JP3353790B2 - 自動販売機の商品投入数計数装置 - Google Patents
自動販売機の商品投入数計数装置Info
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Description
に用いられる商品投入数計数装置に関するものである。
ペレータなどにとっては重要なものであり、商品の在庫
数は、各コラムごとに商品の投入数と販売数の差として
求められる。このうち、各コラムの販売数については、
自動販売機本体のCPUにより、販売動作の一環とし
て、比較的容易に計数することができるが、投入数は、
商品の投入作業が販売動作とは別個に行われるため、専
用の投入数計数装置を用いて計数されるようになってい
る。
サや赤外線センサなどから成る計数センサなどを備えた
計数装置を各コラムごとに作り付けで設けたものが知ら
れている。この装置では、計数センサの検出結果が各コ
ラム番号とともに、自動販売機本体の記録装置に入力さ
れて、コラムごとの投入数が自動的に記録される。
3-84685号公報に開示されたものも知られている。この
装置は、カウンタおよび表示器を有するとともに、各コ
ラムの商品投入口に着脱自在に取り付けられるように構
成された1コラム用のハンディータイプのものであり、
商品の充填時、充填するコラムの商品投入口にその都度
取り付けられ、カウンタにより計数された投入数を表示
器に表示するようになっている。
計数装置のうち、最初のものは、計数センサなどを備え
た計数装置を、コラムごとに、工場においてあらかじめ
取り付けて出荷される。したがって、在庫管理を特に必
要としない、例えば自動販売機の買取りの顧客にとって
は、高価な計数センサなどが各コラムに設けられている
分、余分なコスト増になってしまう。
置が各コラムに共通の1個ですみ、低コストであり、ま
た、自動販売機本体とは別個に必要な顧客にのみ提供で
きるという利点があるものの、1つのコラムに対する投
入数をカウントして表示する機能をもつにすぎないの
で、コラム番号と対応する商品の投入数を、コラムごと
にその都度、伝票などに転記しなければならず、また、
自動販売機本体で在庫数を自動的に管理する場合には、
転記したデータを自動販売機本体の記録装置に再入力し
なければならない。このような転記および入力の作業
は、手間がかかるとともに、転記ミスや入力ミスによ
り、商品投入数の誤計数の原因となる。
めになされたものであり、在庫管理を必要とする顧客に
のみ安価に提供でき、しかもコラムごとの商品の投入数
を簡便な操作で正確に計数することができる自動販売機
の商品投入数計数装置を提供することを目的としてい
る。
め、本発明は、各コラムの商品投入口に着脱可能に取り
付けられて、各コラムに投入された商品の投入数をカウ
ンタにより計数する自動販売機の商品投入数計数装置に
おいて、商品投入口の取付け面に各々の押ボタンが当接
されることにより作動する複数のスイッチと、複数のス
イッチの作動状態を検出する検出手段と、検出手段によ
る検出結果およびカウンタによる計数結果を記憶する記
憶手段とを備えるとともに、商品投入口の取付け面に、
押ボタンが出入り可能なコラム識別用の非押釦部を、押
ボタンに対応する位置に選択的に且つコラムごとに異な
る配置で形成したことを特徴とするものである。
各コラムの商品投入口に取り付けられることにより、そ
のカウンタが商品の投入数を計数する。また、商品投入
口への取付け時、複数のスイッチのうち、非押釦部が形
成された位置に対応するものは、押しボタンが切欠き内
に入り込むことにより非作動状態に維持されるのに対
し、非押釦部が形成されていない位置に対応するもの
は、押しボタンが商品投入口の取付け面によって押され
ることにより作動される。したがって、商品投入口の取
付け面に、コラムごとに異なる配置で切欠きを形成する
とともに、商品投入口への取付け時、複数のスイッチの
作動状態を検出手段で検出することによって、取り付け
た商品投入口のコラム番号を識別することができる。ま
た、この検出結果とカウンタによる商品投入数の計数結
果、すなわちコラム番号とそれに対応する商品投入数
は、記憶手段に記憶される。
照しながら詳細に説明する。
品投入口部分を示す概略図、図2は、その概略側断面図
である。この自動販売機1は、缶ジュースや缶コーヒー
などの缶飲料を販売するためのものであり、箱形のキャ
ビネット2内に、商品収納庫として、4列×4連=計1
6個の、例えばサーペンタイン式のコラム(図示せず)
を有している。図1に示すように、キャビネット2の上
部には、各コラムに対応する商品投入口4が、仕切板に
よって上下4段に計16個、設けられている。図2に示
すように、各商品投入口4は、後方に向かって下向きに
傾斜した搬送路3を介して、各コラムに通じており、缶
飲料Cは、商品投入口4に横向き横倒しに投入され、搬
送路5内を転動して、対応するコラム内に落下し、収納
される。このときの各コラムへの缶飲料Cの投入数は、
商品投入口4の各々に着脱自在に取り付けられる(図2
参照)投入口カウンタ5によって、計数・表示される。
図、図4は、その内部構成の概略を示す図である。これ
らの図に示すように、投入口カウンタ5は、偏平方形状
のケース6を有している。ケース6の前端部は、下方に
突出して係止部7を構成しており、この係止部7の背面
を商品投入口4の前面に当接させた状態で、投入口カウ
ンタ5が商品投入口4に着脱自在に取り付けられるよう
になっている。投入口カウンタ5のケース6の上面は、
前側の水平面と、水平面に連なる後側の傾斜面とから成
り、缶飲料Cが転動する商品転動面8を構成している。
また、商品転動面8の水平面と傾斜面との境界部分に
は、缶飲料Cの転動方向と直交する方向に検出孔9が形
成されている。
は、マイクロスイッチで構成された投入カウントスイッ
チ10が設けられている。投入数カウントスイッチ10
のアクチュエータ11は、上方に付勢された板ばね状の
ものであり、前端がスイッチ本体に固定されるととも
に、後端部に形成された突出部13が、検出孔9から商
品転動面8上に突出している。したがって、缶飲料Cが
商品転動面8上を転動するごとに、アクチュエータ11
が、缶飲料Cの重さで、突出部13を介して押し下げら
れて、投入数カウントスイッチ10の接点14をONす
ることにより、缶飲料Cの投入数がカウントされる。図
3に示すように、ケース6の前面には、缶飲料Cの投入
数を表示する表示器15、カウントデータをすべてクリ
アするためのオールクリアスイッチ16、誤投入した缶
飲料Cを回収したときマイナスカウントするためのマイ
ナス1スイッチ17が設けられている。
けた商品投入口4のコラム番号を識別するための構成を
示している。図4および図5に示すように、投入口カウ
ンタ5の係止部7には、コラム番号を検出するための5
つのビットスイッチ18(18a、18b、18c、1
8d、18e)および電源スイッチ19が、横に並んで
設けられている。これらのスイッチ18、19はいずれ
も、常時は、その押しボタン20、21がばね付勢され
て係止部7の背面から後方に突出していてOFF状態に
あり、押しボタン20、21が押されたときのみ、ON
するようになっている。
イッチ18の各々に対応する位置に、コラム番号識別用
の切欠き22が形成されている(図5および図6参
照)。この切欠き22は、ビットスイッチ18の押しボ
タン20が出入り可能な寸法と形状を有し、16個の商
品投入口4に対してすべて異なる配置で形成されてい
る。したがって、商品投入口4に投入口カウンタ5を取
り付けたとき、ビットスイッチ18は、図5に示すよう
に、切欠き22が形成された位置に対応するものが、押
しボタン20が切欠き22内に入り込むことによりOF
F状態に維持されるのに対し、切欠き22が形成されて
いない位置に対応するものは、押しボタン20が商品投
入口4の前面によって押されることによりONされる。
ースイッチとして機能するものであり、各商品投入口4
の切欠き22の配置をすべて異ならせておき、商品投入
口4への取付け時、5つのビットスイッチ18のON/
OFF状態を検出することによって、その商品投入口4
のコラム番号を、1対1対応で正確に識別することがで
きる。例えば、図7に示すように、最も左側のビットス
イッチ18aを1位ビット、以下順に、ビットスイッチ
18b、18c、18d、18eを、それぞれ2位ビッ
ト、4位ビット、8位ビット、16位ビットとすれば、
切欠き22の配置とコラム番号とを図8のように関係づ
けることができる。
の押しボタン20が出入り可能であればよいので、例え
ば、商品投入口4の厚さに比較的余裕がある場合には、
図6(a)に示すような丸穴または角穴で構成し、余裕
がない場合には、図6(b)に示すような厚さ全体にわ
たる切込みで構成することができる。
御部23の構成を示すものである。この制御部23は、
CPU24、CPU24で実行される演算プログラムな
どを記憶するROM25、CPU24の演算結果などを
一時的に記憶するRAM26、I/Oポート27、およ
び表示器15を駆動する表示ドライバー28などによっ
て構成されている。各種スイッチ、すなわち投入数カウ
ントスイッチ10、ビットスイッチ18、オールクリア
スイッチ16およびマイナス1スイッチ17の各ON/
OFF信号は、I/Oポート27を介して、CPU24
に入力される。同図中の符号29は、電源スイッチ19
を介してCPU24に接続された駆動用電池、30は、
RAM26のバックアップ用のリチウム電池である。
OFF信号に基づいて、コラム番号の識別および商品の
投入数の計数を行い、その結果をRAM26に記憶させ
るとともに、計数結果に基づく駆動信号を、I/Oポー
ト27を介して、表示ドライバー28に出力し、表示器
15に計数結果を表示させる。また、CPU24は、コ
ネクタ31を介して、自動販売機1本体のシリアル信号
線および電源供給線と接続される。この接続により、C
PU24は、自動販売機1の本体制御部からのデータ通
信要求に従って、RAM26に記憶されたデータをシリ
アル伝送する。なお、自動販売機1本体との接続時に
は、電源スイッチ19はOFFであるが、コネクタ31
の電源供給線を介して給電される。
ログラムのフローチャートである。以下、この図を参照
しながら、投入口カウンタ5の動作を説明する。
取り付けると、電源スイッチ19の押しボタン21が商
品投入口4の前面によって押されることにより、電源ス
イッチ19がONされる。この状態はステップ101で
判別され、電源スイッチ19がONのときは、表示器1
5が点灯される(ステップ102)。次いで、ビットス
イッチ18のON/OFF状態を読み込み(ステップ1
03)、その結果から、投入口カウンタ5を取り付けた
商品投入口4のコラム番号を識別する(ステップ10
4)。
否かを判別し(ステップ105)、この答が肯定(Ye
s)、すなわち缶飲料Cが商品投入口4に投入されたと
きは、当該コラムのカウンタ値に値1を加算し(ステッ
プ106)、その結果を表示器15に表示する(ステッ
プ107)。一方、ステップ105の答が否定のとき
は、マイナス1スイッチ17がONされたか否かを判別
し(ステップ108)、この答が肯定(Yes)、すな
わち商品投入口4に誤投入された缶飲料Cを回収したと
きは、カウンタ値から値1を減算し(ステップ10
9)、その結果を表示器15に表示する(ステップ10
7)。以上の動作が繰り返し実行されることにより、1
つの商品投入口4について投入数の計数が完了され、そ
の計数データは、識別されたコラム番号のデータととも
に、RAM26の所定のアドレスに記憶される。
から取り外し、他の商品投入口4に取り付けて、上記の
動作を繰り返し実行することにより、すべての商品投入
口4についてコラム番号の識別と缶飲料Cの投入数の計
数とが行われ、これらのデータは、RAM26に記憶さ
れる。
わち投入口カウンタ5が商品投入口4から取り外され
て、電源スイッチ19がOFF状態にあるときは、コネ
クタ31が自動販売機1本体に接続されているか否かを
判別する(ステップ110)。この答が肯定(Yes)
のときは、自動販売機1本体からの指示に従って、RA
M26に記憶された全データを、コネクタ31を介して
自動販売機1本体の記録部に転送し(ステップ11
1)、次いで、全データをクリアして(ステップ11
2)、本プログラムを終了する。なお、RAM26に記
憶されたデータは、オールクリアスイッチ16が押され
た場合にも、すべてクリアされる。
入口4に投入口カウンタ5を取り付け、投入口カウンタ
5に設けたビットスイッチ18と商品投入口4に形成し
た切欠き22とによって、取り付けた商品投入口4のコ
ラム番号を識別しながら、商品の投入数を投入口カウン
タ5で計数し、コラム番号および投入数を投入口カウン
タ5の制御部23に記憶する。したがって、各コラムの
商品の投入数を、コラム番号と正しく対応させて、正確
に計数・記憶することができる。この場合、コラム番号
の識別が自動的に行われるため、商品を補充するコラム
の順序に規則性をもたせる必要はなく、適当な順序でダ
ンダムに商品を投入できる。また、投入口カウンタ5
は、商品投入口4に着脱自在で、各商品投入口4に対し
て共通に使用できるので、在庫管理のための商品投入数
計数に要するコストを低減することができる。さらに、
投入口カウンタ5は、自動販売機本体と別体であるの
で、在庫管理を必要とする顧客にのみ提供することがで
き、しかも、自動販売機本体側には、商品投入口4に切
欠き22を設けるだけでよいので、在庫管理を必要とし
ない顧客に対してコストの上昇はほとんどない。
コネクタ31を介して、自動販売機本体に一括して転送
するようにしているので、自動販売機本体で在庫数を自
動的に管理する場合に、データを再入力する必要がない
とともに、入力ミスなどを確実に防止して、正確な在庫
管理を行うことができる。さらに、投入口カウンタ5
は、商品投入口4に取り付けたときだけ、電源スイッチ
19によって電源が入るので、スイッチの切り忘れなど
を確実に防止して、電池寿命を延ばすことができる。
ることなく、種々の態様で実施することができる。例え
ば、実施例では、投入口カウンタに記憶された投入数デ
ータを、コネクタを介して、自動販売機本体に一括して
転送するようにしているが、自動販売機本体で在庫数を
自動管理しない場合には、この構成を省略し、投入数デ
ータを、適当な手段を用いて、引き出すようにしてもよ
い。また、実施例では、5個のビットスイッチにより、
5ビットでコラム番号を識別しているが、ビットスイッ
チの設置数は、コラム数に対応して適宜変更できる。こ
の場合、ビットスイッチを1個増設すると、識別可能な
コラム数が倍増するので、コラム番号の識別を効率良く
行うことができる。その他、細部の構成および制御にお
いて、本発明の要旨を逸脱しない範囲で任意に変更する
ことが可能である。
品投入数計数装置は、在庫管理を必要とする顧客にのみ
安価に提供でき、しかもコラムごとの商品の投入数を簡
便な操作で正確に計数することができるなどの効果を有
するものである。
を示す概略図である。
る。
の電源スイッチおよびビットスイッチの状態を示す図で
ある。
示す図である。
係の一例を示す図である。
ック図である。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 各コラムの商品投入口に着脱可能に取り
付けられて、当該各コラムに投入された商品の投入数を
カウンタにより計数する自動販売機の商品投入数計数装
置において、 前記商品投入口の取付け面に各々の押ボタンが当接され
ることにより作動する複数のスイッチと、 当該複数のスイッチの作動状態を検出する検出手段と、 当該検出手段による検出結果および前記カウンタによる
計数結果を記憶する記憶手段とを備えるとともに、 前記商品投入口の前記取付け面に、前記押ボタンが出入
り可能なコラム識別用の非押釦部を、前記押ボタンに対
応する位置に選択的に且つコラムごとに異なる配置で形
成したことを特徴とする自動販売機の商品投入数計数装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34340892A JP3353790B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 自動販売機の商品投入数計数装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34340892A JP3353790B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 自動販売機の商品投入数計数装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06168370A JPH06168370A (ja) | 1994-06-14 |
JP3353790B2 true JP3353790B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=18361287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34340892A Expired - Fee Related JP3353790B2 (ja) | 1992-11-30 | 1992-11-30 | 自動販売機の商品投入数計数装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3353790B2 (ja) |
-
1992
- 1992-11-30 JP JP34340892A patent/JP3353790B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH06168370A (ja) | 1994-06-14 |
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