JP2002187644A - 画像形成装置および記録材搬送制御方法 - Google Patents
画像形成装置および記録材搬送制御方法Info
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- JP2002187644A JP2002187644A JP2000387800A JP2000387800A JP2002187644A JP 2002187644 A JP2002187644 A JP 2002187644A JP 2000387800 A JP2000387800 A JP 2000387800A JP 2000387800 A JP2000387800 A JP 2000387800A JP 2002187644 A JP2002187644 A JP 2002187644A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 画像転写部における小紙間制御とファースト
コピータイムの短縮および搬送の安定化を図る。 【解決手段】 レジループ保持時間をゼロとし、レジ先
端の高速搬送を行うもので、画像位置などの基準信号あ
るいは一定間隔で発せられる基準信号に対する記録材の
ズレを検知して、その補正をレジ先端の高速状態での搬
送時間の長短(t3,t31,t32)にて行うこと
で、小紙間(L1)制御を実現する。
コピータイムの短縮および搬送の安定化を図る。 【解決手段】 レジループ保持時間をゼロとし、レジ先
端の高速搬送を行うもので、画像位置などの基準信号あ
るいは一定間隔で発せられる基準信号に対する記録材の
ズレを検知して、その補正をレジ先端の高速状態での搬
送時間の長短(t3,t31,t32)にて行うこと
で、小紙間(L1)制御を実現する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタなどの画像形成装置および記録材搬送制
御方法に関し、主に記録材の搬送間隔を非常に短くした
装置における記録材搬送装置中のレジストローラから画
像形成部までの搬送部に関するものである。
ミリ、プリンタなどの画像形成装置および記録材搬送制
御方法に関し、主に記録材の搬送間隔を非常に短くした
装置における記録材搬送装置中のレジストローラから画
像形成部までの搬送部に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機などの画像形成装置において、装
置の生産性は非常に重要な仕様であり、近年はより高い
生産性が求められつつある。
置の生産性は非常に重要な仕様であり、近年はより高い
生産性が求められつつある。
【0003】また、一枚目のコピー(プリント)終了ま
でのファーストコピータイム(以下、Fcotと記す)
も非常に重要な仕様であり、Fcotの短縮が装置に求
められている。
でのファーストコピータイム(以下、Fcotと記す)
も非常に重要な仕様であり、Fcotの短縮が装置に求
められている。
【0004】生産性を上げる、及びFcotを短縮する
為には画像形成装置の画像形成速度を早くするのが一般
的である。
為には画像形成装置の画像形成速度を早くするのが一般
的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成速度を上げていくと装置各部の駆動負荷、回転速度な
どが上昇するため、装置各部の剛性を増したりする等の
対応が必要となり、結果として装置が大型化したりコス
トアップが生じるなどしてしまう。
成速度を上げていくと装置各部の駆動負荷、回転速度な
どが上昇するため、装置各部の剛性を増したりする等の
対応が必要となり、結果として装置が大型化したりコス
トアップが生じるなどしてしまう。
【0006】また、近年急速に普及しつつあるデジタル
複写機及びプリンターなどに関しては、画像形成速度を
早くしていくと、レーザーの書き込み部であるポリゴン
ミラーの回転数を非常に高くしていかなければならな
い。
複写機及びプリンターなどに関しては、画像形成速度を
早くしていくと、レーザーの書き込み部であるポリゴン
ミラーの回転数を非常に高くしていかなければならな
い。
【0007】このためポリゴンモーターのコストが非常
に高くなってしまったり、技術的限界を超えてしまう可
能性もある。
に高くなってしまったり、技術的限界を超えてしまう可
能性もある。
【0008】また、ポリゴンモーターの回転数を抑え
て、書き込むレーザーを複数にする手法も用いられる
が、この方法についても装置の複雑化や電気部品の複雑
化及び増加、高度な部品精度の必要性が生じることなど
から、画像形成装置の大幅なコストアップが生じてしま
う。
て、書き込むレーザーを複数にする手法も用いられる
が、この方法についても装置の複雑化や電気部品の複雑
化及び増加、高度な部品精度の必要性が生じることなど
から、画像形成装置の大幅なコストアップが生じてしま
う。
【0009】このため従来から、ある決められた画像形
成速度において、装置の最大限の生産性を得る為に、画
像形成時(画像転写時)の記録材の搬送間隔を出来る限
り少なくするという手法が用いられている。
成速度において、装置の最大限の生産性を得る為に、画
像形成時(画像転写時)の記録材の搬送間隔を出来る限
り少なくするという手法が用いられている。
【0010】しかし、レジストローラ部については、記
録材の斜行取りを行う為に、記録材を停止したレジスト
ローラ対に一時突き当てループを形成する時間が必要と
なり、このループ形成時間の分だけ記録材の搬送間隔を
広げる必要がある。
録材の斜行取りを行う為に、記録材を停止したレジスト
ローラ対に一時突き当てループを形成する時間が必要と
なり、このループ形成時間の分だけ記録材の搬送間隔を
広げる必要がある。
【0011】また、多くの場合、画像位置に合わせてレ
ジストローラ部から記録材を搬送しなければならず、こ
の為レジストローラ部においてループを作成し、そのル
ープを保持し、ループ保持時間の長短によって、画像位
置に対する記録材位置の補正を行う必要がある。
ジストローラ部から記録材を搬送しなければならず、こ
の為レジストローラ部においてループを作成し、そのル
ープを保持し、ループ保持時間の長短によって、画像位
置に対する記録材位置の補正を行う必要がある。
【0012】この様な場合なども、ループ保持の分だ
け、先行紙との記録材の搬送間隔を広げる必要があるこ
となどから、結果として記録材の搬送間隔を限りなく小
さくすることは困難とされている。
け、先行紙との記録材の搬送間隔を広げる必要があるこ
となどから、結果として記録材の搬送間隔を限りなく小
さくすることは困難とされている。
【0013】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
記録材の搬送間隔を小さくすると共に、一枚目のプリン
トまでの時間の短縮化を図り、さらに搬送の安定化を図
り得る画像形成装置および搬送制御方法を提供すること
にある。
するためになされたもので、その目的とするところは、
記録材の搬送間隔を小さくすると共に、一枚目のプリン
トまでの時間の短縮化を図り、さらに搬送の安定化を図
り得る画像形成装置および搬送制御方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の画像形成装置にあっては、記録材に画像を
形成する画像形成部の上流側に配置されたレジストロー
ラと、該レジストローラの上流側に配置された搬送ロー
ラと、停止している前記レジストローラに前記上流側の
搬送ローラにより記録材先端を突き当てて記録材にルー
プを形成させ、その際前記レジストローラより少なくと
も上流側の搬送ローラの1つを停止させないでレジルー
プ保持時間をゼロとし、該レジストローラの搬送速度を
搬送開始時に前記画像形成部の画像形成速度よりも高速
にし、その後、搬送される記録材が前記画像形成部に到
達する前に前記搬送速度を前記画像形成速度とほぼ等し
い速度に減速する制御を行う制御手段と、を備えること
を特徴とする。
に、本発明の画像形成装置にあっては、記録材に画像を
形成する画像形成部の上流側に配置されたレジストロー
ラと、該レジストローラの上流側に配置された搬送ロー
ラと、停止している前記レジストローラに前記上流側の
搬送ローラにより記録材先端を突き当てて記録材にルー
プを形成させ、その際前記レジストローラより少なくと
も上流側の搬送ローラの1つを停止させないでレジルー
プ保持時間をゼロとし、該レジストローラの搬送速度を
搬送開始時に前記画像形成部の画像形成速度よりも高速
にし、その後、搬送される記録材が前記画像形成部に到
達する前に前記搬送速度を前記画像形成速度とほぼ等し
い速度に減速する制御を行う制御手段と、を備えること
を特徴とする。
【0015】前記レジストローラの搬送開始時の高速状
態での搬送時間により前記画像形成部の画像位置に対し
て搬送される記録材の位置補正を行うことも好適であ
る。
態での搬送時間により前記画像形成部の画像位置に対し
て搬送される記録材の位置補正を行うことも好適であ
る。
【0016】前記搬送ローラは、記録材を前記レジスト
ローラまで前記画像形成速度よりも高速で搬送すること
も好適である。
ローラまで前記画像形成速度よりも高速で搬送すること
も好適である。
【0017】記録材が前記画像形成部に到達するまでの
設定時間に対する早着または遅延の補正を、前記レジス
トローラ搬送開始後の高速状態での搬送時間によって行
うことも好適である。
設定時間に対する早着または遅延の補正を、前記レジス
トローラ搬送開始後の高速状態での搬送時間によって行
うことも好適である。
【0018】前記設定時間は、画像形成部における画像
位置から算出されるもの、または画像形成部、或いは画
像転写部、或いは画像読み取り部などから、ほぼ一定の
間隔で発せられる基準信号から算出されたものであるこ
とも好適である。
位置から算出されるもの、または画像形成部、或いは画
像転写部、或いは画像読み取り部などから、ほぼ一定の
間隔で発せられる基準信号から算出されたものであるこ
とも好適である。
【0019】前記レジストローラの搬送開始速度が、前
記上流側の搬送ローラによる記録材の搬送速度と等しい
ことも好適である。
記上流側の搬送ローラによる記録材の搬送速度と等しい
ことも好適である。
【0020】前記画像形成速度及び前記レジストローラ
の高速状態の終了後の搬送速度をVps、前記レジスト
ローラの高速状態の搬送開始速度をVh、前記設定時間
からの記録材のズレ時間をΔT1としたとき、設計称呼
値に対する、前記レジストローラの高速状態の補正時間
ΔT2は、 ΔT2=ΔT1・Vps/Vh で表され、ΔT2は記録材が早着の場合は負の値とし、
遅延の場合は正の値であることも好適である。
の高速状態の終了後の搬送速度をVps、前記レジスト
ローラの高速状態の搬送開始速度をVh、前記設定時間
からの記録材のズレ時間をΔT1としたとき、設計称呼
値に対する、前記レジストローラの高速状態の補正時間
ΔT2は、 ΔT2=ΔT1・Vps/Vh で表され、ΔT2は記録材が早着の場合は負の値とし、
遅延の場合は正の値であることも好適である。
【0021】前記レジストローラの駆動手段はステッピ
ングモータであることも好適である。
ングモータであることも好適である。
【0022】記録材搬送制御方法にあっては、停止して
いるレジストローラに上流側の搬送ローラにより記録材
先端を突き当てて記録材にループ形成を形成させ、その
際該レジストローラより少なくとも上流側の搬送ローラ
の1つを停止させないでレジループ保持時間をゼロと
し、該レジストローラの搬送速度を搬送開始時に画像形
成部の画像形成速度よりも高速にし、その後、搬送され
る記録材が前記画像形成部に到達する前に前記搬送速度
を前記画像形成速度とほぼ等しい速度に減速することを
特徴とする。
いるレジストローラに上流側の搬送ローラにより記録材
先端を突き当てて記録材にループ形成を形成させ、その
際該レジストローラより少なくとも上流側の搬送ローラ
の1つを停止させないでレジループ保持時間をゼロと
し、該レジストローラの搬送速度を搬送開始時に画像形
成部の画像形成速度よりも高速にし、その後、搬送され
る記録材が前記画像形成部に到達する前に前記搬送速度
を前記画像形成速度とほぼ等しい速度に減速することを
特徴とする。
【0023】前記画像形成部の画像位置に対して搬送さ
れる記録材の位置補正を行うために、前記レジストロー
ラの搬送開始時の高速状態での搬送時間を制御すること
も好適である。
れる記録材の位置補正を行うために、前記レジストロー
ラの搬送開始時の高速状態での搬送時間を制御すること
も好適である。
【0024】前記レジストローラ搬送開始後の高速状態
での搬送時間を制御することによって、記録材が前記画
像形成部に到達するまでの設定時間に対する早着または
遅延の補正を行うことも好適である。
での搬送時間を制御することによって、記録材が前記画
像形成部に到達するまでの設定時間に対する早着または
遅延の補正を行うことも好適である。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明の
実施の形態を詳細に説明する。
実施の形態を詳細に説明する。
【0026】図1には、本発明の実施の形態に係るフル
カラーの画像形成装置の概略断面図を示す。
カラーの画像形成装置の概略断面図を示す。
【0027】本実施の形態は、上部にデジタルフルカラ
ーの画像リーダ部、下部にデジタルフルカラーの画像プ
リンタ部を有する。
ーの画像リーダ部、下部にデジタルフルカラーの画像プ
リンタ部を有する。
【0028】画像リーダ部において、原稿30を原稿台
ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査す
ることにより、原稿30からの反射光像をレンズ33に
よりフルカラーCCDセンサー34に集光しカラー色分
解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は(図示しな
い)増幅回路を経て、(図示しない)ビデオ処理ユニッ
トにて処理を施され画像プリンタ部に送出される。
ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査す
ることにより、原稿30からの反射光像をレンズ33に
よりフルカラーCCDセンサー34に集光しカラー色分
解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は(図示しな
い)増幅回路を経て、(図示しない)ビデオ処理ユニッ
トにて処理を施され画像プリンタ部に送出される。
【0029】画像形成部である画像プリンタ部におい
て、像担持体である感光ドラム1は矢印方向に回転自在
に担持され、感光ドラム1の周りに前露光ランプ11、
コロナ帯電器2、レーザー露光光学系3、電位センサー
12、色の異なる4個の現像器4y,4c,4m,4B
k、感光ドラム上光量検知手段3、転写装置5、クリー
ニング器6を配置する。
て、像担持体である感光ドラム1は矢印方向に回転自在
に担持され、感光ドラム1の周りに前露光ランプ11、
コロナ帯電器2、レーザー露光光学系3、電位センサー
12、色の異なる4個の現像器4y,4c,4m,4B
k、感光ドラム上光量検知手段3、転写装置5、クリー
ニング器6を配置する。
【0030】レーザー露光光学系3においてリーダー部
からの画像信号は、(図示しない)レーザー出力部にて
光信号に変換され、光信号に変換されたレーザー光がポ
リゴンミラー3aで反射され、レンズ3b及びミラー3
cを通って感光ドラム1の面に投影される。
からの画像信号は、(図示しない)レーザー出力部にて
光信号に変換され、光信号に変換されたレーザー光がポ
リゴンミラー3aで反射され、レンズ3b及びミラー3
cを通って感光ドラム1の面に投影される。
【0031】画像プリンタ部は、画像形成時には感光ド
ラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電
した後の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電させ
て、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成する。
ラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11で除電
した後の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯電させ
て、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成する。
【0032】次に、所定の現像器を動作させて、感光ド
ラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂と顔料
を基体としたトナーの画像を形成する。現像器は偏心カ
ム24y,24c,24m,24Bkの動作により、各
分解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近するように
している。
ラム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂と顔料
を基体としたトナーの画像を形成する。現像器は偏心カ
ム24y,24c,24m,24Bkの動作により、各
分解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近するように
している。
【0033】さらに、感光ドラム1上のトナー画像を記
録材カセット72又は73より搬送経路及び転写装置へ
の静電吸着ローラ部5gを介して感光ドラム1と対向し
た位置に供給された記録材に転写する。転写装置は本実
施の形態では転写ドラム5a、転写帯電器5b、記録材
を静電吸着させるための吸着帯電器5cと対向する吸着
ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5eとを有
し、回転駆動されるように軸支持された転写ドラム5a
の周面開口域には誘電体からなる記録材担持シート5f
を円筒状に一体的に張設している。記録材担持シート5
fは本実施の形態ではポリカーボネートフィルム等の誘
電体シートを使用している。
録材カセット72又は73より搬送経路及び転写装置へ
の静電吸着ローラ部5gを介して感光ドラム1と対向し
た位置に供給された記録材に転写する。転写装置は本実
施の形態では転写ドラム5a、転写帯電器5b、記録材
を静電吸着させるための吸着帯電器5cと対向する吸着
ローラ5g、内側帯電器5d、外側帯電器5eとを有
し、回転駆動されるように軸支持された転写ドラム5a
の周面開口域には誘電体からなる記録材担持シート5f
を円筒状に一体的に張設している。記録材担持シート5
fは本実施の形態ではポリカーボネートフィルム等の誘
電体シートを使用している。
【0034】ドラム状とされる転写装置、すなわち転写
ドラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナー
像は、転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担
持された記録材上に転写する。
ドラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナー
像は、転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担
持された記録材上に転写する。
【0035】このように、記録材担持シート5fに静電
吸着し搬送される記録材には、所望数の色画像が転写さ
れ、フルカラー画像を形成する。
吸着し搬送される記録材には、所望数の色画像が転写さ
れ、フルカラー画像を形成する。
【0036】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離
帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を
介して排紙トレー10に排紙する。
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離
帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を
介して排紙トレー10に排紙する。
【0037】転写後、感光ドラム1は表面の残留トナー
をクリーニング器で清掃した後再度画像形成工程に供す
る。
をクリーニング器で清掃した後再度画像形成工程に供す
る。
【0038】記録材の両面に画像を形成する場合には、
定着器9を記録材が通過後、すぐに搬送パス切換ガイド
19を駆動し、記録材を搬送縦パス20を経て反転パス
21aに一端導いた後、反転ローラ21bの逆転によ
り、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれた
方向と反対向きに退出させ、両面搬送パス21cに向か
う。
定着器9を記録材が通過後、すぐに搬送パス切換ガイド
19を駆動し、記録材を搬送縦パス20を経て反転パス
21aに一端導いた後、反転ローラ21bの逆転によ
り、送り込まれた際の後端を先頭にして、送り込まれた
方向と反対向きに退出させ、両面搬送パス21cに向か
う。
【0039】その後、再給紙ローラ56より、再び上述
した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成す
る。
した画像形成工程によってもう一方の面に画像を形成す
る。
【0040】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上のトナーなどの粉体の飛散及び付着、記録材上の
オイルの付着などを防止するために、ファーブラシ14
と記録材担持シート5fを介してファーブラシ14に対
向するバックアップブラシ15や、オイル除去ローラ1
6と記録材担持シート5fを介してオイル除去ローラ1
6に対向するバックアップブラシ17の作用により清掃
を行う。このような清掃は画像形成前もしくは後に行
い、またJam(紙づまり)発生時には随時行う。
5f上のトナーなどの粉体の飛散及び付着、記録材上の
オイルの付着などを防止するために、ファーブラシ14
と記録材担持シート5fを介してファーブラシ14に対
向するバックアップブラシ15や、オイル除去ローラ1
6と記録材担持シート5fを介してオイル除去ローラ1
6に対向するバックアップブラシ17の作用により清掃
を行う。このような清掃は画像形成前もしくは後に行
い、またJam(紙づまり)発生時には随時行う。
【0041】また、本実施の形態においては、偏心カム
25を回転動作させ、転写ドラム5aと一体化している
カムフォロワ5iを作動させることにより、記録材担持
シート5fと感光ドラム1とのギャップを任意に設定可
能な構成としており、画像形成時以外においては、転写
ドラムと感光ドラムの間隔を離す。
25を回転動作させ、転写ドラム5aと一体化している
カムフォロワ5iを作動させることにより、記録材担持
シート5fと感光ドラム1とのギャップを任意に設定可
能な構成としており、画像形成時以外においては、転写
ドラムと感光ドラムの間隔を離す。
【0042】転写ドラム内部には(図示しない)画像位
置の基準を検知する為のセンサーが配置されており、コ
ピースタート時に転写ドラムが感光ドラム1に加圧され
た際に、回転する感光ドラムから駆動を受け、転写ドラ
ムが回転を始め、その回転がほぼ安定したとき(およそ
1/3回転後)に丁度信号を発するような位置に構成さ
れている。
置の基準を検知する為のセンサーが配置されており、コ
ピースタート時に転写ドラムが感光ドラム1に加圧され
た際に、回転する感光ドラムから駆動を受け、転写ドラ
ムが回転を始め、その回転がほぼ安定したとき(およそ
1/3回転後)に丁度信号を発するような位置に構成さ
れている。
【0043】そして、この画像位置基準信号(以下It
op信号)は転写ドラムの1回転毎に規則正しく発信さ
れ、この信号をもとに、原稿の読取り及び記録材の搬送
などの機械の全ての動作が行われる。
op信号)は転写ドラムの1回転毎に規則正しく発信さ
れ、この信号をもとに、原稿の読取り及び記録材の搬送
などの機械の全ての動作が行われる。
【0044】つまり、Itop信号を基準に画像が読み
取られ、画像形成部において形成される為、記録材の搬
送もこのItop信号基準の画像に合わせて、つまりI
top信号基準で搬送される訳である。
取られ、画像形成部において形成される為、記録材の搬
送もこのItop信号基準の画像に合わせて、つまりI
top信号基準で搬送される訳である。
【0045】ここで、本実施の形態のフルカラー画像形
成装置における、記録材の給紙・搬送動作をシーケンス
図及び各駆動展開図を用いて詳細に説明する。
成装置における、記録材の給紙・搬送動作をシーケンス
図及び各駆動展開図を用いて詳細に説明する。
【0046】図2は本実施の形態の記録材給紙部及び縦
パス搬送部の駆動展開図である。
パス搬送部の駆動展開図である。
【0047】図に示すように、再給紙ユニット100、
上段給紙ユニット101及び下段給紙ユニット102の
各々のユニットのローラは、それぞれステッピングモー
タ100M,101M,102Mによるダイレクト駆動
を行っている。その結果、速度の切替えの構成が単純で
済むことと、レジストローラ50までの搬送の精度が非
常に良くなる特徴がある。
上段給紙ユニット101及び下段給紙ユニット102の
各々のユニットのローラは、それぞれステッピングモー
タ100M,101M,102Mによるダイレクト駆動
を行っている。その結果、速度の切替えの構成が単純で
済むことと、レジストローラ50までの搬送の精度が非
常に良くなる特徴がある。
【0048】再給紙ユニット100は、再給紙駆動ロー
ラ56と、縦パスに配置される第2縦パスローラ40
と、を備えている。第2縦パスローラ40の手前には第
2縦パスセンサ41が設けられている。
ラ56と、縦パスに配置される第2縦パスローラ40
と、を備えている。第2縦パスローラ40の手前には第
2縦パスセンサ41が設けられている。
【0049】上段給紙ユニット101は、上段カセット
72に積載された記録材を送り出すピックアップローラ
82と、送り出された記録材を分離,搬送する,搬送ロ
ーラ93および分離ローラ94と、縦パスに配置される
第3縦パスローラ42とを備えている。第3縦パスロー
ラ42の手間には第3縦パスセンサ43が設けられてい
る。
72に積載された記録材を送り出すピックアップローラ
82と、送り出された記録材を分離,搬送する,搬送ロ
ーラ93および分離ローラ94と、縦パスに配置される
第3縦パスローラ42とを備えている。第3縦パスロー
ラ42の手間には第3縦パスセンサ43が設けられてい
る。
【0050】下段給紙ユニット102は、下段カセット
73に積載された記録材を送り出すピックアップローラ
83と、送り出された記録材を分離,搬送する,搬送ロ
ーラ95および分離ローラ96と、縦パスに配置される
第4縦パスローラ44とを備えている。第4縦パスロー
ラ44の手間には第4縦パスセンサ44が設けられてい
る。
73に積載された記録材を送り出すピックアップローラ
83と、送り出された記録材を分離,搬送する,搬送ロ
ーラ95および分離ローラ96と、縦パスに配置される
第4縦パスローラ44とを備えている。第4縦パスロー
ラ44の手間には第4縦パスセンサ44が設けられてい
る。
【0051】同様に、図3に示す様に、レジストローラ
50,搬送ローラ54,55も、それぞれ独立したステ
ッピングモーター50M,54M,55Mによるダイレ
クト駆動を行っており、その結果給紙駆動と同様に、速
度の切替えの構成が単純で済むことと、レジストローラ
までの搬送の精度が非常に良くなる特徴がある。ここ
で、レジストローラ50および各搬送ローラ54,55
は、図示するように、それぞれ一対のローラによって構
成されるものである。
50,搬送ローラ54,55も、それぞれ独立したステ
ッピングモーター50M,54M,55Mによるダイレ
クト駆動を行っており、その結果給紙駆動と同様に、速
度の切替えの構成が単純で済むことと、レジストローラ
までの搬送の精度が非常に良くなる特徴がある。ここ
で、レジストローラ50および各搬送ローラ54,55
は、図示するように、それぞれ一対のローラによって構
成されるものである。
【0052】レジストローラ50の速度切替え制御は、
制御手段としてのマイコン等の制御部200により行わ
れる。この制御は、停止しているレジストローラ40に
上流側の搬送ローラ55により記録材先端を突き当てて
記録材の斜行補正の為のループ形成を行い、その際レジ
ストローラ50より少なくとも上流側の搬送ローラの1
つを停止させないでレジループ保持時間をゼロとする。
なお、レジループ保持時間とは、記録材がループが形成
されている状態で搬送ローラが停止している時間のこと
であり、レジループ保持時間がゼロということは、記録
材の先端側は停止しているが搬送ローラは回転していて
記録材の後端側は移動している状態をいう。そして、レ
ジストローラ50の搬送開始速度を画像形成部の画像形
成速度よりも高速とし、その後画像形成速度とほぼ等し
い速度に減速する前記制御手段は、上記制御手順をプロ
グラムとして記憶部に記憶しており、CPUによってプ
ログラムを実行して、各レジストローラ50,搬送ロー
ラ54,55を駆動するステッピングモータ50M,5
4M,55Mを制御する。なお、画像形成部の画像形成
速度とは、感光ドラム1及び転写ドラム5aの周速のこ
とであり、本実施の形態では、200mm/secであ
る。
制御手段としてのマイコン等の制御部200により行わ
れる。この制御は、停止しているレジストローラ40に
上流側の搬送ローラ55により記録材先端を突き当てて
記録材の斜行補正の為のループ形成を行い、その際レジ
ストローラ50より少なくとも上流側の搬送ローラの1
つを停止させないでレジループ保持時間をゼロとする。
なお、レジループ保持時間とは、記録材がループが形成
されている状態で搬送ローラが停止している時間のこと
であり、レジループ保持時間がゼロということは、記録
材の先端側は停止しているが搬送ローラは回転していて
記録材の後端側は移動している状態をいう。そして、レ
ジストローラ50の搬送開始速度を画像形成部の画像形
成速度よりも高速とし、その後画像形成速度とほぼ等し
い速度に減速する前記制御手段は、上記制御手順をプロ
グラムとして記憶部に記憶しており、CPUによってプ
ログラムを実行して、各レジストローラ50,搬送ロー
ラ54,55を駆動するステッピングモータ50M,5
4M,55Mを制御する。なお、画像形成部の画像形成
速度とは、感光ドラム1及び転写ドラム5aの周速のこ
とであり、本実施の形態では、200mm/secであ
る。
【0053】以下、記録材の給紙搬送手順について、下
段給紙ユニット102からの給紙を例にとって詳細に説
明すると、まず、前述のItop信号(これを時間軸0
とする)を基準に、給紙モーターを回転し始め、ピック
アップローラ83を回転させて、記録材のピックアップ
動作を行い、次に搬送ローラ95と分離ローラ96に
て、記録材の分離・搬送を行なう。
段給紙ユニット102からの給紙を例にとって詳細に説
明すると、まず、前述のItop信号(これを時間軸0
とする)を基準に、給紙モーターを回転し始め、ピック
アップローラ83を回転させて、記録材のピックアップ
動作を行い、次に搬送ローラ95と分離ローラ96に
て、記録材の分離・搬送を行なう。
【0054】そして、第4縦パスセンサー45で記録材
先端を検知後、第4縦パスローラ44が記録材の先端を
挟んだ状態で記録材の動きを一度止める(以降、プレレ
ジ動作という)。
先端を検知後、第4縦パスローラ44が記録材の先端を
挟んだ状態で記録材の動きを一度止める(以降、プレレ
ジ動作という)。
【0055】その後、Itop信号から予め決まった時
間t1後に次の搬送動作に移る。
間t1後に次の搬送動作に移る。
【0056】ここで、搬送の再スタートがItop信号
基準の為、このプレレジ動作により、ピックアップ及び
分離時の記録材の搬送方向の位置・時間的ズレの補正を
行なうことが出来る。これについては、上段給紙ユニッ
ト101,再給紙ユニット100の第2縦パスローラ4
0,第3縦パスローラ42も同様である。
基準の為、このプレレジ動作により、ピックアップ及び
分離時の記録材の搬送方向の位置・時間的ズレの補正を
行なうことが出来る。これについては、上段給紙ユニッ
ト101,再給紙ユニット100の第2縦パスローラ4
0,第3縦パスローラ42も同様である。
【0057】このピックアップ時及びプレレジ後の再ス
タート時の記録材の搬送速度は本実施の形態においては
400mm/secという数値にしてある。これはピッ
クアップ及び分離ローラを有する、給紙ユニットの分離
能力が基準となっており、これより早い数値となると給
紙ローラの著しい単寿命を招いたり、記録材の分離部に
おいて分離することが難しくなり、場合によっては記録
材の重送を招いてしまうからである。
タート時の記録材の搬送速度は本実施の形態においては
400mm/secという数値にしてある。これはピッ
クアップ及び分離ローラを有する、給紙ユニットの分離
能力が基準となっており、これより早い数値となると給
紙ローラの著しい単寿命を招いたり、記録材の分離部に
おいて分離することが難しくなり、場合によっては記録
材の重送を招いてしまうからである。
【0058】記録材は、プレレジ再スタート後、各搬送
ローラ54,55を経て、記録材先端をレジスト前セン
サー51にて検知した後、一定時間t2後、つまり停止
しているレジストローラ対に記録材先端を突き当てて保
持し、記録材の斜行を補正しうるレジループを形成した
後に、記録材は再び400mm/secの速度で搬送を
開始される。このとき上流の各搬送ローラは停止せずに
400mm/secの速度で搬送を行っており、レジル
ープの保持時間は0ということになる。
ローラ54,55を経て、記録材先端をレジスト前セン
サー51にて検知した後、一定時間t2後、つまり停止
しているレジストローラ対に記録材先端を突き当てて保
持し、記録材の斜行を補正しうるレジループを形成した
後に、記録材は再び400mm/secの速度で搬送を
開始される。このとき上流の各搬送ローラは停止せずに
400mm/secの速度で搬送を行っており、レジル
ープの保持時間は0ということになる。
【0059】その後、記録材の先端が吸着ローラ5gの
ニップ部に差し掛かるよりも前の位置(Itop信号か
らt3後)において、レジストローラによる記録材の搬
送速度は画像形成速度とほぼ等しい速度(本実施の形態
では200mm/sec)に減速される。
ニップ部に差し掛かるよりも前の位置(Itop信号か
らt3後)において、レジストローラによる記録材の搬
送速度は画像形成速度とほぼ等しい速度(本実施の形態
では200mm/sec)に減速される。
【0060】これは、記録材搬送速度の減速時の振動等
が、吸着ローラ及び転写ドラムに影響を与えないように
するためである。
が、吸着ローラ及び転写ドラムに影響を与えないように
するためである。
【0061】このとき、各々の上流側の搬送ローラ5
4,55も同時に減速される。
4,55も同時に減速される。
【0062】そして、記録材は転写ドラムに静電吸着し
転写ドラム上を画像形成速度と等しい速度(本実施の形
態では200mm/sec)で搬送され、画像の転写を
行い(Itop信号からt4後)、その後転写ドラムよ
り分離されて定着器方向へ搬送される。
転写ドラム上を画像形成速度と等しい速度(本実施の形
態では200mm/sec)で搬送され、画像の転写を
行い(Itop信号からt4後)、その後転写ドラムよ
り分離されて定着器方向へ搬送される。
【0063】以上の記録材搬送時のシーケンス図(ダイ
アグラム図)を図4に示す。
アグラム図)を図4に示す。
【0064】記録材はLTR横送り時をモデルとしてい
る。
る。
【0065】本条件が1番画像転写部における記録材間
隔が小さくなる、つまり搬送が難しいからである。
隔が小さくなる、つまり搬送が難しいからである。
【0066】本制御により、LTRサイズ横送り時の画
像転写部での記録材の間隔はL1となる。
像転写部での記録材の間隔はL1となる。
【0067】ここで、本実施の形態においては、このI
top信号を0としたときのt4という時間は、転写ド
ラム加圧後、Itop信号に合わせて、感光ドラム上に
レーザーで書き込んだ画像にトナーを乗せ、その感光ド
ラム上のトナー像が転写位置に来るまでの時間にほぼ合
わせてある。
top信号を0としたときのt4という時間は、転写ド
ラム加圧後、Itop信号に合わせて、感光ドラム上に
レーザーで書き込んだ画像にトナーを乗せ、その感光ド
ラム上のトナー像が転写位置に来るまでの時間にほぼ合
わせてある。
【0068】本実施の形態の場合LTRサイズ横送りな
どの場合は、転写ドラム周上に記録材は2枚貼ることが
可能である。
どの場合は、転写ドラム周上に記録材は2枚貼ることが
可能である。
【0069】その為、奇数毎時の記録材の搬送において
は、転写ドラム1回転毎に送られてくるItop信号を
そのまま基準にして搬送を行い、偶数枚目の記録材搬送
時は、前の記録材が搬送基準としたItop信号から、
転写ドラム丁度半周分のディレイを設けて同じ動作を開
始すればよい。よって同様に給紙開始した後からt4後
に記録材先端が画像転写部に到達する訳である。
は、転写ドラム1回転毎に送られてくるItop信号を
そのまま基準にして搬送を行い、偶数枚目の記録材搬送
時は、前の記録材が搬送基準としたItop信号から、
転写ドラム丁度半周分のディレイを設けて同じ動作を開
始すればよい。よって同様に給紙開始した後からt4後
に記録材先端が画像転写部に到達する訳である。
【0070】また、A3やLDR用紙などのラージサイ
ズの記録材を搬送する場合は、転写ドラム上には記録材
は1枚しか貼ることができないため、常にItop信号
基準で記録材の給紙開始を行えばよい。
ズの記録材を搬送する場合は、転写ドラム上には記録材
は1枚しか貼ることができないため、常にItop信号
基準で記録材の給紙開始を行えばよい。
【0071】まとめると、どの様な場合においても、こ
のItop後或いはItop+転写ドラム半周後にt4
という時間を目標に、記録材を搬送すればよいわけであ
る。
のItop後或いはItop+転写ドラム半周後にt4
という時間を目標に、記録材を搬送すればよいわけであ
る。
【0072】また本実施の形態では、前記t4に丁度間
に合うように、画像転写部から一番遠い、カセット73
から送れるように、記録材搬送時の400mm/sec
という数値を選んである。
に合うように、画像転写部から一番遠い、カセット73
から送れるように、記録材搬送時の400mm/sec
という数値を選んである。
【0073】またこれより早く画像転写位置に記録材を
送っても、肝心の画像が間に合わない為に意味が無い。
送っても、肝心の画像が間に合わない為に意味が無い。
【0074】これにより、カセット72から記録材を搬
送する際は、同じt4という時間を目指して、記録材の
ピックアップスタートの時間を遅らせることで、あとは
全く同じタイミング及び速度の給紙・搬送制御を行なえ
ば良い。
送する際は、同じt4という時間を目指して、記録材の
ピックアップスタートの時間を遅らせることで、あとは
全く同じタイミング及び速度の給紙・搬送制御を行なえ
ば良い。
【0075】またレジストローラ部に記録材が遅れて搬
送された場合(遅延)や早く到着した場合(早着)につ
いては、記録材の先端がItop信号後t4に到着する
ように、レジストローラの減速タイミングt3を、レジ
ストローラに記録材が到着(レジ前センサーでの検知)
が遅れた場合は遅く(t31)、早い場合は早く(t3
2)すれば良い(図5参照)。
送された場合(遅延)や早く到着した場合(早着)につ
いては、記録材の先端がItop信号後t4に到着する
ように、レジストローラの減速タイミングt3を、レジ
ストローラに記録材が到着(レジ前センサーでの検知)
が遅れた場合は遅く(t31)、早い場合は早く(t3
2)すれば良い(図5参照)。
【0076】これにより、図5からも分かるように、画
像転写部における記録材の間隔は、図4に示した場合と
同じくL1で制御可能であることが分かる。
像転写部における記録材の間隔は、図4に示した場合と
同じくL1で制御可能であることが分かる。
【0077】つまり、レジストローラ50の高速状態で
の搬送時間の長短で記録材の画像位置に対するズレを補
正できていることが分かる。
の搬送時間の長短で記録材の画像位置に対するズレを補
正できていることが分かる。
【0078】ここで、画像形成速度及びレジストローラ
50の高速状態の終了後の搬送速度をVps(本実施の
形態では200mm/sec)、レジストローラ動作開
始時の高速状態での搬送時の搬送速度をVh(本実施の
形態では400mm/sec)、そのままのシーケンス
で搬送した場合の記録材の画像転写部におけるt4から
の時間的ズレをΔT1とすると、設計称呼値(図4で示
した標準動作値)に対する、レジストローラの高速状態
の補正時間ΔT2は、 ΔT2=ΔT1・Vps/Vh=1/2・ΔT1 で制御されている。
50の高速状態の終了後の搬送速度をVps(本実施の
形態では200mm/sec)、レジストローラ動作開
始時の高速状態での搬送時の搬送速度をVh(本実施の
形態では400mm/sec)、そのままのシーケンス
で搬送した場合の記録材の画像転写部におけるt4から
の時間的ズレをΔT1とすると、設計称呼値(図4で示
した標準動作値)に対する、レジストローラの高速状態
の補正時間ΔT2は、 ΔT2=ΔT1・Vps/Vh=1/2・ΔT1 で制御されている。
【0079】本実施の形態の場合は、ΔT1はレジ前セ
ンサー51の検知時間から算出を行っているが、各搬送
ローラ54,55の駆動がステッピングモータ54M,
55Mによって行われている為、誤差も無く、専用のセ
ンサーを設けないで制御が行える。
ンサー51の検知時間から算出を行っているが、各搬送
ローラ54,55の駆動がステッピングモータ54M,
55Mによって行われている為、誤差も無く、専用のセ
ンサーを設けないで制御が行える。
【0080】次に、本実施の形態の構成及び動作を行わ
ない場合、つまりレジストローラ部においてループを形
成後保持し、その後レジストローラによって画像形成速
度で画像転写部まで記録材を搬送する従来(通常)のシ
ーケンスを行い、更に比較の為レジストローラよりも上
流側においては、本実施の形態と同様の搬送速度を有す
る、画像形成装置のカセットから画像転写部までの記録
材搬送時のシーケンス図を図6に示す。
ない場合、つまりレジストローラ部においてループを形
成後保持し、その後レジストローラによって画像形成速
度で画像転写部まで記録材を搬送する従来(通常)のシ
ーケンスを行い、更に比較の為レジストローラよりも上
流側においては、本実施の形態と同様の搬送速度を有す
る、画像形成装置のカセットから画像転写部までの記録
材搬送時のシーケンス図を図6に示す。
【0081】図4及び図5と比較しても分かるように、
本構成の場合は、シーケンス図中の(a)の部分、つま
りレジストローラ50における連続する記録材間の距離
を確保する為(衝突防止の為)に、画像転写位置での記
録材の間隔L2が、本実施の形態に示す図2のL1に比
べて広く(長く)なる。
本構成の場合は、シーケンス図中の(a)の部分、つま
りレジストローラ50における連続する記録材間の距離
を確保する為(衝突防止の為)に、画像転写位置での記
録材の間隔L2が、本実施の形態に示す図2のL1に比
べて広く(長く)なる。
【0082】また、記録材が画像転写部に到達する時間
T4も本実施の形態に比べると遅くなっていることが分
かる。
T4も本実施の形態に比べると遅くなっていることが分
かる。
【0083】つまり、この差がFcotの差となる訳で
ある。
ある。
【0084】これは図4〜6からも分かるように、本実
施の形態の特徴である、 (1) レジループ保持時間0(紙位置補正は高速搬送
の時間の長短で行う) (2) レジローラ動作開始時は上流と同じ高速搬送 による結果である。
施の形態の特徴である、 (1) レジループ保持時間0(紙位置補正は高速搬送
の時間の長短で行う) (2) レジローラ動作開始時は上流と同じ高速搬送 による結果である。
【0085】つまり、図6のシーケンス図に示す従来の
実施の形態においては、レジストローラの搬送速度が画
像形成速度とほぼ等しい為、連続する記録材搬送時など
は記録材の間隔を空けなくてはならない。
実施の形態においては、レジストローラの搬送速度が画
像形成速度とほぼ等しい為、連続する記録材搬送時など
は記録材の間隔を空けなくてはならない。
【0086】つまり、その分だけ連続する記録材への画
像転写中に記録材の無い部分の距離が必要となる為、画
像形成装置の生産性が低下する訳である。
像転写中に記録材の無い部分の距離が必要となる為、画
像形成装置の生産性が低下する訳である。
【0087】さらに、記録材間距離が長く必要な分、転
写ドラムの周長がより必要となる為、同一の画像形成速
度の場合でも、装置の生産性が低下するばかりでなく、
装置の大型化も生じてしまうことが容易に想像される。
写ドラムの周長がより必要となる為、同一の画像形成速
度の場合でも、装置の生産性が低下するばかりでなく、
装置の大型化も生じてしまうことが容易に想像される。
【0088】また、中間転写ベルトや中間転写ドラムを
使用する画像形成装置においても同様である。
使用する画像形成装置においても同様である。
【0089】本発明においては、各動作の基準信号を転
写ドラムから毎回転発せられるItop信号を基準に行
っているが、画像読み取り部から読み取りごとに発せら
れる信号や、画像書き込み部及び中間転写体上における
画像位置情報を基準に発せられる信号、或いは一定間隔
で常に発せられるクロック信号などを基準にして、記録
材搬送動作を行っても同様の効果は得られる。
写ドラムから毎回転発せられるItop信号を基準に行
っているが、画像読み取り部から読み取りごとに発せら
れる信号や、画像書き込み部及び中間転写体上における
画像位置情報を基準に発せられる信号、或いは一定間隔
で常に発せられるクロック信号などを基準にして、記録
材搬送動作を行っても同様の効果は得られる。
【0090】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ループ保持時間をゼロとし、レジストローラの搬
送開始速度を画像形成速度よりも速くしたため、先行記
録材との間隔を、記録材がレジストローラに到着した時
よりも小さくすることも可能となる。よって、画像形成
時の記録材間隔を非常に小さくすることが可能となる。
更に、レジストローラの高速の分、装置のFcotを短
縮することができる。
れば、ループ保持時間をゼロとし、レジストローラの搬
送開始速度を画像形成速度よりも速くしたため、先行記
録材との間隔を、記録材がレジストローラに到着した時
よりも小さくすることも可能となる。よって、画像形成
時の記録材間隔を非常に小さくすることが可能となる。
更に、レジストローラの高速の分、装置のFcotを短
縮することができる。
【0091】また、レジストローラの搬送開始速度の高
速状態の時間により記録材の画像位置に対する位置補正
を行うことができる為、記録材の位置に合わせて画像を
形成するタイプではなく、画像などの基準位置に合わせ
て記録材を搬送する場合の装置においても、レジループ
保持時間が必要なくなる。よってループ保持時間の分、
装置のFcotを短縮することが可能となる。
速状態の時間により記録材の画像位置に対する位置補正
を行うことができる為、記録材の位置に合わせて画像を
形成するタイプではなく、画像などの基準位置に合わせ
て記録材を搬送する場合の装置においても、レジループ
保持時間が必要なくなる。よってループ保持時間の分、
装置のFcotを短縮することが可能となる。
【0092】よって以上から、装置の複雑化・大型化、
部品の増加などによる大幅なコストアップを生じること
が無く、更に記録材の安定した搬送を実現しつつ、記録
材の画像形成部における搬送間隔を限りなく小さくする
ことが可能となり、ある決められた画像形成速度におい
て、画像形成装置の生産性を最大限に得ることができ、
更に装置のFcotを、画像形成速度を上げることなく
短縮することが可能となる。
部品の増加などによる大幅なコストアップを生じること
が無く、更に記録材の安定した搬送を実現しつつ、記録
材の画像形成部における搬送間隔を限りなく小さくする
ことが可能となり、ある決められた画像形成速度におい
て、画像形成装置の生産性を最大限に得ることができ、
更に装置のFcotを、画像形成速度を上げることなく
短縮することが可能となる。
【0093】また、レジストローラをステッピングモー
タによって駆動するようにすれば、搬送速度を容易に変
えることが可能となるだけでなく、記録材の搬送精度が
向上し、レジストローラによる記録材の搬送がより安定
する。
タによって駆動するようにすれば、搬送速度を容易に変
えることが可能となるだけでなく、記録材の搬送精度が
向上し、レジストローラによる記録材の搬送がより安定
する。
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主断
面図である。
面図である。
【図2】本実施の形態の給紙部の駆動展開図である。
【図3】本実施の形態の搬送部の駆動展開図である。
【図4】本実施の形態の記録材搬送時のシーケンス図で
ある。
ある。
【図5】本実施の形態の記録材位置のズレを考慮した場
合のシーケンス図である。
合のシーケンス図である。
【図6】従来の記録材の搬送時のシーケンス図である。
50 レジストローラ 50M,54M,55M ステッピングモータ 54,55 搬送ローラ 200 制御部(制御手段)
Claims (11)
- 【請求項1】記録材に画像を形成する画像形成部の上流
側に配置されたレジストローラと、 該レジストローラの上流側に配置された搬送ローラと、 停止している前記レジストローラに前記上流側の搬送ロ
ーラにより記録材先端を突き当てて記録材にループを形
成させ、その際前記レジストローラより少なくとも上流
側の搬送ローラの1つを停止させないでレジループ保持
時間をゼロとし、該レジストローラの搬送速度を搬送開
始時に前記画像形成部の画像形成速度よりも高速にし、
その後、搬送される記録材が前記画像形成部に到達する
前に前記搬送速度を前記画像形成速度とほぼ等しい速度
に減速する制御を行う制御手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】前記レジストローラの搬送開始時の高速状
態での搬送時間により前記画像形成部の画像位置に対し
て搬送される記録材の位置補正を行うことを特徴とする
請求項1に記載の画像形成装置。 - 【請求項3】前記搬送ローラは、記録材を前記レジスト
ローラまで前記画像形成速度よりも高速で搬送すること
を特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。 - 【請求項4】記録材が前記画像形成部に到達するまでの
設定時間に対する早着または遅延の補正を、前記レジス
トローラ搬送開始後の高速状態での搬送時間によって行
うことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 【請求項5】前記設定時間は、画像形成部における画像
位置から算出されるもの、または画像形成部、或いは画
像転写部、或いは画像読み取り部などから、ほぼ一定の
間隔で発せられる基準信号から算出されたものであるこ
とを特徴とする請求項4に画像形成装置。 - 【請求項6】前記レジストローラの搬送開始速度が、前
記上流側の搬送ローラによる記録材の搬送速度と等しい
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載
の画像形成装置。 - 【請求項7】前記画像形成速度及び前記レジストローラ
の高速状態の終了後の搬送速度をVps、 前記レジストローラの高速状態の搬送開始速度をVh、 前記設定時間からの記録材のズレ時間をΔT1としたと
き、 設計称呼値に対する、前記レジストローラの高速状態の
補正時間ΔT2は、 ΔT2=ΔT1・Vps/Vh で表され、ΔT2は記録材が早着の場合は負の値とし、
遅延の場合は正の値であることを特徴とする請求項4ま
たは5に記載の画像形成装置。 - 【請求項8】前記レジストローラの駆動手段はステッピ
ングモータである請求項1乃至7のいずれか1項に記載
の画像形成装置。 - 【請求項9】停止しているレジストローラに上流側の搬
送ローラにより記録材先端を突き当てて記録材にループ
形成を形成させ、その際該レジストローラより少なくと
も上流側の搬送ローラの1つを停止させないでレジルー
プ保持時間をゼロとし、該レジストローラの搬送速度を
搬送開始時に画像形成部の画像形成速度よりも高速に
し、その後、搬送される記録材が前記画像形成部に到達
する前に前記搬送速度を前記画像形成速度とほぼ等しい
速度に減速することを特徴とする記録材搬送制御方法。 - 【請求項10】前記画像形成部の画像位置に対して搬送
される記録材の位置補正を行うために、前記レジストロ
ーラの搬送開始時の高速状態での搬送時間を制御するこ
とを特徴とする請求項9に記載の記録材搬送制御方法。 - 【請求項11】前記レジストローラ搬送開始後の高速状
態での搬送時間を制御することによって、記録材が前記
画像形成部に到達するまでの設定時間に対する早着また
は遅延の補正を行うことを特徴とする請求項10に記載
の記録材搬送制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000387800A JP2002187644A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 画像形成装置および記録材搬送制御方法 |
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JP2000387800A JP2002187644A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 画像形成装置および記録材搬送制御方法 |
Publications (1)
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---|---|
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000387800A Withdrawn JP2002187644A (ja) | 2000-12-20 | 2000-12-20 | 画像形成装置および記録材搬送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002187644A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007310305A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011152976A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2018101021A (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム |
-
2000
- 2000-12-20 JP JP2000387800A patent/JP2002187644A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007310305A (ja) * | 2006-05-22 | 2007-11-29 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2011152976A (ja) * | 2010-01-27 | 2011-08-11 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2018101021A (ja) * | 2016-12-19 | 2018-06-28 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
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