JP3352021B2 - 積層体の製造方法とその装置 - Google Patents

積層体の製造方法とその装置

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JP3352021B2
JP3352021B2 JP07866398A JP7866398A JP3352021B2 JP 3352021 B2 JP3352021 B2 JP 3352021B2 JP 07866398 A JP07866398 A JP 07866398A JP 7866398 A JP7866398 A JP 7866398A JP 3352021 B2 JP3352021 B2 JP 3352021B2
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insulating intermediate
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洋二 浦野
和司 川村
裕彦 峠山
裕史 前田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板や
ICカード等を作製するための積層体の製造方法とその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からプリント配線板やICカード等
を作製するための積層体の製造用積層ブロックの作製に
当たっては、図14に示すように、プリプレグのような
シート状合成樹脂材1と絶縁性中間板6との間に帯状金
属材5を蛇行し、これを加圧すると共に帯状金属材5の
両端部を電源10を接続し、通電して帯状金属材5を発
熱させることでシート状合成樹脂材1の両側に帯状金属
材5を密着させるようにしていた。ここで、一般的に、
絶縁性中間板6は帯状金属材5よりも巾が広いものを使
用してあるので、絶縁性中間板6の両側においては帯状
金属材5の上下に隣合う折り込み部分同士が接触するこ
とがないが、シート状合成樹脂材1は帯状金属材5より
も巾が狭いものを使用してあるので、形成する積層体が
薄いものの場合、シート状合成樹脂材1の両側において
図14のイで示す帯状金属材5の上下に隣合う折り込み
部分同士が接触するおそれがあり、図14のイで示す帯
状金属材5の上下に隣合う折り込み部分が接触すると、
当該シート状合成樹脂材1の両側において帯状金属材5
が発熱せず、このため、この部分においてはシート状合
成樹脂材1の両側に帯状金属材5を密着させることがで
きないという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、形成する積層
体が薄型のものであっても、帯状金属材の上下に隣合う
折り込み部分同士が接触するおそれがなく、簡単且つ確
実にシート状合成樹脂材の両側に金属層を密着させるこ
とができ、また、帯状金属材の折り返しが容易に行える
積層体の製造方法とその装置を提供することを課題とす
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の積層体の製造方法は、プリプレグなどから
なる絶縁性の高いシート状合成樹脂材1と、このシート
状合成樹脂材1の両側に密着した金属層2とで構成され
た積層体を製造するに当たって、シート状合成樹脂材1
の両側に金属層2を重ねて単位積層体3を構成し、両側
の金属層2のうち一方の金属層2をシート状にカットし
た金属シート4、他方の金属層2を蛇行する連続した帯
状金属材5とし、単位積層体3間にそれぞれ金属層2よ
りも巾の広い絶縁性中間板6を介在させて絶縁性中間板
6の両側に位置する金属層2間の絶縁をはかった状態で
複数段の単位積層体3よりなる積層体製造用ブロック7
を加圧すると共に帯状金属材5の両端部に通電して帯状
金属材5を発熱させることで積層体製造用ブロック7の
内部から加熱してシート状合成樹脂材1の両側に金属層
2を密着させることを特徴とするものである。このよう
な方法とすることで、単位積層体3の一方の金属層2を
構成する金属シート4と、上下方向の隣りの別の単位積
層体3の他方の金属層2を構成する帯状金属材5の間に
金属層2よりも巾の広い絶縁性中間板6が存在するの
で、蛇行する連続した帯状金属材5の両端部に通電して
も蛇行する連続した帯状金属材5の折り曲げ部分同士が
上下方向において接触することがなく、この結果、形成
する積層体が薄型のものであっても、帯状金属材5の両
端部に通電して帯状金属材5を発熱させることで積層体
製造用ブロック7の内部から加熱してシート状合成樹脂
材1の両側に金属層2を密着させることができるもので
ある。また、絶縁性中間板6の端部を利用して帯状金属
材5の折り返しができることになる。
【0005】また、帯状金属材5の第1部分に第1段目
のシート状合成樹脂材1を重ね、第1段目のシート状合
成樹脂材1の上に第1段目の金属シート4を重ね、第1
段目の金属シート4の上に絶縁性中間板6を重ね、その
後、帯状金属材5の第2部分を180°折り曲げ、帯状
金属材5の第2部分に第2段目のシート状合成樹脂材1
を重ね、第2段目のシート状合成樹脂材1の上に第2段
目の金属シート4を重ね、第2段目の金属シート4の上
に絶縁性中間板6を重ね、その後、帯状金属材5の第3
部分を180°折り曲げ、帯状金属材5の第3部分に第
3段目のシート状合成樹脂材1を重ね、第3段目のシー
ト状合成樹脂材1の上に第3段目の金属シート4を重
ね、第3段目の金属シート4の上に絶縁性中間板6を重
ね、このような加工を次々と行うことが好ましい。この
ような方法により絶縁性中間板6、金属シート4、シー
ト状合成樹脂材1の一括積層が可能となるものである。
【0006】また、第1段目の金属シート4の上に第1
段目のシート状合成樹脂材1を重ね、第1段目のシート
状合成樹脂材1の上に帯状金属材5の第1部分を重ね、
帯状金属材5の第1部分の上に絶縁性中間板6を重ね、
その後、絶縁性中間板6の上に第2段目の金属シート4
を重ね、第2段目の金属シート4の上に第2段目のシー
ト状合成樹脂材1を重ね、次に、帯状金属材5の第2部
分を180°折り曲げて第2段目のシート状合成樹脂材
1の上に重ね、その後、帯状金属材5の第2部分の上に
絶縁性中間板6を重ね、その後、絶縁性中間板6の上に
第3段目の金属シート4を重ね、第3段目の金属シート
4の上に第3段目のシート状合成樹脂材1を重ね、次
に、帯状金属材5の第3部分を180°折り曲げて第3
段目のシート状合成樹脂材1の上に重ね、このような加
工を次々と行うことが好ましい。このような方法によ
り、絶縁性中間板6を最下面とした絶縁性中間板6、金
属シート4、シート状合成樹脂材1のセットが形成でき
て一括積層が容易に行えることになる。
【0007】また、帯状金属材5の第1部分に第1段目
のシート状合成樹脂材1を重ね、第1段目のシート状合
成樹脂材1の上に第1段目の金属シート4を重ね、第1
段目の金属シート4の上に絶縁性中間板6を重ね、その
後、絶縁性中間板6の上に第2段目の金属シート4を重
ね、第2段目の金属シート4の上に第2段目のシート状
合成樹脂材1を重ね、次に、帯状金属材5の第2部分を
180°折り曲げて第2段目のシート状合成樹脂材1の
上に重ね、その後、帯状金属材5の第2部分に絶縁性中
間板6を重ねた後、帯状金属材5の第3部分を180°
折り曲げて絶縁性中間板6に重ね、帯状金属材5の第3
部分に第3段目のシート状合成樹脂材1を重ね、第3段
目のシート状合成樹脂材1の上に第3段目の金属シート
4を重ね、このような加工を次々と行うことが好まし
い。このような方法により、片面が粗面となり且つ他の
片面が平滑面となった帯状金属材5に対応して積層体の
製造ができることになる。
【0008】また、電気絶縁性の高い層8を絶縁性中間
板6の両面に設けることが好ましい。このような方法に
より絶縁性中間板6と金属層2との絶縁が保たれて、金
属シート4への電流の回流が防げ、帯状金属材5のみに
電流を流して均一な加熱を得ることができることにな
る。また、電気絶縁性の高い層8を絶縁性中間板6の片
面に設けることが好ましい。このような方法により絶縁
性中間板6の片面側における絶縁を確保しながら絶縁性
中間板6への積極的な電流の回流を図ることにより、絶
縁性中間板6を加熱してシート状合成樹脂材1に金属層
2を効果的に密着させることができるものである。
【0009】また、本発明の積層体の製造装置は、リー
ル12に巻かれた長尺帯状の帯状金属材5を収容する手
段と、リール12から引き出した帯状金属材5の一端を
固定する手段と、帯状金属材5の下方に絶縁性中間板
6、もしくは絶縁性中間板6・金属シート4・シート状
合成樹脂材1のセットを供給する手段と、絶縁性中間板
6、もしくは絶縁性中間板6・金属シート4・シート状
合成樹脂材1のセットを移載する手段をそれぞれ1つ第
一側に有し、絶縁性中間板6、もしくは絶縁性中間板6
・金属シート4・シート状合成樹脂材1のセットを供給
する手段と、絶縁性中間板6、もしくは絶縁性中間板6
・金属シート4・シート状合成樹脂材1のセットを移載
する手段をそれぞれ1つ第二側に有し、積層ブロック作
製箇所を1つ第一側と第二側との間に有し、第一側の移
載手段が絶縁性中間板6、もしくは絶縁性中間板6・金
属シート4・シート状合成樹脂材1のセットを帯状金属
板の下面に対してスライド且つ持ち上げながら積層ブロ
ック作製箇所において積層して帯状金属材5を折り込む
機能を備え、第一側の移載手段による積層の後に、第一
側の移載手段により折り込んだ帯状金属材5の上に第二
側の移載手段により絶縁性中間板6、もしくは絶縁性中
間板6・金属シート4・シート状合成樹脂材1のセット
を積層するように設定して成ることを特徴とするもので
ある。このような構成とすることで、請求項1記載の製
造方法が実現できる装置が提供できるのみならず、帯状
金属材5の折り込みに必要な量を管理することなく積層
時に同時に帯状金属材5を折り込むことができるもので
ある。
【0010】また、リールに巻かれた長尺帯状の帯状金
属材5を収容する手段と、リールから引き出した帯状金
属材5の一端を固定する手段と、帯状金属材5の下方に
絶縁性中間板6、もしくは絶縁性中間板6・金属シート
4・シート状合成樹脂材1のセットを供給する手段と、
帯状金属材5の上方に絶縁性中間板6、もしくは絶縁性
中間板6・金属シート4・シート状合成樹脂材1のセッ
トを供給する手段を第一側に有し、積層ブロック作製箇
所を第2側に有し、第一側と第二側の中央に帯状金属材
5の折り込み量を管理する手段を有し、第1側に設けた
移載手段が帯状金属材5の上下の絶縁性中間板6・金属
シート4・シート状合成樹脂材1を帯状金属材5に対し
て位置決め且つ持ち上げながら積層ブロック作製箇所に
移載して積層すると共に移載手段が帯状金属材5の折り
込み機能を併せ持つ構成とすることも好ましい。このよ
うな構成とすることで、請求項1記載の製造方法が実現
できる装置が提供できるのみならず、帯状金属材5の折
り込み作業が絶縁性中間板6・金属シート4・シート状
合成樹脂材1の積層作業と同時に行えることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。図1には本発明の積層体の製
造方法を示す概略構成図が示してある。本発明において
は、プリプレグなどからなる絶縁性の高いシート状合成
樹脂材1と、このシート状合成樹脂材1の両側に密着し
た金属層2とで構成された積層体を製造するに当たっ
て、シート状合成樹脂材1の両側に金属層2を重ねて単
位積層体3を構成しこの単位積層体3をそれぞれシート
状合成樹脂材1の両側に金属層2を密着させて一体化し
て積層体を形成するのであるが、この際、図1に示すよ
うにシート状合成樹脂材1の両側の金属層2のうち一方
の金属層2をシート状にカットした金属シート4とし、
他方の金属層2を蛇行する連続した帯状金属材5とし、
単位積層体3間にそれぞれ金属層2よりも巾の広い絶縁
性中間板6を介在させて絶縁性中間板6の両側に位置す
る金属層2間の絶縁をはかった状態で複数段の単位積層
体3よりなる積層体製造用ブロック7をプレス装置にセ
ットして加圧すると共に帯状金属材5の両端部を電源1
0に接続して通電することで帯状金属材5を熱電素子と
して発熱させ、このように帯状金属材5を発熱させるこ
とで積層体製造用ブロック7の内部から加熱してシート
状合成樹脂材1の両側に金属層2を密着させるものであ
る。次に、絶縁性中間板6を取り外し、その後に積層体
製造用積層ブロックの端部を切断して、シート状合成樹
脂材1よりなる合成樹脂層の上下両面に金属シート4と
帯状金属材5よりなる金属層2を積層一体化したプリン
ト配線板やICカード等に作製するための積層体を形成
するものである。
【0012】そして、上記の本発明の製造方法において
は、単位積層体3の一方の金属層2を構成する金属シー
ト4と、上下方向の隣りの別の単位積層体3の他方の金
属層2を構成する帯状金属材5の間に金属層2(つまり
帯状金属材5及び金属シート4)よりも巾の広い絶縁性
中間板6が存在するので、蛇行する連続した帯状金属材
5の両端部に通電しても蛇行する連続した帯状金属材5
の折り曲げ部分同士が上下方向において接触することが
ないものである。このように、蛇行する連続した帯状金
属材5の両端部に通電しても蛇行する連続した帯状金属
材5の折り曲げ部分同士が上下方向において接触しない
ので、形成する積層体が薄型のものであっても、蛇行し
た帯状金属材5の各部を均等に発熱して積層体製造用ブ
ロック7の内部から加熱してシート状合成樹脂材1の両
側に金属層2を正確に密着させることができることにな
る。この際、帯状金属材5を図1のように蛇行するよう
に折り返すに当たって、絶縁性中間板6の端部で帯状金
属材5が折り返されるように設定することで、帯状金属
材5の折り返しを絶縁性中間板6の端部に限定できて、
折り返しが容易に行えることになる。
【0013】ここで、各部材を積層して複数段の単位積
層体3よりなる積層体製造用ブロック7を作製するに当
たって、例えば、図2に示すようにして作製することが
できる。すなわち、図2に示すように帯状金属材5の第
1部分に第1段目のシート状合成樹脂材1を重ね、第1
段目のシート状合成樹脂材1の上に第1段目の金属シー
ト4を重ね、第1段目の金属シート4の上に絶縁性中間
板6を重ね、その後、帯状金属材5の第2部分を180
°折り曲げ、次に、帯状金属材5の第2部分に第2段目
のシート状合成樹脂材1を重ね、第2段目のシート状合
成樹脂材1の上に第2段目の金属シート4を重ね、第2
段目の金属シート4の上に絶縁性中間板6を重ね、その
後、帯状金属材5の第3部分を180°折り曲げ、次
に、帯状金属材5の第3部分に第3段目のシート状合成
樹脂材1を重ね、第3段目のシート状合成樹脂材1の上
に第3段目の金属シート4を重ね、第3段目の金属シー
ト4の上に絶縁性中間板6を重ね、このような加工を次
々と行うことで、各部材を積み重ねて図2に示すように
第1段目の単位積層体3a、第2段目の単位積層体3
b、第3段目の単位積層体3c、第4段目の単位積層体
3d、第5段目の単位積層体3e……第n段目の単位積
層体3nよりなる積層体製造用ブロック7を簡単に作製
することができる。この場合、上記積層工程において各
段における単位積層体3を構成するシート状合成樹脂材
1、金属シート4、絶縁性中間板6はそれぞれ一枚一枚
積み重ねてもよく、あるいは、各段におけるシート状合
成樹脂材1、金属シート4、絶縁性中間板6をセットと
して一括して積み重ねるようにしてもよいものである。
【0014】また、各部材を積層して複数段の単位積層
体3よりなる積層体製造用ブロック7を作製するに当た
って、例えば、図3に示すようにして作製することがで
きる。すなわち、図3に示すように第1段目の金属シー
ト4の上に第1段目のシート状合成樹脂材1を重ね、第
1段目のシート状合成樹脂材1の上に帯状金属材5の第
1部分を重ね、帯状金属材5の第1部分の上に絶縁性中
間板6を重ね、その後、絶縁性中間板6の上に第2段目
の金属シート4を重ね、第2段目の金属シート4の上に
第2段目のシート状合成樹脂材1を重ね、次に、帯状金
属材5の第2部分を180°折り曲げて第2段目のシー
ト状合成樹脂材1の上に重ね、その後、帯状金属材5の
第2部分の上に絶縁性中間板6を重ね、その後、絶縁性
中間板6の上に第3段目の金属シート4を重ね、第3段
目の金属シート4の上に第3段目のシート状合成樹脂材
1を重ね、次に、帯状金属材5の第3部分を180°折
り曲げて第3段目のシート状合成樹脂材1の上に重ね、
このような加工を次々と行うことで、各部材を積み重ね
て図3に示すように第1段目の単位積層体3a、第2段
目の単位積層体3b、第3段目の単位積層体3c、第4
段目の単位積層体3d、第5段目の単位積層体3e、第
6段目の単位積層体3f……第n段目の単位積層体3n
よりなる積層体製造用ブロック7を簡単に作製すること
ができる。この場合、上記積層工程において各段におけ
る単位積層体3を構成する絶縁性中間板6、金属シート
4、シート状合成樹脂材1はそれぞれ一枚一枚積み重ね
てもよく、あるいは、各段において絶縁性中間板6を最
下段とした絶縁性中間板6、金属シート4、シート状合
成樹脂材1のセットを形成してこれをセットとして一括
して積み重ねるようにしてもよいものである。
【0015】また、各部材を積層して複数段の単位積層
体3よりなる積層体製造用ブロック7を作製するに当た
って、例えば、図4に示すようにして作製することがで
きる。すなわち、図4に示すように、帯状金属材5の第
1部分に第1段目のシート状合成樹脂材1を重ね、第1
段目のシート状合成樹脂材1の上に第1段目の金属シー
ト4を重ね、第1段目の金属シート4の上に絶縁性中間
板6を重ね、その後、絶縁性中間板6の上に第2段目の
金属シート4を重ね、第2段目の金属シート4の上に第
2段目のシート状合成樹脂材1を重ね、次に、帯状金属
材5の第2部分を180°折り曲げて第2段目のシート
状合成樹脂材1の上に重ね、その後、帯状金属材5の第
2部分に絶縁性中間板6を重ねた後、帯状金属材5の第
3部分を180°折り曲げて絶縁性中間板6に重ね、帯
状金属材5の第3部分に第3段目のシート状合成樹脂材
1を重ね、第3段目のシート状合成樹脂材1の上に第3
段目の金属シート4を重ね、このような加工を次々と行
うことで、各部材を積み重ねて図4に示すように第1段
目の単位積層体3a、第2段目の単位積層体3b、第3
段目の単位積層体3c、第4段目の単位積層体3d、第
5段目の単位積層体3e、第6段目の単位積層体3f…
…第n段目の単位積層体3nよりなる積層体製造用ブロ
ック7を簡単に作製することができる。この場合、帯状
金属材5の片面は粗面となり、他の片面は平滑面となっ
ており、図4のような積層を行うと、帯状金属材5の各
段におけるシート状合成樹脂材1に接する面が全て粗面
となり且つ絶縁性中間板6と接する面が全て平滑面とな
り、シート状合成樹脂材1と帯状金属材5との密着性を
良好にし且つ絶縁性中間板6と帯状金属材5との剥離性
を良好にすることができ、これにより、片面が粗面とな
り且つ他の片面が平滑面となった帯状金属材5に対応し
て積層体の製造ができることになる。
【0016】図5には絶縁性中間板6の構成例を示す一
実施形態が示してある。本実施形態においては、ステン
レススチールのような金属板よりなる中間板6aの両面
に電気絶縁性の高い層8を設けた例が示してある。中間
板6aの両面に電気絶縁性の高い層8を設けて絶縁性中
間板6を構成するには、例えばテフロンシートのような
絶縁シートを中間板6aの両面に固着して電気絶縁性の
高い層8を形成したり、あるいはテフロンシートのよう
な絶縁シートを中間板6aの両面に当接して重ねること
で別体の電気絶縁性の高い層8を形成したり、あるい
は、中間板6aの両面にセラミックを溶射して電気絶縁
性の高い層8を形成したりするものである。本実施形態
においては、絶縁性中間板6と金属層2との絶縁が保た
れて、金属シート4への電流の回流が防げ、帯状金属材
5のみに電流を流して均一な加熱を得ることができるも
のである。
【0017】図6には絶縁性中間板6の構成例を示す一
実施形態が示してある。本実施形態においては、ステン
レススチールのような金属板よりなる中間板6aの片面
に電気絶縁性の高い層8を設けた例が示してある。中間
板6aの片面に電気絶縁性の高い層8を設けて絶縁性中
間板6を構成するには、例えばテフロンシートのような
絶縁シートを中間板6aの片面に固着して電気絶縁性の
高い層8を形成したり、あるいはテフロンシートのよう
な絶縁シートを中間板6aの片面に当接して重ねること
で別体の電気絶縁性の高い層8を形成したり、あるい
は、中間板6aの片面にセラミックを溶射して電気絶縁
性の高い層8を形成したりするものである。本実施形態
においては、絶縁性中間板6の片面側における絶縁を確
保しながら絶縁性中間板6への積極的な電流の回流を図
ることにより、絶縁性中間板6を加熱してシート状合成
樹脂材1に金属層2を効果的に密着させることができる
ものである。
【0018】次に、本発明の装置につき説明する。図7
乃至図9には図3に示す実施形態のような積層構造とな
った積層体製造用ブロック7を作製するための装置の例
が示してある。図7において、リール収容装置11に帯
状金属材5を巻いたリール12が収容してあり、リール
12から引き出された帯状金属材5が積層ブロック作製
治具13上に供給されるようになっている。帯状金属材
5は先端を接着テープのような固着手段により積層ブロ
ック作製治具13側に固着される。
【0019】このリール12の引出し方向と並行に絶縁
性中間板供給コンベア14が配置してあり、この絶縁性
中間板供給コンベア14は途中に分岐コンベア部14a
を設けてあり、更に絶縁性中間板供給コンベア14の最
先端部に方向転換部14bが設けてある。分岐コンベア
部14aの隣にはリール収容装置11と積層ブロック作
製治具13との間の帯状金属材5の下方に位置する第1
の支持台18が設けてある。また、方向転換部14bの
隣りには第2の支持台19が設けてある。ここで、第1
の支持台18側が請求項7における第一側となり、第2
の支持台19側が請求項7における第二側となってい
る。絶縁性中間板供給コンベア14を挟んでリール収容
装置11と反対側に金属シート切断装置15が配置して
ある。金属シート切断装置15にはロール状に巻いた金
属シート4を引き出して切断機16により一定長さに切
断するようになっている。
【0020】そして、絶縁性中間板供給コンベア14に
より搬送された絶縁性中間板6が金属シート切断装置1
5の横まで搬送されて停止するようになっており、絶縁
性中間板6が金属シート切断装置15の横まで搬送され
て停止した状態で、横方向及び上下方向に移動自在な金
属シート移送装置17により一定長さに切断された金属
シート4を吸着等の保持手段手段により保持して移送す
ることで絶縁性中間板6の上に載置する。金属シート4
の載置が完了すると金属シート4を載置した状態で絶縁
性中間板6が分岐コンベア部14aに供給されて停止す
る。分岐コンベア部14aの第1の支持台18と反対側
の隣にはシート状合成樹脂材載置部20が設けてあり、
横方向及び上下方向に移動自在な移載装置21によりシ
ート状合成樹脂材載置部20に載置しているシート状合
成樹脂材1を吸着等の保持手段手段により保持して移送
することで分岐コンベア部14a上に停止している絶縁
性中間板6の上面の金属シート4の上にシート状合成樹
脂材1を載置する。このようにして絶縁性中間板6・金
属シート4・シート状合成樹脂材1の3部材を重ねて1
セットとした状態で、分岐コンベア部14aを第1の支
持台18側に駆動して上記1セットとなったものを第1
の支持台18に移送するものである。次に、同様にして
分岐コンベア部14aにおいて絶縁性中間板6・金属シ
ート4・シート状合成樹脂材1の3部材を重ねて1セッ
トとすると、今度は分岐コンベア部14aを方向転換部
14b側に駆動して上記1セットとなったものを方向転
換部14bに送り、ここで方向転換して第2の支持台1
9に移送するものである。このようにして交互に絶縁性
中間板6・金属シート4・シート状合成樹脂材1の3部
材を重ねて1セットとなったものが第1の支持台18と
第2の支持第19とに供給されるようになっている。
【0021】第1の支持台18と積層ブロック作製治具
13との間を往復移動する移載手段を構成する第1の絶
縁性中間板移載装置22と、第2の支持台19と積層ブ
ロック作製治具13との間を往復移動する移載手段を構
成する第2の絶縁性中間板移載装置23が設けてある。
そして、第1の支持台18の絶縁性中間板6・金属シー
ト4・シート状合成樹脂材1の3部材を重ねて1セット
としたものが供給されると、帯状金属材の下方に位置す
る第1の絶縁性中間板移載装置22が下降して第1の絶
縁性中間板移載装置22に設けた保持手段により絶縁性
中間板6・金属シート4・シート状合成樹脂材1を1セ
ットとしたものが保持される。この保持手段としては例
えば、図8に示すように、エアシリンダにより移動自在
なフック24により絶縁性中間板6に設けた係止部25
を係止することで金属シート4、シート状合成樹脂材1
を載置した状態の絶縁性中間板6を第1の絶縁性中間板
移載装置22に支持するものである。
【0022】このように、絶縁性中間板6・金属シート
4・シート状合成樹脂材1を1セットとして第1の絶縁
性中間板移載装置22に保持した状態で、第1の絶縁性
中間板移載装置22を持ち上げ、帯状金属材5の下面を
スライドさせながら積層ブロック作製治具13の上方ま
で移動する。これにより帯状金属材5が引き出されると
共に、積層ブロック作製治具13の上方位置で絶縁性中
間板6の端部で折り返されて蛇行状となる。上記のよう
にして絶縁性中間板6・金属シート4・シート状合成樹
脂材1を1セットとして積層ブロック作製治具13上に
積層すると共に帯状金属材5を折り返すと、第1の絶縁
性中間板移載装置22は第1の支持台18側に戻る。次
に、第2の支持台19上に載置してある絶縁性中間板6
・金属シート4・シート状合成樹脂材1を1セットとし
てものを、第2の絶縁性中間板移載装置23が下降して
第2の絶縁性中間板移載装置23に設けた保持手段(第
1の絶縁性中間板移載装置22の保持手段と同じ構成と
なっている)により保持し、積層ブロック作製治具13
の上方位置まで搬送して、前述のようにして積層ブロッ
ク作製治具13の上方位置で折り返された帯状金属材5
の上に積載し、その後、第2の絶縁性中間板移載装置2
3が第2の支持台19側に戻る。このようにして交互に
積層していくことで、図3に示すような積層構造となっ
た積層体製造用ブロック7を作製するのである。図9に
は本発明装置を用いて上記のようにして積層体製造用ブ
ロック7を作製する際の概略構成図が示してある。
【0023】上記の装置においては、帯状金属材5の折
り込みに必要な量を管理することなく積層時に同時に絶
縁性中間板6の端部を利用して帯状金属材5を折り込む
ことができるものであり、また、絶縁性中間板6・金属
シート4・シート状合成樹脂材1を1セットとして積層
できるので、積層体製造用ブロック7を作製する時間を
短縮できるものである。
【0024】次に、本発明の装置につき説明する。図1
0乃至図13には図3に示す実施形態のような積層構造
となった積層体製造用ブロック7を作製するための他の
装置の例が示してある。図10において、リール収容装
置11に帯状金属材5を巻いたリール12が収容してあ
り、リール12から引き出された帯状金属材5が積層ブ
ロック作製治具13上に供給されるようになっている。
積層ブロック作製治具13とリール収容装置11との間
には支持台28が配置してあり、更に、積層ブロック作
製治具13と支持台28との間には図13に示すように
帯状金属材引出し装置40が設けてあり、一端部が支持
台28側において接着テープのような固定手段により固
定された帯状金属材5が折り返し長さの分だけ図13に
示すようにあらかじめ引き出されている。ここで、支持
台28が請求項8の第一側となり、積層ブロック作製治
具13が請求項8の第二側となっている。
【0025】上記リール12の引出し方向と並行に絶縁
性中間板供給コンベア14が配置してあり、この絶縁性
中間板供給コンベア14の最先端部に方向転換部14b
が設けてある。方向転換部14bの隣にはリール収容装
置11と積層ブロック作製治具13との間において帯状
金属材5の下方に位置する支持台28が設けてある。絶
縁性中間板供給コンベア14を挟んでリール収容装置1
1と反対側に金属シート切断装置15が配置してある。
金属シート切断装置15にはロール状に巻いた金属シー
ト4を引き出して切断機16により一定長さに切断する
ようになっている。そして、絶縁性中間板供給コンベア
14により搬送された絶縁性中間板6が金属シート切断
装置15の横まで搬送されて停止するようになってお
り、絶縁性中間板6が金属シート切断装置15の横まで
搬送されて停止した状態で、横方向及び上下方向に移動
自在な金属シート移送装置17により一定長さに切断さ
れた金属シート4を吸着等の保持手段手段により保持し
て移送することで絶縁性中間板6の上に載置する。金属
シート4の載置が完了すると金属シート4を載置した状
態で絶縁性中間板6が分岐コンベア部14aに供給され
て停止する。方向転換部14bの支持台28と反対側の
隣にはシート状合成樹脂材載置部20が設けてあり、横
方向及び上下方向に移動自在な移載装置21によりシー
ト状合成樹脂材載置部20に載置しているシート状合成
樹脂材1を吸着等の保持手段手段により保持して移送す
ることで方向転換部14b上に停止している絶縁性中間
板6の上面の金属シート4の上にシート状合成樹脂材1
を載置する。このようにして絶縁性中間板6・金属シー
ト4・シート状合成樹脂材1の3部材を重ねて1セット
とした状態で、分岐コンベア部14bを支持台28側に
駆動して上記1セットとなったものを帯状金属材5の下
方に位置する第1の支持台18の上に移送するものであ
る。
【0026】ここで、支持台28と積層ブロック作製治
具13との間を往復移動する移載手段を構成する絶縁性
中間板移載装置29が設けてあり、支持台28上に絶縁
性中間板6・金属シート4・シート状合成樹脂材1の3
部材を重ねて1セットとなったものが供給されると、上
記絶縁性中間板移載装置29が下降して絶縁性中間板移
載装置29に設けた保持手段により絶縁性中間板6・金
属シート4・シート状合成樹脂材1を1セットとしたも
のを保持し、その後絶縁性中間板移載装置29を上昇さ
せて帯状金属材5の下面に当接させる。ここで絶縁性中
間板移載装置29に設けた保持手段としては例えば、エ
アシリンダにより移動自在なフック24により絶縁性中
間板6に設けた係止部25を係止することで金属シート
4、シート状合成樹脂材1を載置した状態の絶縁性中間
板6を絶縁性中間板移載装置29に支持するものであ
る。
【0027】次に、前述と同様にして方向転換部14b
において絶縁性中間板6・金属シート4・シート状合成
樹脂材1の3部材を重ねて1セットとすると、今度は移
載装置21により絶縁性中間板6・金属シート4・シー
ト状合成樹脂材1の3部材を重ねて1セットとなったも
のを保持して支持台28上方の帯状金属材5の上に載置
する。ここで、本実施形態における移載装置21は図1
0、図12に示すように、レール30に対して移動自在
な移動体31に上下移動自在に基体32が設けてあり、
この基体32に設けたガイドレール部33に対して吸着
装置35を備えた一対の移動バー34を移動自在とし、
シート状合成樹脂材1を吸着保持して移動する場合には
図12(a)のように一対の移動バー34間を狭めてシ
ート状合成樹脂材1を吸着し、絶縁性中間板6・金属シ
ート4・シート状合成樹脂材1の3部材を重ねて1セッ
トとして移動する場合には図12(b)のように一対の
移動バー34間を広げて最下層の最も巾の広い絶縁性中
間板6を吸着するものである。
【0028】上記のようにして支持台28の上方位置に
おいて、帯状金属材5の下面に、絶縁性中間板6・金属
シート4・シート状合成樹脂材1を1セットとしたもの
を保持した絶縁性中間板移載装置29を当接させると共
に、絶縁性中間板6・金属シート4・シート状合成樹脂
材1の3部材を重ねて1セットとなったものを重ね、そ
の後、絶縁性中間板移載装置29を持ち上げながら積層
ブロック作製治具13の上方位置に移動する。すると、
帯状金属材5が絶縁性中間板移載装置29と帯状金属材
5の上に重ねた絶縁性中間板6・金属シート4・シート
状合成樹脂材1の3部材を重ねて1セットとしたものと
で上下から挟持されることになって、絶縁性中間板移載
装置29に固定された状態で移動することになる。この
場合、帯状金属材引出し装置40が上昇してあらかじめ
折り返し長さ分だけ引き出されていた帯状金属材5の移
動の邪魔にならないようにしておく。そして、上記のよ
うに帯状金属材5を固定した状態で且つ下面側に絶縁性
中間板6・金属シート4・シート状合成樹脂材1の3部
材を重ねた1セットを保持すると共に帯状金属材5の上
面側に別の絶縁性中間板6・金属シート4・シート状合
成樹脂材1の3部材を重ねて1セットとしたものを載置
した状態で図13のように積層ブロック作製治具13の
上方位置に移動して積載するものであり、このようにし
て積載することで帯状金属材5が積層ブロック作製治具
13の上方位置で蛇行状に折り返されるものであり、そ
の後、絶縁性中間板移載装置29による下方の絶縁性中
間板6の保持を解除し、絶縁性中間移載装置29のみを
初期位置(つまり支持台28の上方位置)まで戻す。
【0029】その後、再び帯状金属材引出し装置40に
より帯状金属材5を折り返しに必要な一定長さあらかじ
め引出すものである。そして、前述の順序を繰り返すこ
とで、図3に示すような積層構造となった積層体製造用
ブロック7を作製するのである。上記の装置において
は、帯状金属材5の折り込み作業が絶縁性中間板6・金
属シート4・シート状合成樹脂材1の積層作業と同時に
行えるものであり、また、絶縁性中間板6・金属シート
4・シート状合成樹脂材1を1セットとしたものを金属
帯材5の上下に配置して、積層できるので、積層体製造
用ブロック7を作製する時間を大幅に短縮できるもので
ある。
【0030】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、単位積層体の一方の金属層を構成す
る金属シートと、上下方向の隣りの別の単位積層体の他
方の金属層を構成する帯状金属材の間に金属層よりも巾
の広い絶縁性中間板が存在するので、蛇行する連続した
帯状金属材の両端部に通電して帯状金属材を電熱素子と
して利用しても蛇行する連続した帯状金属材の折り曲げ
部分同士が上下方向において接触することがないもので
あり、この結果、形成する積層体が薄型のものであって
も、帯状金属材の両端部に通電して帯状金属材を発熱さ
せることで積層体製造用ブロックの内部から加熱してシ
ート状合成樹脂材の両側に金属層を密着させることがで
きて高品質の積層体を作製することができるものであ
り、また、帯状金属材は絶縁性中間板の端部を利用して
折り返すことが可能となって、帯状金属材を折り返して
蛇行するのが容易に行えるものである。
【0031】また、請求項2記載の発明にあっては、請
求項1記載の発明の効果に加えて、帯状金属材の第1部
分に第1段目のシート状合成樹脂材を重ね、第1段目の
シート状合成樹脂材の上に第1段目の金属シートを重
ね、第1段目の金属シートの上に絶縁性中間板を重ね、
その後、帯状金属材の第2部分を180°折り曲げ、帯
状金属材の第2部分に第2段目のシート状合成樹脂材を
重ね、第2段目のシート状合成樹脂材の上に第2段目の
金属シートを重ね、第2段目の金属シートの上に絶縁性
中間板を重ね、その後、帯状金属材の第3部分を180
°折り曲げ、帯状金属材の第3部分に第3段目のシート
状合成樹脂材を重ね、第3段目のシート状合成樹脂材の
上に第3段目の金属シートを重ね、第3段目の金属シー
トの上に絶縁性中間板を重ね、このような加工を次々と
行うので、積層が順序だって簡単に行えるものであり、
また、各段において絶縁性中間板、金属シート、シート
状合成樹脂材の一括積層が可能となるものであって、こ
の場合にはより積層が容易となるものである。
【0032】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、第1段目の金属
シートの上に第1段目のシート状合成樹脂材を重ね、第
1段目のシート状合成樹脂材の上に帯状金属材の第1部
分を重ね、帯状金属材の第1部分の上に絶縁性中間板を
重ね、その後、絶縁性中間板の上に第2段目の金属シー
トを重ね、第2段目の金属シートの上に第2段目のシー
ト状合成樹脂材を重ね、次に、帯状金属材の第2部分を
180°折り曲げて第2段目のシート状合成樹脂材の上
に重ね、その後、帯状金属材の第2部分の上に絶縁性中
間板を重ね、その後、絶縁性中間板の上に第3段目の金
属シートを重ね、第3段目の金属シートの上に第3段目
のシート状合成樹脂材を重ね、次に、帯状金属材の第3
部分を180°折り曲げて第3段目のシート状合成樹脂
材の上に重ね、このような加工を次々と行うので、積層
が順序だって簡単に行えるものであり、また、各段にお
いて絶縁性中間板を最下面とした絶縁性中間板、金属シ
ート、シート状合成樹脂材のセットが形成できて一括積
層が容易に行えることになる。
【0033】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、帯状金属材の第
1部分に第1段目のシート状合成樹脂材を重ね、第1段
目のシート状合成樹脂材の上に第1段目の金属シートを
重ね、第1段目の金属シートの上に絶縁性中間板を重
ね、その後、絶縁性中間板の上に第2段目の金属シート
を重ね、第2段目の金属シートの上に第2段目のシート
状合成樹脂材を重ね、次に、帯状金属材の第2部分を1
80°折り曲げて第2段目のシート状合成樹脂材の上に
重ね、その後、帯状金属材の第2部分に絶縁性中間板を
重ねた後、帯状金属材の第3部分を180°折り曲げて
絶縁性中間板に重ね、帯状金属材の第3部分に第3段目
のシート状合成樹脂材を重ね、第3段目のシート状合成
樹脂材の上に第3段目の金属シートを重ね、このような
加工を次々と行うので、片面が粗面となり且つ他の片面
が平滑面となった帯状金属材の粗面がシート状合成樹脂
材に密着して強固な固着ができ且つ帯状金属材の平滑面
が絶縁性中間板に接して剥離が容易に行えて、片面が粗
面となり且つ他の片面が平滑面となった帯状金属材に対
応して積層体の製造ができるものである。
【0034】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、電気絶縁性の高
い層を絶縁性中間板の両面に設けるので、絶縁性中間板
と金属層との絶縁が保たれて、金属シートへの電流の回
流が防げ、帯状金属材のみに電流を流して均一な加熱を
得ることができるものである。また、請求項6記載の発
明にあっては、上記請求項1記載の発明の効果に加え
て、電気絶縁性の高い層を絶縁性中間板の片面に設ける
ので、絶縁性中間板の片面側における絶縁を確保しなが
ら絶縁性中間板への積極的な電流の回流を図ることによ
り、絶縁性中間板を加熱してシート状合成樹脂材に金属
層を効果的に密着させることができるものである。
【0035】また、請求項7記載の発明にあっては、上
述のように、リールに巻かれた長尺帯状の帯状金属材を
収容する手段と、リールから引き出した帯状金属材の一
端を固定する手段と、帯状金属材の下方に絶縁性中間
板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成
樹脂材のセットを供給する手段と、絶縁性中間板、もし
くは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材の
セットを移載する手段をそれぞれ1つ第一側に有し、絶
縁性中間板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シー
ト状合成樹脂材のセットを供給する手段と、絶縁性中間
板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成
樹脂材のセットを移載する手段をそれぞれ1つ第二側に
有し、積層ブロック作製箇所を1つ第一側と第二側との
間に有し、第一側の移載手段が絶縁性中間板、もしくは
絶縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材のセッ
トを帯状金属板の下面に対してスライド且つ持ち上げな
がら積層ブロック作製箇所において積層して帯状金属材
を折り込む機能を備え、第一側の移載手段による積層の
後に、第一側の移載手段により折り込んだ帯状金属材の
上に第二側の移載手段により絶縁性中間板、もしくは絶
縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材のセット
を積層するように設定してあるので、請求項1記載の製
造方法が実現できる装置が提供できるのみならず、帯状
金属材の折り込みに必要な量を管理することなく積層時
に同時に帯状金属材を折り込むことができて装置の簡略
化が図れ、また、絶縁性中間板・金属シート・シート状
合成樹脂材を1セットとしたものを積層できるので、積
層体製造用ブロックを作製する時間を短縮できるもので
ある。
【0036】また、請求項8記載の発明にあっては、上
述のように、リールに巻かれた長尺帯状の帯状金属材を
収容する手段と、リールから引き出した帯状金属材の一
端を固定する手段と、帯状金属材の下方に絶縁性中間
板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成
樹脂材のセットを供給する手段と、帯状金属材の上方に
絶縁性中間板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シ
ート状合成樹脂材のセットを供給する手段を第一側に有
し、積層ブロック作製箇所を第2側に有し、第一側と第
二側の中央に帯状金属材の折り込み量を管理する手段を
有し、第1側に設けた移載手段が帯状金属材の上下の絶
縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材を帯状金
属材に対して位置決め且つ持ち上げながら積層ブロック
作製箇所に移載して積層すると共に移載手段が帯状金属
材の折り込み機能を併せ持つので、請求項1記載の製造
方法が実現できる装置が提供できるのみならず、帯状金
属材の折り込み作業が絶縁性中間板・金属シート・シー
ト状合成樹脂材の積層作業と同時に行え、また、絶縁性
中間板・金属シート・シート状合成樹脂材を1セットと
したものを金属帯材の上下に配置して、積層できるの
で、積層体製造用ブロックを作製する時間を大幅に短縮
できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概略構成図である。
【図2】同上の一実施形態の概略構成図である。
【図3】同上の更に他の実施形態の概略構成図である。
【図4】同上の更に他の実施形態の概略構成図である。
【図5】同上の絶縁の例を示す概略構成図である。
【図6】同上の絶縁の他例を示す概略構成図である。
【図7】本発明の装置の一実施形態の斜視図である。
【図8】同上の絶縁性中間移載装置により絶縁性中間板
を支持する例を示す説明のための斜視図である。
【図9】同上の装置の概略構成図である。
【図10】本発明の装置の他の実施形態の斜視図であ
る。
【図11】同上の絶縁性中間板移載装置により絶縁性中
間板を支持する例を示す説明のための斜視図である。
【図12】(a)(b)は移載装置の説明図である。
【図13】同上の概略構成図である。
【図14】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 シート状合成樹脂材 2 金属層 3 単位積層体 4 金属シート 5 帯状金属材 6 絶縁性中間板 7 積層体製造用ブロック 8 電気絶縁性の高い層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 裕史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特表 平7−508940(JP,A) 特表 平8−501991(JP,A) 特表 平8−506289(JP,A) 特表 平8−508691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B29C 43/00 - 43/58

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリプレグなどからなる絶縁性の高いシ
    ート状合成樹脂材と、このシート状合成樹脂材の両側に
    密着した金属層とで構成された積層体を製造するに当た
    って、シート状合成樹脂材の両側に金属層を重ねて単位
    積層体を構成し、両側の金属層のうち一方の金属層をシ
    ート状にカットした金属シート、他方の金属層を蛇行す
    る帯状金属材とし、単位積層体間にそれぞれ金属層より
    も巾が広い絶縁性中間板を介在させて絶縁性中間板の両
    側に位置する金属層間の絶縁をはかった状態で複数段の
    単位積層体よりなる積層体製造用ブロックを加圧すると
    共に帯状金属材の両端部に通電して帯状金属材を発熱さ
    せることで積層体製造用ブロックの内部から加熱してシ
    ート状合成樹脂材の両側に金属層を密着させることを特
    徴とする積層体の製造方法。
  2. 【請求項2】 帯状金属材の第1部分に第1段目のシー
    ト状合成樹脂材を重ね、第1段目のシート状合成樹脂材
    の上に第1段目の金属シートを重ね、第1段目の金属シ
    ートの上に絶縁性中間板を重ね、その後、帯状金属材の
    第2部分を180°折り曲げ、帯状金属材の第2部分に
    第2段目のシート状合成樹脂材を重ね、第2段目のシー
    ト状合成樹脂材の上に第2段目の金属シートを重ね、第
    2段目の金属シートの上に絶縁性中間板を重ね、その
    後、帯状金属材の第3部分を180°折り曲げ、帯状金
    属材の第3部分に第3段目のシート状合成樹脂材を重
    ね、第3段目のシート状合成樹脂材の上に第3段目の金
    属シートを重ね、第3段目の金属シートの上に絶縁性中
    間板を重ね、このような加工を次々と行うことを特徴と
    する請求項1記載の積層体の製造方法。
  3. 【請求項3】 第1段目の金属シートの上に第1段目の
    シート状合成樹脂材を重ね、第1段目のシート状合成樹
    脂材の上に帯状金属材の第1部分を重ね、帯状金属材の
    第1部分の上に絶縁性中間板を重ね、その後、絶縁性中
    間板の上に第2段目の金属シートを重ね、第2段目の金
    属シートの上に第2段目のシート状合成樹脂材を重ね、
    次に、帯状金属材の第2部分を180°折り曲げて第2
    段目のシート状合成樹脂材の上に重ね、その後、帯状金
    属材の第2部分の上に絶縁性中間板を重ね、その後、絶
    縁性中間板の上に第3段目の金属シートを重ね、第3段
    目の金属シートの上に第3段目のシート状合成樹脂材を
    重ね、次に、帯状金属材の第3部分を180°折り曲げ
    て第3段目のシート状合成樹脂材の上に重ね、このよう
    な加工を次々と行うことを特徴とする請求項1記載の積
    層体の製造方法。
  4. 【請求項4】 帯状金属材の第1部分に第1段目のシー
    ト状合成樹脂材を重ね、第1段目のシート状合成樹脂材
    の上に第1段目の金属シートを重ね、第1段目の金属シ
    ートの上に絶縁性中間板を重ね、その後、絶縁性中間板
    の上に第2段目の金属シートを重ね、第2段目の金属シ
    ートの上に第2段目のシート状合成樹脂材を重ね、次
    に、帯状金属材の第2部分を180°折り曲げて第2段
    目のシート状合成樹脂材の上に重ね、その後、帯状金属
    材の第2部分に絶縁性中間板を重ねた後、帯状金属材の
    第3部分を180°折り曲げて絶縁性中間板に重ね、帯
    状金属材の第3部分に第3段目のシート状合成樹脂材を
    重ね、第3段目のシート状合成樹脂材の上に第3段目の
    金属シートを重ね、このような加工を次々と行うことを
    特徴とする請求項1記載の積層体の製造方法。
  5. 【請求項5】 電気絶縁性の高い層を絶縁性中間板の両
    面に設けることを特徴とする請求項1記載の積層体の製
    造方法。
  6. 【請求項6】 電気絶縁性の高い層を絶縁性中間板の片
    面に設けることを特徴とする請求項1記載の積層体の製
    造方法。
  7. 【請求項7】 リールに巻かれた長尺帯状の帯状金属材
    を収容する手段と、リールから引き出した帯状金属材の
    一端を固定する手段と、帯状金属材の下方に絶縁性中間
    板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成
    樹脂材のセットを供給する手段と、絶縁性中間板、もし
    くは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材の
    セットを移載する手段をそれぞれ1つ第一側に有し、絶
    縁性中間板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シー
    ト状合成樹脂材のセットを供給する手段と、絶縁性中間
    板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成
    樹脂材のセットを移載する手段をそれぞれ1つ第二側に
    有し、積層ブロック作製箇所を1つ第一側と第二側との
    間に有し、第一側の移載手段が絶縁性中間板、もしくは
    絶縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材のセッ
    トを帯状金属板の下面に対してスライド且つ持ち上げな
    がら積層ブロック作製箇所において積層して帯状金属材
    を折り込む機能を備え、第一側の移載手段による積層の
    後に、第一側の移載手段により折り込んだ帯状金属材の
    上に第二側の移載手段により絶縁性中間板、もしくは絶
    縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材のセット
    を積層するように設定して成ることを特徴とする積層体
    の製造装置。
  8. 【請求項8】 リールに巻かれた長尺帯状の帯状金属材
    を収容する手段と、リールから引き出した帯状金属材の
    一端を固定する手段と、帯状金属材の下方に絶縁性中間
    板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シート状合成
    樹脂材のセットを供給する手段と、帯状金属材の上方に
    絶縁性中間板、もしくは絶縁性中間板・金属シート・シ
    ート状合成樹脂材のセットを供給する手段を第一側に有
    し、積層ブロック作製箇所を第2側に有し、第一側と第
    二側の中央に帯状金属材の折り込み量を管理する手段を
    有し、第一側に設けた移載手段が帯状金属材の上下の絶
    縁性中間板・金属シート・シート状合成樹脂材を帯状金
    属材に対して位置決め且つ持ち上げながら積層ブロック
    作製箇所に移載して積層すると共に移載手段が帯状金属
    材の折り込み機能を併せ持つことを特徴とする積層体の
    製造装置。
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