JP3355247B2 - プロピレン−エチレン系ブロック共重合体の製造方法 - Google Patents

プロピレン−エチレン系ブロック共重合体の製造方法

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JP3355247B2 JP14773194A JP14773194A JP3355247B2 JP 3355247 B2 JP3355247 B2 JP 3355247B2 JP 14773194 A JP14773194 A JP 14773194A JP 14773194 A JP14773194 A JP 14773194A JP 3355247 B2 JP3355247 B2 JP 3355247B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロピレン−エチレン
系ブロック共重合体の製造方法に関する。さらに詳しく
は、特定のTi含有固体触媒成分と有機Al化合物およ
び電子供与性化合物で構成される重合用触媒を用いるこ
とにより、高活性・高立体規則性で、粒子流動性に優れ
たプロピレン−エチレン系ブロック共重合体を得る方法
に関する。
【0002】
【従来技術および発明が解決しようとする課題】プロピ
レン重合体は、優れた剛性を有する樹脂であるが、その
反面、耐衝撃性が低いという欠点を有している。この欠
点を改良する方法として、プロピレンとエチレンを段階
的に重合させていわゆるブロック共重合体を製造する方
法は既に公知である。
【0003】このようなプロピレン−エチレン系ブロッ
ク共重合体の製造には、Tiを活性点とする遷移金属触
媒成分と有機Al化合物を主要な構成成分とするチーグ
ラー・ナッタ型触媒が広く用いられている。なかでも、
TiCl3 と有機Al化合物を主な成分とするTiCl
3 系の触媒や、Mg,Ti,Clおよび電子供与性化合
物を含有する固体触媒成分と、有機Al化合物、および
必要に応じて電子供与性化合物からなるMg担持型の触
媒が広く用いられている。
【0004】しかしながら、TiCl3 系の触媒を用い
た場合には、重合活性が低く、生成した重合体からTi
やClのような触媒残渣を除去する工程が不可欠であ
り、プロセスが複雑になるという問題を有している。こ
の問題に対し、本発明者らは、先に特開平4−8981
4号において、Mgアルコキシド、Tiアルコキシド、
およびSiアルコキシドの反応物を、ハロゲン含有Ti
化合物およびモノカルボン酸エステルで処理することに
よって得られる固体触媒成分と、有機Al化合物、およ
び必要に応じて適宜電子供与性化合物と組み合わせるこ
とによって得られる触媒を用いて、ブロック共重合体を
製造する方法を提案している。
【0005】また、特開平4−89815号において、
Mgアルコキシド、Tiアルコキシド、およびSiアル
コキシドの反応物を、ハロゲン含有Ti化合物および多
価カルボン酸誘導体で処理することによって得られる固
体触媒成分と、有機Al化合物および、必要に応じて適
宜電子供与性化合物と組み合わせることによって得られ
る触媒を用いて、ブロック共重合体を製造する方法を提
案している。これらの提案により、触媒残渣除去工程が
不要になるような高い活性が得られたが、耐衝撃性を改
良する目的で、第2段階以降で製造されるプロピレンと
エチレンの共重合体(以下、これをEPRと称する)の
含量を増やそうとすると、重合体粒子の流動性が悪化す
るために、EPR含量を上げることは困難であった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討した結果、特定の触媒と特定の電
子供与性化合物を好適に組み合わせて用いることによ
り、高いEPR含量のブロック共重合体が、良好な粒子
流動性が得られることを見い出し、本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は、 (1)Ti含有固体触媒成分(A)と、有機Al化合物
(B)および電子供与性化合物(C)からなる触媒の存
在下、第1段階において、気相中のプロピレン濃度が9
0モル%以上である条件下で重合することによってプロ
ピレン系重合体を製造し、次いで第2段階以降におい
て、該重合段階以前に製造された重合体の存在下に、プ
ロピレンとエチレンを、気相中のプロピレン濃度が90
モル%未満である条件下で共重合させることによって、
プロピレン−エチレン系ブロック共重合体を製造する方
法において、Ti含有固体触媒成分(A)として、一般
式Mg(OR1 n (OR2 2-n (式中、R1 ,R2
は、アルキル基、アリール基またはアラルキル基を示
し、R1 とR2 は同一でも異なってもよい。nは、0≦
n≦2を示す。)で表されるMg化合物(a1)、一般
式Ti(OR3 4-m m (式中、R3 はアルキル基、
アリール基またはアラルキル基を示す。またXは、ハロ
ゲンを示す。mは、0≦m≦4を示す。)で表されるT
i化合物(a2)、および一般式Si(OR4 4-k
k (式中、R4 はアルキル基、アリール基またはアラル
キル基を示す。またXは、ハロゲンを示す。kは、0≦
k≦4を示す。)で表されるSi化合物(a3)、およ
び必要に応じて一般式R6 OH(式中、R6 はアルキル
基、アリール基、アラルキル基、またはSi含有基を示
す。)で表される化合物(a4)を加熱反応させ、つい
で該反応生成物(a* )を電子供与性化合物(c* )と
接触させた後、さらに一般式TiXj (OR5
4-j(式中、Xはハロゲン、R5 は、アルキル基、アリ
ール基またはアラルキル基を示す。jは、0≦j≦4を
示す。)で表されるハロゲン含有Ti化合物(b* )を
20℃以下の温度で接触させ、接触終了後、該接触生成
物を2.0℃/min以下の平均昇温速度で昇温した
後、110℃を越える温度で処理することによって得ら
れる固体(A* )を含む固体触媒成分(A)を用いるこ
と、ならびに、第2段階以降において、新たに電子供与
性化合物(D)を供給することを特徴とするプロピレン
−エチレン系ブロック共重合体の製造方法。
【0008】(2)電子供与性化合物(D)が、エーテ
ル系化合物、エステル系化合物、およびケトン系化合物
よりなる群から選ばれた化合物であることを特徴とする
(1)に記載されたプロピレン−エチレン系ブロック共
重合体の製造方法。 (3)固体触媒成分(A)が、以下の(A* )〜
(C* )成分を接触させることによって得られるもので
あることを特徴とする(1)に記載のプロピレン−エチ
レン系ブロック共重合体の製造方法。 (A* )(1)に記載された(A* )成分。 (B* )有機Al化合物。 (C* )オレフィン。 に存する。
【0009】以下、本発明を詳細に説明する。本発明で
使用する一般式Mg(OR1 n (OR2 2-n で示さ
れるMg化合物(a1)としては、Mg(OC
3 2 、Mg(OC2 5 2 、Mg(OC 6 5
2 、Mg(OCH2 6 5 2 、Mg(OC2 5
(OC6 5 )などのジアルコキシマグネシウム、ジア
リールオキシマグネシウム、アルキルオキシアリールオ
キシマグネシウムを挙げることができる。また、これら
の化合物は複数用いることもできる。
【0010】一般式Ti(OR3 4-m m で示される
化合物(a2)としては、Ti(OCH3 4 、Ti
(OC2 5 4 、Ti(O−n−C4 9 4 のよう
なアルコキシチタン、Ti(OC2 5 3 Cl、Ti
(O−n−C4 9 3 Cl、Ti(O−n−C
4 9 2 Cl2 のようなハロゲン含有アルコキシチタ
ンを挙げることができる。また、これらの化合物は複数
用いることもできる。
【0011】また、一般式Si(OR4 4-k k で表
される化合物(a3)としては、Si(OCH3 4
Si(OC2 5 4 、Si(O−n−C4 9 4
Si(OC6 5 4 のようなアルコキシシランやアリ
ールオキシシラン、Si(OC2 5 3 Cl、Si
(O−n−C4 9 3 Cl、Si(OC6 5 3
lのようなハロゲン含有アルコキシシランやハロゲン含
有アリールオキシシランを挙げることができる。また、
これらの化合物は複数用いることもできる。
【0012】一般式R6 OHで表される化合物(a4)
としては、メタノール、エタノール、プロパノール、イ
ソプロピルアルコール、ブタノール、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、シクロヘキサノール、ベン
ジルアルコールなどのアルコール類、トリメチルシラノ
ール、トリフェニルシラノールなどのシラノール類、フ
ェノール、クレゾール、キシレノール、ブチルフェノー
ルなどのフェノール類を挙げることができる。なお、こ
れら(a1)〜(a4)の化合物のいずれかがアリール
オキシ基を含むものが好ましい。
【0013】Mg化合物(a1)、Ti化合物(a
2)、Si化合物(a3)および必要に応じて、ROH
(a4)の反応物(a* )を得る方法として、反応順序
には特に制限はない。また、反応時に、ヘキサン、ヘプ
タン、オクタン、ノナン、デカン、トルエン、キシレン
などの不活性炭化水素溶媒を存在させてもよい。反応温
度は、60〜250℃、好ましくは100〜180℃で
あり、反応時間は、0.5〜4時間程度である。
【0014】(a1)〜(a4)の使用量をモル比で表
すと、通常次の通りである。 (a1):(a2):(a3):(a4)=1:0.0
5〜4:0.05〜5:0.1〜5 (a1)〜(a4)の反応生成物(a* )は、(a1)
から(a4)各成分の組成比によって、液状物を得るこ
とも可能であるが、固体状生成物を含むスラリー状のも
のを使用する場合、特に良好な結果が得られる。
【0015】本発明においては、上記のようにして得ら
れる反応生成物(a* )を、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、ノナン、デカン、トルエン、キシレンなどの不活
性炭化水素溶媒の存在下または不存在下において、電子
供与性化合物(c* )と接触させる。接触方法について
は特に制限はないが、通常は、(a* )に(c* )を添
加する方法で接触が行われる。接触温度についても特に
制限はないが、通常は、−50℃〜200℃、好ましく
は、−40℃〜50℃の範囲で行われる。
【0016】また、(c* )の使用量についても特に制
限はないが、通常の使用量を(a*)中のMgに対する
モル比で表すと次のようになる。 Mg:(c* )=1:0.01〜2 (c* )として用いられる化合物としては、一般に含酸
素化合物、含窒素化合物を挙げることができる。
【0017】含窒素化合物としては、(C2 5
3 N、H2 N(CH2 2 NH2 、(i−C3 7 2
NH、(t−C4 9 2 NH、ピリジン、ピペリジ
ン、2,2,6,6−テトラメチルピペリジンのような
アミン類およびその誘導体、また、3級アミン、ピリジ
ン類、キノリン類のN−オキシドのようなニトロソ化合
物を挙げることができる。含酸素化合物としては、一般
に、エーテル類、ケトン類、エステル類、アルコキシシ
ラン類を挙げることができる。
【0018】エーテル類としては、ジエチルエーテル、
ジプロピルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコー
ルジメチルエーテル、エチレンオキシド、テトラヒドロ
フラン、2,2,5,5−テトラメチルテトラヒドロフ
ラン、ジオキサンなどを、ケトン類としては、アセト
ン、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、アセトフェ
ノンなどを、エステル類としては、フェニル酢酸エチ
ル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸フェニ
ル、トルイル酸メチル、トルイル酸エチル、アニス酸メ
チル、アニス酸エチル、メトキシ安息香酸メチル、メト
キシ安息香酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチル、フタ
ル酸ジプロピル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジイソブ
チル、フタル酸ジヘキシル、γ−ブチロラクトン、エチ
ルセロソルブなどを、アルコキシシラン類としては、テ
トラメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プロ
ピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリメトキシシ
ラン、t−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルトリ
メトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、シクロ
ヘキシルトリメトキシシラン、ジエチルジメトキシシラ
ン、ジプロピルジメトキシシラン、ジイソプロピルジメ
トキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、t−ブチ
ルメチルジメトキシシラン、t−ブチルエチルジメトキ
シシラン、t−ブチル−n−プロピルジメトキシシラ
ン、t−ブチルイソプロピルジメトキシシラン、シクロ
ヘキシルメチルジメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリエトキシ
シラン、イソプロピルトリエトキシシラン、t−ブチル
トリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、シ
クロヘキシルトリエトキシシラン、ジエチルジエトキシ
シラン、ジプロピルジエトキシシラン、ジイソプロピル
ジエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、t−
ブチルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシルメチル
ジエトキシシランなどを挙げることができる。これらの
うち、好ましく用いられるのは、エステル類およびアル
コキシシランであり、さらに好ましくはエステル類であ
る。エステル類の中でも、カルボン酸エステル類が特に
好ましく用いられ、最も好ましいのはフタル酸ジエチル
である。
【0019】本発明においては、該接触生成物を、ハロ
ゲン含有チタン化合物(b* )と接触させ、次いで昇温
して処理することによって(A* )成分を得る。ここで
用いるハロゲン含有チタン化合物(b* )としては、T
iCl4 、TiBr4 、TiI4 のようなチタン四ハロ
ゲン化物、Ti(O−n−C4 9 )Cl3 、Ti(O
6 5 )Cl3 のようなハロゲン含有アルコキシチタ
ン、ハロゲン含有アリールオキシチタンなどを挙げるこ
とができる。
【0020】該接触工程において、ヘキサン、ヘプタ
ン、オクタン、ノナン、デカン、トルエン、キシレンな
どの不活性炭化水素溶媒の使用は任意であるが、通常は
トルエンのようなある程度高沸点の溶媒を用いる方が、
製造工程上便利である。接触は20℃以下の温度で、好
ましくは−80〜10℃、さらに好ましくは、−50〜
0℃の範囲で行われる。接触温度をこのように低くする
と、接触生成物が均一の液状となりやすく、この均一液
状物を加熱昇温して固体を析出させることにより、特に
粒子性状が良好な固体触媒成分を得ることができる。
【0021】(b* )の使用量に特に制限はないが、通
常は(a* )中のMgに対するモル比として、以下のよ
うな範囲で使用する。 Mg:(b* )=1:0.5〜20 本発明においては、該接触が行われた後、2.0℃/m
in以下、好ましくは、1.0℃/min以下の平均昇
温速度で昇温し、さらに、110℃を越える温度で処理
することによって(A* )成分を得る。ここで、平均昇
温速度とは、上記接触温度と処理に要した最高温度との
差を、昇温に要した時間で割ったものである。昇温は必
ずしも一様に行われる必要はなく、途中で一定温度とな
る工程をおいてもよい。平均昇温速度をこのように小さ
くすることにより、かさ密度や粒径分布、微粉量の点で
すぐれた粒子性状を有する触媒を得ることが可能にな
る。
【0022】最高温度は、110℃を越える温度である
が、あまり高温にしすぎるとかえって活性低下などの好
ましくない結果を生じるため、通常は、110℃を越え
て、170℃以下の温度で処理を行うのが普通である。
1回の処理に要する時間に制限はないが、通常は、0.
5〜12時間の範囲で行われる。また、(b* )による
処理は、複数回行ってもよい。なお、2回目以降の処理
においては、昇温速度は任意である。上述の処理を施し
た後、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ノナン、デカ
ン、トルエン、キシレンなどの不活性炭化水素溶媒で洗
浄して、固体(A* )のスラリーを得る。
【0023】オレフィン重合触媒として高い性能を有す
る(A* )成分を得るために好ましい組み合わせを挙げ
ると、次のようになる。 (a1):Mg(OR)2 (R:アルキル基またはアリ
ール基) (a2):Ti(OR)4 (R:アルキル基) (a3):Si(OR)4 (R:アリール基および/ま
たはアルキル基) (a4):ROH(R:アリール基) (c* ):フタル酸ジエステル (b* ):TiClj (OR)4-j (0<j≦4;R:
アルキル基またはアリール基)
【0024】該固体(A* )は、固体触媒成分(A)と
して、そのまま反応器に供給してオレフィン重合体を得
ることも可能である。しかし、良好な粉体性状を得るた
めには、あらかじめ、有機Al化合物(B* )およびオ
レフィン(C* )と接触させることにより、新たに固体
触媒成分(A)を形成させた方が好ましい。ここで用い
る(B* )成分としては、トリメチルアルミニウム、ト
リエチルアルミニウム、トリ−n−プロピルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウムのようなトリアルキル
アルミニウムや、ジエチルアルミニウムクロライド、セ
スキアルミニウムクロライドのようなハロゲン含有有機
アルミニウム化合物、ジエチルアルミニウムヒドリドの
ようなヒドリド含有有機アルミニウム化合物、ジメチル
アルミニウムメトキサイド、ジエチルアルミニウムメト
キサイド、ジエチルアルミニウムフェノキサイドのよう
なアルコキサイド含有有機アルミニウム化合物、メチル
アルミノキサン、エチルアルミノキサン、イソブチルア
ルミノキサンのようなアルミノキサンなどを挙げること
ができる。また、これらは複数用いてもよい。なお、
(B* )成分は、(B* )成分中のAlと、(A* )成
分中のTiとのモル比が、0.1〜100となるように
使用する。
【0025】また、(C* )成分として用いるオレフィ
ンとしては、チーグラー触媒で重合可能な炭素−炭素二
重結合を有するものを用いることができる。具体的に
は、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテ
ン、1−ヘキセン、3−メチル−1−ブテン、3−メチ
ル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、ビニル
シクロヘキサン、スチレンのようなα−オレフィン、2
−ブテン、2−ペンテン、シクロペンテン、シクロヘキ
センのような内部オレフィンなどを挙げることができ
る。これらは単独で用いてもよいし、混合物として用い
てもよい。上記接触は、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、トルエンのような不活性炭化水素溶媒中で好
適に行うことができるが、実質的に溶媒の不存在下に行
ってもよい。
【0026】(A* )、(B* )、(C* )各成分の接
触方法は任意である。すなわち、同時に接触させてもよ
いし、各成分を順次接触させてもよい。接触温度は、−
20℃〜130℃、好ましくは、0℃〜70℃の範囲で
行われる。また接触は、回分式、連続式のいずれでもよ
い。かくして得られる固体触媒成分(A)と、有機アル
ミニウム化合物(B)および電子供与性化合物(C)を
接触させることにより、重合触媒が得られる。
【0027】(B)成分として用いる有機アルミニウム
化合物としては、先に挙げた(B*)成分と同様のもの
を用いることができる。なお、(B)成分と(B* )成
分は同一でも異なってもよい。(B)成分の使用量に特
に制限はないが、(B)成分中のAlと、(A)成分中
のTiとのモル比が、1〜5000、好ましくは、20
〜1000となるように使用する。
【0028】(C)成分として用いる電子供与性化合物
としては、(c* )成分と同様の化合物を用いることが
できる。ここで、(C)成分と(c* )成分は、同一で
も異なってもよい。(C)成分として使用可能な化合物
のうち、好ましく用いられるのは、エーテル類、ピペリ
ジン類、カルボン酸エステル類または、アルコキシシラ
ン類であり、特に好ましくはアルコキシシラン類であ
る。また、複数の(C)成分を用いてもよい。(C)成
分の使用量に制限はないが、通常は、(B)成分中のA
lに対するモル比で、0.001〜10、好ましくは、
0.01〜2となるように使用する。
【0029】本発明において、プロピレンとエチレンの
重合が段階的に行われる。まず、第1段階では、上記の
触媒を用いて、プロピレンの単独重合、または、プロピ
レンと少量の他のα−オレフィンとの共重合を行う。共
重合を行う際は、気相中のプロピレン濃度が、90モル
%以上である条件が選択される。プロピレン濃度をこの
ように高くすることによって、剛性と耐衝撃性のバラン
スにおいて優れた重合体を得ることができる。プロピレ
ン以外のα−オレフィンとしては、エチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、3−メ
チル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メ
チル−1−ペンテンなどを挙げることができる。これら
のうち、エチレンが好ましく用いられる。
【0030】第1段階における重合体生成量が全重合体
にしめる割合に特に制限はないが、剛性と耐衝撃性のバ
ランスを考慮すると、30〜95重量%となるようにす
るのが好ましい。重合温度、重合時間、重合圧力にも特
に制限はないが、上述の重合比率を考慮して、重合温度
=40〜120℃、好ましくは、50〜90℃、重合時
間=0.1〜6時間、好ましくは、0.5〜3時間、重
合圧力=1〜100kgf/cm 2 、好ましくは、2〜
40kgf/cm2 の範囲から通常選択される。
【0031】第1段階で得られるプロピレン系重合体の
メルトフローレート(以下、MFRと称する)は、任意
に設定できるが、通常は成形性を考慮して、MFR=
0.1〜3000g/10min、好ましくは1〜30
0g/10minとなるように重合条件を設定する。M
FRの制御には、水素やジエチル亜鉛のような分子量調
節剤を用いることができる。これらのうち、水素が好ま
しく用いられる。
【0032】次に、第2段階では、第1段階で生成した
プロピレン系重合体の存在下に、新たに電子供与性化合
物(D)を供給したうえで、プロピレンとエチレンの共
重合を行わせる。ここで用いられる電子供与性化合物と
しては、エーテル系化合物、エステル系化合物、ケトン
系化合物、アルコキシシラン系化合物がある。
【0033】具体的には、エーテル系化合物としては、
ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、ジイソプロピ
ルエーテル、ジ−n−ブチルエーテル、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、プロピレングリコールジメチ
ルエーテル、エチレンオキシド、テトラヒドロフラン、
2,2,5,5−テトラメチルテトラヒドロフラン、ジ
オキサンなどを、エステル系化合物としては、酢酸メチ
ル、酢酸エチル、酢酸−n−プロピル、酢酸イソプロピ
ル、プロピオン酸メチル、プロピオン酸エチル、プロピ
オン酸−n−プロピル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸−n−プロピル、フェニル酢
酸エチル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸
フェニル、トルイル酸メチル、トルイル酸エチル、アニ
ス酸メチル、アニス酸エチル、メトキシ安息香酸メチ
ル、メトキシ安息香酸エチル、メタクリル酸メチル、メ
タクリル酸エチル、フタル酸ジメチル、フタル酸ジエチ
ル、フタル酸ジプロピル、フタル酸ジブチル、フタル酸
ジイソブチル、フタル酸ジヘキシル、γ−ブチロラクト
ン、エチルセロソルブなどを、ケトン系化合物として
は、アセトン、ジエチルケトン、メチルエチルケトン、
アセトフェノンなどを、アルコキシシラン類としては、
テトラメトキシシラン、エチルトリメトキシシラン、プ
ロピルトリメトキシシラン、イソプロピルトリメトキシ
シラン、t−ブチルトリメトキシシラン、i−ブチルト
リメトキシシラン、フェニルトリメトキシシラン、シク
ロヘキシルトリメトキシシラン、ジエチルジメトキシシ
ラン、ジプロピルジメトキシシラン、ジイソプロピルジ
メトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、t−ブ
チルメチルジメトキシシラン、t−ブチルエチルジメト
キシシラン、t−ブチル−n−プロピルジメトキシシラ
ン、t−ブチルイソプロピルジメトキシシラン、シクロ
ヘキシルメチルジメトキシシラン、テトラエトキシシラ
ン、エチルトリエトキシシラン、プロピルトリエトキシ
シラン、イソプロピルトリエトキシシラン、t−ブチル
トリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラン、シ
クロヘキシルトリエトキシシラン、ジエチルジエトキシ
シラン、ジプロピルジエトキシシラン、ジイソプロピル
ジエトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、t−
ブチルメチルジエトキシシラン、シクロヘキシルメチル
ジエトキシシランなどを挙げることができる。なお、電
子供与性化合物(D)は、必要に応じて複数用いてもよ
い。
【0034】(D)成分の使用量に特に制限はないが、
通常は、(B)成分中のAlとのモル比が、0.001
〜30、好ましくは、0.01〜10となるように使用
する。(D)成分の供給法についても特に制限はない。
希釈することなく供給してもよいし、不活性炭化水素溶
媒で希釈して供給してもよい。また、供給位置として
は、第2段階の反応器に直接供給してもよいし、反応器
につながる配管に供給してもよい。
【0035】また、第2段階において、必要に応じて、
新たに有機Al化合物を添加してもよい。ここで用いら
れる有機Al化合物としては、先にあげた(B)成分と
同様の化合物を用いることができる。該有機Al化合物
の使用量について制限はないが、通常は、(B)成分と
同様の範囲で使用する。気相中のプロピレン濃度は、9
0モル%未満であればよいが、好ましくは、20〜85
モル%である。気相中のプロピレン濃度をこのような範
囲に制御することによって、最終的に得られるブロック
共重合体の衝撃強度が改良される。
【0036】第2段階における重合体生成量は、第1段
階における重合体生成量に応じて、設定することができ
る。通常は、剛性と耐衝撃性のバランスを考慮して、5
〜70重量%となるような範囲から選ばれる。重合温
度、重合時間、重合圧力にも特に制限はないが、上述の
重合比率を考慮して、重合温度=0〜100℃、好まし
くは、25〜90℃、重合時間=0.1〜6時間、好ま
しくは、0.5〜3時間、重合圧力=0.1〜100k
gf/cm2 、好ましくは、1〜40kgf/cm2
範囲から選択される。
【0037】第2段階で得られる共重合体のMFRは、
任意に設定できるが、成形性を考慮して、最終的に得ら
れる重合体のMFRが、MFR=0.01〜3000g
/10min、好ましくは0.1〜1000g/10m
inとなるように重合条件を設定する。MFRの制御に
は、水素やジエチル亜鉛のような分子量調節剤を用いる
ことができる。これらのうち、水素が好ましく用いられ
る。
【0038】なお、これら第1段階および第2段階の重
合の後、引き続き第3段階以降の重合を行ってもよい。
該重合段階では、気相中のプロピレン濃度が90モル%
未満となるような重合、すなわち、プロピレンとエチレ
ンの共重合や、エチレン単独重合、エチレンと他のα−
オレフィンとの共重合などを行うことができる。第3段
階以降においても、必要に応じて電子供与性化合物
(D)および/または有機Al化合物を新たに供給して
もよい。ここで、用いる電子供与性化合物(D)、有機
Al化合物は、第2段階で用いたものと同様のものを使
用することができる。なお、第2段階で用いたものと、
第3段階以降で用いるものとが同じであっても違ってい
てもよい。
【0039】第3段階以降で用いる電子供与性化合物
(D)の使用量についても、特に制限はないが、通常
は、第2段階と同様の範囲で使用する。また、有機Al
化合物の使用量についても、特に制限はないが、通常は
第2段階と同様の範囲で使用する。また、第1段階およ
び第2段階、さらに必要に応じて第3段階以後の重合に
よって得られた重合体に、各種のポリオレフィン樹脂を
混合してもよい。混合するポリオレフィン樹脂に特に制
限はないが、具体的には、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリブテン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン、エ
チレン−プロピレン共重合体のような樹脂を挙げること
ができる。また、混合の方法としては、溶融混合、溶液
状態での混合などを挙げることができる。
【0040】重合反応を行う方法としては、通常用いら
れている方法を採用することができる。例えば、不活性
炭化水素溶媒の存在下に液相で重合を行う方法、液化し
たオレフィン自身を媒体とする重合方法、液相が実質的
に存在しない条件下、気相で重合を行う方法などのいず
れの方法も使用可能である。また、重合は、回分式、連
続式のいずれでもよい。さらに、各段階において、こう
した重合の形式が異なっていても同じでもよい。
【0041】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を説明するが、
本発明は、その要旨を逸脱しない限り、これによって限
定されるものではない。なお、実施例において、第1段
階における重合活性Kは、1時間につき、重合モノマー
圧1kgf/cm2 あたり、(A* )成分1gあたりの
重合体生成量(g)である。また、第2段階における重
合活性KEPR は、1時間につき、重合モノマー圧1kg
f/cm2 あたり、(A* )成分1gあたりのEPR生
成量(g)である。
【0042】沸騰n−ヘキサン可溶分(IIoNHX)は、改
良型ソックスレー抽出器で、沸騰n−ヘキサンにより3
時間抽出した場合の残量を重量%で表したものである。
立体規則性の別の尺度としてのキシレン不溶成分量(II
oXYL)は、次の方法により測定した。ポリプロピレン粉
末試料約1gをナス型フラスコ中に精秤し、これに20
0mLのキシレンを加え、加熱沸騰させ完全に溶解し
た。その後、これを水浴中で急冷し、析出した固体部分
を濾過し、濾液のうち50mLを白金皿中で蒸発乾固、
さらに減圧乾燥して重量を秤量した。IIoXYLは、ポリプ
ロピレン粉末試料中のキシレン不溶成分量として算出し
た。かさ密度(ρB )は、JIS−K−6721にした
がって測定した。
【0043】重合体の粒度分布は、三田村理研社の標準
ふるいを用いて測定し、Rosin−Rammlerプ
ロットの傾きをn項として、粒度分布の尺度とした。ま
た、106μ未満の画分を微粉として、重量%で表し
た。MFRは、ASTM−D−1238にしたがって測
定した。EPR含量は、各段の重合体生成量の重量を測
定することによって求めた。粉体付着力(σ)は、島津
製作所製 粉体付着力測定装置(ED2000CH特
型)を用い、空隙率=0.390で測定した。なお、以
下の触媒製造工程および重合工程は、すべて精製窒素雰
囲気下で行った。また、溶媒は、MS−4Aで脱水した
後、精製窒素でバブリングして脱気したものを用いた。
【0044】(実施例1) (1)固体触媒成分(A)の製造 バキュームスターラ、温度計を備えた3L−丸底四つ口
フラスコに、Mg(OEt)2 :239.3gを仕込
み、ついで、Ti(OBu)4 :427.8gとSi
(OEt)4 :134.3gを仕込み、撹拌しながら昇
温した。110℃になった時点で、2.85mol/L
に希釈したフェノールのトルエン溶液:1467mLを
滴下し、生成するエタノールをリービッヒ・コンデンサ
ーに導いて系内から除去した。引き続き、留出液を除去
しながら136℃に昇温し、1時間反応を行い、
(a* )のスラリーを得た。
【0045】ここで得られたスラリーの全量を、冷却・
加熱用ジャケットを備えた誘導撹拌式10L−ACに移
送した後、Mg濃度=0.50mmol/mL・トルエ
ンになるようにトルエンで希釈した。このスラリーを3
00rpmで撹拌しながら、−10℃に冷却し、フタル
酸ジエチルを46g添加した。ついで、64分かけて、
TiCl4 を1568g添加し、均一溶液を得た。得ら
れた均一溶液を、80分で15℃まで昇温し、15℃で
1時間反応させた後、120分で116℃に昇温して、
116℃で1時間反応を行った。平均昇温速度は、0.
84℃/minであった。反応終了後、加熱・撹拌を停
止し、上澄み液を除去した。ついで、トルエンで洗浄率
=1/77になるように洗浄し、固体スラリーを得た。
【0046】次に、得られた固体スラリーに対して、T
iCl4 濃度=2mol/L・トルエンとなるようにト
ルエン量を調製し、室温でTiCl4 を1960g添加
した。このスラリーを、300rpmで撹拌しながら昇
温し、117℃で、1時間反応を行った。反応終了後、
加熱・撹拌を停止し、上澄み液を除去した。次いで、ト
ルエンで洗浄率=1/208になるように洗浄し、(A
* )のスラリーを得た。
【0047】次に、バキュームスターラを備えた300
mL−丸底フラスコに、ここで得られた固体スラリーの
一部を、(A* )成分として900mg仕込み、さらに
n−ヘキサンを300mL仕込んだ。このスラリーをゆ
っくり撹拌しながら、室温で、トリエチルアルミニウム
を1.17mmol添加した。添加終了後、室温で30
分間、ゆっくり撹拌を行った。引き続き撹拌しながら、
プロピレンガスを気相に50秒間流通させた。なお、こ
の間、温度を20℃に保持した。終了後、プロピレンガ
スの流通を停止し、n−ヘキサンで洗浄を行い、固体触
媒成分(A)のスラリーを得た。得られた固体触媒成分
(A)は、(A* )成分:1gあたり、2.6gのプロ
ピレン重合体を含有していた。
【0048】(2)プロピレン−エチレンブロック共重
合 いかり型撹拌翼を備えた誘導撹拌式2L−オートクレー
ブに、室温、窒素気流下で、トリエチルアルミニウム:
2.0mmolとシクロヘキシルメチルジメトキシシラ
ン:0.1mmolを仕込んだ。さらに、水素を2.0
kgf/cm2になるように加え、液体PPYを750
g仕込んだ。撹拌しながら70℃に昇温し、70℃にな
った時点で、実施例1(1)で得られた固体触媒成分
を、(A* )成分として12.0mg添加した。70℃
で1時間重合を行った後、余剰のプロピレンをパージし
て重合を停止した。
【0049】第1段階における重合活性Kは1205で
あった。また、重合体の一部を抜き出して分析したとこ
ろ、IIoXYL=98.1%、IIoNHX=99.3%、ρB
0.48g/cc、MFR=21.3g/10min、
n項=9.5であった。また、微粉は0.1wt%であ
った。分析用の重合体を一部抜き出した後、ジ−n−ブ
チルエーテル:0.7mmolをn−ヘキサン:20m
Lで希釈した溶液を加えた。次いで、室温で水素を0.
36kgf/cm2 になるように加え、撹拌しながら6
0℃に昇温した。昇温後、プロピレンガスおよびエチレ
ンガスを、全重合圧力が12KGとなるように加えて重
合を開始した。重合の間、気相におけるプロピレンの濃
度が60モル%となるように混合ガスを供給しながら、
12KGの一定圧力を保持した。3.8時間重合を行っ
た後、余剰のプロピレンとエチレンをパージして重合を
停止した。得られた重合体を分析した結果、EPR含量
=38.6重量%、KEP R =500、IIoNHX=84.2
%、ρB =0.37g/cc、σ=0gf/cm 2 、M
FR=3.5g/10minであった。
【0050】(実施例2) (1)プロピレン−エチレンブロック共重合 ジ−n−ブチルエーテルの量を1.0mmolとし、第
2段階の重合時間を4.5時間にした以外は、実施例1
(2)と同様にして重合を行った。第1段階で得られた
重合体を分析したところ、重合活性K=1210、II
oXYL=98.2%、IIoNHX=99.4%、ρB =0.4
8g/cc、MFR=19.0g/10min、n項=
10.2であった。また、微粉はなかった。また、第2
段階で得られた重合体を分析した結果、EPR含量=4
2.1重量%、KEPR =490、IIoNHX=83.9%、
ρB =0.40g/cc、σ=0gf/cm2 、MFR
=2.2g/10minであった。
【0051】(実施例3) (1)プロピレン−エチレンブロック共重合 電子供与性化合物(D)をメタクリル酸メチルに変えて
供給量を0.2mmolとし、第2段階の重合時間を
4.0時間にした以外は、実施例1(2)と同様にして
重合を行った。第1段階で得られた重合体を分析したと
ころ、重合活性K=1080、IIoXYL=98.2%、II
oNHX=99.3%、ρB =0.48g/cc、MFR=
18.8g/10min、n項=8.8であった。ま
た、第2段階で得られた重合体を分析した結果、EPR
含量=42.8重量%、KEPR =500、IIoNHX=7
9.9%、ρB =0.37g/cc、σ=1.4gf/
cm2 、MFR=2.5g/10minであった。
【0052】(実施例4) (1)プロピレン−エチレンブロック共重合 電子供与性化合物(D)をアセトンに変えて供給量を
2.0mmolとし、第2段階の重合時間を2.2時間
にした以外は、実施例1(2)と同様にして重合を行っ
た。第1段階で得られた重合体を分析したところ、重合
活性K=1130、IIoXYL=98.2%、IIoNHX=9
9.1%、ρB =0.48g/cc、MFR=25.3
g/10min、n項=10.0であった。また、第2
段階で得られた重合体を分析した結果、EPR含量=3
3.3重量%、KEPR =640、IIoNHX=80.0%、
ρB =0.38g/cc、σ=1.2gf/cm2 、M
FR=5.4g/10minであった。
【0053】(比較例1) (1)プロピレン−エチレンブロック共重合 ジ−n−ブチルエーテルを加えることなく第2段階の重
合を行い、第2段階の重合時間を1.4時間にした以外
は、実施例1(2)と同様にして重合を行った。第1段
階で得られた重合体を分析したところ、重合活性K=1
170、IIoXYL=98.4%、IIoNHX=99.2%、ρ
B =0.48g/cc、MFR=26.4g/10mi
n、n項=10.0であった。また、微粉はなかった。
また、第2段階で得られた重合体を分析した結果、EP
R含量=42.1重量%、KEPR =1500、IIoNHX
82.8%、ρB =0.34g/cc、σ=7.3gf
/cm2 、MFR=5.4g/10minであった。
【0054】(実施例5) (1)固体触媒成分(A)の製造 バキュームスターラ、温度計を備えた3L−丸底四つ口
フラスコに、Mg(OEt)2 :226.7gを仕込
み、ついで、Ti(OBu)4 :404.8gとSi
(OEt)4 :83.3gを仕込み、撹拌しながら昇温
した。150℃で1HR反応させた後、1.2mol/
Lに希釈したSi(OPh) 4 のトルエン溶液:825
mLを滴下し、引き続き、150℃で1時間反応を行
い、(a* )のスラリーを得た。ここで得られたスラリ
ーの全量を、冷却・加熱用ジャケットを備えた誘導撹拌
式10L−ACに移送した後、Mg濃度=0.51mm
ol/mL・トルエンになるようにトルエンで希釈し
た。
【0055】このスラリーを300rpmで撹拌しなが
ら、−10℃に冷却し、フタル酸ジエチルを44g添加
した。ついで、1.5時間かけて、TiCl4 を150
3g添加し、均一溶液を得た。得られた均一溶液を、7
0分で15℃まで昇温し、15℃で1時間反応させた
後、80分で50℃まで昇温し、50℃で1時間反応さ
せた。この後、80分で117℃に昇温して、80℃で
1時間反応を行った。平均昇温速度は、0.36℃/m
inであった。反応終了後、加熱・撹拌を停止し、上澄
み液を除去した。ついで、トルエンで洗浄率=1/67
になるように洗浄し、固体スラリーを得た。
【0056】次に、得られた固体スラリーに対して、T
iCl4 濃度=2mol/L・トルエンとなるようにト
ルエン量を調製し、室温でTiCl4 を1879g添加
した。このスラリーを、300rpmで撹拌しながら昇
温し、117℃で、1時間反応を行った。反応終了後、
加熱・撹拌を停止し、上澄み液を除去した。次いで、ト
ルエンで洗浄率=1/270になるように洗浄し、(A
* )のスラリーを得た。
【0057】次に、バキュームスターラを備えた300
mL−丸底フラスコに、ここで得られた固体スラリーの
一部を、(A* )成分として400mg仕込み、さらに
n−ヘキサンを150mL仕込んだ。このスラリーをゆ
っくり撹拌しながら、室温で、トリエチルアルミニウム
を0.62mmol添加した。添加終了後、室温で30
分間、ゆっくり撹拌を行った。引き続き撹拌しながら、
プロピレンガスを気相に50秒間流通させた。なお、こ
の間、温度を20℃に保持した。終了後、プロピレンガ
スの流通を停止し、n−ヘキサンで洗浄を行い、固体触
媒成分(A)のスラリーを得た。得られた固体触媒成分
(A)は、(A* )成分:1gあたり、2.6gのプロ
ピレン重合体を含有していた。
【0058】(2)プロピレン−エチレンブロック共重
合 いかり型撹拌翼を備えた誘導撹拌式2L−オートクレー
ブに、室温、窒素気流下で、トリエチルアルミニウム:
1.5mmolとシクロヘキシルメチルジメトキシシラ
ン:0.13mmol、ジ−n−ブチルエーテル:0.
6mmolを仕込んだ。さらに、水素を1.8kgf/
cm2 になるように加え、液体PPYを750g仕込ん
だ。撹拌しながら70℃に昇温し、70℃になった時点
で、実施例5(1)で得られた固体触媒成分を、
(A* )成分として18mg添加した。70℃で1時間
重合を行った後、ジ−n−ブチルエーテル:0.45m
molを加え、余剰のプロピレンをパージして重合を停
止した。
【0059】第1段階における重合活性Kは1170で
あった。また、重合体の一部を抜き出して分析したとこ
ろ、IIoXYL=98.0%、IIoNHX=98.7%、ρB
0.48g/cc、MFR=18.4g/10min、
n項=8.5であった。また、微粉はなかった。分析用
の重合体を一部抜き出した後、室温で水素を0.2kg
f/cm2 になるように加え、撹拌しながら60℃に昇
温した。昇温後、プロピレンガスおよびエチレンガス
を、全重合圧力が15KGとなるように加えて重合を開
始した。重合の間、気相におけるプロピレンの濃度が6
0モル%となるように混合ガスを供給しながら、15K
Gの一定圧力を保持した。2.0時間重合を行った後、
余剰のプロピレンとエチレンをパージして重合を停止し
た。得られた重合体を分析した結果、EPR含量=3
2.9重量%、KEP R =450、IIoNHX=93.8%、
ρB =0.48g/cc、σ=0gf/cm 2 、MFR
=3.8g/10minであった。
【0060】(比較例2) (1)プロピレン−エチレンブロック共重合 第1段階の重合終了時に、ジ−n−ブチルエーテルを加
えずに第2段階の重合を行い、第2段階の重合時間を
0.75時間にした以外は、実施例5(2)と同様にし
て重合を行った。第1段階で得られた重合体を分析した
ところ、重合活性K=1010、IIoXYL=98.4%、
IIoNHX=99.1%、ρB =0.49g/cc、MFR
=18.6g/10min、n項=10.3であった。
また、微粉はなかった。また、第2段階で得られた重合
体を分析した結果、EPR含量=33.2重量%、K
EPR =1330、IIoNHX=88.1%、σ=14.5g
f/cm2 、ρB=0.35g/cc、MFR=4.2
g/10minであった。
【0061】(実施例6) (1)プロピレン−エチレンブロック共重合 いかり型撹拌翼を備えた誘導撹拌式2L−オートクレー
ブに、室温、窒素気流下で、トリエチルアルミニウム:
1.0mmolとシクロヘキシルメチルジメトキシシラ
ン:0.20mmolを仕込んだ。さらに、水素を1.
8kgf/cm 2 になるように加え、液体PPYを75
0g仕込んだ。撹拌しながら70℃に昇温し、70℃に
なった時点で、実施例5(1)で得られた固体触媒成分
を、(A* )成分として12mg添加した。70℃で1
時間重合を行った後、シクロヘキシルメチルジメトキシ
シラン:0.30mmolを加え、余剰のプロピレンを
パージして重合を停止した。
【0062】第1段階における重合活性Kは1130で
あった。また、重合体の一部を抜き出して分析したとこ
ろ、IIoXYL=98.1%、IIoNHX=99.1%、ρB
0.50g/cc、MFR=31.4g/10min、
n項=12.0であった。また、微粉はなかった。分析
用の重合体を一部抜き出した後、室温で水素を0.2k
gf/cm2 になるように加え、撹拌しながら60℃に
昇温した。昇温後、プロピレンガスおよびエチレンガス
を、全重合圧力が15KGとなるように加えて重合を開
始した。重合の間、気相におけるプロピレンの濃度が6
0モル%となるように混合ガスを供給しながら、15K
Gの一定圧力を保持した。1.8時間重合を行った後、
余剰のプロピレンとエチレンをパージして重合を停止し
た。得られた重合体を分析した結果、EPR含量=3
0.6重量%、KEP R =540、IIoNHX=92.1%、
ρB =0.42g/cc、σ=0gf/cm 2 、MFR
=7.7g/10minであった。
【0063】(実施例7) (1)プロピレン−エチレンブロック共重合 いかり型撹拌翼を備えた誘導撹拌式2L−オートクレー
ブに、室温、窒素気流下で、トリエチルアルミニウム:
1.0mmolとシクロヘキシルメチルジメトキシシラ
ン:0.20mmolを仕込んだ。さらに、水素を1.
8kgf/cm 2 になるように加え、液体PPYを75
0g仕込んだ。
【0064】撹拌しながら70℃に昇温し、70℃にな
った時点で、実施例5(1)で得られた固体触媒成分
を、(A* )成分として12mg添加した。70℃で1
時間重合を行った後、テトラメトキシシラン:0.30
mmolを加え、余剰のプロピレンをパージして重合を
停止した。第1段階における重合活性Kは1020であ
った。また、重合体の一部を抜き出して分析したとこ
ろ、IIoXYL=98.0%、IIoNHX=99.4%、ρB
0.51g/cc、MFR=24.5g/10min、
n項=9.0であった。また、微粉はなかった。
【0065】分析用の重合体を一部抜き出した後、室温
で水素を0.2kgf/cm2 になるように加え、撹拌
しながら60℃に昇温した。昇温後、プロピレンガスお
よびエチレンガスを、全重合圧力が15KGとなるよう
に加えて重合を開始した。重合の間、気相におけるプロ
ピレンの濃度が60モル%となるように混合ガスを供給
しながら、15KGの一定圧力を保持した。2.5時間
重合を行った後、余剰のプロピレンとエチレンをパージ
して重合を停止した。得られた重合体を分析した結果、
EPR含量=22.9重量%、KEP R =240、IIoNHX
=97.8%、ρB =0.49g/cc、σ=0gf/
cm 2 、MFR=18.0g/10minであった。
【0066】
【発明の効果】本発明の方法によれば、プロピレン−エ
チレンブロック共重合体を製造した際に、高い活性と立
体規則性に加え、高EPR含量のブロック共重合体を、
低い粉体付着力と良好な粒子流動性で製造することが可
能であり、工業的にきわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一態様を表すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−89815(JP,A) 特開 平4−296314(JP,A) 特開 平5−170843(JP,A) 特開 平6−100639(JP,A) 特開 平6−136073(JP,A) 特開 平6−145268(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 297/08 C08F 4/658

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Ti含有固体触媒成分(A)と、有機A
    l化合物(B)および電子供与性化合物(C)からなる
    触媒の存在下、第1段階において、気相中のプロピレン
    濃度が90モル%以上である条件下で重合することによ
    ってプロピレン系重合体を製造し、次いで第2段階以降
    において、該重合段階以前に製造された重合体の存在下
    に、プロピレンとエチレンを、気相中のプロピレン濃度
    が90モル%未満である条件下で共重合させることによ
    って、プロピレン−エチレン系ブロック共重合体を製造
    する方法において、Ti含有固体触媒成分(A)とし
    て、一般式Mg(OR1 n (OR2 2-n (式中、R
    1 ,R2 は、アルキル基、アリール基またはアラルキル
    基を示し、R1 とR2 は同一でも異なってもよい。n
    は、0≦n≦2を示す。)で表されるMg化合物(a
    1)、一般式Ti(OR 3 4-m m (式中、R3 はア
    ルキル基、アリール基またはアラルキル基を示す。また
    Xは、ハロゲンを示す。mは、0≦m≦4を示す。)で
    表されるTi化合物(a2)、および一般式Si(OR
    4 4-k k (式中、R4 はアルキル基、アリール基ま
    たはアラルキル基を示す。またXは、ハロゲンを示す。
    kは、0≦k≦4を示す。)で表されるSi化合物(a
    3)、および必要に応じて一般式R 6 OH(式中、R6
    はアルキル基、アリール基、アラルキル基、またはSi
    含有基を示す。)で表される化合物(a4)を加熱反応
    させ、ついで該反応生成物(a* )を電子供与性化合物
    (c* )と接触させた後、さらに一般式TiXj (OR
    5 4-j (式中、Xはハロゲン、R5 は、アルキル基、
    アリール基またはアラルキル基を示す。jは、0≦j≦
    4を示す。)で表されるハロゲン含有Ti化合物
    (b* )を20℃以下の温度で接触させ、接触終了後、
    該接触生成物を2.0℃/min以下の平均昇温速度で
    昇温した後、110℃を越える温度で処理することによ
    って得られる固体(A* )を含む固体触媒成分(A)を
    用いること、ならびに、第2段階以降において、新たに
    電子供与性化合物(D)を供給することを特徴とするプ
    ロピレン−エチレン系ブロック共重合体の製造方法。
  2. 【請求項2】 電子供与性化合物(D)が、エーテル系
    化合物、エステル系化合物、およびケトン系化合物、ア
    ルコキシシラン系化合物よりなる群から選ばれた化合物
    であることを特徴とする請求項1に記載されたプロピレ
    ン−エチレン系ブロック共重合体の製造方法。
  3. 【請求項3】 固体触媒成分(A)が、以下の(A*
    〜(C* )成分を接触させることによって得られるもの
    であることを特徴とする請求項1に記載のプロピレン−
    エチレン系ブロック共重合体の製造方法。 (A* )請求項1に記載された(A* )成分。 (B* )有機Al化合物。 (C* )オレフィン。
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