JP3353028B2 - 樹脂成形金型 - Google Patents

樹脂成形金型

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JP3353028B2
JP3353028B2 JP19726297A JP19726297A JP3353028B2 JP 3353028 B2 JP3353028 B2 JP 3353028B2 JP 19726297 A JP19726297 A JP 19726297A JP 19726297 A JP19726297 A JP 19726297A JP 3353028 B2 JP3353028 B2 JP 3353028B2
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浩二 山崎
公廣 金子
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この本発明は、コア側入れ子
とキャビティ側入れ子との間に形成された樹脂成形空間
を樹脂を注入して樹脂成形品を形成する樹脂成形金型に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】図27は成形品Aの断面図、図28は成
形品Aを製作するための金型の断面図である。図におい
て、1は成形機本体(図示せず)にクランプ等でベース
に対して固定された金型の固定側取付板、2は固定側取
付板1に隣接されたストリッパープレート、3はストリ
ッパープレート2に隣接された固定側板、4は固定側板
3に装着され成形品Aの表形状が刻設されたキァビ側入
れ子、5は固定側板3に隣接した可動側板、6は可動側
板5に装着され成形品Aの内側の形状が刻設されたコア
側入れ子、7は成形機の型開閉装置(図示せず)に連結
され型開閉装置からの駆動力により上下動するようにな
っている樹脂成形金型の可動側取付板、8は成形品Aを
コア側入れ子6から突き出すためのイジェクターピン、
9はイジェクターピン8のフランジ8aを収納するため
の穴が形成されたイジェクター上板、10はイジェクタ
ー上板9に隣接したイジェクター下板、11は可動側板
5と可動側取付板7との間に設けられ成形機の突き出し
装置12の上下移動に伴いイジェクター下板10の上下
移動を可能にするスペースを確保するためのイジェクタ
ーブロックである。
【0003】13は樹脂を樹脂成形金型内に注入す成形
機の可塑化装置、14aは樹脂を固定側板3に形成され
たランナー15まで案内する一次スプール、14bはラ
ンナー15と成形品Aの樹脂成形空間とを接続する二次
スプールである。上記の金型はストリッパープレート2
と固定側板3との間で分離され、また固定側板3と可動
側板5との間で分離されるものである。
【0004】次に、上記構成の樹脂成形金型を用いて成
形品Aを成形する手順について説明する。可塑化装置1
3から射出された所定量の樹脂は、一次スプール14
a、ランナー15、二次スプール14bを通ってゲート
17から樹脂成形空間16に入る。その後、成形機の型
開閉装置からの駆動力により可動側取付板7が下動し、
この可動側取付板7とともにイジェクターブロック1
1、可動側板5、固定側板3及びストリッパープレート
2等も一体となって下動する。その後、ストリッパープ
レート2のみが上動し、ストリッパープレート2は固定
側板3から引き離される。この時、ロックピン(図示せ
ず)の働きでランナー15及び二次スプール14b内に
残された樹脂はストリッパープレート2と一体となって
上昇する。
【0005】次に、固定側板3は上昇し、可動側板5か
ら引き離され、成形品Aはコア側入れ子6上に残され
る。図29はこのときの樹脂成形金型を構成する、固定
側取付板1、ストリッパープレート2、固定側板3、可
動側板5、キャビティ側入れ子4、コア側入れ子6、イ
ジェクターブロック11、可動側取付板7、イジェクタ
ー上板9及びイジェクター下板10の位置関係を示す図
である。
【0006】次に、成形機の突き出し装置12でイジェ
クター下板10を上動させ、イジェクターピン8を用い
て成形品Aを突き上げることにより、成形品Aは金型か
ら取り出される。
【0007】次に、図30に示すようなアンダーカット
である穴B1を有する成形品Bを成形する金型について
説明する。図31は成形品Bを成形するときの樹脂成形
金型の断面図であり、図において、固定側取付板1、ス
トリッパープレート2、可動側板5、コア側入れ子6、
可動側取付板7、イジェクターピン8、イジェクター上
板9、イジェクター下板10、イジェクターブロック1
1については図28の構造と同一の構造である。また、
一次スプール14a、二次スプール14b及びランナー
15についても図28のものと同じである。
【0008】18は固定側板3Aに所定の角度を有して
取り付けられたアンギュラピン、19は先端部に成形品
Bの穴B1を形成するための突起19aを有しており、
矢印イの方向にのみ摺動するようになっているスライド
コアである。このスライドコア19は図32に示すよう
にガイド部20a、20b(ねじ等の締結手段により可
動側板5に固定されている。)により案内されて可動側
板5の上面を摺動可能になっている。また、このスライ
ドコア19は貫通穴21を有しており、固定側板3Aと
可動側板5とが引き離されたときに、アンギュラピン1
8は貫通穴21から抜けるようになっている。
【0009】次に、上記構成の金型を用いて成形品Bを
成形する手順について説明する。可塑化装置13から射
出された所定量の樹脂は、一次スプール14a、ランナ
ー15、二次スプール14bを通ってゲート17から成
形品Bの樹脂成形空間16に入る。その後、成形機の型
開閉装置からの駆動力により可動側取付板7が下動し、
この可動側取付板7とともにイジェクターブロック1
1、可動側板5、固定側板3A、ストリッパープレート
2も一体となって下動する。その後、ストリッパープレ
ート2のみが上昇し、ストリッパープレート2は固定側
板3Aから引き離される。この時、ロックピン(図示せ
ず)の働きでランナー15及び二次スプール14bに残
された樹脂はストリッパープレート2と一体となって上
昇する。
【0010】次に、固定側板3Aは上昇し、可動側板5
から引き離され、成形品Bは固定側板3Aから分離さ
れ、コア側入れ子6上に残される。固定側板3Aが可動
側板5から引き離されるとき、固定側板3Aと一体のア
ンギュラピン18は固定側板3Aと一緒に上昇し、スラ
イドコア19には上方向の力も作用するが、上方向の移
動はガイド部20a、20bにより阻止され、スライド
コア19は矢印イに示すように水平方向に移動し、スラ
イドコア19の突起19aは成形品Bから離れる。図3
3はこのときの樹脂成形金型の状態を示す図である。
【0011】その後、成形機の突き出し装置12でイジ
ェクター下板10を上動させ、イジェクターピン8を用
いて成形品Bを突き上げることにより、成形品Bは樹脂
成形金型から取り出される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た樹脂成形金型においては、異なる成形品を成形すると
きにはキャビティ側入れ子4、4A及びコア側入れ子6
を交換しなければならないが、そのためには重量の大き
い固定側取付板1、ストリッパープレート2及び固定側
板3、3Aを持ち上げて取り外さなければならず、交換
作業に長時間を要してしまうという問題点があった。ま
た、キャビティ側入れ子4のゲート17と固定側板3、
3Aの二次スプール14bとを一致させる必要性があ
り、キャビティ側入れ子4に合わせて固定側板3、3A
も交換しなければならないといった問題点もあった。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、キャビティ側入れ子及びコア
側入れ子の交換作業を短時間でできる等の樹脂成形金型
を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1の樹
脂成形金型は、成形機の型開閉装置の駆動力によりベー
スに対して上下動する可動側取付板と、この可動側取付
板上方に間隔をおいてベースに対して固定された固定側
取付板と、この固定側取付板と前記可動側取付板との間
に設けられた外側可動側板と、この外側可動側板上に設
けられた外側固定側板とを有する外側金型本体と、前記
外側可動側板の内側に設けられた内側可動側板と、この
内側可動側板上に載置されたコア側入れ子と、このコア
側入れ子に載置されゲートを通じて樹脂が流入する樹脂
成形空間を形成したキャビティ側入れ子と、このキャビ
ティ側入れ子上に載置されているとともに前記外側固定
側板の内側に設けられた内側固定側板とを有し、前記外
側金型本体に対して引き出し可能になっている内側金型
本体と、前記外側可動側板と前記内側可動側板とを結合
した可動側板結合手段と、前記外側固定側板と前記内側
固定側板とを結合した固定側板結合手段とを備え、また
外側可動側板と外側固定側板との間に設けられ外側固定
側板が外側可動側板から分離するときに外側可動側板上
を樹脂成形空間から離れる方向に摺動するスライドコア
と、このスライドコアの端部に設けられアンダーカット
を形成するアンダーカット形成部材とを備えたものであ
る。
【0015】
【0016】
【0017】また、請求項の樹脂成形金型では、可動
側板結合手段は、外側可動側板と内側可動側板とに当接
した可動側板結合板と、この可動側板結合板を外側可動
側板及び内側可動側板にそれぞれ固定したねじとを備
え、固定側板結合手段は、外側固定側板と内側固定側板
とに当接した固定側板結合板と、この固定側板結合板を
外側固定側板及び内側固定側板にそれぞれ固定したねじ
とを備えたものである。
【0018】また、請求項の樹脂成形金型は、成形機
の型開閉装置の駆動力によりベースに対して上下動する
可動側取付板と、この可動側取付板上に間隔をおいてベ
ースに対して固定された固定側取付板と、この固定側取
付板と前記可動側取付板との間に設けられた外側可動側
板と、この外側可動側板上に載置された外側固定側板と
を有する外側金型本体と、前記外側可動側板に係合した
内側可動側板と、前記内側可動側板上に載置されたコア
側入れ子と、このコア側入れ子に載置されゲートを通じ
て樹脂が流入する樹脂成形空間を形成したキャビティ側
入れ子と、このキャビティ側入れ子上に載置されている
とともに前記外側固定側板に係合した内側固定側板と、
前記可動側取付板上に設けられているとともに前記内側
可動側板と一体のストッパとを有する内側金型本体と、
前記ストッパと前記可動側取付板との間に形成された穴
に圧入されストッパを介して前記内側可動側板と前記外
側可動側板とを結合した楔形状の可動側板スペーサを有
する可動側板結合手段と、前記外側固定側板と前記内側
固定側板との間に形成された穴に圧入され前記内側固定
側板と前記外側固定側板とを結合した楔形状の固定側板
スペーサを有する固定側板結合手段とを備えたものであ
る。
【0019】また、請求項の樹脂成形金型では、可動
側板結合手段は、可動側板スペーサの端面を押圧して可
動側板スペーサを穴に圧入させるねじを有しており、固
定側板結合手段は、固定側板スペーサの端面を押圧して
固定側板スペーサを穴に圧入させるねじを有しているも
のである。
【0020】また、請求項の樹脂成形金型では、内側
固定側板は、複数個のランナー及びそれぞれのランナー
に接続したスプールが形成されているものである。
【0021】また、請求項の樹脂成形金型では、ラン
ナーには樹脂の流れを遮断するブロックを収納する穴が
形成されているものである。
【0022】また、請求項の樹脂成形金型では、直方
体形状のブロックの一面には穴に収納されたときにラン
ナーの内壁面と同一面状になる樹脂流通部が形成されて
いるものである。
【0023】
【0024】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 以下、この発明の実施の形態1の樹脂成形金型について
説明する。図1はこの樹脂成形金型の断面図であり、こ
の樹脂成形金型は図2に示す外側金型本体22と図3に
示す内側金型本体23とから構成されている。図1及び
図2において、1は成形機本体にクランプ等でベースに
対して固定された固定側取付板、2は固定側取付板1に
隣接されたストリッパープレート、24はストリッパー
プレート2に隣接しているとともに切り欠き部25を有
する外側固定側板、18は外側固定側板24に所定の角
度を有して取り付けられたアンギュラピン、26は水平
方向に摺動可能になっておりアンギュラピン18が挿脱
する貫通穴21を有しているスライドコア、27は外側
固定側板24に隣接しているとともに切り欠き部28を
有する外側可動側板、11はイジェクターブロック、7
は成形機の型開閉装置に連結された可動側取付板、13
は樹脂を樹脂成形金型内に注入する成形機の可塑化装
置、14aは固定側取付板1、ストリッパープレート2
に形成された一次スプールである。
【0025】図3は図1に示した内側金型本体23の断
面図である。図において、29は外側固定側板24の切
り欠き部25に係合する突起30を有する内側固定側
板、31は内側固定側板29にねじ等の締結手段で固定
され表面に成形品の表形状が刻設されたキャビティ側入
れ子、32は外側可動側板27の切り欠き部28に係合
された突起33を有する内側可動側板、34は内側可動
側板32にねじにより固定されているとともに成形品の
裏の形状が刻設されたコア側入れ子である。
【0026】35は成形品をコア側入れ子34から取り
出すためのイジェクターピン8のフランジ8aを収める
ための穴加工が施されたイジェクター上板、36はイジ
ェクター下板、37は成形機の突き出し装置12により
イジェクター下板36を押し上げるのに必要とするスペ
ースを確保するためのイジェクターブロック、38はイ
ジェクター下板36のストッパである。なお、14cは
ランナー15と成形品の樹脂成形空間16とを接続する
二次スプールである。また、外側可動側板27の切り欠
き部28と内側可動側板32の突起33とにより外側可
動側板27と内側可動側板32とを結合する可動側板結
合手段を構成している。また、外側固定側板24の切り
欠き部25と内側固定側板29の突起30とにより固定
側板結合手段を構成している。
【0027】次に、上記構成の樹脂成形金型を用いて成
形品Aを成形する手順について説明する。可塑化装置1
3から射出された所定量の樹脂は、一次スプール14
a、ランナー15、二次スプール14cを通ってゲート
17から樹脂成形空間16に入る。その後、成形機の型
開閉装置からの駆動力により可動側取付板7が下動し、
この可動側取付板7とともに固定側取付板1を除いた樹
脂成形金型の構成要素は全て下動する。その後、ストリ
ッパープレート2のみが上昇し、ストリッパープレート
2は外側固定側板24及び内側固定側板29から引き離
される。この時、ロックピン(図示せず)の働きでラン
ナー15及び二次スプール14cに残された樹脂はスト
リッパープレート2と一体となって上昇する。
【0028】次に、外側固定側板24、内側固定側板2
9及びキャビティ側入れ子31は上昇し、外側可動側板
27及び内側可動側板32から引き離され、成形品Aは
キャビティ側入れ子31から分離される。図4はこのと
きの樹脂成形金型を示す図である。なお、外側固定側板
24の上昇に伴い、外側固定側板24に固定されたアン
ギュラピン18も一緒に上昇し、スライドコア26には
上方向の力も作用する。しかしながら、このスライドコ
ア26も図32に示した従来のスライドコア19と同様
に、ガイド部により上方向の移動は阻止され、スライド
コア26は水平外側方向に移動する。
【0029】その後、成形機の突き出し装置12でイジ
ェクター下板36を上動させ、イジェクターピン8を用
いて成形品Aを突き上げることにより、成形品Aは樹脂
成形金型から取り出される。
【0030】実施の形態2. 次に、成形品Bを成形する場合について説明する。穴B
1が形成された成形品Bを成形するには、図5に示す部
材、即ちアンダーカット形成部材40、キャビティ側入
れ子41を用意する必要性がある。そして、アンダーカ
ット形成部材40をスライドコア26に取り付け、また
キャビティ側入れ子41を内側固定側板29に取り付け
ればよい。図6はそのときの樹脂成形金型の断面図であ
り、アンダーカット形成部材40、キャビティ側入れ子
41以外の構成要素は図1の構成要素と同一であり、そ
れらの説明は省略する。
【0031】次に、上記樹脂成形金型を用いて成形品B
を成形する手順について説明する。可塑化装置13から
射出された所定量の樹脂は、一次スプール14a、ラン
ナー15、二次スプール14cを通ってゲート17から
樹脂成形空間16に入る。その後、成形機の型開閉装置
からの駆動力により可動側取付板7が下動し、この可動
側取付板7とともに固定側取付板1を除いた樹脂成形金
型の構成要素は全て下動する。その後、ストリッパープ
レート2のみが上昇し、ストリッパープレート2は外側
固定側板24及び内側固定側板29から引き離される。
この時、ロックピン(図示せず)の働きでランナー15
及び二次スプール14cに残された樹脂はストリッパー
プレート2と一体となって上昇する。
【0032】次に、外側固定側板24、内側固定側板2
9及びキャビティ側入れ子41は上昇し、外側可動側板
27及び内側可動側板32から引き離され、成形品Bは
キャビティ側入れ子41から分離され、コア側入れ子3
4に残される。外側固定側板24の上昇に伴い、外側固
定側板24に固定されたアンギュラピン18も一緒に上
昇し、スライドコア26には上方向の力も作用する。し
かしながら、このスライドコア26も図32に示した従
来のスライドコア19と同様に、ガイド部により上方向
の移動は阻止され、スライドコア26及びアンダーカッ
ト形成部材40は水平外側方向に移動し、アンダーカッ
ト形成部材40は成形品Bの穴B1から離れる。
【0033】次に、成形機の突き出し装置12でイジェ
クター下板36を上動させ、イジェクターピン8を用い
て成形品Bを突き上げることにより、成形品Bは金型か
ら取り出される。
【0034】上記の説明から分かるように、樹脂成形金
型による成形品Aの成形をアンダーカットである穴B1
を有する成形品Bの成形に切り換えるときには、キャビ
ティ側入れ子31をキャビティ側入れ子41及びアンダ
ーカット形成部材40と交換すればよく、外側固定側板
24及び内側固定側板29については共用することがで
き、それだけ樹脂成形金型のコストが低減化される。ま
た、その交換作業は、外側金型本体22から内側金型本
体23を引き出して行えばよく、簡単に行うことができ
る。
【0035】実施の形態3. 実施の形態1では内側固定側板29の突起30を外側固
定側板24の切り欠き部25に係合し、内側可動側板3
2の突起33を外側可動側板27の切り欠き部28に係
合して、外側金型本体22と内側金型本体23とを結合
したが、外側金型本体22と内側金型本体23とをねじ
等の締結手段により一体化してもよい。図7はそのとき
の例を示す樹脂成形金型の正面図である。図において、
42は外側固定側板24と内側固定側板29とを結合す
るための固定側板結合板、43は固定側板結合板42を
外側固定側板24及び内側固定側板29に固着するため
のねじ、44は外側可動側板27と内側可動側板32と
を結合するための可動側板結合板、45は可動側板結合
板44を外側可動側板27及び内側可動側板32に固着
するためのねじである。なお、固定側板結合板42とね
じ43とにより固定側板結合手段を構成しており、可動
側板結合板44とねじ45とにより可動側板結合手段を
構成している。
【0036】この樹脂成形金型では、固定側板結合板4
2及びねじ43を用いて外側固定側板24と内側固定側
板29とを結合し、また可動側板結合板44及びねじ4
5を用いて外側可動側板27と内側可動側板32とを結
合することにより、外側金型本体22と内側金型本体2
3とを簡単に結合することができる。実施の形態1、2
の場合には、突起30、33を切り欠き部25、28に
一方向からしか係合することができず、それだけ外側金
型本体22と内側金型本体23との結合作業に制約が生
じたが、この実施の形態ではそのような制約はなく、コ
ア側入れ子、キャビティ側入れ子等の交換作業がそれだ
け簡単になる。
【0037】実施の形態4. 図8はこの発明の実施の形態3の正面図、図9は図8の
IX−IX線に沿う断面図、図10は図8のX−X線に
沿う断面図である。図において、46は内側固定側板2
9の突起30と外側固定側板24との間の穴50に挿着
された楔形の固定側板スペーサ、47は固定側板スペー
サ46を外側固定側板24に固着した締結手段であるね
じ、48はストッパ38と可動側取付板7との間に形成
された穴51に挿着された楔形の可動側板スペーサ、4
9は可動側板スペーサ48を可動側取付板7に固着した
締結手段であるねじである。なお、固定側板スペーサ4
6とねじ47とにより固定側板結合手段を構成してお
り、可動側板スペーサ48とねじ49とにより可動側板
結合手段を構成している。
【0038】この樹脂成形金型では、穴50に可動側板
スペーサ46を挿着し、この固定側板スペーサ46をね
じ47を用いて外側固定側板24に固定し、穴51に可
動側板スペーサ48を挿着し、この可動側板スペーサ4
8をねじ49を用いて可動側取付板7に固定することに
より、外側金型本体22と内側金型本体23とを簡単に
結合することができる。また、固定側板スペーサ46及
び可動側板スペーサ48はともに楔形形状をしており、
外側金型本体22と内側金型本体23とを強固に一体化
することができる。
【0039】実施の形態5. 図11はこの発明の実施の形態4の正面図、図12は図
11のXII−XII線に沿う断面図、図13は図11
のXIII−XIII線に沿う断面図である。図におい
て、52は内側固定側板29の突起30と外側固定側板
24との間の穴50に挿着された楔形の固定側板スペー
サ、54は固定側板スペーサ52に第ねじ53により結
合された補助板、55は補助板54を外側固定側板24
に固定する締結手段であるねじ、56は固定側板スペー
サ52と補助板54との間に介在し固定側板スペーサ5
2の長手方向の挿入距離を調整するための調整用スペー
サである。57はストッパ38と可動側取付板7の間の
穴51に挿着された楔形の可動側板スペーサ、59は可
動側板スペーサ57にねじ58により結合された補助
板、60は補助板59を可動側取付板7に固定する締結
手段であるねじ、61は可動側板スペーサ57と補助板
59との間に介在し可動側板スペーサ57の長手方向の
挿入距離を調整するための調整用スペーサである。
【0040】この樹脂成形金型では、穴50に固定側板
スペーサ52を圧入する。その圧入は次の手順で行われ
る。まず、予め補助板54にねじ53を用いて固定側板
スペーサ52を結合しておく。この状態で、穴50に固
定側板スペーサ52を挿入し、かつねじ55を回転させ
ながら、補助板54を介して固定側板スペーサ52をそ
の長手方向に押し込む。なお、固定側板スペーサ52の
最後端部の寸法は穴50の内寸法よりも大きく設定して
あるので、固定側板スペーサ52が完全に穴52内に圧
入されたときには、その最後端部は塑性変形しており、
外側固定側板24と内側固定側板29とは強固に固定さ
れ、一体化されている。また、穴51に可動側板スペー
サ57を圧入するが、その手順は、穴50に固定側板ス
ペーサ52を圧入するときと同様に行うことにより、外
側可動側板27と内側可動側板29とは強固に固定化さ
れ、一体化される。
【0041】実施の形態6. 図14はこの発明の実施の形態5の正面図、図15は図
14のXV−XV線に沿う断面図、図16は図14のX
VII−XVI線に沿う断面図,図17は図15の要部
拡大図である。図において、52は内側固定側板29の
突起30と外側固定側板24との間の穴50に挿着され
た楔形の固定側板スペーサ、62はねじ55で外側固定
側板24に固定された補助板、63は補助板62に螺着
したねじである。このねじ63は、補助板62に雌ねじ
穴が形成されており、この雌ねじ穴に螺合することによ
り、前進し、固定側板スペーサ52の端面を押圧するも
のである。なお、固定側板スペーサ52、ねじ63、補
助板62及びねじ55により、外側固定側板24と内側
固定側板29とを結合する固定側板結合手段を構成して
いる。
【0042】57はストッパ38と可動側取付板7の間
の穴51に挿着された楔形の可動側板スペーサ、64は
ねじ60で可動側取付板7に固定された補助板、65は
補助板64に螺着したねじである。このねじ65も回転
とともに前進し、可動側板スペーサ57の端面を押圧す
るものである。なお、可動側板スペーサ57、ねじ6
0、補助板64及びねじ65により、外側可動側板27
と内側可動側板32とを結合する可動側板結合手段を構
成している。
【0043】この樹脂成形金型では、穴50に固定側板
スペーサ52を圧入するにはねじ63を螺入して固定側
板スペーサ52の端面を押圧すればよい。なお、固定側
板スペーサ52の最後端部の寸法は穴50の内寸法より
も大きく設定してあるので、固定側板スペーサ52が完
全に穴50内に圧入されたときには、その最後端部は塑
性変形しており、外側固定側板24と内側固定側板29
とは強固に固定され、一体化されている。また、穴51
に可動側板スペーサ57を圧入するにはねじ65を螺入
して可動側板スペーサ57を押圧すればよい。このこと
により、外側可動側板27と内側可動側板29とは強固
に固定化され、一体化される。
【0044】実施の形態7. 図18はこの発明の実施の形態6の内側固定側板の斜視
図、図19は図18のXIX−XIX線に沿う断面図で
ある。図において、70は内側金型本体23の内側固定
側板、72a〜72hは内側固定側板70の表面に中心
部から放射線状に8方向にそれぞれ延びたランナー、7
3a〜73hは各ランナー72a〜72hの先端部で垂
直方向に貫通した二次スプール、73iは内側固定側板
70の中心部で垂直方向に貫通した二次スプールであ
る。図20はキャビティ側入れ子74に内側固定側板7
0が載置されたときの側断面図であり、このキャビティ
側入れ子74のゲート75は次の手順で形成される。即
ち、キャビティ側入れ子74に内側固定側板70を載置
したとき、複数個の二次スプール73a〜73iから適
当な二次スプール73iを選択し、その選択された二次
スプール73iに対応したキャビティ側入れ子74の箇
所を穿ちゲート75を形成すればよい。また、ゲート7
5の数を増加させたいときには、他の二次スプール73
a〜73hに対応する箇所を穿つようにすればよい。
【0045】実施の形態8. 図21はこの発明の実施の形態7の内側固定側板の斜視
図、図22は図21のXXII−XXII線に沿う断面
図である。図において、76は第2の固体側板、77a
〜77hは内側固定側板77の表面に中心部から放射線
状に8方向にそれぞれ延びたランナー、78a〜78h
は各ランナー72a〜72hの先端部で垂直方向に貫通
した二次スプール、78iは内側固定側板76の中心部
で垂直方向に貫通した二次スプール、79は各ランナー
72a〜72hの途中に形成された穴で、この穴79に
図23、図24に示すブロック80が嵌着され、ランナ
ー77a〜77hを通過する樹脂を遮断するようになっ
ている。81はブロック80の一端部に形成された樹脂
流通部、82はブロック80の他端部に形成された樹脂
遮断部である。
【0046】図25は穴79にブロック80を嵌着した
ときの内側固定側板76の斜視図であり、この図の内側
固定側板76では、ランナー77a、77eのブロック
穴79に、樹脂流通部81を上面にしてブロック80が
嵌着されており、その他のランナー77のブロック穴7
9に、樹脂遮断部82を上面にしてブロック80が嵌着
されている。そのため、樹脂はランナー77a、77
e、二次スプール78a、78e、ゲート75を通って
キャビティ側入れ子74とコア側入れ子との間の樹脂成
形空間内に流入する。
【0047】実施の形態9.図26はこの発明の実施の
形態8の断面図であり、この実施の形態では、気体吹き
出し装置83にポーラス状のセラミックスで構成された
コア側入れ子84が接触して設けられており、気体吹き
出し装置83からの高圧空気をコア側入れ子84に吹き
出し、その風圧で成形品を樹脂成形金型から取り出すよ
うになっている点が図1で示した実施の形態1の樹脂成
形金型と異なる。このため、実施の形態1で必要とした
成形品突き出しのためのイジェクター機構が不要にな
り、金型の構造が簡単になる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1の樹脂成形金型によれば、外側金型本体と、この外側
金型本体から引き出し可能になっている内側金型本体
と、外側可動側板と内側可動側板とを結合する可動側板
結合手段と、外側固定側板と内側固定側板とを結合する
固定側板結合手段とを備えたので、成形品の切り換えの
際、キャビティ側入れ子及びコア側入れ子の交換作業を
行うとき、外側金型本体から内側金型本体を引き出し、
内側金型本体のキャビティ側入れ子及びコア側入れ子の
交換作業を行えばよく、外側金型本体については、交換
作業に関与しなくてすみ、それだけ交換作業が簡単化さ
れる。また、外側可動側板と外側固定側板との間に設け
られ、端部にアンダーカットを形成するアンダーカット
形成部材が取り付けられ外側固定側板が外側可動側板か
ら分離するときに外側可動側板上を樹脂成形空間から離
れる方向に摺動するスライドコアを備えたので、アンダ
ーカットを有する成形品の成形に切り換えるときでも、
内側固定側板についてはそのまま用いることができ、ア
ンダーカット専用の内側固定側板を製作する必要性がな
く、それだけ樹脂成形金型の製作コストを低減化するこ
とができる。
【0049】
【0050】
【0051】また、請求項の樹脂成形金型によれば、
可動側板結合手段として、外側可動側板と内側可動側板
とに当接した可動側板結合板と、この可動側板結合板を
外側可動側板及び内側可動側板にそれぞれ固定したねじ
とを備え、固定側板結合手段として、外側固定側板と内
側固定側板とに当接した固定側板結合板と、この固定側
板結合板を外側固定側板及び内側固定側板にそれぞれ固
定したねじとを備えたので、簡単な構造で外側可動側板
と内側可動側板とを結合することができ、また外側固定
側板と内側固定側板とを結合することができる。また、
外側金型本体と内側金型本体との分離、結合に際して
は、所定の方向から挿脱しなければならないといった制
約はなく、キャビティ側入れ子及びコア側入れ子の交換
作業性が向上する。
【0052】また、請求項の樹脂成形金型によれば、
外側金型本体と、内側金型本体と、ストッパと可動側取
付板との間に形成された穴に圧入されストッパを介して
内側可動側板と外側可動側板とを結合した楔形状の可動
側板スペーサを有する可動側板結合手段と、外側固定側
板と内側固定側板との間に形成された穴に圧入され内側
固定側板と外側固定側板とを結合した楔形状の固定側板
スペーサを有する固定側板結合手段とを備えたので、内
側可動側板と外側可動側板とは強固に結合され、また内
側固定側板と外側固定側板とは強固に結合される結果、
内側金型本体と外側金型本体とは強固に結合される。ま
た、外側金型本体に内側金型本体を挿着するときには、
外側可動側板と内側可動側板との間の係合部には空隙が
あり、また外側固定側板と内側固定側板との間の係合部
にも空隙があり、外側金型本体に締付部材を被取付部材
に螺着することで被取付部材に固定されるようになって
いる内側金型本体を円滑に挿着することができる。
【0053】また、請求項の樹脂成形金型によれば、
可動側板結合手段は、可動側板スペーサの端面を押圧し
て可動側板スペーサを穴に圧入させるねじを有してお
り、固定側板結合手段は、固定側板スペーサの端面を押
圧して固定側板スペーサを穴に圧入させるねじを有して
いるので、内側可動側板と外側可動側板との結合強度を
簡単に調整でき、また内側固定側板と外側固定側板との
結合強度も簡単に調整できる。
【0054】また、請求項の樹脂成形金型によれば、
内側固定側板は、複数個のランナー及びそれぞれのラン
ナーに接続したスプールが形成されているので、キャビ
ティ側入れ子に合わせてランナー、スプールを形成した
内側固定側板をそれぞれ用意する必要性がなくなり、そ
れだけ樹脂成形金型の作成コストを低減化することがで
きる。
【0055】また、請求項の樹脂成形金型によれば、
ランナーには樹脂の流れを遮断するブロックを収納する
穴が形成されているので、必要なランナー以外には樹脂
が流れないようになっており、樹脂の無駄な使用を防止
することができる。
【0056】また、請求項の樹脂成形金型によれば、
直方体形状のブロックの一面には穴に収納されたときに
ランナーの内壁面と同一面状になる樹脂流通部が形成さ
れているので、ランナーでは樹脂を円滑に流すことがで
きる。
【0057】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1の断面図である。
【図2】 図1の外側金型本体の断面図である。
【図3】 図1の内側金型本体の断面図である。
【図4】 図1の金型の使用途中を示す断面図である。
【図5】 図5(a)はこの発明の実施の形態2のコア
側入れ子の断面図、図5(b)はコア側入れ子、アンダ
ーカット形成部材及びキャビティ側入れ子の断面図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態2の樹脂成形金型の断
面図である。
【図7】 この発明の実施の形態3の樹脂成形金型の断
面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4の樹脂成形金型の断
面図である。
【図9】 図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【図10】 図8のX−X線に沿う断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態5の樹脂成形金型の
断面図である。
【図12】 図11のXII−XII線に沿う断面図で
ある。
【図13】 図11のXIII−XIII線に沿う断面
図である。
【図14】 この発明の実施の形態6の樹脂成形金型の
断面図である。
【図15】 図14のXV−XV線に沿う断面図であ
る。
【図16】 図14のXVI−XVI線に沿う断面図で
ある。
【図17】 図15の要部拡大図である。
【図18】 この発明の実施の形態7の内側固体側板の
斜視図である。
【図19】 図18のXIX−XIX線に沿う断面図で
ある。
【図20】 図18の内側固定側板がキャビティ側入れ
子に載置された状態での断面図である。
【図21】 この発明の実施の形態8の内側固体側板の
斜視図である。
【図22】 図21のXXII−XXII線に沿う断面
図である。
【図23】 ブロックの斜視図である。
【図24】 図23のブロックを反転させたときの斜視
図である。
【図25】 図21の内側固定側板の穴に図23のブロ
ックを嵌着させたときの斜視図である。
【図26】 この発明の実施の形態9の樹脂成形金型の
断面図である。
【図27】 成形品Aの断面図である。
【図28】 成形品Aを成形する従来の樹脂成形金型の
断面図である。
【図29】 図28の樹脂成形金型の使用途中を示す断
面図である。
【図30】 成形品Bの断面図である。
【図31】 成形品Bを成形する従来の樹脂成形金型の
断面図である。
【図32】 図31の要部側断面図である。
【図33】 図31の樹脂成形金型の使用途中を示す断
面図である。
【符号の説明】
1 固定側取付板、2 ストリッパープレート、7 可
動側取付板、22 外側金型本体、23 内側金型本
体、24 外側固定側板、26 スライドコア、27
外側可動側板、29 内側固定側板、32 内側可動側
板、34 コア側入れ子、39 コア側入れ子、40
アンダーカット形成部材、42 固定側板結合板、43
ねじ、44 可動側板結合板、45 ねじ、46 固
定側板スペーサ、47 ねじ、48 可動側板スペー
サ、49 ねじ、52 固定側板スペーサ、57 可動
側板スペーサ、70 内側固定側板、72a〜72h
ランナー、73a〜73i 二次スプール、74 キャ
ビティ側入れ子、75 ゲート、76 内側固定側板、
79 穴、80 ブロック、81 樹脂流通部、82樹
脂遮断部、83 気体吹き出し装置、84 コア側入れ
子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−251426(JP,A) 特開 平8−25418(JP,A) 特開 平5−237881(JP,A) 特開 平7−266380(JP,A) 特開 平1−210323(JP,A) 実開 平6−23729(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 33/00 - 33/76 B29C 45/00 - 45/84

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形機の型開閉装置の駆動力によりベー
    スに対して上下動する可動側取付板と、この可動側取付
    板上方に間隔をおいてベースに対して固定された固定側
    取付板と、この固定側取付板と前記可動側取付板との間
    に設けられ外側可動側板と、この外側可動側板上に設け
    られた外側固定側板とを有する外側金型本体と、 前記外側可動側板の内側に設けられた内側可動側板と、
    この内側可動側板上に載置されたコア側入れ子と、この
    コア側入れ子に載置されゲートを通じて樹脂が流入する
    樹脂成形空間を形成したキャビティ側入れ子と、このキ
    ャビティ側入れ子上に載置されているとともに前記外側
    固定側板の内側に設けられた内側固定側板とを有し、前
    記外側金型本体から引き出し可能になっている内側金型
    本体と、 前記外側可動側板と前記内側可動側板とを結合する可動
    側板結合手段と、 前記外側固定側板と前記内側固定側板とを結合する固定
    側板結合手段と を備え また、前記外側可動側板と前記外側固定側板との間に設
    けられ、外側固定側板が外側可動側板から分離するとき
    に外側可動側板上で樹脂成形空間から離れる方向に摺動
    するスライドコアと、このスライドコアの端部に設けら
    れアンダーカットを形成するアンダーカット形成部材と
    を備えた樹 脂成形金型。
  2. 【請求項2】 可動側板結合手段は、外側可動側板と内
    側可動側板とに当接した可動側板結合板と、この可動側
    板結合板を外側可動側板及び内側可動側板にそれぞれ固
    定したねじとを備え、固定側板結合手段は、外側固定側
    板と内側固定側板とに当接した固定側板結合板と、この
    固定側板結合板を外側固定側板及び内側固定側板にそれ
    ぞれ固定したねじとを備えた請求項1記載の樹脂成形金
    型。
  3. 【請求項3】 成形機の型開閉装置の駆動力によりベー
    スに対して上下動する可動側取付板と、この可動側取付
    板上に間隔をおいてベースに対して固定された固定側取
    付板と、この固定側取付板と前記可動側取付板との間に
    設けられた外側可動側板と、この外側可動側板上に載置
    された外側固定側板とを有する外側金 型本体と、 前記外側可動側板に係合した内側可動側板と、前記内側
    可動側板上に載置されたコア側入れ子と、このコア側入
    れ子に載置されゲートを通じて樹脂が流入する樹脂成形
    空間を形成したキャビティ側入れ子と、このキャビティ
    側入れ子上に載置されているとともに前記外側固定側板
    に係合した内側固定側板と、前記可動側取付板上に設け
    られているとともに前記内側可動側板と一体のストッパ
    とを有し、前記外側金型本体に対して引き出し可能にな
    っている内側金型本体と、 前記ストッパと前記可動側取付板との間に形成された穴
    に圧入されストッパを介して前記内側可動側板と前記外
    側可動側板とを結合した楔形状の可動側板スペーサを有
    する可動側板結合手段と、 前記外側固定側板と前記内側固定側板との間に形成され
    た穴に圧入され前記内側固定側板と前記外側固定側板と
    を結合した楔形状の固定側板スペーサを有する固定側板
    結合手段とを備えた樹脂成形金型。
  4. 【請求項4】 可動側板結合手段は、可動側板スペーサ
    の端面を押圧して可動側板を穴に圧入させるねじを有し
    ており、固定側板結合手段は、固定側板スペーサの端面
    を押圧して固定側板スペーサを穴に圧入させるねじを有
    している請求項3記載の樹脂成形金型。
  5. 【請求項5】 内側固定側板には複数個のランナー及び
    それぞれのランナーに接続したスプールが形成されてい
    る請求項1ないし請求項4の何れかに記載の樹脂成形金
    型。
  6. 【請求項6】 ランナーには樹脂の流れを遮断するブロ
    ックを収納する穴が形成されている請求項5記載の樹脂
    成形金型。
  7. 【請求項7】 直方体形状のブロックの一面には穴に収
    納されたときにランナーの内壁面と同一面状になる樹脂
    流通部が形成された請求項6記載の樹脂成形金型。
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