JP3359667B2 - 液中重金属イオン除去用光触媒及び液中重金属イオン除去装置 - Google Patents

液中重金属イオン除去用光触媒及び液中重金属イオン除去装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光を照射することによ
り液中に存在する水銀、鉛、カドミウム、砒素、銅、マ
ンガン、6価クロム等の重金属イオンを吸着して除去す
る、即ち、重金属イオンを還元して重金属として光触媒
の表面に析出させて除去する液中重金属イオン除去用光
触媒とそれを利用した液中重金属イオン除去装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、光触媒を利用して液中の重金属イ
オンを処理する方法としては、酸化チタン粉体を液中に
分散させてこれに重金属イオンを含む溶液を流し込み、
光を照射して吸着処理する方法や、ガラス棒やガラス球
に酸化チタン膜を被覆したものを液中に配置し、これに
重金属イオンを含む溶液を流し、光を照射して吸着除去
する方法が知られている。また、この種の光触媒は、白
金、パラヂウム等の貴金属(光触媒促進剤)を担持さ
せ、触媒効果を促進させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の酸化チタン粉体を液中に分散させる方法は、粉体と
液体を分離回収するために下流側にろ過膜を設ける必要
があり、そのために圧力損失が高くなるという欠点を有
する。また、粉体を液中に分散させると光が最外層のみ
で吸収され、照射光が内部まで透過しにくくなり、除去
効率が小さくなるという欠点を有する。また、前記従来
の酸化チタン膜を被覆したガラス棒やガラス球を用いる
方法は、粉体を回収する膜の設置は必要なく、光も透過
するが、水との接触界面が少なくなり除去効率が悪いと
いう欠点を有する。また、この場合、酸化チタン膜の比
表面積が少ないため、吸着の飽和時間が短いという欠点
を有する。本発明は前記欠点を解消することのできる液
中重金属イオン除去用光触媒とそれを利用した液中重金
属イオン除去装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明の液中重金属イオン除去用光触媒は、光透過
性を有する耐熱性繊維からなる織布の各耐熱性繊維自体
に、貴金属を担持させずに、該織布に光硬化樹脂と加熱
により酸化チタンになる前駆体とを相溶性のある溶媒に
溶解してなる溶液を保持させ、該保持された溶液中の光
硬化樹脂を光硬化させた後、該織布を乾燥し、焼成する
ことにより酸化チタンの被膜を形成したものであること
を特徴とする。
【0005】前記酸化チタンの被膜は、該織布に光硬化
樹脂と加熱により酸化チタンになる前駆体とを相溶性の
ある溶媒に溶解してなる溶液を保持させ、該保持された
溶液中の光硬化樹脂を光硬化させた後、該織布を乾燥
し、焼成することにより形成したものであることが好ま
しい。
【0006】前記光透過性を有する耐熱性繊維からなる
織布としてはガラス繊維からなる織布が好ましく、また
その目付け(g/m2 )は、特に限定されるものではな
いが、取扱い性や処理効率の観点から、一般には100
〜900g/m2 程度のものを用いる。尚、ガラス繊維
の種類としては、石英ガラス、高石英ガラス、Eガラ
ス、Cガラス、Sガラス、Aガラス等、光を透過させる
ものならばどのような組成でも構わないが、経済性の観
点からEガラス繊維が好ましい。また、アルミナ繊維
等、光透過性を有する耐熱性繊維であれば、織布を構成
する繊維の種類は何ら限定されるものではない。また、
耐熱性繊維の平均繊維径は、特に限定されるものではな
いが、製造可能でしかも液体との接触面積を確保して効
率を得るため5〜20ミクロンが好ましい。また、織布
の織り方は平織、綾織、朱子織など、どのような織り方
でも構わないが、光透過性の観点から平織が好ましい。
また、打込み密度、厚さ、引張強度は特に限定されるも
のではないが、液体に対する強度の観点から、各々タ
テ、ヨコ共に10〜80本/25mm、0.01〜2.
0mm、5kgf/25mm巾以上が好ましい。
【0007】前記光硬化樹脂は、紫外線硬化樹脂、放射
線硬化樹脂等、光エネルギーで硬化する樹脂であればよ
い。
【0008】前記加熱により酸化チタンとなる前駆体と
しては、チタンアルコキシド、チタン塩化物、チタン硫
化物、チタン金属酢酸塩等が使用できるが、前記光硬化
樹脂との相溶性の関係から、アルコール類を相溶性溶媒
とする場合はチタンアルコキシド、水を相溶性溶媒とす
る場合はチタン塩化物を選択することが好ましい。しか
し、前記前駆体と光硬化樹脂が相溶する場合はどのよう
な組み合わせを選択しても構わない。
【0009】このようにして得られた光硬化樹脂と酸化
チタン前駆体を含んだ溶液に、前記織布を浸漬するなど
して、織布に溶液を保持させた後、光硬化樹脂が光硬化
するエネルギーを有する光を照射し、酸化チタンの前駆
体を含む溶液を硬化させる。
【0010】その後、乾燥機などにて織布を乾燥する。
このときの乾燥温度は40〜80℃の範囲で行うのが好
ましい。
【0011】次に、乾燥した織布を焼成することによ
り、光硬化樹脂や酸化チタンの前駆体を構成している有
機残基を取り除く。この焼成で酸化チタンの前駆体は酸
化チタンに変化し、織布を構成する繊維一本一本に酸化
チタンが被覆された織布が得られる。
【0012】酸化チタン被膜の厚みは、膜の接着性や光
透過性から1ミクロン以下が好ましい。1ミクロンを越
えると膜の剥離が生じ、水の濁りや処理効率の低下が生
じる。また、光の透過性も悪くなり、織布内部まで光が
到達しにくくなり分解効率的にも好ましくない。また、
織布全体から考えると、被覆した酸化チタンの被覆量は
織布全体に対して40重量%以下が好ましい。この場合
も、40重量%を越えると光の透過性が悪くなり、酸化
チタンの剥離も生ずるため好ましくない。尚、酸化チタ
ンの厚みは、溶液の酸化チタン前駆体の濃度を調整する
か、前記被膜作成工程を繰り返すことにより変化させる
ことが可能である。
【0013】本発明の液中重金属イオン除去装置は重金
属イオンを含む溶液を通過させる容器内に前記液中重金
属イオン除去用光触媒を配置すると共に該液中重金属イ
オン除去用光触媒に光を照射するための光源を備えたこ
とを特徴とする。前記装置は例えば、容器をプラスチッ
ク類、ホウ珪酸塩ガラス或いは、石英ガラス等による透
明容器に構成して、該容器の外部から光を照射するよう
にしてもよく、或いは、該容器を特に透明容器にするこ
となく該容器内に光源を配置するようにしてもよい。ま
た、光源は低圧水銀灯やブラックライト蛍光灯等、光触
媒に有効に働くエネルギーあるいは波長を発生するもの
であれば任意である。
【0014】
【作用】織布を構成する各光透過性を有する耐熱性繊維
自体に酸化チタンの被膜を形成した織布は、ガラス棒や
ガラス球に被覆した場合に比べ比表面積が数段大きいた
め、水との接触面積が大きくなる。また、光透過性を有
する織布に酸化チタン膜を被覆した材料ゆえ、粒子を分
散させた如く光が吸収されることが少なく、織布の内部
まで充分に光が透過する。そのため、液中の重金属イオ
ンの除去等の処理効率が大幅に高くなる。また、酸化チ
タンの被膜は前記の如く耐熱性繊維一本一本に、均一に
かつ強固に被覆されているため、高効率にもかかわらず
酸化チタンの剥離が無く、従って水の濁りもなく、粒子
状物を回収する必要もない。
【0015】従来より知られているところの、溶液に被
膜形成対象物を浸漬して被膜を形成する方法は、ガラス
棒、ガラス球、ガラス板等の単一物に酸化チタン被膜を
形成するのには適する。この方法で多くの繊維で構成さ
れている織布に一度に酸化チタン膜を被覆する場合は、
織布を酸化チタン前駆体溶液に浸漬し、該溶液を保持し
た織布を乾燥し、焼成するが、この場合、溶媒が乾燥さ
れると同時に酸化チタン前駆体も表面に移行し、いわゆ
るマイグレーションが起きるため、酸化チタン前駆体は
織布の表面に形成され、織布内部の繊維には被覆されな
い。しかしながら、織布に溶液を保持させた後、溶液を
乾燥する前に酸化チタン前駆体と相溶媒を含む溶液を光
照射により光硬化樹脂とともに固定させると、次の段階
の乾燥においては相溶媒のみが乾燥され、その結果、前
記従来法のように、相溶媒の乾燥と同時に酸化チタン前
駆体が表面に移行することがなく、織布内部の繊維の表
面にもそのまま残存する。この乾燥により、被覆物は織
布を構成する繊維全体を固定していた状態から単一繊維
の間に亀裂が生じ、繊維一本一本の周囲に酸化チタン前
駆体と光硬化樹脂が被覆された状態になり、繊維が分離
する。この状態の織布を焼成することにより、光硬化樹
脂が除去され、酸化チタン前駆体のゲルが収縮し、更に
酸化チタン前駆体が酸化チタンに変化し、繊維の垂直方
向に収縮して、繊維一本一本に均一にかつ強固に酸化チ
タンが被覆されることになる。また、前記光触媒はフレ
キシブルであり、どのような形状の容器にも設置するこ
とができる。尚、予め貴金属が担持されている光触媒を
重金属イオンの除去に利用した場合、貴金属イオンは還
元されて原子となって酸化チタンの表面に析出されてお
り、重金属イオンも同じ還元作用を利用して重金属とし
て吸着除去するため、酸化チタンの吸着量には限度があ
り、貴金属イオンの付着量だけ重金属イオンの吸着量が
減少し、触媒機能が低下する。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本発明液中重金属イオン除去装置の一実施例
を示すもので、図中1は透明石英管からなる容器を示
し、該容器1内には液中重金属イオン除去用光触媒2が
配置され、該容器1内にポンプ3を介して重金属イオン
を含む溶液を循環通過させるようにし、容器1の近傍に
設けた光源4から光を照射して重金属イオンを吸着除去
するように構成してある。尚、図中5は集光用ミラー、
6は重金属イオンを吸着除去された溶液を取り出した
り、或いは新たな重金属イオンを含む溶液を供給するた
めの取入取出口を示す。
【0017】次に前記装置の使用例に即し、具体的な実
施例を比較例と共に説明する。 (実施例1)平均繊維径7ミクロンのEガラスモノフィ
ラメント(単一繊維)約1000本からなるヤーンを織
ってなる平織の目付け500g/m2 、打込み密度タテ
20本/25mm、ヨコ25本/25mm、厚さ0.5
mm、引張強度100kgf/25mmのガラス織布
(ガラスクロス)を、酸化チタン前駆体であるチタンイ
ソプロポキシド76gと紫外線硬化樹脂40g及び濃塩
酸1gをエチルアルコール83gに溶解した溶液に浸漬
した。この溶液を保持させた織布を溶液から取り出し、
水銀ランプを用いて紫外線を織布に照射し、光硬化樹脂
を硬化させた。次に、60℃で1時間乾燥し、その後、
毎分1℃の昇温速度で400℃まで昇温し、400℃で
1時間保持することにより光硬化樹脂を完全に除去し、
更に500℃で5時間焼成した。この処理でチタンイソ
プロポキシドはアナターゼ型を主体とする酸化チタンに
変化し、更に織布を構成する繊維の一本一本に均一に、
かつ強固に酸化チタンが被覆できた。この場合の酸化チ
タンの膜厚は約0.3ミクロンであり、また、被覆した
酸化チタン膜の織布全体に対する量の比率は18重量%
であった。この織布(触媒)を直径12mm、長さ50
0mmの透明石英管に詰め、水銀70ppm、カドミウ
ム90ppmを含有する反応液100リットルをポンプ
により循環させた。約2時間光照射を行いながら循環さ
せたところ、水銀0.02ppm以下、カドミウム0.
05ppm以下の処理水を得た。この場合、水の濁りは
なかった。
【0018】(実施例2)実施例1で作成した織布(触
媒)を直径12mm、長さ500mmの透明石英管に詰
め、6価クロム100ppm、鉛200ppmを含有す
る反応液100リットルをポンプにより循環させた。約
2時間光照射を行いながら循環させたところ、6価クロ
ム0.01ppm以下、鉛0.08ppm以下の処理水
を得た。この場合、水の濁りはなかった。
【0019】(実施例3)実施例1で作成した織布(触
媒)を直径12mm、長さ500mmの透明石英管に詰
め、砒素50ppm、水銀50ppm、マンガン50p
pmを含有する反応液100リットルをポンプにより循
環させた。約2時間光照射を行いながら循環させたとこ
ろ、砒素0.01ppm以下、水銀0.01ppm以
下、マンガン0.01ppm以下の処理水を得た。この
場合、水の濁りはなかった。
【0020】(比較例1)実施例1で用いたガラス織布
を、酸化チタンの前駆体であるチタニアゾルに浸漬した
後、60℃で1時間乾燥し、その後500℃で5時間焼
成した。この処理でチタニアゾルはアナターゼ型を主体
とする酸化チタンに変化したが、マイグレーションが起
こり、酸化チタンは織布の表面付近に多く会合し、繊維
間のブリッジングや粒子の塊が生じ、粉落ちがあった。
この場合、被覆した酸化チタンの織布全体に対する量の
比率は18重量%であった。この織布(触媒)を直径1
2mm、長さ500mmの透明石英管に詰め、実施例1
と同じ反応液をポンプにより循環させた。約2時間光照
射後、水銀1ppm以下、カドミウム2ppm以下にな
ったが、酸化チタンの脱落により水がかなり濁った。
【0021】(比較例2)直径1mmのガラスビーズを
酸化チタンの前駆体であるチタニアゾルに浸漬した後、
60℃で1時間乾燥し、その後500℃で5時間焼成し
た。この処理でチタニアゾルはアナターゼ型を主体とす
る酸化チタンに変化しガラスビーズの表面に比較的均一
に被覆された。この場合の酸化チタンの膜厚は約0.3
ミクロンであり、また被覆した酸化チタン膜のガラスビ
ーズ全体に対する量の比率は0.01重量%であった。
このビーズ(触媒)を直径12mm、長さ500mmの
透明石英管に充填し、実施例1と同じ反応液を同条件で
試験した結果、水銀69ppm、カドミウム88ppm
とほとんど吸着除去されなかった。
【0022】(比較例3)実施例1で作成した酸化チタ
ンを被覆した織布(触媒)を塩化白金酸溶液に浸漬して
酸化チタンに対して10重量%の白金を担持し、光を照
射することにより、白金が酸化チタンの表面に析出した
織布(触媒)を作成した。この織布(触媒)を直径12
mm、長さ500mmの透明石英管に充填し、実施例1
と同じ反応液を同条件で試験した結果、水銀2ppm、
カドミウム3ppmと触媒機能が低下した。
【0023】(比較例4)比較例3で作成した白金が酸
化チタンの表面に析出した織布(触媒)を直径12m
m、長さ500mmの透明石英管に充填し、実施例2と
同じ反応液を同条件で試験した結果、6価クロム3pp
m、鉛10ppmと触媒機能が低下した。
【0024】(比較例5)比較例3で作成した白金が酸
化チタンの表面に析出した織布(触媒)を直径12m
m、長さ500mmの透明石英管に充填し、実施例3と
同じ反応液を同条件で試験した結果、砒素1ppm、水
銀1ppm、マンガン1ppmと触媒機能が低下した。
【0025】
【発明の効果】このように、本発明による液中重金属イ
オン除去用光触媒は、光透過性が良く、かつ水との接触
面積が大きいため、液中の重金属イオンを高効率で吸着
除去できるという効果を有する。また、織布を構成する
繊維の一本一本に均一にかつ強固に酸化チタン膜が被覆
されているため、酸化チタンの剥離や脱落がなく、長期
に亘り高効率を維持し、また、水の濁りもないので粉体
等を回収する必要がないという効果を有する。また、フ
レキシブル性を有するので、複雑な形状の容器にも適用
することが可能となり、カラム化も可能であるという効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明液中重金属イオン除去装置の一実
施例の説明線図である。
【符号の説明】
1 容器 2 液中重金属イオン除去用光触媒 3 ポンプ 4 光源 5 集光用ミラー 6 取入取出口
フロントページの続き (72)発明者 村林 眞行 神奈川県横浜市旭区笹野台4−25−14 (72)発明者 伊藤 公紀 東京都目黒区鷹番1−14−11−106 (56)参考文献 特開 昭64−90035(JP,A) 特開 昭64−18494(JP,A) 特開 平1−139139(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01J 21/00 - 37/36 C02F 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光透過性を有する耐熱性繊維からなる織
    布の各耐熱性繊維自体に、貴金属を担持させずに、該織
    布に光硬化樹脂と加熱により酸化チタンになる前駆体と
    を相溶性のある溶媒に溶解してなる溶液を保持させ、該
    保持された溶液中の光硬化樹脂を光硬化させた後、該織
    布を乾燥し、焼成することにより酸化チタンの被膜を形
    成したものであることを特徴とする液中重金属イオン除
    去用光触媒。
  2. 【請求項2】 前記耐熱性繊維はガラス繊維であること
    を特徴とする請求項1記載の液中重金属イオン除去用光
    触媒。
  3. 【請求項3】 重金属イオンを含む溶液を通過させる容
    器内に前記請求項1又は2に記載の液中重金属イオン除
    去用光触媒を配置すると共に該液中重金属イオン除去用
    光触媒に光を照射するための光源を備えたことを特徴と
    する液中重金属イオン除去装置。
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