JP3355035B2 - 包装用緩衝装置 - Google Patents
包装用緩衝装置Info
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Description
くに直方体状をなす包装箱内に収納される物品を緩衝す
る包装用緩衝装置に関する。
箱が用いられ、物品は包装箱内に収納されて運搬され、
保管される。そして外部からの衝撃から物品を保護する
ために、通常物品と包装箱との間には発泡スチロール樹
脂から成る緩衝体を配するようにしている。上記の緩衝
体が外部からの衝撃を吸収し、物品を保護することにな
る。
ら成る緩衝体は、そのまま捨てても水やバクテリヤ等に
よって分解されることなく、その形態を長く維持するよ
うになり、廃棄物公害の原因になる。焼却処理を行なう
と黒煙を発生し、大気汚染の原因となるばかりでなく、
高熱を発するために、炉を損傷するという問題がある。
用い、このような原紙を折畳んで所定の形状の緩衝体を
作る試みがなされている。ところが段ボール原紙から成
る緩衝体によると、複雑な形状を形成し難く、このため
に非常に多くの緩衝体を用いることになり、包装の作業
性が悪化するばかりでなく、包装のコストアップにつな
がる。
たものであって、包装用緩衝体の数を少なくし、作業性
を改善するとともに、コストの増大を押えるようにした
包装用緩衝装置を提供することを目的とするものであ
る。
状をなす包装箱内に収納される物品を緩衝する緩衝装置
において、前記包装箱の互いに平行な4つの稜線の内側
の4辺に沿ってそれぞれ配される4角筒状の緩衝体と、
前記4辺の4角筒状の緩衝体の内の少なくとも1辺の4
角筒状の緩衝体の長さ方向の端部に連設され、前記4角
筒状の緩衝体の長さ方向の端部側において前記物品の側
部を受ける側面側緩衝体と、をそれぞれ具備し、前記側
面側緩衝体を有する前記4角筒状緩衝体に対して対向し
て配される別の4角筒状緩衝体はその長さが実質的に短
くなされ、前記側面側緩衝体と前記短くなされた前記別
の4角筒状緩衝体の長さ方向の端部との間に前記物品の
突出部が挟着保持されることを特徴とする包装用緩衝体
に関するものである。
包装箱との間には、この包装箱の互いに平行な4つの稜
線の内側の4辺に沿ってそれぞれ配される4角筒状の緩
衝体によって緩衝され、外部からの衝撃から物品が保護
される。しかも少なくとも1辺の4角筒状の緩衝体の長
さ方向の端部に連設されている側面側緩衝体によって、
物品の側部を受けることによって、物品の側部が衝撃か
ら保護される。とくに物品の突出部が側面側緩衝体と別
の4角筒状緩衝体の側端部との間に挟着保持されること
になり、これによって突出部が安定的に緩衝されるよう
になる。
置の全体の構成を示すものであって、この包装用緩衝装
置は、段ボールケースから成る包装箱10内に収納され
るウォシュレット(商標、洋式便器に装着される洗浄装
置、以下同じ)11と連結管12とを保護するための包
装用緩衝装置に関するものである。
いに対向する2辺の内側にはそれぞれ背面側支持台16
と前面側支持台17とが配されるとともに、背面側支持
台16と包装箱10の側板との間に背面側クッション1
8が配されるようになっている。そして背面側支持台1
6と前面側支持台17との上にウォシュレット11が載
置される。そしてウォシュレット11の上部は前面側押
え21と背面側押え22とによってそれぞれ押えられ、
この段ボールケース10の蓋体によって閉じられるよう
になっている。しかも背面側押え22の両側に設けられ
ている側面側緩衝体23、24がウォシュレット11の
両側を緩衝するようになっている。
て、この包装箱10を構成する段ボール原紙は4枚の側
板31、32、33、34を互いに折曲げ線を介して連
結した構造になっている。それぞれの側板31〜34の
下端側には底板35〜38が折曲げ可能に連結されると
ともに、側板31〜34の上端側には、蓋板39〜42
が折曲げ可能に連結されるようになっている。
示すように直方体状をなす段ボールケース10が組立て
られる。すなわちこの段ボールケース10はその底部開
口が4枚の底板35〜38によって閉塞されるようにな
っており、しかもその内部にウォシュレット11と連結
管12とを収納した状態で、上部開口が蓋板39〜42
によって閉塞されるようになっている。
ると、図4に示すようにこの背面側クッション18を構
成する段ボール原紙は板状体45、46を備え、これら
が連結板47を介して連結された構造になっている。そ
して連結板46の下端側には幅の狭い当て板48が連設
されるとともに、当て板48の先端側にはさらに折曲げ
片49が連設されている。そして当て板48と折曲げ片
49との間の部分に一対の突片50が形成されている。
そして突片50に対応して板状体45の上端には一対の
切込み51が形成されている。また板状体46には開口
52が形成されるようになっている。
び図6に示すように折曲げられる。すなわち板状体4
5、46は連結板47を介して互いに平行になるように
折曲げられるとともに、これらの板状体45、46の下
端側は当て板48によって所定の間隙を保つようになっ
ている。そして当て板48に形成されている突片50が
板状体45の切込み51に収納され、このような状態で
粘着テープ53によって固定されて4角筒状の形態を維
持するようになっている。なお板状体46の開口52に
はウォシュレット11の接続用ねじと引出しコードとが
受入れられる。
配される背面側支持台16について説明すると、この背
面側支持台16を構成する段ボール原紙は図7に示すよ
うに4枚の板状体57、58、59、60を互いに折曲
げ可能に連結したものであって、板状体57の上端には
係止片61が設けられている。そして係止片61を受入
れるための切込みから成るスリット状係止孔62が板状
体60の下端側であって折曲げ片66との間の折曲げ線
の近傍に形成されている。また板状体58と59とを連
結する折曲げ線を跨ぐように開口63が形成されてい
る。さらに板状体58の側端部には折曲げ線64が連設
され、この折曲げ線64の先端側が折曲げ板65になっ
ている。
び図9に示すように、板状体57〜60を順次折曲げ、
4角筒状に組立てるとともに、係止片61をスリット状
係止孔62に挿入することによって、4角筒状に維持さ
れる。そして折曲げ線64のところで折曲げ板65を直
角に折曲げる。これによって図8および図9に示すよう
な背面側支持台16が得られる。
17の構造を説明すると、この前面側支持台17を組立
てるための段ボール原紙は図10に示すように、4枚の
板状体71〜74を折曲げ線を介して互いに折曲げ可能
に連結した構造になっている。そして板状体71の上端
には係止片75が連設されるとともに、係止片75を挿
入するスリット状係止孔76が板状体74の下端側であ
って折曲げ片79との間の折曲げ線に沿った部分に横方
向に延びて形成されている。また板状体72と73を折
曲げる折曲げ線と交差するように切込み77が形成され
ている。また板状体72にはミシン目78が設けられて
いる。
71〜74を順次折曲げることによって、図11および
図12に示すように4角筒状に組立てられる。そして係
止片75をスリット状係止孔76に挿入することによっ
て、4角筒状の状態を維持するようにしている。またこ
のような緩衝体17は、切込み77によって凹部が形成
されるようになっている。
5によって説明する。前面側押え21を組立てるための
段ボール原紙は図13に示すように、板状体81、8
2、83、84を互いに折曲げ可能に連結した構造にな
っている。板状体84の下端には折曲げ線を介して連結
片86が形成されている。そして板状体81の上端には
係止片87が形成され、この係止片87を受入れるスリ
ット状係止孔88が連結片86と板状体84との連結位
置に形成されている。
にそれぞれ2対ずつの3角形の開口91が板状体82、
83に沿って形成されるようになっている。そして開口
91の側部には折曲げ線92によって折曲げられた斜片
93が設けられている。また板状体83、84を折曲げ
可能に連結する折曲げ線と交差するように左右一対のス
リット状開口94が形成されるようになっている。また
連結片86の下端側には突片95が連設されている。さ
らに板状体84の右端側には折曲げ線97を介して傾斜
板98が形成されるようになっている。
よび図15に示すように4枚の板状体81〜84が順次
折曲げられ、これによって4角筒状に組立てられる。そ
して係止片87をスリット状係止孔88に挿入すること
によって4角筒状に組立てられた形態を維持するように
なる。そして左右一対ずつの3角形の開口91と折曲げ
線92によって折曲げられる斜片93とによって、図1
4に示すような凹部100が形成される。すなわち両側
の一対の3角形の開口91の間において、板状体82、
83間の折曲げ線が内側に折曲げられて凹部100が形
成される。この凹部100によってウォシュレット11
の先端側の円弧状の部分を受入れるようにしている。ま
た一対のスリット状の開口94は連結管12の先端部を
受入れるためのものである。そして折曲げ線97のとこ
ろで傾斜板98を斜めに折曲げることによって、側部に
部品を収納する空間が形成される。
8により説明する。背面側押え22を構成する段ボール
原紙は、その中央部に一対の板状体105、106を備
え、これらが連結板107を介して連結された構造にな
っている。そして板状体106には切込み108が形成
されるとともに、この切込み108によって支持片10
9が設けられるようになっている。
介して板状体113が連設されている。板状体113は
連結板114を介して板状体115に連結されるように
なっている。そして板状体115の上端側には当て板1
16が形成されるとともに、この当て板116の先端部
には折曲げ片117が連設されている。また当て板11
6と折曲げ片117との間には突片118が形成され、
この突片118が板状体113の下端に形成されている
切込み119に係合されるようになっている。
介して板状体123が連設されている。板状体123は
連結板124を介して板状体125に連結されている。
そして板状体125の上端側には当て板126が連設さ
れるとともに、この当て板126の先端側にはさらに折
曲げ片127が形成され、この折曲げ片127と当て板
126との間に突片128が形成されている。突片12
8は板状体123の切込み129に受入れられるように
なっている。
図18に示すように、連結板107を介して互いに連結
されている板状体105の上側に板状体106が位置す
るように両者は互いに折曲げられる。そしてこのときに
切込み108によって支持片109が前方へ突出するよ
うになされ、この支持片109によって連結管12が支
持されるようになっている。
下方へ折曲げるとともに、板状体113と115とが連
結板114および当て板116によって偏平な筒体を構
成するように組立て、突片118を切込み119に挿入
し、テープ120で押えることによって側面側緩衝体2
3が背面側押え22の側部に連結された状態で組立てら
れる。
23を下方へ折曲げるとともに、板状体123、125
をその両側において連結板124と当て板126とによ
って所定の間隙を保持するように4角筒状に組立て、突
片128を切込み129に挿入してテープ130で固定
することにより、側面側緩衝体24が背面側押え22の
側部に連結された状態で組立てられる。すなわち背面側
押え22の両側にはその左右に側面側緩衝体23、24
がそれぞれ組立てられることになる。
押え21、22、および側面側緩衝体23、24によっ
てウォシュレット11を包装箱10内で緩衝する動作に
ついて説明する。図3に示すように組立てられた包装箱
10内には図1に示すように、その底部側に背面側支持
台16と前面側支持台17とをそれぞ互いに対向して配
置する。そして背面側支持台16の背面側であって包装
箱10の側板との間に背面側クッション18を配置す
る。
11を背面側支持台16と前面側支持台17とによって
支持した状態でこの包装箱10内に収納する。そしてウ
ォシュレット11の側部に設けられているコントロール
パネル132を図8に示す背面側支持台16の折曲げ板
65の外側に配置する。またこのウォシュレット11の
コントロールパネル132とケーブルを介して接続され
ている電源プラグ133を図11および図12に示す前
面側支持台17の切込み77内に収納する。このときに
ウォシュレット11の背面側は背面側クッション18に
よって緩衝される。
1の上部に背面側押え22と前面側押え21とをそれぞ
れ載置する。前面側押え21に設けられている凹部10
0(図14参照)がウォシュレット11の前端側の部分
を上から包み込むように押えるようになる。またウォシ
ュレット11のコントロールパネル132が設けられて
いる方の側部と包装箱10との間には側面側緩衝体23
が位置するようになり、これによってこのウォシュレッ
ト11の側面側からの衝撃を遮断する。またこのウォシ
ュレット11の反対側の側面は、側面側緩衝体24によ
って保護され、このウォシュレット11が衝撃から保護
される。
間であって切込み108によって形成される開口内には
連結管12が挿入される。連結管12は支持片109に
よって支持されるとともに、その先端側の部分が図14
および図15に示される前面側押え21のスリット状開
口94に収納される。また前面側押え21の図15に示
す傾斜版98の上部には取付けボルト、分岐金具、テー
パリング等の組立て部材が収納されるようになってい
る。そしてこのような状態において、包装箱10はその
上部開口が4枚の蓋板39〜42によって閉じられる。
によれば、とくに図1に示すように、段ボール原紙から
成る5個の緩衝体16、17、18、21、22によっ
てウォシュレット11を緩衝することが可能になる。す
なわち従来に比べて緩衝体の数を大幅に低減することが
可能になり、これによって包装作業の改善を図ることが
可能になる。またこのような緩衝体の数の低減と包装作
業の合理化とによって、緩衝装置を有する包装のコスト
ダウンを図ることが可能になる。また総ての緩衝体16
〜18、21、22は何れも段ボール原紙を折曲げて組
立てるようにしたものであるから、不要の場合には偏平
な状態にして積重ねておくことができ、これによって在
庫スペースの減少を図ることが可能になる。
くにウォシュレット11の背面側の部分を押えるための
背面側押え22の両側にそれぞれ側面側緩衝体23、2
4を折曲げ可能に連設した構造にあり、このような構成
によって、基本的には包装箱10の4辺にそれぞれ配さ
れる4個の緩衝体16、17、21、22によってウォ
シュレット11の緩衝を行なうことが可能になり、包装
用緩衝装置の大幅な合理化を図ることが可能になる。
装箱内に収納される物品を緩衝する緩衝装置において、
包装箱の互いに平行な4つの稜線の内側の4辺に沿って
それぞれ配される4角筒状の緩衝体と、4辺の4角筒状
の緩衝体の内の少なくとも1辺の4角筒状の緩衝体の長
さ方向の端部に連設され、4角筒状の緩衝体の長さ方向
の端部側において物品の側部を受ける側面側緩衝体と、
をそれぞれ具備し、側面側緩衝体を有する4角筒状緩衝
体に対して対向して配される別の4角筒状緩衝体はその
長さが実質的に短くなされ、側面側緩衝体と短くなされ
た別の4角筒状緩衝体の長さ方向の端部との間に物品の
突出部が挟着保持されるようにしたものである。
ば、とくに側面側緩衝体を少なくとも1辺の緩衝体の端
部に連設することによって、緩衝体の数を少なくし、包
装作業の合理化と、緩衝装置のコストダウンとを図るこ
とが可能になる。しかも物品の突出部を上記側面側緩衝
体と実質的に短くなされた別の4角筒状の緩衝体の側端
部との間で挟着保持しているために、物品の突出部が両
者によって確実に挟着された状態で安定的に緩衝される
ようになり、物品の突出部の保護が図られる。また板状
体を4角筒状に組立てて成る緩衝体によって保護するよ
うにしているために、不使用時においては緩衝体を偏平
に展開した状態で保管することができ、保管のスペース
の減少につながる。
である。
面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】直方体状をなす包装箱内に収納される物品
を緩衝する緩衝装置において、 前記包装箱の互いに平行な4つの稜線の内側の4辺に沿
ってそれぞれ配される4角筒状の緩衝体と、 前記4辺の4角筒状の緩衝体の内の少なくとも1辺の4
角筒状の緩衝体の長さ方向の端部に連設され、前記4角
筒状の緩衝体の長さ方向の端部側において前記物品の側
部を受ける側面側緩衝体と、 をそれぞれ具備し、 前記側面側緩衝体を有する前記4角筒状緩衝体に対して
対向して配される別の4角筒状緩衝体はその長さが実質
的に短くなされ、前記側面側緩衝体と前記短くなされた
前記別の4角筒状緩衝体の長さ方向の端部との間に前記
物品の突出部が挟着保持されることを特徴とする包装用
緩衝体。 - 【請求項2】上下に配される一対の4角筒状緩衝体と包
装箱の直立する側板との間に偏平な筒状の緩衝体が配置
されることを特徴とする請求項1に記載の包装用緩衝
体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16057394A JP3355035B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 包装用緩衝装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP16057394A JP3355035B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 包装用緩衝装置 |
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---|---|
JPH082558A JPH082558A (ja) | 1996-01-09 |
JP3355035B2 true JP3355035B2 (ja) | 2002-12-09 |
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JP16057394A Expired - Fee Related JP3355035B2 (ja) | 1994-06-20 | 1994-06-20 | 包装用緩衝装置 |
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KR101276474B1 (ko) * | 2011-11-21 | 2013-06-19 | 동아대학교 산학협력단 | 마이크 덮개 자동 포장기 |
-
1994
- 1994-06-20 JP JP16057394A patent/JP3355035B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH082558A (ja) | 1996-01-09 |
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