JP3352046B2 - ケーブルラック - Google Patents

ケーブルラック

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JP3352046B2
JP3352046B2 JP6485899A JP6485899A JP3352046B2 JP 3352046 B2 JP3352046 B2 JP 3352046B2 JP 6485899 A JP6485899 A JP 6485899A JP 6485899 A JP6485899 A JP 6485899A JP 3352046 B2 JP3352046 B2 JP 3352046B2
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秀樹 松岡
馨 津田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防火使用のケーブ
ルラックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からケーブルラックとして実公平4
−53130号公報が知られている。この従来例におい
ては、下端部に下横片を有する親桁を下横片同士が向き
合うように対向して配置し、下横片に小桁の端部を載設
した状態で親桁間に小桁を架設してケーブルラックを構
成してある。そして、このケーブルラックに防火性が必
要な場合には現場において、ケーブルラックに吊りボル
トを引っ掛けてこの吊りボルトを用いてケーブルラック
の下方に防火用板を後付けにより取付けるようにしてい
る。このように、実公平4−53130号公報に示され
た従来例にあっては、ケーブルラック自体に防火用板を
組み込んでなく、ケーブルラックに防火用板を現場で後
付けにより取付けるようにしているので、ケーブルラッ
クに後付けにより防火用板を取付けるための吊りボルト
を特別に必要とし、部材点数が増えるとともに現場作業
が煩雑となり、また、防火用板として珪酸カルシウム板
のような無機質板に金属板を積層したようなものを使用
する場合など重量が大変重くて施工がし難いものであ
り、更に、現場で後付けで防火用板を取付けるので、防
火用板の取付け精度にばらつきがあり、現場により防火
性能にばらつきが生じるおそれがあり、外観も悪くなる
という問題がある。
【0003】また、ケーブルラックの他の従来例として
実開昭58−43119号公報に示されるものがある。
この従来例にあっては、親桁の下端部の四角状枠体の内
方垂直壁の下部に2個の水平突片を突設して嵌着溝を形
成し、この嵌着溝にアルミ製の保護板の端部を嵌め込む
ようにしている。このため、従来にあっては、保護板の
厚みが嵌着溝の溝巾に限定されてしまい、厚みの厚いも
のには対応できず、例えば、珪酸カルシウム板のような
厚みの厚い不燃材料に金属板を貼り付けた防火用板など
は取付けることができないという問題があった。
【0004】また、上記したいずれの実施例において
も、電線をすべて両親桁間の隙間に布設していただけな
ので、高いレベルで電線の耐火性を確保することができ
なかった。なお、実開昭58−43119号公報に示さ
れた後者の従来例には小桁の長手方向の中央部に仕切板
を載設して電線を左右に区分けして布設できるようにし
ているが、一方の片側の親桁と仕切板との間、及び他の
片側の親桁と仕切板との間にそれぞれ電線が布設される
にすぎず、例えば、一方の片側の親桁と仕切板との間に
布設された電線を考えた場合、他方の親桁側からは仕切
板があるので耐火性が増すが、一方の親桁側からは仕切
板を設けても耐火性能が増すことはないものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の点に鑑
みてなされたものであり、ケーブルラック自体に簡単な
構成で防火用板体を備えることができ、且つ、防火用板
体として厚みの異なるものであっても備えることがで
き、また、両親桁から離れた位置により高い耐火レベル
が必要な電線を布設することができる共に高い耐火レベ
ルが必要な電線と、それ以外の電線を区分けして布設す
ることも可能なケーブルラックを提供することを課題と
するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るケーブルラックは、下端部に下横片1を
有する親桁2を下横片1同士が向き合うように対向して
配置し、防火用板体3の両端部を両親桁2の下横片1に
載設して設けると共に、防火用板体3の上方位置におい
て親桁2間に小桁4を架設し、対向する親桁2間に、両
親桁2からそれぞれ所定間隔をおいて一対の対向隔壁5
を設け、一対の対向隔壁5間を高い耐火レベルが必要な
電線7を布設するための第1の配線スペース14とし、
両親桁2と一対の対向隔壁5との間を耐火レベルが低く
てもよい電線7を布設するための第2の配線スペース1
5として成ることを特徴とするものである。このよう
に、防火用板体3を親桁2の下横片1に載設して設ける
ことで、あらかじめケーブルラック6に防火用板体3を
組み込んだものとしておくことができ、現場施工を簡略
化させることができることになる。そして、防火用板体
3は従来のように嵌着溝に嵌め込むのではなく、親桁2
の下横片1上に載設して設けるので、厚みの異なる種々
の防火用板体3をケーブルラック6にあらかじめ組み込
むことができるものである。また、対向する親桁2間
に、両親桁2からそれぞれ所定間隔をおいて一対の対向
隔壁5を設け、一対の対向隔壁5間を高い耐火レベルが
必要な電線7を布設するための第1の配線スペース14
とし、両親桁2と一対の対向隔壁5との間を耐火レベル
が低くてもよい電線7を布設するための第2の配線スペ
ース15としたことで、両親桁2間に所定の間隔をおい
て設けた一対の対向隔壁5内により高い耐火レベルが求
められる電線7を布設することができ、また、両親桁2
と一対の隔壁5との間には他の電線7を布設することも
できるものである。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示す実
施形態に基づいて説明する。
【0009】本発明のケーブルラック6は一対の親桁2
と、複数の小桁4と、防火用板体3と、一対の隔壁5を
組み立てて構成してある。親桁2は金属製であって、縦
片9の下端部の全長にわたり内側に向けて下横片1を突
出すると共に縦片9の上端部の全長にわたり内側に向け
て上横片10を突出して構成してあり、従来からケーブ
ルラック6の親桁2として一般的に使用されているもの
をそのまま使用することができる。
【0010】対向する親桁2間には下横片1から所定の
高さ離れた位置に金属製の小桁4が架設してある。小桁
4の両端部は垂直な固定片11が設けてあり、固定片1
1を親桁1に固着することで、小桁4を架設するもので
ある。ここで、親桁2の下横片1から小桁4までの間隔
は、使用される防火用板体3のうち最大厚みのもの以上
となっている。
【0011】下端部の下横片1が互いに対向するように
一対の親桁2を対向して配設し、対向する下横片1上に
防火用板体3の両端部が載設してあり、ねじ具のような
固着具13などにより防火用板体3が下横片1に固着し
てある。この場合、親桁2の下横片1から小桁4までの
間隔を使用される防火用板体3のうち最大厚みのもの以
上とするので、種類により厚みの異なる種々の防火用板
体3をあらかじめケーブルラック6に組み込むことがで
きるものである。例えば、金属板のみで構成した防火用
板体3を使用して組み込む場合には厚みが薄いので当然
小桁4に邪魔されることなく下横片1上に載置して固着
具13で固着することができるのはもちろん、より防火
性を高めるため、珪酸カルシウム板のような無機質板3
aに鉄板3bを積層したような構成の厚みの厚い防火用
板体3であっても、小桁4の下方において下横片1上に
載設して固着具13で固着することができるものであ
る。
【0012】上記のように、対向する親桁2の下横片1
上に防火用板体3の両端部を載設して固着具13により
固着してケーブルラック6の下面にあらかじめ防火用板
体3を組み込んでおくことで、ケーブルラック6の下面
部が防火用板体3で構成されて外観が良くなるものであ
る。
【0013】小桁4は親桁2間に親桁2の長手方向に所
定間隔を隔てて複数個架設されるのであるが、対向する
親桁2間に、両親桁2からそれぞれ所定間隔をおいて配
設される一対の対向隔壁5が上記小桁4に交差して載置
され、固着具13により固着してある。対向隔壁5は金
属板のような耐火性に優れた材料により形成してあり、
親桁2に平行に配設される。この対向する親桁2間に両
親桁2からそれぞれ所定間隔をおいて配設した一対の対
向隔壁5間が第1の配線スペース14となっており、両
親桁2と一対の対向隔壁5との間が第2の配線スペース
15となっている。
【0014】しかして、上記のような構成の防火用板体
3を組み込んだケーブルラック6は現場において、天井
スラブなどに吊り具などにより吊り下げるものであり、
ケーブルラック6の上記第1の配線スペース14や第2
の配線スペース15に電線を布設するものである。ここ
で、特に高い耐火レベルが必要な電線7を一対の対向隔
壁5間の第1の配線スペース14に布設するものであ
る。第1の配線スペース14は左側の親桁2側からは所
定間隔を隔てて左側の隔壁5aが存在し、右側の親桁2
側からは所定間隔を隔てて右側の隔壁5bが存在するこ
とになり、左側、右側のいずれの側からも耐火性を向上
させることができるものである。耐火レベルが低くても
よい電線7は第2の配線スペース15に布設するもので
ある。このように電線7の種類により区分けして布設す
ることができるが、耐火レベルが低くてもよい電線7を
第1の配線スペース14に配線することも可能である。
【0015】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、下端部に下横片を有する親桁を下横片同
士が向き合うように対向して配置し、防火用板体の両端
部を両親桁の下横片に載設して設けると共に、防火用板
体の上方位置において親桁間に小桁を架設してあるの
で、簡単な構成であらかじめ防火用板体を組み込んだケ
ーブルラックを提供でき、現場施工を簡略化できるとと
もに、ケーブルラックの下面が防火用板体により構成さ
れて外観がよくなり、また、従来の後付けで防火用板体
を取付けるもののように吊りボルトも必要がないもので
あり、更に、防火用板体を親桁の下横片上に載設して設
けるので、従来のように防火用板体の端部を嵌着溝に嵌
め込んで取付けるもののように、防火用板体の厚みが限
定されず、したがって、厚みの異なる種々の防火用板体
をケーブルラックにあらかじめ組み込むことができるも
のである。また、対向する親桁間に、両親桁からそれぞ
れ所定間隔をおいて一対の対向隔壁を設け、一対の対向
隔壁間を高い耐火レベルが必要な電線を布設するための
第1の配線スペースとし、両親桁と一対の対向隔壁との
間を耐火レベルが低くてもよい電線を布設するための第
2の配線スペースとしてあるので、両親桁間に所定の間
隔をおいて設けた一対の対向隔壁内により高い耐火レベ
ルが必要な電線を布設することができて、耐火性をより
向上させることができるものであり、また、両親桁と一
対の隔壁との間には耐火レベルが低くてもよい電線を布
設することもでき、対向する親桁間の間隔を有効に利用
して電線を両親桁から離れた位置により高い耐火レベル
が必要な電線を布設することができると共に高い耐火レ
ベルが必要な電線と、それ以外の電線を区分けして布設
することが可能となるものである。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の断面図である。
【図2】同上の斜視図である。
【図3】同上の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 下横片 2 親桁 3 防火用板体 4 小桁 5 隔壁 6 ケーブルラック
フロントページの続き (56)参考文献 実開 平4−93414(JP,U) 実開 昭54−74293(JP,U) 実開 平1−71915(JP,U) 実開 昭58−70026(JP,U) 実開 昭62−74422(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 3/00 H02G 1/06

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下端部に下横片を有する親桁を下横片同
    士が向き合うように対向して配置し、防火用板体の両端
    部を両親桁の下横片に載設して設けると共に、防火用板
    体の上方位置において親桁間に小桁を架設し、対向する
    親桁間に、両親桁からそれぞれ所定間隔をおいて一対の
    対向隔壁を設け、一対の対向隔壁間を高い耐火レベルが
    必要な電線を布設するための第1の配線スペースとし、
    両親桁と一対の対向隔壁との間を耐火レベルが低くても
    よい電線を布設するための第2の配線スペースとして成
    ることを特徴とするケーブルラック
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