JP2002179291A - 画像形成装置および記録材搬送制御方法 - Google Patents
画像形成装置および記録材搬送制御方法Info
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- JP2002179291A JP2002179291A JP2000385904A JP2000385904A JP2002179291A JP 2002179291 A JP2002179291 A JP 2002179291A JP 2000385904 A JP2000385904 A JP 2000385904A JP 2000385904 A JP2000385904 A JP 2000385904A JP 2002179291 A JP2002179291 A JP 2002179291A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 レジストローラを駆動するステッピングモー
タ立上げ時間とレジスト前ローラのクラッチ連結時間の
時間差と速度差による過剰ループを可及的に小さくする
画像形成装置および記録材搬送制御方法を提供する。 【解決手段】 レジストローラ54のステッピングモー
タの立上げ時間とレジスト前ローラ50のクラッチ連結
時間のバラツキを考慮して、斜行補正のために形成した
初期ループが成長しない範囲から初期ループがなくなる
範囲に収まるようにクラッチ連結タイミングを遅らせ
る。
タ立上げ時間とレジスト前ローラのクラッチ連結時間の
時間差と速度差による過剰ループを可及的に小さくする
画像形成装置および記録材搬送制御方法を提供する。 【解決手段】 レジストローラ54のステッピングモー
タの立上げ時間とレジスト前ローラ50のクラッチ連結
時間のバラツキを考慮して、斜行補正のために形成した
初期ループが成長しない範囲から初期ループがなくなる
範囲に収まるようにクラッチ連結タイミングを遅らせ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンタなどの画像形成装置およびその記録材搬
送制御方法に関し、特に記録材搬送系の中の各搬送ロー
ラの駆動伝達順序に関するものである。
ミリ、プリンタなどの画像形成装置およびその記録材搬
送制御方法に関し、特に記録材搬送系の中の各搬送ロー
ラの駆動伝達順序に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機などの画像形成装置において、近
年、記録材に対する画像書き込み位置精度の向上等の理
由により、レジストローラへの駆動伝達をステッピング
モータで制御し、その他の搬送ローラはDCモータと電
磁クラッチという製品も増えてきている。レジストロー
ラ部については、記録材の斜行どりを行うために記録材
先端をレジストローラ対入口に一時突き当てループを形
成し、潜像タイミングと同期をとってレジストローラ駆
動および上流側の搬送ローラ駆動を同時に行っている。
年、記録材に対する画像書き込み位置精度の向上等の理
由により、レジストローラへの駆動伝達をステッピング
モータで制御し、その他の搬送ローラはDCモータと電
磁クラッチという製品も増えてきている。レジストロー
ラ部については、記録材の斜行どりを行うために記録材
先端をレジストローラ対入口に一時突き当てループを形
成し、潜像タイミングと同期をとってレジストローラ駆
動および上流側の搬送ローラ駆動を同時に行っている。
【0003】このような構成において、レジストローラ
部では停止状態から通紙速度に到達するまでのステッピ
ングモータ立上げ時間があるため、この時間内で上流側
のレジスト前ローラで記録材が押し込まれ、斜行補正の
ために設定した初期ループ量が増大する。一方レジスト
前ローラ部ではクラッチ性能で定められた連結時間のバ
ラツキにより、ある範囲を持ってレジonタイミングか
ら遅れてローラに駆動伝達されるため、前記過剰ループ
が若干緩和される。
部では停止状態から通紙速度に到達するまでのステッピ
ングモータ立上げ時間があるため、この時間内で上流側
のレジスト前ローラで記録材が押し込まれ、斜行補正の
ために設定した初期ループ量が増大する。一方レジスト
前ローラ部ではクラッチ性能で定められた連結時間のバ
ラツキにより、ある範囲を持ってレジonタイミングか
ら遅れてローラに駆動伝達されるため、前記過剰ループ
が若干緩和される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ステッ
ピングモータ立上げ時間とクラッチ連結時間では通常前
者の方が長く、その時間差と速度差によってどうしても
過剰ループになってしまう。
ピングモータ立上げ時間とクラッチ連結時間では通常前
者の方が長く、その時間差と速度差によってどうしても
過剰ループになってしまう。
【0005】その結果、記録材搬送ガイド空間でループ
を吸収できなくなり、記録材のしわ、折れ等による画像
転写への悪影響が生じてしまうことがある。また、搬送
ガイド空間を大きくとりすぎるとコシの違う多種の記録
材すべてに対して安定した搬送性能が得にくくなり、更
には装置の大型化につながってしまう。そればかりか、
必要以上にループ量を大きくしてしまうと斜行補正性能
が発揮できなくなる等の問題があった。
を吸収できなくなり、記録材のしわ、折れ等による画像
転写への悪影響が生じてしまうことがある。また、搬送
ガイド空間を大きくとりすぎるとコシの違う多種の記録
材すべてに対して安定した搬送性能が得にくくなり、更
には装置の大型化につながってしまう。そればかりか、
必要以上にループ量を大きくしてしまうと斜行補正性能
が発揮できなくなる等の問題があった。
【0006】また、上流側と下流側の駆動伝達を共にク
ラッチで行う構成においても、連結時間のバラツキでル
ープができることがあり、特に薄紙搬送時で記録材搬送
ガイドの間隙が少ない場合には記録材のしわが出やす
く、画像転写に悪影響を及ぼす等の問題もあった。
ラッチで行う構成においても、連結時間のバラツキでル
ープができることがあり、特に薄紙搬送時で記録材搬送
ガイドの間隙が少ない場合には記録材のしわが出やす
く、画像転写に悪影響を及ぼす等の問題もあった。
【0007】本発明は上記した従来技術の課題を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは、レ
ジストローラを駆動するステッピングモータ立上げ時間
とレジスト前ローラのクラッチ連結時間の時間差と速度
差による過剰ループを可及的に小さくし得る画像形成装
置および記録材搬送制御方法を提供することにある。
るためになされたもので、その目的とするところは、レ
ジストローラを駆動するステッピングモータ立上げ時間
とレジスト前ローラのクラッチ連結時間の時間差と速度
差による過剰ループを可及的に小さくし得る画像形成装
置および記録材搬送制御方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、レジストローラと、記録材をレジストロ
ーラまで搬送するためのレジスト前ローラと、レジスト
前ローラとレジストローラ間に所望の間隙で配置された
搬送ガイドと、レジストローラを駆動するステッピング
モータと、レジスト前ローラの駆動源と、該駆動源から
レジスト前ローラに駆動力を伝達するレジ前クラッチと
を具備し、レジストローラにて記録材の斜行補正のため
のループ形成を行った後に、所定のタイミングでレジス
トローラ駆動およびレジスト前ローラのクラッチを連結
して記録材搬送を行う画像形成装置において、前記記録
材搬送速度をV、レジストローラ停止中に上流側のレジ
スト前ローラで送り込まれるループ量をL1、ループ形
成後レジストローラ停止から記録材搬送速度に到達する
までのステッピングモータ立上げ時間をTup、レジ前
クラッチの連結時間バラツキの最小値をTmin、最大
値をTmaxとすると、レジストローラ駆動onからレ
ジ前クラッチonまでのディレイ時間Tを、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax の範囲で遅らせてレジ前クラッチon時間を設定するこ
とを特徴とする。
に、本発明は、レジストローラと、記録材をレジストロ
ーラまで搬送するためのレジスト前ローラと、レジスト
前ローラとレジストローラ間に所望の間隙で配置された
搬送ガイドと、レジストローラを駆動するステッピング
モータと、レジスト前ローラの駆動源と、該駆動源から
レジスト前ローラに駆動力を伝達するレジ前クラッチと
を具備し、レジストローラにて記録材の斜行補正のため
のループ形成を行った後に、所定のタイミングでレジス
トローラ駆動およびレジスト前ローラのクラッチを連結
して記録材搬送を行う画像形成装置において、前記記録
材搬送速度をV、レジストローラ停止中に上流側のレジ
スト前ローラで送り込まれるループ量をL1、ループ形
成後レジストローラ停止から記録材搬送速度に到達する
までのステッピングモータ立上げ時間をTup、レジ前
クラッチの連結時間バラツキの最小値をTmin、最大
値をTmaxとすると、レジストローラ駆動onからレ
ジ前クラッチonまでのディレイ時間Tを、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax の範囲で遅らせてレジ前クラッチon時間を設定するこ
とを特徴とする。
【0009】また、給紙ローラを含むレジスト前ローラ
より上流側の搬送ローラと、搬送ローラに駆動伝達する
ための搬送クラッチとを具備し、レジストローラ対にて
記録材の斜行補正のためのループ形成を行った後に、所
定のタイミングでレジストローラ駆動、レジ前クラッチ
および搬送クラッチをonして記録材搬送を行う画像形
成装置において、レジ前クラッチの連結時間バラツキの
最大値をTmax、搬送クラッチの連結時間バラツキの
最小値をT2minとすると、レジ前クラッチonから
の時間ΔTを、 ΔT≧Tmax−T2min だけ遅らせて搬送クラッチon時間を設定することを特
徴とする。
より上流側の搬送ローラと、搬送ローラに駆動伝達する
ための搬送クラッチとを具備し、レジストローラ対にて
記録材の斜行補正のためのループ形成を行った後に、所
定のタイミングでレジストローラ駆動、レジ前クラッチ
および搬送クラッチをonして記録材搬送を行う画像形
成装置において、レジ前クラッチの連結時間バラツキの
最大値をTmax、搬送クラッチの連結時間バラツキの
最小値をT2minとすると、レジ前クラッチonから
の時間ΔTを、 ΔT≧Tmax−T2min だけ遅らせて搬送クラッチon時間を設定することを特
徴とする。
【0010】本発明の画像形成装置の記録材搬送制御方
法は、レジストローラを駆動するステッピングモータ
と、レジスト前ローラの駆動源と、該駆動源からレジス
ト前ローラに駆動力を伝達するレジ前クラッチとを具備
し、レジストローラにて記録材の斜行補正のためのルー
プ形成を行った後に、所定のタイミングでレジストロー
ラ駆動およびレジスト前ローラのクラッチを連結させて
記録材搬送を行う画像形成装置において、レジストロー
ラのステッピングモータ立上げ時間とレジスト前ローラ
のクラッチ連結時間のバラツキを考慮して、斜行補正の
ために形成した初期ループが成長しない範囲から初期ル
ープがなくなる範囲に収まるようにクラッチ連結タイミ
ングを遅らせることを特徴とする。
法は、レジストローラを駆動するステッピングモータ
と、レジスト前ローラの駆動源と、該駆動源からレジス
ト前ローラに駆動力を伝達するレジ前クラッチとを具備
し、レジストローラにて記録材の斜行補正のためのルー
プ形成を行った後に、所定のタイミングでレジストロー
ラ駆動およびレジスト前ローラのクラッチを連結させて
記録材搬送を行う画像形成装置において、レジストロー
ラのステッピングモータ立上げ時間とレジスト前ローラ
のクラッチ連結時間のバラツキを考慮して、斜行補正の
ために形成した初期ループが成長しない範囲から初期ル
ープがなくなる範囲に収まるようにクラッチ連結タイミ
ングを遅らせることを特徴とする。
【0011】また、レジ前クラッチ連結タイミングの制
御を、記録材搬送速度をV、レジストローラ停止中に上
流側のレジスト前ローラで送り込まれるループ量をL
1、ループ形成後レジストローラ停止から記録材搬送速
度に到達するまでのステッピングモータ立上げ時間をT
up、レジ前クラッチの連結時間バラツキの最小値をT
min、最大値をTmaxとすると、レジストローラ駆
動onからレジ前クラッチonまでのディレイ時間T
を、 初期ループL1が増大しない範囲:{Tup−(T+T
min)}V≦L1から 初期ループL1が0にならない範囲:{Tup−(T+
Tmax)}V≧0、 すなわち、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax の範囲で遅らせることを特徴とする。
御を、記録材搬送速度をV、レジストローラ停止中に上
流側のレジスト前ローラで送り込まれるループ量をL
1、ループ形成後レジストローラ停止から記録材搬送速
度に到達するまでのステッピングモータ立上げ時間をT
up、レジ前クラッチの連結時間バラツキの最小値をT
min、最大値をTmaxとすると、レジストローラ駆
動onからレジ前クラッチonまでのディレイ時間T
を、 初期ループL1が増大しない範囲:{Tup−(T+T
min)}V≦L1から 初期ループL1が0にならない範囲:{Tup−(T+
Tmax)}V≧0、 すなわち、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax の範囲で遅らせることを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に図面を参照して、この発明
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、
材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載が
ない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣
旨のものではない。
【0013】図1には本発明の実施の形態に係るフルカ
ラー画像形成装置の概略断面図を示す。本実施の形態
は、上部にデジタルカラーの画像リーダ部、下部にデジ
タルカラーの画像プリンタ部を有する。
ラー画像形成装置の概略断面図を示す。本実施の形態
は、上部にデジタルカラーの画像リーダ部、下部にデジ
タルカラーの画像プリンタ部を有する。
【0014】画像リーダ部において、原稿30を原稿台
ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査す
ることにより、原稿30からの反射光像をレンズ33に
よりフルカラーCCDセンサー34に集光しカラー色分
解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は(図示しな
い)増幅回路を経て、(図示しない)ビデオ処理ユニッ
トにて処理を施されプリンタ部に送出される。
ガラス31上に載せ、露光ランプ32により露光走査す
ることにより、原稿30からの反射光像をレンズ33に
よりフルカラーCCDセンサー34に集光しカラー色分
解画像信号を得る。カラー色分解画像信号は(図示しな
い)増幅回路を経て、(図示しない)ビデオ処理ユニッ
トにて処理を施されプリンタ部に送出される。
【0015】画像プリンタ部において、像担持対である
感光ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、感光ド
ラム1の周りに前露光ランプ11、コロナ帯電器、レー
ザー露光光学系3、電位センサー12、色の異なる4個
の現像器4y,4c,4m,4Bk、ドラム上光量検知
手段3、転写装置5、クリーニング器6を配置する。レ
ーザー露光光学系3においてリーダー部からの画像信号
は、(図示しない)レーザー出力部にて光信号に変換さ
れ、光信号に変換されたレーザー光がポリゴンミラー3
aで反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って感光
ドラム1の面に投影される。
感光ドラム1は矢印方向に回転自在に担持され、感光ド
ラム1の周りに前露光ランプ11、コロナ帯電器、レー
ザー露光光学系3、電位センサー12、色の異なる4個
の現像器4y,4c,4m,4Bk、ドラム上光量検知
手段3、転写装置5、クリーニング器6を配置する。レ
ーザー露光光学系3においてリーダー部からの画像信号
は、(図示しない)レーザー出力部にて光信号に変換さ
れ、光信号に変換されたレーザー光がポリゴンミラー3
aで反射され、レンズ3b及びミラー3cを通って感光
ドラム1の面に投影される。
【0016】画像プリンタ部において、画像形成時には
感光ドラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11
で除電した後の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯
電させて、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成
する。
感光ドラム1を矢印方向に回転させ、前露光ランプ11
で除電した後の感光ドラム1を帯電器2により一様に帯
電させて、各分解色ごとに光像Eを照射し、潜像を形成
する。
【0017】次に所定の現像器を動作させて、感光ドラ
ム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂と顔料を
基体としたトナーの画像を形成する。現像器は偏心カム
24y,24c,24m,24Bkの動作により、各分
解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようにし
ている。
ム1上の潜像を現像し、感光ドラム1上に樹脂と顔料を
基体としたトナーの画像を形成する。現像器は偏心カム
24y,24c,24m,24Bkの動作により、各分
解色に応じて択一的に感光ドラム1に接近するようにし
ている。
【0018】さらに感光ドラム1上のトナー画像を記録
材カセット71,72,73より搬送系及び転写装置5
を介して感光ドラム1と対向した位置に供給された記録
材に転写する。転写装置5は本例では転写ドラム5a、
転写帯電器5b、記録材を静電吸着させるための吸着帯
電器5cと対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、
外側帯電器5eとを有し、回転駆動されるように軸支持
された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体からなる
記録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設してい
る。
材カセット71,72,73より搬送系及び転写装置5
を介して感光ドラム1と対向した位置に供給された記録
材に転写する。転写装置5は本例では転写ドラム5a、
転写帯電器5b、記録材を静電吸着させるための吸着帯
電器5cと対向する吸着ローラ5g、内側帯電器5d、
外側帯電器5eとを有し、回転駆動されるように軸支持
された転写ドラム5aの周面開口域には誘電体からなる
記録材担持シート5fを円筒状に一体的に張設してい
る。
【0019】記録材担持シート5fは本実施の形態の機
械ではポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使
用している。ドラム状とされる転写装置、すなわち転写
ドラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナー
像は転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担持
された記録材上に転写する。このように記録材担持シー
ト5fに静電吸着し搬送される記録材には、所望数の色
画像が転写され、フルカラー画像を形成する。
械ではポリカーボネートフィルム等の誘電体シートを使
用している。ドラム状とされる転写装置、すなわち転写
ドラム5aを回転させるに従って感光ドラム上のトナー
像は転写帯電器5bにより記録材担持シート5fに担持
された記録材上に転写する。このように記録材担持シー
ト5fに静電吸着し搬送される記録材には、所望数の色
画像が転写され、フルカラー画像を形成する。
【0020】フルカラー画像形成の場合、このようにし
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離
帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を
介して排紙トレー10に排紙する。
て4色のトナー像の転写を終了すると記録材を転写ドラ
ム5aから分離爪8a、分離押し上げコロ8b及び分離
帯電器5hの作用によって分離し、熱ローラ定着器9を
介して排紙トレー10に排紙する。
【0021】他方転写後感光ドラム1は表面の残留トナ
ーをクリーニング器で清掃した後再度画像形成工程に供
給する。
ーをクリーニング器で清掃した後再度画像形成工程に供
給する。
【0022】また、転写ドラム5aの記録材担持シート
5f上のトナーなどの粉体の飛散及び付着、記録材上の
オイルの付着などを防止するために、ファーブラシ14
と記録材担持シート5fを介してファーブラシ14に対
向するバックアップブラシ15や、オイル除去ローラ1
6と記録材担持シート5fを介してオイル除去ローラ1
6に対向するバックアップブラシ17の作用により清掃
を行う。このような清掃は画像形成前もしくは後に行
い、またジャム(紙つまり)発生時には随時行う。
5f上のトナーなどの粉体の飛散及び付着、記録材上の
オイルの付着などを防止するために、ファーブラシ14
と記録材担持シート5fを介してファーブラシ14に対
向するバックアップブラシ15や、オイル除去ローラ1
6と記録材担持シート5fを介してオイル除去ローラ1
6に対向するバックアップブラシ17の作用により清掃
を行う。このような清掃は画像形成前もしくは後に行
い、またジャム(紙つまり)発生時には随時行う。
【0023】また、本実施の形態においては、所望のタ
イミングで偏心カム5を動作させ、転写ドラム5fと一
体化しているカムフォロア5iを作動させることによ
り、記録材担持シート5aと感光ドラム1とのギャップ
を任意に設定可能な構成としている。例えばスタンバイ
中または電源オフ時には、転写ドラムと感光ドラムの間
隔を離す。
イミングで偏心カム5を動作させ、転写ドラム5fと一
体化しているカムフォロア5iを作動させることによ
り、記録材担持シート5aと感光ドラム1とのギャップ
を任意に設定可能な構成としている。例えばスタンバイ
中または電源オフ時には、転写ドラムと感光ドラムの間
隔を離す。
【0024】ここで本実施の形態のレジストローラ54
およびその上流に配置されているレジスト前ローラ5
0、搬送ローラ51まわりの記録材搬送ダイアグラムに
ついて詳細に説明する。
およびその上流に配置されているレジスト前ローラ5
0、搬送ローラ51まわりの記録材搬送ダイアグラムに
ついて詳細に説明する。
【0025】ここでは装置本体の上段に配置される記録
材カセット71からの記録材搬送に限定して動作説明す
るが、他の中断,下段の記録材カセット72,73にお
いても同様の構成である。
材カセット71からの記録材搬送に限定して動作説明す
るが、他の中断,下段の記録材カセット72,73にお
いても同様の構成である。
【0026】まず、記録材カセット71内の記録材は、
ピックアップローラ81で最上面の記録材を給紙された
後、分離ローラ対91,92で一枚に分離、搬送され、
搬送ローラ40,51およびレジスト前ローラ50を経
てレジスト前センサー53にて検知され、レジストロー
ラ54に突き当たる。
ピックアップローラ81で最上面の記録材を給紙された
後、分離ローラ対91,92で一枚に分離、搬送され、
搬送ローラ40,51およびレジスト前ローラ50を経
てレジスト前センサー53にて検知され、レジストロー
ラ54に突き当たる。
【0027】レジスト前センサー53で記録材先端を検
知した後、センサー位置からレジストローラ54までの
距離+斜行補正のためのループ量形成分の時間記録材を
搬送し、前記タイミングでレジストローラ54を駆動
し、画像形成部に記録材を搬送する。
知した後、センサー位置からレジストローラ54までの
距離+斜行補正のためのループ量形成分の時間記録材を
搬送し、前記タイミングでレジストローラ54を駆動
し、画像形成部に記録材を搬送する。
【0028】レジストローラ54は、図6に示すよう
に、ステッピングモータMと不図示のギア列で駆動さ
れ、レジスト前ローラ50は駆動源としてのDCモータ
M1と、このDCモータM1からレジスト前ローラ50
に駆動力を伝達するレジ前クラッチCL1とを具備し、
レジストローラ54にて記録材の斜行補正のためのルー
プ形成を行った後に、所定のタイミングでレジストロー
ラ54駆動およびレジスト前ローラ50のクラッチCL
1を連結させて記録材搬送を行う。また、レジスト前ロ
ーラ50とレジストローラ54の間には、所望の間隔で
形成され、記録材搬送経路のために配設された記録材搬
送ガイドGU1が設けられている。
に、ステッピングモータMと不図示のギア列で駆動さ
れ、レジスト前ローラ50は駆動源としてのDCモータ
M1と、このDCモータM1からレジスト前ローラ50
に駆動力を伝達するレジ前クラッチCL1とを具備し、
レジストローラ54にて記録材の斜行補正のためのルー
プ形成を行った後に、所定のタイミングでレジストロー
ラ54駆動およびレジスト前ローラ50のクラッチCL
1を連結させて記録材搬送を行う。また、レジスト前ロ
ーラ50とレジストローラ54の間には、所望の間隔で
形成され、記録材搬送経路のために配設された記録材搬
送ガイドGU1が設けられている。
【0029】そして、本発明にあっては、レジストロー
ラ54のステッピングモータMの立上げ時間とレジスト
前ローラ50のクラッチ連結時間のバラツキを考慮し
て、斜行補正のために形成した初期ループが成長しない
範囲から初期ループがなくなる範囲に収まるようにクラ
ッチ連結タイミングを遅らせるように制御される。
ラ54のステッピングモータMの立上げ時間とレジスト
前ローラ50のクラッチ連結時間のバラツキを考慮し
て、斜行補正のために形成した初期ループが成長しない
範囲から初期ループがなくなる範囲に収まるようにクラ
ッチ連結タイミングを遅らせるように制御される。
【0030】より具体的に説明すると、ピックアップロ
ーラ81からレジスト前ローラ50までの駆動にはDC
モータが配置され、各ローラに電磁クラッチを設けて通
紙タイミングに合わせて駆動を伝達する。この間の記録
材搬送速度は200mm/sである。
ーラ81からレジスト前ローラ50までの駆動にはDC
モータが配置され、各ローラに電磁クラッチを設けて通
紙タイミングに合わせて駆動を伝達する。この間の記録
材搬送速度は200mm/sである。
【0031】その後200mm/sの速度でレジスト前
ローラ50を通過し、レジスト前センサー53にて記録
材先端を検知する。
ローラ50を通過し、レジスト前センサー53にて記録
材先端を検知する。
【0032】レジスト前センサー53を検知してから、
センサーからレジストローラ54までの距離18mm+
斜行補正のためのループ量7mm分の時間:(18+
7)/200=125ms+ループ保持時間50msす
なわち175ms後にレジストローラ54に駆動を伝達
する。
センサーからレジストローラ54までの距離18mm+
斜行補正のためのループ量7mm分の時間:(18+
7)/200=125ms+ループ保持時間50msす
なわち175ms後にレジストローラ54に駆動を伝達
する。
【0033】ここで、レジストローラ54は70msか
けて記録材搬送速度を0から200mm/sまで立ち上
げる。立ち上げ時間中に搬送される距離は7mmとなる
ように設定する。
けて記録材搬送速度を0から200mm/sまで立ち上
げる。立ち上げ時間中に搬送される距離は7mmとなる
ように設定する。
【0034】一方、潜像タイミングと同期をとってレジ
ストローラ54に駆動を伝達するレジon時間から、3
0msディレイをかけてレジ前クラッチCL1にon信
号を出す。信号を受けてからレジ前クラッチ連結時間最
小値である5ms後にレジスト前ローラ50に線速20
0mm/sの駆動が伝達される。
ストローラ54に駆動を伝達するレジon時間から、3
0msディレイをかけてレジ前クラッチCL1にon信
号を出す。信号を受けてからレジ前クラッチ連結時間最
小値である5ms後にレジスト前ローラ50に線速20
0mm/sの駆動が伝達される。
【0035】レジストローラ54の立ち上げ時間70m
sで記録材先端が搬送される距離は7mm。一方70m
sで記録材後端が搬送される距離は、最初の35ms
(ディレイ時間30ms+連結最小時間5ms)はレジ
スト前ローラ50が停止しているため、200×(70
−35)/1000=7mm。よって、レジストローラ
54と上流のレジスト前ローラ50の速度差によりでき
る過剰ループ量は、7−7=0mm。(図2) 従って、斜行補正のためのループ7mm、速度差により
できる過剰ループ量は0mmのため、7−0=7mmが
総ループ量となり、初期ループを成長させることなく十
分搬送経路内で記録材を搬送することができる。
sで記録材先端が搬送される距離は7mm。一方70m
sで記録材後端が搬送される距離は、最初の35ms
(ディレイ時間30ms+連結最小時間5ms)はレジ
スト前ローラ50が停止しているため、200×(70
−35)/1000=7mm。よって、レジストローラ
54と上流のレジスト前ローラ50の速度差によりでき
る過剰ループ量は、7−7=0mm。(図2) 従って、斜行補正のためのループ7mm、速度差により
できる過剰ループ量は0mmのため、7−0=7mmが
総ループ量となり、初期ループを成長させることなく十
分搬送経路内で記録材を搬送することができる。
【0036】これに対して、クラッチ連結のディレイ時
間を設けない場合には、図7に示すように、65msの
間に200mm/sの速度で送られるので、13mm進
むので、過剰ループ量は13−7=6mmが過剰ループ
量となり、総ループ量は13mmとなる。
間を設けない場合には、図7に示すように、65msの
間に200mm/sの速度で送られるので、13mm進
むので、過剰ループ量は13−7=6mmが過剰ループ
量となり、総ループ量は13mmとなる。
【0037】なお、初期ループを成長させないためのク
ラッチ連結のディレイ時間Tは以下の式で表わすことが
できる。
ラッチ連結のディレイ時間Tは以下の式で表わすことが
できる。
【0038】{Tup−(T+Tmin)}V≦L1
∴T≧Tup−Tmin−L1/V Tup:ステッピングモータM立上げ時間 V:記録材搬送速度 Tmin:レジ前クラッチCL1の連結時間バラツキの
最小値 L1:斜行補正のための初期ループ量 上記式より、初期ループを成長させないためのクラッチ
連結のディレイ時間TはT≧70−5−7/200×1
000=30msとなる。
∴T≧Tup−Tmin−L1/V Tup:ステッピングモータM立上げ時間 V:記録材搬送速度 Tmin:レジ前クラッチCL1の連結時間バラツキの
最小値 L1:斜行補正のための初期ループ量 上記式より、初期ループを成長させないためのクラッチ
連結のディレイ時間TはT≧70−5−7/200×1
000=30msとなる。
【0039】仮にこの30msのディレイ設定時にクラ
ッチの連結時間バラツキの最大値25msでレジスト前
ローラが駆動を開始したとすると、最初の55ms(デ
ィレイ時間30ms+連結最大時間25ms)はレジス
ト前ローラ50が停止しているため、200×(70−
55)/1000=3mm。よって、レジストローラ5
4と上流のレジスト前ローラ50の速度差によりできる
過剰ループ量は、3−7=−4mm。
ッチの連結時間バラツキの最大値25msでレジスト前
ローラが駆動を開始したとすると、最初の55ms(デ
ィレイ時間30ms+連結最大時間25ms)はレジス
ト前ローラ50が停止しているため、200×(70−
55)/1000=3mm。よって、レジストローラ5
4と上流のレジスト前ローラ50の速度差によりできる
過剰ループ量は、3−7=−4mm。
【0040】斜行補正のための初期ループ量が7mmの
ため、7−4=3mmが総ループ量となり、レジ前クラ
ッチ連結時間のバラツキを初期ループが成長しない範囲
から0にならない範囲でディレイ時間を設定することが
できる。(図3) これに対して、クラッチ連結のディレイ時間を設けない
場合には、図8に示すように、45msの間に200m
m/sの速度で送られて、9mm進むので、過剰ループ
量は9−7=6mmが過剰ループ量となり、総ループ量
は9mmとなってしまう。
ため、7−4=3mmが総ループ量となり、レジ前クラ
ッチ連結時間のバラツキを初期ループが成長しない範囲
から0にならない範囲でディレイ時間を設定することが
できる。(図3) これに対して、クラッチ連結のディレイ時間を設けない
場合には、図8に示すように、45msの間に200m
m/sの速度で送られて、9mm進むので、過剰ループ
量は9−7=6mmが過剰ループ量となり、総ループ量
は9mmとなってしまう。
【0041】次に、初期ループが0にならないためのク
ラッチ連結のディレイ時間Tについて説明する。レジス
ト前センサー53を検知してから、センサーからレジス
トローラ54までの距離18mm+斜行補正のためのル
ープ量7mm分の時間:(18+7)/200=125
ms+ループ保持時間50msすなわち175ms後に
レジストローラ54に駆動を伝達する。
ラッチ連結のディレイ時間Tについて説明する。レジス
ト前センサー53を検知してから、センサーからレジス
トローラ54までの距離18mm+斜行補正のためのル
ープ量7mm分の時間:(18+7)/200=125
ms+ループ保持時間50msすなわち175ms後に
レジストローラ54に駆動を伝達する。
【0042】ここで、レジストローラ54は70msか
けて記録材搬送速度を0から200mm/sまで立ち上
げる。立ち上げ時間中に搬送される距離は7mmとなる
ように設定する。
けて記録材搬送速度を0から200mm/sまで立ち上
げる。立ち上げ時間中に搬送される距離は7mmとなる
ように設定する。
【0043】一方、潜像タイミングと同期をとってレジ
ストローラ54に駆動を伝達するレジon時間から、4
5msのディレイをかけてレジ前クラッチにon信号を
出す。信号を受けてからレジ前クラッチ連結時間最大値
である25ms後にレジスト前ローラに線速200mm
/sの駆動が伝達される。
ストローラ54に駆動を伝達するレジon時間から、4
5msのディレイをかけてレジ前クラッチにon信号を
出す。信号を受けてからレジ前クラッチ連結時間最大値
である25ms後にレジスト前ローラに線速200mm
/sの駆動が伝達される。
【0044】レジストローラ54の立ち上げ時間70m
sで記録材先端が搬送される距離は7mm。一方70m
sで記録材後端が搬送される距離は、最初の70ms
(ディレイ時間45ms+連結最大時間25ms)はレ
ジスト前ローラ50が停止しているため、200×(7
0−70)/1000=0mm。よって、レジストロー
ラ54と上流のレジスト前ローラ50の速度差によりで
きる過剰ループ量は、0−7=−7mm。(図4) 従って、斜行補正のための初期ループ量が7mmのた
め、7−7=0mmが総ループ量となり、レジ前クラッ
チ連結時間のバラツキの最大値でも初期ループが0にな
らない範囲でディレイ時間を設定することができる。
sで記録材先端が搬送される距離は7mm。一方70m
sで記録材後端が搬送される距離は、最初の70ms
(ディレイ時間45ms+連結最大時間25ms)はレ
ジスト前ローラ50が停止しているため、200×(7
0−70)/1000=0mm。よって、レジストロー
ラ54と上流のレジスト前ローラ50の速度差によりで
きる過剰ループ量は、0−7=−7mm。(図4) 従って、斜行補正のための初期ループ量が7mmのた
め、7−7=0mmが総ループ量となり、レジ前クラッ
チ連結時間のバラツキの最大値でも初期ループが0にな
らない範囲でディレイ時間を設定することができる。
【0045】なお、初期ループを0にしないためのクラ
ッチ連結のディレイ時間Tは以下の式で表わすことがで
きる。
ッチ連結のディレイ時間Tは以下の式で表わすことがで
きる。
【0046】{Tup−(T+Tmax)}V≧0 ∴T≦Tup−Tmax Tup:ステッピングモータ立上げ時間 V:記録材搬送速度 Tmin:レジ前クラッチの連結時間バラツキの最小値 L1:斜行補正のための初期ループ量 上記式より、初期ループを0にしないためのクラッチ連
結のディレイ時間TはT≦70−25=45msとな
る。
結のディレイ時間TはT≦70−25=45msとな
る。
【0047】仮にこの45msのディレイ設定時にクラ
ッチの連結時間バラツキの最小値5msでレジスト前ロ
ーラが駆動を開始したとすると、最初の50ms(ディ
レイ時間45ms+連結最小時間5ms)はレジスト前
ローラが停止しているため、200×(70−50)/
1000=4mm。よって、レジストローラ54と上流
のレジスト前ローラの速度差によりできる過剰ループ量
は、4−7=−3mm。
ッチの連結時間バラツキの最小値5msでレジスト前ロ
ーラが駆動を開始したとすると、最初の50ms(ディ
レイ時間45ms+連結最小時間5ms)はレジスト前
ローラが停止しているため、200×(70−50)/
1000=4mm。よって、レジストローラ54と上流
のレジスト前ローラの速度差によりできる過剰ループ量
は、4−7=−3mm。
【0048】斜行補正のための初期ループ量が7mmの
ため、7−3=4mmが総ループ量となり、レジ前クラ
ッチ連結時間のバラツキを初期ループが成長しない範囲
から0にならない範囲でディレイ時間を設定することが
できる。(図5) 以上を整理すると、レジ前クラッチ連結時間のバラツキ
を考慮して、初期ループが成長しない範囲から0になら
ない範囲でディレイ時間を設定する計算式は、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax で表わすことができる。
ため、7−3=4mmが総ループ量となり、レジ前クラ
ッチ連結時間のバラツキを初期ループが成長しない範囲
から0にならない範囲でディレイ時間を設定することが
できる。(図5) 以上を整理すると、レジ前クラッチ連結時間のバラツキ
を考慮して、初期ループが成長しない範囲から0になら
ない範囲でディレイ時間を設定する計算式は、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax で表わすことができる。
【0049】さらに本発明によれば、給紙ローラ81を
含むレジスト前ローラ50より上流側の搬送ローラ51
と、搬送ローラ51に駆動源としてのDCモータM2か
ら駆動伝達するための搬送クラッチCL2とを具備して
おり、レジ前クラッチCL1の連結時間バラツキの最大
値をTmax、搬送クラッチCL2の連結時間バラツキ
の最小値をT2minとすると、レジ前クラッチonか
らの時間ΔTを、 ΔT≧Tmax−T2min だけ遅らせて搬送クラッチon時間を設定している。
含むレジスト前ローラ50より上流側の搬送ローラ51
と、搬送ローラ51に駆動源としてのDCモータM2か
ら駆動伝達するための搬送クラッチCL2とを具備して
おり、レジ前クラッチCL1の連結時間バラツキの最大
値をTmax、搬送クラッチCL2の連結時間バラツキ
の最小値をT2minとすると、レジ前クラッチonか
らの時間ΔTを、 ΔT≧Tmax−T2min だけ遅らせて搬送クラッチon時間を設定している。
【0050】図示しないが、例えばレジ前クラッチの連
結時間バラツキの最大値が25ms、搬送クラッチの連
結時間バラツキの最小値が10msであれば、レジ前ク
ラッチonから25−10=15ms以上ディレイして
搬送クラッチにon信号を出す。そうすることにより、
お互いのクラッチ連結時間がどのようにばらついても確
実に搬送ローラ51とレジスト前ローラ50間でのルー
プ形成を防止することができ、記録材のしわ等による画
像不良のない、かつ先端画像位置や色ずれ精度の高い、
高品質な画像形成装置を提供することができる。
結時間バラツキの最大値が25ms、搬送クラッチの連
結時間バラツキの最小値が10msであれば、レジ前ク
ラッチonから25−10=15ms以上ディレイして
搬送クラッチにon信号を出す。そうすることにより、
お互いのクラッチ連結時間がどのようにばらついても確
実に搬送ローラ51とレジスト前ローラ50間でのルー
プ形成を防止することができ、記録材のしわ等による画
像不良のない、かつ先端画像位置や色ずれ精度の高い、
高品質な画像形成装置を提供することができる。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明による
と、レジストローラとその上流の搬送ローラの速度差に
よって発生する過剰ループを、ステッピングモータ立上
げ時間とクラッチ連結時間のバラツキを考慮して、初期
ループが成長しない範囲から初期ループがなくなる範囲
に収まるようにクラッチ連結タイミングを遅らせること
により、装置の複雑化、大幅なコストアップ等の無い形
で記録材搬送時の過剰ループを防止することができる。
したがって、過剰ループによる記録材のしわ、折れ等に
よる画像転写への悪影響を生じさせることなく、用紙搬
送の安定化、および斜行取り能力の維持が図れる。
と、レジストローラとその上流の搬送ローラの速度差に
よって発生する過剰ループを、ステッピングモータ立上
げ時間とクラッチ連結時間のバラツキを考慮して、初期
ループが成長しない範囲から初期ループがなくなる範囲
に収まるようにクラッチ連結タイミングを遅らせること
により、装置の複雑化、大幅なコストアップ等の無い形
で記録材搬送時の過剰ループを防止することができる。
したがって、過剰ループによる記録材のしわ、折れ等に
よる画像転写への悪影響を生じさせることなく、用紙搬
送の安定化、および斜行取り能力の維持が図れる。
【0052】また、上流側と下流側の駆動伝達を共にク
ラッチで行う構成においても、連結時間のバラツキによ
るループを発生させることなく、特に薄紙搬送時で記録
材搬送ガイドの間隙が少ない場合においても良好な画像
形成装置を提供することができる。
ラッチで行う構成においても、連結時間のバラツキによ
るループを発生させることなく、特に薄紙搬送時で記録
材搬送ガイドの間隙が少ない場合においても良好な画像
形成装置を提供することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る画像形成装置の主断
面図である。
面図である。
【図2】図1の装置の記録材搬送ダイアグラムである。
【図3】図1の装置の記録材搬送ダイアグラムである。
【図4】図1の装置の記録材搬送ダイアグラムである。
【図5】図1の装置の記録材搬送ダイアグラムである。
【図6】図1の装置のレジストローラ等の駆動系の概略
構成図である。
構成図である。
【図7】従来例を示す記録材搬送ダイアグラムである。
【図8】従来例を示す記録材搬送ダイアグラムである。
50 レジスト前ローラ 51 搬送ローラ 53 レジスト前センサー 54 レジストローラ L1 初期ループ M ステッピングモータ M1 DCモータ CL1 レジ前クラッチ GU1 記録材搬送ガイド
Claims (4)
- 【請求項1】レジストローラと、 記録材をレジストローラまで搬送するためのレジスト前
ローラと、 レジスト前ローラとレジストローラ間に所望の間隙で配
置された搬送ガイドと、 レジストローラを駆動するステッピングモータと、 レジスト前ローラの駆動源と、 該駆動源からレジスト前ローラに駆動力を伝達するレジ
前クラッチとを具備し、 レジストローラにて記録材の斜行補正のためのループ形
成を行った後に、所定のタイミングでレジストローラ駆
動およびレジスト前ローラのクラッチを連結して記録材
搬送を行う画像形成装置において、 前記記録材搬送速度をV、レジストローラ停止中に上流
側のレジスト前ローラで送り込まれるループ量をL1、
ループ形成後レジストローラ停止から記録材搬送速度に
到達するまでのステッピングモータ立上げ時間をTu
p、レジ前クラッチの連結時間バラツキの最小値をTm
in、最大値をTmaxとすると、 レジストローラ駆動onからレジ前クラッチonまでの
ディレイ時間Tを、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax の範囲で遅らせてレジ前クラッチon時間を設定するこ
とを特徴とした画像形成装置。 - 【請求項2】給紙ローラを含むレジスト前ローラより上
流側の搬送ローラと、 搬送ローラに駆動伝達するための搬送クラッチとを具備
し、 レジストローラ対にて記録材の斜行補正のためのループ
形成を行った後に、所定のタイミングでレジストローラ
駆動、レジ前クラッチおよび搬送クラッチをonして記
録材搬送を行う画像形成装置において、 レジ前クラッチの連結時間バラツキの最大値をTma
x、搬送クラッチの連結時間バラツキの最小値をT2m
inとすると、レジ前クラッチonからの時間ΔTを、 ΔT≧Tmax−T2min だけ遅らせて搬送クラッチon時間を設定することを特
徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 【請求項3】レジストローラを駆動するステッピングモ
ータと、 レジスト前ローラの駆動源と、 該駆動源からレジスト前ローラに駆動力を伝達するレジ
前クラッチとを具備し、レジストローラにて記録材の斜
行補正のためのループ形成を行った後に、所定のタイミ
ングでレジストローラ駆動およびレジスト前ローラのク
ラッチを連結させて記録材搬送を行う画像形成装置にお
いて、 レジストローラのステッピングモータ立上げ時間とレジ
スト前ローラのクラッチ連結時間のバラツキを考慮し
て、斜行補正のために形成した初期ループが成長しない
範囲から初期ループがなくなる範囲に収まるようにクラ
ッチ連結タイミングを遅らせることを特徴とする画像形
成装置の記録材搬送制御方法。 - 【請求項4】レジ前クラッチ連結タイミングの制御を、 記録材搬送速度をV、レジストローラ停止中に上流側の
レジスト前ローラで送り込まれるループ量をL1、ルー
プ形成後レジストローラ停止から記録材搬送速度に到達
するまでのステッピングモータ立上げ時間をTup、レ
ジ前クラッチの連結時間バラツキの最小値をTmin、
最大値をTmaxとすると、 レジストローラ駆動onからレジ前クラッチonまでの
ディレイ時間Tを、 Tup−Tmin−L1/V≦T≦Tup−Tmax の範囲で遅らせることを特徴とする画像形成装置の記録
材搬送制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385904A JP2002179291A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 画像形成装置および記録材搬送制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000385904A JP2002179291A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 画像形成装置および記録材搬送制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002179291A true JP2002179291A (ja) | 2002-06-26 |
Family
ID=18853093
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000385904A Withdrawn JP2002179291A (ja) | 2000-12-19 | 2000-12-19 | 画像形成装置および記録材搬送制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002179291A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191265A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Kyocera Mita Corp | 用紙搬送装置 |
JP2014019544A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2015000789A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置 |
-
2000
- 2000-12-19 JP JP2000385904A patent/JP2002179291A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007191265A (ja) * | 2006-01-19 | 2007-08-02 | Kyocera Mita Corp | 用紙搬送装置 |
JP2014019544A (ja) * | 2012-07-19 | 2014-02-03 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2015000789A (ja) * | 2013-06-14 | 2015-01-05 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | シート搬送装置、画像読取装置、及び画像形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |