JP3352020B2 - 積層体製造用積層ブロックの作製方法とその装置 - Google Patents

積層体製造用積層ブロックの作製方法とその装置

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JP3352020B2
JP3352020B2 JP07866298A JP7866298A JP3352020B2 JP 3352020 B2 JP3352020 B2 JP 3352020B2 JP 07866298 A JP07866298 A JP 07866298A JP 7866298 A JP7866298 A JP 7866298A JP 3352020 B2 JP3352020 B2 JP 3352020B2
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洋二 浦野
和司 川村
裕彦 峠山
裕史 前田
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリント配線板や
ICカード等に作製するための積層体を製造するための
積層体の製造用積層ブロックの作製方法とその装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からプリント配線板やICカード等
に作製するための積層体を製造するための製造用積層ブ
ロックの作製装置が特表平8ー508691号により知
られている。この従来例のものは、成形台の両側に移動
自在なキャリッジを設け、両側の移動自在なキャリッジ
にそれぞれ設けたリールに帯状をした金属バンドが巻い
てあり、キャリッジを成形台を完全に横断して往復移動
することで、長尺の金属バンドを折り込むようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
例にあっては、金属バンドをジグザク状に折り込みなが
ら、金属バンド間に絶縁性中間板やシート状合成樹脂材
を交互に介装するに当たって、それぞれのキャリッジの
搬送径路が交差するため、一方のキャリッジの動作が完
了するまで待つ必要があり、積層時間のロスがあり、ま
た、キャリッジも成形台を完全に横断して往復移動する
必要があり、キャリッジの移動距離が長く、この点でも
作製に時間がかかり、更に、従来にあっては、金属バン
ドの折り込みに当たって、成形台を完全に横断して往復
移動するキャリッジが必要で、構造が複雑となるという
問題がある。
【0004】本発明は上記の従来例の問題点に鑑みて発
明したものであって、積層体製造用積層ブロックの作製
時間の短縮が図れ、また、装置を簡略化できる積層体製
造用積層ブロックの作製方法とその装置を提供すること
を課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の積層体製造用積層ブロックの作製方法は、
リール1に巻かれた長尺帯状の金属バンド2をリール1
から引出し、シート状合成樹脂材3と、絶縁性中間板4
を交互に挟み込み、この金属バンド2とシート状合成樹
脂材3と絶縁性中間板4とを多段に積層した積層ブロッ
クを作製するに当たり、絶縁性中間板4を積層すること
により長尺の金属バンド2を折り込むことを特徴とする
ものである。このような方法を採用することで、絶縁性
中間板4の積層によって長尺の金属バンド2の折り込み
が同時にできて、金属バンド2の折り込みに当たって特
別な装置を必要としないものであり、また、絶縁性中間
板4の積層によって長尺の金属バンド2の折り込みが同
時にできて、積層体製造用積層ブロックの作製時間の短
縮が図れることになる。
【0006】また、リール1から引出した金属バンド2
の一端部を固定し、金属バンド2の下方に供給した絶縁
性中間板4を絶縁性中間板移送装置5で支持した状態
で、金属バンド2下面に対してスライド且つ持ち上げな
がら絶縁性中間板4を積層することにより、リール1か
ら金属バンド2を折り込み量だけ引出して金属バンド2
の折り込みを完了することが好ましい。このような方法
とすることで、金属バンド2の折り込みに必要な量を管
理することなく、絶縁性中間板4を持ち上げながら積層
することで自動的にリール1から金属バンド2を折り込
み量だけ引き出して折り込みを完了することができるも
のである。
【0007】また、金属バンド2を折り込み量だけリー
ル1から引出して準備し、次に、金属バンド2の下方に
供給した絶縁性中間板4を絶縁性中間板移送装置5で支
持した状態で、金属バンド2に対して位置決めしながら
持ち上げて絶縁性中間板4を積層することにより、金属
バンド2の折り込みを完了することが好ましい。このよ
うにあらかじめ金属バンド2を折り込み量だけリール1
から引出して準備しておくことで、絶縁性中間板移送装
置5により金属バンド2と絶縁性中間板4との位置決め
を完了した積層準備段階で、シート状合成樹脂材3の積
層ができることになり、積層作業の並列化が可能となる
ものである。
【0008】また、積層ブロック作製位置イと、絶縁性
中間板供給位置ロの距離により、あらかじめ準備する金
属バンド2の折り込み量を管理することが好ましい。こ
のような方法とすることで、金属バンド2の折り込み引
出し手段として特別な装置を必要とすることがないもの
である。また、積層ブロック作製位置イと、絶縁性中間
板供給位置ロの間に金属バンド引出し手段8を設けてあ
らかじめ準備する金属バンド2の折り込み量を管理する
ことが好ましい。このような方法とすることで、金属バ
ンド引出し手段8によりあらかじめ準備する金属バンド
2の折り込み量を引出して管理することができるもので
ある。
【0009】また、本発明の積層体製造用積層ブロック
の作製装置は、リール1に巻かれた長尺帯状の金属バン
ド2を収容する手段と、リール1から引き出した金属バ
ンド2の一端を固定する手段と、金属バンド2の下方に
絶縁性中間板4を供給する手段と、絶縁性中間板4を積
層する手段と、シート状合成樹脂材3を積層する手段
と、積層ブロック作製位置イを有し、リール1から引き
出した金属バンド2をシート状合成樹脂材3と絶縁性中
間板4を交互に挟み込んだ、金属バンド2とシート状合
成樹脂材3と絶縁性中間板4とを多段に積層した積層ブ
ロックを作製する装置であり、絶縁性中間板4を積層す
る手段が金属バンド2の折り込み機能を併せ持つことを
特徴とするものである。このように絶縁性中間板4を積
層する手段が金属バンド2の折り込み機能を併せ持つこ
とで、金属バンド2の折り込みに特別な装置を必要とし
ないものであり、また、金属バンド2の折り込み作業を
絶縁性中間板4の積層作業と同時に行えるものである。
【0010】また、リール1に巻かれた長尺帯状の金属
バンド2を収納する手段を2つ、リール1から引出した
金属バンド2の一端を固定する手段を2つ、絶縁性中間
板4を積層する手段を2つ、積層ブロック作製位置イを
1つ有することが好ましい。このような構成とすること
で、2本の金属バンド2を用いた積層体製造積層ブロッ
クの作製ができることになる。
【0011】また、絶縁性中間板4を積層する手段が、
金属バンド2の下方に供給された絶縁性中間板4を金属
バンド2下面に対してスライド且つ持ち上げながら積層
する機能を備えていることが好ましい。このような構成
とすることで、金属バンド2の折り込みに必要な量を管
理することなく、絶縁性中間板4を持ち上げながら積層
することで自動的にリール1から金属バンド2を折り込
み量だけ引き出して折り込みを完了することができるも
のである。
【0012】また、積層ブロック作製位置イと絶縁性中
間板供給位置ロとの間に金属バンド2の折り込み量を管
理する手段を設け、絶縁性中間板4を積層する手段が、
金属バンド2の下方に供給された絶縁性中間板4を金属
バンド2に対して位置決めしながら持ち上げて積層する
機能を備えていることが好ましい。このような構成とす
ることで、絶縁性中間板移送装置5により金属バンド2
と絶縁性中間板4との位置決めを完了した積層準備段階
で、シート状合成樹脂材3の積層ができることになり、
積層作業の並列化が可能となるものである。
【0013】また、絶縁性中間板4を積層する手段の金
属バンド2との接触部6が低摩擦面を持つ剛体により構
成してあることが好ましい。このような構成とすること
で、低摩擦面を持つ剛体により摩擦による金属バンド2
への悪影響を抑えることができるものである。また、絶
縁性中間板4を積層する手段の金属バンド2との接触部
が回転自在なローラ7により構成してあることが好まし
い。このような構成とすることで、ローラ7により摩擦
による金属バンド2への悪影響を抑えることができるも
のである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を添付図面に示す実施
形態に基づいて説明する。本発明においては、リール1
に巻かれた長尺帯状の金属バンド2をリール1から引出
し、シート状合成樹脂材3と、絶縁性中間板4を交互に
挟み込み、この金属バンド2とシート状合成樹脂材3と
絶縁性中間板4とを多段に積層した積層ブロックを作製
するための積層体製造用積層ブロックの作製方法におい
て、絶縁性中間板4を積層する際に、当該絶縁性中間板
4の積層動作に伴って同時に長尺の金属バンド2を折り
込むようにしたものである。
【0015】図1には絶縁性中間板4を積層する際に、
当該絶縁性中間板4の積層動作に伴って同時に長尺の金
属バンド2を折り込む一例を示す概略説明図が示してあ
る。すなわち、積層ブロック作製位置イとなる積層ブロ
ック作製治具9の両側に絶縁性中間板供給位置ロとなる
絶縁性中間板供給装置10が配置してあり、両側の絶縁
性中間板供給装置10の外側にそれぞれリール1を回転
自在に収容して支持するリール収容部11が配置してあ
る。
【0016】そして、両リール1から引き出した長尺帯
状の金属バンド2の一端を積層ブロック作製治具9に接
着テープのような固定手段により固定し、一方の絶縁性
中間板供給装置10から絶縁性中間板4を取り出して積
層ブロック作製位置イまで移送して積層する際に同時
に、当該絶縁性中間板4の積層動作に伴って同時に長尺
の金属バンド2を自ずから折り込み、次に、折り込んだ
金属バンド2の上にシート状合成樹脂材3を積層し、次
に、他方の絶縁性中間板供給装置10から絶縁性中間板
4を取り出して積層ブロック作製位置イまで移送して積
層する際に同時に、当該絶縁性中間板4の積層動作に伴
って同時に長尺の金属バンド2を自ずから折り込み、次
に、折り込んだ金属バンド2の上にシート状合成樹脂材
3を積層するという順番を繰り返すものである。図1
(a)乃至(d)はこの順序を示している。このように
して、順次リール1に巻かれた長尺帯状の金属バンド2
をリール1から引出し、シート状合成樹脂材3と、絶縁
性中間板4を交互に挟み込み、この金属バンド2とシー
ト状合成樹脂材3と絶縁性中間板4とを多段に積層した
積層ブロックを作製するための積層体製造用積層ブロッ
クを形成するものである。ここで、金属バンド2は図2
(c)に示すように、片面が粗面2aとなると共に他の
片面が平滑面2bとなっており、上記積層において金属
バンド2の粗面2aがシート状合成樹脂材3に対向し、
平滑面2bが絶縁性中間板4に対向するような位置関係
となるように積層されるものである。図2(a)には積
層体製造用積層ブロックの概略構成図が示してあり、こ
のように積層された積層体製造用積層ブロックは金属バ
ンド2の両端部を電源12に接続して電流を流すと共に
加圧することで、各層においてシート状合成樹脂材3の
上下両面に金属バンド2を密着して一体化するものであ
る。そして、絶縁性中間板4を取り外した後に、積層体
製造用積層ブロックの端部を切断して、シート状合成樹
脂材3よりなる合成樹脂層の上下両面に金属バンド2よ
りなる金属層を積層した積層体を形成するものである。
【0017】ところで、本発明においては、上記のよう
に、上記製造工程において、絶縁性中間板4を積層する
ことにより長尺の金属バンド2を自ずから折り込むよう
にしているので、絶縁性中間板4の積層によって長尺の
金属バンド2の折り込みが同時にできて、金属バンド2
の折り込みに、特別な装置を必要としないものであり、
また、絶縁性中間板4の積層によって長尺の金属バンド
2の折り込みが同時にできて、積層体製造用積層ブロッ
クの作製時間の短縮が図れることになる。
【0018】図3には絶縁性中間板4を積層する際に、
当該絶縁性中間板4の積層動作に伴って同時に長尺の金
属バンド2を折り込む装置を備えた積層装置の一例が示
してあり、図4乃至図11には絶縁性中間板4の積層動
作に伴って同時に長尺の金属バンド2を折り込む順序を
示す一実施形態の概略説明図が示してある。図3乃至図
11において、積層ブロック作製位置イとなる積層ブロ
ック作製治具9の両側に絶縁性中間板供給位置ロとなる
絶縁性中間板供給装置10が配置してあり、両側の絶縁
性中間板供給装置10の外側にそれぞれリール1を回転
自在に収容して支持するリール収容部11が配置してあ
る。両側の絶縁性中間板供給装置10の上方にはぞれぞ
れ絶縁性中間板移送装置5が設けてあり、この絶縁性中
間板移送装置5は絶縁性中間板供給装置10上の絶縁性
中間板4を吸着等により支持して積層ブロック作製治具
9の上方まで移動して積層するようになっている。ま
た、積層ブロック作製治具9の上方にはシート状合成樹
脂材移載装置20が配設してある。このシート状合成樹
脂材移載装置20は基枠21のレール22に沿って移動
自在な移動体23に上下移動自在なシート状合成樹脂材
支持部材24を設けたもので、基枠21の一側部の下方
に設けた置台25上に積載したシート状合成樹脂材3を
シート状合成樹脂材支持部材24に設けた吸着等の支持
手段により支持し、シート状合成樹脂材支持部材24を
上昇させると共に積層ブロック作製治具9の上方に移動
して離すことで積層するようになっている。
【0019】以下、図4乃至図11に示す実施形態につ
き説明する。両リール1から引出した金属バンド2の一
端部を固定し(前述の実施形態のように例えば接着テー
プにより固定する)、一方の金属バンド2の下方に供給
した一方の絶縁性中間板4を図4に示すように一方の絶
縁性中間板移送装置5で支持(例えば絶縁性中間板移送
装置5に設けた吸着装置30による吸着支持)した状態
で、図5のように上方に持ち上げて一方の金属バンド2
を同時に持ち上げながら一方の金属バンド2下面に対し
てスライドさせ、図5→図6→図7→図8の順序で一方
の絶縁性中間板4を積層することにより、一方のリール
1から一方の金属バンド2を折り込み量だけ引出すと共
に図8のように一方の金属バンド2を折り込む。この場
合、上記折り込みに先立って図5の段階で他方の絶縁性
中間板移送装置5が他方の絶縁性中間板供給装置10側
に移動するので、この段階で積層ブロック作製位置イに
おいて他方の金属バンド2にシート状合成樹脂材3を積
層しておくものである。上記のようにして一方の絶縁性
中間板4を移送して積層すると同時に該絶縁性中間板4
の移送、積層により一方のリール1から一方の金属バン
ド2を折り込み量だけ引出して折り込む動作が完了する
と、一方の絶縁性中間板移送装置5による当該絶縁性中
間板4の支持を解除して、図9→図10のように初期位
置に戻るものである。上記のように一方の絶縁性中間板
移送装置5が動作して絶縁性中間板4を積層して金属バ
ンド2を折り込んでいる間に、他方の絶縁性中間板移送
装置5が図6→図7→図8→図9のように他方の絶縁性
中間板供給位置ロの他方の絶縁性中間板4を支持して持
ち上げ、図10→図11のように他方の絶縁性中間板4
を積層すると共に他方の金属バンド2を折り込むもので
ある。上記の動作を交互に繰り返しながら金属バンド2
とシート状合成樹脂材3と絶縁性中間板4とを多段に積
層した積層ブロックを作製するための積層体製造用積層
ブロックを形成するものである。
【0020】なお、本実施形態において、絶縁性中間板
移送装置5により絶縁性中間板4を支持して金属バンド
2の下面に沿ってスライドさせるに当たり、金属バンド
2との摩擦を少なくして金属バンド2に悪影響を与えな
いようにすることが必要である。このため、図12に示
すように絶縁性中間板移送装置5の金属バンド2との接
触部6である前後両端部を低摩擦面となった剛体により
構成してあり、これにより金属バンド2の下面に沿って
スライドする際に、低摩擦面を持つ剛体により摩擦によ
る金属バンド2への悪影響を抑えることができるもので
ある。
【0021】また、図13に示すように、絶縁性中間板
移送装置5の金属バンド2との接触部を回転自在なロー
ラ7により構成してもよい。この場合も、金属バンド2
の下面に沿ってスライドする際に、ローラ7により摩擦
による金属バンド2への悪影響を抑えることができるも
のである。ところで、本実施形態においては、金属バン
ド2の下方に供給した絶縁性中間板4を絶縁性中間板移
送装置5で支持した状態で、金属バンド2下面に対して
スライド且つ持ち上げながら絶縁性中間板4を積層する
と共に金属バンド2を折り込むので、金属バンド2の折
り込みに必要な量を管理することなく、絶縁性中間板4
を持ち上げながら積層することで自動的にリール1から
金属バンド2を折り込み量だけ引き出して折り込みを完
了することができるものである。
【0022】次に、絶縁性中間板4を積層することによ
り長尺の金属バンド2を自ずから折り込むに当たっての
他の実施形態につき説明する。本実施形態においては、
金属バンド2を折り込み量だけリール1から引出して準
備し、次に、金属バンド2の下方に供給した絶縁性中間
板4を絶縁性中間板移送装置5で支持した状態で、金属
バンド2に対して位置決めしながら持ち上げて絶縁性中
間板4を積層することにより、金属バンド2の折り込み
を完了するようにするものである。すなわち、あらかじ
め金属バンド2を折り込み量だけリール1から引出して
準備しておくことで、絶縁性中間板移送装置5により金
属バンド2と絶縁性中間板4との位置決めを完了した積
層準備段階で、シート状合成樹脂材3の積層ができるこ
とになり、積層作業の並列化を可能とするものである。
【0023】ここで、金属バンド2を折り込み量だけリ
ール1から引出して準備するに当たっては、例えば図1
4に示すように、積層ブロック作製位置イと、絶縁性中
間板供給位置ロの距離により、あらかじめ準備する金属
バンド2の折り込み量を管理することが考えられる。す
なわち、図14において、積層ブロック作製位置イにお
ける先に積層した絶縁性中間板4の端部による金属バン
ド2の折り返し点Aと、絶縁性中間板供給位置ロにおけ
る絶縁性中間板4の端部による金属バンド2の折り返し
点Bとの間の距離Lが金属バンド2の折り込み量となる
ように各部材の位置関係をあらかじめ設定しておくもの
である。しかして、図14において、一方の絶縁性中間
板供給位置ロにおいて一方の金属バンド2の下面に供給
した一方の絶縁性中間板4を絶縁性中間板移送装置5
(図14では絶縁性中間板移送装置5の図示を省略して
いる)により金属バンド2の下面の所定位置に位置決め
し、この位置決め状態で絶縁性中間板4と金属バンド2
とを仮固定し、この絶縁性中間板移送装置5により金属
バンド2と絶縁性中間板4との位置決めを完了した積層
準備段階で、図14(a)のように積層ブロック作製位
置イ上又は絶縁性中間板供給位置ロにおいて金属バンド
2上にシート状合成樹脂材3を積層し、その後、図14
(a)→(b)→(c)→(d)の順序で絶縁性中間板
4を移送して積層する(つまり図14では図示を省略し
ているが絶縁性中間板移送装置5により絶縁性中間板4
と金属バンド2とを仮固定した状態で移送して積層す
る)ことで、金属バンド2の特別な引出し装置を必要と
することなく、絶縁性中間板4を積層することにより長
尺の金属バンド2を自ずから折り込むことができるもの
である。上記のようにして絶縁性中間板4を積層するこ
とにより長尺の金属バンド2を自ずから折り込んで図1
4(d)の状態になると、(a)から(d)まので過程
において絶縁性中間板4が金属バンド2と一緒に移動す
ることで長尺の金属バンド2が上記L寸法引き出される
ことになる。
【0024】上記一方の絶縁性中間板移送装置5が上記
動作をしている間に他方の絶縁性中間板移送装置5が上
記一方の絶縁性中間板移送装置5の動作に遅れて同じ動
作を行って他方の絶縁性中間板4を移送して積層すると
共に他方の金属バンド2を折り込むものであり、これを
交互に繰り返しながら金属バンド2とシート状合成樹脂
材3と絶縁性中間板4とを多段に積層した積層ブロック
を作製するための積層体製造用積層ブロックを形成する
ものである。このように本実施形態では金属バンド2の
特別な引出し装置を必要としないので、積層ブロック作
製装置を簡略化できるものである。また、本実施形態で
は金属バンド2の特別な引出し装置を必要としないの
で、積層ブロック作製装置を簡略化できるものである。
【0025】次に、金属バンド2を折り込み量だけリー
ル1から引出して準備するに当たっての他の実施形態を
図15乃至図22に基づいて説明する。積層ブロック作
製位置イと、絶縁性中間板供給位置ロの間に金属バンド
引出し手段8を設けてあらかじめ準備する金属バンド2
の折り込み量を管理するようにしている。すなわち、本
実施形態において、今、図15乃至図22において右側
の装置につき主として動作順序を説明すると、図15の
ように積層ブロック作製位置イと、絶縁性中間板供給位
置ロの間において金属バンド引出し手段8を構成する引
出しロッド13を一方の一対の金属バンド受けローラ1
4間の上方に配置した状態で、図16→図17のように
一対の金属バンド受けローラ14間において下方に移動
することで、該引出しロッド13で金属バンド2を折り
込み量だけ引出すものである。次に、図17に示すよう
に、一方の絶縁性中間板供給位置ロにおいて一方の金属
バンド2の下面に供給した一方の絶縁性中間板4を絶縁
性中間板移送装置5により金属バンド2の下面の所定位
置に位置決めし、この位置決め状態で絶縁性中間板移送
装置5に設けた吸着装置30により図23に示すように
絶縁性中間板4と金属バンド2とを仮固定する。この絶
縁性中間板移送装置5により金属バンド2と絶縁性中間
板4との位置決めを完了した積層準備段階で、並行して
図16に示すようにシート状合成樹脂材3を一方の絶縁
性中間板供給位置ロ上において一方の金属バンド2上に
供給して載置する。なお、この場合、シート状合成樹脂
材3を積層ブロック作製位置イ上において金属バンド2
上に供給して載置してもよい。その後、図20のように
引出しロッド13を上方に移動して積層ブロック作製位
置イの上方を越えて反対側(図20において左側)に移
動して退避させる。そして、図20→図21の順序で絶
縁性中間板移送装置5を積層ブロック作製位置イに移動
して絶縁性中間板4を移送して積層することで長尺の金
属バンド2を自ずから折り込むのである。上記のように
して絶縁性中間板4を積層した後、絶縁性中間板移送装
置5による絶縁性中間板4及び金属バンド2の保持を解
除して絶縁性中間板移送装置5を図22のように初期位
置に戻すものである。
【0026】上記一方の絶縁性中間板移送装置5が上記
動作をしている間に他方の絶縁性中間板移送装置5が上
記一方の絶縁性中間板移送装置5の動作に遅れて同じ動
作を行って他方の絶縁性中間板4を移送して積層すると
共に他方の金属バンド2を折り込むものであり、これを
交互に繰り返しながら金属バンド2とシート状合成樹脂
材3と絶縁性中間板4とを多段に積層した積層ブロック
を作製するための積層体製造用積層ブロックを形成する
ものである。このように本実施形態では金属バンド2の
折り込み量を金属バンド引出し手段8により管理するた
め積層ブロック作製装置を小型化できるものである。
【0027】図24には本実施形態において使用する金
属バンド引出し手段8の一実施形態が示してある。本実
施形態においては、X軸基材15に設けた横レール部1
5aにY軸基材16の係止部16aがX方向(つまり横
方向)に移動自在に取付けてあり、また、X軸基材15
に設けたモータ15bにより駆動する駆動ベルト15c
にY軸基材16が固定してあり、これによりモータ15
bを駆動することでX軸基材15に対してY軸基材16
がX方向に移動するものである。また、Y軸基材16に
設けた縦レール部16bに引出しロッド13の端部に設
けた係止部13aがY方向(つまり上下方向)に移動自
在に取付けてあり、Y軸基材16に設けたモータ16c
により駆動する駆動ベルト16dに引出しロッド13の
端部が固定してあり、これによりモータ16cを駆動す
ることでY軸基材16に対して引出しロッド13がY方
向に移動するものである。そして図15の状態において
はモータ16cを駆動することで、図16→図17のよ
うに引出しロッド13を下方に移動して金属バンド2を
折り曲げ量だけ引出し、次に、モータ16cを駆動する
ことで、引出しロッド13を上方に移動し、更に図20
においてはモータ15bを駆動して上方に移動した引出
しロッド13を横方向に移動するものであって、絶縁性
中間板4を移送して積層して金属バンド2を折り込む際
に引出しロッド13が邪魔にならないようにし、更に、
図22のように絶縁性中間板移送装置5が初期位置に戻
った際に、引出しロッド13も一対の金属バンド受けロ
ーラ14間の上方に向けて戻すのである。
【0028】上記した各実施形態においては、金属バン
ド2のリール1を固定側に設けた例が示してある。つま
り、絶縁性中間板移送装置5の外側にリール1を回転自
在に収容して支持するリール収容部11が配置してあっ
て、このリール収容部11は固定的なもので移動しない
ようになっている。このようにリール1が固定側に設け
てあることで、絶縁性中間板4を絶縁性中間板移送装置
5で支持して移送して積層する際に、金属バンド2のリ
ール1の重量が可動部である絶縁性中間板移送装置5の
移動の際の負荷とならないため、絶縁性中間板移送装置
5を高速で稼動できることになる。
【0029】勿論、本発明においては、上記のように金
属バンド2のリール1を固定側に設けるもののみに限定
されず、絶縁性中間板4を積層する手段である絶縁性中
間板移送装置5に金属バンド2のリール1を設けてもよ
いものである。図25乃至図32には絶縁性中間板移送
装置5に金属バンド2のリール1を設けた一実施形態の
動作説明図が示してある。本実施形態は金属バンド2の
リール1を絶縁性中間板移送装置5に設けた点が異なる
のみで、他の構成は前述の図4乃至図11に示す実施形
態と同じ構成となっている。また動作も同じ動作をする
もので、図25が図4に相当し、図26が図5に相当
し、図27が図6に相当し、図28が図7に相当し、図
29が図8に相当し、図30が図9に相当し、図31が
図10に相当し、図32が図11に相当するものであ
り、前述の図4乃至図11に示す動作説明と同じである
ので説明を省略する。この実施形態においては、リール
1からの金属バンド2の引出し量を低減できて外界によ
る金属バンド2への悪影響を抑えることができる。ま
た、絶縁性中間板4の移載時に金属バンド2への張力が
加わらず、金属バンド2と絶縁性中間板4との位置ずれ
が発生しないことになる。更に、絶縁性中間板移送装置
5に金属バンド2のリール1を設けることで、積層体形
成装置全体をコンパクトにできるものである。
【0030】また、図33乃至図40には絶縁性中間板
移送装置5に金属バンド2のリール1を設けた他の実施
形態の動作説明図が示してある。本実施形態は金属バン
ド2のリール1を絶縁性中間板移送装置5に設けた点が
異なるのみで、他の構成は前述の図15乃至図22に示
す実施形態と同じ構成となっている。また動作も同じ動
作をするもので、図33が図15に相当し、図34が図
16に相当し、図35が図17に相当し、図36が図1
8に相当し、図37が図19に相当し、図38が図20
に相当し、図39が図21に相当し、図40が図21に
相当するものであり、前述の図15乃至図21に示す動
作説明と同じであるので説明を省略する。この実施形態
においては、リール1からの金属バンド2の引出し量を
低減できて外界による金属バンド2への悪影響を抑える
ことができる。また、絶縁性中間板4の移載時に金属バ
ンド2への張力が加わらず、金属バンド2と絶縁性中間
板4との位置ずれが発生しないことになる。更に、絶縁
性中間板移送装置5に金属バンド2のリール1を設ける
ことで、積層ブロック作製装置全体をコンパクトにでき
るものである。
【0031】なお、上記した各実施形態においては、い
ずれも、リール1に巻かれた長尺帯状の金属バンド2を
収納する手段を2つ、リール1から引出した金属バンド
2の一端を固定する手段を2つ、絶縁性中間板4を積層
する手段を2つ、積層ブロック作製位置イを1つ設けた
例につき説明したが、リール1に巻かれた長尺帯状の金
属バンド2を収納する手段を1つ、リール1から引出し
た金属バンド2の一端を固定する手段を1つ、絶縁性中
間板4を積層する手段を1つ、積層ブロック作製位置イ
を1つ設けたたものであってもよいものである。
【0032】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、上述のように、リールに巻かれた長尺帯状の金属バ
ンドをリールから引出し、シート状合成樹脂材と、絶縁
性中間板を交互に挟み込み、この金属バンドとシート状
合成樹脂材と絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロ
ックを作製するに当たり、絶縁性中間板を積層すること
により長尺の金属バンドを折り込むので、絶縁性中間板
の積層によって長尺の金属バンドの折り込みが同時にで
きて、金属バンドの折り込みに当たって特別な装置を必
要とせず、この結果、積層ブロック作製装置を簡略化で
きるものであり、また、絶縁性中間板の積層によって長
尺の金属バンドの折り込みが同時にできて、積層体製造
用積層ブロックの作製時間の短縮が図れ、この結果生産
性を向上させることができるものである。
【0033】また、請求項2記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、リールから引出
した金属バンドの一端部を固定し、金属バンドの下方に
供給した絶縁性中間板を絶縁性中間板移送装置で支持し
た状態で、金属バンド下面に対してスライド且つ持ち上
げながら絶縁性中間板を積層することにより、リールか
ら金属バンドを折り込み量だけ引出して金属バンドの折
り込みを完了するので、金属バンドの折り込みに必要な
量を管理することなく、絶縁性中間板を持ち上げながら
積層することで自動的にリールから金属バンドを折り込
み量だけ引き出して折り込みを完了することができ、こ
れにより金属バンドの折り込み量を管理することなく、
自ずとリールから引き出せるので、積層ブロック作製装
置の簡略化、小型化が図れるものである。
【0034】また、請求項3記載の発明にあっては、上
記請求項1記載の発明の効果に加えて、金属バンドを折
り込み量だけリールから引出して準備し、次に、金属バ
ンドの下方に供給した絶縁性中間板を絶縁性中間板移送
装置で支持した状態で、金属バンドに対して位置決めし
ながら持ち上げて絶縁性中間板を積層することにより、
金属バンドの折り込みを完了するので、あらかじめ金属
バンドを折り込み量だけリールから引出して準備してお
くことで、絶縁性中間板移送装置により金属バンドと絶
縁性中間板との位置決めを完了した積層準備段階で、シ
ート状合成樹脂材の積層ができることになり、積層作業
の並列化が可能となり、積層時間の短縮化が図れるもの
である。
【0035】また、請求項4記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、積層ブロック作
製位置と、絶縁性中間板供給位置の距離により、あらか
じめ準備する金属バンドの折り込み量を管理するので、
金属バンドの折り込み引出し手段として特別な装置を必
要とせず、積層ブロック作製装置の簡略化が図れるもの
である。
【0036】また、請求項5記載の発明にあっては、上
記請求項3記載の発明の効果に加えて、積層ブロック作
製位置と、絶縁性中間板供給位置の間に金属バンド引出
し手段を設けてあらかじめ準備する金属バンドの折り込
み量を管理するので、金属バンドの折り込み量を金属バ
ンド引出し手段により管理するため、正確な引出しがで
きると共に積層ブロック作製装置の小型化が図れるもの
である。
【0037】また、請求項6記載の発明にあっては、リ
ールに巻かれた長尺帯状の金属バンドを収容する手段
と、リールから引き出した金属バンドの一端を固定する
手段と、金属バンドの下方に絶縁性中間板を供給する手
段と、絶縁性中間板を積層する手段と、シート状合成樹
脂材を積層する手段と、積層ブロック作製位置を有し、
リールから引き出した金属バンドをシート状合成樹脂材
と絶縁性中間板を交互に挟み込んだ、金属バンドとシー
ト状合成樹脂材と絶縁性中間板とを多段に積層した積層
ブロックを作製する装置であり、絶縁性中間板を積層す
る手段が金属バンドの折り込み機能を併せ持つので、絶
縁性中間板を積層する手段が金属バンドの折り込み機能
を併せ持つことで、金属バンドの折り込みに特別な装置
を必要とせず、積層ブロック作製装置の簡略化が図れる
ものであり、また、金属バンドの折り込み作業を絶縁性
中間板の積層作業と同時に行えて製造時間を短縮できる
装置を提供できるものである。
【0038】また、請求項7記載の発明にあっては、上
記請求項6記載の発明の効果に加えて、リールに巻かれ
た長尺帯状の金属バンドを収納する手段を2つ、リール
から引出した金属バンドの一端を固定する手段を2つ、
絶縁性中間板を積層する手段を2つ、積層ブロック作製
位置を1つ有するので、簡単な構成で2本の金属バンド
を用いて積層体製造積層ブロックを作製することができ
て、製造時間を短縮できる装置を提供できるものであ
る。
【0039】また、請求項8記載の発明にあっては、上
記請求項6又は請求項7記載の発明の効果に加えて、絶
縁性中間板を積層する手段が、金属バンドの下方に供給
された絶縁性中間板を金属バンド下面に対してスライド
且つ持ち上げながら積層する機能を備えているので、金
属バンドの折り込みに必要な量を管理することなく、絶
縁性中間板を持ち上げながら積層することで自動的にリ
ールから金属バンドを折り込み量だけ引き出して折り込
みを完了することができる装置を提供できるものであ
る。
【0040】また、請求項9記載の発明にあっては、上
記請求項6又は請求項7記載の発明の効果に加えて、積
層ブロック作製位置と絶縁性中間板供給位置との間に金
属バンドの折り込み量を管理する手段を設け、絶縁性中
間板を積層する手段が、金属バンドの下方に供給された
絶縁性中間板を金属バンドに対して位置決めしながら持
ち上げて積層する機能を備えているので、絶縁性中間板
移送装置により金属バンドと絶縁性中間板との位置決め
を完了した積層準備段階で、シート状合成樹脂材の積層
ができることになり、積層作業の並列化が可能となっ
て、積層時間の短縮化が図れる装置を提供できるもので
ある。
【0041】また、請求項10記載の発明にあっては、
上記請求項8記載の発明の効果に加えて、絶縁性中間板
を積層する手段の金属バンドとの接触部が低摩擦面を持
つ剛体により構成してあるので、低摩擦面を持つ剛体に
より摩擦による金属バンドへの悪影響を抑えることがで
きるものである。また、請求項11記載の発明にあって
は、上記請求項8記載の発明の効果に加えて、絶縁性中
間板を積層する手段の金属バンドとの接触部が回転自在
なローラにより構成してあるので、ローラにより摩擦に
よる金属バンドへの悪影響を抑えることができるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)乃至(d)は本発明の製造順序を示し概
略説明図である。
【図2】(a)は同上の積層体製造用積層ブロックの概
略構成図であり、(b)は同上の積層体製造用積層ブロ
ックの一部切欠した概略分解斜視図であり、(c)は同
上の金属バンドを示す斜視図である。
【図3】本発明の装置の斜視図である。
【図4】本発明の一実施形態の製造順序を示す説明図で
ある。
【図5】同上の製造順序を示す説明図である。
【図6】同上の製造順序を示す説明図である。
【図7】同上の製造順序を示す説明図である。
【図8】同上の製造順序を示す説明図である。
【図9】同上の製造順序を示す説明図である。
【図10】同上の製造順序を示す説明図である。
【図11】同上の製造順序を示す説明図である。
【図12】同上の金属バンドとの接触部が低摩擦面を持
つ剛体の例を示す説明図である。
【図13】同上の金属バンドとの接触部がローラの例を
示す説明図である。
【図14】(a)乃至(d)は本発明の他の実施形態の
製造順序を示す説明図である。
【図15】本発明の更に他の実施形態の製造順序を示す
説明図である。
【図16】同上の製造順序を示す説明図である。
【図17】同上の製造順序を示す説明図である。
【図18】同上の製造順序を示す説明図である。
【図19】同上の製造順序を示す説明図である。
【図20】同上の製造順序を示す説明図である。
【図21】同上の製造順序を示す説明図である。
【図22】同上の製造順序を示す説明図である。
【図23】(a)は同上の吸着装置により絶縁性中間板
と金属バンドとを同時に吸着して仮固定した状態の説明
のための斜視図であり、(b)は(a)のZ部分の拡大
斜視図である。
【図24】同上に用いる金属バンド引出し手段を示す斜
視図である。
【図25】本発明の更に他の実施形態の製造順序を示す
説明図である。
【図26】同上の製造順序を示す説明図である。
【図27】同上の製造順序を示す説明図である。
【図28】同上の製造順序を示す説明図である。
【図29】同上の製造順序を示す説明図である。
【図30】同上の製造順序を示す説明図である。
【図31】同上の製造順序を示す説明図である。
【図32】同上の製造順序を示す説明図である。
【図33】本発明の更に他の実施形態の製造順序を示す
説明図である。
【図34】同上の製造順序を示す説明図である。
【図35】同上の製造順序を示す説明図である。
【図36】同上の製造順序を示す説明図である。
【図37】同上の製造順序を示す説明図である。
【図38】同上の製造順序を示す説明図である。
【図39】同上の製造順序を示す説明図である。
【図40】同上の製造順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1 リール 2 金属バンド 3 シート状合成樹脂材 4 絶縁性中間板 5 絶縁性中間板移送装置 6 接触部 7 ローラ 8 金属バンド引出し手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 前田 裕史 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特表 平7−508940(JP,A) 特表 平8−501991(JP,A) 特表 平8−506289(JP,A) 特表 平8−508691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    をリールから引出し、シート状合成樹脂材と、絶縁性中
    間板を交互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成
    樹脂材と絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロック
    を作製するに当たり、絶縁性中間板を積層することによ
    り長尺の金属バンドを折り込むことを特徴とする積層体
    製造用積層ブロックの作製方法。
  2. 【請求項2】 リールから引出した金属バンドの一端部
    を固定し、金属バンドの下方に供給した絶縁性中間板を
    絶縁性中間板移送装置で支持した状態で、金属バンド下
    面に対してスライド且つ持ち上げながら絶縁性中間板を
    積層することにより、リールから金属バンドを折り込み
    量だけ引出して金属バンドの折り込みを完了することを
    特徴とする請求項1記載の積層体製造用積層ブロックの
    作製方法。
  3. 【請求項3】 金属バンドを折り込み量だけリールから
    引出して準備し、次に、金属バンドの下方に供給した絶
    縁性中間板を絶縁性中間板移送装置で支持した状態で、
    金属バンドに対して位置決めしながら持ち上げて絶縁性
    中間板を積層することにより、金属バンドの折り込みを
    完了することを特徴とする請求項1記載の積層体製造用
    積層ブロックの作製方法。
  4. 【請求項4】 積層ブロック作製位置と、絶縁性中間板
    供給位置の距離により、あらかじめ準備する金属バンド
    の折り込み量を管理することを特徴とする請求項3記載
    の積層体製造用積層ブロックの作製方法。
  5. 【請求項5】 積層ブロック作製位置と、絶縁性中間板
    供給位置の間に金属バンド引出し手段を設けてあらかじ
    め準備する金属バンドの折り込み量を管理することを特
    徴とする請求項3記載の積層体製造用積層ブロックの作
    製方法。
  6. 【請求項6】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    を収容する手段と、リールから引き出した金属バンドの
    一端を固定する手段と、金属バンドの下方に絶縁性中間
    板を供給する手段と、絶縁性中間板を積層する手段と、
    シート状合成樹脂材を積層する手段と、積層ブロック作
    製位置を有し、リールから引き出した金属バンドをシー
    ト状合成樹脂材と絶縁性中間板を交互に挟み込んで、金
    属バンドとシート状合成樹脂材と絶縁性中間板とを多段
    に積層した積層ブロックを作製する装置であり、絶縁性
    中間板を積層する手段が金属バンドの折り込み機能を併
    せ持つことを特徴とする積層体製造用積層ブロックの作
    製装置。
  7. 【請求項7】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    を収納する手段を2つ、リールから引出した金属バンド
    の一端を固定する手段を2つ、絶縁性中間板を積層する
    手段を2つ、積層ブロック作製位置を1つ有することを
    特徴とする請求項6記載の積層体製造用積層ブロックの
    作製装置。
  8. 【請求項8】 絶縁性中間板を積層する手段が、金属バ
    ンドの下方に供給された絶縁性中間板を金属バンド下面
    に対してスライド且つ持ち上げながら積層する機能を備
    えていることを特徴とする請求項6又請求項7記載の積
    層体製造用積層ブロックの作製装置。
  9. 【請求項9】 積層ブロック作製位置と絶縁性中間板供
    給位置との間に金属バンドの折り込み量を管理する手段
    を設け、絶縁性中間板を積層する手段が、金属バンドの
    下方に供給された絶縁性中間板を金属バンドに対して位
    置決めしながら持ち上げて積層する機能を備えているこ
    とを特徴とする請求項6又請求項7記載の積層体製造用
    積層ブロックの作製装置。
  10. 【請求項10】 絶縁性中間板を積層する手段の金属バ
    ンドとの接触部が低摩擦面を持つ剛体により構成してあ
    ること特徴とする請求項8記載の積層体製造用積層ブロ
    ックの作製装置。
  11. 【請求項11】 絶縁性中間板を積層する手段の金属バ
    ンドとの接触部が回転自在なローラにより構成してある
    ことを特徴とする請求項8記載の積層体製造用積層ブロ
    ックの作製装置。
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