10’の上,下蓋
部12’、13’の開閉他側端の適宜な2箇所の位置に
おいて、それぞれケース10’の内方向に凹ませて係止
溝4を形成し、ケース10’を閉じた状態で前記第1実
施形態と同様な係止孔を構成する。該係止溝4内には、
第1の実施形態と同じように突起リブ121,133が
形成されている。また、上,下蓋部12’,13’のそ
れぞれの係止溝4の中間の位置に適宜な長さの貫通孔4
1が穿設されている。
憶媒体収納用ケースのロック装置である。図7における
第2の実施形態においても、ケース10’はプラスチッ
ク射出成形で一体に形成され、ケース10’の上,下蓋
部12’、13’の開閉他側端の適宜な2箇所の位置に
おいて、それぞれケース10’の内方向に凹ませて係止
溝4を形成し、ケース10’を閉じた状態で前記第1実
施形態と同様な係止孔を構成する。該係止溝4内には、
第1の実施形態と同じように突起リブ121,133が
形成されている。また、上,下蓋部12’,13’のそ
れぞれの係止溝4の中間の位置に適宜な長さの貫通孔4
1が穿設されている。
【0025】第2の実施例においても係止キャップ2
0’は弾性を有するプラスチック材料などで射出成形に
より一体成形され、第1の実施例と同様の構造で、挿入
孔22とフック部23とを有する。但し、前記係止キャ
ップ20’のケース10’の挿入孔41に相対する位置
には、係止キャップ20’の開口面方向に突起したかん
ぬき突起42が形成されている。該かんぬき突起42の
外周囲は、ケース10’の挿入孔41に挿入されるため
挿入孔41の内径よりやや小さく形成されている。ま
た、係止キャップ20’に挿入され係止キャップ20’
とケース10との嵌合係止を開放する係止開放部材30
は、第1の実施例と同様に構成されたものである。
0’は弾性を有するプラスチック材料などで射出成形に
より一体成形され、第1の実施例と同様の構造で、挿入
孔22とフック部23とを有する。但し、前記係止キャ
ップ20’のケース10’の挿入孔41に相対する位置
には、係止キャップ20’の開口面方向に突起したかん
ぬき突起42が形成されている。該かんぬき突起42の
外周囲は、ケース10’の挿入孔41に挿入されるため
挿入孔41の内径よりやや小さく形成されている。ま
た、係止キャップ20’に挿入され係止キャップ20’
とケース10との嵌合係止を開放する係止開放部材30
は、第1の実施例と同様に構成されたものである。
【0026】この第2の実施例においては、係止キャッ
プ20’がケース10’に被さり、かんぬき突起がケー
ス10’の挿入孔41に挿入されることによって、ケー
ス10’に対して二重に施錠することになり、さらに確
実なロック状態を提供することができる。
プ20’がケース10’に被さり、かんぬき突起がケー
ス10’の挿入孔41に挿入されることによって、ケー
ス10’に対して二重に施錠することになり、さらに確
実なロック状態を提供することができる。
【0027】本発明においては、商品のデザインに合わ
せ目立たないロック装置が要求される場合は、第2の実
施例におけるかんぬき突起42を挿入孔41に挿入する
だけでも十分なロック状態が得られる。
せ目立たないロック装置が要求される場合は、第2の実
施例におけるかんぬき突起42を挿入孔41に挿入する
だけでも十分なロック状態が得られる。
【0028】また、前記実施形態では、係止手段を係止
キャップ20’状のものについて説明したが、これに限
定されることなく、扁平なプレートの下面に、前記ケー
ス開閉他側端面の係止孔に相対する位置に一対の挿入孔
を設け、該挿入孔の隣り合うそれぞれの一辺において、
下方に延延されかつ先端部が外方向に向かって開いた鉤
状を有するフック部を形成したものに替えてるなどデザ
イン上に変化を与えることも可能である。この場合は、
第1の実施例で説明したとおり、フック部23がケース
10’の突起リブ133に係止されるため、プレート状
に形成した係止キャップ20’が脱落することなく、ロ
ックとしての作用を十分に発揮することができる。ま
た、係止開放部材30によって係止開放する動作は、第
1の実施例と同様である。
キャップ20’状のものについて説明したが、これに限
定されることなく、扁平なプレートの下面に、前記ケー
ス開閉他側端面の係止孔に相対する位置に一対の挿入孔
を設け、該挿入孔の隣り合うそれぞれの一辺において、
下方に延延されかつ先端部が外方向に向かって開いた鉤
状を有するフック部を形成したものに替えてるなどデザ
イン上に変化を与えることも可能である。この場合は、
第1の実施例で説明したとおり、フック部23がケース
10’の突起リブ133に係止されるため、プレート状
に形成した係止キャップ20’が脱落することなく、ロ
ックとしての作用を十分に発揮することができる。ま
た、係止開放部材30によって係止開放する動作は、第
1の実施例と同様である。
【0029】さらにまた、前記第1の実施形態における
係止手段をキャップ状にした構成について説明したが、
これに替えて、前記ケースの開閉他端を部分的に両側か
ら挟むように構成した、例えば人気漫画における動物の
頭部形状4つによりケースの開放を阻止するようにして
もよく、この場合、4つの頭部形状にはそれぞれフック
部などの係止部材が一体に成形される。このような変形
例によれば、キャラクター商品への対応が可能となる効
果が期待できる。
係止手段をキャップ状にした構成について説明したが、
これに替えて、前記ケースの開閉他端を部分的に両側か
ら挟むように構成した、例えば人気漫画における動物の
頭部形状4つによりケースの開放を阻止するようにして
もよく、この場合、4つの頭部形状にはそれぞれフック
部などの係止部材が一体に成形される。このような変形
例によれば、キャラクター商品への対応が可能となる効
果が期待できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明の記憶媒
体用収納ケースのロック装置は、プラスチック射出成形
などの成形方法で3つの部材を成形するものであって、
構造が簡単で大量生産に好適で、かつコストが低いとい
う利点を持つ他、係止手段によって、簡単な動作で容易
に施錠することができ、かつ係止開放部材の係止開放突
起を挿入して係止手段の係止を外すだけで、ロック状態
を開放することができる。また、係止開放部材はテーブ
ルや壁面に固定して単独で使用してもよく、し所望によ
り複数並列させて一度に複数のケースを扱うことができ
るようにしてもよい。このため、簡単な施錠、ロック開
放動作と、一度に複数のケースのロック状態を開放する
ことにより、作業の効率が非常に向上し、店頭において
一次的に客が殺到した場合でも、十分に対応することが
できる。
体用収納ケースのロック装置は、プラスチック射出成形
などの成形方法で3つの部材を成形するものであって、
構造が簡単で大量生産に好適で、かつコストが低いとい
う利点を持つ他、係止手段によって、簡単な動作で容易
に施錠することができ、かつ係止開放部材の係止開放突
起を挿入して係止手段の係止を外すだけで、ロック状態
を開放することができる。また、係止開放部材はテーブ
ルや壁面に固定して単独で使用してもよく、し所望によ
り複数並列させて一度に複数のケースを扱うことができ
るようにしてもよい。このため、簡単な施錠、ロック開
放動作と、一度に複数のケースのロック状態を開放する
ことにより、作業の効率が非常に向上し、店頭において
一次的に客が殺到した場合でも、十分に対応することが
できる。
【0031】さらに、係止手段をキャップ状に成形し
て、側面部に印刷、ホットスタンプなどの方法で着色し
たり、商標を印刷することにより、商品や店舗のイメー
ジに合わせたりデザインすることができる。さらにま
た、係止キャップは、これを被せて使用するため、ロッ
ク装置を装着した状態において嵩張らず、さらに係止キ
ャップに替えて、プレート状に形成した場合、ロック装
置が目立たず、嵩張ることもない。よって、既存の陳列
スペースに収まり、かつ商品もしくは店舗のイメージに
合わせたデザインを施すことによって、美観上優れたロ
ック装置を提供できる。
て、側面部に印刷、ホットスタンプなどの方法で着色し
たり、商標を印刷することにより、商品や店舗のイメー
ジに合わせたりデザインすることができる。さらにま
た、係止キャップは、これを被せて使用するため、ロッ
ク装置を装着した状態において嵩張らず、さらに係止キ
ャップに替えて、プレート状に形成した場合、ロック装
置が目立たず、嵩張ることもない。よって、既存の陳列
スペースに収まり、かつ商品もしくは店舗のイメージに
合わせたデザインを施すことによって、美観上優れたロ
ック装置を提供できる。
【0032】さらにまた、ケースに設ける2つの係止孔
間の距離は、係止キャップの両フック部、両挿入孔、及
び係止開放部材の両係止開放突起のそれぞれの距離に相
対するものであるが、この距離を一定の距離(a)とし
た場合、サイズの異なるケースに対して、該異なるサイ
ズに合わせて係止キャップを成形しても、該距離(a)を
以って成形すれば、同位置の係止開放部材でロックを解
放することができ、別途、異なるサイズの係止開放部材
を成形する必要がない。しかも、キャップを被せ、当該
キャップをケースに係止する方式に変わりがないため、
如何なるサイズのケースに対しても同様の施錠効果を発
揮し、かつ簡易な動作によってロックを開放することが
できる。即ち、同一の係止開放部材でサイズの異なるケ
ースに設けられたロック装置に対応することができ、応
用性と実用性の優れたロック装置を提供することができ
る。
間の距離は、係止キャップの両フック部、両挿入孔、及
び係止開放部材の両係止開放突起のそれぞれの距離に相
対するものであるが、この距離を一定の距離(a)とし
た場合、サイズの異なるケースに対して、該異なるサイ
ズに合わせて係止キャップを成形しても、該距離(a)を
以って成形すれば、同位置の係止開放部材でロックを解
放することができ、別途、異なるサイズの係止開放部材
を成形する必要がない。しかも、キャップを被せ、当該
キャップをケースに係止する方式に変わりがないため、
如何なるサイズのケースに対しても同様の施錠効果を発
揮し、かつ簡易な動作によってロックを開放することが
できる。即ち、同一の係止開放部材でサイズの異なるケ
ースに設けられたロック装置に対応することができ、応
用性と実用性の優れたロック装置を提供することができ
る。
【図1】この発明の記憶媒体用収納ケースのロック装置
の一実施形態を構成するケースの開閉他側端と、係止キ
ャップと、係止開放部材の構造を示す一部切欠き斜視図
である。
の一実施形態を構成するケースの開閉他側端と、係止キ
ャップと、係止開放部材の構造を示す一部切欠き斜視図
である。
【図2】図1のケースと係止キャップの構造を示す斜視
図である。
図である。
【図3】図1の係止キャップを被せてロック状態にある
ケースと、係止開放部材の構造を示す斜視図である。
ケースと、係止開放部材の構造を示す斜視図である。
【図4】図1の係止キャップを被せてロック状態にある
ケースと、係止開放部材の構造を示す側断面図である。
ケースと、係止開放部材の構造を示す側断面図である。
【図5】図1の係止開放部材によって係止状態を開放す
る状態を示す部分拡大断面図である。
る状態を示す部分拡大断面図である。
【図6】図1の係止を開放し、ケースを係止キャップか
ら抜き取った状態を示す部分拡大断面図である。
ら抜き取った状態を示す部分拡大断面図である。
【図7】この発明の第2の実施形態の記憶媒体用収納ケ
ースのロック装置の構造を示す斜視図である。
ースのロック装置の構造を示す斜視図である。
10,10’ ケース 101 コンパクトディスク 11 一側端面 12,12’ 上蓋部 121,121’ 突起リブ 13 下蓋部 131 開閉他端面 132,132’ 係止孔 133,133’ 突起リブ 20,20’ 係止キャップ(係止手段) 22,22’ 挿入孔 221 フック係止部 222 傾斜リブ 23 フック部 30 係止開放部材 31 係止開放突起 311 当接部
Claims (4)
- 【請求項1】 一側端を中心として上蓋部と、下蓋部と
に分かれて開閉動作を行うケースと、該ケースの開閉動
作を阻止する構造及び該ケースに係止して該ケースから
外れないようにする構造とを有する係止手段と、該係止
手段によるロック状態を開放する係止開放部材と、によ
って構成される記憶媒体収納用ケースのロック装置であ
って、 前記ケースは上,下蓋部の開閉他端面の適宜位置にそれ
ぞれ係止孔を形成し、かつ係止孔内の上,下蓋部壁面に
突起リブを設けてあり、 前記係止手段は前記係止孔に相対する位置に一対の挿入
孔を設け、該挿入孔の隣り合うそれぞれの一辺におい
て、下方に延伸し、かつ先端部が外方向に向かって開い
た鉤状を有するフック部が形成されると共に、該フック
部の両外壁面のほぼ中央位置にそれぞれ傾斜リブを形成
し、さらに前記係止手段の外周、もしくは内部に前記ケ
ースの開閉を阻止する構造を一体に成形してなり、前記
フック部を前記ケースの係止孔に挿入することで、前記
係止手段をケースの開閉他端面に係止すると共に、該係
止手段の外周若しくは内部に一体に形成されたケースの
開閉を阻止する構造によってケースの開閉を阻止してロ
ック状態にし、 前記係止開放部材は前記係止手段の挿入孔に相対する位
置に係止開放突起が設けられ,該係止開放突起の長手方
向に当接部が形成され、該係止開放突起を係止手段の挿
入孔に挿入することで、前記係止手段とケースの開閉他
端面との係止を開放するようにしたことを特徴とする記
憶媒体収納用ケースのロック装置。 - 【請求項2】 前記係止手段は、底面が前記ケースの開
閉他端面を嵌合させる断面コの字状の開口部を有し、そ
の上面には、前記係止孔に相対する位置に一対の挿入孔
を設け、該一対の挿入孔の隣り合うそれぞれの一辺にお
いて、下方に延伸し、かつ先端部が外方向に向かって開
いた鉤状を有するフック部が形成されたキャップ形状と
なっていることを特徴とする請求項1に記載の記憶媒体
収納用ケースのロック装置。 - 【請求項3】前記係止手段は、扁平なプレートの外周か
ら下方に向かって任意の不規則な形状を一体に形成し、
かつ該任意の不規則な形状は前記ケースの上,下蓋部に
それぞれ少なくとも1以上が当接するように形成され、
かつ該扁平なプレートの下面に前記係止孔に相対する位
置に一対の挿入孔を設け、該一対の挿入孔の隣り合うそ
れぞれの一辺において、下方に延伸し、かつ先端部が外
方向に向かって開いた鉤状を有するフック部が形成され
てなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
の記憶媒体収納用ケースのロック装置。 - 【請求項4】 前記ケースの上,下蓋部の開閉他端面
に、それぞれ左右一対の係止孔および左右一対の係止孔
のほぼ中央部に貫通孔を穿設し、かつ前記係止手段の上
面には前記ケースの係止孔に対応させた位置に一対のフ
ック部をそれぞれ設けると共に、両フック部の間には前
記貫通孔に一致させた挿入可能なかんぬき突起を設けた
ことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに
記載の記憶媒体収納用ケースのロック装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021160A JP2000219288A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 記憶媒体収納用ケースのロック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11021160A JP2000219288A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 記憶媒体収納用ケースのロック装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000219288A true JP2000219288A (ja) | 2000-08-08 |
Family
ID=12047175
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11021160A Pending JP2000219288A (ja) | 1999-01-29 | 1999-01-29 | 記憶媒体収納用ケースのロック装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000219288A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7404484B2 (en) | 2000-11-10 | 2008-07-29 | Meadwestvaco Corporation | Security device for information storage media |
US8054194B2 (en) | 2003-02-10 | 2011-11-08 | Autronic Plastics, Inc. | System and method for verifying a security status of a lockable container |
-
1999
- 1999-01-29 JP JP11021160A patent/JP2000219288A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7404484B2 (en) | 2000-11-10 | 2008-07-29 | Meadwestvaco Corporation | Security device for information storage media |
US8054194B2 (en) | 2003-02-10 | 2011-11-08 | Autronic Plastics, Inc. | System and method for verifying a security status of a lockable container |
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