JP7493975B2 - 什器 - Google Patents
什器 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7493975B2 JP7493975B2 JP2020059295A JP2020059295A JP7493975B2 JP 7493975 B2 JP7493975 B2 JP 7493975B2 JP 2020059295 A JP2020059295 A JP 2020059295A JP 2020059295 A JP2020059295 A JP 2020059295A JP 7493975 B2 JP7493975 B2 JP 7493975B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- opening
- movable
- moves
- linkage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 55
- 230000007704 transition Effects 0.000 claims description 40
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 14
- 230000008569 process Effects 0.000 claims description 12
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 13
- 239000000463 material Substances 0.000 description 13
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 8
- NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N acrylic acid group Chemical group C(C=C)(=O)O NIXOWILDQLNWCW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 2
- 230000008859 change Effects 0.000 description 2
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 2
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 2
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 230000014509 gene expression Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 238000006467 substitution reaction Methods 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Freezers Or Refrigerated Showcases (AREA)
Description
また、特許文献1の構成にあっては、透過パネルとメンテナンスパネルとが同時に移動を開始するため、特に初動時に駆動機構にかかる負荷が大きいという課題があった。
本発明の一態様に係る什器は、第1方向に開口する第1開口部及び第2開口部を有する筐体と、前記第1開口部を開放する第1開位置及び前記第1開口部を閉塞する第1閉位置に移動可能な第1パネルと、前記第2開口部を開放する第2開位置及び前記第2開口部を閉塞する第2閉位置に移動可能な第2パネルと、前記第1パネル及び前記第2パネルを前記筐体に対して前記第1方向に移動させる開閉機構と、を備え、前記開閉機構は、前記第1方向に交差する第2方向に移動可能に、前記筐体に支持された可動部と、前記第1パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が第1位置から前記第2方向の一方側に移動する過程で、前記第1閉位置と前記第1閉位置との間の第1連係終了位置まで前記第1パネルを移動させる第1連係部と、前記第2パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が前記第1位置よりも前記一方側に位置する第2位置から前記一方側に移動する過程で、前記第2閉位置と前記第2開位置との間の第2連係終了位置まで前記第2パネルを移動させる第2連係部と、を備えている。
特に、本態様では、可動部が第2方向の一方側に移動する過程において、第1パネルが第2パネルに先立って連係終了位置への移動を開始する。これにより、第1パネル及び第2パネルの移動を同時に開始する場合に比べ、特に初動時に開閉機構に掛かる負荷を低減できる。
しかも、本態様では、可動部の第2方向の移動に伴い、第1パネル及び第2パネルが第1方向に移動する構成とした。この構成によれば、可動部の移動方向を第1パネル及び第2パネルの移動方向と同一の第1方向にする場合に比べ、開閉機構の第1方向の寸法を小さくできる。これにより、什器の小型化や什器内でのレイアウト性向上を図ることができる。
本態様によれば、従節部が各遷移部上を摺動することで、各連係部が第1方向における筐体から離間する側に移動する。これにより、連係部を介して各パネルを連係終了位置に移動させることができる。これにより、動作信頼性や耐久性に優れた安価な開閉機構を提供できる。
本態様によれば、各パネルを別々のタイミングで動作させることで、上述した初動時に加え定常時(移動開始してから連携終了位置まで移動する間)においても、開閉機構に掛かる負荷をより確実に軽減できる。これにより、開閉機構の低コスト化や小型化等を図ることができる。
本態様によれば、閉位置において各パネル間の境界部分に隙間等が生じるのを抑制できる。しかも、各パネルの重なり部分に開閉機構を配置した場合には、開閉機構が什器の外部から視認し難くなる。
本態様によれば、第2パネルを開位置まで移動させるにあたって、例えば前後方向に回動させる構成等に比べ、第2パネルの移動量に対する第2開口部の開口量を確保し易い。そのため、例えば展示ケース等の比較的大きなパネルであっても、開閉作業時の作業スペースを確保し易くなる。
本態様によれば、第2パネルが連係終了位置に移動することで、第2パネルを第3パネルと重なり合う位置まで移動させることができる。これにより、第2パネルが開位置での第2開口部の開口面積を確保できる。
本態様によれば、例えば第1開口部に通じた空間に照明等を収容しつつ、第2開口部を通じた空間に展示物等を収容できる。これにより、使い勝手に優れた什器を提供できる。
図1は、可動パネル51が閉位置にある状態を示す展示ケース1の斜視図である。図2は、可動パネル51が開位置にある状態を示す展示ケース1の斜視図である。
図1、図2に示す展示ケース(什器)1は、例えば博物館や美術館、展示場等の施設に設置される。展示ケース1は、内部に収容された展示物を、施設の来場者が視認可能に構成されている。なお、展示物は、例えば文書や出土品、装飾品、美術品、文化財、商品等が挙げられる。以下の説明において、展示ケース1が設置された床面Fの法線方向を上下方向(矢印UPが上方)とし、上下方向に直交する方向をそれぞれ前後方向(矢印FRが前方)及び左右方向(矢印LHが左側)とする。
図3は、図1のIII-III線に沿う断面図である。図4は、図1のIV-IV線に沿う断面図である。
図2~図4に示すように、筐体10は、前方に開口する箱型に形成されている。具体的に、筐体10は、骨格部材20と、内装材21(図2参照)と、外装材22と、を備えている。
図3、図4に示すように、骨格部材20は、筐体10の骨格を形成する。具体的に、骨格部材20は、縦フレーム25と、横フレーム26,27と、中間フレーム28(図3参照)と、を備えている。
縦フレーム25は、左右方向に開口する枠状に形成されている。縦フレーム25は、左右方向に間隔をあけて複数(図示の例では、一対)設けられている。縦フレーム25の下端部は、床面Fに接地している。
図1、図2に示すように、外装材22は、上述した各開口部31~33を開放した状態で骨格部材20の周囲を囲んでいる。
図1、図2に示すように、透過パネル11は、展示開口部32内に配置されている。透過パネル11は、固定パネル50と、可動パネル51と、を備えている。
固定パネル50は、ガラスやアクリル等、光透過性を有する材料により形成されている。固定パネル50は、展示開口部32内における左右方向の一方側(図示の例では右側)に嵌め込まれている。具体的に、固定パネル50の右側端部は、縦フレーム25の前端部に固定されている。固定パネル50のうち、下端部は下側横フレーム27の前端部(前側第2杆材24a)に固定され、上端部は中間フレーム28に固定されている。固定パネル50は、展示開口部32内の右半分において、展示空間40の内外を仕切っている。
上枠部61は、パネル本体60の上端縁に、左右方向に沿って取り付けられている。
上ローラ62は、上枠部61から上方に突出して設けられている。上ローラ62は、上下方向に沿う軸線回りに回転可能に上枠部61に支持されている。本実施形態において、上ローラ62は、左右方向に間隔をあけて複数(例えば2つ)設けられている。
下枠部63は、パネル本体60の下端縁に、左右方向に沿って取り付けられている。
下ローラ64は、下枠部63において、前後方向に沿う軸線回りに回転可能に支持されている。本実施形態において、下ローラ64は、左右方向に間隔をあけて複数設けられている。
ガイドレール55は、中間フレーム28の下面に取り付けられている。ガイドレール55は、下方に開口するU字状に形成されている。ガイドレール55は、上ローラ62を収容して、上ローラ62を介して可動パネル51の移動を案内する。
図5に示すように、ガイドレール55は、左右方向に沿って延びる左右案内部55aと、前後方向に延びる前後案内部55bと、を備えている。
左右案内部55aは、中間フレーム28に沿って左右方向に延在している。本実施形態において、左右案内部55aは、固定パネル50の前方を含む中間フレーム28の全域に亘って形成されている。
前後案内部55bは、左右案内部55aのうち固定パネル50に対して左側に位置する部分から後方に分岐している。前後案内部55bは、上ローラ62に対応して左右方向に間隔をあけて複数設けられている。
また、可動パネル51は、上ローラ62が前後案内部55bに沿って左右案内部55aまで移動したとき、連係終了位置(第2連係終了位置:図14参照)に配置される。可動パネル51は、図14に示す連係終了位置において固定パネル50の前面よりも前方に配置される。
さらに、可動パネル51は、上ローラ62が左右案内部55aに位置しているとき、左右案内部55aに沿って右側にスライド移動可能に構成されている。なお、図15に示すように、可動パネル51の少なくとも一部は、開位置(第2開位置)において、前方から見て固定パネル50と重なり合う。
図3、図6に示すように、ガイドレール56は、展示開口部32の下端開口縁に沿って延在している。具体的に、ガイドレール56は、固定レール56a及び可動レール56bを備えている。固定レール56aは、下側横フレーム27の前端部(前側第2杆材24a)において、固定パネル50の前方に位置する部分に固定されている。固定レール56aは、下ローラ64の左右方向への走行を案内する。
図2、図4に示すように、下側パネル12は、下側開口部31を開閉することで、下側空間41の内外の連通及び遮断を切り替える。下側パネル12は、隣り合う縦フレーム25間に複数(例えば3枚)並んで配置されている。本実施形態では、各下側パネル12のうち、中央部に位置する下側パネル12は、左右方向において、固定パネル50と可動パネル51との境界部分を跨っている。但し、下側パネル12の数等は、適宜変更が可能である。
図2、図3に示すように、上側パネル13は、上側開口部33を開閉することで、上側空間43の内外の連通及び遮断を切り替える。上側パネル13は、隣り合う縦フレーム25間に複数(例えば3枚)並んで配置されている。本実施形態では、各上側パネル13のうち、中央部に位置する上側パネル13は、左右方向において、固定パネル50と可動パネル51との境界部分を跨っている。但し、上側パネル13の数等は、適宜変更が可能である。
図7は、図3のVII-VII線に相当する断面図である。
図7に示すように、開閉機構14は、可動パネル51及び上側パネル13を、それぞれの閉位置から連係終了位置まで連動させるものである。開閉機構14は、アクチュエータ100と、カム機構101と、ロッド103と、を備えている。
アクチュエータ100は、例えばリニアアクチュエータである。アクチュエータ100は、中間フレーム28上の左側端部に固定されている。
第1連係部110は、第1従節部130を介してロッド103と上側パネル13とを接続している。第1連係部110は、各上側パネル13に対応して左右方向に間隔をあけて複数設けられている。そのため、以下の説明では、一の上側パネル13に対応する第1連係部110を例にして説明する。なお、本実施形態において、「接続」とは、単に接触している場合も含み、また常時接触している場合に限らず、間欠的に接触している場合を含み、さらに直接的に接触している場合に限らず、何らかの部材を介して間接的に接触している場合も含む。
図7、図8に示すように、第1連係部110は、第1カムプレート113と、第1押込部114と、を備えている。
第1カムプレート113は、中間フレーム28上のうち、一の上側パネル13における左右方向の中央部に位置する部分に、前後方向に移動可能に支持されている。第1カムプレート113には、第1カムプレート113を上下方向に貫通する第1カム溝(第1案内部)116が形成されている。
第1前段空走部117は、左右方向に沿って直線状に延在している。
第1遷移部118は、第1前段空走部117に対して右側に連なっている。第1遷移部118は、右側に向かうに従い後方(筐体10に接近する側)に向けて傾斜して延在している。
第1後段空走部119は、第1遷移部118に対して右側に連なっている。第1後段空走部119は、左右方向に沿って直線状に延在している。第1後段空走部119における左右方向の長さは、第1前段空走部117に比べて長くなっている。
第2カムプレート120は、中間フレーム28上に前後方向に移動可能に支持されている。第2カムプレート120には、第2カムプレート120を上下方向に貫通する第2カム溝(第2案内部)122が形成されている。
第2前段空走部123は、左右方向に沿って直線状に延在している。第2前段空走部123における左右方向の長さは、第1前段空走部117よりも長くなっている。
第2遷移部124は、第2前段空走部123に対して右側に連なっている。第2遷移部124は、右側に向かうに従い後方に向けて傾斜して延在している。第2遷移部124の第2前段空走部123に対する傾斜角度は、第1遷移部118の第1前段空走部117に対する傾斜角度と同等になっている。また、各遷移部118,124の前後方向及び左右方向の距離は、それぞれ同等になっている。
第2後段空走部125は、第2遷移部124に対して右側に連なっている。第2後段空走部125は、左右方向に沿って直線状に延在している。第2後段空走部125における左右方向の長さは、第2前段空走部123及び第1後段空走部119に比べて長くなっている。
次に、上述した展示ケース1の作用として、パネル11~13の開閉方法について説明する。以下の説明では、各パネル11~13が全て閉位置にある状態(各空間40~42が閉塞された状態)を初期状態とする。初期状態においては、係合装置59が下側横フレーム27(前側第2杆材24a)と係合しており、第2押込部121がアクチュエータ100の自己保持機能を有するため、可動パネル51の連係終了位置への移動(前方移動)が規制されている。
まず、図1、図2に示すように、各下側パネル12を開位置に移動させる。具体的には、下側パネル12を前方に引っ張る等することで、下側パネル12が下端部を支点にして前方に回動する。これにより、各下側パネル12が開位置となる。下側パネル12が開位置になると、下側横フレーム27やガイドレール56等が前方に露出するとともに、下側規制部12aが可動パネル51の移動軌跡から前方に退避する。
次に、図9、図12に示すように、開閉機構14を動作させる。まずアクチュエータ100を駆動させると、ロッド103が右側に移動する。これに伴い、第1従節部130が第1カム溝116内を移動し、第2従節部131が第2カム溝122内を移動する。具体的に、図9~図11に示すように、第1従節部130は、第1前段空走部117を通過した後、第1遷移部118を経て第1後段空走部119に到達する。第1従節部130は、第1遷移部118を通過する過程で、第1遷移部118の内面上を摺動することで、右側に向かうに従い第1カムプレート113を前方に向けて押し込む。これにより、第1カムプレート113を介して上側パネル13が前方に押し込まれる。すると、上側パネル13が上端部を支点に前方に向けて回動する。
この構成によれば、上側パネル13及び可動パネル51の開操作時において、上側パネル13に直接アクセスすることなく、上側パネル13及び可動パネル51を連係終了位置まで移動させることができる。これにより、各パネル13,51の開操作を行い易くなり、メンテナンス性を向上させることができる。
特に、本実施形態では、ロッド103が左右方向に移動する過程において、可動パネル51の移動開始に先立って上側パネル13の連係終了位置への移動を開始させることができる。これにより、上側パネル13及び可動パネル51の移動を同時に開始する場合に比べ、特に初動時に開閉機構14に掛かる負荷を低減できる。
この構成によれば、ロッド103の移動方向を各パネル13,51の移動方向と同一の前後方向にする場合に比べ、開閉機構14の前後方向の寸法を小さくできる。これにより、展示ケース1の小型化や展示ケース1内でのレイアウト性向上を図ることができる。
この構成によれば、各従節部130,131がカム溝116,122の内面を摺動するだけでパネル13,51を移動させることができるので、動作信頼性や耐久性に優れた安価な開閉機構14を提供できる。
この構成によれば、上側パネル13と可動パネル51とを別々のタイミングで動作させることで、上述した初動時に加え定常時(移動開始してから連携終了位置まで移動する間)においても、開閉機構14に掛かる負荷をより確実に軽減できる。これにより、開閉機構14の低コスト化や小型化等を図ることができる。
この構成によれば、上側パネル13と可動パネル51との境界部分に隙間等が生じるのを抑制できる。しかも、上側パネル13と可動パネル51との重なり部分に開閉機構14を配置することで、開閉機構14が展示ケース1の外部から視認されるのを抑制できる。
この構成によれば、可動パネル51を開位置まで移動させるにあたって、例えば前後方向に回動させる構成等に比べ、可動パネル51の移動量に対する展示開口部32の開口量を確保し易い。そのため、例えば展示ケース1等の比較的大きな可動パネル51であっても、開閉作業時の作業スペースを確保し易くなる。
この構成によれば、上側パネル13が連係終了位置に移動することで、可動パネル51を固定パネル50と重なり合う位置まで移動させることができる。これにより、可動パネル51が開位置での展示開口部32の開口面積を確保できる。
この構成によれば、例えば上側空間42に照明等を収容しつつ、展示空間40に展示物を収容できる。これにより、使い勝手に優れた展示ケース1を提供できる。
以上、本発明の好ましい実施形態を説明したが、本発明はこれら実施形態に限定されることはない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。本発明は上述した説明によって限定されることはなく、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される。
上述した実施形態では、開閉機構14がアクチュエータ100によって駆動する構成について説明したが、この構成に限られない。開閉機構14(ロッド103)は、手動で動作させてもよい。
上述した実施形態では、ロッド103が左右方向に移動する構成について説明したが、ロッド103に替えてベルトやチェーン等を左右方向に走行させる構成であってもよい。
上述した実施形態では、上側パネル13及び可動パネル51の双方を連係終了位置まで移動させる構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、上側パネル13が連係終了位置になったタイミングでロッド103の移動を停止させてもよい。この場合、可動パネル51を閉位置に維持した状態で、上側パネル13のみを連係終了位置から開位置まで移動させてもよい。
また、上述した実施形態では、閉位置と開位置との間のうち、開位置以外の位置に連係終了位置を設定した場合について説明したが、連係終了位置が開位置と一致していてもよい。すなわち、上側パネル13及び可動パネル51が、開閉機構14によって閉位置から連係終了位置まで移動した後、さらに開位置まで移動させる構成について説明したが、この構成に限られない。上側パネル13及び可動パネル51は、開閉機構14によって閉位置から開位置まで移動する構成であってもよい。
上述した実施形態では、上側パネル13及び可動パネル51の一部同士が重なり合う構成について説明したが、この構成に限られない。上側パネル13及び可動パネル51は、互いに離間していてもよい。
上述した実施形態では、遷移部118,124を直線状に形成した場合について説明したが、遷移部118,124は円弧状等に形成してもよい。また、遷移部118,124の傾斜角度は、各空走部117,119間で一様な構成に限らず、各空走部117,119間で変化していてもよい。
上述した実施形態では、開閉機構14としてカム機構を例にして説明したが、この構成に限られない。開閉機構14は、例えばラックピニオン機構等を採用してもよい。
上述した実施形態では、透過パネル11が2枚のパネル50,51からなる構成について説明したが、この構成に限られない。例えば透過パネル11は、3枚以上のパネルにより構成されていてもよい。この場合、可動パネル51は、透過パネル11の配列方向の端部を構成していてもよく、中央部を構成していてもよい。例えば可動パネル51が透過パネル11の中央部を構成している場合には、連係終了位置にある状態から左右方向の何れの方向にスライドできるようにしてもよい。また、透過パネル11が4枚以上の場合等は、配列方向の両端部を固定パネル50により構成し、配列方向の中央部を複数の可動パネル51により構成する等、パネルのレイアウトは適宜変更が可能である。
上述した実施形態では、連係部110,111が左右方向に並んだ構成について説明したが、この構成に限られない。連係部110,111は、上下方向に並んでいてもよい。
上述した実施形態では、第1パネル及び第2パネルが平板状である構成について説明したが、この構成に限られない。例えば、第1パネルや第2パネルは、第1方向に並ぶとともに、第1方向から見て第1方向に交差する方向に凸の円弧状に形成されていてもよい。この場合、第1パネル及び第2パネルの周方向が第2方向となる。
上述した実施形態では、本発明に係る什器を展示ケース1に採用した場合について説明したが、この構成に限られない。例えば棚や抽斗、ロッカー等の他の什器に本発明に係る構成を採用してもよい。
上述した実施形態では、可動パネル51の直状に上側パネル13が配置された構成について説明したが、この構成に限られない。上側パネル13は、可動パネル51に対して左右方向にずれて配置されていてもよい。
10…筐体
13…上側パネル(第1パネル)
14…開閉機構
32…展示開口部(第2開口部)
33…上側開口部(第1開口部)
50…固定パネル(第3パネル)
51…可動パネル(第2パネル)
110…第1連係部
111…第2連係部
116…第1カム溝(第1案内部)
117…第1前段空走部(第1空送部)
118…第1遷移部
122…第2カム溝(第2案内部)
123…第2前段空走部(第2空走部)
124…第2遷移部
130…第1従節部
131…第2従節部
Claims (6)
- 第1方向に開口する第1開口部及び第2開口部を有する筐体と、
前記第1開口部を開放する第1開位置及び前記第1開口部を閉塞する第1閉位置に移動可能な第1パネルと、
前記第2開口部を開放する第2開位置及び前記第2開口部を閉塞する第2閉位置に移動可能な第2パネルと、
前記第1パネル及び前記第2パネルを前記筐体に対して前記第1方向に移動させる開閉機構と、を備え、
前記開閉機構は、
前記第1方向に交差する第2方向に移動可能に、前記筐体に支持された可動部と、
前記第1パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が第1位置から前記第2方向の一方側に移動する過程で、前記第1閉位置と前記第1開位置との間の第1連係終了位置まで前記第1パネルを移動させる第1連係部と、
前記第2パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が前記第1位置よりも前記一方側に位置する第2位置から前記一方側に移動する過程で、前記第2閉位置と前記第2開位置との間の第2連係終了位置まで前記第2パネルを移動させる第2連係部と、を備え、
前記開閉機構は、前記可動部が前記第2位置に到達する前において、前記第2パネルの移動の開始に先立って前記第1パネルの移動を開始させる什器。 - 第1方向に開口する第1開口部及び第2開口部を有する筐体と、
前記第1開口部を開放する第1開位置及び前記第1開口部を閉塞する第1閉位置に移動可能な第1パネルと、
前記第2開口部を開放する第2開位置及び前記第2開口部を閉塞する第2閉位置に移動可能な第2パネルと、
前記第1パネル及び前記第2パネルを前記筐体に対して前記第1方向に移動させる開閉機構と、を備え、
前記開閉機構は、
前記第1方向に交差する第2方向に移動可能に、前記筐体に支持された可動部と、
前記第1パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が第1位置から前記第2方向の一方側に移動する過程で、前記第1閉位置と前記第1開位置との間の第1連係終了位置まで前記第1パネルを移動させる第1連係部と、
前記第2パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が前記第1位置よりも前記一方側に位置する第2位置から前記一方側に移動する過程で、前記第2閉位置と前記第2開位置との間の第2連係終了位置まで前記第2パネルを移動させる第2連係部と、を備え、
前記第1連係部及び前記第2連係部は、前記第1方向に移動可能に前記筐体に支持され、
前記開閉機構は、前記可動部に設けられて前記可動部とともに前記第2方向に移動可能な第1従節部及び第2従節部を備え、
前記第1連係部は、前記第2方向に沿って延びる第1空走部、及び前記第1空走部から前記第2方向の前記一方側に向かうに従い前記第1方向で前記第1パネルから離間する側に延びる第1遷移部を有し、前記第1従節部が摺動する第1案内部を備え、
前記第2連係部は、前記第2方向に沿って延びる第2空走部、及び前記第2空走部から前記第2方向の前記一方側に向かうに従い前記第1方向で前記第2パネルから離間する側に延びる第2遷移部を有し、前記第2従節部が摺動する第2案内部を備え、
前記第2空走部は、前記第2方向に沿う距離が前記第1空走部よりも長い什器。 - 第1方向に開口する第1開口部及び第2開口部を有する筐体と、
前記第1開口部を開放する第1開位置及び前記第1開口部を閉塞する第1閉位置に移動可能な第1パネルと、
前記第2開口部を開放する第2開位置及び前記第2開口部を閉塞する第2閉位置に移動可能な第2パネルと、
前記第1パネル及び前記第2パネルを前記筐体に対して前記第1方向に移動させる開閉機構と、を備え、
前記開閉機構は、
前記第1方向に交差する第2方向に移動可能に、前記筐体に支持された可動部と、
前記第1パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が第1位置から前記第2方向の一方側に移動する過程で、前記第1閉位置と前記第1開位置との間の第1連係終了位置まで前記第1パネルを移動させる第1連係部と、
前記第2パネル及び前記可動部間を接続するとともに、前記可動部が前記第1位置よりも前記一方側に位置する第2位置から前記一方側に移動する過程で、前記第2閉位置と前記第2開位置との間の第2連係終了位置まで前記第2パネルを移動させる第2連係部と、を備え、
前記可動部が前記第1位置と前記第2位置との間の第3位置にあるとき、前記第2パネルが前記第2閉位置に留まった状態で、前記第1パネルが前記第1連係終了位置に到達する什器。 - 前記第1パネルが前記第1閉位置にあり、前記第2パネルが前記第2閉位置にあるとき、前記第1パネルは、前記第2パネルのうち前記第1パネル寄りの端部を、前記第1方向における前記筐体の外側から覆っている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の什器。
- 前記第2パネルは、前記第2連係終了位置において、前記第2方向にスライド移動可能に構成されている請求項1から請求項4の何れか1項に記載の什器。
- 前記第2開口部内には、前記第2パネルが前記第2閉位置にあるとき前記第2パネルと前記第2方向で隣り合う位置に第3パネルが固定され、
前記第2パネルは、前記第2連係終了位置にあるとき前記第1方向で前記第3パネルとずれた位置に配置されるとともに、前記第2開位置にあるとき前記第1方向から見て前記第3パネルに重なり合う位置までスライドし、
前記第1パネルは、前記第1閉位置にあるとき前記第2パネルの前記第2連係終了位置から前記第2開位置までの移動軌跡上に位置し、前記第1連係終了位置にあるとき前記移動軌跡上から退避する請求項5に記載の什器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020059295A JP7493975B2 (ja) | 2020-03-30 | 2020-03-30 | 什器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2020059295A JP7493975B2 (ja) | 2020-03-30 | 2020-03-30 | 什器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021154022A JP2021154022A (ja) | 2021-10-07 |
JP7493975B2 true JP7493975B2 (ja) | 2024-06-03 |
Family
ID=77916318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020059295A Active JP7493975B2 (ja) | 2020-03-30 | 2020-03-30 | 什器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7493975B2 (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000102457A (ja) | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Kokuyo Co Ltd | 展示ケース |
JP2000102455A (ja) | 1998-09-28 | 2000-04-11 | Kokuyo Co Ltd | 展示ケース |
JP2001245762A (ja) | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Itoki Crebio Corp | 展示ケース及びその扉装置 |
JP2002119393A (ja) | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Infinix:Kk | 展示ケース |
JP2011062259A (ja) | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Okamura Corp | 展示ケース |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6290489A (ja) * | 1985-04-10 | 1987-04-24 | 日本ケ−ブル・システム株式会社 | 両開き式窓開閉装置 |
JPH08128262A (ja) * | 1994-10-28 | 1996-05-21 | Nabco Ltd | 陳列ケースの開閉装置 |
-
2020
- 2020-03-30 JP JP2020059295A patent/JP7493975B2/ja active Active
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000102455A (ja) | 1998-09-28 | 2000-04-11 | Kokuyo Co Ltd | 展示ケース |
JP2000102457A (ja) | 1998-09-29 | 2000-04-11 | Kokuyo Co Ltd | 展示ケース |
JP2001245762A (ja) | 2000-03-03 | 2001-09-11 | Itoki Crebio Corp | 展示ケース及びその扉装置 |
JP2002119393A (ja) | 2000-10-13 | 2002-04-23 | Infinix:Kk | 展示ケース |
JP2011062259A (ja) | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Okamura Corp | 展示ケース |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021154022A (ja) | 2021-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20100219727A1 (en) | Synchronizing/stabilizing system and self moving mechanism for drawer applications | |
US10750861B2 (en) | Drive device for a movable furniture part | |
US20100037525A1 (en) | Sliding assistance mechanism and pull-in unit | |
JP2016502614A (ja) | 引戸の開閉装置 | |
JP7493975B2 (ja) | 什器 | |
US3988938A (en) | Gate motion mechanism | |
RU2003108818A (ru) | Противопаническая система для открывания дверей | |
KR100755024B1 (ko) | 전시용 진열장 | |
CN101103232B (zh) | 厨房设备以及用于安装厨房设备的方法 | |
JP2021042564A (ja) | 扉体付き間仕切パネル | |
JP2016089523A (ja) | スライドドアのアシスト引手 | |
JPH0914403A (ja) | チェーンプッシャ装置 | |
JP5105629B2 (ja) | 摺動補助機構及び引込ユニット | |
EP2634340B1 (en) | A device for support and handling of sliding panels for doors | |
JP6196360B1 (ja) | 引き違い戸装置 | |
KR200398003Y1 (ko) | 전시용 진열장 | |
KR101896407B1 (ko) | 양방향 개방 도어 시스템 | |
JP3837030B2 (ja) | 展示ケース | |
JP3337627B2 (ja) | 展示ケースにおける透明扉装置 | |
JP2024047884A (ja) | 什器 | |
JP7022788B2 (ja) | スライドレールアセンブリ | |
KR102553676B1 (ko) | 중문 조립체 | |
JP2005273213A (ja) | 連動開閉式引き戸 | |
DE502004000713D1 (de) | Beschlag für Hebe-Schiebe-Türen | |
SI1881141T1 (sl) | Zaporna naprava za okenska ali vratna krila |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20230125 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20231124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20231205 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20240202 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20240430 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20240522 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7493975 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |