JP3359932B2 - プログラマブル・ロジック・ユニット回路及びプログラマブル・ロジック回路 - Google Patents

プログラマブル・ロジック・ユニット回路及びプログラマブル・ロジック回路

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JP3359932B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体集積回路に係
り、特にユーザーが所望の回路機能をプログラムできる
プログラマブル・ロジック・ユニット回路及びプログラ
マブル・ロジック回路に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、ユーザーの希望する回路を半導体
集積回路で実現する様々な方法が開発されている。中で
も、ゲート・アレイは非常に有用な集積回路である。周
知のように、ゲート・アレイは、予めトランジスタをウ
エーハ内に作り込んでおき、金属配線によって選択的に
トランジスタを結合させ、所望の論理回路を実現する集
積回路である。上記金属配線によるトランジスタどうし
の結線はメーカーが行うが、金属配線の形成工程は集積
回路の製作過程においてほとんど最終段階にある。この
ため、ユーザーにより早く製品を提供できるという利点
がある。
【0003】しかしながら、メーカーはユーザーから回
路情報を受け取り、その回路情報から金属配線層のマス
ク・パターンを作製し、さらに、そのマスクを用いて集
積回路を作製するのであるから、ユーザーが発注した後
から製品を受け取るまでには数日から数週間の時間が必
要になる。また、もし、ユーザーが誤って、正しくない
回路情報をメーカーに与えると、作製された集積回路は
使用できなくなり、修正のために新たに集積回路を作製
しなければならなくなる。
【0004】このような不都合を解消するために開発さ
れたのがフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ
(FPGA)である。FPGAは、ユーザーがメーカー
へ回路情報を供給しなくとも、ユーザー自身がプログラ
ムし、所望の回路を得ることができる集積回路である。
前述のように金属配線を選択的に結合することにより所
望の論理回路を得ることができることがゲート・アレイ
の特徴である。そこで、使用されると思われる配線を多
数作り込み、内部のスイッチを適宜に切り替えることに
より、その中の結線を選択的に行うようにすれば、従来
のゲート・アレイと同等の動作を行う集積回路が実現で
きる。
【0005】このようなFPGAの一例は、例えば米国
特許第4,706,216号明細書及び同第4,75
8,985号明細書に開示されている。すなわち、前者
には、シフトレジスタからなるメモリ回路、組合せ論理
回路、D型フリップフロップからなる一時保存回路及び
選択回路で構成されたユニット回路が開示されている。
また、後者には、シフトレジスタからなるメモリ回路、
組合せ論理回路、D型フリップフロップからなる一時保
存回路及び選択回路で構成されたユニット回路、及び、
そのユニット回路をマトリクス状に配置した回路構成が
開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなFPGA
を開発するに当たって特に留意しなければならない点
は、ユニット回路の規模及びプログラム用の記憶回路を
どのようなものにするかである。
【0007】前記従来のFPGAのユニット回路は実に
様々な組合せ論理回路が実現でき、しかもユニット回路
内にD型フリップフロップを内蔵する等、非常に回路規
模が大きなものとなっている。また、ユニット回路の内
部ノードの状態を把握しようとすると、さらに多くの回
路を必要とするため、益々、回路規模が大きくなる。ユ
ニット回路の規模が大きいと、一つのユニット回路で実
現できる回路の種類が多くなるという利点はあるが、そ
の分だけ面積が増大し、集積化には著しく不利になる。
しかも要求される論理回路が多入力の簡単な組合せ論理
回路であると、ユニット回路内で使用されない回路の方
が多くなり、無駄が多い。
【0008】一方、メモリ回路でも、シフトレジスタで
はシリアルにデータが転送されるため、多数のデータを
転送するためには多くの時間がかかる。また、メモリ回
路内の一部のデータを書き替えたい場合、または一部の
データを読み出したい場合でも、全てのデータをもう一
度転送し直さなければならないという欠点がある。
【0009】従って、この発明は、フィールド・プログ
ラマブル・ゲート・アレイを構成するのに適したプログ
ラマブル・ロジック・ユニット回路及びプログラマブル
・ロジック回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段とその作用】この発明によ
れば、少なくとも2個の入力信号が供給され、これらの
入力信号の所定論理出力信号を得る組合せ論理回路と、
この組合せ論理回路に供給される少なくとも2個の各入
力信号を、選択用の第1データに基づいてそれぞれ2個
以上の信号の中から選択する少なくとも2個の入力選択
回路と、組合せ論理回路の出力信号をクロック信号に同
期してラッチし、出力するクロック同期回路と、組合せ
論理回路の出力信号及びクロック同期回路の出力信号
を、選択用の第2データに基づいて選択出力する3ステ
ート出力型の出力選択回路と、少なくとも上記選択用の
第1データ及び第2を記憶するデータ記憶回路とを具備
したプログラマブル・ロジック・ユニット回路が提供さ
れている。
【0011】上記プログラマブル・ロジック・ユニット
回路では、データ記憶回路に記憶されたデータに基づき
入力選択回路で入力信号が選択され、組合せ論理回路に
供給される。また、データ記憶回路に記憶されたデータ
に応じて出力選択回路で上記組合せ論理回路の出力及び
クロック同期回路の出力が選択される。従って、データ
記憶回路に記憶させるデータに応じた論理を得ることが
できる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明を実施例によ
り詳細に説明する。
【0013】この発明に係るプログラマブル・ロジック
回路では、後に詳述するプログラマブル・ロジック・ユ
ニット回路が複数設けられ、これら複数のユニット回路
がマトリクス状に配置される。さらに、各ユニット回路
相互間は配線により規則的に結線される。上記複数のユ
ニット回路は、基本的にはマスター・ユニット回路とス
レーブ・ユニット回路の2種類からなる。
【0014】図1はマスター・ユニット回路の概略的な
構成を示すブロック図である。このマスター・ユニット
回路は、データを記憶するデータ記憶回路10、2個の入
力選択回路11,12、2入力の組合せ論理回路13、ラッチ
回路を含むクロック同期回路14、ポラリティ選択回路15
及び出力選択回路16で構成されている。
【0015】上記一方の入力選択回路11は、上記データ
記憶回路10の記憶データに基づき、上記組合せ論理回路
13に供給するための一方の入力AをN個(Nは正の整
数)の入力I0の中から選択する。同様に、上記他方の
入力選択回路12は、上記データ記憶回路10の記憶データ
に基づき、上記組合せ論理回路13に供給するための他方
の入力BをM個(Mは正の整数)の入力I1の中から選
択する。上記組合せ論理回路13は、予め設定された論理
状態に基づいて上記2つの入力A,Bの論理信号を得
る。そして、この組合せ論理回路13の出力は上記クロッ
ク同期回路14に供給される。クロック同期回路14は、上
記組合せ論理回路13の出力を、クロック信号に同期して
出力するものである。このクロック同期回路14がある
と、順序論理回路が容易に構成でき、非常に有用であ
る。上記クロック同期回路14のクロック信号の役割をす
るのが前記入力I0の中から選択される入力Aである。
従って、上記入力Aは組合せ論理回路13の入力にもなれ
ばクロック同期回路14のクロック信号の役割もする。ま
た、上記クロック同期回路14に供給されるクロック信号
はクロック出力COとして、マスター・ユニット回路の
外部に出力される。さらに上記クロック同期回路14には
内部のラッチ回路をリセットするためのリセット入力信
号RIが供給される。
【0016】上記クロック同期回路14の出力は上記ポラ
リティ選択回路15に供給される。ポラリティ選択回路15
は、上記クロック同期回路14の出力をそのままのレベル
で出力するか、もしくはレベルを反転して出力するかの
選択を行う。この選択動作もデータ記憶回路10の記憶デ
ータに基づいて制御される。このポラリティ選択回路15
の出力Qはマスター・ユニット回路の外部に出力され
る。
【0017】上記ポラリティ選択回路15の出力Qは、さ
らに上記出力選択回路16にも供給されている。この出力
選択回路16には上記入力A及びデータ記憶回路10の記憶
データが供給されている。この出力選択回路16は、上記
ポラリティ選択回路15の出力QをK個(Kは正の整数)
の異なる出力端のどこから出力するかを選択する。この
選択動作はデータ記憶回路10の記憶データに基づいて制
御される。なお、出力選択回路16は複数個の出力端から
同時に出力することも可能である。以下、この出力をQ
Oとする。また、出力選択回路16の出力QOは、“1”
及び“0”レベルの状態の他に高インピーダンス状態に
もなり得ることができ、出力選択回路16の出力は3ステ
ート出力となっている。
【0018】図2は上記スレーブ・ユニット回路の概略
的な構成を示すブロック図である。このスレーブ・ユニ
ット回路は、上記マスター・ユニット回路と同様に、デ
ータ記憶回路10、2個の入力選択回路11,12、2入力の
組合せ論理回路13、クロック同期回路14、ポラリティ選
択回路15及び出力選択回路16で構成されている。しか
し、マスター・ユニット回路とはクロック同期回路14の
クロック信号が異なっている。すなわち、スレーブ・ユ
ニット回路では、外部から入力されるクロック信号CI
がクロック同期回路14にクロック信号として供給され
る。このクロック信号CIは、前記マスター・ユニット
回路から出力されるクロック信号COである。一方、入
力選択回路11の出力はクロック同期回路14の入力になっ
ており、この入力選択回路11の出力でクロック同期回路
14内のラッチがリセットされる。このリセット信号はリ
セット出力信号ROとしてこのスレーブ・ユニット回路
より外部に出力される。
【0019】図3は上記図1に示すマスター・ユニット
回路の詳細な構成を示している。このマスター・ユニッ
ト回路では、前記図1中に示した回路の他にいくつかの
MOSスイッチ、ゲート回路等が設けられている。ま
た、9個のRAMセルR0〜R8は前記データ記憶回路
10を構成している。
【0020】前記一方の入力選択回路11は3個の外部入
力I00〜I02及び他方の入力選択回路12の出力の中から
1個を選択し、かつ前記他方の入力選択回路12は3個の
外部入力I10〜I12及び一方の入力選択回路11の出力の
中から1個を選択する。すなわち、この例では、N=M
=4である。そして、上記一方の入力選択回路11におけ
る入力選択動作は、データ記憶回路10内の2個のRAM
セルR0,R1から読み出される相補なデータD0,/
D0、D1,/D1に基づいて決定される。同様に、上
記他方の入力選択回路12における入力選択動作は、デー
タ記憶回路10内の2個のRAMセルR6,R7から読み
出される相補なデータD6,/D6、D7,/D7に基
づいて決定される。
【0021】上記一方の入力選択回路11で選択された入
力Aは3個のORゲート21,22,23の各一方端に並列に
供給される。そして、上記ORゲート21の他方端にはR
AMセルR2から読み出されるデータD2が、ORゲー
ト22の他方端にはRAMセルR2から読み出されるデー
タ/D2がそれぞれ供給され、ORゲート23の他方端に
はRAMセルR3から読み出されるデータ/D3が供給
される。
【0022】前記組合せ論理回路13は、この例では2入
力のNANDゲート24である。そして、上記ORゲート
21の出力及び上記他方の入力選択回路12で選択された信
号Bが上記NANDゲート24に供給される。
【0023】前記クロック同期回路14は、上記NAND
ゲート24の出力がソース・ドレイン間の一端に供給され
るMOSスイッチ25と、このMOSスイッチ25のソース
・ドレイン間の他端に入力端が接続されたインバータ26
と、一方の入力端に上記インバータ26の出力が導かれ、
他方の入力端には外部より導かれたリセット入力信号R
Iが供給され、出力が上記インバータ26の入力端に戻さ
れる2入力のNORゲート27とから構成されている。そ
して、上記MOSスイッチ25のゲートには上記ORゲー
ト22の出力が供給される。また、ORゲート22の出力は
COとしてユニット回路の外部に出力される。
【0024】前記ポラリティ選択回路15は、ソース・ド
レイン間の一端が上記インバータ26の出力端に接続され
たMOSスイッチ28と、ソース・ドレイン間の一端が上
記NORゲート27の出力端に接続されたMOSスイッチ
29と、上記両MOSスイッチ28,29のソース・ドレイン
間の他端がその入力端に共通に接続されたインバータ30
とから構成されている。そして、上記両MOSスイッチ
28,29の各ゲートには、前記RAMセルR8から読み出
されるデータD8,/D8がそれぞれ供給される。ま
た、上記インバータ30の出力は前記信号Qとしてユニッ
ト回路の外部に出力される。
【0025】前記出力選択回路16は、ソース・ドレイン
間の一端が上記インバータ30の出力端に接続されたMO
Sスイッチ31と、それぞれソース・ドレイン間の一端が
上記MOSスイッチ31のソース・ドレイン間の他端に接
続されたMOSスイッチ32,33とから構成されている。
そして、上記MOSスイッチ31のゲートには前記ORゲ
ート23の出力が供給され、上記MOSスイッチ32,33の
各ゲートには前記RAMセルR4,R5の各D出力D
4,D5がそれぞれ供給される。そして、上記MOSス
イッチ32のソース・ドレイン間の他端からは信号QOH
が、MOSスイッチ33のソース・ドレイン間の他端から
は信号QOVがそれぞれ出力される。すなわち、この出
力選択回路16では出力の数Kが2の場合である。なお、
このような構成のマスター・ユニット回路を、以下、図
7(a)のようなシンボルで表す。
【0026】図4は上記図2に示すスレーブ・ユニット
回路の詳細な構成を示している。このスレーブ・ユニッ
ト回路が図3に示すマスター・ユニット回路と異なって
いるところは、前記ORゲート22の代わりに2入力のN
ANDゲート34が設けられている点と、新たに2入力の
ANDゲート35が設けられている点である。上記NAN
Dゲート34にはクロック入力信号CI及び前記RAMセ
ルR2のD出力D2が供給され、その出力はクロック同
期回路14内のMOSスイッチ25のゲートに供給される。
上記ANDゲート35には信号A及び前記RAMセルR2
のD出力D2が供給され、その出力はクロック同期回路
14内のNORゲート27の一方入力端に導かれると共にユ
ニット回路の外部にリセット出力信号ROとして出力さ
れる。このような構成のスレーブ・ユニット回路を、以
下、図7(b)のようなシンボルで表す。なお、上記マ
スター・ユニット回路及びスレーブ・ユニット回路で用
いられているMOSスイッチは例えばNチャネルのMO
Sトランジスタで構成される。
【0027】次に上記のような構成でなるマスター・ユ
ニット回路及びスレーブ・ユニット回路の動作を説明す
る。マスター及びスレーブのユニット回路では、データ
記憶回路10内のそれぞれ9個のRAMセルR0〜R8の
記憶データに基づいて以下に示すような種々の機能制御
が行われる。 (1)入力選択回路11においてN個の入力から1個を信
号Aとして選択するための制御。 (2)入力選択回路12においてM個の入力から1個を信
号Bとして選択するための制御。
【0028】(3)信号Aを組合せ論理回路13の入力と
して用いるか、マスター・ユニット回路及びスレーブ・
ユニット回路でクロック同期回路14のクロック信号とし
て用いるか、クロック同期回路14でリセット信号として
用いるか、もしくは出力選択回路16における3ステート
出力の制御信号に用いるかの制御。 (4)ポラリティ選択回路15におけるポラリティ選択制
御。 (5)出力選択回路16において出力QをK個の出力端の
どの位置に出力するかの制御。
【0029】上記(1)及び(2)の入力選択回路11,
12における入力A,Bの選択はそれぞれ2個のRAMセ
ルR0とR1、及びR6とR7の記憶データに基づいて
行われる。
【0030】また、上記(3)の制御は次のように行わ
れる。組合せ論理回路であるNANDゲート24の一方の
入力はBであるが、他方の入力はAそのものではなく、
ORゲート21を介してNANDゲート24の入力となって
いる。その理由は、前述のように入力Aは組合せ論理回
路13の入力になるばかりではなく、マスター・ユニット
回路ではクロック同期回路14のクロック信号として、ス
レーブ・ユニット回路ではクロック同期回路14のリセッ
ト信号としても用いられるからである。従って、マスタ
ー・ユニット回路でクロック同期回路14のクロック信号
として、またはスレーブ・ユニット回路でクロック同期
回路14のリセット信号として入力Aをそれぞれ用いると
きは、NANDゲート24の入力から入力Aを切り離さな
ければならない。この入力Aをクロック信号として選択
するか、またはリセット信号として選択するかを制御す
るのがRAMセルR2の記憶データであり、このデータ
が“1”レベルのときは入力Aがクロック信号またはリ
セット信号として用いられる。一方、RAMセルR2の
記憶データが“0”レベルのときは入力Aはクロック信
号及びリセット信号としては用いられない。
【0031】図3のマスター・ユニット回路において、
入力Aがクロック信号として用いられるとき、ORゲー
ト21の出力は入力Aとは無関係に“1”レベルとなり、
NANDゲート24は入力Bを反転して出力する。リセッ
ト入力信号RIが“0”のとき、インバータ26及びNO
Rゲート27で構成されるラッチ回路はMOSスイッチ25
を介して伝達される信号がラッチ可能である。いま、入
力Aがクロック信号として選択される場合、RAMセル
R2の/D出力/D2は“0”レベルであり、ORゲー
ト22は入力Aをクロック信号としてMOSスイッチ25の
ゲートに与える。これによりMOSスイッチ25がオン
し、NANDゲート24の出力がラッチ回路に与えられ
る。すなわち、この場合、クロック同期回路14は、入力
が/Bで、クロック信号をAとするクロック同期型ラッ
チ回路になる。もし、入力Aをクロック信号として用い
ないときは、/D2が“1”レベルとなり、ORゲート
22の出力が入力Aとは無関係に“1”レベルとなり、M
OSスイッチ25が常にオン状態になるため、クロック同
期機能は失われ、クロック同期回路14は単なる組合せ回
路となる。
【0032】図4のスレーブ・ユニット回路において、
入力Aがリセット信号として用いられるとき、ORゲー
ト21の出力は入力Aとは無関係に“1”レベルとなり、
NANDゲート24は入力Bを反転して出力することは図
3のマスター・ユニット回路の場合と同様である。い
ま、入力Aがリセット信号として選択される場合、RA
MセルR2のD出力D2は“1”レベルであり、AND
ゲート35は“1”レベルの入力Aをリセット信号として
クロック同期回路14内のNORゲート27の一方入力端に
与える。これによりNORゲート27の出力が一義的に
“0”レベル、インバータ26の出力が“1”レベルとな
り、インバータ26及びNORゲート27で構成されるラッ
チ回路がリセットされる。また、ANDゲート35の出力
はリセット出力信号ROとして外部に出力される。も
し、入力Aをリセット信号として用いないときは、D2
が“0”レベルとなり、ANDゲート35の出力が入力A
とは無関係に“0”レベルとなり、NORゲート27の出
力には影響を及ぼさない。
【0033】ここで、入力選択回路11,12に互いの出力
A,Bがそれぞれの一つの入力として選択される点につ
いて説明する。いま、入力I10の単なる反転信号を出力
Qとして得る場合を考える。すなわち、この場合は組合
せ論理回路13の論理状態をNAND論理からNOT論理
に変更することを意味する。このとき、クロック信号は
不要であり、入力AはNANDゲート24の入力信号とし
て入力選択回路11で選択される。入力BにはもちろんI
10が入力選択回路12で選択される。NANDゲート24で
入力Bの反転信号を得るための方法の一つとしてAとB
を同相にすればよい。そのため、入力Bを入力選択回路
11の一つの入力として供給している。同様に、入力Bに
入力Aを伝達させる手段があればよいから、それぞれの
入力選択回路11,12は互いの出力を入力の一つとしてい
るのである。
【0034】また、組合せ論理回路13の論理状態をNA
ND論理からNOT論理に変更するという目的のために
は、マスター・ユニット回路は図5に示すような構成
に、スレーブ・ユニット回路は図6に示すような構成に
それぞれ変えてもよい。すなわち、図3のマスター・ユ
ニット回路では組合せ論理回路13の論理状態をNAND
論理からNOT論理に変更するために、入力選択回路1
1,12の互いの出力A,Bをそれぞれの一つの入力とし
て選択するようにしているが、入力選択回路11に入力選
択回路12の出力Bを、入力選択回路12に入力選択回路11
の出力Aをそれぞれ入力する代わりに、図5に示すよう
にそれぞれ“1”レベルの論理信号を入力することもで
きる。図6のスレーブ・ユニット回路でも同様の目的で
入力選択回路11,12のそれぞれ一つの入力として“1”
レベルの論理信号を入力するようにしたものである。な
お、上記組合せ論理回路13としてNORゲートを使用す
る場合には、入力選択回路11,12のそれぞれ一つの入力
として“0”レベルの論理信号を入力することもでき
る。また、上記図5に示すマスター・ユニット回路のシ
ンボルも図7(a)で表され、図6に示すスレーブ・ユ
ニット回路のシンボルは図7(b)で表される。
【0035】上記クロック同期回路14内のインバータ26
及びNORゲート27の各出力は、ポラリティ選択回路15
内の2個のMOSスイッチ28,29のそれぞれを介してイ
ンバータ30に伝達される。そして、上記2個のMOSス
イッチ28,29が出力のポラリティ、すなわち極性を選択
する。この選択の制御を行うために前記データ記憶回路
10内のRAMセルR8の記憶データが用いられる。すな
わち、RAMセルR8の記憶データが“1”レベルであ
り、D出力D8が“1”レベルのときはMOSスイッチ
28がオンし、インバータ26の出力がインバータ30に伝達
される。従って、ユニット回路出力Qは前記NANDゲ
ート24の出力と同相になり、NANDゲート24の出力は
非反転状態で出力される。これとは逆に、RAMセルR
8の記憶データが“0”レベルであり、/D出力/D8
が“1”レベルのときはMOSスイッチ29がオンし、N
ORゲート27の出力がインバータ30に伝達される。従っ
て、この場合、ユニット回路出力Qは前記NANDゲー
ト24の出力と逆相になり、NANDゲート24の出力は反
転状態で出力されることになる。
【0036】出力選択回路16では、前記のように上記出
力Qを2個の出力端から選択的に出力すると共に出力端
を高インピーダンス状態に設定し得る。次にこの動作を
説明する。MOSスイッチ31は3ステート制御用のもの
である。いま、データ記憶回路10内のRAMセルR3の
記憶データが“1”レベルのとき、その/D出力/D3
は“0”レベルとなり、このMOSスイッチ31のゲート
には入力Aが伝達される。従って、入力Aが“1”レベ
ルであればMOSスイッチ31がオンし、出力Qが2個の
MOSスイッチ32,33の共通接続点に伝達される。ま
た、入力Aが“0”レベルならばMOSスイッチ31はオ
フし、出力Qは伝達されない、
【0037】一方、RAMセルR3の記憶データが
“0”レベルのとき、/D出力/D3は“1”レベルと
なり、入力AにかかわりなくORゲート23の出力は
“1”レベルとなり、MOSスイッチ31は常にオンす
る。このとき、2個のRAMセルR4,R5の記憶デー
タにより、2個のMOSスイッチ32,33をオンもしくは
オフさせて上記MOSスイッチ31の出力をそれぞれQO
H,QOVに伝達するか否かが決定される。すなわち、
RAMセルR4,R5の記憶データが共に“0”レベル
であり、D出力D4,D5が共に“0”レベルのときは
2個のMOSスイッチ32,33が共にオフし、QOH及び
QOVには共に出力Qが伝達されない。RAMセルR4
の記憶データが“1”レベルであり、出力D4が“1”
レベルのときはMOSスイッチ32がオンし、出力QがQ
OHに伝達される。同様に、RAMセルR5の記憶デー
タが“1”レベルであり、出力D5が“1”レベルのと
きはMOSスイッチ33がオンし、出力QがQOVに伝達
される。
【0038】図8は、上記マスター・ユニット回路及び
スレーブ・ユニット回路におけるデータ記憶回路10内で
それぞれ使用される1個のRAMセルの具体的な構成を
示している。このセルには、それぞれ2個のインバータ
41,42及びトランスファゲート43,44が設けられてい
る。上記トランスファゲート43,44それぞれのソース・
ドレイン間の一端はビット線BL,/BLのそれぞれに
接続され、ゲートはワード線WLに共通に接続されてい
る。上記トランスファゲート43のソース・ドレイン間の
他端は上記インバータ41の入力端及びインバータ42の出
力端に共通に接続され、上記トランスファゲート44のソ
ース・ドレイン間の他端は上記インバータ42の入力端及
びインバータ41の出力端に共通に接続されている。そし
て、出力D,/Dは2個のインバータ41,42の出力端か
らそれぞれ出力される。すなわち、このRAMセルはス
タティック型のものである。
【0039】図9は、上記マスター・ユニット回路及び
スレーブ・ユニット回路におけるデータ記憶回路10内で
それぞれ使用される1個のRAMセルの具体的な構成を
示している。このセルには、データ記憶用のキャパシタ
45と、ワード線WL及びビット線BLに接続されたキャ
パシタ選択用のMOSスイッチ46とが設けられている。
そして、出力D,/Dはキャパシタ45の記憶データ及び
これを入力とする図示しないインバータの出力として得
られる。すなわち、このRAMセルはダイナミック型の
ものである。
【0040】図10は上記マスター・ユニット回路及び
スレーブ・ユニット回路でそれぞれ使用される入力選択
回路11の具体的な構成を示している。この入力選択回路
11は4個の入力から一つを選択するものであり、6個の
MOSスイッチ51〜56で構成されている。すなわち、外
部入力I00とノードN1との間にはMOSスイッチ51の
ソース・ドレイン間が挿入されている。外部入力I01と
上記ノードN1との間にはMOSスイッチ52のソース・
ドレイン間が挿入されている。また、外部入力I02とノ
ードN2との間にはMOSスイッチ53のソース・ドレイ
ン間が挿入されている。入力Bもしくは“1”レベルの
論理信号と上記ノードN2との間にはMOSスイッチ54
のソース・ドレイン間が挿入されている。さらに上記ノ
ードN1と入力Aを得るためのノードとの間にはMOS
スイッチ55のソース・ドレイン間が挿入されている。上
記ノードN2と入力Aを得るためのノードとの間にはM
OSスイッチ56のソース・ドレイン間が挿入されてい
る。そして、上記2個のMOSスイッチ51,53のゲート
には前記スタティック型のRAMセルR0の/D出力が
供給され、上記2個のMOSスイッチ52,54のゲートに
はRAMセルR0のD出力が供給される。さらに、上記
2個のMOSスイッチ55,56のゲートには前記RAMセ
ルR1のD,/D出力がそれぞれ供給される。
【0041】ここで、上記2個のRAMセルR0,R1
に記憶される2ビットのデータに応じて上記6個のMO
Sスイッチ51〜56が選択的にオン状態にされ、3個の外
部入力I00〜I02及び1個の入力Bもしくは“1”レベ
ルの論理信号の中から一つが選択される。例えば、RA
MセルR0,R1の記憶データが共に“1”レベルのと
きはMOSスイッチ54,56がオンし、入力Bもしくは
“1”レベルの論理信号が選択される。なお、他方の入
力選択回路12も上記入力選択回路11と同様に構成されて
いるのでその説明は省略する。
【0042】図11は上記マスター・ユニット回路及び
スレーブ・ユニット回路でそれぞれ使用される入力選択
回路11の他の具体的な構成を示している。この例はRA
MセルR0,R1として前記ダイナミック型のRAMセ
ルが用いられる場合であり、/D出力を得るために図1
0の回路に対して2個のインバータ57,58が追加されて
いる。
【0043】ところで、前記のようにユニット回路をマ
スターとスレーブの2種類とする理由は次の通りであ
る。前述のようにマスター・ユニット回路内のクロック
同期回路はラッチ回路を含んでいる。一般に、順序回路
においてはラッチ回路ばかりではなく、D型フリップフ
ロップも非常にしばしば用いられる。D型フリップフロ
ップは周知のように、ラッチ回路を2段直列接続し、そ
れぞれで使用されるクロック信号が互いに反転関係とな
るように設定し、2段のラッチ回路が互いに相補動作す
るようにしたものである。従って、D型フリップフロッ
プを複数のユニット回路で実現する場合は、クロック信
号が互いに反転されたラッチ回路を持つ2個のユニット
回路を直列接続すればよいことになる。従って、マスタ
ー・ユニット回路とスレーブ・ユニット回路との間の違
いの一つは、クロック同期回路14のクロック信号を供給
するかまたはクロック同期回路14にクロック信号を受け
取るかの点と、クロック同期回路14にラッチ回路リセッ
ト用のリセット信号を供給するかまたはクロック同期回
路14にリセット信号を受け取るかの点のみである。
【0044】それぞれ1個のマスター・ユニット回路と
スレーブ・ユニット回路を用いてD型フリップフロップ
を構成した例を図12に示す。この例はマスター・ユニ
ット回路MUの入力I00をクロック入力、I10をデータ
入力とし、スレーブ・ユニット回路SUのQを出力とす
るD型フリップフロップである。また、スレーブ・ユニ
ット回路SUの入力I00をリセット信号入力とし、スレ
ーブ・ユニット回路SUのリセット出力信号ROはマス
ター・ユニット回路MUにリセット入力信号RIとして
供給される。なお、上記2個のユニット回路は同一集積
回路内に形成されている。
【0045】次に上記マスター・ユニット回路及びスレ
ーブ・ユニット回路をそれぞれ複数個用い、これらをマ
トリクス状に配置してFPGA(プログラマブル・ロジ
ック回路)を構成する際の配線群構成について説明す
る。このFPGAにおける配線群には2種類あり、一つ
は互いに隣接しているユニット回路相互を接続する配線
群(以下、この配線群を近距離配線群と称する)であ
り、残りはマトリクス状に配置された複数のユニット回
路を行単位もしくは列単位で接続する配線群(以下、こ
の配線群を長距離配線群と称する)である。
【0046】図13は1個のマスター・ユニット回路の
入力に関係した近距離配線群を含む部分を抽出して示す
ブロック図である。1個のマスター・ユニット回路MU
を中心にしてその上下左右方向には4個のスレーブ・ユ
ニット回路SU1〜SU4が配置されている。そして、
上記4個のスレーブ・ユニット回路SU1〜SU4の各
出力Qがマスター・ユニット回路MUの入力I01,I1
0,I02,I11となるようにそれぞれ配線が形成されて
いる。なお、マスター・ユニット回路MUの入力I00,
I12については後程説明する。このような構成であれ
ば、最寄りのユニット回路からの信号伝達が非常に容易
となる。
【0047】図14は1個のマスター・ユニット回路の
出力に関係した近距離配線群を含む部分を抽出して示す
ブロック図である。この場合も、1個のマスター・ユニ
ット回路MUを中心にしてその上下左右方向には4個の
スレーブ・ユニット回路SU1〜SU4が配置されてい
る。そして、上記1個のマスター・ユニット回路MUの
出力Qは4個のスレーブ・ユニット回路SU1〜SU4
の入力I10,I11,I10,I10となるようにそれぞれ配
線が形成されている。
【0048】なお、上記図13及び図14ではマスター
・ユニット回路に注目した場合の近距離配線群が図示さ
れているが、スレーブ・ユニット回路についても同様で
あるため、これらの近距離配線群については省略してあ
る。
【0049】次に長距離配線群について説明する。図1
5において、マトリクス状にそれぞれ複数個のマスター
・ユニット回路(図ではそれぞれ符号Mで示されてい
る)及びスレーブ・ユニット回路(図ではそれぞれ符号
Sで示されている)が配置されている。図中、縦方向に
配置された複数個のユニット回路の入力I12と出力QO
Vはそれぞれ縦方向に延長された各2本の配線V1,V
2のそれぞれに共通に接続されている。また、図中、横
方向に配置された複数個のユニット回路の入力I00と出
力QOHはそれぞれ横方向に延長された各2本の配線H
1,H2にそれぞれ共通に接続されている。
【0050】このような長距離配線V1,V2及びH
1,H2を設けることにより、任意の位置のユニット回
路は、複数個のユニット回路を迂回してデータの転送を
行うことができる。また、各ユニット回路の出力QOH
及びQOVは3ステート出力となっているため、各長距
離配線をあたかもマイクロコンピュータ・システムのデ
ータ・バスとして利用できる。すなわち、各ユニット回
路内の出力選択回路16ではMOSスイッチ31をオン/オ
フ制御することができる。このため、出力QOHもしく
はQOVから配線に対して信号を出力する必要があるユ
ニット回路では上記MOSスイッチ31をオン状態に設定
し、信号を出力しないユニット回路では上記MOSスイ
ッチ31をオフ状態に設定することにより、信号の競合を
起こすことなしに複数のユニット回路で長距離配線V
1,V2及びH1,H2を共用することができる。これ
により、マイクロコンピュータのペリフェラル回路を非
常に容易にプログラムすることができる。
【0051】次にこの発明の重要な技術である、信号観
測を行うための回路構成について説明する。FPGAに
任意の回路機能をプログラムした後、FPGAの入力端
子から信号を入力し、出力端子から出力を取り出すもの
であるが、そのとき、回路が所望の動作を行わなかった
場合、どの部分が不良動作をしているのかを調べる必要
がある。その場合、FPGA内の各ユニット回路のノー
ドの信号を観測できれば不良部分をより早く見つけるこ
とができる。そのため、この発明の各ユニット回路では
任意のノードの信号を観測するための手段が設けられて
いる。
【0052】図16はこの信号観測手段を含む1個のプ
ログラマブル・ロジック・ユニット回路の構成を示す回
路図である。図において、R0〜R8は前記図3もしく
は図4等で示され、前記データ記憶回路10を構成するR
AMセルである。なお、これら各RAMセルの詳細は前
記図9に示した通りである。そして、RAMセルR0と
R6はビット線BL1に、RAMセルR1とR7はビッ
ト線BL2に、RAMセルR2とR8はビット線BL3
にそれぞれ共通に接続され、RAMセルR3はビット線
BL4に、RAMセルR4はビット線BL5に、RAM
セルR5はビット線BL6にそれぞれ接続されている。
一方、RAMセルR0〜R5はワード線WL1に共通に
接続され、RAMセルR6〜R8はワード線WL2に共
通に接続されている。
【0053】さらにユニット回路の出力Qと前記1本の
ビット線BL6との間には信号観測用のNチャネルのM
OSスイッチ61が設けられている。また、このユニット
回路では上記2本のワード線とは別にもう1本のワード
線WL3が設けられており、上記信号観測用のMOSス
イッチ61のゲートがこのワード線WL3に接続されてい
る。なお、上記3本のワード線WL1〜WL3には後述
するアドレス・デコーダの出力が供給される。
【0054】上記のような構成において、ユニット回路
の出力Qを観測する場合には、ワード線WL3の信号を
“1”レベルに設定する。これにより、上記MOSスイ
ッチ61がオンし、出力Qがビット線BL6に読み出され
る。ビット線BL6に読み出された信号は、図示してい
ないが前記各RAMセルの記憶データを読み出すための
回路を用いることによりFPGAの外部に出力される。
【0055】図17は上記信号観測手段を含むプログラ
マブル・ロジック・ユニット回路の他の構成を示す回路
図である。このユニット回路では図16のワード線WL
3を設ける代わりに、新たにビット線BL7を設け、こ
のビット線BL7とユニット回路の出力Qとの間に前記
信号観測用のMOSスイッチ61を挿入するようにしたも
のである。そして、上記MOSスイッチ61のゲートは、
前記RAMセルR0〜R5を選択するためのワード線と
同じワード線WL1に接続されている。すなわち、この
ユニット回路ではRAMセルR0〜R5から記憶データ
の読み出し行う際に、同時にユニット回路の出力Qが読
み出される。次に上記図16、図17に示すようなユニ
ット回路をマトリクス状に配置した場合の、前記ワード
線の選択方法について説明する。
【0056】図18は、前記図16に示すユニット回路
を縦及び横方向にそれぞれ4個ずつ配置し、全体で16
個設けた場合に、これらを選択するためのデコーダDE
Cを含む構成を示す図である。この場合、16個のユニ
ット回路内の各RAMセルの選択及びユニット回路の出
力Qの選択は、デコーダDECに入力される3ビットの
相補なアドレス信号A0,/A0〜A2,/A2に基づ
いて行われる。なお、図中のワード線WL1−1〜WL
1−4は前記図16中のワード線WL1に対応してお
り、ワード線WL2−1〜WL2−3は同じくワード線
WL2に対応しており、ワード線WL3−1〜WL3−
4は同じくワード線WL3に対応している。
【0057】図において、上記3ビットのアドレス信号
A0,/A0〜A2,/A2の異なる組み合わせが入力
される7個のANDゲート71〜77は7通りのデコード出
力を得るために設けられている。上記ANDゲート71,
74,77はRAMセルのみを選択するために設けられてお
り、それぞれのデコード出力はワード線WL2−1,W
L2−2,WL2−3に供給される。
【0058】一方、残りのANDゲート72,73,75,76
はRAMセルとユニット回路の出力Qを選択するための
ものであり、これらANDゲート72,73,75,76の各デ
コード出力はそれぞれ2個のANDゲート78と79、80と
81、82と83、84と85にそれぞれ並列に供給される。上記
各2個のANDゲート78と79、80と81、82と83、84と85
のそれぞれは、RAMセルを選択するための信号RA及
びユニット回路の出力Qを選択するための信号OBによ
って切り替えられる。すなわち、信号RAが“1”レベ
ルにされているときには、ANDゲート72,73,75,76
の各デコード出力がANDゲート79,80,83,84に伝達
され、さらにワード線WL1−1〜WL1−4に供給さ
れる。一方、信号OBが“1”レベルにされているとき
には、ANDゲート72,73,75,76の各デコード出力が
ANDゲート78,81,82,85に伝達され、さらにワード
線WL3−1〜WL3−4に供給される。
【0059】図19は前記図17に示すユニット回路を
縦及び横方向にそれぞれ4個ずつ配置し、全体で16個
設けた場合に、これらを選択するためのデコーダDEC
を含む構成を示す図である。この場合にも16個のユニ
ット回路内の各RAMセルの選択及びユニット回路の出
力Qの選択は3ビットの相補なアドレス信号A0,/A
0〜A2,/A2に基づいて行われる。なお、図中のワ
ード線WL1−1〜WL1−4は前記図17中のワード
線WL1に対応しており、ワード線WL2−1〜WL2
−3は同じくワード線WL2に対応している。
【0060】上記3ビットのアドレス信号A0,/A0
〜A2,/A2の異なる組み合わせが入力される7個の
ANDゲート91〜97は7通りのデコード出力を得るため
のものであり、各デコード出力はワード線WL2−1,
WL1−1,WL1−2,WL2−2,WL1−3,W
L1−4,WL2−3にそれぞ供給される。また、この
例では各ユニット回路の出力Qを読み出すために前記ビ
ット線BL7に相当する4本のビット線BL7−1〜B
L7−4が設けられている。
【0061】図20は、前記RAMセルR0〜R7とし
て前記図8に示すようなスタティック型のものを用い、
かつ入力選択回路11,12として前記図10に示すような
ものを用い、さらに信号観測手段として前記図16に示
すようなものを用いた場合のマスター・ユニット回路全
体の詳細な構成を示す回路図である。この例では出力Q
として相補な信号をビット線BL6,/BL6に読み出
すため、前記MOSスイッチ61に相当するものとして61
Aと61Bの2個が設けられている。そして、一方のMO
Sスイッチ61Aは前記ポラリティ選択回路15内のインバ
ータ30の入力端とビット線/BL6との間に挿入され、
他方のMOSスイッチ61Bはこのインバータ30の出力端
とビット線BL6との間に挿入されている。そして、上
記両MOSスイッチ61A,61Bのゲートは共に、RAM
セルR6〜R8を選択するものとは独立に設けられたワ
ード線WL3に接続されている。
【0062】図21は、前記RAMセルR0〜R7とし
て前記図8に示すようなスタティック型のものを用いか
つ入力選択回路11,12として前記図10に示すようなも
のを用い、さらに信号観測手段として前記図17に示す
ようなものを用いた場合のマスター・ユニット回路全体
の詳細な構成を示す回路図である。この例の場合にも、
出力Qとして相補な信号をビット線BL7,/BL7に
読み出すために、前記MOSスイッチ61に相当するもの
として61Aと61Bの2個が設けられている。そして、一
方のMOSスイッチ61Aは前記ポラリティ選択回路15内
のインバータ30の入力端とビット線/BL7との間に挿
入され、他方のMOSスイッチ61Bはこのインバータ30
の出力端とビット線BL7との間に挿入されている。そ
して、上記両MOSスイッチ61A,61Bのゲートは共
に、RAMセルR0〜R5を選択するためのものと同じ
ワード線WL1に接続されている。
【0063】このように各ユニット回路では出力ノード
の信号Qを外部に読み出して観測することができる。し
かし、観測されるノードはユニット回路の出力ノードに
限定されるものではなく、ユニット回路内の任意のノー
ドを観測することができる。また、観測できるノードは
常に任意の一点に限定されるものではなく、当然、同時
にいくつかのノードを観測することが可能である。さら
に、観測のための手段についても図16、図17に示す
ような構成に限定されるものではないことはもちろんで
ある。
【0064】図22はマトリクス状に配置された複数個
のユニット回路内の各RAMセルに対するデータの書き
込み・読み出し及び各ユニット回路の出力Qの読み出し
制御を行うためのシステム全体の構成を示すブロック図
である。図において、DBはデータ・バス、ADBはア
ドレス・バスである。例えば、8ビットのシステムでは
データ・バスDBは8本、アドレス・バスADBは16
本の並列信号であることが一般的である。上記アドレス
・バスADB上のロウ・アドレスはロウ・アドレス・ラ
ッチ 101でラッチされ、ロウ・デコーダ 102に供給され
る。また、上記アドレス・バスADB上のカラム・アド
レスはカラム・アドレス・ラッチ 103でラッチされ、カ
ラム・デコーダ 104に供給される。また、上記データ・
バスDB上のコントロール・データはコントロール・レ
ジスタ 105に供給される。このコントロール・レジスタ
105は、上記コントロール・データに基づいてRAMセ
ルを選択するための前記信号RA及びユニット回路の出
力Qを選択するための前記信号OBを発生する。そし
て、両信号RA,OBは上記ロウ・デコーダ 102に供給
され、ロウ・デコーダ 102の動作はこれらの信号によっ
て制御される。また、上記ロウ・デコーダ 102及びカラ
ム・デコーダ 104のデコード出力は、複数個のユニット
回路がマトリクス状に配置されたユニット回路マトリク
ス 106に供給される。
【0065】次に図22のシステムの動作を説明する。
図23は図22のシステムを制御するために使用される
制御信号の波形を示している。/CE,/WR,/RD
はそれぞれチップ・イネーブル信号、ライト信号、リー
ド信号であり、マイクロコンピュータ・システムでは良
く知られた信号である。/CEはマイクロコンピュータ
のCPUがこの発明のFPGAを使用する場合に“0”
レベルに設定される。また、CPUがFPGAにデータ
の書き込みを行う場合には/WRが“0”レベルに設定
され、CPUがFPGAからデータの読み出しを行う場
合には/RDが“0”レベルに設定される。
【0066】データ読み出しの例として、ユニット回路
マトリクス 106内の各ユニット回路におけるRAMセル
の記憶データを読み出す際の手順を説明する。図23の
タイミングチャートに示すように、まず始めに、/CE
が“0”レベルにされ、FPGAが選択された後に、/
WRが“0”レベルにされ、コントロール・レジスタ10
5にコントロール・データの書き込みが行われる。予
め、コントロール・レジスタ 105には固有のアドレスが
割り当てられており、/WR=“0”のときに、アドレ
ス・バスADBにこのアドレス・データを供給すると、
このデータがコントロール・レジスタ 105に書き込まれ
る。この場合、データ・バスDBには、コントロール・
レジスタ 105の出力RAが“1”レベル、OBが“0”
レベルとなるようなデータが供給される。これにより、
ロウ・デコーダ 102の出力のうち、RAMセルを選択す
るためのデコード出力がロウ・デコーダ 102内で選択さ
れる。
【0067】次に/RDが“0”レベルにされ、そのと
きに供給されているアドレスに対応するRAMセルがロ
ウ・デコーダ 102及びカラム・デコーダ 104により選択
され、その記憶データがデータ・バスDB上に出力され
る。このようにして、ユニット回路内のRAMセルの記
憶データの読み出しが行われる。
【0068】また、上記説明から容易に想像されるよう
に、ユニット回路の出力Qの読み出しを行う場合、各制
御信号は上記と全く同様に与えればよく、始めにコント
ロール・レジスタ 105にコントロール・データの書き込
みを行う際に、出力RAが“0”レベル、OBが“1”
レベルとなるようなデータを書き込めばよい。
【0069】このように図22のシステムでは、データ
・バス上のデータの変更のみで、ユニット回路内のRA
Mセルの記憶データと、ユニット回路の出力Qの読み出
しを同一の制御信号で行うことができる。
【0070】なお、上記図22のシステムでは、ロウ・
デコーダとして前記図18中に示すような構成のものを
用いているが、これは図19中に示すような構成のデコ
ーダも用いることもできる。ただし、このときはコント
ロール・レジスタ 105が不要になり、図23のタイミン
グチャートにおける始めのライト動作が不要になる。
【0071】このように上記実施例のプログラマブル・
ロジック・ユニット回路及びプログラマブル・ロジック
回路では、従来に比べて回路構成を簡単にすることがで
き、しかもユニット回路の任意のノードの信号を用意に
観測することができ、フィールド・プログラマブル・ゲ
ート・アレイを構成するのに適している。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイを構
成するのに適したプログラマブル・ロジック・ユニット
回路及びプログラマブル・ロジック回路を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかるマスター・ユニッ
ト回路のブロック図。
【図2】この発明の一実施例にかかるスレーブ・ユニッ
ト回路のブロック図。
【図3】図1のマスター・ユニット回路の詳細な構成を
示す回路図。
【図4】図2のスレーブ・ユニット回路の詳細な構成を
示す回路図。
【図5】図1のマスター・ユニット回路の他の詳細な構
成を示す回路図。
【図6】図2のスレーブ・ユニット回路の他の詳細な構
成を示す回路図。
【図7】図3及び5図のマスター・ユニット回路及び図
4及び図6のスレーブ・ユニット回路のシンボル図。
【図8】図3ないし図6の回路で使用されるRAMセル
の具体的な構成を示す回路図。
【図9】図3ないし図6の回路で使用されるRAMセル
の他の具体的な構成を示す回路図。
【図10】図3ないし図6の回路で使用される入力選択
回路の具体的な構成を示す回路図。
【図11】図3ないし図6の回路で使用される入力選択
回路の他の具体的な構成を示す回路図。
【図12】図3もしくは図5のマスター・ユニット回路
と図4もしくは図6のスレーブ・ユニット回路を用いて
構成されたD型フリップフロップの回路図。
【図13】1個のマスター・ユニット回路の入力に関係
した近距離配線を含む部分を抽出して示すブロック図。
【図14】1個のマスター・ユニット回路の出力に関係
した近距離配線を含む部分を抽出して示すブロック図。
【図15】複数個のマスター・ユニット回路及びスレー
ブ・ユニット回路をマトリクス状に配置した場合の長距
離配線を示す図。
【図16】信号観測手段を含むプログラマブル・ロジッ
ク・ユニット回路の構成を示す回路図。
【図17】信号観測手段を含むプログラマブル・ロジッ
ク・ユニット回路の他の構成を示す回路図。
【図18】図16に示すユニット回路を縦及び横方向に
配置した場合にこれらを選択するためのデコーダを含む
構成を示す回路図。
【図19】図17に示すユニット回路を縦及び横方向に
配置した場合にこれらを選択するためのデコーダを含む
構成を示す回路図。
【図20】図3のマスター・ユニット回路のさらに詳細
な構成を示す回路図。
【図21】図3のマスター・ユニット回路の上記とは異
なるさらに詳細な構成を示す回路図。
【図22】マトリクス状に配置された複数個のユニット
回路内の各RAMセルに対するデータの書き込み・読み
出し及び各ユニット回路の出力の読み出し制御を行うた
めのシステム全体の構成を示すブロック図。
【図23】図22のシステムが動作するときのタイミン
グチャート。
【符号の説明】
10…データ記憶回路、11,12…入力選択回路、13…組合
せ論理回路、14…クロック同期回路、15…ポラリティ選
択回路、16…出力選択回路、21,22,23…ORゲート、
24,34…NANDゲート、25,28,29,31,32,33,4
6,51〜56,61…MOSスイッチ、26,30,41,42,5
7,58…インバータ、35,71〜85,91〜97…ANDゲー
ト、43,44…トランスファゲート、47…キャパシタ、 1
01…ロウ・アドレス・ラッチ、 102…ロウ・デコーダ、
103…カラム・アドレス・ラッチ、 104…カラム・デコ
ーダ、 105…コントロール・レジスタ、 106…ユニット
回路マトリクス、R0〜R8…RAMセル、WL…ワー
ド線、BL,/BL…ビット線、MU…マスター・ユニ
ット回路、SU,SU1〜SU4…スレーブ・ユニット
回路、H1,H2.V1.V2…配線、DEC…デコー
ダ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 重松 朋久 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝多摩川工場内 (72)発明者 日比 敏雄 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝半導体システム技術センタ ー内 (72)発明者 川原 康夫 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝半導体システム技術センタ ー内 (72)発明者 丸 一直 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株式会社東芝半導体システム技術センタ ー内 (72)発明者 ケネス・オースチン イギリス国,チェッシャー,ノースウィ ッチ,ブロックハースト・ウェイ ブロ ックハースト・ホール 7 (72)発明者 ゴードンスターリン・ワーク イギリス国,チェッシャー,ワーリント ン グレート・サンケイ ノーブレッ ク・クローズ119 (72)発明者 ダレンマーチン・ウエッジウッド イギリス国,ダブリュエー 4・1 ユ ービー,ワーリントン ラッチフォード マースデン・アベニュー 21 (56)参考文献 特開 平3−79125(JP,A) 特開 昭61−89721(JP,A) 特開 平1−100796(JP,A) 特開 平2−291720(JP,A) 国際公開90/11648(WO,A1) 米国特許5055718(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 19/173 101 H03K 19/177

Claims (22)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2個の入力信号が供給され、
    これらの入力信号の所定論理出力信号を得る組合せ論理
    回路と、 上記組合せ論理回路に供給される少なくとも2個の各入
    力信号を、選択用の第1データに基づいてそれぞれ2個
    以上の信号の中から選択する少なくとも2個の入力選択
    回路と、 上記組合せ論理回路の出力信号をクロック信号に同期し
    てラッチし、出力するクロック同期回路と、 上記組合せ論理回路の出力信号及び上記クロック同期回
    路の出力信号を、選択用の第2データに基づいて選択出
    力する3ステート出力型の出力選択回路と、 少なくとも上記選択用の第1データ及び第2を記憶する
    データ記憶回路とを具備したプログラマブル・ロジック
    ・ユニット回路。
  2. 【請求項2】 少なくとも2個の入力信号が供給され、
    これらの入力信号の所定論理出力信号を得る組合せ論理
    回路と、 上記組合せ論理回路に供給される少なくとも2個の各入
    力信号を、選択用の第1データに基づいてそれぞれ2個
    以上の信号の中から選択する少なくとも2個の入力選択
    回路と、 上記組合せ論理回路の出力信号をクロック信号に同期し
    てラッチし、出力すると共にリセット信号に応じてラッ
    チ内容をリセットするクロック同期回路と、 上記組合せ論理回路の出力信号及び上記クロック同期回
    路の出力信号を、選択用の第2データに基づいて選択出
    力する3ステート出力型の出力選択回路と、 少なくとも上記選択用の第1データ及び第2を記憶する
    データ記憶回路とを具備したプログラマブル・ロジック
    ・ユニット回路。
  3. 【請求項3】 前記組合せ論理回路は前記入力信号に対
    する出力信号の論理状態が変更可能にされ、この入力信
    号に対する出力信号の論理状態が前記データ記憶回路に
    記憶された第3データに基づいて変更される請求項1ま
    たは2に記載のプログラマブル・ロジック・ユニット回
    路。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載のプログラマブ
    ル・ロジック・ユニット回路を複数有し、これら複数の
    プログラマブル・ロジック・ユニット回路がマトリクス
    状に配置されているプログラマブル・ロジック回路。
  5. 【請求項5】 前記各入力選択回路における信号の選択
    が、前記データ記憶回路に記憶された相補なレベルの第
    1データに基づいて行われる請求項1または2に記載の
    プログラマブル・ロジック・ユニット回路。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも2個の入力選択回路のう
    ち、1個の入力選択回路の少なくとも一つの出力信号
    が、それとは異なる他の入力選択回路に入力信号の一つ
    として供給されている請求項1または2に記載のプログ
    ラマブル・ロジック・ユニット回路。
  7. 【請求項7】 前記少なくとも2個の各入力選択回路
    は、それぞれ2個以上の入力信号のうち少なくとも一つ
    の入力信号として値が固定された論理信号が供給されて
    いる請求項1または2に記載のプログラマブル・ロジッ
    ク・ユニット回路。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のプログラマブル・ロジ
    ック・ユニット回路を複数有し、その中の少なくとも1
    個のプログラマブル・ロジック・ユニット回路は、前記
    クロック同期回路に前記組合せ論理回路の入力信号の一
    つが前記クロック信号として供給されているプログラマ
    ブル・ロジック・ユニット回路。
  9. 【請求項9】 請求項2に記載のプログラマブル・ロジ
    ック・ユニット回路を複数有し、その中の少なくとも1
    個のプログラマブル・ロジック・ユニット回路は、前記
    クロック同期回路に前記組合せ論理回路の入力信号の一
    つが前記リセット信号として供給されているプログラマ
    ブル・ロジック・ユニット回路。
  10. 【請求項10】 請求項1または2に記載のプログラマ
    ブル・ロジック・ユニット回路を複数有し、その中の少
    なくとも1個のプログラマブル・ロジック・ユニット回
    路は、前記出力選択回路に前記組合せ論理回路の入力信
    号の一つが3ステート状態制御のための制御信号として
    供給されているプログラマブル・ロジック回路。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載のプログラマブル・ロ
    ジック・ユニット回路を複数有し、その中の少なくとも
    1個のプログラマブル・ロジック・ユニット回路は、前
    記クロック同期回路に前記組合せ論理回路の入力信号の
    一つが前記クロック信号として供給され、かつ前記出力
    選択回路に前記組合せ論理回路の入力信号の一つが3ス
    テート状態制御のための制御信号として供給されている
    プログラマブル・ロジック回路。
  12. 【請求項12】 請求項2に記載のプログラマブル・ロ
    ジック・ユニット回路を複数有し、その中の少なくとも
    1個のプログラマブル・ロジック・ユニット回路は、前
    記クロック同期回路に前記組合せ論理回路の入力信号の
    一つが前記リセット信号として供給され、かつ前記出力
    選択回路に前記組合せ論理回路の入力信号の一つが3ス
    テート状態制御のための制御信号として供給されている
    プログラマブル・ロジック回路。
  13. 【請求項13】 請求項1に記載のプログラマブル・ロ
    ジック・ユニット回路を複数有し、その中の第1のプロ
    グラマブル・ロジック・ユニット回路では前記組合せ論
    理回路の入力信号の一つが前記クロック同期回路にクロ
    ック信号として供給され、 上記とは異なる第2のプログラマブル・ロジック・ユニ
    ット回路では前記組合せ論理回路の入力信号の一つが前
    記出力選択回路に出力選択用の制御信号として供給さ
    れ、かつ上記第1のプログラマブル・ロジック・ユニッ
    ト回路で使用されるクロック信号が前記クロック同期回
    路のクロック信号として供給されるプログラマブル・ロ
    ジック回路。
  14. 【請求項14】 請求項2に記載のプログラマブル・ロ
    ジック・ユニット回路を複数有し、その中の第1のプロ
    グラマブル・ロジック・ユニット回路では前記組合せ論
    理回路の入力信号の一つが前記クロック同期回路にクロ
    ック信号として供給され、 上記とは異なる第2のプログラマブル・ロジック・ユニ
    ット回路では前記組合せ論理回路の入力信号の一つが前
    記出力選択回路に出力選択用の制御信号として供給さ
    れ、かつ上記第1のプログラマブル・ロジック・ユニッ
    ト回路で使用されるクロック信号が前記クロック同期回
    路のクロック信号として供給され、 上記第2のプログラマブル・ロジック・ユニット回路で
    は前記組合せ論理回路の入力信号の一つが前記クロック
    同期回路にリセット信号として供給され、 上記第1のプログラマブル・ロジック・ユニット回路で
    は上記第2のプログラマブル・ロジック・ユニット回路
    内のクロック同期回路で使用されるリセット信号が第1
    のプログラマブル・ロジック・ユニット回路内のクロッ
    ク同期回路にリセット信号として供給されるプログラマ
    ブル・ロジック回路。
  15. 【請求項15】 前記第1、第2のプログラマブル・ロ
    ジック・ユニット回路内の各クロック同期回路に供給さ
    れるクロック信号が互いに反転関係にされている請求項
    13または14に記載のプログラマブル・ロジック回
    路。
  16. 【請求項16】 前記第1、第2のプログラマブル・ロ
    ジック・ユニット回路は同一集積回路内に形成され、か
    つこの集積回路内で互いに隣接して配置されている請求
    項15に記載のプログラマブル・ロジック回路。
  17. 【請求項17】 データを記憶するメモリ回路と、 上記メモリ回路の記憶データに応じて回路機能が変更さ
    れる論理回路と、 上記メモリ回路からデータの読み出し制御を行う読み出
    し制御手段と、 上記メモリ回路から読み出されるデータを転送するため
    のデータ線と、 上記論理回路の任意の回路ノードにおける信号を観測す
    るためにその信号の読み出し制御を行う観測制御手段と
    を具備し、 上記観測制御手段は上記読み出し制御手段の一部を含む
    ことを特徴とするプログラマブル・ロジック・ユニット
    回路。
  18. 【請求項18】 前記論理回路の任意の回路ノードから
    読み出される信号が前記データ線を介して転送される請
    求項17に記載のプログラマブル・ロジック・ユニット
    回路。
  19. 【請求項19】 前記論理回路の任意の回路ノードから
    互いに相補なレベルの一対の信号が読み出される請求項
    18に記載のプログラマブル・ロジック・ユニット回
    路。
  20. 【請求項20】 前記読み出し制御手段が、前記メモリ
    回路に接続されたメモリ回路選択線を含む請求項17に
    記載のプログラマブル・ロジック・ユニット回路。
  21. 【請求項21】 前記観測制御手段が、 前記論理回路の任意の回路ノードから読み出される信号
    を転送するための信号線と、 前記論理回路の任意の回路ノードと上記信号線との間に
    挿入され、前記メモリ回路選択線の信号で制御されるス
    イッチ手段とを含む請求項20に記載のプログラマブル
    ・ロジック・ユニット回路。
  22. 【請求項22】 前記観測制御手段が、 前記論理回路の任意の回路ノードと前記データ線との間
    に挿入され、前記メモリ回路選択線の信号とは異なる独
    立した信号で制御されるスイッチ手段を含む請求項17
    に記載のプログラマブル・ロジック・ユニット回路。
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