JP3353738B2 - 画像形成装置および画像形成方法、並びに記録媒体 - Google Patents

画像形成装置および画像形成方法、並びに記録媒体

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JP3353738B2 JP09736699A JP9736699A JP3353738B2 JP 3353738 B2 JP3353738 B2 JP 3353738B2 JP 09736699 A JP09736699 A JP 09736699A JP 9736699 A JP9736699 A JP 9736699A JP 3353738 B2 JP3353738 B2 JP 3353738B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置およ
び画像形成方法、並びに記録媒体に関し、特に、用紙を
ピックするタイミングを早めることにより、用紙のピッ
クミスが起こったときでも、装置を停止させることなく
画像形成を行うことができるようにした画像形成装置お
よび画像形成方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、感光体ベルトに所定の画像に対応
するトナー画像を形成し、それを転写ローラにより、搬
送路を介して搬送されてきた所定の用紙に転写する印刷
装置において、転写ローラの手前に設けられたレジスト
ローラに用紙が届いてから、感光体ベルトへのトナー画
像の形成を開始する(この場合、用紙のピックミスが生
じても、再度用紙のピックを行い、用紙がレジストロー
ラに届いてから感光体ベルトへのトナー画像の形成を行
うので、ピックミスが生じても問題はない)のではな
く、レジストローラをオンにする以前に、感光体ベルト
に形成されたトナー画像と用紙の位置合わせを考慮して
おかなければならないプリンタ、FAX、複写機などに
おいて、感光体ベルトに画像に対応するトナー画像を形
成し始める前に、ピックローラによって用紙のピックを
開始することができる場合においては、用紙のピックに
失敗したとき、感光体ベルトへのトナー画像の形成をし
ないで、トナー画像を形成すべき次のタイミングに合わ
せて、もう一度用紙をピックすることができた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、感光体
ベルトにトナー画像を形成し始めてから用紙のピックを
開始しなければいけない場合、用紙のピックに失敗した
ときには、感光体ベルトに既にトナー画像を形成し始め
ているため、装置を一旦停止させなければならなかっ
た。
【0004】この場合のシーケンスを図4のシーケンス
図を参照して説明する。図4に示すように、用紙を搬送
するためのフィードローラは、一旦駆動されると停止さ
せることなく回転を続ける。そして、用紙をピックして
から一時停止させることなくそのまま用紙を搬送させて
おり、ピックローラが用紙をピックするタイミングを、
感光体ベルトの表面にY画像(黄色のトナー画像)を形
成するタイミングより所定の時間だけ遅くして、感光体
ベルトの表面に形成されたトナー画像が転写ローラ上に
転写され、転写ローラ上に転写されたトナー画像が更に
用紙に転写されるように、タイミングの調整を行ってい
る。
【0005】このように、ピックローラが用紙をピック
するタイミングを遅らせることによってタイミングの調
整が行われているため、用紙は、ピックローラによって
ピックされてから、転写ローラまで停止することなく搬
送されないとタイミングがずれてしまう。
【0006】例えば、図5のシーケンス図に示すよう
に、2枚目の用紙のピックに失敗した場合(ピックミス
した場合)には、感光体ベルトに2枚目の画像に対応す
るトナー画像が既に描き始められているために、もう一
度2枚目の用紙をピックしても、2枚目の用紙と、感光
体ベルト上に形成された2枚目の用紙に転写すべきトナ
ー画像の位置合わせが上手くいかないので、その時点で
装置を停止させることしかできなかった。そのため、装
置を停止させる回数が多くなり、用紙やインク(トナ
ー)が無駄になる場合がある課題があった。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、用紙のピックミスが起こった場合でも、再
度用紙のピックを行うことができるようにし、ピックミ
スにより装置を停止させる回数を抑制し、効率的かつ経
済的に画像を用紙に形成することができるようにするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の画像形
成装置は、所定の用紙に画像を形成する画像形成装置で
あって、画像に対応する第1の画像が形成されるベルト
と、ベルトに第1の画像を形成する画像形成手段と、ベ
ルトに形成された第1の画像を用紙に転写する転写ロー
ラと、用紙をピックするピック手段と、ピック手段によ
ってピックされた用紙を転写ローラまで搬送するための
搬送路と、ピック手段によってピックされた用紙を搬送
路を介して転写ローラまで搬送する搬送手段と、ベルト
に形成された第1の画像が転写ローラにより用紙に転写
されるまでの時間より、搬送手段により用紙が搬送路を
介して転写ローラまで搬送されるまでの時間の方が、所
定の基準時間だけ短くなるように、搬送手段が用紙の搬
送を開始するタイミングを制御する制御手段とを備える
ことを特徴とする。また、基準時間は、ピック手段が用
紙のピックを試みてから、用紙のピックに失敗し、再度
用紙をピックするまでの時間以上に設定されるようにす
ることができる。また、第1の画像は、ベルト上に形成
された画像に対応するトナー画像であるようにすること
ができる。また、制御手段は、ベルトに形成された第1
の画像が転写ローラにより用紙に転写されるまでの時間
より、搬送手段により用紙が搬送路を介して転写ローラ
まで搬送されるまでの時間の方が、所定の基準時間だけ
短くなるように、搬送手段による用紙の搬送速度を制御
するようにすることができる。請求項5に記載の画像形
成方法は、所定の用紙に画像を形成する画像形成方法で
あって、画像に対応する第1の画像が形成されるベルト
と、ベルトに第1の画像を形成する画像形成手段と、ベ
ルトに形成された第1の画像を用紙に転写する転写ロー
ラと、用紙をピックするピック手段と、ピック手段によ
ってピックされた用紙を転写ローラまで搬送するための
搬送路と、ピック手段によってピックされた用紙を搬送
路を介して転写ローラまで搬送する搬送手段を備える画
像形成装置における画像形成方法であって、ベルトに形
成された第1の画像が転写ローラにより用紙に転写され
るまでの時間より、ピック手段により用紙がピックされ
てから、搬送手段により用紙が搬送路を介して転写ロー
ラまで搬送されるまでの時間の方が、所定の基準時間だ
け短くなるように、搬送手段が用紙の搬送を開始するタ
イミングが制御されることを特徴とする。請求項6に記
載の記録媒体は、請求項5に記載の画像形成方法を実行
可能なプログラムが記録されていることを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置および画像形成方法、並びに
記録媒体においては、ベルトに形成された第1の画像が
転写ローラにより用紙に転写されるまでの時間より、ピ
ック手段により用紙がピックされてから、搬送手段によ
り用紙が搬送路を介して転写ローラまで搬送されるまで
の時間の方が、所定の基準時間だけ短くなるように、搬
送手段が用紙の搬送を開始するタイミングを制御する。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の画像形成装置を
応用した印刷装置の一実施の形態の構成例を示すブロッ
ク図である。図1に示したように、本実施の形態は、画
像処理を行い、印字要求を出す情報処理装置31と、用
紙の搬送や、感光体ベルト1の駆動や、現像器7乃至1
0等のメカを制御する制御装置32と、後述するレーザ
ユニット3乃至6によって画像が静電潜像として書き込
まれる感光体ベルト1と、感光体ベルト1の表面を一様
に帯電させる帯電器11と、感光体ベルト1の表面を露
光して各色の画像(帯電潜像(画像に対応して帯電させ
ることによって描かれた画像のことを、ここでは、帯電
潜像と呼ぶことにする))を書き込むレーザユニット3
乃至6(イエローレーザユニット3、マゼンタレーザユ
ニット4、シアンレーザユニット5、ブラックレーザユ
ニット6を総称してレーザユニットと記載している。以
下では、これらを特に区別する必要がないとき、単にレ
ーザユニットと記載することにする)と、書き込まれた
各色の画像(静電潜像)を現像(ここでは、感光体ベル
ト1の帯電した部分(帯電潜像)にトナーを付着させる
ことを現像と記載することにする)して、感光体ベルト
1の表面にトナー画像を形成する現像器7乃至10(イ
エロー現像器7、マゼンタ現像器8、シアン現像器9、
ブラック現像器10を総称して単に現像器と記載してい
る。以下では、これらを特に区別する必要がないとき、
単に現像器と記載することにする)と、現像された画像
(トナー画像)を用紙に転写する転写ローラ2と、感光
体ベルト1の表面に残留する電荷を除去するイレーサ1
2と、用紙が蓄えられているホッパ33と、ホッパ33
より用紙をピックするピックローラ27と、用紙を画像
が転写される場所(転写ローラ2の位置)まで搬送する
搬送ローラ14乃至19と、搬送されてきた用紙を一時
停止させて、用紙と感光体ベルト1上に形成された画像
(トナー画像)の位置合わせを行うレジストローラ13
と、用紙センサ20乃至26と、感光体ベルト1を回転
させるためのベルトモータ30と、レジストローラ13
を回転させるためのレジストモータ28と、搬送ローラ
14乃至19を回転させるためのフィードモータ29
と、ピックローラ27を回転させるためのピックモータ
34より構成されている。また、搬送ローラ14乃至1
9は、フィードモータ29との間にそれぞれクラッチが
設けられており、独立して制御できるようになされてい
る。
【0010】図1に示した実施の形態においては、レー
ザユニット3乃至6により、各レーザユニット3乃至6
に対応する各色の画像(静電潜像)が、感光体ベルト1
上にそれぞれ描かれ、現像器7乃至10により、各現像
器7乃至10に対応する色の画像が現像され(感光体ベ
ルト1上の静電潜像にトナーを付着させることにより、
トナー画像が形成され)、感光体ベルト1上に形成され
たトナー画像が転写ローラ2に転写され、次に、転写ロ
ーラ2に転写されたトナー画像が用紙に転写される。こ
のようにして、用紙への画像の形成が行われる。
【0011】ピックローラ27によりピックされた用紙
は、用紙搬送ローラ14乃至19により搬送され、レジ
ストローラ13の部分で一時停止させられる。そして、
転写ローラ2に感光体ベルト1から転写されるトナー画
像に合わせて、レジストローラ13が駆動され、用紙が
搬送され、転写ローラ2に転写されたトナー画像が用紙
に転写されるようになされている。
【0012】このように、レジストローラ13まで用紙
が搬送されるのに要する用紙の搬送時間の変動を吸収し
て、転写ローラ2に転写された画像(トナー画像)と用
紙の位置合わせのためのタイミングをとって、レジスト
ローラ13を回転させ、印字を行うようになされてい
る。
【0013】本実施の形態では、用紙のピックを通常よ
り早めに行い、用紙をピックしたときに、搬送ローラ1
9に用紙の先端が噛んだ状態で、一旦用紙を停止させ
る。そして、感光体ベルト1に描かれた画像(トナー画
像)が転写ローラ2を介して用紙に転写されるように、
所定のタイミングで、搬送ローラ19による用紙の搬送
を開始させる。
【0014】ここで、仮に、用紙のピックが上手くいか
ず、ピックローラ27が駆動され、用紙のピックが試み
られてから、所定の時間だけ経過しても用紙センサ26
がオン(用紙が用紙センサ26の下に移動すると用紙セ
ンサ26はオンになる)にならない場合、一旦ピックロ
ーラ27を停止させて、所定の時間だけ経過後に、再度
ピックローラ27を回転させ、用紙のピックを試みる。
【0015】用紙のピックミスが起こったときに、用紙
を再度ピックするために要した余計な時間は、タイミン
グを合わせるために、用紙がピックされてからフィード
ローラ19において一旦用紙の搬送が停止させられてい
る時間内であれば吸収することができる。このようにし
て、用紙のピックが上手く行われなかった場合、再度ピ
ックを行うことによりピックミスによって装置が停止す
る回数を低減させることが可能となる。これにより、ト
ナーや用紙を無駄にすることを抑制することができる。
【0016】次に、本実施の形態の全体の動作につい
て、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。まず、情
報処理装置31より、制御装置32に対して所定の画像
の印字要求が送られると、制御装置32は、感光体ベル
ト1を回転させ、各色のレーザユニット3乃至6を起動
し、帯電器11とイレーサ12をオンにする。
【0017】レーザユニット3乃至6の起動が完了し、
印字可能状態になったとき、情報処理装置31は、各色
の画像データを制御装置32に供給し、制御装置32の
制御下、レーザユニット3乃至6により感光体ベルト1
上への静電潜像の書き込みが開始される。ここで、静電
潜像とは、感光体ベルト1を、画像に対応して帯電させ
ることによって形成された静電気からなる画像のことで
あり、目に見えないことから、写真で使用される潜像と
いう語句を用いて、静電潜像と呼称している。
【0018】イエローレーザユニット3により感光体ベ
ルト1上に書き込まれたイエロー画像に対応する静電潜
像は、イエロー現像器7により現像され、イエローのト
ナー画像が形成される。ここでは、感光ベルト1上に形
成された帯電潜像に、トナーを付着させてトナー画像を
形成し、目に見える画像(トナー画像)を形成する段階
を、写真になぞらえて現像と呼称している。感光体ベル
ト1上に形成されたイエローのトナー画像は、転写ロー
ラ2に転写され、更に、レジストローラ13を介して搬
送されてきた用紙に転写される。
【0019】同様に、マゼンタレーザユニット4により
感光体ベルト1上に書き込まれたマゼンタ画像に対応す
る静電潜像は、マゼンタ現像器8により現像され、マゼ
ンタのトナー画像が形成される。感光体ベルト1上に形
成されたマゼンタのトナー画像は、転写ローラ2に転写
され、更に、レジストローラ13を介して搬送されてき
た用紙に転写される。
【0020】同様に、シアンレーザユニット5により感
光体ベルト1上に書き込まれたシアン画像に対応する静
電潜像は、シアン現像器9により現像され、シアンのト
ナー画像が形成される。感光体ベルト1上に形成された
シアンのトナー画像は、転写ローラ2に転写され、更
に、レジストローラ13を介して搬送されてきた用紙に
転写される。
【0021】同様に、ブラックレーザユニット6により
感光体ベルト1上に書き込まれたブラック画像に対応す
る静電潜像は、ブラック現像器10により現像され、ブ
ラックのトナー画像が形成される。感光体ベルト1上に
形成されたブラックのトナー画像は、転写ローラ2に転
写され、更に、レジストローラ13を介して搬送されて
きた用紙に転写される。
【0022】また、用紙のピックは、まず、ピックロー
ラ27により行われ、用紙センサ26で用紙が検出され
てから、所定の時間(図2のt1)だけ経過後、即ち、
フィードローラ19に用紙が噛んだタイミングで、ピッ
クローラ27を停止させ、用紙の搬送を一時停止させ
る。
【0023】次に、イエローレーザユニット3により、
感光体ベルト1の表面にイエロー画像に対応する帯電潜
像の描画が始まってから後の所定の時間、即ち、感光体
ベルト1の表面への画像(帯電潜像)の描画が開始され
てから、現像によりトナー画像が形成され、転写ローラ
2に転写され、更に用紙への転写が開始されるまでの時
間から、フィードローラ19による用紙の搬送が開始さ
れ、転写ローラ2の位置まで用紙が搬送される時間を引
いた時間(図2のt2)だけ経過した後、フィードロー
ラ19の回転を開始させ、再度用紙の搬送を開始する。
【0024】フィードローラ19は、制御装置32の制
御により、用紙センサ26がオフになってから所定の時
間(図2のt3)だけ経過後、即ち、用紙の後端がフィ
ードローラ19を抜けてから所定の時間(図2のt1
3)だけ経過後に停止する。以下同様の手順で、用紙が
順次搬送されていき、画像の印字が行われる。
【0025】次に、図3のシーケンス図を参照して、用
紙のピックが上手く行われなかった場合の動作について
説明する。図3は、2枚目の用紙のピックをミスした場
合の動作シーケンスを表している。同図に示したよう
に、この例の場合、ピックローラ27を駆動し、2枚目
の用紙のピックを試みてから(図3のt11)、所定の
時間だけ経過しても、用紙センサ26がオンにならない
ので、一旦ピックローラ27を停止させ、所定の時間だ
け経過後に、再度ピックローラ27をオンにし、回転さ
せる(図3のt12)。
【0026】この2回目のピックが正常に行われると、
用紙センサ26はオンになり、フィードローラ19は、
1回目の用紙のピックをミスしなかった場合と同一のタ
イミング(図3のt13)でオンにされ、用紙の搬送を
開始する。つまり、用紙をピックミスした場合、再度、
用紙がピックされてからフィードローラ19のところで
用紙が一時停止させられる時間を短くすることにより、
ピックミスにより用紙のピックが遅れた時間を吸収する
ことになる。
【0027】このようにして、用紙のピックミスが起こ
った場合でも、再度用紙をピックすることができ、装置
を停止させることなく、正常に画像を用紙に印刷するこ
とが可能となる。
【0028】以上説明したように、本実施の形態によ
り、次のような効果を得ることができる。即ち、用紙の
ピックミスにより、装置を停止させる回数を低減できる
ことである。その理由は、用紙を通常のタイミングより
早くピックしておき、搬送経路の途中で停止させてタイ
ミング調整することにより、ピックミスが起こった場合
でも再度用紙をピックするための時間的な余裕を作るこ
とができ、実際にピックミスが起こった場合に、もう一
度用紙のピックを行うことができるようにしているから
である。これにより、トナーや用紙が無駄になることを
抑制することができる。
【0029】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。連続印字をする際に、用紙間距離が短く、図1
に示した実施の形態の場合のように、前もってピックし
ようとするタイミングでは前の用紙の後端がまだピック
ローラ27を越えておらず、ピックができない装置の場
合は、図1において、ピックローラ27からレジストロ
ーラ13までの用紙搬送路の用紙搬送速度を、用紙がレ
ジストローラ13から転写ローラ2を通って排出される
までの用紙搬送速度(感光体ベルト1が回転する速度と
同一の速度)より速くすることにより、用紙間の距離を
大きくとるようにすることができる。これにより、ピッ
ク時点での用紙間距離を大きくとることができ、前もっ
てピックできるようにすることができる。
【0030】以上説明したように、本実施の形態は、レ
ジストローラ13に用紙が届いてから画像の書き出しを
開始するのではなく、レジストローラ13をオンにする
以前に、画像と用紙の位置合わせを考慮しておかなけれ
ばならないプリンタ、FAX、複写機等において、通常
のタイミングより早く、予め用紙を途中までピックして
おくことにより、仮に用紙のピックが上手くいかなかっ
た場合でも、もう一度用紙をピックするための時間のマ
ージンを作り、ピックミスが起こったときにもう一度用
紙のピックを行うことができるようにすることにより、
ピックミスにより装置が停止する回数を減らすことがで
きる。
【0031】なお、上記実施の形態において、各時刻t
1乃至t3及びt11乃至t13の値は、適宜変更する
ことができる。また、装置の構成は種々のものとするこ
とができる。また、用紙センサ20乃至26としては、
機械式、光電式、磁気式などの種々の方式のセンサを用
いることができる。また、装置の各部又は全体の構成、
形状、配置、動作の内容又は順序などは、本発明の主旨
に沿って適宜変更することができる。
【0032】
【発明の効果】以上の如く、本発明に係る画像形成装置
および画像形成方法、並びに記録媒体によれば、ベルト
に形成された第1の画像が転写ローラにより用紙に転写
されるまでの時間より、ピック手段により用紙がピック
されてから、搬送手段により用紙が搬送路を介して転写
ローラまで搬送されるまでの時間の方が、所定の基準時
間だけ短くなるように、搬送手段が用紙の搬送を開始す
るタイミングが制御されるようにしたので、用紙のピッ
クミスが起こった場合でも、再度用紙をピックして用紙
を搬送することにより、装置を停止させることなく、画
像を用紙に形成することができる。これにより、効率的
かつ経済的に画像を用紙に形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成装置を応用した印刷装置の一
実施の形態の構成例を示すブロック図である。
【図2】図1の実施の形態の動作を説明するためのシー
ケンス図である。
【図3】図1の実施の形態において、ピックミスが起こ
った場合の動作を説明するためのシーケンス図である。
【図4】従来の印刷装置の動作を説明するためのシーケ
ンス図である。
【図5】従来の印刷装置において、ピックミスが起こっ
た場合の動作を説明するためのシーケンス図である。
【符号の説明】
1 感光体ベルト 2 転写ローラ 3 イエローレーザユニット 4 マゼンタレーザユニット 5 シアンレーザユニット 6 ブラックレーザユニット 7 イエロー現像器 8 マゼンタ現像器 9 シアン現像器 10 ブラック現像器 11 帯電器 12 イレーサ 13 レジストローラ 14乃至19 搬送ローラ 20乃至26 用紙センサ 27 ピックローラ 28 レジストモータ 29 フィードモータ 30 ベルトモータ 31 情報処理装置 32 制御装置 33 ホッパ 34 ピックモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/06 350 B65H 7/02 G03G 21/00 372

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の用紙に画像を形成する画像形成装
    置であって、 前記画像に対応する第1の画像が形成されるベルトと、 前記ベルトに前記第1の画像を形成する画像形成手段
    と、 前記ベルトに形成された前記第1の画像を前記用紙に転
    写する転写ローラと、 前記用紙をピックするピック手段と、 前記ピック手段によってピックされた前記用紙を前記転
    写ローラまで搬送するための搬送路と、 前記ピック手段によってピックされた前記用紙を前記搬
    送路を介して前記転写ローラまで搬送する搬送手段と、 前記ベルトに形成された前記第1の画像が前記転写ロー
    ラにより前記用紙に転写されるまでの時間より、前記ピ
    ック手段により前記用紙がピックされてから、前記搬送
    手段により前記用紙が前記搬送路を介して前記転写ロー
    ラまで搬送されるまでの時間の方が、所定の基準時間だ
    け短くなるように、前記搬送手段が前記用紙の搬送を開
    始するタイミングを制御する制御手段とを備えることを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記基準時間は、前記ピック手段が前記
    用紙のピックを試みてから、前記用紙のピックに失敗
    し、再度前記用紙をピックするまでの時間以上に設定さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の画像は、前記ベルト上に形成
    された前記画像に対応するトナー画像であることを特徴
    とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記ベルトに形成され
    た前記第1の画像が前記転写ローラにより前記用紙に転
    写されるまでの時間より、前記搬送手段により前記用紙
    が前記搬送路を介して前記転写ローラまで搬送されるま
    での時間の方が、所定の基準時間だけ短くなるように、
    前記搬送手段による前記用紙の搬送速度を制御すること
    を特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 所定の用紙に画像を形成する画像形成方
    法であって、前記画像に対応する第1の画像が形成され
    るベルトと、前記ベルトに前記第1の画像を形成する画
    像形成手段と、前記ベルトに形成された前記第1の画像
    を前記用紙に転写する転写ローラと、前記用紙をピック
    するピック手段と、前記ピック手段によってピックされ
    た前記用紙を前記転写ローラまで搬送するための搬送路
    と、前記ピック手段によってピックされた前記用紙を前
    記搬送路を介して前記転写ローラまで搬送する搬送手段
    とを備える画像形成装置における画像形成方法であっ
    て、 前記ベルトに形成された前記第1の画像が前記転写ロー
    ラにより前記用紙に転写されるまでの時間より、前記ピ
    ック手段により前記用紙がピックされてから、前記搬送
    手段により前記用紙が前記搬送路を介して前記転写ロー
    ラまで搬送されるまでの時間の方が、所定の基準時間だ
    け短くなるように、前記搬送手段が前記用紙の搬送を開
    始するタイミングが制御されることを特徴とする画像形
    成方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の画像形成方法を実行可
    能なプログラムが記録されている記録媒体。
JP09736699A 1999-04-05 1999-04-05 画像形成装置および画像形成方法、並びに記録媒体 Expired - Fee Related JP3353738B2 (ja)

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