JP3358563B2 - 展示ケース - Google Patents

展示ケース

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JP3358563B2
JP3358563B2 JP29292198A JP29292198A JP3358563B2 JP 3358563 B2 JP3358563 B2 JP 3358563B2 JP 29292198 A JP29292198 A JP 29292198A JP 29292198 A JP29292198 A JP 29292198A JP 3358563 B2 JP3358563 B2 JP 3358563B2
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movable
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rail
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郁雄 中村
剛 滝沢
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Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、展示品等を陳列
し、観覧に供するために使用される展示ケースに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】美術館や博物館等で陳列ケースとして、
或いは、展示場や百貨店等でショーケースとして使用さ
れる展示ケースは、少なくとも前面に透明なガラス板等
を装着し、その戸板を引戸式に開閉し得るようにしたも
のが一般的である。その際、単なる引戸式のものにして
おくと、隣接する戸板の側縁部同士を重合させる必要が
生じるため、構造上、複数の戸板を面一に配置して閉止
することができず、格調を損ねる上に視界が部分的に遮
られ、観覧者に良い印象を与えることができないという
不具合を生じる。
【0003】そこで、戸板を前後方向及び幅方向に移動
可能としておき、戸板を吸着把手等を介して前後方向に
移動させ、引き続きその位置から幅方向に沿って隣接す
る戸板の前方又は後方に重合する位置にまで移動させる
ことによって、ケース本体の前面を開放し得るようにし
た展示ケースが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、戸板にこの
ような挙動を付与するためには、戸板の上下両縁を前後
移動可能な可動レール等を備えた支持機構に支持させて
おく必要がある。そして、その支持部分は、透明剛体と
機構部との連結のために様々な部品等が組み込まれる。
このため、展示ケースの格調を損ねることを防止するた
めに、その支持部分を化粧カバーにより密接に隠蔽して
おくことが不可欠である。
【0005】ところが、このようにするためには、戸板
の上下両縁と化粧カバーの一部とが前後に重合する配置
が不可避であり、戸板の前後動が化粧カバーによって妨
げられる。そこで、現行においてはかかる化粧カバーを
ケース本体の適宜部位に蝶着し、展示ケースを開放する
際には事前に化粧カバーを戸板や支持機構と干渉し得な
い位置にまで退避させ、展示ケースを閉止した後は再び
化粧カバーを元の位置に戻すようにしている。このた
め、展示ケースの操作が極めて繁雑なものになっている
という問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明は、化粧カバーを戸板に連動して前後動
し得るように構成し、これにより展示ケース全体の格調
を損なうことなく、作業性を有効に向上させることとし
ている。
【0007】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明の展示ケース
は、ケース本体と、閉止位置において該ケース本体の前
面開口部を面一に閉止する位置に配設されるガラス板等
の透明剛体を主体として構成される複数の戸板とを備
え、相隣接する戸板の一方を前後何れかの方向に移動さ
せた後、引き続き、隣接する戸板の上縁近傍および下縁
近傍の前方に配設した上下の補助固定レールに幅方向に
沿って移動させることによって、該戸板を隣接する戸板
に重合させてケース本体の前面を開放し得るようにした
ものにおいて、ケース本体に、戸板の上縁近傍を前方
び下方から、下縁近傍を前方及び上方から遮蔽する相隣
接する戸板分の幅寸法を有する上下の可動化粧カバーを
設け、これらの可動化粧カバーを戸板と共に前後方向に
移動させ得るように構成してなることを特徴とする。
【0008】このようにすれば、閉止位置で戸板は相互
に面一となり、前後可動な戸板の上縁近傍及び下縁近傍
が隠蔽される。このため、透明剛体と機構部との連結の
ために様々な部品類が配置されても、これらが外部に表
出することを有効に防止することができる。しかも、戸
板を前後方向に移動させれば可動化粧カバーもこれに連
動して前後動するため、閉止時に戸板の上下両縁と対応
する可動化粧カバーの一部とが前後に重合する関係にあ
っても、戸板と可動化粧カバーとの干渉を全く考慮する
必要がなく、これらを一連の動作によって一挙に移動さ
せることが可能となる。
【0009】戸板が、上下両縁をそれぞれ可動レールを
備えた上下の支持機構により支持されている場合には、
これら各可動レールを上下の可動化粧カバーと共に前後
方向に一体的に移動させ得るようにしておくことが好ま
しい。戸板の操作性を向上させるためには、閉止位置に
ある戸板を上下の可動化粧カバーと共に前方に引き出
し、その位置から戸板を幅方向に移動させることによっ
て、隣接する戸板の前面に重合する位置にまで移動させ
得るようにしていることが有効である。
【0010】この場合の上可動化粧カバーの具体的な実
施の態様としては、鉛直壁及び水平壁を側面視L字状に
連設して構成し、その水平壁を、後端を対応する戸板の
前面に密着ないし近接させて上部支持機構の下方を閉止
し得る位置に、またその鉛直壁を戸板から前方へ変位さ
せて上部支持機構の前方を閉止し得る位置にそれぞれ配
設するとともに、上可動化粧カバーの一部を上部支持機
構の可動レールその他の可動部に接続していることが望
ましい。下可動化粧カバーも同様に、鉛直壁及び水平壁
を側面視逆L字状に連設して構成し、その水平壁を、後
端を対応する戸板の前面に密着ないし近接させて下部支
持機構の上方を閉止し得る位置に、またその鉛直壁を戸
板から前方へ変位させて下部支持機構の前方を閉止し得
る位置にそれぞれ配設するとともに、下可動化粧カバー
の一部を下部支持機構の可動レールその他の可動部に接
続していることが望ましい。
【0011】引き出した戸板を隣接する戸板の前方に移
動させるための構成としては、上可動レールを前方に移
動させた際に該可動レールの端部が合致することとなる
上補助固定レールを、隣接する戸板の上縁近傍の前方に
配設し、この上補助固定レールを閉止位置にある上可動
化粧カバーにより隠蔽するとともに、戸板を引き出した
際に上補助固定レールを解放し得るようにしている構成
や、下可動レールを前方に移動させた際に該可動レール
の端部が合致することとなる下補助固定レールを、隣接
する戸板の下縁近傍の前方に配設し、この下補助固定レ
ールを閉止位置にある下可動化粧カバーにより隠蔽する
とともに、戸板を引き出した際に下補助固定レールを解
放し得るようにしている構成が好都合である。
【0012】展示ケース全体に安定した一連の挙動を付
与するためには、上部支持機構及び下部支持機構を、駆
動機構により連動して同期駆動するようにしていること
が有効である。本発明は、戸板が、ガラス製の戸板本体
と、この戸板本体に取着され戸板の上縁及び下縁をなす
上下の保護枠とを具備してなり、上下の可動化粧カバー
がこれら上下の保護枠を隠蔽する位置に配設されている
ものに適用して極めて有用なものとなり得る。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例の展示ケースは、美術館等に設置
されるもので、図1に示すように、ケース本体1の前面
開口部1aにガラス製の固定戸板2及び可動戸板3を相
隣接して面一に配設してなるものである。そして、可動
戸板3を前後方向及び幅方向に移動可能に支持してお
き、この可動戸板3を図2に矢印Aで示すように閉止位
置から前方に引出した後、引き続き幅方向に沿って同図
中矢印Bで示すように隣接する固定戸板2の前面に重合
する位置にまで移動させることによって、ケース本体1
の前面開口部1aを開成させ得るようにしている。
【0014】具体的に説明すると、ケース本体1は、図
2及び図4に示すように、床面11、側面12、背面1
3及び天井面14によって囲繞される位置に展示品を陳
列するための展示空間Sを形成し、その前面を開口部1
aとしているもので、その前面開口部1aの上方及び下
方にそれぞれ後述する可動化粧カバー15、16を配設
している。
【0015】固定戸板2は、図6及び図7に示すよう
に、ガラス製の戸板本体21の上、下に該戸板21の上
縁2a及び下縁2bとなる保護枠22、23を設けてな
るもので、上保護枠22を懸吊杆24を介してケース本
体1に設けた上部支持体17に固定し、下保護枠23を
ケース本体1に設けた下部支持体18に台座18aを介
し固定して、全体を鉛直に配設している。また、この固
定戸板2には、前方へ所定距離離間した位置に、前記上
部支持体17及び下部支持体18にそれぞれ支持させて
上下の補助固定レール41、42を付帯して設けてい
る。上補助固定レール41は、中央に連続開口41aを
有する底壁41bを下縁側に連接した下向チャネル状を
なし、台座41cを介して前記上部支持体17に固定さ
れている。また、下補助固定レール42は、上向チャネ
ル状をなし、台座42aを介して前記下部支持体18に
固定されている。
【0016】一方、可動戸板3は、図3、図4、図5、
図8及び図9に示すように、ガラス製の戸板本体31の
上、下に該戸板3の上縁3a及び下縁3bとなる保護枠
32、33を設けてなるもので、上保護枠32をケース
本体1に設けた上部支持機構5に支持させ、下保護枠3
3をケース本体1に設けた下支持機構6に支持させてい
る。上部支持機構5は、中央に連続開口51aを有する
底壁51bを下縁側に連接してなる下向チャネル状の上
可動レール51と、この上可動レール51を取り付けた
ベース51xを前記上支持部材17を足場にして前後移
動可能に支持するリニアモーションガイド52と、その
上可動レール51内において底壁51bの上向面51c
に車輪53aを介して水平軸m回りに転動可能に配設さ
れる移動体53とを具備してなるもので、この移動体5
3に懸吊杆54を介して前記可動戸板3の上保護枠32
を懸吊支持している。下部支持機構6は、上方に開口す
るチャネル状の下可動レール61と、この下可動レール
61を取り付けたベース61xを前記下支持部材18を
足場にして前後移動可能に支持するリニアモーションガ
イド62と、その下可動レール61内において側壁61
a間にローラ63aを介して鉛直軸n回りに遊転可能に
配設される添接体63とを具備してなるもので、この添
接体63を前記可動戸板3の下保護枠33に垂設してい
る。前記リニアモーションガイド52、62は、基台5
2a、62aに対してスライド自在にガイド部材52
b、62bを嵌装した構成からなる一般的なものであ
る。
【0017】そして、前記可動戸板3の上縁3a及び下
縁3bを同期して前後方向に駆動すべく、図3、図4、
図5、図8〜図11に示すように、ラダーチェーン71
と、回転部材72を収容したチェーンケース73と、可
撓性のある長尺伝達部材74と、変換部75と、駆動源
たるハンドル76とからなる駆動機構7を設けている。
ラダーチェーン71は、チェーンケース73に一部収容
された状態で可動戸板3の上縁3a近傍及び下縁3b近
傍の各左右2箇所に配設されているもので、図10及び
図11に示すように多数のチェーン要素71aを連結部
材71bで連結した構造をなしており、チェーンケース
73から後方に繰り出されたときは直線状をなしてその
直線方向に付勢力を伝達することができ、チェーンケー
ス73内に引き込まれるときは直線方向に牽引力を伝達
しながら一方向へ湾曲して巻き取ることができるもので
ある。回転部材72は、前記ラダーチェーン71と噛合
するスプロケット状のもので、前記チェーンケース73
内に軸着されており、この回転部材72の正逆回転によ
ってラダーチェーン71をチェーンケース73から繰り
出し、又は巻き取ることができる。長尺伝達部材74
は、チューブ74a内にねじ溝を有するワイヤケーブル
74bを長手方向に進退可能に収容したもので、この長
尺伝達部材74を、図3及び図4に示すようにケース本
体1の上方に配設した各チェーンケース73を通過させ
て引き回した後、ケース本体1の下方に設けた開閉扉1
6xの背後にまで引き込み、引き続きケース本体1の下
方に配設した各チェーンケース73を通過させて引き回
している。チューブ74aはチェーンケース73、73
間又はチェーンケース73と後述するハンドルボックス
76aとの間に配設されてワイヤケーブル74bの軌道
距離を一定に保ち、ワイヤケーブル74bの長手方向の
移動力が途中で撓み変形に終わることを防止しているも
のである。チェーンケース73内及びハンドルボックス
76a内においては、長尺伝達部材74はチューブ74
aが除去され、ワイヤケーブル74bが剥き出しにされ
ている。変換部75は、前記回転部材72に軸心oを合
致させて一体回転可能に軸着したギヤ75aと前記ワイ
ヤケーブル74bとをラックピニオン状に噛合させて構
成したもので、ワイヤケーブル74bがチューブ74a
内で長手方向に進退移動すると、その移動力をギヤ75
aの回転力に変換してラダーチェーン71の繰り出し又
は巻取りを行うものである。ハンドル76は、固定戸板
2の右側に隣接する戸板2x(この実施例では固定の戸
板)の下化粧カバー近傍に配設されているもので、ハン
ドルボックス76a内に図示しないスプロケットを軸着
するとともに、このスプロケットを前記ワイヤケーブル
74bに噛合させてあり、ハンドル76の把手76bを
正逆回転させると、ワイヤケーブル74bをチューブ7
4a内で長尺方向に進退移動させ得るようにしている。
この場合、ハンドル76の操作により、ワイヤケーブル
74bの上部引き回し部分と下部引き回し部分とは図3
及び図5に矢印で例示するように逆方向の進退動作を行
うこととなるが、ラダーチェーン71は上部と下部で合
致した繰り出し、巻き取り動作を行うように変換部75
の変換方向が規定されている。しかして、ラダーチェー
ン71の繰り出し端71cは、駆動力伝達部材71xを
介して可動レール51、61やリニアモーションガイド
52、62など前後可動な適宜部位に連結してある。
【0018】なお、駆動機構7を操作した場合、上下の
可動レール51、61はその端部が隣接する補助固定レ
ール41、42の端部に合致する位置で停止するよう
に、ストッパなどの適宜の規制手段が設けてある。ここ
で、本実施例における上可動化粧カバー15及び下可動
化粧カバー16の具体的な構造及び取付位置について詳
述する。上可動化粧カバー15は、図6及び図8に示す
ように、固定戸板2及び可動戸板3の各上縁2a、3a
をなす保護枠22、32を前方から隠蔽し得る位置に配
設された戸板2枚分の幅寸法を有するもので、水平壁1
5a及び鉛直壁15bを側面視L字形に連接した構成か
らなる。そして、その水平壁15aを、後端15a1を
対応する固定戸板2の戸板本体21及び可動戸板3の戸
板本体31の各前面に近接させて上部支持機構5及び上
補助固定レール41の下方を隠蔽し得る位置に配設し、
鉛直壁15bを固定戸板2及び可動戸板3から前方へ変
位させて上部支持機構5及び上補助固定レール41の前
方を閉止し得る位置に配設するとともに、その鉛直壁1
5bを上部支持機構5の可動部、具体的にはリニアモー
ションガイド52によって駆動されるベース51xに取
り付けて、該上可動化粧カバー15を上可動レール51
と共に一体的に前方へ引き出し、同時に上補助固定レー
ル41の下方空間を解放し得るようにしている。
【0019】また、下可動化粧カバー16は、図7及び
図9に示すように、固定戸板2及び可動戸板3の各下縁
2b、3bをなす保護枠23、33を前方から隠蔽し得
る位置に配設された戸板2枚分の幅寸法を有するもの
で、水平壁16a及び鉛直壁16bを側面視逆L字形に
連接した構成からなる。そして、その水平壁16aを、
後端16a1を対応する固定戸板2の戸板本体21及び
可動戸板3の戸板本体31の各前面に近接させて下部支
持機構6及び下補助固定レール42の上方を隠蔽し得る
位置に配設し、鉛直壁16bを固定戸板2及び可動戸板
3から前方へ変位させて下部支持機構6及び下補助固定
レール42の前方を閉止し得る位置に配設するととも
に、その鉛直壁16bを下部支持機構6の可動部、具体
的にはリニアモーションガイド62によって駆動される
ベース61xに取り付けて、該下可動化粧カバー16を
下可動レール61と共に一体的に前方へ引き出し、同時
に下補助固定レール42の上方空間を解放し得るように
している。
【0020】このように、上下の可動化粧カバー15、
16は、支持機構5、6の可動部に接続され、可動戸板
3と共に前後移動するものであるが、片持ち的な支持状
態となることを回避するために、図3に示すように固定
戸板2側にも上下各1箇所に可動戸板3に対すると同様
のリニアモーションガイド152、162及びラダーチ
ェーン171を設けて可動化粧カバー15、16のガイ
ド及び駆動のみを行わせるようにしている。勿論、これ
らの可動化粧カバー15、16は可動戸板3と共に前後
可動な部位であれば支持機構5、6の他の部位に取り付
けておくこともできる。
【0021】次に、本実施例の取扱方法について説明す
る。先ず、図1に示すように固定戸板2と可動戸板3と
が面一に連続する閉止位置から、図2に示すようにカバ
ー16xを開けてハンドル7の把手76bを操作する
と、その回転動力により長尺伝達部材74内のワイヤケ
ーブル74bが図3及び図5に矢印で示す方向に移動
し、このワイヤケーブル74bに関連づけられたラダー
チェーン71がチェーンボックス73内に引き込まれ
る。その結果、図5、図8及び図9に矢印及び想像線で
示すように上可動レール51及び下可動レール61がそ
れらの端部を隣接する補助固定レール41、42(図5
及び図6参照)の端部に合致する位置にまで可動戸板3
を保持したままで引き出される。このとき、上下の可動
化粧カバー15、16も連動して引き出される。そし
て、その位置から可動戸板3に吸着把手等を介して正面
視右方向への付勢力を付与すると、可動戸板3は移動体
53の車輪53aを上可動レール51の上向面51c上
において転動させながら、また添接体63のローラ63
aを必要に応じて下可動レール61の側壁61aに転接
させながら、上下の可動レール51、61に沿って移動
し、図6及び図7に想像線で示すように隣接する補助固
定レール41、42に進入する。そして、可動戸板3が
隣接する固定戸板2の前面に略合致する位置にまで移動
した図2に示す状態で、可動戸板3が配設されていた部
分に対応するケース本体1の前面開口部1aが開成す
る。また、上記と逆の操作を行えば、再び展示ケースは
図1に示す閉止状態に復帰する。
【0022】以上のようにして、この実施例の展示ケー
スは、平素は可動戸板3を固定戸板2に対し面一なる閉
止位置に保持して観覧の便を向上させることができ、必
要時にはハンドル操作により可動戸板3を引き出して幅
方向に移動させることにより、簡単に展示品の出し入れ
が可能な状態にすることができるものである。そして、
本実施例は、ケース本体1に、可動戸板2の上縁2a近
傍及び下縁2b近傍を前方から遮蔽する上下の可動化粧
カバー15、16を設けているため、閉止位置で可動戸
板3の上縁3a及び下縁3bを、これを支持する支持機
構5、6と共に好適に隠蔽して、展示ケースの良好な外
観を確保することができる。しかも、可動戸板3を前後
方向に移動させた際に、可動化粧カバー15、16もこ
れに連動して前後動するように構成しているため、閉止
時に可動戸板3の上下両縁と可動化粧カバー15、16
の一部とを前後に重合させていても、可動戸板3と可動
化粧カバー15、16との干渉を全く考慮する必要がな
い。したがって、これらを一連の動作によって一挙に移
動させて簡易に操作を完了することができ、従来に比べ
て開閉操作性を格段に向上させることが可能となる。
【0023】特に、本実施例は、これらの可動化粧カバ
ー15、16を、可動戸板3を支持、駆動する上下の支
持機構5、6の可動レール51、61と共に一体的に移
動させ得るようにしているため、可動戸板3と可動化粧
カバー15、16との相対関係を常に一定に保って、隠
蔽状態や開閉動作に確実性を期すことができる。また、
本実施例は、引き出し時及び幅方向移動時の操作をより
簡単に行い得るようにするために、閉止位置にある可動
戸板3を、前方への移動によって開成させるようにして
おり、後方への移動に比べて特に可動戸板3と可動化粧
カバー15、16との干渉が生じ易い構成を採用してい
るものであるが、上可動化粧カバー15を、鉛直壁15
b及び水平壁15aを側面視L字状に連設して構成し、
その水平壁15aを、後端15a1を対応する可動戸板
2の前面に密着ないし近接させて上部支持機構5の下方
を閉止し得る位置に、またその鉛直壁15bを可動戸板
3から前方へ変位させて上部支持機構5の前方を閉止し
得る位置にそれぞれ配設するとともに、上可動化粧カバ
ー15の一部を上部支持機構5の可動部であるベース5
1xに接続しているため、上可動化粧カバー15による
周辺の隠蔽状態と適正な連動状態とを好適に両立させる
ことができる。下可動化粧カバーも同様に、鉛直壁16
b及び水平壁16aを側面視逆L字状に連設して構成
し、その水平壁16aを、後端16a1を対応する可動
戸板3の前面に密着ないし近接させて下部支持機構6の
上方を閉止し得る位置に、またその鉛直壁16bを可動
戸板3から前方へ変位させて下部支持機構6の前方を閉
止し得る位置にそれぞれ配設するとともに、下可動化粧
カバー16の一部を下部支持機構6の可動部であるベー
ス61xに接続しているため、下可動化粧カバー16に
よる周辺の隠蔽状態と適正な連動状態とを好適に両立さ
せることができる。
【0024】さらに、本実施例は、引き出した可動戸板
3を隣接する固定戸板2の前方に移動させるために、上
可動レール51を前方に移動させた際に該可動レール5
1の端部が合致することとなる上補助固定レール41
を、隣接する固定戸板2の上縁2a近傍の前方に配設
し、また、下可動レール61を前方に移動させた際に該
可動レール61の端部が合致することとなる下補助固定
レール42を、隣接する固定戸板2の下縁2b近傍の前
方に配設し、これらの補助固定レール41、42を閉止
位置にある上、下の可動化粧カバー15、16により隠
蔽するとともに、可動戸板3を引き出した際に両補助固
定レール15、16間を解放し得るようにしているた
め、固定戸板2に対しても可動化粧カバー15、16に
よる好適な隠蔽状態と適正な退避状態とを実現すること
ができる。
【0025】さらにまた、上部支持機構5及び下部支持
機構6を、駆動機構7により連動して同期駆動し、これ
により可動戸板3を、上下の可動レール51、61、上
下の可動化粧カバー15、16もろとも一挙に移動させ
るようにしているため、展示ケース全体に安定した一連
の挙動を付与することができ、操作性を格段に簡易なも
のとすることができる。
【0026】特に、本実施例の可動戸板3は、ガラス製
の戸板本体31と、この戸板本体31に取着され可動戸
板3の上縁3a及び下縁3bをなす上下の保護枠32、
33とを具備し、上下の可動化粧カバー15、16がこ
れら上下の保護枠32、33を隠蔽する位置に配設され
ているものであるため、保護枠32、33に上記支持機
構5、6を連結して構成しても、ガラス面以外の部分を
遮蔽して展示ケースとしての有効な機能を担保すること
が可能となる。
【0027】なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。例えば、駆動源に
電動駆動機構を採用してもよく、可動戸板は閉止位置か
ら後方に移動させて開成させるようにすることもでき
る。また、可動戸板は懸吊以外の構造、例えば下可動レ
ールに載置させることによって支持することもでき、レ
ール支持機構の移動体や添接体は他の構成によることも
可能である。
【0028】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載される効果を奏する。すなわち、本
発明の展示ケースは、平素は戸板を隣接する戸板に対し
面一なる閉止位置に保持して観覧の便を向上させ、必要
時には戸板を前後及び幅方向に移動させて簡単に展示品
の出し入れが可能な状態にすることができるものであ
る。そして、ケース本体に、戸板の上縁近傍を前方及び
下方から、下縁近傍を前方及び上方から遮蔽する相隣接
する戸板分の幅寸法を有する上下の可動化粧カバーを設
けているため、閉止位置で戸板の上縁及び下縁を、これ
を支持する支持機構と共に好適に隠蔽して、展示ケース
の良好な外観を確保することができる。しかも、戸板を
前後方向に移動させた際に、可動化粧カバーもこれに連
動して前後動するように構成しているため、閉止時に戸
板の上下両縁と可動化粧カバーの一部とを前後に重合さ
せていても、これらの干渉を回避することができ、一連
の操作によって開閉操作を格段に簡易に行う事が可能と
なる。
【0029】特に、可動化粧カバーを、戸板を支持、駆
動する上下の支持機構の可動レールと共に一体的に移動
させ得るようにした場合には、戸板と可動化粧カバーと
の相対関係を常に一定に保って隠蔽状態や開閉動作を確
実なものにすることができる。また、引き出し時及び幅
方向移動時の操作をより簡単に行い得るようにするため
に、閉止位置にある可動戸板を、前方への移動によって
開成させるようにした場合でも、上可動化粧カバーを、
鉛直壁及び水平壁を側面視L字状に連設して構成し、そ
の水平壁を、後端を対応する可動戸板の前面に密着ない
し近接させて上部支持機構の下方を閉止し得る位置に、
またその鉛直壁を戸板から前方へ変位させて上部支持機
構の前方を閉止し得る位置にそれぞれ配設するととも
に、上可動化粧カバーの一部を上部支持機構の可動部に
接続しておけば、上可動化粧カバーによる周辺の隠蔽状
態と適正な連動状態とを好適に両立させることができ
る。下可動化粧カバーもこれに準じた構成によって同等
の効果を挙げることができる。
【0030】さらに、引き出した戸板を隣接する固定戸
板の前方に移動させるために、上可動レールを前方に移
動させた際に該可動レールの端部が合致することとなる
上補助固定レールを、隣接する戸板の上縁近傍の前方に
配設し、また、下可動レールを前方に移動させた際に該
可動レールの端部が合致することとなる下補助固定レー
ルを、隣接する戸板の下縁近傍の前方に配設し、これら
の補助固定レールを閉止位置にある上、下の可動化粧カ
バーにより隠蔽するとともに、戸板を引き出した際に両
補助固定レール間を解放し得るようにした場合には、隣
接する戸板に対しても可動化粧カバーによる好適な隠蔽
状態と適正な退避状態とを実現することができる。
【0031】さらにまた、上部支持機構及び下部支持機
構を、駆動機構により連動して同期駆動し、これにより
戸板を、上下の可動化粧カバー等とともに一挙に移動さ
せるようにした場合には、展示ケース全体に安定した一
連の挙動を付与することができ、操作性を格段に簡易な
ものとすることができる。また、戸板が、ガラス製の戸
板本体と、この戸板本体に取着された保護枠とを具備す
る場合に、上下の可動化粧カバーにこれら上下の保護枠
を隠蔽させておけば、ガラス面以外の部分を好適に遮蔽
して展示ケースとしての有効な機能を担保することが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を閉止状態において示す斜視
図。
【図2】同実施例を開成状態において示す斜視図。
【図3】同実施例の模式的な正面図。
【図4】同実施例の模式的な右側断面図。
【図5】図4に対応した作用説明図。
【図6】同実施例における固定戸板の上縁近傍を一部省
略して示す要部拡大断面図。
【図7】同下縁近傍を一部省略して示す要部拡大断面
図。
【図8】同実施例における可動戸板の上縁近傍を一部省
略して示す要部拡大断面図。
【図9】同下縁近傍を一部省略して示す要部拡大断面
図。
【図10】同実施例のラダーチェーンを示す部分側面
図。
【図11】同部分平面図。
【符号の説明】
1…ケース本体 1a…前面開口部 2…固定戸板 3…可動戸板 3a…上縁 3b…下縁 5…上部支持機構 6…下部支持機構 7…駆動機構 15…上可動化粧カバー 15a…水平壁 15a1…後端 15b…鉛直壁 16…下可動化粧カバー 16a…水平壁 16a1…後端 16b…鉛直壁 21…戸板本体 22、23…保護枠 31…戸板本体 32、33…保護枠 41…上補助固定レール 42…下補助固定レール 51…上可動レール 51x…可動部(ベース) 61…下可動レール 61x…可動部(ベース)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−128262(JP,A) 特開 平3−161677(JP,A) 特開 平4−216788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47F 1/00 - 3/14

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケース本体と、閉止位置において該ケース
    本体の前面開口部を面一に閉止する位置に配設されるガ
    ラス板等の透明剛体を主体として構成される複数の戸板
    とを備え、相隣接する戸板の一方を前後何れかの方向に
    移動させた後、引き続き、隣接する戸板の上縁近傍およ
    び下縁近傍の前方に配設した上下の補助固定レールに
    方向に沿って移動させることによって、該戸板を隣接す
    る戸板に重合させてケース本体の前面を開放し得るよう
    にした展示ケースにおいて、ケース本体に、戸板の上縁
    近傍を前方及び下方から、下縁近傍を前方及び上方から
    それぞれ遮蔽する相隣接する戸板分の幅寸法を有する
    下の可動化粧カバーを設け、これらの可動化粧カバーを
    戸板と共に前後方向に移動させ得るように構成してなる
    ことを特徴とする展示ケース。
  2. 【請求項2】戸板の上下両縁をそれぞれ可動レールを備
    えた上下の支持機構により支持し、これら各可動レール
    を上下の可動化粧カバーと共に前後方向に一体的に移動
    させ得るようにしていることを特徴とする請求項1記載
    の展示ケース。
  3. 【請求項3】閉止位置にある戸板を上下の可動化粧カバ
    ーと共に前方に引き出し、その位置から戸板を幅方向に
    移動させることによって、隣接する戸板の前面に重合す
    る位置にまで移動させ得るようにしていることを特徴と
    する請求項1又は2記載の展示ケース。
  4. 【請求項4】上可動化粧カバーを、鉛直壁及び水平壁を
    側面視L字状に連設して構成し、その水平壁を、後端を
    対応する戸板の前面に密着ないし近接させて上部支持機
    構の下方を閉止し得る位置に、またその鉛直壁を戸板か
    ら前方へ変位させて上部支持機構の前方を閉止し得る位
    置にそれぞれ配設するとともに、上可動化粧カバーの一
    部を上部支持機構の可動部に接続していることを特徴と
    する請求項3記載の展示ケース。
  5. 【請求項5】下可動化粧カバーを、鉛直壁及び水平壁を
    側面視逆L字状に連設して構成し、その水平壁を、後端
    を対応する戸板の前面に密着ないし近接させて下部支持
    機構の上方を閉止し得る位置に、またその鉛直壁を戸板
    から前方へ変位させて下部支持機構の前方を閉止し得る
    位置にそれぞれ配設するとともに、下可動化粧カバーの
    一部を下部支持機構の可動部に接続していることを特徴
    とする請求項3又は4記載の展示ケース。
  6. 【請求項6】上可動レールを前方に移動させた際に該可
    動レールの端部が合致することとなる上補助固定レール
    を、隣接する戸板の上縁近傍の前方に配設し、この上補
    助固定レールを閉止位置にある上可動化粧カバーにより
    隠蔽するとともに、戸板を引き出した際に上補助固定レ
    ールを解放し得るようにしていることを特徴とする請求
    項4記載の展示ケース。
  7. 【請求項7】下可動レールを前方に移動させた際に該可
    動レールの端部が合致することとなる下補助固定レール
    を、隣接する戸板の下縁近傍の前方に配設し、この下補
    助固定レールを閉止位置にある下可動化粧カバーにより
    隠蔽するとともに、戸板を引き出した際に下補助固定レ
    ールを解放し得るようにしていることを特徴とする請求
    項5記載の展示ケース。
  8. 【請求項8】上部支持機構及び下部支持機構を、駆動機
    構により連動して同期駆動するようにしていることを特
    徴とする請求項2又は3記載の展示ケース。
  9. 【請求項9】戸板が、ガラス製の戸板本体と、この戸板
    本体に取着され戸板の上縁及び下縁をなす上下の保護枠
    とを具備してなり、上下の可動化粧カバーがこれら上下
    の保護枠を隠蔽する位置に配設されていることを特徴と
    する請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載の展
    示ケース。
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