JPS6033701Y2 - ケ−ブルラツク - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は工場やビル等の電線架設用の載置型ケーブルラ
ック、とりわけ地下隊道内等の湿気の多い箇所の使用に
適するケーブルラックに関する。

地下隊道内は湿気が非常に多く電線ケーブルを配置する
ときは電線ケーブルを防湿のため箱内に収容する必要が
あるぐらいである。

電線ケーブルを箱内に収容するのでは構造が複雑になり
コスト的にも高くなるので、本考案は湿気が多量に発生
する床面から直接湿気が電線ケーブルに触れないように
保護板を設は得るようにしたケーブルラックである。

以下、本考案を添付する図面に示す具体的な実施例に基
いて詳細に説明する。

一対の側桁（親桁）１を対向させて平行状に配置し、側
桁１間で側桁１の長さ方向の適宜間隔で子桁１を連結し
、側桁１の上部には蓋板６を載置すると共に下部には保
護板７を装着し、子桁２中央部には必要に応じて直交状
に仕切板８を配置する。

側桁１はアルミ押出型材で、垂直片９の上下端に、水平
支持片１０および底部に開口１１を有する四角状枠体１
２をそれぞれ同一方向側に形成し、前記枠体１２の内方
垂直壁１３の下部に２個の水平突片１４を突設して保護
板７の嵌着溝１５を形成する。

子桁２はアルミ押出型材で、上部に開口１６を有する四
角状枠体からなり、枠体下片内面中央には対向した円弧
状突条１７を突設してタッピングホール１Ｂを形成し、
枠体側片内面に対向して支持片１９を突設する。

このような子桁２を同一長さに切断し、対向した側桁１
の枠体１２上に載置して両端面を垂直片９の内面に当接
させて取付ネジ２０を垂直片９を挿通させてタッピング
ホール１８に螺入させて連結する。

蓋板６はアルミ板で、側桁１の間隔より若干太き目に両
側部を下方に屈曲して折曲フランジ２１を形威し、端部
上面に取手２２を設け、側桁１の水平支持片１０上に載
置する。

一方、床面Ｆからの湿気の浸入を防止するとき等、必要
に応じて保護板７を側桁１の嵌着溝１５に装着する。

保護板７はアルミ製板材である。なお、保護板７は嵌着
溝１５に差し込んだのみで保持される。

仕切板８は子桁２上に載置されるケーブルＣを区分けす
るため使用され、アルミ押出型材で、断面■字型で、上
部に補強突片を下部には子桁２上に接する水平片があり
、子桁２の枠体内の支持片１９上に摺動自在に挿入され
た摺動板２３に取付ネジ２４により螺着する。

この摺動板２３は各子桁２ごとに設ける必要はなく適宜
間隔で設ければよい。

このようにしてなるケーブルラックは、地下隊道内の床
上に設けられたアングル製架台２４に側桁１の四角枠体
１２内に取付ボルト２５の頭部を挿入係合させて取付け
る。

本考案は、上述のように、側桁の嵌着溝に保護板を差し
込むだけで防湿タイプのケーブルラックの提供ができ、
取扱い操作が容易で且つ安価である。

また、子桁の両端部は側桁の四角状枠体の支持部に載置
固着されているので、中央部においては保護板との間に
は間隙が存在しケーブルを子桁にクランプ等を使用して
固定するときも取り付は作業が容易Ｃ′ある。

また、子桁は側桁の四角状枠体の平面支持部に載置する
から安定よく配置できる。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の具体的な一実施例で、第１図はその斜視
図、第２図は第１図の■−■線断面図、第３図は■−■
線断面図である。 １・・側桁、２・・子桁、３・・水平突片、４・・嵌着
溝、５・・保護板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一対の側桁１間に側桁１の長さ方向の適宜の間隔で子桁
   ２を連結したケーブルラックであって、子桁２の支持部
   より下方の側桁１内側に、２個の水平突片３を並設して
   嵌着溝４を形威して保護板５を装着できるようにしたこ
   とを特徴とするケーブルラック。