JP3353290B2 - 半導体リレー制御装置 - Google Patents

半導体リレー制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体リレーのオ
ン/オフの制御を行う半導体リレー制御装置に関し、電
流の遮断速度が速い半導体リレー制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ICやLSI等を試験する装置として、
ICテスタがある。このICテスタは、多くのメカリレ
ーを有しており、信号線の切断を行っている。メカリレ
ーは、電流の遮断性能は優れているが、機械式であるた
め、有寿命で、部品の大きさが大きく、高価なために、
半導体リレー(FETを使用したスイッチ)にとって代
わられつつある。このような半導体リレーについて図4
を用いて説明する。
【0003】図において、半導体リレーSSRは、一端
に電源Vの一端に接続し、他端に抵抗Rの一端を接続す
る。電源Vは他端を接地し、抵抗Rは他端を接地する。
【0004】そして、半導体リレーSSRは、一般に、
オフ時は図5に示す等価回路で表すことができる。
【0005】図において、コンデンサC1は、一端に抵
抗Rの一端を接続する。コンデンサC2は、一端に電源
Vの一端を接続し、他端にコンデンサC1の他端を接続
する。寄生ダイオードD1は、カソードにコンデンサC
1の一端を接続し、アノードにコンデンサC1の他端を
接続する。寄生ダイオードD2は、カソードにコンデン
サC2の一端を接続し、アノードにコンデンサC2の他
端を接続する。
【0006】このような装置の動作を以下に説明する。
図6は図4の装置の動作を説明した図である。(a)は
抵抗Rを流れる電流Iと時間tとの関係を示した図であ
る。(b)は寄生ダイオードD1の順方向の電圧Vf1
と時間tとの関係を示した図である。
【0007】半導体リレーSSRがオンのとき、電流I
はV/Rである。そして、半導体リレーSSRがオフと
なると(t1)、コンデンサC1,C2に示される内部
容量が充電し終わるまで、徐々に電流Iが減少してい
き、寄生ダイオードD1の順方向の電圧Vf1が約0.
7[V]以下になると(t2)、順方向の電流I1が急
激に少なくなる。すると、コンデンサC2の電荷が充電
される速度が遅くなるので、電流Iが遮断(I=0)さ
れるまでに長い時間がかかってしまう。
【0008】また、半導体リレーSSRをオフした後、
電源Vの電圧を0にして、高速に電流を遮断することが
できるが、電圧の変化幅が大きいと半導体リレーSSR
のオフ容量により、一瞬大きな電流が流れる。つまり、
抵抗Rならば問題は少ないが、他のもの、例えばICテ
スタの場合は、被試験対象(IC)に大きな電流を流し
たくない場合がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、大きな電流を半導体リレーに流すことなく、電流の
遮断速度が速い半導体リレー制御装置を実現することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体リレー
のオン/オフの制御を行う半導体リレー制御装置におい
て、前記半導体リレーのオン/オフを制御するオン/オ
フ制御手段と、このオン/オフ制御手段からオフ通知を
受けて、所望時間経過後に通知を行うタイマ手段と、こ
のタイマ手段の通知を受けて、前記半導体リレーに供給
する電圧を半導体リレーの寄生ダイオードの順方向の電
圧を小さくする方向に変化させる電圧可変手段とを有す
ることを特徴とするものである。
【0011】このような本発明では、オン/オフ制御手
段が半導体リレーのオン/オフを行い、オフ通知をタイ
マ手段に通知する。タイマ手段は、オフ通知を受けて、
所望時間経過後に電圧可変手段に通知を行う。電圧可変
手段は、半導体リレーに供給する電圧を半導体リレーの
寄生ダイオードの順方向の電圧を小さくする方向に変化
させる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下図面を用いて本発明を説明す
る。図1は本発明の一実施例を示した構成図である。図
4,5と同一のものは同一符号を付し説明を省略する。
図において、オン/オフ制御手段1は、半導体リレーS
SRのオン/オフを制御する。タイマ手段2は、オン/
オフ制御手段1からオフ通知を受けて、所望時間経過後
に通知を行う。所望時間は、寄生ダイオードD1の順方
向の電圧が0.7[V](フォワード電圧)になるとき
を計算や実験で求めて決める。電圧可変手段3は、タイ
マ手段2の通知を受けて、電源Vを制御し、半導体リレ
ーSSRに供給する電圧を半導体リレーSSRの寄生ダ
イオードD1の順方向の電圧を小さくする方向に変化さ
せる。
【0013】このような装置の動作を以下で説明する。
図2は図1の装置の動作を説明した図である。(a)は
電源Vの電圧値と時間tとの関係を示した図、(b)は
抵抗Rを流れる電流Iと時間tとの関係を示した図、
(c)は寄生ダイオードD1の順方向の電圧Vf1と時
間tとの関係を示した図である。
【0014】オン/オフ制御手段1により、半導体リレ
ーSSRがオンのとき、電流IはV/Rである。そし
て、時間t1のとき、オン/オフ制御手段1は、半導体
リレーSSRをオフにし、タイマ手段2にオフ通知を行
う。この通知を受けて、タイマ手段2はタイマ動作を開
始する。コンデンサC1,C2に示される内部容量が充
電し終わるまで、徐々に電流Iが減少していき、時間t
2のとき、寄生ダイオードD1の順方向の電圧Vf1が
0.7[V]になる。このとき、順方向の電流I1が急
激に少なくなる。すると、コンデンサC2の電荷が充電
される速度が遅くなる。
【0015】そして、時間t3のとき、タイマ手段2
は、所望時間が経過し、通知を電圧可変手段3に通知を
行う。電圧可変手段3は、電源Vの電圧を−0.5
[V]下げる。コンデンサC1,C2の電荷は電圧が下
がった分だけ、電源V側に流れる。そして、コンデンサ
C1,C2がC1=C2ならば、順方向の電圧Vf1は
0.5/2[V]だけ下がる。順方向の電圧Vf1がこ
こまで下がれば、ダイオードD1に電流がほとんど流れ
なくなり、電流Iは実用上問題ならない程0になる。
【0016】このように、寄生ダイオードD1が0.7
[V]以下になるときをタイマ手段2により通知し、電
圧可変手段3により、半導体リレーSSRに供給する電
圧を寄生ダイオードD1の順方向の電圧を小さくする方
向に変化させるので、大きな電流を半導体リレーSSR
に流すことなく、高速に電流を遮断できる。
【0017】このような装置をICテスタに用いた例を
図3に示し説明する。図において、半導体リレーSSR
は、一端に、抵抗rを介したドライバ11を接続すると
共に、コンパレータ12を接続し、他端に被試験対象
(DUT)を接続する。つまり、半導体リレーSSRの
他端がピンエレクトロニクス入出力端となる。ダイオー
ド13,14は、それぞれアノード,カソードを、ドラ
イバ11,コンパレータ12から半導体リレーSSRへ
の信号経路に接続し、それぞれバッファ15,16から
電圧がカソード,アノードに供給される。バッファ1
5,16は、信号経路の電圧をクランプする。ORゲー
ト17は、ドライバ11からの過電流検出信号とバッフ
ァ15,16からの過電流検出信号とを入力し、これら
の信号の論理和を出力する。Dフリップフロップ18
は、クロック端子にORゲート17の信号を入力し、D
端子にハイレベル信号を入力する。レジスタ19は、リ
セット端子にDフリップフロップ18のQ端子を接続
し、出力により半導体リレーSSRのオン/オフを行
う。
【0018】オン/オフ制御手段21は、Dフリップフ
ロップ18のリセット端子にリセット信号を出力すると
共に、レジスタ19にオン/オフ信号を出力し、半導体
リレーSSRのオン/オフを制御する。タイマ手段22
は、オン/オフ制御手段21からオフ通知を受けて、所
望時間経過後に通知を行う。電圧可変手段23は、タイ
マ手段22の通知を受けて、バッファ15,16を制御
し、半導体リレーSSRに供給する電圧を半導体リレー
SSRの寄生ダイオードの順方向の電圧を小さくする方
向に変化させる。
【0019】このような装置の動作を以下に説明する。
オン/オフ制御手段21が、レジスタ19に”1”を出
力することにより、半導体リレーSSRをオンする。そ
して、レジスタ19に”0”を出力することにより、半
導体リレーSSRをオフする。このとき、オン/オフ制
御手段21は、オフ通知をタイマ手段22に通知する。
タイマ手段22はタイマ動作を開始し、所望時間経過後
に、電圧可変手段23に通知を行う。この通知を受け
て、電圧可変手段23は、バッファ15,16を制御
し、半導体リレーSSRに供給する電圧を−0.5
[V]下げる。
【0020】また、ピンエレクトロニクス入出力端に過
電圧が入力されると、ドライバ11とバッファ15,1
6とが過電流を検出し、過電流検出信号を出力する。こ
の過電流検出信号は、ORゲート17を介してDフリッ
プフロップ18のクロック端子に入力される。そして、
Dフリップフロップ18は、レジスタ19にリセット信
号を出力する。この結果、レジスタ19は半導体リレー
SSRをオフし、過電圧保護が行われる。
【0021】このように、ICテスタに用いた場合、高
速に電流を遮断できるので、高速に試験を行うことがで
きる。例えば、IDDQ(電源端に流れるリーク電流)
測定のような微少電流の測定をピンを切り替えて行う場
合に、高速に電流を遮断できるので、高速に被試験対象
の試験を行うことができる。
【0022】なお、本発明はこれに限定されるものでは
なく、以下のものでもよい。図3の装置において、過電
圧保護動作時は、高速に電流を遮断できる構成にしなか
ったが、高速に電流を遮断できるようにレジスタ19の
出力をオフ通知として、タイマ手段22に与える構成に
してもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、以下のような効果があ
る。請求項1,2によれば、オフ時から所望時間経過時
をタイマ手段により通知し、電圧可変手段により、半導
体リレーに供給する電圧を寄生ダイオードの順方向の電
圧を小さくする方向に変化させるので、大きな電流を半
導体リレーに流すことなく、高速に電流を遮断できる。
【0024】請求項3によれば、半導体リレー制御装置
をICテスタに用いたので、高速に電流を遮断できるの
で、高速に被試験対象の試験を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示した構成図である。
【図2】図1の装置の動作を説明した図である。
【図3】本発明のその他の実施例を示した構成図であ
る。
【図4】従来の半導体リレー制御装置の構成を示した図
である。
【図5】半導体リレーSSRのオフ時の等価回路を示し
た図である。
【図6】図4の装置の動作を説明した図である。
【符号の説明】
SSR 半導体リレー 1 オン/オフ制御手段 2 タイマ手段 3 電圧可変手段 11 ドライバ 21 オン/オフ制御手段 22 タイマ手段 23 電圧可変手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−135459(JP,A) 特開 平2−309811(JP,A) 特開 平9−18320(JP,A) 特開 平2−250522(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03K 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体リレーのオン/オフの制御を行う
    半導体リレー制御装置において、 前記半導体リレーのオン/オフを制御するオン/オフ制
    御手段と、 このオン/オフ制御手段からオフ通知を受けて、所望時
    間経過後に通知を行うタイマ手段と、 このタイマ手段の通知を受けて、前記半導体リレーに供
    給する電圧を半導体リレーの寄生ダイオードの順方向の
    電圧を小さくする方向に変化させる電圧可変手段とを有
    することを特徴とする半導体リレー制御装置。
  2. 【請求項2】 タイマ手段の所望時間は、半導体リレー
    の寄生ダイオードの順方向の電圧がフォーワード電圧以
    下のときに設定することを特徴とする請求項1記載の半
    導体リレー制御装置。
  3. 【請求項3】 ドライバから被試験対象への信号経路上
    に、ダイオードを介して、信号経路の電圧をクランプす
    るバッファが設けられた後に、半導体リレーが被試験対
    象への信号経路上に設けられるICテスタに用いられ、
    電圧可変手段によりバッファの電圧が制御されることを
    特徴とする請求項1または2記載の半導体リレー制御装
    置。
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