JP3352692B2 - 水性コポリマー分散液 - Google Patents

水性コポリマー分散液

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、次の成分: A) 1種以上の非水溶性、モノエチレン性不飽和モノ
マー 40〜99重量% B) 1種以上の水溶性、モノエチレン性不飽和モノマ
ー 1〜60重量%、及び C) 1種以上の多エチレン性(mehrfach ethylenisc
h;polyethylenically)不飽和のモノマー0〜30重量
%、特に0〜20重量%を、水性媒体中で、乳化剤として
モノマーの総量に対して2〜20重量%の表面活性化合物
の存在で、ラジカルにより開始するか又は電離線の適用
により開始して共重合させることにより得られる、水性
媒体中での光の散乱により測定して5〜37nmの平均粒度
を有する水性コポリマー分散液に関する。
分散した水中油相中での通常のラジカル重合により、
通常、100nmを越える粒径のポリマーラテックスが得ら
れる。マイクロエマルション(Mikroemulsion)中での
重合は、水中で測定して80nmを下回る粒径を有するマイ
クロ分散液(Mikrodispersion)が得られる。通常の分
散液と同様に、このポリマーはマイクロラテックス(Mi
krolatices)ともいわれる。
環境学的観点から、前記のポリマー分散液のための最
も重要な適用領域であるヘアコスメティック調製物中の
揮発性の有機化合物、特に有機溶剤の割合を減少させる
ことに努められる。実際に、このことは改善されたヘア
スプレーが、今日、典型的な主要内容物の他に、アルコ
ール、例えばエタノール及びイソプロパノール、噴射剤
及びヘアセット剤(フィルム形成剤)、付加的に水及び
揮発性有機化合物の定義に入らない他の物質を含有する
ことを意味する。エアスプレー調製物中の揮発性有機化
合物を減少させるための他の方法は、ポンプスプレーの
使用又は圧縮ガスエアゾールの使用である。この調製物
が水を含有する場合には、環境保護的観点及び費用の観
点で、フィルム形成剤として使用されるポリマー樹脂を
水性系で製造することに努められる。
例えばヘアコスメティックの分野でのマイクロラテッ
クスの工業的な使用は、今日まで、このようなマイクロ
ラテックスの適用調製物中での僅かな固形物含有量及び
この製造のために必要である著しく高い界面活性剤量
(使用したモノマーに対して約20〜50重量%又はそれ以
上)の問題が妨げになっていた。ヘアコスメティック調
製物中のフィルム形成剤としてのポリマー分散液の適用
のもう一つの欠点は、乾燥期間の間に髪が望ましくない
灰白色の外観を呈することであった。
欧州特許(EP−B)第214626号明細書中では、粒子形
のポリマーを有するヘアコスメティック組成物が記載さ
れており、このポリマーは10〜100nmの重量平均の粒子
直径を有し、及び粒子の重量の95%以上が5〜200nmの
直径を有する粒子であるような粒度分布を有している。
例N(表1参照)として、スチレン94重量%及びナトリ
ウムスチレンスルホネート6重量%からなる、42nmの平
均粒度を有するコポリマーが記載され、これは、乳化剤
として、使用したモノマーに対して20重量%の付加物
(酸化エチレン30モルのノニルフェノールへの付加物)
の存在で、水中でラジカルにより開始されるエマルショ
ン重合により製造され;このコポリマー分散液の製造に
よる固形物含有量は約19重量%である。
本発明の課題は、先行技術の欠点をもはや有していな
いコポリマー分散液を製造することであった。
従って、冒頭に定義された微細に分散した水性のコポ
リマー分散液が見出された。
水性媒体中で、光の散乱により測定して、8〜35nm、
特に10〜30nm、とりわけ15〜25nmの平均粒度が有利であ
る。他の測定方法により測定された粒度の値は、ここに
記載された値とわずかに異なることができるが、個々の
測定方法の差異は10%よりも大きくない。
製造による固形物含有量は有利に20〜50重量%、特に
21〜40重量%である。
本発明による水性コポリマー分散液は、通常、水性媒
体中で、電離線又はラジカルを生成する化合物の適用に
より、モノマーA〜Cの光化学的または熱的な反応によ
って製造される。この場合の有利な作業技術は、熱によ
るラジカル開始エマルション重合である。
有利な実施態様は、 A) モノマーA60〜92重量%、特に70〜87重量%及び B) モノマーB8〜40重量% の共重合により又は A) モノマーA60〜93.5重量%、特に70〜90重量%、 B) モノマーB6〜32重量%、特に6〜25重量%、 C) モノマーC0.5〜15重量%、特に0.5〜8重量%、
特に有利に1〜5重量% の共重合により得られる水性ポリマー分散液である。
成分Aとして、通常、25℃で水中に5重量%よりも少
なく溶解するようなモノマーが挙げられる。モノマーA
の例は、スチレン及びスチレン誘導体、例えばα−メチ
ルスチレン、p−メチルスチレン、p−クロロメチルス
チレン、p−ブチルスチレン、p−エチルスチレン又は
p−クロロスチレン、ハロゲン化された化合物、例えば
ビニルクロリド、ビニリデンクロリド又はビニリデンフ
ルオリド、分子中に2〜30、特に2〜10個の炭素原子を
有する直鎖又は分枝鎖のアルキルカルボン酸のビニルエ
ステル、例えばビニルアセテート、ビニルプロピオネー
ト、ビニルラウレート、ネオオクタン酸ビニルエステ
ル、ネオノナン酸ビニルエステル、ネオデカン酸ビニル
エステル、ブタジエン又はイソプレン、アルキル基中1
〜30個の炭素原子を有するビニルアルキルエーテル、例
えばビニルオクタデシルエーテル、アクリルニトリル、
分子中に3〜30個の炭素原子を有する1−アルケン、ア
ルキル基中4〜30個の炭素原子を有するN−アルキル
(メタ)アクリルアミド、例えばN−t−ブチルアクリ
ルアミド、N−t−オクチルアクリルアミド又はN−ウ
ンデシルメタクリルアミド、分子中に1〜30個の炭素原
子を有するアルキルアクリル−及びアルキルメタクリル
エステル、例えばメチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレー
ト、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、ラウリルアクリレート、イソボルニルアクリ
レート、ステアリルアクリレート、ベヘニルアクリレー
ト(Behenylacrylat)及び相応するメタクリルエステル
並びに(メタ)アクリルエステル誘導体、例えばフェノ
キシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、又はペルフルオロオクチルアクリレ
ートである。スチレン、分子中2〜30個のC原子を有す
るアルカンカルボン酸のビニルエステル、アルキル鎖中
1〜10個の炭素原子を有するアルキル(メタ)アクリレ
ートまたはこれらの混合物が特に有利である。
成分Bとして、通常、25℃で水中に少なくとも5重量
%まで溶解するようなモノエチレン性不飽和モノマーが
挙げられる。例えばモノマーBは、エーテル−、アルコ
ール−、フェノール−、アミノ−、イミノ−、アミド
−、カルボン酸−、カルボン酸無水物−、ホスホン酸
−、スルホン酸−又はスルフェートエステル基の種類か
らの基を含有する。構成基は共役の形及び/又は環構造
の形に統合されて存在することができる。アミノ−及び
イミノ基は、アルキル化剤との反応により、相応する第
4級基に変換されていてもよく、酸性の基はアルカリ金
属及びアルカリ土類金属、アンモニア又は有機アミンと
の塩の形で存在していても良い。成分Bの例は、不飽和
カルボン酸、例えばアクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、フマル酸、マレイン酸、マレイン酸
−又はフマル酸半エステル、例えばマレイン酸−又はフ
マル酸モノメチルエステル、−モノエチルエステル又は
−モノブチルエステル、ホスホン酸−及びスルホン酸誘
導体、例えばビニルホスホン酸、ナトリウム−ビニルス
ルホネート、ナトリウムスチレンスルホネート、アクリ
ルアミドプロパンスルホン酸、カリウム−スルフェート
プロピルメタクリレート、アンモニウム−スルフェート
エチルメタクリレート、アクリルアミド誘導体、例えば
アクリルアミド、メタクリルアミド、N,N−ジメチルア
クリルアミド−3−アクリルアミド−3−メチル−酪
酸、N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド、N
−メチロール(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
−N−メタクリル−アミドプロピル−N−(3−スルホ
プロピル)アンモニウム−ベタイン又は10−アクリルア
ミドウンデカン酸、(メタ)アクリル酸エステル、例え
ばヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレート、分子中に2〜50個のエ
チレンオキシ単位を有するエトキシ−及びメトキシプロ
ピルエチレングリコールメタクリレート、ポリエチレン
グリコールモノメタクリレート、ポリプロピレングリコ
ールモノメタクリレート、モノメタクリルオキシエチル
フタレート、モノメタクリルオキシエチルスクシネー
ト、ブタンジオールモノアクリレート、ジメチルアミノ
エチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル
(メタ)アクリレート、第4級化されたアンモニウム
(メタ)アクリレート、例えばN−トリメチル−又はN
−トリエチルアンモニウムエチル(メタ)アクリレー
ト、N−ビニルピロリドン、N−ビニルカプロラクタ
ム、N−ビニルイミダゾール、N−C1〜C10アルキル−
N′−ビニルイミダゾリウム−化合物、例えばN−メチ
ル−、N−エチル−又はN−ブチル−N′−ビニルイミ
ダゾリウム−クロリド、−ブロミド又はメトスルフェー
ト、1−ビニル−2−メチルビニルイミダゾール、4−
及び2−ビニル−ピリジン又はN−ビニルホルムアミド
である。アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレ
イン酸又はフマル酸−C1〜C10アルキル−半エステル、
アルキル鎖中それぞれ1〜10個の炭素原子を有するヒド
ロキシアルキル(メタ)アクリレート、N−トリ−C1
C4アルキル−アンモニウム−C1〜C10アルキルアクリレ
ート又は−メタクリレート、N−ビニルピロリドン、N
−ビニルイミダゾール、N−C1〜C10アルキル−N′−
ビニルイミダゾリウム−化合物、N−ビニルカプロラク
タム又はこれらの混合物が特に有利である。
カルボン酸、スルホン酸又はホスホン酸をモノマーB
として使用する場合、このモノマーの部分的又は全体の
量を塩基の添加により相応する塩に変換することができ
る。適当な塩基は、例えばアルカリ塩基、例えばアルカ
リ金属水酸化物及び炭酸塩、例えばNaOH、KOH、及び炭
酸ナトリウム及び炭酸カリウム、アンモニア及び有機ア
ミン、ピリジン及びアミジン又はこれらの混合物であ
る。有機アミンを用いた中和の際に、有利に、アルカノ
ール基中に2〜5個のC原子を有するモノ−、ジ−又は
トリアルカノールアミンからなる一連のアルカノールア
ミン、例えば、モノ−、ジ−又はトリエタノールアミ
ン、モノ−、ジ−又はトリ(イソ)プロパノールアミン
又は2−アミノ−2−メチル−プロパノール、アルカン
ジオール基中に2〜4個のC原子を有するアルカンジオ
ールアミン、例えば2−アミノ−2−メチル−1,3−プ
ロパンジオール、2−アミノ−2−エチル−1,3−プロ
パンジオール、アルカリポリオールアミン、例えばテト
ラヒドロキシプロピルエチレンジアミン、アルキルアミ
ン、例えばジ(2−エチルヘキシル)アミン、トリアミ
ルアミン又はドデシルアミン及びアミノエーテル、例え
ばモルホリンが使用される。塩基の添加は、重合の前、
間又は後で行うことができる。
窒素含有の、塩基性の、エチレン性不飽和モノマーB
を使用する場合、これは重合の前、間又は後で、無機酸
又は有機酸又は適当なアルキル化剤、例えばアルキルク
ロリド、アルキルブロミド、アルキルヨージド又はジア
ルキルスルフェートの一部又は当量を添加することによ
り相応する塩又は第4級化合物に変換することができ
る。
架橋する成分Cとして、オレフィン性の多数箇所の不
飽和の化合物、例えばジビニルベンゼン、ジビニルエチ
レン尿素、ジアリル酒石酸ジアミド、メチレンビスアク
リルアミド、多官能性アルコールの(メタ)アクリルエ
ステル、例えばエチレングリコール、1,4−ブタンジオ
ール、トリメチロールプロパン、ペンタエリトリット、
ネオペンチルグリコール、ビスフェノール−A、グリセ
リン、プロパンジオール、アルキレン基中に3〜20個の
C原子を有するアルキレングリコール、ポリエチレング
リコール又はポリプロピレングリコールの(メタ)アク
リルエステル、(メタ)アクリル酸のアリルエステル、
トリビニルシクロヘキサン、トリアリルトリアジントリ
オン、トリメチロールプロパンのアリルエーテル、ペン
タエリトリット及び分子当たり少なくとも2個のアリル
エーテル単位を有するサッカロース、ジヒドロジシクロ
ペンタジエニル(メタ)アクリレート、N−アリルメタ
クリルアミド、N,N−ジアリル酒石酸ジアミン又はジア
リルフタレートが用いられる。ジビニルベンゼン、(メ
タ)アクリル酸アリルエステル、C2〜C10アルキルプロ
ピル−ポリアクリレート又は−メタクリレート、例えば
1,4−ブタンジオールジアクリレート又は−メタクリレ
ート、又はこれらの混合物が特に有利である。
この重合は、エマルション重合において常用の表面活
性化合物を乳化剤もしくは乳化剤混合物として、使用し
たモノマーの総量に対して、2〜20重量%、有利に3〜
18重量%、特に4〜15重量%、とりわけ5〜13重量%の
量で使用しながら実施される。市販されている界面活性
化合物は、広い範囲の文献中に、例えばR.Hensch,“Ull
mann's Encyclopedia of Industrial Chemistry",5.Auf
l.,1987,Vol.A9,S.297−339,E.W.Flick“Industrial Su
rfactants",Noyes Publication,Park Ridage 1988,又は
M.R.Porter“Handbook of Surfactants",Chapman & Ha
ll,New York 1991に記載されている。このような乳化剤
の例は、特に、アニオン活性化合物、特に、長鎖脂肪酸
のアルカリ金属−、アンモニウム及びアミン塩、脂肪ア
ルコール及び脂肪アルコールエーテル、及びアルキルフ
ェノールの硫酸エステルのアルカリ金属塩、例えば1〜
15モルのエチレンオキシドを有するナトリウムラウリル
エーテルスルフェート、スルホコハク酸ジアルキルエス
テルのアルカリ金属塩並びにアルキルベンゼン、アルキ
ルナフタレン及びナフタレンのスルホン酸のアルカリ金
属塩である。しかし、カチオン活性化合物、例えば脂肪
アミン、第4級アンモニウム化合物又は第4級化された
ピリジン、モルホリン又はイミダゾリルも使用すること
ができる。
多くの場合、乳化剤に、付加的に補助溶剤又は補助溶
剤混合物を0.5〜20重量%、特に1〜5重量%の量で添
加される。有利な補強溶剤は、直鎖又は分枝鎖の脂肪族
又は脂環式のC1〜C30アルコール並びにその混合物であ
る。例えば、n−ブタノール、n−ヘキサノール、シク
ロヘキサノール、2−エチルヘキサノール、イソオクタ
ノール、n−オクタノール、n−デカノール、n−ドデ
カノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール
又はコレステリンである。
他の可能な補助溶剤は、アルキル基中に4〜20個の炭
素原子を有するアルカンジオール、分子中1〜4個のエ
チレンオキシド単位を有するエチレングリコールアルキ
ルエーテル、アルキル鎖中に1〜8個の炭素原子を有す
るN−アルキルピロリドン並びにN−アルキル−及びN,
N−ジアルキルアセトアミドである。これについての例
は、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノエチルエーテル、テトラエチレングリ
コールジメチルエーテル、N−メチルピロリドン、N−
ヘキシルピロリドン、ジエチルアセトアミド又はN−オ
クチルアセトアミドである。
更に、この重合の際に、モノマーは溶解するが、ポリ
マーを溶解しない不活性の非水溶性の物質を添加するこ
とができる。この物質は、むしろポリマーのための沈殿
剤として作用する。「孔形成剤(Porenbildner)」とし
て表されるこの物質の例は、モノマーの総量に対して1
〜250重量%の量の、線状又は環状の、直鎖又は分枝鎖
の炭化水素、例えばシクロヘキサン、n−ヘキサン又は
n−オクタン、カルボン酸エステル、例えばメチルアセ
テート、エチルアセテート、イソプロピルアセテート、
イソブチルアセテート又はメチルプロピオネート、及び
ケトン、例えばアセトン、メチルエチルケトン又はジエ
チルケトンである。これらは、大抵は反応の間又は後
で、蒸留により又は他の適当な方法により反応混合物か
ら除去される。
本発明による水性のコポリマー分散液は、有利に、モ
ノマーA〜Cを、水又は水性媒体中で、乳化剤及び補助
乳化剤の存在で、熱的又は光化学的にラジカルを生成す
る開始剤の適用又は電離線の適用により反応させること
により製造される。この反応は、乳化重合において公知
の多様な方法により行われる。この場合、全ての成分は
反応のはじめに装入することができる。しかし、個々の
又は全ての成分は、反応の進行中でも、場合により異な
る時空で部分的又は完全に供給することもできる。この
供給は、別々に又は一緒に、及び場合により撹拌された
容器から行うことができる。
この重合は、通常撹拌された反応容器中で、不活性ガ
ス雰囲気中で行われる。反応混合物の温度は、重合の間
に一般に40〜160℃、有利に50〜120℃である。光化学的
に作用する開始剤又は電離線を用いた反応の場合、この
温度はこの範囲外にあることもでき、例えば0〜120℃
である。この温度は、反応の間、プログラムにより別々
に制御することができる。反応容器中の圧力は、通常0.
8〜5barの値に調節され、有利に大気圧である。
通常、共重合は水中で実施される。しかし、反応の
前、間又は後に、水相に対して80重量%の低級アルコー
ル、例えばメタノール、エタノール又はイソプロパノー
ル又は低級ケトン、例えばアセトンを添加することがで
きる。
この共重合は、有利に、重合条件下でラジカルを生成
する開始剤の存在で行われる。ラジカルを生成する開始
剤として、全ての常用のペルオキシ化合物及びアゾ化合
物、例えばペルオキシド、ヒドロペルオキシド及びペル
オキシエステル、例えば過酸化水素、ナトリウム−、カ
リウム−及びアンモニウムペルオキシジスルフェート、
ジベンゾイルペルオキシド、ジ−t−ブチルペルオキシ
ド、t−ブチルヒドロペルオキシド、t−ブチルペルピ
バレート及びt−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサ
ノエート、並びにアゾ化合物、例えば2,2′−アゾビス
(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド、2,2′−
アゾビス[2−(2−イミダゾリン−2−イル)プロパ
ン]ジヒドロクロリド、2,2′−アゾビスイソブチロニ
トリル、2,2′−アゾビス(2,4−ジメチル−バレロニト
リル)、ジメチル−2,2′−アゾビスイソブチレート、
2,2′−アソビス−(2−メチルブチロニトリル)及び
2,2′−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレロ
ニトリル)が挙げられる。もちろん開始剤混合物又は公
知のレドックス開始剤も使用することができる。これら
の開始剤は、通常の量で、例えば重合すべきモノマーに
対して0.05〜5重量%で使用される。
この共重合は、紫外線を用いて反応混合物を照射する
ことにより実施することもできる。このために、この混
合物に、この条件下でラジカルを生成する光開始剤が添
加される。このための適当な開始剤は、例えばα−ジケ
トン、例えばベンジル又はジアセチル、アシロイン、例
えばベンゾイン、アシロインエーテル、例えばベンゾイ
ンメチルエーテル、ベンゾインエチルエーテル又はベン
ゾインイソプロピルエーテル、チオキサントン、例えば
チオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、チオ
キサントン−1−スルホン酸又はチオキサントン−2−
スルホン酸、ベンゾフェノン、例えばベンゾフェノン、
4,4′−ビス(ジメチルアミノ)ベンゾフェノン又は4,
4′−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、アセト
フェノン、例えばアセトフェノン、p−ジメチルアミノ
アセトフェノン、α,α−ジメトキシアセトキシアセト
フェノン、2,2′−ジメトキシ−2−フェニルアセトフ
ェノン、p−メトキシアセトフェノン又は2−メチル
[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノ−1
−プロパン、キノン、例えばアントラキノン又は1,4−
ナフトキノン、ハロゲン化化合物、例えばフェナシルク
ロリド、トリボロンメチルフェニルスルホン又はトリス
(トリクロロメチル)−s−トリアジン、並びにペルオ
キシド、例えばt−ブチルペルオキシドである。
この光重合開始剤は、単独で又はこれらの2種以上の
混合物として使用することができ、これは、使用される
モノマーの総和に対して、有利に0.1〜20重量部、特に
0.2〜10重量部の量で含有される。この光開始剤に、活
性剤、例えば第3級アミンも添加することができる。
このコポリマーの分子量は、有利に、重合混合物に調
節剤として有機硫黄化合物を添加することにより調節、
例えば低下される。適当な調節剤は、例えばメルカプト
化合物、例えばドデシルメルカプタン、チオエタノー
ル、2−エチルヘキシルチオグリコラート、2−メルカ
プト−1−エタノール又はチオグリコール酸である。調
節剤を併用する場合、この使用量は通常、使用されるモ
ノマーに対して0.1〜5重量%である。
本発明による水性コポリマー分散液は、例えば若干量
の不所望の不純物を減少させるために、反応の後に、他
の製造工程にかけることができる。このような方法工程
は、例えば後重合法、水蒸気処理、溶剤の部分的な留去
又はストリッピング法である。これは更に物理的な処理
工程、例えばフィルター法、乾燥法又は造粒法にかける
ことができる。
本発明による水性コポリマー分散液に他の助剤、例え
ば錯生成剤、消泡剤、保存剤、腐食防止剤、ラジカル捕
捉剤(Radikalfaenger)又は酸化防止剤も添加すること
ができる。
本発明によるコポリマー分散液の1cmの厚さの層の光
透過性(LD)は、通常、白色光について、0.5重量%の
濃度で、少なくとも50%であり、大抵は70%を上回る値
に達する。
本発明による水性コポリマー分散液は、水性ベースの
ラッカー、塗料及びプラスチックの製造のために適して
いる。この調製物において、コポリマーは有利に2重量
%よりも少ない架橋するモノマーCを用いて製造され
る。ポリマーの僅かな粒度により、この調製物は光学的
に透明である。それにより、この調製物は、従来の分散
液を用いて調製され、比較的大きな粒子直径により乳白
又は不透明な外観を有する系と比較して適用技術的な利
点を有する。本発明によるコポリマー分散液はこの種の
調製物であるが、例えば流動特性を改善するため又はUV
線に対する挙動に影響を与えるためにわずかな量で助剤
として添加することもできる。このような場合には、よ
り高度に架橋したコポリマーも使用することができる。
本発明によるコポリマー分散液は、一般に、有利に架
橋した形で、他の材料とも配合することができる。熱可
塑性ポリマーが特に有利である。この分散液は、この材
料に改善された機械的特性又はUV線に対する特別な散乱
性を付与し、これは多くの適用、特に食料品の包装又は
蛍光−光線コンバーター(Fluoreszenz−Lichtwandler
n)において必要とされる。更に、本発明によるコポリ
マー分散液は、いわゆるコア−外殻−ポリマー(core−
shell polymeres)のための種ラテックス(seed latice
s)として使用することができる。
本発明によるコポリマー分散液は、化粧用調製物にお
いて特に有利に使用される。これは、架橋していない
か、僅かに架橋した形で、ヘアコスメティック調製物の
皮膜形成剤として、並びにヒトの皮膚のための撥水装備
のため及びサンスクリーン剤(sunscreen agent)の保
護効果の強化のために適している。ポリマーの僅かな粒
度により、多くの場合、水性又は主に水性の媒体中で透
明な調製物を準備することが可能である。化粧用調製物
における蒸発バリア(evaporation barrier)としての
使用も考えられる。
ヘアスプレーにおけるヘアセット剤として、本発明に
よるコポリマー分散液は、ジメチルエーテル、プロパ
ン、ブタン及びこれらの混合物のような噴射剤と一緒に
エアゾール調製物の形で、又は圧縮空気−もしくはポン
プスプレーとして使用することができる。微細に分散し
た分散液は、髪の乾燥期間に、今までヘアスプレーにお
ける分散液の使用を妨げていた灰白色の外観(これは消
費者が受け入れなかったため)を生じない。髪上に形成
される皮膜は、透明でべたつかず、良好な洗浄性におい
て僅かな水吸収を示し、高いセッティング性を生じる。
噴射ガスの相容性も同様に良好である。
古典的なアルコール性もしくは水性アルコール性溶液
と比較してこの分散液の利点は、より高い作用物質濃度
において減少された粘度である。このように、特に、使
用されたポリマー量に対して揮発性の有機化合物の減少
が達成される。通常のポリマーを、アルコール性もしく
は水性アルコール性溶液としてヘアスプレー調製物中に
混入した場合、この粘度が作用物質濃度を制限する。高
粘度の溶液は、十分に微細に分散してスプレーすること
ができないため、ヘアスプレー中のポリマーの濃度は通
常10重量%を上回らない。
本発明の対象は、水性媒体中で、ラジカル開始される
重合により又は電離線の適用により開始される重合によ
り得られる、水性媒体中で光の散乱により測定して5〜
100nmの平均粒度を有する水性ポリマー分散液の、ヘア
コスメティック調製物における皮膜形成剤としての使用
でもあり、その際、この使用は、このヘアコスメティッ
ク調製物が11〜30重量%、特に15〜25重量%のポリマー
の固形物含有量を有することを特徴とする。
この場合、 A) 1種以上の非水溶性、モノエチレン性不飽和モノ
マーA 40〜100重量%、特に40〜99重量%、 B) 1種以上の水溶性、モノエチレン性不飽和モノマ
ーB 0〜60重量%、特に1〜60重量%、及び C) 1種以上の多重のエチレン性不飽和のモノマーC
0〜30重量%、特に0〜20重量% の重合により得られる水性ポリマー分散液が有利であ
る。
本発明によるコポリマー分散液は、特に有利に、化粧
用の適用のために、太陽光に含まれるような紫外線(UV
線)の保護剤、つまりヒトの皮膚の保護剤において、架
橋した形で使用することができる。これは、これが周囲
の媒体に対して屈折率の差を有する限り、UV線を有効に
散乱することができる。従って、これは直接、UV保護剤
として化粧品及び非化粧品の分野で、例えば木材保護剤
又は光感受性の食料品の包装のためのシート用に配合さ
れた形で使用することができる。この分散液は、1種以
上のUV吸収性成分と組み合わせて使用することもでき
る。この混合物は、しばしばこの混合物の基礎となる成
分の和から生じるよりも高い吸光作用を有する。サンス
クリーン剤は、それにより、その効果を失わずに、少量
のUV活性成分と共に調製することができる。コポリマー
とUV活性成分との有利な重量比は、1:99〜99:1、特に有
利に10:90〜90:10である。
適当なUV活性成分は、1cmの層厚で1重量%の溶液中
で測定してE>100の吸光度で、200〜350nmの波長領域
で吸収極大を有する。適当な物質は、例えば、2−ヒド
ロキシ−4−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ
−4−メトキシ−ベンゾフェノン−5−スルホン酸、2,
2′−ジヒドロキシ−4−メトキシ−ベンゾフェノン、
p−メトキシケイ皮酸、エチル−4−ビス(2−ヒドロ
キシプロピル)−アミノ安息香酸、グリセリン−1−
(4−アミノ安息香酸)、ホモメチルサリチレート、メ
チル−o−アミノ安息香酸、2−エチルヘキシル−2−
シアノ−3,3−ジフェニルアクリレート、2−エチルヘ
キシル−p−ジメチルアミノ安息香酸、2−エチルヘキ
シル−p−メトキシケイ皮酸エステル、2−エチルヘキ
シル−サリチレート、4−アミノ安息香酸、2−フェニ
ル−ベンズイミダゾール−5−スルホン酸、トリエタノ
ールアミン−サリチレート、3−(4′−メチルベンジ
リデン)−ボラン−2−オン、2,4−ジヒドロキシベン
ゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラヒドロキシベンゾフ
ェノン、2,2′−ジヒドロキシ−4,4′−ジメトキシ−ベ
ンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−(2−エチルヘキ
シルオキシ)−ベンゾフェノン、1−(4′−イソプロ
ピルフェニル)−3−フェニル−プロパン−1,3−ジオ
ン、1−(4′−ブチルフェニル)−3−(4−メトキ
シフェニル)−プロパン−1,3−ジオン、エチル−2−
シアノ−3,3′−ジフェニル−アクリレート、オクチル
トリアゾン、p−アミノ安息香酸ポリエチレングリコー
ル−エステル、二酸化チタン又は酸化亜鉛である。
従って、本発明の対象は、水性媒体中で、 A) 1種以上の非水溶性、モノエチレン性不飽和モノ
マーA 40〜100重量%、特に40〜99重量% B) 1種以上の水溶性、モノエチレン性不飽和モノマ
ーB 0〜60重量%、特に1〜60重量%、及び C) 1種以上の多エチレン性(mehrfach ethylenisc
h)不飽和モノマーC 0〜30重量%、特に0〜20重量
% のラジカル開始された重合又は電離線の適用により開始
された重合により得られた、水性媒体中で光の散乱によ
り測定して5〜100nmの平均粒度を有する水性ポリマー
分散液の紫外線からの保護剤としての使用でもある。
本発明によるコポリマー分散液における又は孔形成剤
の存在で製造されたようなものにおける特に著しく架橋
したポリマーは、内容物質のための担持剤として、調剤
学的、化粧品又は農業化学的、つまり農業において使用
される調製物、例えば油、ビタミン、グリセリン、UV線
吸収剤、香料、保存剤、殺虫剤、除草剤、殺菌剤、メッ
センジャー物質(Botennstoffe;messenger substance
s)又は虫忌避剤のためのために使用される。この担持
剤は、例えば成分のより容易な混入、調製物の快適な肌
の感覚、より確実な取扱性又は内容物質の制御された放
出も可能にする。この内容物質は、ポリマーに対して、
1〜200、有利に5〜80重量%の濃度で存在する。
更に、本発明の対象は、相応するコスメティック調製
物であり、一方は例えば固形物1〜30重量%、5〜100n
mの平均粒度を有するポリマー分散液の場合には、水性
コポリマー分散液もしくはポリマー分散液の固形物11〜
30重量%を含有するヘアコスメティック調製物であり、
他方は水性コポリマー分散液もしくはポリマー分散液の
固形物0.1〜40重量%を含有する水性のスキンコスメテ
ィック調製物である。
本発明の対象は、本発明による微細に分散した水性の
コポリマー分散液1〜99重量%、有利に10〜90重量%及
び、水性媒体中で光の散乱により測定して、40〜10000n
m、特に100〜1000nmの平均粒度直径を有する水性ポリマ
ー分散液99〜1重量%、有利に90〜10重量%、又は水性
ポリマー溶液99〜1重量%、有利に90〜10重量%からの
混合物でもある。水溶性ポリマーとして、特に、市販の
ポリマー、例えばポリビニルピロリドン、ビニルピロリ
ドンと酢酸ビニルとからのコポリマー、酢酸ビニルとク
ロトン酸とのコポリマー、酢酸ビニル、ビニルプロピオ
ネート及びクロトン酸からのコポリマー、又はアクリレ
ート/アクリルアミド−ベースのコポリマーが挙げられ
る。このような混合物は既に記載されたように、適用技
術的利点を有している。
本発明によるコポリマー分散液の大きな利点は、典型
的なアルコール性又は水性−アルコール性溶液と比較し
て、より高い作用物質濃度でのむしろ減少された粘度で
ある。このように、特に、使用されたポリマー量に対し
て揮発性有機化合物の減少が達成される。本発明による
コポリマー分散液は、匹敵する固体含有量を有するこの
ようなコポリマーの類似の溶液の場合、約1000〜10000m
Pasの値であるのと比較して、20〜50重量%の固体含有
量で、2〜50mPas、特に3〜30mPasの通常の粘度を有す
る。
本発明によるコポリマー分散液は、達成された高い固
形物含有量及び低下された乳化剤濃度を有し、その際、
同時に、特にヘアコスメティック調製物において、特に
粒度分布スペクトルに起因する優れた適用技術的結果を
示す。
本発明によるコポリマー分散液は、塩基の添加により
部分的に又は完全に中和することもできる。塩基とし
て、アルカリ金属、特にNaOH、アンモニア、アミン及び
/又はヒドロキシアミン、特に2−アミノ−2−メチル
プロパノールが挙げられる。
製造例 例1 撹拌装置中で、VE−水(demineralized water)900
g、2モルのエチレンオキシドを用いて製造されたナト
リウム−ラウリルエーテルスルフェートの27重量%の水
溶液172g及びn−ブタノール8gを70〜80℃に加熱し、撹
拌しながら、及び軽度の窒素流のもとで、2,2′−アゾ
ビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロクロリド2gを添
加した。この溶液に、VE−水383.3g、Na−ラウリルエー
テルスルフェート溶液44g、n−ブタノール2g、メタク
リル酸45g及びt−ブチルアクリレート255gの供給物
を、75分間で、77℃の内部温度で滴加した。その後、2
−アミノ−2−メチル−1−プロパノール10gを77℃の
温度で5分間に滴加した。このバッチを吸引濾過器に移
した。この透明な分散液は20.2重量%の固形物含有量
(FG);K−値(エタノール中1重量%):44.7;LD−値
(白色光、0.1重量%)98.0%及び平均粒度:17.5nmを有
していた。
例2 撹拌装置中で、VE水350ml、例1からのナトリウム−
ラウリルエーテルスルフェート−溶液74.0g、n−ブタ
ノール2g及びナトリウムペルオキソジスルフェート0.9g
を撹拌しながら、軽度の窒素流のもとで、80℃に加熱し
た。この溶液に、VE水150ml、ナトリウム−ラウリルエ
ーテルスルフェート溶液13.5g、n−ブタノール2.0g、
メチルメタクリレート190g、メタクリル酸5.0g、メタク
リル酸アリルエステル10.0g及びエチルヘキシルチオグ
リコラート1.3gの供給物を、2.5時間の間に、及び同時
に、メタクリル酸21.5gの第2の供給物を1.5時間の間に
滴加した。引き続き、この混合物をなお3時間後重合さ
せ、次いで、麻製の布で濾別した。FG:30.6重量%;LD値
(0.01重量%):99%;LD値(0.5重量%):75%及び平均
粒度:36.7nmを有する透明な分散液が生じた。
例3 撹拌装置中で、VE水360ml、分子中2個のエチレンオ
キシド単位を有するナトリウム−ラウリルエーテルスル
フェートの28重量%の水溶液60g、n−ブタノール2.0g
及びナトリウムペルオキソジスルフェート1.0gを、撹拌
しながら、軽度の窒素流のもので、80℃に加熱した。こ
の溶液に、水150ml、ナトリウム−ラウリルエーテル−
スルフェート−溶液8g、n−ブタノール2.0g、スチレン
126g、アクリル酸18g及びジビニルベンゼン6gの供給物
を3時間の間に滴加した。この試験物を、更に3時間こ
の温度に保持した。引き続き、この混合物を麻製の布で
濾別した。FG:23.2重量%;LD値(0.5重量%):89%及び
平均粒度:20.5nmを有する透明な分散液が生じた。
例4 撹拌装置中で、VE水250ml、分子中2個のエチレンオ
キシド単位を有するナトリウム−ラウリルエーテル−ス
ルフェート27重量%の水溶液74g、n−ブタノール2.0g
及びナトリウムペルオキソジスルフェート0.6gを、撹拌
しながら、軽度の窒素流のもとで、83℃に加熱した。こ
の溶液に、VE水150ml、ナトリウムラウリルエーテル−
スルフェート溶液18.5g、n−ブタノール2.0g、t−ブ
チルアクリレート50g、メタクリル酸25g及びメチルメタ
クリレート50gの供給物を75分間で滴加した。この試験
物を更に2時間この温度に保持した。この混合物を最終
的に麻製の布で濾別した。FG:21重量%;LD値(0.5重量
%):96.5%、K値(1重量%、エタノール):62.7及び
平均粒度:16.3nmを有する青みがかった光沢のある透明
な液体が生じた。
例5 撹拌装置中で、VE水900g、分子中2個のエチレンオキ
シド単位を有するナトリウムラウリルエーテル−スルフ
ェートの27重量%の水溶液172g、n−ブタノール8g及び
2,2′−アゾビス(2−アミジノプロパン)ジヒドロク
ロリド2.5gを、撹拌しながら、軽度の窒素流のもとで80
℃に加熱した。この溶液に、VE水383g、ナトリウム−ラ
ウリルエーテル−スルフェート−溶液240g及びメタクリ
ル酸60gの供給物を60分間の間に滴加した。この温度で2
5分の後に、2−アミノ−2−メチル−1−プロパノー
ル10gを10分間の間に滴加した。この混合物を最終的に
麻製の布を介して濾別した。FG:20.4重量%;LD値(0.5
重量%):96.5%、K値(1重量%、エタノール):36.5
及び平均粒度:15.0nmを有する青みがかった光沢のあ
る、透明の液体が生じた。
例6 撹拌装置中で、VE水700g、分子中2個のエチレンオキ
シド単位を有するナトリウム−ラウリルエーテル−スル
フェートの27重量%の水溶液140g、n−ブブタノール4.
0g及びVE水8g中のアンモニウムペルオキシジスルフェー
ト0.9gの溶液を、撹拌しながら、軽度の窒素流のもと
で、80℃に加熱した。この溶液に、VE水300ml、ナトリ
ウム−ラウリルエーテル−スルフェート溶液37g、n−
ブタノール4.0g、メタクリル酸5g及びメチルメタクリレ
ート200gの供給物を3時間の間に滴加した。この場合、
この供給において、2.75時間の間にメタクリル酸45gか
らなるもう1つの供給物を滴加した。この試験物を更に
0.5時間この温度に保持した。この混合物を最終的に麻
製の布を介して濾別した。FG:20.5重量%;LD値(0.5重
量%):96%;平均粒度:17.1nmを有する青みがかった光
沢のある、透明の液体が生じた。
例7 撹拌装置中で、VE水340ml、例1からのナトリウム−
ラウリルエーテル−スルフェート−溶液90g、n−ブタ
ノール2g及びナトリウムペルオキソジスルフェート1g
を、撹拌しながら、軽度の窒素流のもとで、80℃に加熱
した。この溶液に、VE水150ml、ナトリウム−ラウリル
エーテル−スルフェート−溶液15g、n−ブタノール2.0
g、スチレン140g、メタクリル酸10g、ジビニルベンゼン
6g及びシクロヘキサン234gの供給物を3時間の間に滴加
した。引き続き、この混合物をなお3時間後重合させ
た。次いで、シクロヘキサンを蒸留により除去した。冷
却した後、この混合物を麻製の布を介して濾別した。F
G:26.5重量%;LD値(0.5重量%)73%;平均粒度:34.5n
mを有する透明の分散液が生じた。
例8 撹拌装置中で、VE水350ml、分子中2個のエチレンオ
キシド単位を有するナトリウム−ラウリルエーテル−ス
ルフェートの28重量%の水溶液33.6g、n−ブタノール
2.0g及びナトリウムペルオキソジスルフェート1.0gの溶
液を、撹拌しながら、軽度の窒素流のもとで、80℃に加
熱した。この溶液に、水150ml、ナトリウム−ラウリル
エーテル−スルフェート−溶液3.9g、n−ブタノール2.
0g、スチレン90g、エチルアクリレート36g、メタクリル
酸18g及びジビニルベンゼン6gの供給物を3時間の間に
滴加した。この試験物を更に3時間この温度に保持し
た。引き続き、この混合物を麻製の布を介して濾別し
た。FG:21.2重量%;LD値(0.5重量%):88%;平均粒
度:23.4nmを有する透明な分散液が生じた。
例9 撹拌装置中で、VE水350ml、ナトリウム−ドデシルベ
ンゼン−スルホネートの15重量%の水溶液54g、n−ブ
タノール2.0g及びナトリウムペルオキソジスルフェート
1.0gを、撹拌しながら、軽度の窒素流のもとで、80℃に
加熱した。この溶液に、水150ml、ナトリウム−ドデシ
ル−ベンゼン−スルホネート−溶液6g、n−ブタノール
2.0g、スチレン126g、メタクリル酸18g及びジビニルベ
ンゼン6gの供給物を3時間の間に滴加した。この試験物
を更に3時間この温度に保持した。引き続き、この混合
物を麻製の布を介して濾別した。FG:22.8重量%;LD値
(0.5重量%):83%;平均粒度:26.4nmを有する透明の
分散液が生じた。
例10 撹拌装置中で、VE水350ml、分子中2個のエチレンオ
キシド単位を有するナトリウム−ラウリルエーテル−ス
ルフェーとの27重量%の水溶液33.6g、n−ブタノール
2.0g及びナトリウムペルオキソジスルフェート1gを、撹
拌しながら、軽度の窒素流のもとで、80℃に加熱した。
この溶液に、水150ml、ナトリウム−ラウリルエーテル
−スルフェート−溶液3.9g、n−ブタノール2.0g、t−
ブチルアクリレート102g、メタクリル酸30g、エチルア
クリレート15g及び1,4−ブタンジオールジアクリレート
3gの供給物を75分の間に滴加した。この試験物を更に2
時間この温度に保持した。この混合物を最終的に麻製の
布を介して濾別した。FG:22.5重量%;LD値(0.5重量
%):90%;平均粒度:23.2nmを有する青みがかった光沢
のある、透明の分散液が生じた。
例11〜15 例11〜15は、例10と同様に実施した。分散液の組成及
び関連する特性並びに、一覧性を良くするために、前記
の例の組成及び関連する特性を、次の表にまとめた。
適用例 例16 例5からのコポリマー分散液を用いて、強力にセッテ
ィングするエアゾールヘアスプレー調製物を製造した
(分散液70gを2−アミノ−2−メチルプロパノールを
用いてpH7.5に調節+ジメトキシエタン30g)。この混合
物は良好に噴霧することができ(低い粘度)、透明な皮
膜を形成し、白色効果を示さなかった、つまり暗色の髪
に見えなかった。
例17 例5からのコポリマー分散液を用いて、強力にセッテ
ィングするポンプヘアスプレー調製物を製造した(分散
液100gを2−アミノ−2−メチルプロパノールを用いて
pH7.5に調節)。この試料は、約20重量%の調製物とし
て直接噴霧することができ(微細なスプレー噴射)及び
白色効果を示さなかった。
例18 例4からのコポリマー分散液を用いて、エアゾールへ
明日プレー調製物を製造した(分散液25gを2−アミノ
−2−メチルプロパノールを用いてpH6.5に調節+エタ
ノール25g+水20g+ジメチルエーテル30g)。この混合
物は優れたセッティング効果を示し、良好に噴霧するこ
とができ、白色効果を示さなかった。
例19〜24 例17と同様に、例10〜15からの分散液を用いて強力に
セッティングするポンプスプレー調製物を製造した。全
ての試料は、22〜24重量%の調製物として直接噴霧する
ことができ(微細なスプレー噴射)及び白色効果を示さ
なかった。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C09J 157/00 C09J 157/00 (72)発明者 ザナー,アクセル ドイツ連邦共和国 D―67227 フラン ケンタール ロルシャーリング 2ツェ ー (72)発明者 シュペアリング−フィートマイアー,カ リン ドイツ連邦共和国 D―67433 ノイシ ュタット イム キルヒェンシュテュッ ク 12 (56)参考文献 米国特許4798721(US,A) 米国特許4786696(US,A) 欧州特許出願公開391343(EP,A 2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 2/16 - 2/30 WPI/L(QUESTEL)

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の成分: A) 1種以上の非水溶性モノエチレン性不飽和モノマ
    ー40〜99重量%、 B) 1種以上の水溶性モノエチレン性不飽和モノマー
    1〜60重量%、及び C) 1種以上の多エチレン性不飽和モノマー0〜30重
    量% を水性媒体中で、乳化剤としてモノマーの総量に対して
    2〜20重量%の表面活性化合物の存在で、ラジカル開始
    による又は電離線の適用により開始される共重合により
    得られた、水性媒体中で光の散乱により測定して5〜37
    nmの平均粒度を有する水性コポリマー分散液。
  2. 【請求項2】水性媒体中で光の散乱により測定して10〜
    30nmの平均粒度を有する請求項1記載の水性コポリマー
    分散液。
  3. 【請求項3】乳化剤として、モノマーの総量に対して、
    4〜15重量%の表面活性化合物の存在で得られる請求項
    1又は2記載の水性コポリマー分散液。
  4. 【請求項4】20〜50重量%の製造による固形物含有量を
    有する請求項1から3までのいずれか1項記載の水性コ
    ポリマー分散液。
  5. 【請求項5】補助溶剤として、モノマーの総量に対し
    て、さらに0.5〜20重量%の、1〜30個のC原子を有す
    る脂肪族又は脂環式アルコールの存在で得られる請求項
    1から4までのいずれか1項記載の水性コポリマー分散
    液。
  6. 【請求項6】調節剤として、モノマーの総量に対して、
    さらに0.1〜5重量%の有機硫黄化合物の存在で得られ
    る請求項1から5までのいずれか1項記載の水性コポリ
    マー分散液。
  7. 【請求項7】次の成分: A) モノマーA60〜92重量%及び B) モノマーB8〜40重量%の共重合により、又は A) モノマーA60〜93.5重量%、 B) モノマーB6〜32重量%及び C) モノマーC0.5〜15重量%の共重合により得られた
    請求項1から6までのいずれか1項記載の水性コポリマ
    ー分散液。
  8. 【請求項8】モノマーAとして、スチレン、分子中に2
    〜30個の炭素原子を有するアルキルカルボン酸のビニル
    エステル、アルキル鎖中それぞれ1〜10個のC原子を有
    するアルキルアクリレート又は−メタクリレート又はこ
    れらの混合物の共重合により得られた請求項1から7ま
    でのいずれか1項記載の水性コポリマー分散液。
  9. 【請求項9】モノマーBとして、アクリル酸、メタクリ
    ル酸、クロトン酸、マレイン酸−又はフマル酸−C1〜C
    10アルキル−半エステル、アルキル鎖中それぞれ1〜10
    個のC原子を有するヒドロキシアルキルアクリレート又
    は−メタクリレート、N−トリ−C1〜C4−アルキルアン
    モニウム−C1〜C10アルキルアクリレート又は−メタク
    リレート、N−ビニルピロリドン、N−ビニルイミダゾ
    ール、N−C1〜C10アルキル−N′−ビニルイミダゾリ
    ウム−化合物、N−ビニルカプロラクタム又はこれらの
    混合物の共重合により得られる請求項1から8までのい
    ずれか1項記載の水性コポリマー分散液。
  10. 【請求項10】モノマーCとして、ジビニルベンゼン、
    アクリル酸−又はメタクリル酸アリルエステル、C2〜C
    10アルキルポリオール−ポリアクリレート又は−メタク
    リレート又はこれらの混合物の共重合により得られる請
    求項1から9までのいずれか1項記載の水性コポリマー
    分散液。
  11. 【請求項11】孔形成剤として、モノマーの総量に対し
    て更に1〜250重量%の炭化水素、カルボン酸エステ
    ル、ケトン又はこれらの混合物の存在で得られるが、そ
    の際、モノマーA〜Cは溶剤中で可溶性であるが、ここ
    から形成されるコポリマーは可溶性ではない請求項1か
    ら10までのいずれか1項記載の水性コポリマー分散液。
  12. 【請求項12】塩基、特に2−アミノ−2−メチルプロ
    パノールの添加により部分的に又は完全に中和される請
    求項1から11までのいずれか1項記載の水性コポリマー
    分散液。
  13. 【請求項13】ヘアコスメティック調製物における皮膜
    形成剤としての請求項1から12までのいずれか1項記載
    の水性コポリマーの分散液を使用する方法。
  14. 【請求項14】次の成分: A) 1種以上の非水溶性モノエチレン性不飽和モノマ
    ー40〜100重量%、 B) 1種以上の水溶性モノエチレン性不飽和モノマー
    0〜60重量%、及び C) 1種以上の多エチレン性不飽和モノマー0〜30重
    量%、 を、水性媒体中で、ラジカル開始されるか又は電離線の
    適用により開始される重合により得られる、水性媒体中
    で光の散乱により測定して5〜100nmの平均粒度を有す
    る水性ポリマー分散液を、紫外線からの保護剤として使
    用する方法。
  15. 【請求項15】調剤学的、化粧品用又は農業化学的組成
    物の内容物質のための担持剤として、請求項1から12ま
    でのいずれか1項記載の水性コポリマー分散液を使用す
    る方法。
  16. 【請求項16】水性ベースのラッカー、塗料及び接着剤
    の製造のために、請求項1から12までのいずれか1項記
    載の水性コポリマー分散液を使用する方法。
  17. 【請求項17】皮膜形成剤として請求項1から12までの
    いずれか1項記載の水性コポリマー分散液の固形物1〜
    30重量%を含有する水性のヘアコスメティック調製物。
  18. 【請求項18】請求項1から12までのいずれか1項記載
    の水性コポリマー分散液又は請求項14記載の水性ポリマ
    ー分散液の固形物0.1〜40重量%を含有する水性のスキ
    ンコスメティック調製物。
  19. 【請求項19】請求項1から12までのいずれか1項記載
    の水性コポリマー分散液1〜99重量%及び水性媒体中で
    光の散乱により測定して40〜10000nmの平均粒度を有す
    る水性ポリマー分散液99〜1重量%からなる混合物。
  20. 【請求項20】請求項1から12までのいずれか1項記載
    の水性コポリマー分散液1〜99重量%及び水性ポリマー
    溶液99〜1重量%からなる混合物。
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