JP3356546B2 - 紙幣処理装置 - Google Patents

紙幣処理装置

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JP3356546B2
JP3356546B2 JP13682894A JP13682894A JP3356546B2 JP 3356546 B2 JP3356546 B2 JP 3356546B2 JP 13682894 A JP13682894 A JP 13682894A JP 13682894 A JP13682894 A JP 13682894A JP 3356546 B2 JP3356546 B2 JP 3356546B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、銀行等の金融機関に設
置され、紙幣の鑑査処理および施封処理を行う紙幣処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】銀行等の金融機関において、鑑査処理す
る装置は、無人コーナーや窓口の入出金機から回収され
てきた紙幣の種類を鑑査判別して、更に流通に適するき
れいな券(以下、正券と呼ぶ。)と、汚れや損傷がひど
く流通に適さない券(以下、損券と呼ぶ。)とを判別
し、損券は金種混合に、正券は金種ごとに区分して収納
するものである。また、施封処理する装置は一種類の金
種の紙幣を所定枚数の束にまとめるものである。
【0003】従来、紙幣の鑑査処理と施封処理を行う場
合には別々の装置を用いており、特に損券を施封処理す
る場合には金種混合で集積しているため金種毎に区分す
る必要があり不便であった。また。このような作業は人
手を介して紙幣を処理するため、資金運用において厳格
性に欠け、処理する人にとっては精神的負担であった。
【0004】近年、紙幣処理装置として、人手を介さず
に紙幣の鑑査処理と施封処理とを行うものが考案されて
いる。このような装置として特開平3−28995号公
報があり、この装置は紙幣の正損判別、金種判別および
枚数計数を行って損券を券種混合で収納するものであ
る。そして、損券の券種ごとの収納枚数が予め設定され
た各券種の保管規定枚数をそれぞれ越える場合には通常
の支払取引や収納取引を中止して、収納されている券種
混合の損券を取り出して券種を判別し、保管規定枚数を
越えた券種の損券を帯封し、それ以外の損券は再び収納
庫へ収納するものである。
【0005】しかしながら、特開平3−28995号公
報の装置は、損券収納庫に収納されている損券の金券種
に関して整理業務を行う場合には手作業で行うか、ある
いは各券種ごとに指示を随時、入力しなければならない
という欠点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点を
除去し、紙幣の整理業務を自動化すると共に、紙幣の施
封処理を効率よく行うことのできる紙幣処理装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の請求項1に係る紙幣処理装置は、複数金種の
紙幣を混合状態で収納し、かつ、収納している前記紙幣
1枚ずつ取出すことのできる収納部と、前記収納部に
収納されている前記紙幣の金種ごとの収納枚数を記憶す
る記憶手段と、この記憶手段により記憶された前記紙幣
の金種ごとの収納枚数を比較して収納枚数が多い金種の
順に前記紙幣の整理業務を行う金種を設定する設定手段
と、前記収納部より取出された前記紙幣の金種を判別す
る鑑査手段と、この鑑査手段の判別結果により前記設定
手段で設定された金種の前記紙幣の枚数を計数する枚数
計数手段と、この枚数計数手段により枚数を計数され、
設定された金種の紙幣を所定枚数ずつ施封する施封手段
とを有しており、前記設定手段により設定された金種の
順番に従って前記枚数計数手段は設定された金種の順に
紙幣の枚数を計数し、設定された金種以外の紙幣を前記
紙幣収納部に再び収納することにより、前記施封手段は
設定された金種の順に紙幣を所定枚数ずつ施封するもの
である。
【0008】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項2に係る紙幣処理装置は、紙幣が正券であるか損
券であるかの正損判別、及び金種判別を行う第1の鑑査
手段と、この第1の鑑査手段により判別された前記紙幣
の枚数を正損ごと、かつ、金種ごとに計数する第1の枚
数計数手段と、前記第1の鑑査手段により損券と判別さ
れた前記紙幣を収納し、かつ、収納している前記損券を
1枚ずつ取出すことのできる損券収納部と、この損券収
納部に収納された前記損券を支持して前記損券収納部に
もとから収納されている損券と区分することができる支
持部材と、前記第1の枚数計数手段により枚数を計数さ
れ前記損券収納部に収納された前記損券の金種ごとの収
納枚数を記憶する記憶手段と、この記憶手段により記憶
された前記損券収納部に収納されている前記損券の金種
ごとの収納枚数を比較して収納枚数が多い金種の順に、
前記損券の整理業務を行う金種を設定する設定手段と、
前記損券収納部より取出された前記損券の金種を判別す
る第2の鑑査手段と、この第2の鑑査手段の判別結果に
より前記設定手段で設定された金種の前記損券の枚数を
計数する第2の枚数計数手段と、この第2の枚数計数手
段により枚数を計数され、設定された金種の損券を所定
枚数ずつ施封する施封手段とを有しており、前記設定手
段による金種の順番設定に従って前記第2の鑑査手段の
判別結果により設定された金種ではない損券については
前記損券収納部に再び収納して前記支持部材により支持
して前記損券収納部にもとから収納されている損券を区
分するようにし、前記損券収納部に収納されていた損券
が全て前記損券収納部より取出されて設定金種以外の損
券が損券収納部に再び収納されると前記設定手段は次の
金種を設定するものである。
【0009】また、上記目的を達成するために本発明の
請求項3に係る紙幣処理装置は、紙幣が正券であるか損
券であるかの正損判別、及び金種判別を行う第1の鑑査
手段と、この第1の鑑査手段により判別された前記紙幣
の枚数を正損ごと、かつ、金種ごとに計数する第1の枚
数計数手段と、前記第1の鑑査手段により損券と判別さ
れた前記紙幣を収納し、かつ、収納している前記損券を
1枚ずつ取出すことのできる損券収納部と、前記第1の
枚数計数手段により枚数を計数され前記損券収納部に収
納された前記損券の金種ごとの収納枚数を記憶する記憶
手段と、この記憶手段により記憶された前記損券収納部
に収納されている前記損券の金種ごとの収納枚数を比較
して収納枚数が多い金種の順に、前記損券の整理業務を
行う金種を設定する設定手段と、前記損券収納部より
出された前記損券の金種を判別する第2の鑑査手段と、
この第2の鑑査手段の判別結果により前記設定手段で
定された金種の前記損券の枚数を計数する第2の枚数計
数手段と、この第2の枚数計数手段により枚数を計数さ
れた前記損券を所定枚数ずつ施封する施封手段とを有し
ており、前記設定手段による金種の順番設定に従って前
記第2の枚数計数手段は設定された金種の順に損券の枚
数を計数し、前記第2の枚数計数手段により所定枚数の
損券が計数された場合には前記施封手段は設定された金
種の順に損券を所定枚数ずつ施封するようにし、前記設
定手段により設定された金種の整理業務終了時には前記
施封手段にて前記第2枚数計数手段による計数の結果、
所定枚数に満たなかった損券を施封した後に前記設定手
段により整理業務を行う次の金種を設定するものであ
る。
【0010】
【作用】本発明は複数金種の紙幣を取り込んで、金種混
合に紙幣を収納部に収納している。ここで、操作部より
紙幣の整理業務が指示されると、収納部に収納されてい
る紙幣の金種ごとの収納枚数を比較して、収納部に多く
収納されている金種の順に施封処理を行う金種を設定し
て、収納部から紙幣を取り出し金種判別して設定された
金種の順に紙幣を所定枚数ずつ施封していく。
【0011】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。図2は本発明に係る紙幣処理装置1の全体の概略構
成図である。紙幣処理装置1は鑑査ユニット2と施封ユ
ニット3とから構成されており操作部4より操作できる
ようになっている。
【0012】鑑査ユニット2の正面上部には紙幣投入口
10を設けており、バラ紙幣を一括して投入することが
できる。紙幣投入口10に紙幣を投入すると、取込手段
である取込ローラ等により紙幣を1枚ずつ取り込み入金
鑑査部12に搬送する。入金鑑査部12は、搬送されて
きた紙幣の真偽、正損、金種、表裏などを判別し、真券
と判別された紙幣については枚数を計数して判別信号を
出力するようになっている。
【0013】入金鑑査部12により金種が判定できなか
った券(以下、異常券と呼ぶ。)、または真券と認めら
れなかった券(以下、偽券と呼ぶ。)は搬送路aを通っ
て入金リジェクト庫13に集積し、係員が取り出すよう
になっている。また、偽券、異常券以外の紙幣について
は入金鑑査部12により正損、金種および表裏を判別し
て搬送路bへ搬送する。そして、表裏の判別信号に基づ
き、必要に応じて搬送路cにおいて紙幣を反転させて紙
幣の表裏をそろえ、搬送路dへ搬送するようになってい
る。
【0014】搬送路dでは、入金鑑査部12からの金種
および正損の判別信号に基づいて正券は金種別に、損券
は金種混合に振り分ける。そして、金種混合の損券は損
券一時集積庫14aに、正券は金種ごとに一時集積庫1
4b,14c,14dに集積する。そして各一時集積庫
14a〜14dの下方には収納庫15a,15b,15
c,15dを設けており、操作部4から収納処理が指示
された場合、または一時集積庫14a〜14dが集積紙
幣でそれぞれ満杯となり図示しない検知手段により検知
された場合には、一時集積庫14a〜14dに集積され
ている紙幣をそれぞれ対応した収納庫15a〜15dに
落とし込んで収納するようになっている。
【0015】収納庫15a〜15dは、その底部から収
納紙幣を1枚ずつ繰り出し、搬送路eを通して出金鑑査
部16へ搬送する。出金鑑査部16は金種と真偽を判別
し、枚数を計数して判別信号を出力する。この出金鑑査
部16により異常券または偽券と判別された紙幣は搬送
路f,gを通ってリジェクト部としての出金リジェクト
庫17へ集積する。また、出金鑑査部16により払出紙
幣と確認された紙幣は搬送路f,hを通って出金口18
へ搬送し、一括して外部に払い出すようになっている。
【0016】次に施封ユニット3はバラ紙幣を金種ごと
に一定枚数の束に施封処理する部分である。操作部4か
ら施封処理が指示されると、施封設定された金種の紙幣
を収納されている収納庫15a〜15dから収納紙幣を
1枚ずつ繰り出して、搬送路eを通って出金鑑査部16
へ搬送する。
【0017】出金鑑査部16により異常券または偽券と
判別された紙幣は搬送路f,gに通してリジェクト部と
しての出金リジェクト庫17に集積する。また、出金鑑
査部16により施封設定された金種であると判別された
紙幣は搬送路f,iに通して一時施封庫20に集積す
る。そして、損券に関しては損券収納庫に金種混合で収
納されているため、出金鑑査部16により施封設定され
た金種ではないと判別された紙幣は搬送路dに通して対
応する損券一時集積庫14aに集積する。
【0018】ここで損券一時集積庫14aが集積紙幣で
満杯となった場合には損券一時集積庫14aに集積され
ている紙幣を対応する損券収納庫15aに落とし込む。
この時、損券の整理業務開始後の一回目の収納動作時に
は、損券収納庫15aにおいては支持部材であるセパレ
ータ19により損券一時集積庫14aからの集積紙幣を
支持し、損券収納庫15aから一度取り出されて鑑査処
理されて戻ってきた紙幣と、元から収納されてあり、ま
だ取り出されていない紙幣とを区分して収納するように
なっている。
【0019】また、このセパレータ19は損券収納庫1
5aの内を上下に移動可能に設けられており、損券収納
庫15aからの損券の取り出しに従って、セパレータ1
9は損券収納庫15aの内を下降するようになってい
る。そして、セパレータ19により区分された、もとか
ら損券収納庫15aに収納されていた損券が全て一度取
り出されたと検出されると、損券収納庫15a外へ退避
するようになっている。
【0020】そして、一時施封庫20に100枚の紙幣
が集積されると一時施封庫20から施封部21に落とし
込み、テープを巻いて施封処理を行う。施封部21で施
封された紙幣は搬送路j,kに通して施封金種に対応し
た小束収納庫22a,22b,22cに収納する。ま
た、一時収納庫20の集積紙幣が100枚に満たない場
合には、テープをまいて施封処理を行い、端数収納庫2
3へ搬送して集積収納するようになっている。
【0021】図3は本発明に係る紙幣処理装置1の制御
系統を示すブロック図である。操作部CPU(セントラ
ル・プロセッシング・ユニット)30は装置1全体を制
御しており、ROM(リード・オンリー・メモリー)3
1と、RAM(ランダム・アクセス・メモリー)32
と、入力部33と表示部34と、I/F(インターフェ
ース)35とが接続されている。
【0022】ROM31は操作部CPU30の制御プロ
グラム等を記録しており、RAM32は鑑査ユニット2
や施封ユニット3等の各種情報の記憶に用いられる。入
力部33は係員により操作部4から各種指示が入力され
るようになっている。表示部34は操作部4における表
示画面への表示を行うようになっている。I/F35は
鑑査ユニット2のI/F45と施封ユニット3のI/F
55に接続しており、操作部CPU30はI/F35か
ら鑑査ユニット2のI/F45および施封ユニット3の
I/F55を介して各ユニット2,3への指令を出力す
るようになっている。又、操作部CPU30は鑑査ユニ
ット2で収納処理された紙幣および施封ユニット3で施
封処理された紙幣についての枚数計数データ等を各I/
F45,55を介してRAM32に記憶するようになっ
ている。
【0023】鑑査ユニット2全体を制御するCPU40
にはROM41、RAM42、搬送制御部43、収納制
御部44、入金鑑査部12、出金鑑査部16、I/F4
5が接続されている。ROM41はCPU40の制御プ
ログラム等を記憶している。RAM42は鑑査ユニット
2で鑑査処理された紙幣等に関する各種情報の記憶に用
いられている。搬送制御部43は入金鑑査部12または
出金鑑査部16の判別信号に基づいて搬送路a〜iを駆
動制御して、紙幣を搬送するようになっている。収納制
御部44は搬送されてきた紙幣を入金鑑査部12または
出金鑑査部16の判別信号に従って各一時集積庫14a
〜14dへ振り分けるようになっている。また、収納制
御部44は、各一時集積庫14a〜14dの集積紙幣の
各収納庫15a〜15dへの収納および各収納庫15a
〜15dから搬送路eへの紙幣の繰り出しも制御するよ
うになっている。
【0024】また、施封ユニット3全体を制御するCP
U50にはROM51、RAM52、搬送制御部53、
収納制御部54、施封制御部56、I/F55が接続さ
れている。ROM51はCPU50の制御プログラム等
を記憶している。RAM52は施封ユニット3で施封処
理された紙幣等に関する各種情報の記憶に用いられる。
搬送制御部53は搬送路j,kを駆動制御して施封部2
1の紙幣を搬送するようになっている。施封制御部56
は、一時施封庫20の集積紙幣を施封部21へ落とし込
み、紙テープ等を紙幣束に巻くようになっている。搬送
制御部54は施封指定された金種に基づいて対応した小
束収納庫22a〜22c、及び端数収納庫23に振り分
けるようになっている。
【0025】次に図4の(a)はRAM32に、(b)
はRAM42に、(c)RAM52に記憶する各種情報
を示している。収納庫金種メモリ32a,42aには図
5(a)に示すように、鑑査ユニット2に収納される紙
幣について損券収納部としての収納庫15aに損券を、
収納庫15bに万円正券を、収納庫15cに五千円正券
を、収納庫15dに千円正券を収納するように記憶して
いる。小束収納庫金種メモリ32k,52kには図5
(b)に示すように施封ユニット3に収納される小束紙
幣について収納庫22aには万円損券の小束紙幣を、収
納庫22bには五千円損券の小束紙幣を、収納庫22c
には千円損券の小束紙幣を、端数収納庫23には100
枚に満たない端数の損券を収納するように記憶してい
る。
【0026】紙幣在高メモリ32b,42bには、図6
(a)に示すように、鑑査ユニット2内に収納されてい
る正券と損券について金種ごとの収納枚数A1,A2,
A3,A4,A5,A6を記憶している。小束在高メモ
リ32l,52lには、図6(b)に示すように、施封
ユニット3内に収納されている正券と損券について金種
ごとの収納枚数B1,B2,B3,B4,B5,B6を
記憶している。そして取引終了時または損券の整理業務
における当該金種の施封処理終了時に鑑査ユニット2の
紙幣在高メモリ42b、および施封ユニット3の小束在
高メモリ52lが処理内容に応じて更新されると、操作
部CPU30の紙幣在高メモリ32b、および小束在高
メモリ32lも同様に更新されるようになっている。
【0027】処理枚数メモリ32c,42cには図7
(a)に示すように鑑査ユニット2の各収納庫15a〜
15dについて正券、損券ごと、金種ごとの収納枚数D
1,D2,D3…を記憶している。処理枚数メモリ32
d,42d,52dには図7(b)に示すように鑑査ユ
ニット2の各収納庫15a〜15dから取り出されて施
封ユニット3へ搬送された紙幣について正券、損券ご
と、金種ごとの搬送枚数E1,E2,E3…を記憶して
いる。
【0028】また、処理枚数メモリ42cは入金鑑査部
12または出金鑑査部16からの判別信号に対応させて
随時、更新され、処理枚数メモリ42dは出金鑑査部1
6からの判別信号に対応させて随時、更新される。そし
て、処理枚数メモリ32c,32d、52dは、取引終
了時または損券の整理業務における当該金種の施封処理
終了時に処理枚数メモリ42c,42dのデータを記憶
するようになっている。
【0029】端数枚数メモリ32i,42i,52iに
は、損券収納庫から取り出されて、施封ユニット3へ搬
送された紙幣の枚数を100枚までカウントするように
なっている。
【0030】次に、図1および図4から図8を用いて本
実施例の紙幣処理装置1の処理動作を説明する。待機状
態にある紙幣処理装置1の紙幣投入口10に紙幣が投入
されると、鑑査ユニット2のCPU40は紙幣投入口1
0から1枚ずつ紙幣を取り込み(ST1)、取り込まれ
た紙幣を入金鑑査部12により真偽判別する。ここで、
入金鑑査部12により真券と判別された紙幣について
は、入金鑑査部12により更に正損判別、金種判別を行
う(ST2)。そして、ST2の入金鑑査部12による
判別結果に基づいて、入金鑑査部12により正券、損券
ごと、および万円券、五千円券、千円券の金種ごとに枚
数を計数して(ST3)、RAM42の処理枚数メモリ
42cの対応する収納枚数D1、D2、D3、・・・に
加算して書き込んでいく(ST4)。ここでST2によ
り第1の鑑査手段を、ST3により第1の枚数計数手段
をそれぞれ構成している。
【0031】次にCPU40はST2で入金鑑査部12
により判別不能券(偽券、異常券)と判別された紙幣に
ついては、搬送制御部43により搬送路aに通して入金
リジェクト庫13に集積する。ST2で入金鑑査部12
により正券または損券に判別された紙幣は、搬送制御部
43により表裏をそろえて搬送路b,c,dへと搬送
し、損券は金種混合状態で損券一時集積庫14aに集積
し、正券は金種ごとに振り分けて各一時集積庫14b〜
14dに集積する(ST5)。
【0032】ここで、CPU40は図示しない検知手段
によりST5で紙幣が集積され一時集積庫14a〜14
dが満杯であると判定すると(ST6)、紙幣投入口1
0からの紙幣の取り込み、入金鑑査部12による鑑査判
別等の処理動作を中断して、収納制御部44により満杯
となった一時集積庫14a〜14dの紙幣を対応する各
収納庫15a〜15dへ収納する。収納庫15a〜15
dへの収納終了後、再び紙幣の取り込みおよび鑑査判別
等の処理動作を開始する(ST7)。
【0033】このようにして、紙幣投入口10に投入さ
れた全紙幣を取り込んで鑑査処理を終え、取引が終了す
ると(ST8)、CPU40は一時集積庫14a〜14
dに集積された紙幣を収納庫15a〜15dへ収納す
る。次に、CPU40はこの取引で収納庫15a〜15
dに収納した真券の正券、損券ごと、金種ごとの枚数を
記憶したRAM42の紙幣在高メモリ42b、処理枚数
メモリ42cを出力する(ST9)。
【0034】そして、鑑査ユニット2のCPU40の出
力を受けて、操作部CPU30はRAM32の紙幣在高
メモリ32b、および記憶手段であるところの処理枚数
メモリ32cに記憶すると共に、操作者による操作部4
の入力部33から損券の整理業務の指示が出されている
か判定する(ST10)。ST10で損券の整理業務の
指示が出されていないと判定されると、鑑査ユニット2
のCPU40は紙幣投入口10から投入紙幣を取り込ん
で入金鑑査部12により鑑査判別を行い、一時集積庫1
4a〜14dおよび収納庫15a〜15dへ収納する鑑
査処理動作を続ける。
【0035】また、ST10で操作者により損券の整理
業務が指示されていると判定されると、操作部CPU3
0はRAM32の処理枚数メモリ32cを読み込む。そ
して、鑑査ユニット2の損券収納庫15aに収納されて
いる損券の金種ごとの収納枚数D1,D2,D3を比較
して損券収納庫15aに最も多く収納されている金種の
順に施封処理する金種(以下、当該金種とする。)の順
番を設定する。
【0036】まず、操作部CPU30は、処理枚数メモ
リ32cの損券の金種ごとの収納枚数D1,D2,D3
(本実施例では、D1>D2>D3として説明する。)
のうち一番多く収納されている金種を検出し、21の金
種である万円損券を当該金種に設定する。そして、操作
部CPU30は鑑査ユニット2のCPU40へ当該金種
(万円損券)の鑑査処理の指令を出力し、施封ユニット
3のCPU50へは当該金種(万円損券)の施封処理の
指令を出力する(ST11)。鑑査ユニット2のCPU
40は収納制御部44により損券収納庫15aから損券
を1枚ずつ取り出し(ST12)、搬送制御部43によ
り搬送路eを通って出金鑑査部16へ搬送して、出金鑑
査部16により搬送された紙幣を真偽判別する(ST1
3)。ST13でCPU40により判別不能券または取
り出し不良券と判別された紙幣は、搬送制御部43によ
り搬送路f,gを通って出金リジェクト庫17に集積す
る(ST14)。
【0037】ST13で出金鑑査部16の判別結果から
CPU40により真券であると判別されると、次にCP
U40は出金鑑査部16により金種判別を行う。そし
て、この出金鑑査部16による判別結果からCPU40
は損券の金種が当該金種(万円損券)であるか判定する
(ST15)。ST15で出金鑑査部16の判別結果か
ら当該金種(万円損券)ではないと判定されると、CP
U40は、出金鑑査部16により搬送された紙幣の枚数
を金種ごとに計数してRAM42の処理枚数メモリ42
cの対応する収納枚数D2またはD3に加算し(ST1
6)、搬送制御部43により搬送路dを通って損券一時
集積庫14aに集積する(ST17)。
【0038】ここで、CPU40は検知手段からの出力
を受けて損券一時集積庫14aが満杯であると判定する
と(ST18)、鑑査ユニット2の収納制御部44によ
る損券収納庫15aからの損券の取り出し、出金鑑査部
16による鑑査判別および搬送制御部43による紙幣の
搬送等の処理動作を一時中断する。そして、収納制御部
44により損券一時集積庫14aに集積された紙幣を支
持部材としてのセパレータ19により支持して、まだ取
り出されていない損券と区分して損券収納庫15aに収
納する。損券一時集積庫14aから損券収納庫15aへ
の紙幣の収納動作が終了すると、CPU40は一時中断
した鑑査ユニット2の処理動作を再開する(ST1
9)。
【0039】ST15で出金鑑査部16の判別結果から
当該金種(万円損券)であると判定されると、CPU4
0は出金鑑査部16により当該金種(万円損券)の紙幣
の枚数を計数してRAM42の処理枚数メモリ42dの
当該金種(万円損券)の収納枚数E1と端数枚数メモリ
42iそれぞれに加算し(ST20)、搬送制御部43
により搬送路f,iを通って施封ユニット3の一時施封
庫20に集積する(ST21)。ここでST15により
第2の鑑査手段を、ST20により第2の枚数計数手段
をそれぞれ構成している。
【0040】次に、RAM42の端数枚数メモリ42i
からCPU40は一時施封庫20に当該金種の損券が1
00枚集積されたと判定すると(ST22)、鑑査ユニ
ット2の収納制御部44による損券の取り出し、出金鑑
査部16による鑑査判別および搬送制御部43による損
券の搬送等の処理動作を一時中断して、搬送部CPU3
0へ一時施封庫20に損券が100枚集積された事を出
力する。
【0041】操作部CPU30が施封ユニット3のCP
U50へ当該金種(万円損券)の施封処理の開始指令を
出力すると、CPU50は施封制御部56により一時施
封庫20に集積している紙幣を施封部21に落とし込ん
で、施封手段により紙テープ等を紙幣束に巻く。そし
て、施封部21で施封された損券は搬送制御部53によ
り搬送路j,kへ搬送し、収納制御部54により対応す
る金種の小束収納庫22a〜22cに収納する。(ST
23)。ここで、このST23により施封手段を構成し
ている。
【0042】ST23で施封制御部56により施封処理
が行われると、CPU50は当該金種(万円損券)の把
束数をカウントしてRAM52の小束在高メモリ52l
に加算する(ST24)。施封ユニット3のCPU50
は、一時施封庫20の集積紙幣の施封処理が終了する
と、操作部CPU30へ集積紙幣の施封終了を出力す
る。
【0043】そして、鑑査ユニット2のCPU40は損
券収納庫15aにセパレータ19によって区分され、ま
だ取り出されていない損券があるかを検出し、損券収納
庫15a内に収納されていた損券の全枚数に対して当該
金種の鑑査処理が終了したか判定する(ST25)。S
T25で損券収納庫15a内にもとから収納されている
損券が検出され、当該金種(万円損券)の鑑査処理が終
了していないと判定されると、CPU40は収納制御部
44により損券収納庫15aからまだ取り出されていな
い損券を取り出し、出金鑑査部16により上述する鑑査
処理を行い、搬送制御部43により施封ユニット3への
当該金種(万円損券)の搬送(ST12〜ST25)を
行うようになっている。
【0044】そして、損券収納庫15a内のセパレータ
19で区分されている部分の損券まで取り出され、ST
25で損券収納庫15aにもとから収納されている損券
の全てに当該金種(万円損券)の鑑査処理が終了したと
判定された時にRAM42の端数枚数メモリ42iの集
積枚数が100枚に満たない場合には(ST26)、C
PU40は操作部CPU30へ当該金種(万円損券)の
鑑査処理の終了と、一時施封庫20に集積紙幣が有る事
とと、RAM42の処理枚数メモリ42c,42dおよ
び端数枚数メモリ42iを出力する。このようにして、
損券収納庫15aに収納されている損券の全てに当該金
種(万円損券)の鑑査処理を終了し操作部CPU30へ
出力すると、CPU40はセパレータ19を損券収納庫
15aの下方から抜き取り、収納制御部44により損券
一時集積庫14aに集積された紙幣を損券収納庫15a
に収納する(ST28)。
【0045】操作部CPU30は、CPU40から出力
されたデータを受けてRAM32の処理枚数メモリ32
c,32d、端数枚数メモリ32iを更新し、施封ユニ
ット3のCPU50へ処理枚数メモリ32dと端数枚数
メモリ32i、及び一時施封庫20の集積紙幣の取り込
みを出力する。すると、施封ユニット3のCPU50は
RAM52の処理枚数メモリ52dと端数枚数メモリ5
2iに受け取ったデータを書き込み、搬送制御部53と
収納制御部54により一時施封庫20の集積紙幣を施封
部21に落とし込んで、施封手段により施封して端数収
納庫23に収納する(ST27)。
【0046】操作部CPU30は鑑査ユニット2より当
該金種(万円損券)の鑑査処理の終了を受けると、次に
RAM32の処理枚数メモリ32cから損券の金種ごと
の収納枚数D1,D2,D3(ここで、万円損券の整理
業務が終了したためD1は0である。)を読み込んで、
損券の全金種に関して整理業務を行ったか判定する(S
T29)。
【0047】ST29で処理枚数メモリ32cの損券の
金種ごとの収納枚数D1,D2,D3の数値からD2,
D3が0となっていないため損券の整理業務を行ってい
ない金種があると判定されると、操作部CPU30はR
AM32の処理枚数メモリ32cから損券の整理業務を
行っていない金種(五千円損券と千円損券)の収納枚数
D2,D3を比較して、多く収納されている金種(本実
施例では五千円損券とする。)を検出して新たに当該金
種として設定する。そして、鑑査ユニット2のCPU4
0へ当該金種(五千円損券)の鑑査処理の指令を、施封
ユニット3のCPU50へ当該金種(五千円損券)の施
封処理の指令を出力する(ST11)。
【0048】このようにして当該金種(五千円損券)が
新たに設定されると、上述した鑑査ユニット2による損
券収納庫15aからの損券の取り出し(ST12)、出
金監査部16による鑑査判別(ST13)および枚数の
計数(ST15)、出金リジェクト庫17または一時集
積庫14aへの損券の集積(ST14,ST16〜ST
19)、更には施封ユニット3による当該金種(五千円
損券)の施封処理(ST20〜ST24)を行う。当該
金種(五千円損券)の整理業務が終了すると(ST25
〜ST28)、再び操作部CPU30はRAM32から
処理枚数メモリ32cの損券の金種ごとの収納枚数D
1,D2,D3(ここで、万円損券、五千円損券の整理
業務は終了したためD1,D2は0である。)を読み込
んで損券の全機種に関して整理業務を終了したか判定す
る(ST29)。
【0049】ST29で処理枚数メモリ32cの損券の
金種ごとの収納枚数D1,D2,D3の数値からD3が
0となっていないため損券の整理業務を行っていない金
種があると判定されると、操作部CPU30は一番多く
収納されている金種(本実施例では千円損券。)を検出
して、新たな当該金種として設定する。そして、鑑査ユ
ニット2のCPU40へ当該金種(千円損券)の検査処
理の指令を、施封ユニット3のCPU50へ当該金種
(千円損券)の施封処理の指令を出力する(ST1
1)。
【0050】このようにして当該金種(千円損券)が新
たに設定されると、上述した鑑査ユニット2による損券
収納庫15aからの損券の取り出し(ST12)、出金
監査部16による鑑査判別(ST13)および枚数の計
数(ST15)、出金リジェクト庫17または損券一時
集積庫14aへの損券の集積(ST14,ST16〜S
T19)、更には施封ユニット3による当該金種(千円
損券)の施封処理(ST20〜ST24)を行う。当該
金種(千円損券)の整理業務が終了すると(ST25〜
ST28)、再び操作部CPU30はRAM32の処理
枚数メモリ32cから損券の金種ごとの収納枚数D1,
D2,D3(ここで、万円損券、五千円損券、千円損券
の整理業務が終了したためD1,D2,D3は共に0で
ある。)を読み込んで、損券の全金種に関して整理業務
を行ったか判定する(ST29)。
【0051】ST29で処理枚数メモリ32cの損券の
金種ごとの収納卯枚数D1,D2,D3の数値から損券
の全金種に関して整理業務を行ったと判定されると、操
作部CPU30は鑑査ユニット2のCPU40と施封ユ
ニット3のCPU50へ損券の整理業務の終了を出力す
る。この出力を受けて鑑査ユニット2は支払取引または
収納取引可能な待機状態にもどる。
【0052】本実施例では、収納庫に金種混合に収納さ
れた紙幣の整理業務における金種設定、鑑査、施封処理
を自動的に行うようにした。これにより紙幣の整理業務
に係わる操作を簡素化することができると共に、人手を
介さないため人為的トラブルを回避することができる。
【0053】また紙幣の整理業務を行う場合に、収納部
に多く収納されている金種の順番に施封処理する金種を
設定して整理業務を行うようにした。これにより、収納
部から取り出され金種判別され再び収納部に戻される紙
幣を少なく抑えることができる。このため、損券の整理
業務にかかる時間を短くすることができる。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は紙幣の整
理業務を自動化すると共に紙幣の施封処理を効率よく行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る紙幣処理装置1の処理
動作を説明するフローチャート図。
【図2】紙幣処理装置1の内部構造を概略的に示す断面
図。
【図3】紙幣処理装置1の制御ブロック図。
【図4】紙幣処理装置1の記憶部に記憶される情報を説
明する図。
【図5】収納庫金種メモリ32a,52kを説明する
図。
【図6】紙幣在高メモリ32b,42b、小束在高メモ
リ32l,52lを説明する図。
【図7】処理枚数メモリ32c,32d,42c,42
d,52dを説明する図。
【図8】紙幣処理装置1の処理動作を説明するフローチ
ャート図。
【符号の説明】
1 紙幣処理装置 2 鑑査ユニット 3 施封ユニット 4 操作部 10 紙幣投入口 12 入金鑑査部 14a 損券一時集積庫 15a 損券収納庫 16 出金鑑査部 17 出金リジェクト庫 20 一時施封庫 21 施封部 22a〜22c 小束収納庫
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07D 3/00 G07D 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数金種の紙幣を混合状態で収納し、か
    つ、収納している前記紙幣を1枚ずつ取出すことのでき
    る収納部と、 前記収納部に収納されている前記紙幣の金種ごとの収納
    枚数を記憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶された前記紙幣の金種ごとの収
    納枚数を比較して収納枚数が多い金種の順に前記紙幣の
    整理業務を行う金種を設定する設定手段と、 前記収納部より取出された前記紙幣の金種を判別する鑑
    査手段と、 この鑑査手段の判別結果により前記設定手段で設定され
    た金種の前記紙幣の枚数を計数する枚数計数手段と、 この枚数計数手段により枚数を計数され、設定された金
    種の紙幣を所定枚数ずつ施封する施封手段とを有してお
    り、 前記設定手段により設定された金種の順番に従って前記
    枚数計数手段は設定された金種の順に紙幣の枚数を計数
    し、設定された金種以外の紙幣を前記紙幣収納部に再び
    収納することにより、前記施封手段は設定された金種の
    順に紙幣を所定枚数ずつ施封するようにしたことを特徴
    とする紙幣処理装置。
  2. 【請求項2】 紙幣が正券であるか損券であるかの正損
    判別、及び金種判別を行う第1の鑑査手段と、 この第1の鑑査手段により判別された前記紙幣の枚数を
    正損ごと、かつ、金種ごとに計数する第1の枚数計数手
    段と、 前記第1の鑑査手段により損券と判別された前記紙幣を
    収納し、かつ、収納している前記損券を1枚ずつ取出す
    ことのできる損券収納部と、 この損券収納部に収納された前記損券を支持して前記損
    券収納部にもとから収納されている損券と区分すること
    ができる支持部材と、前記第1の枚数計数手段により枚数を計数され前記損券
    収納部に収納された前記損券の金種ごとの収納枚数を記
    憶する記憶手段と、 この 記憶手段により記憶された前記損券収納部に収納さ
    れている前記損券の金種ごとの収納枚数を比較して収納
    枚数が多い金種の順に、前記損券の整理業務を行う金種
    を設定する設定手段と、 前記損券収納部より取出された前記損券の金種を判別す
    る第2の鑑査手段と、 この第2の鑑査手段の判別結果により前記設定手段で
    定された金種の前記損券の枚数を計数する第2の枚数計
    数手段と、 この第2の枚数計数手段により枚数を計数され、設定さ
    れた金種の損券を所定枚数ずつ施封する施封手段とを有
    しており、 前記設定手段による金種の順番設定に従って前記第2の
    鑑査手段の判別結果により設定された金種ではない損券
    については前記損券収納部に再び収納して前記支持部材
    により支持して前記損券収納部にもとから収納されてい
    る損券を区分するようにし、前記損券収納部に収納され
    ていた損券が全て前記損券収納部より取出されて設定金
    種以外の損券が損券収納部に再び収納されると前記設定
    手段は次の金種を設定するようにしたことを特徴とする
    紙幣処理装置。
  3. 【請求項3】 紙幣が正券であるか損券であるかの正損
    判別、及び金種判別を行う第1の鑑査手段と、 この第1の鑑査手段により判別された前記紙幣の枚数を
    正損ごと、かつ、金種ごとに計数する第1の枚数計数手
    段と、 前記第1の鑑査手段により損券と判別された前記紙幣を
    収納し、かつ、収納している前記損券を1枚ずつ取出す
    ことのできる損券収納部と、 前記第1の枚数計数手段により枚数を計数され前記損券
    収納部に収納された前記損券の金種ごとの収納枚数を記
    憶する記憶手段と、 この記憶手段により記憶された前記損券収納部に収納さ
    れている前記損券の金種ごとの収納枚数を比較して収納
    枚数が多い金種の順に、前記損券の整理業務を行う金種
    を設定する設定手段と、 前記損券収納部より取出された前記損券の金種を判別す
    る第2の鑑査手段と、 この第2の鑑査手段の判別結果により前記設定手段で
    定された金種の前記損券の枚数を計数する第2の枚数計
    数手段と、 この第2の枚数計数手段により枚数を計数された前記損
    券を所定枚数ずつ施封する施封手段とを有しており、 前記設定手段による金種の順番設定に従って前記第2の
    枚数計数手段は設定された金種の順に損券の枚数を計数
    し、前記第2の枚数計数手段により所定枚数の損券が計
    数された場合には前記施封手段は設定された金種の順に
    損券を所定枚数ずつ施封するようにし、前記設定手段に
    より設定された金種の整理業務終了時には前記施封手段
    にて前記第2枚数計数手段による計数の結果、所定枚数
    に満たなかった損券を施封した後に前記設定手段により
    整理業務を行う次の金種を設定するようにしたことを特
    徴とする紙幣処理装置。
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