JP3355968B2 - 開閉装置の操作装置 - Google Patents

開閉装置の操作装置

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JP3355968B2
JP3355968B2 JP32362696A JP32362696A JP3355968B2 JP 3355968 B2 JP3355968 B2 JP 3355968B2 JP 32362696 A JP32362696 A JP 32362696A JP 32362696 A JP32362696 A JP 32362696A JP 3355968 B2 JP3355968 B2 JP 3355968B2
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shutter
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好明 田村
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Nissin Electric Co Ltd
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  • Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、断路器と接地開閉
器とを複合化し、断路器の入,接地開閉器の入及び両者
の切の3状態の一連の操作を行うとともに、断路器が切
のとき、接地開閉器の手動操作が行え、接地開閉器が切
のとき、断路器の手動操作が行える開閉装置の操作装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種開閉装置の操作装置につ
き、図3ないし図8を参照して説明する。図3は全体の
概略斜視図、図4Aは図3の正面図、図4Bは図4Aの
一部を除去した切断正面図、図5Aは図3の一部の斜視
図、図5Bは図5Aの断路器の入の状態の切断正面図、
図5Cは図5Aの断路器の切の状態の切断正面図、図5
Dは図5Aの接地開閉器の入の状態の切断正面図、図5
Eは図5Aの接地開閉器の切の状態の切断正面図、図6
は図3の他の一部の斜視図、図7は図3のインターロッ
クの回路図、図8Aは断路器の入、図8Bは断路器及び
接地開閉器の切、図8Cは接地開閉器の入の状態を示し
た動作説明図である。
【0003】それらの図において、1,2は前側及び後
側に立設された支持板、3は両支持板1,2を連結した
4本の連結杆であり、両支持板1,2の四隅を貫通して
いる。4は各連結杆3に挿通された六角柱状のカラーで
あり、両支持板1,2を所定間隔に保持している。5は
前後方向の断路器用の上操作軸であり、両支持板1,2
の右側上部に貫設されて回転自在に支持され、左ねじ6
が形成されている。7は前後方向の接地開閉器用の下操
作軸であり、両支持板1,2の右側下部に貫設されて回
転自在に支持され、右ねじ8が形成されている。
【0004】9は後側の支持板2の後方に立設された固
定板であり、固定板9の四隅を各連結杆3の後端部が貫
通し、ナットにより固定板9が支持板2と所定の間隔を
保持した位置に固定されている。10は固定板9の背面
の上部に設けられた上モータであり、上モータ10の回
転軸が固定板9の上部を貫通して上操作軸5の後端部に
連結され、上操作軸5を回転する。11は固定板9の背
面の下部に設けられた下モータであり、下モータ11の
回転軸が固定板9の下部を貫通して下操作軸7の後端部
に連結され、下操作軸7を回転する。12,13は両操
作軸5,7にそれぞれ螺合した上摺動子及び下摺動子で
ある。
【0005】14は操作レバーであり、上端部が上摺動
子12の上ピン15に連結され、下端部の長孔に下摺動
子13の下ピン16が遊挿されている。17は連結装
置、18は連結装置17の操作ロッドであり、前端部が
操作レバー14の中央部の中心ピン19に連結され、後
端部がレバー20等を介してガス絶縁開閉装置21の断
路器22及び接地開閉器23の開閉レバー24に連結さ
れている。
【0006】25,26は両摺動子12,13の左側面
に設けられた左右方向の上移動杆及び下移動杆であり、
両移動杆25,26の先端部にローラが設けられてい
る。27は前後方向の断路器用の上回転軸であり、上操
作軸5の左方に平行に設けられ、断面がほぼ扇形状の回
転部28と、回転部28に一体に連続して形成された断
面がほぼ四角形状の押圧部29とを有する。30は上回
転軸27の両端の軸部であり、両支持板1,2の左側上
部に貫設されて回転自在に支持されている。
【0007】31は回転部28の周面に形成された上ガ
イド溝であり、傾斜部とこの傾斜部の前端及び後端から
の,回転部28の軸線に平行な直線部とからなり、上ガ
イド溝31に上移動杆25のローラが遊挿され、上摺動
子12の前後動による上移動杆25の前後動によりロー
ラに対する上ガイド溝31の位置が変わり、上回転軸2
7が回転する。
【0008】32は上回転軸27と同形状の接地開閉器
用の下回転軸であり、下操作軸7の左方に平行に設けら
れ、回転部33及び押圧部34を有し、軸部35が両支
持板1,2の左側下部に貫設されて回転自在に支持さ
れ、上ガイド溝31と同様の下ガイド溝36が回転部3
3の周面に形成され、下ガイド溝36に下移動杆26の
ローラが遊挿され、下摺動子13の前後動による下移動
杆26の前後動によりローラに対する下ガイド溝36の
位置が変わり、下回転軸32が回転する。
【0009】37は円板状の断路器用の上開閉表示器、
38は表示器37の前面に表示された直線状の表示線、
39は表示器37の背面の中央部に突設された筒体であ
り、筒体39に上回転軸27の軸部30の前端部が挿入
され、ピン40により軸部30と筒体39が固着され、
表示器37が前側の支持板1の前面の左側上部に位置
し、上回転軸27の回転により表示器37の表示線38
が縦方向及び横方向に位置する。
【0010】41は上開閉表示器37と同形状の接地開
閉器用の下開閉表示器であり、前面に表示線42が表示
され、背面の筒体がピンにより下回転軸32の軸部35
の前端に固着され、表示器41が前側の支持板1の前面
の左側下部に位置し、下回転軸32の回転により表示線
42が縦方向及び横方向に位置する。
【0011】43aは上回転軸27の上方に設けられた
断路器22の切を検知するリミットスイッチ、43bは
リミットスイッチ43aの可動片であり、断路器22の
切位置で上回転軸27の押圧部29により押圧され、リ
ミットスイッチ43aが閉になる。44aは上回転軸2
7の下方に設けられた断路器22の入を検知するリミッ
トスイッチであり、リミットスイッチ44aの可動片4
4bが断路器22の入位置で押圧部29により押圧さ
れ、リミットスイッチ44aが閉になる。
【0012】45a,46aは上回転軸27と同様に,
下回転軸32の上方及び下方にそれぞれ設けられた接地
開閉器23の入,切を検知するリミットスイッチであ
り、両スイッチ45a,46aの可動片45b,46b
が接地開閉器23の入,切の位置で押圧部34により押
圧され、それぞれのリミットスイッチ45a,46aが
閉になる。
【0013】47は前面板であり、前面板47の四隅を
各連結杆3の前端部が貫通し、ナットにより前側の支持
板1と所定の間隔を保持した位置に取り付けられてい
る。48は前面板47の左側上部に設けられた断路器用
の上押ボタンスイッチ、49は前面板47の左側下部に
設けられた接地開閉器用の下押ボタンスイッチである。
【0014】50は前面板47の右側上部に形成された
断路器用の手動ハンドルの上挿入口であり、上挿入口5
0の後方に上操作軸5の前端部が位置している。51は
上挿入口50の左方に形成された断路器用の上透視孔で
あり、上透視孔51の後方に上開閉表示器37が位置し
ている。52は断路器用の上表示部であり、上透視孔5
1の上縁部に「入」、左側縁部に「切」の文字が表示さ
れ、それぞれの文字の位置に上開閉表示器37の表示線
38が位置する。53は上挿入口50の下方に形成され
た上長孔である。
【0015】54は前面板47の右側下部に形成された
接地開閉器用の手動ハンドルの下挿入口であり、下挿入
口54の後方に下操作軸7の前端部が位置している。5
5は下挿入口53の左方に形成された接地開閉器用の下
透視孔であり、下透視孔55の後方に下開閉表示器41
が位置している。56は接地開閉器用の下表示部であ
り、下透視孔55の上縁部に「入」、左側縁部に「切」
の文字が表示され、それぞれの文字の位置に下開閉表示
器41の表示線42が位置する。57は下挿入口54の
下方に形成された下長孔である。
【0016】58は前面板47の後方に立設された取付
板であり、前面板47と同様に、右側上部及び右側下部
に上挿入口50及び下挿入口54が形成され、両挿入口
50,54の左方にそれぞれ上透視孔51及び下透視孔
55が形成されている。
【0017】59はコ字状の板体からなる断路器用の上
シャッタであり、水平方向の上板60及び下板61と、
上板60及び下板61の右端を連結した縦板62とから
なる。63は上板60及び下板61にそれぞれ形成され
た左右方向のガイド孔、64は下板61の上縁部の左端
に突設された突起、65は上板60から上方へ突設され
た押圧体であり、支持板66を介して押圧板67が水平
に形成されている。68は下板61の右側部に植設され
た前後方向のピンであり、前面板47の上長孔53に挿
通されている。69は取付板58の前面の上側に,上,
下に設けられたガイドピンであり、それぞれ両ガイド孔
63に挿通され、上シャッタ59の左右動をガイドして
いる。
【0018】70はコ字状の板体からなる接地開閉器用
の下シャッタであり、上シャッタ59と同様に、水平方
向の上板71,下板72及び縦板73とからなり、上板
71及び下板72にガイド孔74が形成され、下板72
の上縁部の左端に突起75が突設され、下板72から下
方へ押圧体76が突設され、支持板77を介して水平に
押圧板78が設けられ、下板72の右側部にピン79が
植設され、両ガイド孔74に、取付板58の前面の下側
の上,下に設けられたガイドピン80がそれぞれ挿通さ
れ、両ガイドピン80により下シャッタ70の左右動が
ガイドされている。
【0019】81aは取付板58の前面の上端部に設け
られた上シャッタ用リミットスイッチ、81bはリミッ
トスイッチ81aの可動片であり、可動片81bに上シ
ャッタ59の押圧体65の押圧板67が離,接すること
により、リミットスイッチ81aの開,閉が行われ、上
シャッタ59の開,閉を検知する。82aは取付板58
の前面の下端部に設けられた下シャッタ用リミットスイ
ッチであり、リミットスイッチ82aの可動片82bに
下シャッタ70の押圧体76の押圧板78が離,接する
ことにより、リミットスイッチ82aの開,閉が行わ
れ、下シャッタ70の開,閉を検知する。
【0020】83は取付板58の前面の中央部に突設さ
れたストッパ、84は連結レバーであり、上端部が上シ
ャッタ59の下板61に連結され、下端部の長孔に下シ
ャッタ70の上板71の裏面に植設されたピンが遊挿さ
れている。85は取付板58の左方に設けられたドラ
ム、86はワイヤであり、一端が連結レバー84の中央
部に接続されている。87はドラム85を介したワイヤ
86の他端に設けられたばねであり、両シャッタ59,
70を左方、即ち閉塞方向に付勢している。
【0021】88は断路器用の上シャッタ59の上鎖錠
コイルであり、前面板47と前側の支持板1との間の上
部に設けられている。89はコイル88の上下方向のプ
ランジャ、90は基部がプランジャ89の上端部に回転
自在に支持された左右方向のレバー、91は支持手段
(図示せず)により回転自在に支持された前後方向の連
結棒であり、後端部がレバー90の先端部に固着され、
前端部が取付板58の上部を貫通している。92は連結
棒91の前端部に溶接により固着されたL字形状の掛金
であり、プランジャ89の上下動によりレバー90を介
して連結棒91が回転し、掛金92が上シャッタ59の
突起64に係脱自在に係止する。
【0022】93は接地開閉器用の下シャッタ70の下
鎖錠コイルであり、上鎖錠コイル88の下方に設けら
れ、上鎖錠コイル88と同様に、コイル93のプランジ
ャ94にレバー95が回転自在に支持され、支持手段
(図示せず)により回転自在に支持された連結棒96の
後端部がレバー95の先端部に固着され、連結棒96の
前端部が取付板58の下部を貫通し、プランジャ94の
上下動によりレバー95を介して連結棒96が回転し、
下シャッタ70の突起75に、連結棒96の前端部に固
着された掛金97が係脱自在に係止する。
【0023】そして、図7に示すように、リミットスイ
ッチ46a,上押ボタンスイッチ48,上鎖錠コイル8
8が直列に接続された直列回路と、リミットスイッチ4
3a,下押ボタンスイッチ49,下鎖錠コイル93が直
列に接続された直列回路とが並列に接続され、インター
ロック回路が構成されている。
【0024】つぎに動作について説明する。まず、自動
操作について説明する。図8Aは断路器22の入状態を
示し、上摺動子12が上操作軸5の後端部に位置し、下
摺動子13が下操作軸7の後端部に位置し、操作レバー
14の中心ピン19が後位置に位置している。
【0025】この時、図5Aに示すように、上摺動子1
2の上移動杆25が上回転軸27の回転部28の上ガイ
ド溝31の後端に位置し、図5Bに示すように、回転部
28が上側に、押圧部29が下側に位置し、押圧部29
によりリミットスイッチ44aが閉になり、断路器22
の入状態が検知されている。
【0026】そして、図4Aに示すように、前面板47
の上透視孔51の上表示部52の「入」の文字に位置
に、上開閉表示器37の表示線38が縦方向に位置して
いる。
【0027】一方、下摺動子13の下移動杆26が下回
転軸32の回転部33の下ガイド溝36の後端に位置
し、図5Dに示すように、回転部33が上側に、押圧部
34が下側に位置し、押圧部34によりリミットスイッ
チ46aが閉になり、接地開閉器23の切状態が検知さ
れている。
【0028】そして、図4Aに示すように、前面板47
の下透視孔55の下表示部56の「切」の文字の位置
に、下開閉表示器41の表示線42が横方向に位置して
いる。
【0029】つぎに、図8Aの状態から上モータ10が
動作して上操作軸5が回転し、図8Bに示すように、上
摺動子12が前方へ移動し、操作レバー14が下ピン1
6を支点として回転し、中心ピン19が中央位置、即ち
切位置に移動し、断路器22及び接地開閉器23が連結
装置17により切の状態になる。
【0030】この時、上摺動子12の移動とともに、上
移動杆25が上ガイド溝31に沿って前方へ移動し、上
回転軸27が図5A,Bの状態から図5Cの状態、即ち
回転部28が下側に、押圧部29が上側に位置した状態
に移行し、押圧部29によりリミットスイッチ43aが
閉になり、断路器22の切状態が検知される。
【0031】そして、前面板47の上表示部52の
「切」の文字の位置に、上開閉表示器37の表示線38
が横方向に位置する。
【0032】つぎに、図8Bの状態から下モータ11が
動作して下操作軸7が回転し、図8Cに示すように、下
摺動子13が前方へ移動し、操作レバー14が上ピン1
5を支点として回転し、中心ピン19が前位置に移動
し、連結装置17により接地開閉器23が入の状態にな
る。
【0033】この時、下摺動子13の下移動杆26が下
ガイド溝36の後端から前端へ移動し、下回転軸32が
回転し、図5Eに示すように、押圧部34によりリミッ
トスイッチ45aが閉になり、接地開閉器23の入状態
が検知される。
【0034】そして、前面板47の下表示部56の
「入」の文字の位置に、下開閉表示器41の表示線42
が縦方向に位置する。
【0035】つぎに手動操作について説明する。接地開
閉器23が切,即ち図7のリミットスイッチ46aが閉
の状態において、断路器22の入,切を行う場合、上押
ボタンスイッチ48を押すことにより、上鎖錠コイル8
8が励磁し、コイル88のプランジャ89が下動し、レ
バー90,連結棒91を介して掛金92が回転して上シ
ャッタ59の突起64から離脱する。
【0036】つぎに、図3に示すように、ピン68を上
長孔53に沿って右方へ移動することにより、上シャッ
タ59が右方へ移動し、上シャッタ59の縦板62が上
挿入口50を開放する。そして、上挿入口50に手動ハ
ンドル98を挿入し、上操作軸5を回転して断路器22
の入,切を行う。
【0037】つぎに、断路器22が切,即ち図7のリミ
ットスイッチ43aが閉の状態において、接地開閉器2
3の入,切を行う場合、下押ボタンスイッチ49を押す
ことにより、下鎖錠コイル93が励磁し、下シャッタ7
0の突起75から掛金97が離脱する。つぎに、ピン7
9を下長孔57に沿って右方へ移動することにより、下
シャッタ70が右方へ移動し、下挿入口54が開放され
る。そして、下挿入口54に手動ハンドル98を挿入
し、下操作軸7を回転して接地開閉器23の入,切を行
う。
【0038】
【発明が解決しようとする課題】従来の前記装置の場
合、操作電源、即ち両鎖錠コイル88,93を励磁する
電源を必要とする。しかも、鎖錠コイル88,93を設
けているため、構造が複雑であり、コスト高になる。
【0039】さらに、断線,リミットスイッチの故障等
電気回路に不具合が生じる恐れがあり、信頼性が低下す
るという問題点がある。
【0040】本発明は、前記の点に留意し、操作電源を
必要とせず、シャッタの鎖錠の動作が確実に行えるとと
もに、構造を簡単にして安価にし、信頼性を向上するこ
とができる開閉装置の操作装置を提供することを目的と
する。
【0041】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明の開閉装置の操作装置は、上,下に設けられ
た前後方向の断路器用の上操作軸及び接地開閉器用の下
操作軸と、前記両操作軸にそれぞれ螺合し,前記両操作
軸の回転により前後動する上摺動子及び下摺動子と、両
端が前記両摺動子に連結された操作レバーと、この操作
レバーの中央部の前,後,中央の3位置により断路器の
入,接地開閉器の入,前記断路器及び前記接地開閉器の
切の3状態の開閉操作を行う連結装置と、前面板の上部
及び下部に形成された前記断路器及び前記接地開閉器の
手動ハンドルの挿入口と、移動自在に設けられ,前記両
挿入口をそれぞれ開閉するシャッタと、前記両摺動子の
それぞれの前後動により回転する回転軸と、この両回転
軸の前端の偏心位置にそれぞれ設けられた支持杆と、こ
の両支持杆にそれぞれ固着され,回転により前記断路器
及び前記接地開閉器の入,切を表示する開閉表示器と、
基部が前記両支持杆にそれぞれ支持され,先端部が上下
動する鎖錠レバーと、この両鎖錠レバーの先端部にそれ
ぞれ形成され,前記断路器及び前記接地開閉器が入状態
において,それぞれの前記挿入口を閉塞した前記シャッ
タに係止してロックするストッパとを備えたものであ
る。
【0042】従って、両回転軸の前端の偏心位置に設け
られた支持杆にそれぞれ鎖錠レバーの基部が支持される
ことにより、両摺動子の前後動による回転軸の回転によ
り、両鎖錠レバーの先端部が上下動し、両鎖錠レバーの
先端部に形成されたストッパが、断路器及び接地開閉器
の入状態において、両挿入口をそれぞれ閉塞したシャッ
タに係止してロックするようにしたため、操作電源を必
要とせず、機械的に確実にシャッタの鎖錠動作が行え
る。
【0043】しかも、従来のコイル等の部品がないた
め、構造が簡単であり、安価になる。さらに、電気回路
によるシャッタの鎖錠を用いていないため、電気回路の
不具合の生じる恐れがなく、信頼性が向上する。
【0044】
【発明の実施の形態】実施の1形態につき、一部の正面
図の図1A、図1Aの一部を除去した切断正面図の同B
及び図1Aの切断右側面図の図2A、図2Aの一部の斜
視図の同Bを参照して説明する。それらの図において、
図4及び図5Aと同一符号は同一もしくは相当するもの
を示し、異なる点はつぎのとおりである。
【0045】99は有底の筒体であり、取付板58を貫
通した上回転軸27の軸部30が挿入されている。10
0は筒体99の前端の偏心位置に設けられた支持杆であ
り、上開閉表示器37の背面の偏心位置に支持杆100
の前端が固着され、表示器37の中心と軸部30の中心
とが一致している。101は上下方向の断路器用の上鎖
錠レバー、102は上鎖錠レバー101の上側の基部に
形成された挿通孔であり、挿通孔102に支持杆100
が挿通されている。103は支持杆100に挿通され,
上鎖錠レバー101の基部と上開閉表示器37との間に
位置したカラー、104は上鎖錠レバー101の下側の
先端部に形成された上下方向の長孔、105はかぎ状の
ストッパであり、上鎖錠レバー101の先端部から右側
に突設され、さらに前方へ折曲して形成されている。
【0046】そして、上回転軸27と同様に、下回転軸
32の軸部35に筒体99が挿入され、下開閉表示器4
1の背面の偏心位置に筒体99の支持杆100が固着さ
れ、上鎖錠レバー101と同形状の接地開閉器用の下鎖
錠レバー106が上,下逆向きに設けられ、下鎖錠レバ
ー106の下側の基部の挿通孔107に支持杆100が
挿通され、支持杆100にカラー103が挿通され、長
孔108が形成された下鎖錠レバー106の上側の先端
部が上鎖錠レバー101の先端部の前方に位置し、スト
ッパ109が下鎖錠レバー106の先端部の左側に位置
している。
【0047】110はガイドピンであり、両鎖錠レバー
101,106の長孔104,108に挿通され、カラ
ー111を介して取付板58の中央部を貫通して支持板
1に螺合し、両回転軸27,32の回転により両鎖錠レ
バー101,106の先端部がガイドピン110にガイ
ドされて上下動する。
【0048】112は上シャッタ59の下板61の下縁
に突設された係止片であり、下鎖錠レバー106のスト
ッパ109が係脱自在に係止する。113は取付板58
の上部に螺合した2本のガイドピンであり、上シャッタ
59の上板60のガイド孔63に挿通されている。
【0049】そして、下シャッタ70の上板71の上縁
に係止片114が突設され、取付板58の下部の2本の
ガイドピン115が下シャッタ70の下板72のガイド
孔74に挿通されている。
【0050】つぎに手動操作について図1及び図8を参
照して説明する。図1及び図8Bの状態は、断路器22
及び接地開閉器23が切の状態であり、操作レバー14
の中央ピン19が中央位置に位置し、両シャッタ59,
70が両挿入口50,54を閉塞し、両シャッタ59,
70の係止片112,114から両鎖錠レバー101,
106のストッパ105,109が離脱し、両シャッタ
59,70の閉塞状態のロックが解除されている。
【0051】この状態から断路器22を入にする場合、
上シャッタ59のピン68により上シャッタ59を右方
に移動し、上挿入口50から上シャッタ59の縦板62
を移動して上挿入口50を開放し、手動ハンドル98を
上挿入口50に挿入して上操作軸5を回転し、図8Aに
示すように、上摺動子12を後方、即ち入位置に移動す
る。
【0052】この時、上摺動子12の移動により上回転
軸27が回転し、上開閉表示器37の表示線38が前面
板47の上表示部52の「切」の位置から「入」の位置
に回転し、断路器22の入状態が表示される。
【0053】そして、上回転軸27の回転による支持杆
100の回動により、上鎖錠レバー101が下動し、上
鎖錠レバー101のストッパ105が下シャッタ70の
係止片114に係止し、下シャッタ70の閉塞状態をロ
ックする。
【0054】なお、断路器22を入にしたのち、手動ハ
ンドル98を引き抜くことにより、ばね87によりワイ
ヤ86,連結レバー84を介して上シャッタ59が左方
へ移動し、上挿入口50を閉塞する。
【0055】つぎに、断路器22を切にする場合、前記
と同様、手動ハンドル98により上操作軸5を回転して
上摺動子12を前方、即ち切位置に移動し、断路器22
を切状態にする。
【0056】この時、上摺動子12の移動により上回転
軸27の回転による支持杆100の回動により上鎖錠レ
バー101が上動し、上鎖錠レバー101のストッパ1
05が下シャッタ70の係止片114から離脱し、下シ
ャッタ70のロックを解除する。
【0057】つぎに、接地開閉器23を入にする場合、
ピン79により下シャッタ70を右方へ移動して下挿入
口54を開放し、手動ハンドル98により下操作軸7を
回転する。
【0058】この時、下摺動子13が前方、即ち入位置
に移動し、下回転軸32が回転して下開閉表示器41の
表示線42が下表示部56の「入」の位置に回転し、接
地開閉器23の入状態が表示され、下回転軸32の回転
による支持杆100の回動により下鎖錠レバー106が
上動し、下鎖錠レバー106のストッパ109が上シャ
ッタ59の係止片112に係止し、上シャッタ59の閉
塞状態をロックする。
【0059】そして、接地開閉器23を切にする場合、
前記と逆の動作により行い、図1及び図8Bの状態にす
る。
【0060】即ち、断路器22または接地開閉器23の
いずれかが入の場合、他方を入にしようとして、ピン7
9またはピン68を右方へ移動してシャッタ70,59
を移動しようとしても、ストッパ105,109が係止
片114,112に係止してロックしているため、ピン
79,68を移動することができず、他方を入にするこ
とができない。
【0061】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているため、つぎに記載する効果を奏する。本発明の開
閉装置の操作装置は、上回転軸27及び下回転軸32の
前端の偏新位置に設けられた支持杆100にそれぞれ鎖
錠レバー101,106の基部が支持されることによ
り、上摺動子12及び下摺動子13の前後動による回転
軸27,32の回転により、鎖錠レバー101,106
の先端部が上下動し、両鎖錠レバー101,106の先
端部に形成されたストッパ105,109が、断路器2
2及び接地開閉器23の入状態において、両挿入口5
0,54をそれぞれ閉塞したシャッタ59,70に係止
してロックするようにしたため、操作電源を必要とせ
ず、機械的に確実にシャッタ59,70の鎖錠動作を行
うことができる。
【0062】しかも、従来のコイル等の部品がないた
め、構造を簡単にすることができ、安価になる。さら
に、電気回路によるシャッタ59,70の鎖錠を用いて
いないため、電気回路の不具合の生じる恐れがなく、信
頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】Aは本発明の実施の1形態の一部の正面図、B
はAの一部を除去した切断正面図である。
【図2】Aは図1Aの切断右側面図、BはAの一部の斜
視図である。
【図3】従来例の全体の概略斜視図である。
【図4】Aは図3の正面図、BはAの一部を除去した切
断正面図である。
【図5】Aは図3の一部の斜視図、BはAの断路器の入
の状態の切断正面図、CはAの断路器の切の状態の切断
正面図、DはAの接地開閉器の入の状態の切断正面図、
EはAの接地開閉器の切の状態の切断正面図である。
【図6】図3の他の一部の斜視図である。
【図7】図3のインターロックの回路図である。
【図8】Aは断路器の入、Bは断路器及び接地開閉器の
切、Cは接地開閉器の入の状態を示した動作説明図であ
る。
【符号の説明】
5 上操作軸 7 下操作軸 12 上摺動子 13 下摺動子 14 操作レバー 17 連結装置 22 断路器 23 接地開閉器 27 回転軸 32 回転軸 47 前面板 50 挿入口 54 挿入口 59 シャッタ 70 シャッタ 98 手動ハンドル 100 支持杆 101 鎖錠レバー 105 ストッパ 106 鎖錠レバー 109 ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−60775(JP,A) 特開 平8−191509(JP,A) 特開 昭62−20211(JP,A) 実開 平5−62935(JP,U) 実開 平5−61939(JP,U) 実開 昭60−123843(JP,U) 実開 平5−39112(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 31/04 - 31/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上,下に設けられた前後方向の断路器用
    の上操作軸及び接地開閉器用の下操作軸と、 前記両操作軸にそれぞれ螺合し,前記両操作軸の回転に
    より前後動する上摺動子及び下摺動子と、 両端が前記両摺動子に連結された操作レバーと、 この操作レバーの中央部の前,後,中央の3位置により
    断路器の入,接地開閉器の入,前記断路器及び前記接地
    開閉器の切の3状態の開閉操作を行う連結装置と、 前面板の上部及び下部に形成された前記断路器及び前記
    接地開閉器の手動ハンドルの挿入口と、 移動自在に設けられ,前記両挿入口をそれぞれ開閉する
    シャッタと、 前記両摺動子のそれぞれの前後動により回転する回転軸
    と、 この両回転軸の前端の偏心位置にそれぞれ設けられた支
    持杆と、 この両支持杆にそれぞれ固着され,回転により前記断路
    器及び前記接地開閉器の入,切を表示する開閉表示器
    と、 基部が前記両支持杆にそれぞれ支持され,先端部が上下
    動する鎖錠レバーと、 この両鎖錠レバーの先端部にそれぞれ形成され,前記断
    路器及び前記接地開閉器が入状態において,それぞれの
    前記挿入口を閉塞した前記シャッタに係止してロックす
    るストッパとを備えたことを特徴とする開閉装置の操作
    装置。
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