JP3354794B2 - 記録ヘッドの駆動方法 - Google Patents

記録ヘッドの駆動方法

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JP3354794B2
JP3354794B2 JP16772196A JP16772196A JP3354794B2 JP 3354794 B2 JP3354794 B2 JP 3354794B2 JP 16772196 A JP16772196 A JP 16772196A JP 16772196 A JP16772196 A JP 16772196A JP 3354794 B2 JP3354794 B2 JP 3354794B2
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純 高村
昇 仁田
俊一 小野
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Toshiba TEC Corp
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Toshiba Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、圧電部材の変形によりインク室
からインクを吐出する記録ヘッドの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の記録ヘッドの駆動方法として
は、例えば、特開平2−164544号公報のものが知
られている。これは、図17に示すように、圧電部材1
1 ,12,13 ,14 ,15 ,16 ,…に接続した一方
の電極を共通電極として電源供給回路2の出力端子に接
続し、他方の電極をそれぞれNPN形トランジスタ31
,32 ,33 ,34 ,35 ,36 ,…を介して接地し
ている。そして、圧電部材11 ,12 ,13 ,14 ,1
5 ,16 ,…を駆動する場合は、トランジスタ31 ,3
2 ,33 ,34 ,35 ,36 ,…をオン状態にして電源
供給回路2の出力端子から各圧電部材に定電流入力を行
うようになっている。すなわち、電源供給回路2の出力
端子から各圧電部材の共通電極に駆動電圧波形を印加し
トランジスタ31 ,32 ,33 ,34 ,35 ,36 ,…
を選択的にオン動作することで駆動する圧電部材を選択
して該当するインク室のインク吐出口からインクを吐出
させるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の駆動方法
は、トランジスタ31 ,32 ,33 ,34 ,35 ,36
,…によって駆動する圧電部材を選択する制御のみを
行うものであるので、インクの吐出量を可変して階調印
刷を行うことはできなかった。
【0004】そこで、本発明は、簡単な制御でインク室
からのインクの吐出量を可変制御でき、階調印刷ができ
る記録ヘッドの駆動方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】発明は、圧電部材に電
圧を印加してこの圧電部材を変位させ、この圧電部材の
変位によりインク室を変形させてこのインク室内のイン
クを吐出し印刷を行う記録ヘッドにおいて、圧電部材に
接続する一方の電極に対して各階調印刷に対応した基準
電圧波形を複数個連続して出力するように構成した電圧
波形を印刷タイミング毎に印加し、圧電部材に接続する
他方の電極をスイッチング素子をオン動作して接地する
ときのタイミングを制御して圧電部材の各電極間に印加
する基準電圧波形を選択することでインクの吐出量を可
変して階調印刷を行うことにある。
【0006】
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。 (第1の実施の形態) 1に示すように、複数の圧電部材111,112,11
3,114,115,116,…を設け、この各圧電部材1
11 〜116 ,…に接続した一方の電極を共通電極とし
て電源供給回路12の出力端子に接続している。前記各
圧電部材111〜116 ,…に接続した他方の電極をN
PN形トランジスタ131,132,133,134,13
5,136 ,…をそれぞれ介して接地している。
【0012】前記各トランジスタ131 〜136 ,…の
ベースを印字データ変換回路14に接続し、このベース
に対して印字データ変換回路14からプリントパルス信
号PPを印加するようになっている。前記印字データ変
換回路14はラッチ回路15に接続し、前記ラッチ回路
15はシフトレジスタ16に接続している。
【0013】この駆動回路は、16階調(4ビット)の
印字データをクロックCLKに同期して前記シフトレジ
スタ16に順次シフトして格納し、各圧電部材111 〜
116 ,…に対応した印字データを前記シフトレジスタ
16に格納すると、ラッチパルスLPの入力によって前
記ラッチ回路15にラッチし、前記印字データ変換回路
14に入力する。前記印字データ変換回路14は入力し
た印字データを前記各トランジスタ131 〜136 ,…
をオン、オフ動作するためのプリントパルスPPに変換
する。前記電源供給回路12は、各圧電部材111 〜1
16 ,…の共通電極に滑らかな立上がりと急俊な立下が
りをもつ三角波の基準電圧波形を印刷タイミング毎に印
加するようになっている。
【0014】ここで、図3に示す模式図を使用して印刷
原理について述べる。先ず、定常状態では図3の(d) に
示すように圧電部材11i ( i=1,2,3,…)は変位せず
インク室17にインクは充満している。この状態でトラ
ンジスタ13i ( i=1,2,3,…)をオンにして電源供給
回路12から圧電部材11i に基準電圧波形を印加する
と、先ず滑らかな立上がりにより圧電部材11i はイン
ク室17を開くように変位する。このときインクのイン
ク吐出面、すなわち、メニスカス18は図3の(a) に示
すようにインク室17側に後退する。
【0015】この状態で直ぐに圧電部材11i に印加す
る基準電圧波形を急俊に接地電位に立下げると、圧電部
材11i は図3の(d) に示す定常状態に復帰するが、こ
のときにはインク室17へのインクの補充がほとんど行
われないので、インク室17からのインクの吐出量は少
ない。すなわち、階調濃度の低い印刷となる。
【0016】また、図3の(a) に示すようにメニスカス
18がインク室17側に後退した状態で暫く保持する
と、インク室17へのインクの補充が行われ、メニスカ
ス18は図3の(b) に示すようにインク吐出面に戻るよ
うになる。従って、この状態で圧電部材11i に印加す
る基準電圧波形を急俊に接地電位に立下げると、圧電部
材11i は図3の(d) に示す定常状態に復帰するが、こ
のときにはインク室17へのインクの補充がある程度行
われているので、インク室17からのインクの吐出量は
若干多くなる。すなわち、階調濃度が中程度の印刷とな
る。
【0017】また、図3の(a) に示すようにメニスカス
18がインク室17側に後退した状態で長く保持する
と、インク室17へのインクの補充が充分に行われ、メ
ニスカス18は図3の(c) に示すようにインク吐出面ま
で完全に戻るようになる。従って、この状態で圧電部材
11i に印加する基準電圧波形を急俊に接地電位に立下
げると、圧電部材11i は図3の(d) に示す定常状態に
復帰するが、このときにはインク室17へのインクの補
充が充分に行われているので、インク室17からのイン
クの吐出量は多くなる。すなわち、階調濃度の高い印刷
となる。こうして後退したメニスカスの復帰位置により
インク吐出タイミングを決めることでインクの吐出量を
調整でき、階調印刷が可能になる。
【0018】そこで、図1の駆動回路では、印刷タイミ
ングになると、図2の(a) に示すように、プリントタイ
ミングパルスPTPを電源供給回路12及び印字データ
変換回路14に供給し、電源供給回路12から図2の
(b) に示すような基準電圧波形を出力する。また、駆動
したい圧電部材11i に対応したトランジスタ13i の
ベースに、例えば、図2の(c) に示すようなプリントパ
ルスPPを供給する。すなわち、圧電部材11i への基
準電圧波形の印加と同時にトランジスタ13i をオン動
作し、基準電圧波形が接地電位に急俊に立ち下がる直前
でトランジスタ13i を一旦オフ動作する。圧電部材1
1i は容量負荷なのでトランジスタ13iがオフしても
電荷を保持することなり、その変位位置を保持すること
になる。
【0019】その後、この状態を比較的長い時間保持し
てからトランジスタ13i を再びオン動作することで圧
電部材11i の電荷は急激に放電し圧電部材11i は定
常状態に戻る。こうして、圧電部材11i に供給される
電圧波形は図2の(d) に示すようになり、この電圧波形
が立ち下がるタイミングでインク室から吐出するインク
量は多くなる。すなわち、階調濃度の高い印刷となる。
【0020】また、トランジスタ13i のベースに印加
するプリントパルスPPを、図2の(e) に示すように変
化させると、圧電部材11i が電荷を保持する期間は若
干短くなり、このときには圧電部材11i に供給される
電圧波形は図2の(f) に示すようになり、この電圧波形
が立ち下がるタイミングでインク室から吐出するインク
量は若干少なくなる。すなわち、階調濃度が中程度の印
刷となる。
【0021】また、トランジスタ13i のベースに印加
するプリントパルスPPを、図2の(g) に示すように変
化させると、圧電部材11i が電荷を保持する期間はさ
らに短くなり、このときには圧電部材11i に供給され
る電圧波形は図2の(h) に示すようになり、この電圧波
形が立ち下がるタイミングでインク室から吐出するイン
ク量は少なくなる。すなわち、階調濃度の低い印刷とな
る。
【0022】このように、トランジスタ13i のベース
に印加するプリントパルスPPを変化して圧電部材11
i が電荷を保持する期間を可変する簡単な制御により、
インク室から吐出するインク量を調整することができ、
階調印刷ができる。
【0023】このような制御に使用する記録ヘッドとし
ては、例えば,図4に示すカイザー方式の記録ヘッドが
ある。この記録ヘッドは、インク室21の上面を弾性板
22で構成し、この弾性板22の上に圧電部材23を両
側に電極24,25を設けて固定している。そして、イ
ンク吐出口26の反対側にインク供給口27を設け、イ
ンク室内へのインクの補充を行うようになっている。
【0024】この記録ヘッドは、図4の(a) に示す定常
状態において、圧電部材23に三角波の電圧波形を印加
すると、電圧の滑らかな立上がりにおいて圧電横効果に
より圧電部材23は面方向に収縮し、弾性板22との応
力の釣合いにより曲げモーメントが発生し、弾性板22
は図4の(b) に示すようにインク室21の容積を拡大す
る方向に変形する。そして、圧電部材23を変位した状
態で一定時間保持した後に印加電圧を急俊に立下げる
と、圧電部材23は図4の(c) に示すように定常状態に
復帰し、これによりインク室21の容積が元に戻りイン
ク吐出口26からインクが吐出する。
【0025】(第2の実施の形態) の実施の形態の駆動回路の構成は基本的には第1の実
施の形態と同様である。異なる点は、電源供給回路12
から各圧電部材111〜116,…の一方の電極に印加す
る基準電圧波形を変えた点である。
【0026】すなわち、図5に動作タイミングを示し、
図6に印刷原理を模式的に示すように、この実施の形態
においては、図5の(a) に示すプリントタイミングパル
スPTPにより電源供給回路12から各圧電部材111
〜116 ,…の一方の電極に印加する基準電圧波形が出
力する。この基準電圧波形は、図5の(b) に示すように
負の電位に急俊に立ち下がり、一定時間後に急俊に立ち
上がる矩形波になっている。
【0027】このような基準電圧波形を印加すること
で、図5の(c) に示すプリンタパルスPPがトランジス
タ13i に印加すると、圧電部材11i は図6の(d) に
示す定常状態からインク室17内のインクを押出す方向
に変位する。そして、基準電圧波形が立ち上がる直前に
おいてトランジスタ13i がオフ動作して圧電部材11
i の変位状態を保持する。この保持状態を比較的長く継
続した後にトランジスタ13i が再度オン動作して圧電
部材11i を定常状態に復帰させる。この制御により、
圧電部材11i への供給電圧波形は図5の(d) に示すよ
うになり、インク室17内のインクは比較的長く圧電部
材11i の変位により押出されるので、このときには図
6の(c) に示すようにインクの吐出量は多くなる。
【0028】また、図5の(e) に示すプリンタパルスP
Pがトランジスタ13i に印加すると、圧電部材11i
は図6の(d) に示す定常状態からインク室17内のイン
クを押出す方向に変位する。そして、基準電圧波形が立
ち上がる直前においてトランジスタ13i がオフ動作し
て圧電部材11i の変位状態を保持するが、今度は保持
状態が余り長く継続しないうちにトランジスタ13i が
再度オン動作して圧電部材11i を定常状態に復帰させ
る。この制御により、圧電部材11i への供給電圧波形
は図5の(f) に示すようになり、インク室17内のイン
クが圧電部材11i の変位により押出される期間が若干
短くなる。従って、このときには図6の(b) に示すよう
にインクの吐出量は中程度になる。
【0029】また、図5の(g) に示すプリンタパルスP
Pがトランジスタ13i に印加すると、圧電部材11i
は図6の(d) に示す定常状態からインク室17内のイン
クを押出す方向に変位する。そして、基準電圧波形が立
ち上がる直前においてトランジスタ13i がオフ動作し
て圧電部材11i の変位状態を保持するが、今度は保持
状態がほとんど継続しないうちにトランジスタ13i が
再度オン動作して圧電部材11i を定常状態に復帰させ
る。この制御により、圧電部材11i への供給電圧波形
は図5の(h) に示すようになり、インク室17内のイン
クが圧電部材11i の変位により押出される期間がさら
に短くなる。従って、このときには図6の(a) に示すよ
うにインクの吐出量は少なくなる。
【0030】このように、圧電部材11i をインク室1
7内のインクを押出す方向に変位させる場合であって
も、圧電部材11i が電荷を保持して変位状態を保持す
る期間を可変する簡単な制御により、インク室から吐出
するインク量を調整することができ、階調印刷ができ
る。
【0031】(第3の実施の形態) の実施の形態の駆動回路の構成は基本的には第1の実
施の形態と同様である。異なる点は、印字データ変換回
路14から各トランジスタ131 〜136 ,…のベース
に印加するプリントパルスPPを変えた点である。
【0032】すなわち、図7に動作タイミングを示し、
図8に印刷原理を模式的に示すように、この実施の形態
においては、図7の(a) に示すプリントタイミングパル
スPTPの供給タイミングで電源供給回路12から図7
の(b) に示すような三角波の基準電圧波形を出力する。
また、駆動したい圧電部材11i に対応したトランジス
タ13i のベースに、例えば、図7の(c) に示すような
プリントパルスPPを供給する。すなわち、圧電部材1
1i への基準電圧波形の印加と同時にトランジスタ13
i をオン動作し、基準電圧波形が接地電位に急俊に立ち
下がる直前でトランジスタ13i を一旦オフ動作する。
これにより、圧電部材11i は電圧V1を印加した状態
で電荷を保持する。すなわち、圧電部材11i は図8の
(d) に示す定常状態から図8の(a) に示すように大きく
変位した状態で保持する。
【0033】その後、この状態を一定時間保持してから
トランジスタ13i を再びオン動作することで圧電部材
11i の電荷は急激に放電し圧電部材11i は図8の
(d) に示す定常状態に戻る。すなわち、圧電部材11i
に供給される電圧波形は図7の(d) に示すようになる。
このように圧電部材11i を比較的高い電圧V1 を印加
した状態で保持させることで圧電部材11i が定常状態
に復帰するときの変位量を大きくし、これにより、イン
ク室から吐出するインク量が多くなる。すなわち、階調
濃度の高い印刷となる。
【0034】また、駆動したい圧電部材11i に対応し
たトランジスタ13i のベースに、例えば、図7の(e)
に示すようなプリントパルスPPを供給する。すなわ
ち、圧電部材11i への基準電圧波形の印加と同時にト
ランジスタ13i をオン動作し、基準電圧波形が滑らか
に立ち上がっている後半でトランジスタ13i を一旦オ
フ動作する。これにより、圧電部材11i は電圧V2
(<V1 )を印加した状態で電荷を保持する。すなわ
ち、圧電部材11i は図8の(d) に示す定常状態から図
8の(b) に示すように中程度に変位した状態で保持す
る。
【0035】その後、この状態を一定時間保持してから
トランジスタ13i を再びオン動作することで圧電部材
11i の電荷は急激には放電し圧電部材11i は図8の
(d)に示す定常状態に戻る。すなわち、圧電部材11i
に供給される電圧波形は図7の(f) に示すようになる。
このように圧電部材11i を中程度の電圧V2 を印加し
た状態で保持させることで圧電部材11i が定常状態に
復帰するときの変位量を中程度にし、これにより、イン
ク室から吐出するインク量を中程度に制御する。すなわ
ち、階調濃度が中程度の印刷となる。
【0036】また、駆動したい圧電部材11i に対応し
たトランジスタ13i のベースに、例えば、図7の(g)
に示すようなプリントパルスPPを供給する。すなわ
ち、圧電部材11i への基準電圧波形の印加と同時にト
ランジスタ13i をオン動作し、基準電圧波形が滑らか
に立ち上がっている前半でトランジスタ13i を一旦オ
フ動作する。これにより、圧電部材11i は電圧V3
(<V2 )を印加した状態で電荷を保持する。すなわ
ち、圧電部材11i は図8の(d) に示す定常状態から図
8の(c) に示すようにそれほど変位していない状態で保
持する。
【0037】その後、この状態を一定時間保持してから
トランジスタ13iを再びオン動作することで圧電部材
11iの電荷は急激に放電し圧電部材11iは図8の(d)
に示す定常状態に戻る。すなわち、圧電部材11iに供
給される電圧波形は図7の(h)に示すようになる。この
ように圧電部材11iを比較的低い電圧V3を印加した状
態で保持させることで圧電部材11iが定常状態に復帰
するときの変位量を小さくし、これにより、インク室か
ら吐出するインク量を少なくする。すなわち、階調濃度
の低い印刷となる。このように圧電部材11iが電荷を
保持するときの電圧レベルを可変する簡単な制御によ
り、インク室から吐出するインク量を調整することがで
き、階調印刷ができる。
【0038】なお、この実施の形態では、圧電部材11
i が電荷を保持するときの電圧レベルを可変してインク
量を調整するようにしたが、これにさらに圧電部材11
i が電荷を保持するときの保持時間を加味して電圧と保
持時間の両方でインク量を調整すればより細かい階調制
御が可能になる。これを実現するには、図7の(c) 、
(e) 、(g) においてトランジスタ13i を再度オン動作
するプリントパルスPPのパルスP1 の発生タイミング
を変化させればよい。
【0039】(第4の実施の形態) の実施の形態の駆動回路の構成は図9に示すように基
本的には第1の実施の形態と同様で、異なる点は電源供
給回路32とプリントパルスPPを出力する印字データ
変換回路34である。すなわち、前記電源供給回路32
は印刷タイミング毎に波形の異なる各種の基準電圧波形
を連続して出力するようになっている。例えば、三角波
の基準電圧波形T1 及び定電圧期間の長さが異なる2種
類の台形状の基準電圧波形T2 ,T3 の3種類を連続し
て出力するようになっている。各基準電圧波形はいずれ
も立ち上がりは滑らか、立下がりは急俊な波形になって
いる。
【0040】前記印字データ変換回路34は3種類の基
準電圧波形T1 ,T2 ,T3 のいずれを各圧電部材11
1 〜116 ,…に印加させるかを選択するために各トラ
ンジスタ131 〜136 ,…をオン動作するプリントパ
ルスPPを発生するようになっている。
【0041】この駆動回路においては、印刷タイミング
になると、図10の(a) に示すように、プリントタイミ
ングパルスPTPを電源供給回路32及び印字データ変
換回路34に供給し、これにより電源供給回路32は図
10の(b) に示すような3種類の基準電圧波形T1 ,T
2 ,T3 を連続的に出力する。また、駆動したい圧電部
材11i に対応したトランジスタ13i のベースに、例
えば、図10の(c) に示すように基準電圧波形T3 を選
択するためのプリントパルスPPを供給する。
【0042】これにより、圧電部材11i には図10の
(d) に示すような供給電圧波形が印加することになる。
この供給電圧波形は圧電部材11i の電荷を一定時間保
持し、圧電部材11i を所定の変位位置で一定時間保持
する。そして、一定時間経過後に、圧電部材11i の電
荷を急激に放電して圧電部材11i を定常状態に戻す。
こうして、圧電部材11i を所定の変位位置で一定時間
保持する電圧波形を供給することでインク室から吐出す
るインク量は多くなる。すなわち、階調濃度の高い印刷
となる。
【0043】また、駆動したい圧電部材11i に対応し
たトランジスタ13i のベースに、例えば、図10の
(e) に示すように基準電圧波形T2 を選択するためのプ
リントパルスPPを供給する。これにより、圧電部材1
1i には図10の(f) に示すような供給電圧波形が印加
することになる。この供給電圧波形は圧電部材11i の
電荷を図10の(d) の波形のときよりも短いが一定時間
保持し、圧電部材11i を所定の変位位置で一定時間保
持する。そして、一定時間経過後に、圧電部材11i の
電荷を急激に放電して圧電部材11i を定常状態に戻
す。こうして、圧電部材11i を所定の変位位置で一定
の短い時間保持する電圧波形を供給することでインク室
から吐出するインク量は中程度になる。すなわち、階調
濃度が中程度の印刷となる。
【0044】また、駆動したい圧電部材11i に対応し
たトランジスタ13i のベースに、例えば、図10の
(g) に示すように基準電圧波形T1 を選択するためのプ
リントパルスPPを供給する。これにより、圧電部材1
1i には図10の(h) に示すような供給電圧波形が印加
することになる。この供給電圧波形は所定レベルに達す
ると圧電部材11i の電荷をほとんど保持せずに直ちに
放電して圧電部材11i を定常状態に戻す。こうして、
圧電部材11i の電荷を保持せずに直ちに放電すること
でインク室から吐出するインク量は少なくなる。すなわ
ち、階調濃度の低い印刷となる。このように、トランジ
スタ13i のベースに印加するプリントパルスPPによ
り圧電部材11i に供給する基準電圧波形を選択すると
いう簡単な制御により、インク室から吐出するインク量
を調整することができ、階調印刷ができる。
【0045】(第5の実施の形態) この実施の形態は複数のインク室をその部屋間の仕切り
を圧電部材で構成したシェアモード形の記録ヘッドに適
用したものについて述べる。シェアモード形の記録ヘッ
ドは、図14に示すように、凹状の溝を複数形成した圧
電部材41とこの圧電部材41の上に別の圧電部材42
を張合わせ、この上に天板43を張合わせて複数のイン
ク室44,44,…を形成したもので、各インク室44
の内壁には無電解ニッケルメッキにより電極45を形成
している。前記各圧電部材41,42は、板厚方向で互
いに対向する方向に分極している。
【0046】このシェアモード形の記録ヘッドの駆動回
路の構成は図11に示すように、隣接した壁を構成する
圧電部材421 と422 に接続した電極451 を双方向
スイッチ461 を介して基準電圧波形BV1 の供給ライ
ン471 に接続し、隣接した壁を構成する圧電部材42
2 と423 に接続した電極452 を双方向スイッチ46
2 を介して基準電圧波形BV2 の供給ライン472 に接
続し、隣接した壁を構成する圧電部材423 と424 に
接続した電極453 を双方向スイッチ463 を介して基
準電圧波形BV3 の供給ライン473 に接続し、隣接し
た壁を構成する圧電部材424 と425 に接続した電極
454 を双方向スイッチ464 を介して基準電圧波形B
V1 の供給ライン471 に接続し、隣接した壁を構成す
る圧電部材425 と426 に接続した電極455 を双方
向スイッチ465 を介して基準電圧波形BV2 の供給ラ
イン472 に接続し、隣接した壁を構成する圧電部材4
26 と427 に接続した電極456 を双方向スイッチ4
66 を介して基準電圧波形BV3 の供給ライン473 に
接続し、…という構成になっている。
【0047】シェアモード形の記録ヘッドは、その構造
上、隣接するインク室を同時に駆動することはできない
ので2分割駆動や3分割駆動の方式を取るが、上記駆動
回路は3分割駆動を行うものである。前記各双方向スイ
ッチ461 ,462 ,463 ,464 ,465 ,466
,…はそれぞれ2本の制御信号A1HとA1L,B1HとB1
L,C1HとC1L,A2HとA2L,B2HとB2L,C2HとC2
L,…によってスイッチン制御し、この制御信号により
インク室の選択とインク吐出量の制御を行うようになっ
ている。なお、図中A1 ,B1 ,C1 ,A2 ,B2 ,C
2 ,…はそれぞれインク室を示している。
【0048】この駆動回路は、各供給ライン471 ,4
72 ,473 にそれぞれ基準電圧波形BV1 ,BV2 ,
BV3 を図12の(a) 、(b) 、(c) に示すタイミングで
供給する。今、供給ライン471 に基準電圧波形BV1
が供給するタイミングで図12の(d) に示すように制御
信号A1Hをオンし、図12の(e) に示すように制御信号
A1Lをオフし、図12の(f) に示すように制御信号B1H
をオフし、図12の(g) に示すように制御信号B1Lをオ
ンすると、双方向スイッチ461 ,462 を介して圧電
部材421 ,422 に基準電圧波形BV1 が印加し、圧
電部材421 ,422 はインク室A1 を図13の(a) の
定常状態から図13の(b) に示すように徐々に開く方向
に変位する。
【0049】そして、基準電圧波形BV1 が立ち下がる
直前に制御信号A1Hをオフすると、圧電部材421 ,4
22 は図13の(c) に示すようにその変位状態を保持す
る。その後、制御信号A1Lをオンに戻すが、この制御信
号A1Lをオンに戻すタイミングを変化させることでイン
ク室A1 の電極451 に供給する電圧波形が図12の
(j) に示すように変化する。すなわち、圧電部材421
,422 の電圧保持時間が変化する。そして、一定の
保持時間が経過すると、制御信号A1Lがオン状態に復帰
し、圧電部材421 ,422 の電荷を急俊に放電してこ
の圧電部材421 ,422 を図13の(d) に示すように
定常状態に戻し、インク室A1 からインク吐出口を介し
てインクを吐出させる。
【0050】こうして、制御信号A1Lをオンに戻すタイ
ミングを変化させることで圧電部材421 ,422 の電
圧保持時間が変化するので、前述した第1の実施の形態
と同様にインク室A1 からのインクの吐出量を変化させ
ることができ、階調印刷が可能になる。
【0051】次に、供給ライン472 に基準電圧波形B
V2 が供給するタイミングで図12の(f) に示すように
制御信号B1Hをオンし、図12の(g) に示すように制御
信号B1Lをオフし、図12の(d) に示すように制御信号
A1Hをオフし、図12の(e)に示すように制御信号A1L
をオンし、図12の(h) に示すように制御信号C1Hをオ
フし、図12の(i) に示すように制御信号C1Lをオンす
ると、双方向スイッチ461 ,462 ,463 を介して
圧電部材422 ,423 に基準電圧波形BV2が印加
し、圧電部材422 ,423 はインク室B1 を図13の
(e) の定常状態から図13の(f) に示すように徐々に開
く方向に変位する。
【0052】そして、基準電圧波形BV2 が立ち下がる
直前に制御信号B1Hをオフすると、圧電部材422 ,4
23 はその変位状態を保持する。その後、制御信号B1L
をオンに戻すが、この制御信号B1Lをオンに戻すタイミ
ングを変化させることでインク室B1 の電極452 に供
給する電圧波形が図12の(k) に示すように変化する。
すなわち、圧電部材422 ,423 の電圧保持時間が変
化する。そして、一定の保持時間が経過すると、制御信
号B1Lがオン状態に復帰し、圧電部材422 ,423 の
電荷を急俊に放電してこの圧電部材422 ,423 を定
常状態に戻しインク室B1 からインク吐出口を介してイ
ンクを吐出させる。
【0053】こうして、制御信号B1Lをオンに戻すタイ
ミングを変化させることで圧電部材422 ,423 の電
圧保持時間が変化するので、前述した第1の実施の形態
と同様にインク室B1 からのインクの吐出量を変化させ
ることができ、階調印刷が可能になる。
【0054】同様にして、供給ライン473 に基準電圧
波形BV3 が供給するタイミングで図12の(h) に示す
ように制御信号C1Hをオンし、図12の(i) に示すよう
に制御信号C1Lをオフし、図12の(d) に示すように制
御信号A1Hをオフし、図12の(e) に示すように制御信
号A1Lをオンし、図12の(f) に示すように制御信号B
1Hをオフし、図12の(g) に示すように制御信号B1Lを
オンすると、双方向スイッチ462 ,463 ,464 を
介して圧電部材423 ,424 に基準電圧波形BV3 が
印加し、圧電部材423 ,424 はインク室C1 を定常
状態から徐々に開く方向に変位する。
【0055】そして、基準電圧波形BV3 が立ち下がる
直前に制御信号C1Hをオフすると、圧電部材423 ,4
24 はその変位状態を保持する。その後、制御信号C1L
をオンに戻すが、この制御信号C1Lをオンに戻すタイミ
ングを変化させることでインク室C1 の電極453 に供
給する電圧波形が図12の(l) に示すように変化する。
すなわち、圧電部材423 ,424 の電圧保持時間が変
化する。そして、一定の保持時間が経過すると、制御信
号C1Lがオン状態に復帰し、圧電部材423 ,424 の
電荷を急俊に放電してこの圧電部材423 ,424 を定
常状態に戻しインク室C1 からインク吐出口を介してイ
ンクを吐出させる。
【0056】こうして、制御信号C1Lをオンに戻すタイ
ミングを変化させることで圧電部材423 ,424 の電
圧保持時間が変化するので、前述した第1の実施の形態
と同様にインク室C1 からのインクの吐出量を変化させ
ることができ、階調印刷が可能になる。
【0057】このようにシェアモード形の記録ヘッドに
おいて3分割駆動する場合は2つ置きのインク室が同時
に動作可能となり、どのインク室を動作させるかは制御
信号AiH,BiH,CiHのオンと制御信号AiL,BiL,C
iLのオフによって決め、かつ、階調制御は制御信号Ai
L,BiL,CiLのオン復帰タイミングを変化させること
で可能となる。なお、制御信号AiH,BiH,CiH,Ai
L,BiL,CiLの iは1,2,3,…を示す。
【0058】(第6の実施の形態)この実施の形態はシ
ェアモード形の記録ヘッドにおいてインク室を1つ置き
に使用する場合について述べる。この駆動回路は図15
に示すように、隣接した壁を構成する圧電部材511 と
522 に接続した電極521 を基準電圧波形の供給ライ
ン54に接続し、隣接した壁を構成する圧電部材512
と513 に接続した電極522 をNPN形トランジスタ
531 を介して接地し、隣接した壁を構成する圧電部材
513 と514 に接続した電極523 を前記供給ライン
54に接続し、隣接した壁を構成する圧電部材514 と
515 に接続した電極524 をNPN形トランジスタ5
32 を介して接地し、隣接した壁を構成する圧電部材5
15 と516 に接続した電極525を前記供給ライン5
4に接続し、隣接した壁を構成する圧電部材516 と5
17に接続した電極526 をNPN形トランジスタ533
を介して接地し、…という構成になっている。そし
て、前記圧電部材512 と513 との間にインク室A1
を形成し、前記圧電部材514 と515 との間にインク
室A2 を形成し、前記圧電部材516 と517 との間に
インク室A3 を形成し、…というように1つ置きにイン
ク室を形成し、その他はインクを充填しない単なる空間
部になっている。この記録ヘッドの場合は1つ置きにイ
ンク室を形成しているので全てのインク室を同時に動作
させることが可能である。また、各圧電部材511 〜5
17 …を駆動するための供給ライン54に供給する基準
電圧波形及び各トランジスタ531 ,532 ,533 を
オン、オフ動作するプリントパルスPPのタイミングは
前述した第1の実施の形態における図2の場合と同様で
ある。
【0059】すなわち、三角波の基準電圧波形を供給ラ
イン54に供給し、同時に各トランジスタ531 ,53
2 ,533 にプリントパルスPPを供給してオン動作す
ると、各圧電部材512 ,513 ,514 ,515 ,5
16 ,517 に基準電圧波形がそれぞれ印加し、圧電部
材512 と513 はインク室A1 を徐々に開くように変
位し、圧電部材514 と515 はインク室A2 を徐々に
開くように変位し、圧電部材516 と517 はインク室
A3 を徐々に開くように変位する。すなわち、インク室
A1 ,A2 ,A3 は図16の(a) の定常状態から図16
の(b) に示すように変化する。
【0060】その後、基準電圧波形が立ち下がる直前で
各トランジスタ531 ,532 ,533 を一旦オフさせ
て各圧電部材512 ,513 ,514 ,515 ,516
,517 の変位状態を図16の(c) に示すように保持
させる。そして、この保持時間を適当に制御して各トラ
ンジスタ531 ,532 ,533 を再度オン動作する
と、各圧電部材512 ,513 ,514 ,515 ,51
6 ,517 は急激に定常状態に戻る。すなわち、インク
室A1 ,A2 ,A3 は図16の(c) の状態から図16の
(d) の状態に変化し、各インク室A1 ,A2 ,A3 から
インクが吐出する。このときの各インク室A1 ,A2 ,
A3 からのインクの吐出量は、各圧電部材512 ,51
3 ,514 ,515 ,516 ,517 の変位状態を保持
する時間の長さを調整することで制御でき、これにより
階調印刷が可能になる。その後、各インク室A1 ,A2
,A3 は図16の(e) に示す定常状態で待機し、次の
印刷タイミングに備えるようになる。
【0061】このように、シェアモード形の記録ヘッド
においてインク室を1つ置きに使用する場合は、隣合う
空間部はインク室と使用しないので、例えば、この記録
ヘッドで300dpiの印刷を行う場合、記録ヘッドと
しては600dpiのものが必要となる。
【0062】なお、前述した第5、第6の実施の形態
は、圧電部材が変位した状態での保持時間を可変するこ
とによって階調制御する場合について述べたが、このよ
うなシェアモード形の記録ヘッドにおいても前述したカ
イサー方式の記録ヘッドと同様に、圧電部材が変位した
状態での保持電圧レベルを可変することによって階調制
御することも、保持時間と保持電圧レベルの両方を可変
して階調制御することもできる。
【0063】
【発明の効果】以上、発明によれば、圧電部材に電圧
を印加してこの圧電部材を変位させ、この圧電部材の変
位によりインク室を変形させてこのインク室内のインク
を吐出し印刷を行う記録ヘッドにおいて、簡単な制御で
インク室からのインクの吐出量を可変制御でき、階調印
刷ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す記録ヘッド駆
動回路の回路構成図。
【図2】同実施の形態における動作タイミングを示すパ
ルス波形及び電圧波形図。
【図3】同実施の形態における印刷原理を説明するため
の模式図。
【図4】同実施の形態で使用する記録ヘッドの一例を示
す断面図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における動作タイミ
ングを示すパルス波形及び電圧波形図。
【図6】同実施の形態における印刷原理を説明するため
の模式図。
【図7】本発明の第3の実施の形態における動作タイミ
ングを示すパルス波形及び電圧波形図。
【図8】同実施の形態における印刷原理を説明するため
の模式図。
【図9】本発明の第4の実施の形態を示す記録ヘッド駆
動回路の回路構成図。
【図10】同実施の形態における動作タイミングを示す
パルス波形及び電圧波形図。
【図11】本発明の第5の実施の形態を示す記録ヘッド
駆動回路の回路構成図。
【図12】同実施の形態における動作タイミングを示す
制御信号波形及び電圧波形図。
【図13】同実施の形態における印刷原理を説明するた
めの模式図。
【図14】同実施の形態における記録ヘッドの構成を示
す部分断面図。
【図15】本発明の第6の実施の形態を示す記録ヘッド
駆動回路の回路構成図。
【図16】同実施の形態における印刷原理を説明するた
めの模式図。
【図17】従来例を示す記録ヘッド駆動回路の回路構成
図。
【符号の説明】
111 〜116 ,11i ,23…圧電部材 12…電源供給回路 131 〜136 ,13i …NPN形トランジスタ 14…印字データ変換回路 17,21…インク室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 俊一 静岡県三島市南町6番78号 株式会社テ ック技術研究所内 (56)参考文献 特開 平7−241985(JP,A) 特開 平6−8428(JP,A) 特開 平9−11457(JP,A) 特開 平6−218928(JP,A) 特開 平6−297708(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/045 B41J 2/055 B41J 2/205

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電部材に電圧を印加してこの圧電部材
    を変位させ、この圧電部材の変位によりインク室を変形
    させてこのインク室内のインクを吐出し印刷を行う記録
    ヘッドにおいて、 前記圧電部材に接続する一方の電極に対して各階調印刷
    に対応した基準電圧波形を複数個連続して出力するよう
    に構成した電圧波形を印刷タイミング毎に印加し、前記
    圧電部材に接続する他方の電極をスイッチング素子をオ
    ン動作して接地するときのタイミングを制御して前記圧
    電部材の各電極間に印加する基準電圧波形を選択するこ
    とでインクの吐出量を可変して階調印刷を行うことを特
    徴とする記録ヘッドの駆動方法。
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