JP3352941B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP3352941B2
JP3352941B2 JP11052898A JP11052898A JP3352941B2 JP 3352941 B2 JP3352941 B2 JP 3352941B2 JP 11052898 A JP11052898 A JP 11052898A JP 11052898 A JP11052898 A JP 11052898A JP 3352941 B2 JP3352941 B2 JP 3352941B2
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  • Bipolar Transistors (AREA)
  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Bipolar Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置およびそ
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のバイポーラトランジスタの構成を
図11を参照して説明する。この従来のバイポーラトラ
ンジスタにおいては、シリコン基板81にディープトレ
ンチ素子分離絶縁膜83aによって素子分離された素子
領域82,82aが形成されている。この素子領域8
2,82aはシャロウトレンチ素子分離絶縁膜83によ
ってベース形成予定領域82とコレクタ形成予定領域8
2aに分離されている。
【0003】ベース形成予定領域82上にはベースエピ
タキシャル層84が形成されている。このベースエピタ
キシャル層84と同層となる多結晶シリコン層84aが
ベース形成予定領域82を囲む絶縁膜83上に形成され
ている。またコレクタ形成予定領域82a上にはコレク
タエピタキシャル層84bが形成されている。
【0004】ベースエピタキシャル層84の表面領域に
はエミッタ領域92が形成されている。またこのエミッ
タ領域92上に開孔を有する絶縁膜(エッチングストッ
パ膜とも言う)85がベースエピタキシャル層84上に
形成されている。そして上記絶縁膜85およびベースエ
ピタキシャル層84上に多結晶シリコンからなるベース
引出し電極86が形成されている。ベース引出し電極8
6にはエミッタ領域92上に開孔が設けられており、こ
の開孔は絶縁膜85の開孔よりも大きい。
【0005】ベース引出し電極86に設けられた開孔の
側部に絶縁物からなるスペーサ膜93が形成されてい
る。
【0006】またエミッタ領域92と電気的に接続され
る多結晶シリコンからなるエミッタ電極90が上記開孔
を埋込むように形成されている。
【0007】このエミッタ電極90はベース引出し電極
86とはスペーサ膜93によって電気的絶縁されてい
る。
【0008】一方、コレクタエピタキシャル層84b上
には多結晶シリコンからなるコレクタ電極86aが形成
されている。
【0009】ベース引出し電極86、コレクタ電極86
a、およびエミッタ電極90の表面には高融点金属シリ
サイド膜94が形成され、低抵抗化が図られている。こ
れらのベース引出し電極86、コレクタ電極86a、お
よびエミッタ電極90上には層間絶縁膜96が形成され
ている。そしてこの層間絶縁膜96には上記各電極8
6,86a,90とのコンタクトを取るためのコンタク
ト孔が開孔されている。これらのコンタクト孔を埋込む
ように金属からなる金属電極98a,98b,98cが
形成されている。
【0010】次に上記従来のバイポーラトランジスタの
製造方法を図12を参照して説明する。
【0011】まず図12(a)に示すようにシリコン基
板81にトレンチを形成し、このトレンチを絶縁膜83
で埋込むことにより素子分離を行い、素子領域82を形
成する。次に第1導電型(例えばp型)の不純物を導入
しながらエピタキシャル成長を行うことにより、素子領
域82上にはベース層となる単結晶シリコン層(ベース
エピタキシャル層ともいう)84を形成するとともに、
素子分離絶縁膜83上には多結晶シリコン層84aを形
成する(図12(b)参照)。続いて基板表面に例えば
SiO2 からなる酸化膜を堆積し、パターニングするこ
とにより、エッチングストッパ膜85を形成する(図1
2(b)参照)。
【0012】次に基板全面に多結晶シリコン膜を堆積
し、続いてこの多結晶シリコン膜に第1導電型の不純物
を注入した後、この多結晶シリコン膜、および多結晶シ
リコン層84aの一部を異方性エッチング(例えばRI
E(Reactive Ion-Etching))によって除去し、多結晶
シリコンからなるベース引出し電極86を形成する(図
12(c)参照)。
【0013】次に基板全面に酸化膜87を堆積し、エミ
ッタが形成される領域上の酸化膜87およびベース引出
し電極86を異方性エッチングを用いて除去し、底面に
エッチングストッパ膜85が露出する開孔88を形成す
る(図12(d)参照)。
【0014】次に、基板全面に窒化膜を堆積し、RIE
等の異方性エッチングを用いてエッチングを行うことに
より開孔88の側部に窒化物からなる側壁膜89を形成
する(図12(e)参照)。続いて異方性エッチングを
用いて開孔88の底面に露出しているエッチングストッ
パ膜85を除去し、エピタキシャル層84を露出させる
(図12(e)参照)。
【0015】次にこうして形成されたエミッタ開孔、お
よび開孔88を埋込むように基板全面に多結晶シリコン
膜90を堆積し、この多結晶シリコン膜に第2導電型
(例えばn型)の不純物を注入した後、熱処理すること
により、エピタキシャル層84の表面領域に上記不純物
を拡散させエミッタ領域92を形成する(図12(f)
参照)。続いて多結晶シリコン膜90をパターニングす
ることによりエミッタ電極90を形成する(図12
(f)参照)。
【0016】次にエミッタ電極90をマスクにして異方
性エッチングを用いて酸化膜87を除去する(図12
(g)参照)。このときエミッタ電極90下の酸化膜8
7は除去されない。この除去されない酸化膜87と側壁
膜89とからスペーサ膜93が構成される(図12
(g)参照)。
【0017】次に基板全面に高融点金属(例えばTi)
をスパッタ法を用いて堆積し、熱処理することにより、
ベース引出し電極86およびエミッタ電極90上にシリ
サイド層94を形成する(図12(h)参照)。これに
よりベース引出し電極86およびエミッタ電極90は低
抵抗化される。
【0018】次に図12(i)に示すように基板全面に
層間絶縁膜96を堆積し、この層間絶縁膜96に、ベー
ス引出し電極86およびエミッタ電極90とのコンタク
トを取るためのコンタクト孔を各々開孔する。そしてこ
れらのコンタクト孔を埋込むように基板全面に金属膜を
堆積し、この金属膜をパターニングすることにより、金
属電極98a,98bを形成し、バイポーラトランジス
タを完成する(図12(i)参照)。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】近年、バイポーラトラ
ンジスタの高速化、低消費電力化が求められており、こ
のためエミッタと真性ベースの領域の微細化が進んでい
る。しかし微細化を進めていくと、バイポーラの本質的
なところではなく、バイポーラトランジスタの動作には
不要は寄生的な領域の割合が増大していく。このためベ
ース抵抗、エミッタ抵抗、等の寄生抵抗、ベース・コレ
クタ間容量等の寄生容量が、真性領域の抵抗、容量に比
べて大きくなり、高速化、低消費電力化の妨げになって
いる。
【0020】上述の従来のバイポーラトランジスタにお
いては、エッチングストッパ膜85の幅は、側壁89の
厚さと開孔88の合わせ余裕の分だけ余計に広くする必
要がある。このため図13に示すようにエッチングスト
ッパ膜85下のエピタキシャル層84の部分99が広く
なってベース抵抗が著しく増大し、高速化、低消費電力
化の妨げとなるという問題があった。
【0021】また、微細化を進めてエミッタ領域92の
幅寸法を小さくしていった場合、開孔88のアスペクト
比(開孔の深さと幅との比)が大きくなるため、ベース
エピタキシャル層84と接するエミッタ電極90の部分
の不純物濃度が、他の部分よりも薄くなることが起こ
る。このためエミッタ幅によって電流利得が変化すると
いう問題があった。
【0022】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
であって、微細化してもエミッタ幅によって電流利得が
変化するのを可及的に防止することのできる半導体装置
およびその製造方法を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明による半導体装置
は、半導体基板の素子領域上に形成されたベース層と、
前記ベース層の表面領域上に開孔を有しながら前記ベー
ス層上に形成された絶縁膜と、前記開孔を埋込みながら
前記絶縁膜上に形成されたエミッタ電極と、を備え、前
記開孔周囲における前記ベース層と前記エミッタ電極の
間には前記絶縁膜が単一の層として介在されたことを特
徴とする。
【0024】なお、前記素子領域は素子分離絶縁膜によ
って分離されており、前記ベース層は前記素子分離絶縁
膜上まで延在しており、前記ベース層は素子領域上では
単結晶シリコンから構成されかつ前記素子分離絶縁膜上
では多結晶シリコンから構成されているようにしても良
い。
【0025】なお、前記エミッタ電極下の領域を除いた
前記ベース層の領域は、前記エミッタ電極下の前記ベー
ス層の領域よりも不純物濃度が高いことが好ましい。
【0026】なお、前記エミッタ電極は多結晶シリコン
から構成されていても良い。
【0027】なお、前記エミッタ電極は単結晶シリコン
から構成されていても良い。
【0028】なお、前記エミッタ電極は前記ベース層の
外側まで延在し、かつ前記ベース層の外側で配線とのコ
ンタクトが取られているように構成しても良い。
【0029】なお、前記エミッタ電極下の領域を除く前
記ベース層の表面および前記エミッタ電極の表面にシリ
サイド層が形成されているように構成しても良い。
【0030】また本発明による半導体装置の製造方法
は、半導体基板に素子分離を行い、素子分離絶縁膜によ
って囲まれて表面が露出した素子領域を形成する工程
と、前記素子領域を含む領域上に第1導電型のベース層
をエピタキシャル成長させる工程と、前記素子領域上に
エミッタ開孔を有する絶縁膜を前記ベース層上に形成す
る工程と、前記エミッタ開孔を埋込むように前記絶縁膜
上に第2導電型のエミッタ電極を形成する工程と、少な
くとも前記エミッタ電極と自己整合的に前記絶縁膜をパ
ターニングする工程と、を備えていることを特徴とす
る。
【0031】なお、前記エミッタ電極は、第2導電型の
不純物を含む多結晶シリコン膜から構成され、前記多結
晶シリコン膜を熱処理することにより前記ベース層の表
面領域にエミッタ領域を形成する工程を更に有している
ように構成しても良い。
【0032】なお、前記エミッタ電極は、前記第2導電
型の不純物を導入しながら前記エミッタ開孔から単結晶
シリコン膜をエピタキシャル成長させてなるものである
ように構成しても良い。
【0033】なお、前記素子領域上に、エミッタ開孔を
有する絶縁膜を前記ベース上に形成する工程は、前記ベ
ース層を覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、前記素子
領域上に第1の開孔を有する第2の絶縁膜を前記第1の
絶縁膜上に形成する工程と、前記第1の開孔の側面に側
壁膜を形成する工程と前記側壁膜をマスクにして異方性
エッチングを行うことにより前記第1の開孔の底部の前
記第1の絶縁膜を除去し、前記第1の絶縁膜にエミッタ
開孔となる第2の開孔を形成する工程と、前記側壁膜お
よび前記第2の絶縁膜を除去する工程と、を有している
ように構成してもよい。
【0034】また本発明による半導体装置の製造方法
は、半導体基板に、素子分離絶縁膜によって素子分離さ
れた第1乃至第3の半導体領域を形成する工程と、前記
第3の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成した後、この
ゲート絶縁膜上に多結晶シリコンからなる第1の層を形
成する工程と、第1導電型の不純物を導入しながらエピ
タキシャル成長を行い、前記第1および第2の半導体領
域上では単結晶シリコンからなり、前記第1および第2
の半導体領域以外の領域で多結晶シリコンからなる第2
の層を形成する工程と、前記第2の層上に絶縁膜を形成
した後、この絶縁膜と、前記第1および第2の層とをパ
ターニングすることにより前記第1の半導体領域上には
ベース層を、前記第2の半導体領域上にはコレクタ電極
を、前記第3の半導体領域上にはゲート電極を形成する
工程と、前記ベース層上の前記絶縁膜に、前記ベース層
の表面が露出する開孔を形成する工程と、前記開孔を埋
込むように前記絶縁膜上に第2導電型のエミッタ電極を
形成する工程と、少なくとも前記ゲート電極をマスクと
して前記第3の半導体領域に不純物をイオン注入するこ
とにより不純物領域を形成する工程と、を備えているこ
とを特徴とする。
【0035】なお、前記エミッタ電極をマスクとして前
記エミッタ電極下の領域を除く前記ベース層上の前記絶
縁膜および前記コレクタ電極上の絶縁膜を除去する工程
と、前記ベース層、前記コレクタ電極、および前記エミ
ッタ電極上に各々高融点金属シリサイド層を形成する工
程と、を更に備えているように構成しても良い。
【0036】また本発明による半導体装置の製造方法
は、半導体基板に、素子分離絶縁膜によって素子分離さ
れた第1乃至第3の半導体領域を形成する工程と、前記
第3の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成した後、第1
導電型の不純物を導入しながらエピタキシャル成長を行
い、前記第1および第2の半導体領域上では単結晶シリ
コンからなり、前記第1および第2の半導体領域以外の
領域で多結晶シリコンからなる第1の層を形成する工程
と、前記第1の半導体領域上に開孔を有する第1の絶縁
膜、および前記第2の半導体領域を覆う第2の絶縁膜を
各々前記第1の層上に形成する工程と、前記開孔を埋込
むように基板全面に多結晶シリコン膜を堆積した後、こ
の多結晶シリコン膜および前記第1の層をパターニング
することにより、前記第1の半導体領域上にエミッタ電
極およびベース層を、前記第2の半導体領域上にコレク
タ電極を、前記第3の半導体領域上にゲート電極を形成
する工程と、前記エミッタ電極を熱処理することにより
前記ベース層の表面領域にエミッタ領域を形成する工程
と、少なくとも前記ゲート電極をマスクとして前記第3
の半導体領域に不純物をイオン注入することにより不純
物領域を形成する工程と、を備えていることを特徴とす
る。
【0037】なお、前記第1の層を形成する前に前記ゲ
ート絶縁膜上に多結晶シリコンからなる層を形成する工
程を更に備え、前記ゲート電極を形成する際に前記多結
晶シリコンからなる層も同時にパターニングされるよう
に構成しても良い。
【0038】また本発明による半導体装置の製造方法
は、半導体基板に、素子分離絶縁膜によって素子分離さ
れた第1乃至第3の半導体領域を形成する工程と、前記
第3の半導体領域上にゲート絶縁膜を形成した後、第1
導電型の不純物を導入しながらエピタキシャル成長を行
い、前記第1および第2の半導体領域上では単結晶シリ
コンからなり、前記第1および第2の半導体領域以外の
領域で多結晶シリコンからなる第1の層を形成する工程
と、前記第1の層上に絶縁膜を形成した後、この絶縁膜
および前記第1の層をパターニングすることにより、前
記第1の半導体領域上にベース層を、前記第2の半導体
領域上にコレクタ電極を形成する工程と、前記ベース層
上の絶縁膜に開孔を形成した後、この開孔を埋込むよう
に基板全面に多結晶シリコン膜を堆積する工程と、前記
多結晶シリコン膜をパターニングすることにより前記ベ
ース層上にエミッタ電極を形成するとともに前記第3の
半導体領域上にゲート電極を形成する工程と、前記エミ
ッタ電極を熱処理することにより前記ベース層の表面領
域にエミッタ領域を形成する工程と、少なくとも前記ゲ
ート電極をマスクとして前記第3の半導体領域に不純物
をイオン注入することにより不純物領域を形成する工程
と、を備えていることを特徴とする。
【0039】なお、前記ゲート電極およびエミッタ電極
の側面に絶縁物からなる側壁を形成した後、これらの側
壁をマスクとして異方性エッチングを行うことにより、
少なくとも前記第3の半導体領域上のゲート絶縁膜、並
びに前記ベース層およびコレクタ電極上の絶縁膜を除去
する工程と、前記ベース層、前記コレクタ電極、前記エ
ミッタ電極、前記ゲート電極、および前記不純物領域上
に各々高融点金属シリサイド層を形成する工程と、を更
に備えているように構成しても良い。
【0040】
【発明の実施の形態】本発明による半導体装置の第1の
実施の形態の構成を図1に示す。この第1の実施の形態
の半導体装置はバイポーラトランジスタであって、シリ
コン基板(例えばn型)2にトレンチ素子分離絶縁膜4
によって素子分離された素子領域3が形成されている。
この素子領域3上では第1導電型(例えばp型)の単結
晶シリコンからなり素子分離絶縁膜4上では第1導電型
の多結晶シリコン6aからなるベース層6が形成されて
いる。
【0041】このベース層6の単結晶シリコンからなる
領域の表面領域に第2導電型(例えばn型)のエミッタ
領域14が形成されている。そしてこのエミッタ領域1
4上では、エミッタ開孔を有する単一の層からなる絶縁
膜8がベース層6の単結晶シリコン領域上に形成されて
いる。またエミッタ領域14と電気的に接続される、第
2導電型の不純物が導入された多結晶シリコンからなる
エミッタ電極12が、上記エミッタ開孔を埋込むように
形成されている。なお絶縁膜8とエミッタ電極12の外
縁は一致する構成となっている。
【0042】これらのエミッタ電極12およびベース層
6は層間絶縁膜18によって覆われている。そしてこの
層間絶縁膜18にはエミッタ電極12およびベース層6
とのコンタクトを取るためのコンタクト孔が各々開孔さ
れ、これらのコンタクト孔を埋込むように金属からなる
金属電極19aが形成されている。なお図1においては
ベース層6とのコンタクト孔および金属電極は表示して
いない。またやはり図1では図示されていないが、図1
に示されるベース形成領域の領域外には、従来のバイポ
ーラトランジスタと同様コレクタ形成領域が画定され、
コレクタエピタキシャル層およびコレクタ引出し用の金
属電極が形成されている。
【0043】なお、この第1の実施の形態においては、
ベース層6の抵抗を低くするために、ベース層6の、エ
ミッタ電極12下の領域以外の領域の不純物濃度は、エ
ミッタ電極12下の領域の不純物濃度より高くなるよう
に形成されている。
【0044】上述のように構成された本実施の形態のバ
イポーラトランジスタにおいては、従来のバイポーラト
ランジスタと異なり、エミッタ電極12下の絶縁膜8は
単一の層からなっており、かつベース層6を覆うような
ベース引出し電極86(図11参照)が形成されていな
い。すなわち、従来のバイポーラトランジスタで必要で
あったエッチングストッパ膜85(図11参照)、酸化
膜87(図12参照)およびエミッタ開孔内のスペーサ
膜93(図11参照)が不要となり、絶縁膜8下の、ベ
ース層6の高抵抗となる領域を従来の場合に比べて小さ
くすることが可能となる。これによりベース抵抗を低く
することが可能となるため、従来の場合に比べて高速化
および低消費電力化を達成することができるとともに雑
音特性を向上することができる。
【0045】また、上述したようにエッチングストッパ
膜85および酸化膜87が無いため、バイポーラトラン
ジスタを微細化しても従来の場合に比べてエミッタ領域
上の開孔のアスペクト比を小さくすることが可能とな
る。これにより、エミッタ幅によって電流利得が変化す
るのを可及的に防止することができる。
【0046】次に本発明による半導体装置の第2の実施
の形態の構成を図2に示す。この第2の実施の形態の半
導体装置はバイポーラトランジスタであって、図1に示
す第1の実施の形態のバイポーラトランジスタにおい
て、ベース層6の、エミッタ電極12下の領域を除いた
領域の表面およびエミッタ電極12の表面に高融点金属
シリサイド層17が形成された構成となっている。
【0047】このため、この第2の実施の形態のバイポ
ーラトランジスタにおいては、第1の実施の形態のバイ
ポーラトランジスタに比べてベース抵抗およびエミッタ
抵抗が低くなり、更に高速化および低消費電力化を達成
することができるとともに雑音特性を更に向上させるこ
とができる。なお、エミッタ幅によって電流利得が変化
するのを可及的に防止することができることは云うまで
もない。
【0048】次に本発明による半導体装置の第3の実施
の形態の構成を図3に示す。この第3の実施の形態の半
導体装置はバイポーラトランジスタであって、図2に示
す第2の実施の形態のバイポーラトランジスタにおい
て、多結晶シリコンからなるエミッタ電極12を単結晶
シリコンからなるエミッタ電極13に置換えたものであ
る。単結晶シリコンは多結晶シリコンに比べて抵抗値が
低いため、第3の実施の形態においては、第2の実施の
形態に比べてエミッタ抵抗を低くすることが可能とな
り、より高速化および低消費電力化を達成することがで
きるとともに雑音特性を一層向上させることができる。
なお、エミッタ幅によって電流利得が変化するのを可及
的に防止することができることは云うまでもない。
【0049】次に本発明による半導体装置の第4の実施
の形態を図4を参照して説明する。この第4の実施の形
態の半導体装置はバイポーラトランジスタであって、そ
の上面図を図4(a)に示し、切断線X−Xで切断した
ときの断面図を図4(b)に示す。この第4の実施の形
態のバイポーラトランジスタは、図2に示す第2の実施
の形態のバイポーラトランジスタにおいて、エミッタ電
極12と金属配線19aとのコンタクト21を、ベース
層6の外側に形成した構成となっている。このため、エ
ミッタ電極12の幅寸法を第2の実施の形態に比べてよ
り小さくすることが可能となり、微細化に適した構造と
なる。
【0050】なおこの第4の実施の形態も第2の実施の
形態と同様の効果を奏することは云うまでもない。
【0051】次に本発明の第5の実施の形態を図5を参
照して説明する。この第5の実施の形態は、図2に示す
第2の実施の形態のバイポーラトランジスタを製造する
製造方法であって、この製造方法の工程断面図を図5に
示す。
【0052】まず図5(a)に示すように、シリコン基
板2にトレンチを形成し、このトレンチを絶縁膜4で埋
込むことにより素子分離を行い、素子領域3を形成す
る。次に第1導電型(例えばp型)の不純物を導入しな
がらエピタキシャル成長を行うことにより、ベース層6
を形成する(図5(b)参照)。このとき、素子領域3
上には単結晶シリコンが成長し、素子分離領域4上には
多結晶シリコンが成長する。したがってベース層6は素
子領域3上では単結晶シリコン層からなり、素子分離領
域4上では多結晶シリコン層6aからなる構成となって
いる。(図5(b)参照)。その後、異方性エッチング
を用いてベース層6をパターニングし、適切な大きさに
する(図5(b)参照)。
【0053】次に、表面全面に例えばSiO2 からなる
絶縁膜8を堆積した後、フォトリソグラフィ技術と異方
性エッチングを用いることによりエミッタ形成予定領域
上にエミッタ開孔9を形成する(図5(c)参照)。
【0054】次に上記開孔9を埋込むように基板全面に
多結晶シリコン膜を堆積した後、第2導電型(例えばn
型)の不純物を上記多結晶シリコン膜にイオン注入す
る。続いて熱処理を施すことにより上記多結晶シリコン
膜から不純物をベース層6に拡散させ、ベース層6の表
面領域にエミッタ領域14を形成する(図5(d)参
照)。その後、上記多結晶シリコン膜上にフォトレジス
トを塗布し、露光、現像処理することによりレジストパ
ターン15を形成する。そしてこのレジストパターン1
5をマスクにして異方性エッチングを用いて上記多結晶
シリコン膜をパターニングすることにより、エミッタ電
極12を形成する(図5(d)参照)。
【0055】次に上記レジストパターン15をマスクに
して、絶縁膜8を異方性エッチングを用いて除去するこ
とによりベース層6の表面を露出させる(図5(e)参
照)。続いて上記レジストパターン15をマスクにして
ベース層6に第1導電型の不純物をイオン注入すること
によりベース層6を低抵抗化する(図5(e)参照)。
【0056】次に上記レジストパターン15を除去した
後、高融点金属(例えばTi)からなる膜をスパッタリ
ング法により基板全面に形成し、熱処理することにより
多結晶シリコンからなるベース層6およびエミッタ電極
12の表面の高融点金属膜を高融点金属シリサイド層に
変える。そして未反応の高融点金属を除去することにベ
ース層6およびエミッタ電極12の表面にのみ高融点金
属シリサイド層17が形成される(図5(f)参照)。
【0057】次に基板全面に層間絶縁膜18を堆積し、
リソグラフィ技術を用いて上記層間絶縁膜18にベース
層6およびエミッタ電極12などとのコンタクトを取る
ためのコンタクト孔を各々開孔する(図5(g)参
照)。そして上記コンタクト孔を埋込むように金属膜を
堆積し、この金属膜をパターニングすることにより金属
電極19a,19bを形成してバイポーラトランジスタ
を完成する(図5(g)参照)。
【0058】この第5の実施の形態の製造方法によって
製造されたバイポーラトランジスタは第2の実施の形態
のバイポーラトランジスタと同一の構成となるため、第
2の実施の形態と同一の効果を奏することとなる。
【0059】また、この第5の実施の形態の製造方法に
おいては、図12に示す従来の製造方法で必要であった
エッチングストッパ膜85の形成工程、酸化膜87の堆
積工程、スペーサ膜93の成形工程、およびベース引出
し電極86の形成工程が不要となるため、従来の製造方
法に比べて大幅に工程数を減らすことが可能となる。ま
た、上記第5の実施の形態の製造方法において、高融点
金属シリサイド膜の形成工程を省略すれば、図1に示す
第1の実施の形態のバイポーラトランジスタを得ること
ができる。
【0060】次に本発明の第6の実施の形態を図6を参
照して説明する。この第6の実施の形態はバイポーラト
ランジスタの製造方法であって、その製造工程を図6に
示す。この第6の実施の形態の製造方法においては、絶
縁膜8にエミッタ開孔9を形成するまでは図5に示す第
5の実施の形態の製造方法と同様の工程によって行う
(図6(a)、(b)、(c)参照)。
【0061】次にベース層6とは異なる導電型(第2導
電型)の不純物を導入しながら多結晶シリコンを上記エ
ミッタ開孔9から選択的に成長させエミッタ電極12を
形成する(図6(d)参照)。エミッタ電極12の幅方
向の寸法の制御は上記多結晶シリコンの膜厚を調整する
ことにより容易に行うことができる。
【0062】続いて熱処理を施すことによりベース層6
の表面領域にエミッタ電極12から不純物を拡散させ、
エミッタ領域14を形成する(図6(d)参照)。
【0063】次にエミッタ電極12をマスクにして異方
性エッチングを用いることにより絶縁膜8を除去し、ベ
ース層6の表面を露出させる(図6(e)参照)。続い
てベース層に第1導電型の不純物を注入することにより
低抵抗化する(図6(e)参照)。
【0064】その後は図5(f)、(g)に示す第5の
実施の形態の製造方法と同様の工程を行い、バイポーラ
トランジスタを完成する(図6(f)、(g)参照)。
【0065】この第6の実施の形態の製造方法によって
製造されたバイポーラトランジスタは図2に示す第2の
実施の形態のバイポーラトランジスタと同一の構成とな
るため、第2の実施の形態と同一の効果を奏することに
なる。
【0066】またこの第6の実施の形態の製造方法は、
第5の実施の形態の製造方法に比べてエミッタ電極12
をパターニングするためのレジストパターン15の形成
が不要となるため、さらに工程数を減らすことができ
る。
【0067】次に本発明の第7の実施の形態を図7を参
照して説明する。この第7の実施の形態はバイポーラト
ランジスタの製造方法であって、この製造方法の工程断
面図を図7に示す。
【0068】まず図7(a)に示すように、シリコン基
板2にトレンチを形成し、このトレンチを絶縁膜4で埋
込むことにより素子分離を行い、素子領域3を形成す
る。
【0069】次に第1導電型(例えばp型)の不純物を
導入しながらエピタキシャル成長を行うことにより、ベ
ース層6を形成する(図7(b)参照)。このとき、素
子領域3上には単結晶シリコンが成長し、素子分離領域
4上には多結晶シリコン6aが成長する。続いて基板全
面に例えばSiO2 からなる絶縁膜8を堆積する(図7
(b)参照)。
【0070】次にフォトリソグラフィ技術と異方性エッ
チングを用いて絶縁膜8をパターニングすることによ
り、ベース層6の外側の絶縁膜8を除去するとともにエ
ミッタ形成領域上にエミッタ開孔9を形成する。(図7
(c)参照)。そして、基板全面に多結晶シリコン膜1
2を堆積した後、第2導電型(例えばn型)の不純物を
イオン注入し、熱処理を施すことによりベース層6の表
面領域にエミッタ領域14を形成する(図7(c)参
照)。
【0071】次にフォトリソグラフィ技術と異方性エッ
チングを用いて多結晶シリコン膜12およびベース層6
の多結晶シリコン部をパターニングし、エミッタ電極1
2を形成する(図7(d)参照)。
【0072】次にエミッタ電極12をマスクにして絶縁
膜8に異方性エッチングを行うことによりベース層6の
表面を露出させる(図7(e)参照)。続いてベース層
6に第1導電型の不純物をイオン注入することにより低
抵抗化する。
【0073】以降は第5の実施の形態の図5(f)、図
5(g)に示す工程と同一の工程を行ってバイポーラト
ランジスタを完成させる(図7(f)、(g)参照)。
【0074】この第7の実施の形態の製造方法によって
製造されるバイポーラトランジスタは第2の実施の形態
のバイポーラトランジスタと同一の構成となるため、第
2の実施の形態と同様の効果を奏することは云うまでも
ない。
【0075】またこの第7の実施の形態の製造方法にお
いては、ベース層6のパターン領域とエミッタ開孔9の
開口域を同一のリソグラフィ工程で決定できるため、第
5の実施の形態の製造方法に比べて工程数を一回少なく
することができる。
【0076】次に本発明の第8の実施の形態を図8およ
び図9を参照して説明する。この第8の実施の形態は、
図3に示す第3の実施の形態のバイポーラトランジスタ
を製造する製造方法であって、その工程断面図を図8お
よび図9に示す。
【0077】まず図8(a)に示すようにシリコン基板
2にトレンチを形成し、このトレンチを絶縁膜4で埋込
むことにより素子分離を行い、素子領域3を形成する。
【0078】次に第1導電型(例えばp型)の不純物を
導入しながらエピタキシャル成長を行うことによりベー
ス層6を形成する。このとき素子領域3上に単結晶シリ
コンが成長し、素子分離絶縁膜4上では多結晶シリコン
6aが成長する。その後、ベース層6をリソグラフィ技
術および異方性エッチングを用いてパターニングする
(図8(b)参照)。
【0079】次に基板全面に窒化膜32および酸化膜3
4を順次堆積した後、リソグラフィ技術および異方性エ
ッチングを用いて、酸化膜34に対し素子領域3上に開
孔35を設ける(図8(c)参照)。続いて基板全面に
酸化膜を堆積した後、異方性エッチングを行うことによ
り、上記開孔内に上記酸化膜からなる側壁膜36を形成
する(図8(d)参照)。そしてこの側壁膜36をマス
クにして異方性エッチングを行うことにより、開孔35
の底部の露出している窒化膜32を除去し、窒化膜32
にエミッタ開孔37を形成する(図8(d)参照)。
【0080】次にウェットエッチングを用いて酸化膜3
4および側壁膜36を除去する(図8(e)参照)。続
いて、第2の導電型(例えばn型)の不純物を導入しな
がら、選択的にエピタキシャル成長を行い、エミッタ開
孔37から単結晶シリコンを成長させ、エミッタ電極3
8を形成する(図9(a)参照)。続いて熱処理するこ
とにより、ベース層6の表面領域にエミッタ領域40を
形成する(図9(a)参照)。なおここでは、単結晶シ
リコンからなるエミッタ電極38を形成しているので、
ベース層6の表面領域へのエミッタ領域40の形成は特
に必要なく、省略することも可能である。
【0081】次にエミッタ電極38をマスクにしてベー
ス層6上の窒化膜32を異方性エッチングすることによ
り、ベース層6の表面を露出する(図9(b)参照)。
続いてエミッタ電極38をマスクにしてベース層6に第
1導電型の不純物をイオン注入し、ベース層6を低抵抗
化する。
【0082】次に基板全面に高融点金属(例えばTi)
の膜を堆積し、熱処理することにより、ベース層6およ
びエミッタ電極38上の高融点金属膜をシリサイド層に
変化させる。その後、未反応の高融点金属を除去し、ベ
ース層6およびエミッタ電極38上に高融点金属シリサ
イド層41を形成する(図9(c)参照)。
【0083】次に層間絶縁膜42を堆積した後、この層
間絶縁膜42にベース層6およびエミッタ電極38など
へのコンタクト孔を形成する。そしてこのコンタクト孔
を金属で埋込むように堆積した後、パターニングするこ
とにより金属電極43a,43bを形成し、バイポーラ
トランジスタを完成する(図9(d)参照)。
【0084】この第8の実施の形態の製造方法によって
製造されたバイポーラトランジスタは第3の実施の形態
のバイポーラトランジスタと同一の構成となるため、第
3の実施の形態と同様の効果を奏することとなる。
【0085】また、この第8の実施の形態の製造方法に
おいては、図12に示す従来の製造方法で必要であっ
た、エッチングストッパ膜85の形成工程およびベース
引出し電極86の形成工程が不要となるため、従来の製
造工程に比べて工程数を減らすことが可能となる。
【0086】次に本発明の第9の実施の形態を図10を
参照して説明する。この第9の実施の形態はバイポーラ
トランジスタの製造方法であって、その工程断面図を図
10に示す。
【0087】まず図10(a)に示すようにシリコン基
板2にトレンチを形成し、このトレンチを絶縁膜4で埋
込むことにより素子分離を行い、素子領域3を形成す
る。
【0088】次に第1導電型(例えばp型)の不純物を
導入しながらエピタキシャル成長を行うことによりベー
ス層6を形成する(図10(b)参照)。このとき素子
領域3上に単結晶シリコンが成長し、素子分離絶縁膜4
上では多結晶シリコン6aが成長する。続いて基板全面
に酸化膜51および窒化膜52を順次堆積する(図10
(b)参照)。
【0089】次にリソグラフィ技術および異方性エッチ
ングを用いて窒化膜52をパターニングすることにより
開孔53を形成する(図10(c)参照)。このときベ
ース層6の外側となる領域上の窒化膜52も除去する。
【0090】次に基板全面に窒化膜を堆積し、この窒化
膜を異方性エッチングすることにより、開孔53の側面
および窒化膜52の側面に側壁膜54を形成する(図1
0(d)参照)。続いて上記側壁膜54をマスクにして
酸化膜51を異方性エッチングすることにより酸化膜5
1にエミッタ開孔55を形成する。
【0091】次にウェットエッチングを用いて窒化膜5
3および側壁膜54を除去する(図10(e)参照)。
続いて、エミッタ開孔55を埋込むように多結晶シリコ
ンを選択的に堆積し、この堆積された多結晶シリコン層
に第2の導電型(例えばn型)の不純物をイオン注入す
る。その後、熱処理することにより上記多結晶シリコン
層から上記不純物をベース層6に拡散させ、エミッタ領
域58を形成する(図10(f)参照)。続いて上記多
結晶シリコン層をフォトリソグラフィ技術を用いて異方
性エッチングすることによりエミッタ電極57を形成す
る(図10(f)参照)。このとき同時にベース層6も
パターニングする。
【0092】次にエミッタ電極57をマスクにして異方
性エッチングを行うことによりベース層6上の酸化膜5
1を除去した後、ベース層6に第1導電型の不純物をイ
オン注入し、低抵抗化する(図10(g)参照)。続い
て基板全面に高融点金属(例えばTi)の膜を堆積し、
熱処理することにより、ベース層6およびエミッタ電極
57上の高融点金属膜をシリサイド層に変化させる。そ
の後、未反応の高融点金属を除去し、ベース層6および
エミッタ電極57上の高融点金属シリサイド層59を形
成する(図10(g)参照)。
【0093】次に層間絶縁膜61を堆積し、コンタクト
孔を開孔し、このコンタクト孔を金属膜で埋込み、この
金属膜をパターニングすることにより、金属電極63を
形成してバイポーラトランジスタを完成する(図10
(h)参照)。
【0094】なお、この第9の実施の形態によって製造
されたバイポーラトランジスタにおいては、エミッタ電
極57はベース層6の外側まで延在するように形成さ
れ、エミッタ電極57へのコンタクト孔と、このコンタ
クト孔に設けられる金属電極はベース層6の外側部分に
形成される。
【0095】この第9の実施の形態の製造方法によって
製造されたバイポーラトランジスタにおいては、従来の
バイポーラトランジスタと異なり、ベース層6を覆うよ
うなベース引出し電極86(図11参照)を形成する必
要がない。このため、従来のバイポーラトランジスタで
必要であったエッチングストッパ膜85、酸化膜87お
よびスペーサ膜93(図11、図12参照)も不要とな
り、絶縁膜51下の、ベース層6の高抵抗な領域を従来
の場合に比べて小さくすることが可能となる。これによ
りベース抵抗を低くすることが可能となるため、従来の
場合に比べて高速化および低消費電力化を達成すること
ができる。
【0096】また、上述したようにエッチングストッパ
膜85および酸化膜87が無いため、バイポーラトラン
ジスタを微細化しても、従来の場合に比べてエミッタ領
域上の開孔のアスペクト比を小さくすることが可能とな
る。これにより、エミッタ幅によって電流利得が変化す
るのを可及的に防止することができる。
【0097】また、この第9の実施の形態の製造方法に
おいては、ベース層6とエミッタ電極57を同時にパタ
ーニングしているため、フォトリソグラフィ工程を従来
の場合に比べて1回省略することができる。
【0098】次に本発明の第10の実施の形態を図14
および図15を参照して説明する。この実施の形態はバ
イポーラトランジスタとMOSトランジスタが同一基板
上に形成される半導体装置の製造方法であって、その工
程断面図を図14および図15に示す。
【0099】まず図14(a)に示すように、p型のシ
リコン基板100のバイポーラトランジスタ形成領域に
型の埋め込領域101aを形成した後、エピタキシ
ャル成長によってシリコン基板100の表面にn層1
01bを形成する。続いてシリコン基板100のnチャ
ネルMOSトランジスタ形成領域にpウェル101cを
形成する。その後、シリコン基板100に浅いトレンチ
と深いトレンチを形成し、これらのトレンチを絶縁膜1
02で埋込むことにより素子分離を行い、素子領域10
3a,103b,103cを形成する(図14(a)参
照)。領域103a,103bはバイポーラトランジス
タの素子領域となり、領域103cはMOSトランジス
タの素子領域となる。続いてこれらの素子領域103
a、103b,103c上にシリコン酸化膜105を形
成する。
【0100】次に基板全面に多結晶シリコン膜107を
堆積する。そして、素子領域103cを覆うフォトレジ
ストパターン(図示せず)を、上記多結晶シリコン膜1
07上に形成した後、このフォトレジストパターンをマ
スクにしてバイポーラトランジスタ形成領域上の多結晶
シリコン膜107およびシリコン酸化膜105を除去す
る(図14(b)参照)。このときMOSトランジスタ
形成領域上にのみシリコン酸化膜105および多結晶シ
リコン膜107が残置する。
【0101】次に上記フォトレジストパターンを除去し
た後、図14(c)に示すように、p型の不純物(例え
ばボロン)を導入しながらエピタキシャル成長を行うこ
とにより、素子領域103a,103b上には単結晶シ
リコン層109aを形成するとともに、素子分離絶縁膜
102上および多結晶シリコン膜107上には多結晶シ
リコン層109bを形成する。その後、素子領域103
bにn型の不純物を注入し、n型領域101dにする
(図14(c)参照)。
【0102】次に、図14(d)に示すように基板全面
に絶縁膜111を堆積する。続いて、この絶縁膜111
上にフォトレジストパターン(図示せず)を形成し、こ
のフォトレジストパターンをマスクにして異方性エッチ
ングを用いて上記絶縁膜111、多結晶シリコン層10
9bおよび多結晶シリコン膜107をパターニングする
ことにより、素子領域103a上にはベース層113
を、素子領域103b上にはコレクタ電極115を、素
子領域103c上にはゲート電極116を各々形成する
(図14(d)参照)。なお、このときベース層113
は素子分離絶縁膜102上に延在している。その後、上
記フォトレジストパターンを除去し、熱酸化処理を行う
ことにより、ゲート電極116の側面に酸化膜117を
形成する(図14(d)参照)。
【0103】次にフォトリソグラフィ技術と異方性エッ
チングを用いてベース層113上の絶縁膜111に、エ
ミッタを形成するための開孔119を形成する(図14
(e)参照)。
【0104】次に上記開孔119を埋込むように基板全
面に多結晶シリコン膜を堆積した後、この多結晶シリコ
ン膜上にフォトレジストパターン(図示せず)を形成す
る。そしてこのフォトレジストパターンをマスクにして
上記多結晶シリコン膜を、異方性エッチングを用いてパ
ターニングすることにより、エミッタ電極120を形成
する(図15(a)参照)。このとき、ゲート電極11
6の側部に多結晶シリコン膜からなる側壁120aが形
成される。続いて上記フォトレジストパターンを除去し
た後、バイポーラトランジスタ形成領域を覆うフォトレ
ジストパターン(図示せず)を形成し、n型不純物(例
えばAs)を所定の加速電圧、所定のドーズ量でイオン
注入することにより、MOSトランジスタ形成領域に高
濃度のソース・ドレイン領域122を形成する(図15
(a)参照)。
【0105】次に図15(b)に示すように、ゲート電
極116の側部の多結晶シリコンからなる側壁120a
を、等方性エッチングを用いて除去した後、n型不純物
(例えばAs)をイオン注入することにより、MOSト
ランジスタ形成領域に低濃度のソース・ドレイン領域1
23を形成する。続いて上記フォトレジストパターンを
除去した後、MOSトランジスタ形成領域を覆うフォト
レジストパターン(図示せず)を形成し、このフォトレ
ジストパターンをマスクにしてn型不純物(例えばA
s)をイオン注入することにエミッタ電極120にn型
不純物を添加する。その後、上記フォトレジストパター
ンを除去した後、熱処理を行うことにより、n型不純物
をベース層113(ベース電極113ともいう)の表面
領域に拡散させ、エミッタ領域125を形成する(図1
5(b)参照)。
【0106】次にMOSトランジスタ形成領域を覆うフ
ォトレジストパターン(図示せず)を形成した後、異方
性エッチングを用いてベース電極113上およびコレク
タ電極115上の絶縁膜111を除去する。続いて高融
点金属、例えばTiをスパッタ法を用いて堆積し、熱処
理し、未反応の高融点金属を除去することにより、ベー
ス電極113、コレクタ電極115、およびエミッタ電
極120上に各々高融点金属シリサイド層127を形成
する(図15(c)参照)。なお、未反応の高融点金属
シリサイドを除去する際に上記フォトレジストパターン
も除去される。
【0107】次に図15(d)に示すように基板全面に
層間絶縁膜130を堆積した後、ベース電極113、コ
レクタ電極115、エミッタ電極120、およびソース
・ドレイン領域122などとのコンタクトを取るための
コンタクト孔を各々開孔する。そしてこれらのコンタク
ト孔を埋込むように金属膜を堆積し、この金属膜をパタ
ーニングすることにより金属電極132を形成し、半導
体装置を完成する(図15(d)参照)。
【0108】以上説明したように第10の実施の形態に
よれば、従来のバイポーラトランジスタと異なり、ベー
ス層(ベース電極113)を覆うようなベース引出し電
極86(図11参照)を形成する必要がない。このた
め、従来のバイポーラトランジスタで必要であったエッ
チングストッパ膜85(図11参照)、酸化膜87(図
12参照)およびスペーサ膜93(図11参照)も不要
となり、絶縁膜111下の、ベース層113の高抵抗と
なる領域を従来の場合に比べて小さくすることが可能と
なる。これにより、ベース抵抗を低くすることが可能と
なるため、従来の場合に比べて高速化および低消費電力
化を達成することができるとともに雑音特性を向上する
ことができる。
【0109】また、上述したようにエッチングストッパ
膜85および絶縁膜87が無いため、バイポーラトラン
ジスタを微細化しても従来の場合に比べてエミッタ領域
上の開孔(エミッタ開孔)119のアスペクト比を小さ
くすることが可能となる。これにより、エミッタ幅によ
って電流利得が変化するのを可及的に防止することがで
きる。
【0110】また、バイポーラトランジスタとMOSト
ランジスタが同一基板上に形成された従来の半導体装置
の製造方法においては、バイポーラトランジスタとMO
Sトランジスタとを各々別々の工程で作成していたた
め、工程数が多くなるという問題があった。しかし本実
施の形態のように、ベース層113とゲート電極116
を構成する層109bが非選択エピタキシャル成長によ
って同時に形成され、かつベース層113とゲート電極
116のパターニングが同一工程で行われるため、工程
数を従来の場合に比べて少なくすることができる。
【0111】次に本発明の第11の実施の形態を図16
および図17を参照して説明する。この実施の形態はバ
イポーラトランジスタとMOSトランジスタが同一基板
上に形成される半導体装置の製造方法であって、その工
程断面図を図16および図17に示す。
【0112】まず図16(a)に示すように、p型のシ
リコン基板100のバイポーラトランジスタ形成領域に
型の埋め込領域101aを形成した後、エピタキシ
ャル成長によってシリコン基板100の表面にn層1
01bを形成する。続いてシリコン基板100のnチャ
ネルMOSトランジスタ形成領域にpウェル101cを
形成する。その後、シリコン基板100に浅いトレンチ
と深いトレンチを形成し、これらのトレンチを絶縁膜1
02で埋込むことにより素子分離を行い、素子領域10
3a,103b,103cを形成する(図16(a)参
照)。素子領域103a,103bはバイポーラトラン
ジスタの素子領域となり、素子領域103cはMOSト
ランジスタの素子領域となる。続いてこれらの素子領域
103a,103b,103c上にシリコン酸化膜10
5を形成する(図16(a)参照)。
【0113】次にバイポーラトランジスタ形成領域上の
シリコン酸化膜105を除去する。続いてp型の不純物
(例えばボロン)を同時に導入しながらエピタキシャル
成長を行うことにより素子領域103a,103b上に
単結晶シリコン層109aを形成するとともに、その他
の領域には多結晶シリコン層109bを形成する(図1
6(b)参照)。その後、素子領域103bにn型の不
純物を注入し、n型領域101dにする(図16
(b)参照)。
【0114】次に図16(c)に示すように基板全面に
絶縁膜111を堆積し、この絶縁膜111をパターニン
グすることにより、ベース層形成領域およびコレクタ電
極形成領域上にのみ絶縁膜111を残置する。このとき
ベース層形成領域上の絶縁膜111にはエミッタ開孔1
19が形成される(図16(c)参照)。
【0115】次に上記エミッタ開孔119を埋込むよう
に基板全面に多結晶シリコン膜121を堆積する(図1
6(d)参照)。続いてこの多結晶シリコン膜121上
にフォトレジストパターン(図示せず)を形成し、この
フォトレジストパターンをマスクにした異方性エッチン
グを用いることにより多結晶シリコン膜121および多
結晶シリコン膜109bをパターニングして、エミッタ
電極121aとゲート電極116を同時に形成する(図
16(e)参照)。このとき、ベース層形成領域および
コレクタ電極形成領域上の絶縁膜111がマスクとな
り、バイポーラトランジスタ形成領域上の多結晶シリコ
ン膜109bもパターニングされ、ベース層113およ
びコレクタ電極115も同時に形成される(図16
(e)参照)。
【0116】次にMOSトランジスタ形成領域をフォト
レジスト(図示せず)でマスクした後、エミッタ電極1
21aにn型不純物(例えばAs)を所定のイオン注入
条件でイオン注入する。そして上記フォトレジストを除
去した後、熱処理することにより、n型不純物をエミッ
タ電極121aからベース層113の表面領域に拡散さ
せ、エミッタ領域125を形成する(図16(f)参
照)。その後、n型不純物(例えばAs)を所定の条件
でイオン注入することによりMOSトランジスタ形成領
域に低濃度のソース・ドレイン領域123を形成する
(図16(f)参照)。
【0117】次に基板全面に窒化膜を堆積した後、異方
性エッチングを行うことにより、ゲート電極116の側
部に窒化膜からなる側壁135を形成する(図17
(a)参照)。このときエミッタ電極121aの側部に
も窒化膜からなる側壁135が形成される(図17
(a)参照)。続いてバイポーラトランジスタ形成領域
をフォトレジストでマスクした後、n型不純物(例えば
As)を所定の条件でイオン注入することにより、MO
Sトランジスタ形成領域に高濃度のソース・ドレイン領
域122を形成する(図17(a)参照)。
【0118】次に上記フォトレジストを除去した後、図
17(b)に示すように異方性エッチングを行うことに
より、ベース層113およびコレクタ電極115上の絶
縁膜111を除去するとともに、ソース・ドレイン領域
122上のシリコン酸化膜105を除去する。続いて基
板全面に高融点金属、例えばTiをスパッタ法を用いて
堆積した後、熱処理することにより、多結晶シリコンま
たは単結晶シリコンと高融点金属を反応させる。そして
未反応の高融点金属を除去することにより、ベース層
(ベース電極ともいう)113、コレクタ電極115、
エミッタ電極121a、ゲート電極116、およびソー
ス・ドレイン領域122上に各々高融点金属シリサイド
層127を形成する(図17(b)参照)。
【0119】次に図17(c)に示すように基板全面に
層間絶縁膜130を堆積した後、ベース電極113、コ
レクタ電極115、エミッタ電極121a、およびソー
ス・ドレイン領域122などとのコンタクトを取るため
のコンタクト孔を各々開孔する。そしてこれらのコンタ
クト孔を埋込むように金属膜を堆積し、この金属膜をパ
ターニングすることにより、金属電極132を形成し、
半導体装置を完成する(図17(c)参照)。
【0120】以上説明したように第11の実施の形態に
よれば、従来のバイポーラトランジスタと異なり、ベー
ス層(ベース電極113)を覆うようなベース引出し電
極86(図11参照)を形成する必要がない。このた
め、従来のバイポーラトランジスタで必要であったエッ
チングストッパ膜85(図11参照)、酸化膜87(図
12参照)およびスペーサ膜93(図11参照)も不要
となり、バイポーラトランジスタを微細化しても従来の
場合に比べてエミッタ領域上の開孔(エミッタ開孔)1
19のアスペクト比を小さくすることが可能となる。こ
れにより、エミッタ幅によって電流利得が変化するのを
可及的に防止することができる。
【0121】また、本実施の形態においては、ゲート電
極116を構成する層109bとベース電極113およ
びコレクタ電極115が同時に形成されるとともに、ゲ
ート電極116を構成する層121bとエミッタ電極1
21aが同時に形成され、更にゲート電極116とエミ
ッタ電極121aを形成するためのパターニングが同一
工程で行われるため、従来の製造方法に比べて工程数を
少なくすることができる。
【0122】次に本発明の第12の実施の形態を図18
および図19を参照して説明する。この実施の形態はバ
イポーラトランジスタとMOSトランジスタが同一基板
上に形成される半導体装置の製造方法であって、その工
程断面図を図18および図19に示す。
【0123】まず図18(a)に示すように、p型のシ
リコン基板100のバイポーラトランジスタ形成領域に
型の埋め込領域101aを形成した後、エピタキシ
ャル成長によってシリコン基板100の表面にn層1
01bを形成する。続いてシリコン基板100のnチャ
ネルMOSトランジスタ形成領域にpウェル101cを
形成する。その後、シリコン基板100に浅いトレンチ
と深いトレンチを形成し、これらトレンチを絶縁膜10
2で埋込むことにより素子分離を行い、素子領域103
a,103b,103cを形成する(図18(a)参
照)。素子領域103a,103bはバイポーラトラン
ジスタの素子領域となり、素子領域103cはMOSト
ランジスタの素子領域となる。続いてこれらの素子領域
103a,103b,103c上にシリコン酸化膜10
5を形成する(図18(a)参照)。
【0124】次に基板全面に多結晶シリコン膜107を
堆積する。そして、素子領域103cを覆うフォトレジ
ストパターン(図示せず)を、上記多結晶シリコン膜1
07上に形成した後、このフォトレジストパターンをマ
スクにしてバイポーラトランジスタ形成領域上の多結晶
シリコン膜107およびシリコン酸化膜105を除去す
る(図18(b)参照)。このときMOSトランジスタ
形成領域上にのみシリコン酸化膜105および多結晶シ
リコン膜107が残置する。
【0125】次に上記フォトレジストパターンを除去し
た後、図18(c)に示すように、p型の不純物(例え
ばボロン)を導入しながらエピタキシャル成長を行うこ
とにより、素子領域103a,103b上には単結晶シ
リコン層109aを形成するとともに、素子分離絶縁膜
102上および多結晶シリコン膜107上には多結晶シ
リコン層109bを形成する。その後、素子領域103
bにn型の不純物を注入し、n領域にする(図18
(c)参照)。
【0126】次に図18(d)示すように基板全面に絶
縁膜111を堆積した後、フォトリソグラフィ技術を用
いて上記絶縁膜111をパターニングすることにより、
ベース層形成領域およびコレクタ電極形成領域上にのみ
絶縁膜111を残置する。このときベース層形成領域上
の絶縁膜111にはエミッタ開孔119が形成される
(図18(d)参照)。
【0127】次に図18(d)に示すように上記エミッ
タ開孔119を埋込むように基板全面に多結晶シリコン
膜121を堆積する。続いてフォトリソグラフィ技術と
異方性エッチングを用いて上記多結晶シリコン膜12
1,109b,107をパターニングすることによりエ
ミッタ電極121aおよびゲート電極116を形成する
(図18(f)参照)。このとき、ベース層形成領域お
よびコレクタ電極形成領域上の絶縁膜111がマスクと
なり、バイポーラトランジスタ形成領域上の多結晶シリ
コン膜109bもパターニングされ、ベース層113お
よびコレクタ電極115も同時に形成される(図18
(f)参照)。なおゲート電極116は多結晶シリコン
層107,109b,121bからなる三層構造となっ
ている。
【0128】次にMOSトランジスタ形成領域をフォト
レジスト(図示せず)でマスクした後、エミッタ電極1
21aにn型不純物(例えばAs)を所定のイオン注入
条件でイオン注入する。そして上記フォトレジストを除
去した後、熱処理することにより、n型不純物をエミッ
タ電極121aからベース層113の表面領域に拡散さ
せ、エミッタ領域125を形成する(図19(a)参
照)。その後、n型不純物(例えばAs)を所定の条件
でイオン注入することによりMOSトランジスタ形成領
域に低濃度のソース・ドレイン領域123を形成する
(図19(a)参照)。
【0129】次に基板全面に窒化膜を堆積した後、異方
性エッチングを行うことにより、ゲート電極116の側
部に窒化膜からなる側壁膜135を形成する(図19
(b)参照)。このときエミッタ電極121aの側部に
も窒化膜からなる側壁膜135が形成される(図19
(b)参照)。続いてバイポーラトランジスタ形成領域
をフォトレジストでマスクした後、n型不純物(例えば
As)を所定の条件でイオン注入することにより、MO
Sトランジスタ形成領域に高濃度のソース・ドレイン領
域122を形成する(図19(b)参照)。
【0130】次に上記フォトレジストを除去した後、図
19(c)に示すように異方性エッチングを行うことに
より、ベース層113およびコレクタ電極115上の絶
縁膜111を除去するとともに、ソース・ドレイン領域
122上のシリコン酸化膜105を除去する。続いて基
板全面に高融点金属、例えばTiをスパッタ法を用いて
堆積した後、熱処理することにより、多結晶シリコン、
または単結晶シリコンと高融点金属を反応させる。そし
て未反応の高融点金属を除去することにより、ベース層
(ベース電極ともいう)113、コレクタ電極115、
エミッタ電極121a、ゲート電極116、およびソー
ス・ドレイン領域122上に高融点金属シリサイド層1
27を形成する(図19(c)参照)。
【0131】次に図19(d)に示すように基板全面に
層間絶縁膜130を堆積した後、ベース電極113、コ
レクタ電極115、エミッタ電極121a、およびソー
ス・ドレイン領域122などとのコンタクトを取るため
のコンタクト孔を各々開孔する。そしてこれらのコンタ
クト孔を埋込むように金属膜を堆積し、この金属膜をパ
ターニングすることにより、金属電極132を形成し、
半導体装置を完成する(図19(d)参照)。
【0132】以上説明したように第12の実施の形態に
よれば、従来のバイポーラトランジスタと異なり、ベー
ス層(ベース電極113)を覆うようなベース引出し電
極86(図11参照)を形成する必要がない。このた
め、従来のバイポーラトランジスタで必要であったエッ
チングストッパ膜85(図11参照)、酸化膜87(図
12参照)およびスペーサ膜93(図11参照)も不要
となり、バイポーラトランジスタを微細化しても従来の
場合に比べてエミッタ領域上の開孔(エミッタ開孔)1
19のアスペクト比を小さくすることが可能となる。こ
れにより、エミッタ幅によって電流利得が変化するのを
可及的に防止することができる。
【0133】また、本実施の形態においては、ゲート電
極116を構成する層109bとベース電極113およ
びコレクタ電極115が同時に形成されるとともに、ゲ
ート電極116を構成する層121bとエミッタ電極1
21aが同時に形成され、更にゲート電極116とエミ
ッタ電極121aを形成するためのパターニングが同一
工程で行われるため、従来の製造方法に比べて工程数を
少なくすることができる。
【0134】次に本発明の第13の実施の形態を図20
および図21を参照して説明する。この実施の形態はバ
イポーラトランジスタとMOSトランジスタが同一基板
上に形成される半導体装置の製造方法であって、その工
程断面図を図20および図21に示す。
【0135】まず、第12の実施の形態の図18(a)
から図18(c)に示す工程と同一の工程を行う(図2
0(a),(b),(c)参照)。
【0136】次に図20(d)に示すように基板全面に
絶縁膜111を堆積し、フォトリソグラフィ技術と異方
性エッチングを用いて絶縁膜111および多結晶シリコ
ン109b,107をパターニングすることにより、ベ
ース層113、コレクタ電極115、およびゲート電極
116を形成する。このとき、ベース層113、コレク
タ電極115、およびゲート電極116上には絶縁膜1
11が残置している。続いて熱処理することにより、ゲ
ート電極116の側部にシリコン酸化膜117を形成す
る(図20(d)参照)。
【0137】次に図20(e)に示すように、フォトリ
ソグラフィ技術と異方性エッチングを用いてベース層1
13上の絶縁膜111にエミッタ開孔119を形成す
る。
【0138】次に基板全面に多結晶シリコン膜を堆積し
た後、フォトリソグラフィ技術を用いて異方性エッチン
グを行うことによりエミッタ電極120を形成する(図
20(f)参照)。このとき、ゲート電極116の側部
には多結晶シリコンからなる側壁120aが形成される
(図20(f)参照)。続いてバイポーラトランジスタ
形成領域を覆うフォトレジストマスクを形成し、所定の
条件でn型不純物(例えばAs)をイオン注入すること
により、MOSトランジスタ形成領域に高濃度のソース
・ドレイン領域122を形成する(図20(f)参
照)。
【0139】次に等方性エッチングを用いてゲート電極
116の側壁120aを除去する(図21(a)参
照)。続いてn型不純物(例えばAs)を所定の条件で
イオン注入することによりMOSトランジスタ形成領域
に低濃度のソース・ドレイン領域123を形成する(図
21(a)参照)。そして上記フォトレジストマスクを
除去した後、MOSトランジスタ形成領域を覆うフォト
レジストマスクを形成し、n型不純物(例えばAs)を
所定の条件でエミッタ電極120にイオン注入する。続
いて熱処理することによりベース層113の表面領域に
n型不純物を拡散させ、エミッタ領域125を形成する
(図21(a)参照)。
【0140】次に、絶縁膜を基板全面に堆積し、異方性
エッチングを用いてエッチバックすることによりゲート
電極116に側壁膜135を形成するとともに、ベース
層113、コレクタ電極115、およびゲート電極11
6上の絶縁膜111と、ソース・ドレイン領域122上
のシリコン酸化膜105を除去する(図21(b)参
照)。このときエミッタ電極121aの側部にも側壁膜
135が形成される(図21(b)参照)。
【0141】次に基板全面に高融点金属をスパッタ法を
用いて堆積し、熱処理することにより多結晶シリコンま
たは単結晶シリコンと高融点金属とを反応させる。そし
て未反応の高融点金属を除去することによりベース層
(ベース電極ともいう)113、コレクタ電極115、
エミッタ電極120、ゲート電極116、およびソース
・ドレイン領域122上に高融点金属シリサイド層12
7を形成する(図21(c)参照)。
【0142】次に図21(d)に示すように基板全面に
層間絶縁膜130を堆積した後、この層間絶縁膜130
にコンタクト孔を開孔する。そしてこのコンタクト孔を
金属膜で埋込み、パターニングすることにより金属電極
132を形成する(図21(d)参照)。
【0143】以上説明したようにこの第13の実施の形
態も第12の実施の形態と同様の効果を奏することは言
うまでもない。
【0144】次に本発明の第14の実施の形態を図2
2、図23を参照して説明する。この第14の実施の形
態はバイポーラトランジスタとMOSトランジスタが同
一基板上に形成される半導体装置の製造方法であって、
その製造工程断面図を図22、図23に示す。
【0145】まず、第11の実施の形態の図16(a)
〜図16(b)に示す工程と同一の工程を行う(図22
(a),図22(b)参照)。
【0146】次に基板全面に絶縁膜111を堆積し、フ
ォトリソグラフィ技術を用いて絶縁膜111および多結
晶シリコン膜109bを異方性エッチングすることによ
り、ベース層113およびコレクタ電極115を形成す
る(図22(c)参照)。
【0147】次に図22(d)に示すようにフォトリソ
グラフィ技術と異方性エッチングを用いてベース層11
3上の絶縁膜111にエミッタ開孔119を形成した
後、基板全面に多結晶シリコン膜140を堆積する。
【0148】次に図22(e)に示すようにフォトリソ
グラフィ技術および異方性エッチングを用いて多結晶シ
リコン膜140をパターニングすることにより、エミッ
タ電極140aおよびゲート電極140bを同時に形成
する。
【0149】次にバイポーラトランジスタ形成領域上を
フォトレジストでマスクした後、n型不純物(例えばA
s)を所定の条件でイオン注入することにより、低濃度
のソース・ドレイン領域123を形成する(図22
(f)参照)。
【0150】次に基板全面に絶縁膜(例えば窒化膜)を
堆積した後、異方性エッチングを行うことによりゲート
電極104bの側部に窒化膜からなる側壁135を形成
する(図23(a)参照)。このとき、エミッタ電極1
04aの側部にも窒化膜からなる側壁135が形成され
る(図23(a)参照)。続いてn型不純物(例えばA
s)を所定の注入条件でエミッタ電極104aと、MO
Sトランジスタ形成領域にイオン注入した後、熱処理を
行うことにより、ベース層113にエミッタ領域125
を形成するとともにMOSトランジスタ形成領域に高濃
度のソース・ドレイン領域122を形成する(図23
(a)参照)。
【0151】次に異方性エッチングを用いてベース層
(ベース電極)113およびコレクタ電極115上の絶
縁膜111と、ソース・ドレイン領域122上のシリコ
ン酸化膜105を除去する(図23(b)参照)。続い
て基板全面に高融点金属を堆積し、熱処理を行った後、
未反応の高融点金属を除去することにより、ベース電極
113、コレクタ電極115、エミッタ電極104a、
ゲート電極104b、およびソース・ドレイン領域12
2上に高融点金属シリサイド層127を形成する(図2
3(b)参照)。
【0152】次に図23(c)に示すように基板全面に
層間絶縁膜130を堆積し、この層間絶縁膜130にコ
ンタクト孔を開孔する。そしてこのコンタクト孔を埋込
むように金属膜を基板全面に堆積し、金属膜をパターニ
ングすることにより金属電極132を形成し、半導体装
置を完成する。
【0153】以上説明したようにこの第14の実施の形
態によれば、従来のバイポーラトランジスタと異なり、
ベース層(ベース電極113)を覆うようなベース引出
し電極86(図11参照)を形成する必要がない。この
ため、従来のバイポーラトランジスタで必要であったエ
ッチングストッパ膜85(図11参照)、酸化膜87
(図12参照)およびスペーサ膜93(図11参照)も
不要となり、バイポーラトランジスタを微細化しても従
来の場合に比べてエミッタ領域上の開孔(エミッタ開
孔)119のアスペクト比を小さくすることが可能とな
る。これにより、エミッタ幅によっで電流利得が変化す
るのを可及的に防止することができる。
【0154】また、本実施の形態においては、ゲート電
極を構成する層140bとエミッタ電極140aが同時
に形成されるとともに、パターニングが同一工程で行わ
れるため、従来の製造方法に比べて工程数を少なくする
ことができる。
【0155】なお、上記第10乃至第14の実施の形態
においては、npnトランジスタとnMOSトランジス
タとを有する半導体装置の製造方法について説明した
が、注入する不純物の導電型を上記実施の形態において
逆にすれば、pnpトランジスタとPMOSトランジス
タとを有する半導体装置を製造することができることは
言うまでもない。また、MOSトランジスタとしてnM
OSトランジスタおよびpMOSトランジスタを有する
BiCMOS型の半導体装置に適用することも可能であ
り、本発明はその他種々変形して実施することができ
る。
【0156】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の半導体装置
およびその製造方法によれば、微細化してもエミッタ幅
によって電流利得が変化するのを可及的に防止すること
ができる。
【0157】また、本発明の半導体装置の製造方法によ
れば、従来の場合に比べて工程数を短縮することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の第1の実施の形態の
構成を示す断面図。
【図2】本発明による半導体装置の第2の実施の形態の
構成を示す断面図。
【図3】本発明による半導体装置の第3の実施の形態の
構成を示す断面図。
【図4】本発明による半導体装置の第4の実施の形態の
構成を示す構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態の構成を示す製造工
程断面図。
【図6】本発明の第6の実施の形態の構成を示す製造工
程断面図。
【図7】本発明の第7の実施の形態の構成を示す製造工
程断面図。
【図8】本発明の第8の実施の形態の構成を示す製造工
程断面図。
【図9】本発明の第8の実施の形態の構成を示す製造工
程断面図。
【図10】本発明の第9の実施の形態の構成を示す製造
工程断面図。
【図11】従来のバイポーラトランジスタの構成を示す
断面図。
【図12】従来のバイポーラトランジスタの製造方法の
工程断面図。
【図13】従来のバイポーラトランジスタの問題点を説
明する図。
【図14】本発明の第10の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図15】本発明の第10の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図16】本発明の第11の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図17】本発明の第11の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図18】本発明の第12の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図19】本発明の第12の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図20】本発明の第13の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図21】本発明の第13の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図22】本発明の第14の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【図23】本発明の第14の実施の形態の製造方法の工
程断面図。
【符号の説明】
2 シリコン基板 3 素子領域 4 素子分離絶縁膜 6 ベース層 6a 多結晶シリコン層 8 絶縁膜 12 エミッタ電極(多結晶シリコン) 13 エミッタ電極(単結晶シリコン) 14 エミッタ領域 18 層間絶縁膜 19a 金属電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−276667(JP,A) 特開 平7−254611(JP,A) 特開 平3−150848(JP,A) 特開 平4−268732(JP,A) 特開 平8−31965(JP,A) 特開 平1−217969(JP,A) 特開 平4−283937(JP,A) 特開 平5−29328(JP,A) 特開 平4−42968(JP,A) 特開 昭61−210668(JP,A) 特開 昭63−284854(JP,A) 特開 昭62−232964(JP,A) 特開 昭63−76470(JP,A) 特開 平8−191077(JP,A) 特開 平4−226022(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/33 - 21/331 H01L 29/68 - 29/737 H01L 21/334 - 21/336 H01L 21/8222 - 21/8228 H01L 21/8232 H01L 21/8234 - 21/8238 H01L 21/8249 H01L 27/06 H01L 27/08 H01L 29/76 H01L 29/772 H01L 29/78

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の素子領域上に形成されたベー
    ス層と、 前記ベース層の表面領域上に開孔を有しながら前記ベー
    ス層上に形成された絶縁膜と、 前記開孔を埋込みながら前記絶縁膜上に形成されたエミ
    ッタ電極と、 を備え、前記開孔周囲における前記ベース層と前記エミ
    ッタ電極の間の前記エミッタ電極下のみには前記絶縁膜
    が単一の層として介在され、前記素子領域は素子分離絶
    縁膜によって分離されており、前記ベース層は前記素子
    分離絶縁膜上まで延在しており、前記ベース層は素子領
    域上では単結晶シリコンから構成されかつ前記素子分離
    絶縁膜上では多結晶シリコンから構成されていることを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記エミッタ電極下の領域を除いた前記ベ
    ース層の領域は、前記エミッタ電極下の前記ベース層の
    領域よりも不純物濃度が高いことを特徴とする請求項1
    記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】前記エミッタ電極は多結晶シリコンから構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれ
    かに記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記エミッタ電極は単結晶シリコンから構
    成されていることを特徴とする請求項1乃至2のいずれ
    かに記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記エミッタ電極は前記ベース層の外側ま
    で延在し、かつ前記ベース層の外側で配線とのコンタク
    トが取られていることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記エミッタ電極下の領域を除く前記ベー
    ス層の表面および前記エミッタ電極の表面にシリサイド
    層が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の
    いずれかに記載の半導体装置。
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