JP3353356B2 - 顕微鏡用鏡筒 - Google Patents
顕微鏡用鏡筒Info
- Publication number
- JP3353356B2 JP3353356B2 JP35215292A JP35215292A JP3353356B2 JP 3353356 B2 JP3353356 B2 JP 3353356B2 JP 35215292 A JP35215292 A JP 35215292A JP 35215292 A JP35215292 A JP 35215292A JP 3353356 B2 JP3353356 B2 JP 3353356B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- eyepiece
- rotation
- shaft
- rotation axis
- eyepiece tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims description 29
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 2
- 101100498160 Mus musculus Dach1 gene Proteins 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B21/00—Microscopes
- G02B21/24—Base structure
-
- G—PHYSICS
- G02—OPTICS
- G02B—OPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
- G02B7/00—Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
- G02B7/20—Light-tight connections for movable optical elements
- G02B7/24—Pivoted connections
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Optics & Photonics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Microscoopes, Condenser (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は顕微鏡用鏡筒に関するも
のである。更に詳しくは接眼鏡筒部傾斜角度が連続的に
可変な顕微鏡用鏡筒に関するものである。
のである。更に詳しくは接眼鏡筒部傾斜角度が連続的に
可変な顕微鏡用鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡用鏡筒では、観察者の体格
や姿勢に合わせるため接眼鏡筒部傾斜角度の変化に連動
し偏向光学素子を傾け、偏向角度を接眼鏡筒部傾斜角度
に一致させる必要があった。従来の顕微鏡用鏡筒の例を
図5及び図6により説明する。図5は従来例の断面図、
図6はその主要部の断面説明図である。図5において接
眼鏡筒部41は軸42の回りに回転可能で、歯車43は
軸42に同軸に接眼鏡筒部41に固設されている。軸4
2はケース44に固設され、ケース44にはプリズム4
5が取り付けられている。またケース44はベース46
に固設された軸47の回りに回転可能である。さらに軸
47と同軸に歯車48がベース46に固設されている。
歯車43と歯車48は互いに噛み合っている。ベース4
6の下端には丸あり46aが設けられ、顕微鏡本体に接
続されている。
や姿勢に合わせるため接眼鏡筒部傾斜角度の変化に連動
し偏向光学素子を傾け、偏向角度を接眼鏡筒部傾斜角度
に一致させる必要があった。従来の顕微鏡用鏡筒の例を
図5及び図6により説明する。図5は従来例の断面図、
図6はその主要部の断面説明図である。図5において接
眼鏡筒部41は軸42の回りに回転可能で、歯車43は
軸42に同軸に接眼鏡筒部41に固設されている。軸4
2はケース44に固設され、ケース44にはプリズム4
5が取り付けられている。またケース44はベース46
に固設された軸47の回りに回転可能である。さらに軸
47と同軸に歯車48がベース46に固設されている。
歯車43と歯車48は互いに噛み合っている。ベース4
6の下端には丸あり46aが設けられ、顕微鏡本体に接
続されている。
【0003】顕微鏡本体側に設けられた対物レンズ(不
図示)からの入射光の入射光軸49はプリズム45で偏
角し接眼鏡筒部光軸50aに沿って接眼鏡筒部41を通
り接眼レンズ50に入る。
図示)からの入射光の入射光軸49はプリズム45で偏
角し接眼鏡筒部光軸50aに沿って接眼鏡筒部41を通
り接眼レンズ50に入る。
【0004】図6において接眼鏡筒部41を軸42の回
りに回転させると、ケース44は軸42の回りを回転す
る。今歯車43の歯数Za、回転角θa、歯車48の歯
数Zb、ケース44の軸47の回りの回転角θcとし、
両歯車の歯数を同じにするれば、Za=Zbであり、θ
a=2θcとなる。従って接眼鏡筒部41をθa軸42
の回りに回転して傾斜角を変更すると、プリズム45は
θa/2だけ回転し、入射光軸49はθa偏向し、接眼
鏡筒部光軸50bとなる。
りに回転させると、ケース44は軸42の回りを回転す
る。今歯車43の歯数Za、回転角θa、歯車48の歯
数Zb、ケース44の軸47の回りの回転角θcとし、
両歯車の歯数を同じにするれば、Za=Zbであり、θ
a=2θcとなる。従って接眼鏡筒部41をθa軸42
の回りに回転して傾斜角を変更すると、プリズム45は
θa/2だけ回転し、入射光軸49はθa偏向し、接眼
鏡筒部光軸50bとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の技
術において使用されている歯車は高価であった。さらに
歯車の中心間距離の誤差や各歯車のピッチ円径の誤差等
に起因する歯車間のバックラッシを除去する為、歯車の
中心間距離を調整する必要があり、あるいはどちらか一
方の歯車を2枚並列に設け互いに円周方向に僅かにずら
し噛み合わせを調節する等の機構が必要になる。そのた
めに構造が複雑になり、又は組立調整が複雑になるとい
う問題点があった。
術において使用されている歯車は高価であった。さらに
歯車の中心間距離の誤差や各歯車のピッチ円径の誤差等
に起因する歯車間のバックラッシを除去する為、歯車の
中心間距離を調整する必要があり、あるいはどちらか一
方の歯車を2枚並列に設け互いに円周方向に僅かにずら
し噛み合わせを調節する等の機構が必要になる。そのた
めに構造が複雑になり、又は組立調整が複雑になるとい
う問題点があった。
【0006】本発明は上記の課題に鑑み、構造が簡単で
低コストの接眼鏡筒部傾斜角度が連続的に可変な顕微鏡
用鏡筒を提供することを目的とする。
低コストの接眼鏡筒部傾斜角度が連続的に可変な顕微鏡
用鏡筒を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、対物レンズか
らの光束を偏向すると共に、第1の回転軸を軸中心とし
て回転可能な偏向光学素子(8、30,31)と、該偏
向された光束が入射するとともに、前記第1の回転軸と
平行な第2の回転軸を軸中心として回転可能な接眼鏡筒
部(9、34)とを有する顕微鏡用鏡筒において、前記
第1の回転軸と前記第2の回転軸との間の距離に等しい
距離だけ前記第2の回転軸から離れた位置に配設され、
前記接眼鏡筒部に固設された係合部材(6、26)と、
前記偏向光学素子を固定し、前記接眼鏡筒部の回転に伴
い、前記係合部材を前記偏向光学素子の前記第1の回転
軸を回転軸中心をする回転の円周方向に運動する案内部
材(4、5、24、25)とを有することを特徴とする
顕微鏡用鏡筒である。なお、上記括弧内は構成要件に対
応する実施形態の部材番号を記している。
らの光束を偏向すると共に、第1の回転軸を軸中心とし
て回転可能な偏向光学素子(8、30,31)と、該偏
向された光束が入射するとともに、前記第1の回転軸と
平行な第2の回転軸を軸中心として回転可能な接眼鏡筒
部(9、34)とを有する顕微鏡用鏡筒において、前記
第1の回転軸と前記第2の回転軸との間の距離に等しい
距離だけ前記第2の回転軸から離れた位置に配設され、
前記接眼鏡筒部に固設された係合部材(6、26)と、
前記偏向光学素子を固定し、前記接眼鏡筒部の回転に伴
い、前記係合部材を前記偏向光学素子の前記第1の回転
軸を回転軸中心をする回転の円周方向に運動する案内部
材(4、5、24、25)とを有することを特徴とする
顕微鏡用鏡筒である。なお、上記括弧内は構成要件に対
応する実施形態の部材番号を記している。
【0008】
【作用】上記の構成であるから、接眼鏡筒部が回転して
傾斜角が変化する時、接眼鏡筒部に設けられた係合部材
が、案内部材を介して偏向光学素子を回転させる。そし
て、係合部材が第2の回転軸から第2の回転軸と第1の
回転軸との間の距離に等しい距離離れた位置に固設され
ており、案内部材が係合部材を第1の回転軸を軸中心と
する回転の円周方向に拘束し、半径方向に自在に摺動さ
せるので、偏向光学素子の回転角度は接眼鏡筒部の回転
角の2分の1の角度となり、対物レンズからの入射光の
偏角が接眼鏡筒部の回転角と同一になる。
傾斜角が変化する時、接眼鏡筒部に設けられた係合部材
が、案内部材を介して偏向光学素子を回転させる。そし
て、係合部材が第2の回転軸から第2の回転軸と第1の
回転軸との間の距離に等しい距離離れた位置に固設され
ており、案内部材が係合部材を第1の回転軸を軸中心と
する回転の円周方向に拘束し、半径方向に自在に摺動さ
せるので、偏向光学素子の回転角度は接眼鏡筒部の回転
角の2分の1の角度となり、対物レンズからの入射光の
偏角が接眼鏡筒部の回転角と同一になる。
【0009】
【実施例】本発明の第1の実施例を図1及び図2により
説明する。図1は第1の実施例の断面図、図2は第1の
実施例の主要部の断面説明図である。不図示の対物レン
ズからの光束11はベース1の開口部1bを通りダハプ
リズム8に入射し、所望の角度偏向した後接眼鏡筒部9
に入射し、接眼レンズ10に達する。ベース下部の1a
は顕微鏡本体に接続する丸ありである。
説明する。図1は第1の実施例の断面図、図2は第1の
実施例の主要部の断面説明図である。不図示の対物レン
ズからの光束11はベース1の開口部1bを通りダハプ
リズム8に入射し、所望の角度偏向した後接眼鏡筒部9
に入射し、接眼レンズ10に達する。ベース下部の1a
は顕微鏡本体に接続する丸ありである。
【0010】接眼鏡筒部9は第2の軸2を中心に回転可
能である。第2の軸2はベース1に固設されているが、
接眼鏡筒部9は蛇腹12でベース1に連結しているのみ
であるから、自由に回転できる。
能である。第2の軸2はベース1に固設されているが、
接眼鏡筒部9は蛇腹12でベース1に連結しているのみ
であるから、自由に回転できる。
【0011】ダハプリズム8はケース4に保持されてお
り、ケース4はベース1に固設されている第1の軸3を
中心に回転可能である。一方ケース4の端部4a及びケ
ース4に設けられた板ばね5で案内溝が形成され、接眼
鏡筒基部7に植設された係合ピン6が係合している。端
部4aの内側面4bは軸3の方向に平滑な平面をなし、
係合ピン6は板ばね5の付勢により内側面4bに押圧さ
れ摺動可能となっている。
り、ケース4はベース1に固設されている第1の軸3を
中心に回転可能である。一方ケース4の端部4a及びケ
ース4に設けられた板ばね5で案内溝が形成され、接眼
鏡筒基部7に植設された係合ピン6が係合している。端
部4aの内側面4bは軸3の方向に平滑な平面をなし、
係合ピン6は板ばね5の付勢により内側面4bに押圧さ
れ摺動可能となっている。
【0012】係合ピン6は植設部分(不図示)に対して
偏芯した形状をなし、回転により内側面4bとの係合位
置を変え、第2の軸2から係合ピン6までの距離を容易
に調節できるようになっている。
偏芯した形状をなし、回転により内側面4bとの係合位
置を変え、第2の軸2から係合ピン6までの距離を容易
に調節できるようになっている。
【0013】第2の軸2から第1の軸3までの距離
(D)と、第2の軸2から係合ピン6までの距離(d)
は等しい。
(D)と、第2の軸2から係合ピン6までの距離(d)
は等しい。
【0014】次に接眼鏡筒部9とダハプリズム8との回
転動作について説明する。図2に示すように、接眼鏡筒
部9は始め〔1〕の状態にあり、光束11はダハプリズ
ム8で角度Θ偏角して光路10aに入り接眼レンズ10
に達する。この時、第2の軸2と第1の軸3と係合ピン
6がほぼ一直線上にある。
転動作について説明する。図2に示すように、接眼鏡筒
部9は始め〔1〕の状態にあり、光束11はダハプリズ
ム8で角度Θ偏角して光路10aに入り接眼レンズ10
に達する。この時、第2の軸2と第1の軸3と係合ピン
6がほぼ一直線上にある。
【0015】次に接眼鏡筒部9の傾斜角θを大きくする
と〔2〕の状態になる。即ち、接眼鏡筒基部7は第2の
軸2の回りに回転し、従って係合ピン6も第2の軸2の
回りにθ回転して6′の位置に来る。この回転に伴い係
合ピン6は、板ばね5を介してケース4を押圧するの
で、ケース4はダハプリズム8と共に第1の軸3の回り
に回転し、係合ピン6と板ばね5との係合位置は第1の
軸3の方に移動する。この際、偏向光学素子の案内面に
接眼鏡筒部の係合ピンが板ばねで押さえられているるの
で、両者の間のがたは容易にとられ、円滑に摺動する。
第2の軸2と第1の軸3との間の距離Dと第2の軸2と
係合ピン6との間の距離dが等しいから(D=d)、ケ
ース4の第1の軸3の回りの回転角はθ/2である。ダ
ハプリズム8はケース4と同じθ/2回転し、入射光軸
11はθ偏向角度が大きくなり接眼鏡筒部の光軸10b
に一致する。
と〔2〕の状態になる。即ち、接眼鏡筒基部7は第2の
軸2の回りに回転し、従って係合ピン6も第2の軸2の
回りにθ回転して6′の位置に来る。この回転に伴い係
合ピン6は、板ばね5を介してケース4を押圧するの
で、ケース4はダハプリズム8と共に第1の軸3の回り
に回転し、係合ピン6と板ばね5との係合位置は第1の
軸3の方に移動する。この際、偏向光学素子の案内面に
接眼鏡筒部の係合ピンが板ばねで押さえられているるの
で、両者の間のがたは容易にとられ、円滑に摺動する。
第2の軸2と第1の軸3との間の距離Dと第2の軸2と
係合ピン6との間の距離dが等しいから(D=d)、ケ
ース4の第1の軸3の回りの回転角はθ/2である。ダ
ハプリズム8はケース4と同じθ/2回転し、入射光軸
11はθ偏向角度が大きくなり接眼鏡筒部の光軸10b
に一致する。
【0016】厳密にはダハプリズム8の回転中心が第1
の軸3であって、〔1〕の状態での入射光の光軸の反射
面にないから、〔1〕の状態と〔2〕の状態では、ダハ
プリズム内での光束の反射点は一致せず、従って〔1〕
の状態と〔2〕の状態での接眼鏡筒への入射光軸は紙面
内で平行に移動する。そのために、ダハプリズム8をア
フォーカルな光学系内に設け、接眼レンズ10での像移
動を生じないようにする。
の軸3であって、〔1〕の状態での入射光の光軸の反射
面にないから、〔1〕の状態と〔2〕の状態では、ダハ
プリズム内での光束の反射点は一致せず、従って〔1〕
の状態と〔2〕の状態での接眼鏡筒への入射光軸は紙面
内で平行に移動する。そのために、ダハプリズム8をア
フォーカルな光学系内に設け、接眼レンズ10での像移
動を生じないようにする。
【0017】又接眼鏡筒部9を〔2〕の状態から反対方
向にθ変更すると、係合ピン6はケース4の端部4aの
内側面4bを介してケース4を押圧するので、ケース4
はダハプリズム8と共に第1の軸3の回りに回転して、
〔1〕の状態になる。
向にθ変更すると、係合ピン6はケース4の端部4aの
内側面4bを介してケース4を押圧するので、ケース4
はダハプリズム8と共に第1の軸3の回りに回転して、
〔1〕の状態になる。
【0018】本発明の第2の実施例を図3及び図4によ
り説明する。図3は第2の実施例の断面図、図4は第2
の実施例の主要部の断面説明図である。不図示の対物レ
ンズからの光束36は第1のレンズ29に入射し、ベー
ス21に固設された第1の偏向ミラー30、第2の偏向
ミラー31で反射され、第2のレンズ32に入射し、プ
リズム33により接眼鏡筒34に入射し接眼レンズ37
に達する。する。レンズ29とレンズ32の間はアフォ
ーカルに構成されている。
り説明する。図3は第2の実施例の断面図、図4は第2
の実施例の主要部の断面説明図である。不図示の対物レ
ンズからの光束36は第1のレンズ29に入射し、ベー
ス21に固設された第1の偏向ミラー30、第2の偏向
ミラー31で反射され、第2のレンズ32に入射し、プ
リズム33により接眼鏡筒34に入射し接眼レンズ37
に達する。する。レンズ29とレンズ32の間はアフォ
ーカルに構成されている。
【0019】一方第2の偏向ミラー31はホルダー24
に固設され、ホルダー24は第1の軸23の回りに回転
可能である。また接眼鏡筒34はハウジング27に固設
され、ハウジング27は端部27aには、第2の軸22
の回りに回転可能に保持されている。ハウジング27の
端部27aには、第2の軸22から第1の軸23までの
距離(D)と同距離の位置(d)に係合ピン26が植設
されており、第2の偏向ミラー31のホルダー24の端
部24aと板ばね25により、ホルダー24と係合して
いる。
に固設され、ホルダー24は第1の軸23の回りに回転
可能である。また接眼鏡筒34はハウジング27に固設
され、ハウジング27は端部27aには、第2の軸22
の回りに回転可能に保持されている。ハウジング27の
端部27aには、第2の軸22から第1の軸23までの
距離(D)と同距離の位置(d)に係合ピン26が植設
されており、第2の偏向ミラー31のホルダー24の端
部24aと板ばね25により、ホルダー24と係合して
いる。
【0020】次に接眼鏡筒部34を〔3〕の位置から
〔4〕の位置へθ傾けると、ハウジング27は第2の軸
22の回りにθ回転し、係合ピン26がハウジング27
と一体にθ回転し、ホルダー24の端部24aの内面2
4bを押圧する。その時ホルダー24は第1の軸23の
回りにθ/2回転する。従って第1の偏向ミラー30か
ら第2の偏向ミラー31に入射した光束は第2のミラー
でθ偏向し、接眼鏡筒部34の光軸は光軸37aから光
軸37bに一致するようになる。
〔4〕の位置へθ傾けると、ハウジング27は第2の軸
22の回りにθ回転し、係合ピン26がハウジング27
と一体にθ回転し、ホルダー24の端部24aの内面2
4bを押圧する。その時ホルダー24は第1の軸23の
回りにθ/2回転する。従って第1の偏向ミラー30か
ら第2の偏向ミラー31に入射した光束は第2のミラー
でθ偏向し、接眼鏡筒部34の光軸は光軸37aから光
軸37bに一致するようになる。
【0021】以上のように、両実施例とも偏向光学素子
と接眼鏡筒部との係合をピンと案内溝で行っているが、
同様の動作を行う他の機構を使用することができること
は言うまでもない。又、両実施例とも偏向光学素子の案
内面と接眼鏡筒部の係合ピンのがたは板ばねで押さえる
だけで容易にとることができ、円滑に摺動する。
と接眼鏡筒部との係合をピンと案内溝で行っているが、
同様の動作を行う他の機構を使用することができること
は言うまでもない。又、両実施例とも偏向光学素子の案
内面と接眼鏡筒部の係合ピンのがたは板ばねで押さえる
だけで容易にとることができ、円滑に摺動する。
【0022】なお、両実施例において、係合ピンを植設
部と偏向光学素子保持部材との係合部とが偏芯したピン
としておくと、調整の際ピンの回転により係合位置を変
え、第2の軸から第1の軸までの距離と、第2の軸から
係合ピンまでの距離も容易に調節できる利点がある。
部と偏向光学素子保持部材との係合部とが偏芯したピン
としておくと、調整の際ピンの回転により係合位置を変
え、第2の軸から第1の軸までの距離と、第2の軸から
係合ピンまでの距離も容易に調節できる利点がある。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明よる顕微鏡用
鏡筒は、接眼鏡筒部と偏向光学素子はそれぞれに軸回転
し、両者の係合は接眼鏡筒部に設けられたピンと、偏向
光学素子に設けられた案内面で行われるので、構造が簡
単でかつ低コストに接眼鏡筒部傾斜角度を連続的に偏向
することができる。
鏡筒は、接眼鏡筒部と偏向光学素子はそれぞれに軸回転
し、両者の係合は接眼鏡筒部に設けられたピンと、偏向
光学素子に設けられた案内面で行われるので、構造が簡
単でかつ低コストに接眼鏡筒部傾斜角度を連続的に偏向
することができる。
【図1】第1の実施例の断面図である。
【図2】第1の実施例の主要部の断面説明図である。
【図3】第2の実施例の断面図である。
【図4】第2の実施例の主要部の断面説明図である。
【図5】従来例の断面図である。
【図6】従来例の主要部の断面説明図である。
1 ・・ベース 2 ・・第2の軸 3 ・・第1の軸 4 ・・ケース 4a ・・端部 4b ・・内側面 5 ・・板ばね 6 ・・係合ピン 7 ・・接眼鏡筒基部 8 ・・ダハプリズム 9 ・・接眼鏡筒部 10 ・・接眼レンズ 10a、10b、 ・・接眼鏡筒部の光軸 11 ・・光束
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 21/00
Claims (1)
- 【請求項1】対物レンズからの光束を偏向すると共に、
第1の回転軸を軸中心として回転可能な偏向光学素子
と、該偏向された光束が入射するとともに、前記第1の
回転軸と平行な第2の回転軸を軸中心として回転可能な
接眼鏡筒部とを有する顕微鏡用鏡筒において、 前記第1の回転軸と前記第2の回転軸との間の距離に等
しい距離だけ前記第2の回転軸から離れた位置に配設さ
れ、前記接眼鏡筒部に固設された係合部材と、 前記偏向光学素子を固定し、前記接眼鏡筒部の回転に伴
い、前記係合部材を前記偏向光学素子の前記第1の回転
軸を回転軸中心をする回転の円周方向に運動する案内部
材とを有することを特徴とする顕微鏡用鏡筒。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35215292A JP3353356B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 顕微鏡用鏡筒 |
US08/274,389 US5532872A (en) | 1992-12-10 | 1994-07-13 | Viewing tube for microscope |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35215292A JP3353356B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 顕微鏡用鏡筒 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06175030A JPH06175030A (ja) | 1994-06-24 |
JP3353356B2 true JP3353356B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=18422137
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35215292A Expired - Fee Related JP3353356B2 (ja) | 1992-12-10 | 1992-12-10 | 顕微鏡用鏡筒 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5532872A (ja) |
JP (1) | JP3353356B2 (ja) |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5793525A (en) * | 1995-09-22 | 1998-08-11 | Leica Inc. | Apparatus for adjusting the viewing angle of a microscope |
JP3974976B2 (ja) * | 1996-08-21 | 2007-09-12 | オリンパス株式会社 | 鏡筒を有する実体顕微鏡 |
US6204963B1 (en) | 1996-11-12 | 2001-03-20 | Leica Microsystems Ag | Retrofittable tubular intermediary element |
JP4161280B2 (ja) * | 1996-11-15 | 2008-10-08 | 株式会社ニコン | 顕微鏡用角度可変鏡筒 |
DE19807119C1 (de) * | 1998-02-20 | 1999-06-17 | Dornier Gmbh | Vorrichtung zur Positionierung |
DE19828548C2 (de) | 1998-06-26 | 2001-02-01 | Zeiss Carl Jena Gmbh | Binokularmikroskop mit auswechselbarem Zwischentubus |
TW558644B (en) * | 2000-10-02 | 2003-10-21 | Long Perng Co Ltd | Optical eyepiece device with rotatable angle and the adjustment method |
DE10106696A1 (de) * | 2001-02-14 | 2002-08-29 | Leica Microsystems | Mikroskop |
DE102004034846B4 (de) * | 2004-07-19 | 2008-04-10 | Leica Microsystems Cms Gmbh | Ergotubus und inverses Mikroskop mit Ergotubus |
US20060114555A1 (en) * | 2004-10-13 | 2006-06-01 | Olympus Corporation | Tilt lens barrel for microscope |
DE102008009303A1 (de) * | 2008-02-15 | 2009-08-20 | Carl Zeiss Surgical Gmbh | Tubus für eine Beobachtungseinrichtung |
DE102008009914B4 (de) * | 2008-02-19 | 2016-12-29 | Carl Zeiss Microscopy Gmbh | Tubuseinheit für Mikroskope |
US10175467B2 (en) * | 2013-11-04 | 2019-01-08 | Blueline NDT, LLC | Ambient light restrictor for a microscope |
CN114967088A (zh) * | 2021-02-23 | 2022-08-30 | 苏州速迈医学科技股份有限公司 | 延长结构、光学系统及手术显微镜 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
SE440413B (sv) * | 1978-11-28 | 1985-07-29 | Zeiss Carl Fa | Anordning vid mikroskop |
US4449799A (en) * | 1982-05-20 | 1984-05-22 | Turner Roger S | Optical projection viewing system |
DE3508306A1 (de) * | 1985-03-08 | 1986-09-11 | Fa. Carl Zeiss, 7920 Heidenheim | Mikroskoptubus |
JPH0778574B2 (ja) * | 1986-06-05 | 1995-08-23 | オリンパス光学工業株式会社 | 実体顕微鏡用可変傾斜角双眼鏡筒 |
US5319493A (en) * | 1992-11-13 | 1994-06-07 | Stephen Goldsmith | Viewing system for microscope |
-
1992
- 1992-12-10 JP JP35215292A patent/JP3353356B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1994
- 1994-07-13 US US08/274,389 patent/US5532872A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06175030A (ja) | 1994-06-24 |
US5532872A (en) | 1996-07-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3353356B2 (ja) | 顕微鏡用鏡筒 | |
US4798451A (en) | Binocular tube whose angle of inclination is adjustable | |
US5838491A (en) | Viewing apparatus having oblique illumination | |
JPS6115116A (ja) | 傾斜角可変鏡筒用光学系 | |
JPS6230210A (ja) | クランク/リンク機構を持つズ−ム式顕微鏡 | |
US5181144A (en) | Initial focusing mechanism for zoom lens system | |
JP3974976B2 (ja) | 鏡筒を有する実体顕微鏡 | |
JP3140706B2 (ja) | 眼幅調整可能な双眼鏡 | |
JP2020194074A (ja) | 光学機器 | |
JP3328036B2 (ja) | 鏡枠移動機構 | |
JPS5932033B2 (ja) | 工業用テレビカメラ | |
US3752565A (en) | Zoom lens apparatus | |
JPH0618962A (ja) | ファインダの視野調整装置 | |
JPH0961726A (ja) | 双眼鏡 | |
JP2520950Y2 (ja) | 二光束干渉用対物レンズ | |
JP3560683B2 (ja) | 俯視角可変鏡筒 | |
JPS6343114A (ja) | 焦点距離が切換可能なレンズ構体 | |
US6057969A (en) | Lens barrel | |
JP2735138B2 (ja) | ズームレンズ鏡胴 | |
JP2634903B2 (ja) | ズームレンズ鏡筒 | |
JPH0481165B2 (ja) | ||
JPH1020173A (ja) | カメラのズームレンズ鏡筒 | |
US5557455A (en) | Angular adjustment mechanism | |
JP3317451B2 (ja) | 内視鏡対物光学系 | |
JP3028684B2 (ja) | 顕微鏡用中間鏡筒 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080927 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110927 Year of fee payment: 9 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |