JP3352309B2 - 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 - Google Patents

内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

Info

Publication number
JP3352309B2
JP3352309B2 JP34257395A JP34257395A JP3352309B2 JP 3352309 B2 JP3352309 B2 JP 3352309B2 JP 34257395 A JP34257395 A JP 34257395A JP 34257395 A JP34257395 A JP 34257395A JP 3352309 B2 JP3352309 B2 JP 3352309B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular disk
flange
camshaft
intake
internal combustion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP34257395A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09184406A (ja
Inventor
信 中村
信一 竹村
尚史 宇宿
俊次 山田
誠之助 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP34257395A priority Critical patent/JP3352309B2/ja
Publication of JPH09184406A publication Critical patent/JPH09184406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3352309B2 publication Critical patent/JP3352309B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、内燃機関の運転
状態に応じて吸気弁・排気弁の開閉時期や作動角を可変
制御する吸排気弁駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吸気弁・排気弁の開閉時期や作動角を可
変制御する装置は、従来から種々の形式のものが提供さ
れているが、その一つとして例えば実開昭57−198
306号公報に記載されているものがある。
【0003】これは一種のオルダム継手のような不等速
軸継手を利用したもので、機関の回転に同期して駆動さ
れる駆動軸の外周に円筒状のカムシャフトを配置し、か
つ駆動軸に対しカムシャフトを不等速回転させること
で、実際のバルブリフト特性をカムプロフィールに対し
変化させる構成となっている。詳しくは、上記カムシャ
フトは一端部にフランジ部を有し、かつこれに対向する
ように、駆動軸側にもフランジ部が設けられている。そ
して、両フランジ部の間に環状ディスクが介装されてお
り、該環状ディスクに、それぞれ180゜離れた位置で
かつ反対側へ向かって突出する一対のピンが設けられて
いる。これらのピンは、それぞれ、各フランジ部に半径
方向に形成された係合溝に係合している。上記環状ディ
スクが、駆動軸およびカムシャフトと同心位置にあれ
ば、カムシャフトは駆動軸に対し等速で回転するが、偏
心位置にある場合には、カムシャフトが不等速回転す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような形式の吸
排気弁駆動制御装置にあっては、多気筒内燃機関に適用
する場合に、カムシャフトを各気筒毎に分割して構成す
る必要があるので、その複数のカムシャフトの軸方向の
位置規制が重要な課題となる。特に、ピンと係合溝との
間の摩耗を考慮して、ピン先端部に平行な平面部を加工
する場合、この平面部と円柱状基部との間の段部でスラ
スト力を受けるようにすると、この段部に応力集中が発
生し易い。
【0005】そこで、この発明は、回転力を伝達するピ
ンに軸方向の荷重を作用させることなく、カムシャフト
の軸方向の位置規制を確実に行うようにすることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、機関の回転に
同期して回転する駆動軸と、この駆動軸の外周に相対回
転可能に嵌合し、かつ吸排気弁を駆動するカムを外周に
有する円筒状のカムシャフトと、このカムシャフトの端
部に鍔状に設けられ、かつ半径方向に沿って第1係合溝
が形成された第1フランジ部と、上記第1フランジ部に
対向するように上記駆動軸側に設けられ、かつ半径方向
に沿って第2係合溝が形成された第2フランジ部と、上
記両フランジ部の間に配設された環状ディスクと、この
環状ディスクの両側部に互いに反対方向に突設されて、
上記両フランジ部の各係合溝内に夫々係合する一対のピ
ンと、上記環状ディスクを回転自在に保持するととも
に、軸直角方向に沿って揺動可能な制御環と、上記制御
環を機関運転状態に応じて揺動させる駆動機構と、を備
えた内燃機関の吸排気弁駆動制御装置において、上記環
状ディスクに一対の保持孔が貫通形成されており、上記
ピンは、上記保持孔に回転自在に嵌合した円柱状の基部
と、上記係合溝に係合する平行な平面部を形成した先端
部とからなり、かつ両者の境界となる段部が上記保持孔
内に後退するように上記円柱状基部の軸方向長さが上記
保持孔の軸方向寸法よりも小さいことを特徴としてい
る。
【0007】上記構成においては、環状ディスクの中心
が駆動軸およびカムシャフトの中心と合致している同心
位置では、カムシャフトは環状ディスクおよびピンを介
して駆動軸に同期して等速で、つまり位相差なしで回転
する。この状態では、カムリフト特性に沿ってバルブリ
フト特性が得られる。
【0008】これに対し、駆動機構によって環状ディス
クが一方へ揺動した状態では、環状ディスクの中心が駆
動軸の中心から偏心するため、駆動軸とカムシャフトと
が不等速で連動するようになり、回転中に位相差を生じ
る。これにより、バルブリフト特性が変形し、バルブ作
動角も変化する。
【0009】ここで、上記ピンと係合溝とは、ピンの平
面部において面接触するので、摩耗が防止される。そし
て、保持孔内に位置するピンの段部は、スラスト力を受
けないため、応力集中を回避できる。
【0010】また請求項2の発明では、さらに、上記第
1フランジ部のフランジ面と上記環状ディスク側面とが
当接するように構成し、両者の当接により上記カムシャ
フトの軸方向の移動を規制することを特徴としている。
つまり、円筒状のカムシャフトは、その一端の第1フラ
ンジ部のフランジ面と環状ディスク側面とが互いに当接
することにより、軸方向の移動が規制される。
【0011】また請求項3の発明では、さらに、上記第
2フランジ部のフランジ面と上記環状ディスク側面とが
当接するように構成し、両者の当接により上記環状ディ
スクの軸方向の移動を規制することを特徴としている。
つまり、環状ディスクは、カムシャフトの第1フランジ
部と駆動軸の第2フランジ部との間に挟まれたものとな
るが、第2フランジ部のフランジ面と環状ディスク側面
とが当接することにより環状ディスクの軸方向の移動が
規制される。
【0012】請求項4の発明では、さらに、上記カムシ
ャフトを上記環状ディスクに向けて軸方向に付勢する付
勢手段を有している。これにより、第1,第2フランジ
部の各フランジ面と環状ディスク側面とが常に当接した
状態に保たれる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る吸排気弁駆
動制御装置の一実施例を図1〜図6に基づいて説明す
る。図において、21は図外の機関クランク軸からスプ
ロケットを介して回転力が伝達される駆動軸、22は該
駆動軸21の外周に相対回転可能に嵌合し、かつ駆動軸
21の中心と同軸上に設けられた中空円筒状のカムシャ
フトである。上記駆動軸21は、機関前後方向に延設さ
れていると共に、中空状に形成されている。またカムシ
ャフト22は、各気筒毎に分割して構成されている。
【0014】上記カムシャフト22は、シリンダヘッド
上端部のカム軸受51に回転自在に支持されていると共
に、図1に示すように、外周の所定位置に、吸気弁23
(図2参照)をバルブスプリング24のばね力に抗して
バルブリフター25を介して開作動させる一対のカム2
6が一体に設けられている。また、カムシャフト22
は、上述したように複数個に分割形成されているが、そ
れぞれの一方の端部に、鍔状に広がった第1フランジ部
27が設けられている。また、この複数に分割されたカ
ムシャフト22の端部間に、それぞれスリーブ28と環
状ディスク29が配置されている。
【0015】上記第1フランジ部27は、図4にも示す
ように、中空部から半径方向に沿った細長い矩形状の第
1係合溝30が形成されていると共に、環状ディスク2
9の一方の側面に当接する環状のフランジ面27aを有
している。
【0016】上記スリーブ28は、カムシャフト22の
他方の端部に隣接して配置されており、かつ駆動軸21
外周に嵌合するとともに、連結ピン31により固定され
ている。そして、このスリーブ28の小径部外周面にカ
ムシャフト22が回転自在に嵌合している。また、スリ
ーブ28の先端部には、カムシャフト22側の第1フラ
ンジ部27と対向する第2フランジ部32が形成されて
いる。この第2フランジ部32は、図5にも示すよう
に、半径方向に沿った細長い矩形状の第2係合溝33が
形成されていると共に、環状ディスク29の他方の側面
に当接する環状のフランジ面32aを有している。上記
第2係合溝33は、カムシャフト22側フランジ部27
の第1係合溝30と180°異なる反対側に配置されて
いる。
【0017】さらに、上記スリーブ28とカムシャフト
22端部との間には、付勢手段としてコイルスプリング
52がそれぞれ配設されており、各カムシャフト22を
環状ディスク29へ向けて付勢している。
【0018】上記環状ディスク29は、略ドーナツ板状
を呈し、駆動軸21外周面との間に十分大きな環状間隙
を保つように内径が設定されているとともに、外周面2
9aが環状のベアリングメタル34を介して制御環35
の内周面に回転自在に保持されている。また、互いに1
80°異なる直径線上の対向位置にそれぞれ保持孔29
b,29cが貫通形成されており、該保持孔29b,2
9cには、各係合溝30,33に係合する第1ピン3
6,第2ピン37がそれぞれ嵌合配置されている。
【0019】各ピン36,37は、互いにカムシャフト
軸方向へ逆向きに突出しており、円柱状をなす基部が保
持孔29b,29c内に回転自在に嵌合支持されている
と共に、環状ディスク29表面から突出する先端部に、
上記係合溝30,33の対向する内側面と面接触するよ
うに、2面巾状の平行な平面部36a,37aが形成さ
れている。また、上記ピン36,37の基部における円
筒面と上記平面部36a,37aとの間には、段部36
b,37bが生じているが、この段部36b,37b
は、図7および図8に詳示するように、それぞれ応力集
中を避けるために、適宜な曲率半径r,r′のR形状を
なしている。そして、上記保持孔29b,29cを貫通
したピン36,37の基端面がフランジ面28a,27
aに当接している基準位置においては、各段部36b,
37bは、保持孔29b,29c内に後退した位置にあ
る。詳しくは、図7,図8に示す曲率半径の中心点まで
の距離l,l′が0より大きく設定されている。従っ
て、この段部36b,37bがフランジ部27,32に
圧接することはなく、スラスト力は作用しない。
【0020】上記制御環35は、略円環状をなすととも
に、図2に示すように、外周の一部にボス部35aを有
し、該ボス部35aを貫通した揺動軸38を支点とし
て、駆動軸21の軸方向と直交する面に沿って上下に揺
動自在に構成されている。またボス部35aと反対側の
外周面にレバー部35bが半径方向に沿って突設されて
おり、該レバー部35bを介して駆動機構39により揺
動位置が制御されるようになっている。
【0021】上記駆動機構39は、図2及び図6に示す
ように、シリンダヘッドの所定部位に互いに対向して形
成された第1,第2シリンダ40,41と、各シリンダ
40,41内に出没自在に嵌合した油圧ピストン42及
びリテーナ43と、上記第1シリンダ40内に画成され
る油圧室40aに油圧を給排して油圧ピストン42を進
退させる油圧回路44とを備えている。上記油圧ピスト
ン42及びリテーナ43は、互いに対向し、かつ両者の
先端の間で、上記レバー部35bの円弧状先端部を上下
方向から挾持するようになっている。
【0022】上記第2シリンダ41内に設けられたリテ
ーナ43は、略有底円筒状に形成され、第2シリンダ4
1内に配設されたコイルスプリング45のばね力で突出
方向に付勢されている。また、このリテーナ43は、ス
トッパ部41bにより後退位置が規制されるようになっ
ており、このストッパ部41bに当接した最大後退位置
つまり油圧ピストン42の最大突出位置において、環状
ディスク29の回転中心Yと駆動軸21の中心Xとが同
心状態となるように設定されている。尚、図2の符号4
1cはエア抜き孔を示す。
【0023】上記油圧回路44は、一端部が機関のオイ
ルパン46内に、他端部が油圧室40aにそれぞれ連通
した油通路47と、該油通路47のオイルパン46側に
設けられたオイルポンプ48と、該オイルポンプ48の
下流側に設けられた3ポート2位置型の電磁切換弁49
とから主として構成されている。尚、この油圧回路44
は、一般に機関潤滑系統を利用して構成され、オイルポ
ンプ48等を機関潤滑系統と共用したものとなる。上記
電磁切換弁49は、機関回転数や吸入空気量等の運転条
件信号に基づいてコントローラ50により切換制御され
る。
【0024】次に、上記のように構成された実施例の作
用について説明する。
【0025】先ず、機関の所定の運転条件、例えば高速
領域においては、コントローラ50から電磁切換弁49
にON信号が出力される。これにより、オイルポンプ4
8から油通路47に圧送された作動油はそのまま油圧室
40aに供給される。従って、該油圧室40aの内圧上
昇に伴い油圧ピストン42が図2,図6の実線で示すよ
うにコイルスプリング45のばね力に抗してレバー部3
5bを限界位置まで押し下げるので、制御環35つまり
環状ディスク29の回転中心Yと駆動軸21およびカム
シャフト22の中心Xとが合致する。この場合は、駆動
軸21,環状ディスク29およびカムシャフト22の3
者が、ピン36,37を介して等速で同期回転する。こ
の結果、図9の(A)の実線に示すようなバルブリフト
特性が得られる。
【0026】これに対し、例えば機関の低速領域におい
ては、コントローラ50から電磁切換弁49にOFF信
号が出力される。これにより、油通路47の上流側を遮
断すると共に、油通路47の下流側とドレン通路51と
が連通される。このため、油圧室40a内の油圧が解放
され、油圧ピストン42がバルブスプリング24及びコ
イルスプリング45のばね力で後退する。従って、制御
環35は、図2,図6の一点鎖線で示すようにリテーナ
43により押し上げられる形となり、揺動軸38を支点
として上方へ揺動して、環状ディスク29の中心Yが駆
動軸21およびカムシャフト22の中心Xから偏心す
る。この状態では、一種の不等速軸継手と同様に、駆動
軸21の回転に対し環状ディスク29の角速度が変化す
る不等速回転になる。
【0027】これにより、図9の(B)に一点鎖線で示
すように、駆動軸21とカムシャフト22との間で比較
的大きな位相差が与えられる。また、回転位相差の最
大,最小点の途中に同位相点(P点)が存在する。尚、
図9(B)の特性図では、カムシャフト22が相対的に
進む方向の位相差を正に、相対的に遅れる方向の位相差
を負にしてある。そして、カムシャフト22が相対的に
遅れ側となる領域(P1点以前の領域およびP2〜P3
の領域)に位置する吸気弁23の開弁時期は、上記位相
差に伴って遅れることになる。逆に、カムシャフト22
が相対的に進み側となる領域(P1〜P2の領域)に位
置する吸気弁23の閉弁時期は、位相差に伴って進むこ
とになる。従って、図9の(A)に一点鎖線で示すよう
なバルブリフト特性が得られ、その作動角は小さくな
る。
【0028】なお、電磁切換弁49のON−OFFデユ
ーティ比を可変制御することにより上記偏心量を連続的
に可変制御することが可能である。
【0029】ここで上記実施例においては、上述したよ
うな運転中に、カムシャフト22一端の第1フランジ部
27のフランジ面27aが環状ディスク29の一方の側
面に当接し、これによってカムシャフト22の軸方向の
位置規制がなされている。特に、この実施例では、カム
シャフト22は、付勢手段としてのコイルスプリング5
2によって環状ディスク29へ向けて付勢されており、
常にフランジ面27aが環状ディスク29の側面に圧接
する。また、環状ディスク29の他方の側面は、第2フ
ランジ部32のフランジ面32aに当接し、これによっ
て環状ディスク29の軸方向の位置が規制されている。
従って、この実施例では、コイルスプリング52の付勢
力によって、カムシャフト22と環状ディスク29と駆
動軸21(スリーブ28)との3者が互いに軸方向に精
度よく位置決めされる。また、ピン36,37の段部3
6b,37bには軸方向の力が作用しないので、経時的
な摩耗や応力集中を防止できる。
【0030】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、この発明
に係る内燃機関の吸排気弁駆動制御装置によれば、ピン
と係合溝との接触を面接触として摩耗を防止することが
できると同時に、ピンの段部における応力集中を回避で
きる。
【0031】また請求項2の構成によれば、カムシャフ
トの軸方向の移動が第1フランジ部のフランジ面と環状
ディスク側面との当接により規制され、両者間で回転力
を伝達するピンには、軸方向の荷重が作用しないため、
ピン段部の摩耗や応力集中を一層確実に防止できる。
【0032】また請求項3の構成によれば、さらに、環
状ディスク側面と第2フランジ部のフランジ面とが当接
し、環状ディスクの軸方向の移動が規制されるので、環
状ディスクと第2フランジ部との間のピンについても、
その段部の摩耗や応力集中を一層確実に防止できる。
【0033】さらに請求項4の構成によれば、付勢手段
によりカムシャフトや環状ディスクの軸方向の位置が一
層精度よく規制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す一部破断の側面
図。
【図2】図1のA矢視図。
【図3】本実施例の要部を示す一部破断の平面図。
【図4】図3のB−B線に沿った断面図。
【図5】図3のC−C線に沿った断面図。
【図6】駆動機構の構成を示す概略図。
【図7】図3の部分Dの拡大断面図。
【図8】図3の部分Eの拡大断面図。
【図9】駆動軸とカムシャフトとの回転位相差の特性お
よびバルブリフト特性を対比して示す特性図。
【符号の説明】
21…駆動軸 22…カムシャフト 26…カム 27…第1フランジ部 32…第2フランジ部 29…環状ディスク 30…第1係合溝 33…第2係合溝 36…第1ピン 37…第2ピン 52…コイルスプリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇宿 尚史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 山田 俊次 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 原 誠之助 神奈川県厚木市恩名1370番地 株式会社 ユニシアジェックス内 (56)参考文献 特開 平5−202718(JP,A) 特開 平3−275902(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 13/00 301 F01L 1/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機関の回転に同期して回転する駆動軸
    と、 この駆動軸の外周に相対回転可能に嵌合し、かつ吸排気
    弁を駆動するカムを外周に有する円筒状のカムシャフト
    と、 このカムシャフトの端部に鍔状に設けられ、かつ半径方
    向に沿って第1係合溝が形成された第1フランジ部と、 上記第1フランジ部に対向するように上記駆動軸側に設
    けられ、かつ半径方向に沿って第2係合溝が形成された
    第2フランジ部と、 上記両フランジ部の間に配設された環状ディスクと、 この環状ディスクの両側部に互いに反対方向に突設され
    て、上記両フランジ部の各係合溝内に夫々係合する一対
    のピンと、 上記環状ディスクを回転自在に保持するとともに、軸直
    角方向に沿って揺動可能な制御環と、 上記制御環を機関運転状態に応じて揺動させる駆動機構
    と、 を備えた内燃機関の吸排気弁駆動制御装置において、上記環状ディスクに一対の保持孔が貫通形成されてお
    り、 上記ピンは、上記保持孔に回転自在に嵌合した円柱状の
    基部と、上記係合溝に係合する平行な平面部を形成した
    先端部とからなり、 かつ両者の境界となる段部が上記保持孔内に後退するよ
    うに上記円柱状基部の軸方向長さが上記保持孔の軸方向
    寸法よりも小さいことを特徴とする内燃機関の吸排気弁
    駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 上記第1フランジ部のフランジ面と上記
    環状ディスク側面とが当接するように構成し、両者の当
    接により上記カムシャフトの軸方向の移動を規制するこ
    とを特徴とする請求項1記載の内燃機関の吸排気弁駆動
    制御装置。
  3. 【請求項3】 上記第2フランジ部のフランジ面と上記
    環状ディスク側面とが当接するように構成し、両者の当
    接により上記環状ディスクの軸方向の移動を規制するこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の吸
    排気弁駆動制御装置。
  4. 【請求項4】 上記カムシャフトを上記環状ディスクに
    向けて軸方向に付勢する付勢手段を有することを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載の内燃機関の吸排気
    弁駆動制御装置。
JP34257395A 1995-12-28 1995-12-28 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置 Expired - Fee Related JP3352309B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34257395A JP3352309B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34257395A JP3352309B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09184406A JPH09184406A (ja) 1997-07-15
JP3352309B2 true JP3352309B2 (ja) 2002-12-03

Family

ID=18354816

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34257395A Expired - Fee Related JP3352309B2 (ja) 1995-12-28 1995-12-28 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3352309B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09184406A (ja) 1997-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3177532B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
US5494009A (en) Valve control device for internal combustion engine
JP3352309B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH10299437A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP4011222B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JP3445421B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP3355850B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP3143272B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP3933229B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH10121924A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP3385809B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP2601060Y2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP4323539B2 (ja) 内燃機関の可変動弁装置
JPH08338212A (ja) 内燃機関の可変動弁機構
JPH0734831A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP3355211B2 (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH0734820A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH0734823A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH10252430A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH0667808U (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH10121923A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JP3352299B2 (ja) 多気筒内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH0663804U (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH09287424A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置
JPH10252431A (ja) 内燃機関の吸排気弁駆動制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees