JP3351991B2 - 積層体製造用積層ブロックの作製方法及び作製装置 - Google Patents

積層体製造用積層ブロックの作製方法及び作製装置

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JP3351991B2
JP3351991B2 JP16926097A JP16926097A JP3351991B2 JP 3351991 B2 JP3351991 B2 JP 3351991B2 JP 16926097 A JP16926097 A JP 16926097A JP 16926097 A JP16926097 A JP 16926097A JP 3351991 B2 JP3351991 B2 JP 3351991B2
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裕史 前田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属バンドに通電
加熱することによって積層体を製造するために用いられ
る積層ブロックの作製方法及び作製装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、金属材を表面に有する積層体
は、金属材とシート状合成樹脂材とを重ねて一体に積層
成形することによって得られている。金属材として銅箔
などの金属箔を用い、シート状合成樹脂材としてプリプ
レグを用いて得られる積層体は、プリント回路板などに
加工して使用されている。
【0003】このような積層体は、金属材とシート状合
成樹脂材とを重ね、また必要に応じて内層材や外層材を
さらに重ね、これを加熱・加圧することによって、シー
ト状合成樹脂材を構成する合成樹脂を溶融させると共
に、さらに熱硬化または冷却硬化させるなどして、成形
されている。この加熱・加圧は、熱源として蒸気または
電熱などを用いるホットプレス、あるいは真空プレス等
を用いて行なうのが一般的である。
【0004】ホットプレスは、加熱プレートを用い、こ
の加熱プレートで積み重ねられた金属材やシート状合成
樹脂材などを上下両面から加熱すると共に加圧するよう
にしたものであり、また真空プレスは、積み重ねられた
金属材やシート状合成樹脂材などをパッキング材で気密
的に覆い、内部を真空化すると共にその周囲に高温・高
圧のガスを導入するようにしたものである。このように
ホットプレスや真空プレスで積層成形を行なうときに
は、一般に、1枚の積層体となる金属材と複数枚のシー
ト状合成樹脂材とを一組の組み合わせ材料とし、この組
み合わせ材料を中間板を介して複数組み積み重ねて積層
ブロックを形成し、この積層ブロックを加熱・加圧する
ことによって、同時に複数枚の積層体が得られるように
している。ここで、中間板は、製品としての各積層体の
平面度が確保されるように用いられるものであり、通常
はステンレス板などが使用されている。
【0005】ところで、上記のように組み合わせ材料を
複数組み積み重ねられた積層ブロックをホットプレスで
加熱・加圧成形する場合、積層ブロックは加熱プレート
によって上下から加熱されるものであり、積層ブロック
の上下段部から中段部への伝熱の遅れや、積層ブロック
の側面からの放熱によって、積層ブロックの上下段部の
組み合わせ材料と中段部の組み合わせ材料とでは加熱温
度が異なったものとなる。このように加熱温度が異なっ
たものとなると、積層ブロックの上下段部の組み合わせ
材料から得られた積層体と中段部の組み合わせ材料から
得られた積層体との間で、製品の品質にばらつきが生じ
ことになる。従って、ホットプレスでは積層ブロックの
積み重ねる組み合わせ材料の組み数が制限されるものと
なっている。
【0006】一方、真空プレスでは、積層ブロックの周
囲から熱が加えられることになるので、積層ブロックの
各組み合わせ材料はほぼ均一に温度が上昇することにな
り、積層ブロックの積み重ねる組み合わせ材料の組み数
を多くすることが可能である。しかし、積層ブロックの
各組み合わせ材料の外周周辺部と中心部との間にはやは
り伝熱の遅れによって温度差が生じてしまうものであ
り、この場合も大面積の積層体を成形する場合には外周
周辺部と中心部との間で品質のばらつきのある製品が得
られることになり、大面積の積層体を成形することが困
難である。
【0007】これらの問題を解決する方法として、次に
示す方法が提案されている。すなわち、金属材として長
尺の金属箔など金属バンド1を用い、シート状合成樹脂
材2と電気絶縁性の中間板3を交互に重ねながら金属バ
ンド1を折り返し屈曲することによって、金属バンド1
間にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3を交互に挟
み込み、この金属バンド1とシート状合成樹脂材2と絶
縁性中間板3からなるブロックを一組として多段に積層
することによって図49に示すような積層ブロック4を
作製する。そしてこの積層ブロック4を冷間プレスにセ
ットすると共に金属バンド1の両端に電源を接続し、プ
レスしながら金属バンド1に通電することによって金属
バンド1を電気抵抗体として発熱させ、冷間プレスによ
る加圧とこの金属バンド1の発熱による加熱で成形を行
なうものである。このようにして、多段に積載した金属
バンド1とシート状合成樹脂材2とから多数枚の積層体
を同時に成形することができるものであり、またこのも
のでは加熱を金属バンド1の発熱によって行なうことが
できるため、各積層体を同じ温度条件で成形することが
でき、しかも外周周辺部と中心部との間に温度差が生じ
ることなく成形を行なうことができ、各積層体において
品質のばらつきがなくなるものである。
【0008】図49に示す積層ブロック4は2枚の金属
バンド1a,1bを用い、2枚の金属バンド1a,1b
の間にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3を交互に
挟み込むように、各金属バンド1a,1bを折り返し屈
曲するようにしてあり、このような積層ブロック4を作
製する装置としては、特表平8−508691号公報等
で提供される図50に示すようなものがある。
【0009】図50の装置は、両側のガイドレール5,
5の各端部の間に金属バンド引出移動台6a,6bをガ
イドレール5,5に沿って移動自在に設け、各金属バン
ド引出移動台6a,6bには金属バンド1a,1bを巻
いたリール8,8が取り付けてある。またガイドレール
5,5の中央部の間に積層作業台7が設置してある。こ
の装置を用いて次のようにして図49に示す積層ブロッ
ク4を作製することができる。まず金属バンド引出移動
台6aをイ矢印方向に移動させて積層作業台7の上方に
位置させ、リール8から引き出した金属バンド1aの一
端部を積層作業台7の上に載置した後に、金属バンド引
出移動台6aをロ矢印方向に後退移動させ、次いで積層
作業台7の側方からシート状合成樹脂材2をホ矢印のよ
うに供給して、積層作業台7の上において金属バンド1
a上にシート状合成樹脂材2を重ねる。次に金属バンド
引出移動台6bをハ矢印方向に移動させてリール8から
引き出した金属バンド1bの一端部を積層作業台7の上
においてシート状合成樹脂材2上に重ねながら積層作業
台7の上方を通過させ、次いで積層作業台7の側方から
絶縁性中間板3をヘ矢印のように供給して積層作業台7
の上において金属バンド1b上に絶縁性中間板3を重ね
る。次に金属バンド引出移動台6bをニ矢印方向に後退
移動させて積層作業台7の上方を通過させることによっ
て、金属バンド1bを折り返し屈曲して絶縁性中間板3
の上に重ね、次いでこの金属バンド1b上に積層作業台
7の側方からホ矢印のように供給されるシート状合成樹
脂材2を重ねる。次に、金属バンド引出移動台6aをイ
矢印方向に移動させて積層作業台7の上方を通過させる
ことによって、金属バンド1aを折り返し屈曲してシー
ト状合成樹脂材2の上に重ねる。次いで金属バンド1a
の上に側方からヘ矢印のように供給される絶縁性中間板
3を金属バンド1aの上に重ねた後、金属バンド引出移
動台6aをロ矢印方向に後退移動させて積層作業台7の
上方を通過させることによって、金属バンド1aを折り
返し屈曲して絶縁性中間板3の上に重ねる。
【0010】以下同様にして金属バンド引出移動台6
a,6bを積層作業台7の上方を通過させるように交互
に往復移動させると共にシート状合成樹脂材2と絶縁性
中間板3を金属バンド1a,1bの上に交互に供給して
載置することによって、図49に示すような積層ブロッ
ク4を作製することができるものである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】図50の装置では、積
層作業台7に金属バンド1a,1bを供給する方向(イ
〜ニ方向)と、積層作業台7にシート状合成樹脂材2や
絶縁性中間板3を供給する方向(ホ、ヘ方向)とは直交
する方向である。これは、シート状合成樹脂材2や絶縁
性中間板3の供給は作業者が手作業で行なうことを前提
とし、積層作業台7に手が届く近い位置にシート状合成
樹脂材2や絶縁性中間板3の供給位置を設けるようにし
ているためである。しかし、積層体のサイズが小さい場
合は手作業で供給を行なうことができるが、積層体のサ
イズが大きくなってくると、機械によってこの供給作業
を行なう必要が生じてくる。
【0012】ところが、図50の装置のように積層作業
台7に金属バンド1a,1bを供給する方向と、積層作
業台7にシート状合成樹脂材2や絶縁性中間板3を供給
する方向とが直交する方向であると、積層作業台7に金
属バンド1a,1bを供給する動作と、積層作業台7に
シート状合成樹脂材2や絶縁性中間板3を供給する動作
が相互に干渉し合うことになり、一つの動作が完了する
まで次の動作を行なうことができない。例えば、金属バ
ンド引出移動台6a,6bが積層作業台7の上方に移動
して積層作業台7に金属バンド1a,1bを供給した後
に、金属バンド引出移動台6a,6bが積層作業台7の
上方から移動して離れるまでの動作が完了して、金属バ
ンド引出移動台6a,6bが邪魔にならない状態になっ
て初めて、積層作業台7にシート状合成樹脂材2や絶縁
性中間板3を供給する動作を行なわせることが可能にな
るものであり、動作の待ち時間が多く発生して、積層ブ
ロック4の作製タイムサイクルが長くなるという問題が
あった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、短いタイムサイクルで積層を行なうことができる
積層ブロックの作製方法及び作製装置を提供することを
目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
積層ブロックの作製方法は、リール8に巻かれた長尺帯
状の金属バンド1をリール8から引き出し、シート状合
成樹脂材2と絶縁性中間板3を交互に重ねながら金属バ
ンド1を折り返し屈曲して金属バンド1間にシート状合
成樹脂材2と絶縁性中間板3を交互に挟み込み、この金
属バンド1とシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3と
を多段に積層した積層ブロック4を作製するにあたっ
て、金属バンド1を積層作業台7に供給する方向と同方
向で積層作業台7に絶縁性中間板3を供給する供給部を
2箇所設け、金属バンド1をリール8から引き出して積
層作業台7の上に折り返し屈曲しながら供給する工程
と、積層作業台7に2箇所の供給部から交互に絶縁性中
間板3を供給して積層作業台7上において金属バンド1
の上に絶縁性中間板3を重ねる工程とを同じ工程で行な
わせるようにしたことを特徴とするものである。
【0015】本発明の請求項2に係る積層ブロックの作
製装置は、リール8に巻かれた長尺帯状の金属バンド1
をリール8から引き出し、シート状合成樹脂材2と絶縁
性中間板3を交互に重ねながら金属バンド1を折り返し
屈曲して金属バンド1間にシート状合成樹脂材2と絶縁
性中間板3を交互に挟み込み、この金属バンド1とシー
ト状合成樹脂材2と絶縁性中間板3とを多段に積層した
積層ブロック4を作製する装置において、金属バンド1
をリール2から引き出して積層作業台7の上に折り返し
屈曲しながら供給する金属バンド供給装置10と、金属
バンド1の供給方向と同方向で積層作業台7に交互に絶
縁性中間板3を供給して積層作業台7上において金属バ
ンド1の上に絶縁性中間板3を重ねる2箇所の中間板供
給装置11a,11bとを具備して成ることを特徴とす
るものである。
【0016】また請求項3の発明は、金属バンド供給装
置10と中間板供給装置11a,11bを積層作業台7
に対して往復移動させることによって、積層作業台7上
に金属バンド1と絶縁性中間板3を供給するようにして
成ることを特徴とするものである。また請求項4の発明
は、積層作業台7を金属バンド供給装置10と中間板供
給装置11a,11bに対して往復移動させることによ
って、積層作業台7上に金属バンド1と絶縁性中間板3
を供給するようにして成ることを特徴とするものであ
る。
【0017】また請求項5の発明は、一対の金属バンド
供給装置10a.10bを具備すると共にこの一対の金
属バンド供給装置10a.10b間にシート状合成樹脂
材2を積層作業台7上に供給する合成樹脂材供給装置1
2を設け、金属バンド供給装置10a.10bと中間板
供給装置11a,11b及び合成樹脂材供給装置12を
積層作業台7に対して往復移動させることによって、積
層作業台7上に金属バンド1と絶縁性中間板3及びシー
ト状合成樹脂材2を供給するようにして成ることを特徴
とするものである。
【0018】本発明の請求項6に係る積層ブロックの作
製方法は、リール8に巻かれた長尺帯状の金属バンド1
をリール8から引き出し、シート状合成樹脂材2と絶縁
性中間板3を交互に重ねながら金属バンド1を折り返し
屈曲して金属バンド1間にシート状合成樹脂材2と絶縁
性中間板3を交互に挟み込み、この金属バンド1とシー
ト状合成樹脂材2と絶縁性中間板3とを多段に積層した
積層ブロック4を作製するにあたって、2枚の金属バン
ド1a,1b間に所定間隔でシート状合成樹脂材2を挟
み込む工程と、このシート状合成樹脂材2を挟み込んだ
金属バンド1a,1bをシート状合成樹脂材2の間の部
分で折り返し屈曲してこの屈曲した金属バンド1a,1
b間に絶縁性中間板3を挟み込む工程とを、別の工程で
行なわせるようにしたことを特徴とするものである。
【0019】本発明の請求項7に係る積層ブロックの作
製装置は、リール8に巻かれた長尺帯状の金属バンド1
をリール8から引き出し、シート状合成樹脂材2と絶縁
性中間板3を交互に重ねながら金属バンド1を折り返し
屈曲して金属バンド1間にシート状合成樹脂材2と絶縁
性中間板3を交互に挟み込み、この金属バンド1とシー
ト状合成樹脂材2と絶縁性中間板3とを多段に積層した
積層ブロック4を作製する装置において、2枚の金属バ
ンド1a,1b間に所定間隔でシート状合成樹脂材2を
挟み込む手段と、シート状合成樹脂材2を挟み込んだ金
属バンド1a,1bを積層作業台7上において隣合うシ
ート状合成樹脂材2の間の部分で折り返し屈曲すると共
にこの屈曲した金属バンド1a,1b間に絶縁性中間板
3を挟み込む屈曲積載装置13を具備して成ることを特
徴とするものである。
【0020】また請求項8の発明は、シート状合成樹脂
材2を挟み込んだ金属バンド1a,1bに一つ置きのシ
ート状合成樹脂材2に対応する箇所において金属バンド
1a,1bの表面に絶縁性中間板3を重ね、この重ね状
態を保持したまま金属バンド1a,1bを積層作業台7
上において折り返し屈曲すると共にこの屈曲した金属バ
ンド1a,1b間にこの絶縁性中間板3を挟み込むよう
に屈曲積載装置13を形成して成ることを特徴とするも
のである。
【0021】また請求項9の発明は、シート状合成樹脂
材2を挟み込んだ金属バンド1a,1bを積層作業台7
上において上方から垂下させながら折り返し屈曲すると
共にこの屈曲した金属バンド1a,1b間にこの絶縁性
中間板3を挟み込むように屈曲積載装置13を形成して
成ることを特徴とするものである。また請求項10の発
明は、2枚の金属バンド1a,1bを係合結合させて挟
み込んだシート状合成樹脂材2の移動を阻止する係合結
合手段15を具備して成ることを特徴とするものであ
る。
【0022】また請求項11の発明は、金属バンド1
a,1bに刺し通すことによって2枚の金属バンド1
a,1bを係合結合させるとげ状突起16を外周に有す
る回転自在な円板17で上記の係合結合手段15を形成
して成ることを特徴とするものである。また請求項12
の発明は、シート状合成樹脂材2を挟み込んだ金属バン
ド1a,1bの折り返し屈曲位置にミシン目18を入れ
るミシン目形成装置19を具備して成ることを特徴とす
るものである。
【0023】本発明の請求項13に係る積層ブロックの
作製装置は、リール8に巻かれた長尺帯状の金属バンド
1をリール8から引き出し、シート状合成樹脂材2と絶
縁性中間板3を交互に重ねながら金属バンド1を折り返
し屈曲して金属バンド1間にシート状合成樹脂材2と絶
縁性中間板3を交互に挟み込み、この金属バンド1とシ
ート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3とを多段に積層し
た積層ブロック4を作製する装置において、金属バンド
1の上下にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3をそ
れぞれ重ねると共にこの重ね状態を保持したまま金属バ
ンド1を積層作業台7上において折り返し屈曲する一対
の屈曲積載装置20a,20bを具備し、一対のこの屈
曲積載装置20a,20bを交互に作動させて積層作業
台7上において金属バンド1を介してシート状合成樹脂
材2と絶縁性中間板3を交互に積み重ねるようにして成
ることを特徴とするものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1乃至図12は請求項1,2,3の発明の実施
の形態の一例を示すものであり、水平なガイドレール5
に沿って移動駆動される金属バンド供給装置10が設け
てある。金属バンド供給装置10は一対設けられるもの
であり、一方の金属バンド供給装置10aを図1の左側
寄りに、他方の金属バンド供給装置10bを図1の右側
寄りに配置するようにしてある。また図1及び図2に示
すように、一方の金属バンド供給装置10aの外側位置
と他方の金属供給装置10bの外側位置にそれぞれ中間
板供給装置11a,11bが配設してある、各中間板供
給装置11a,11bはガイドレール5に沿って移動駆
動されるが、中間板供給装置11aは一方の金属バンド
供給装置10aと、中間板供給装置11bは他方の金属
バンド供給装置10bと、それぞれ一体になって移動駆
動されるものである。さらに、中間板供給装置11a,
11bよりも外側位置に金属バンド移送装置25a,2
5bがそれぞれ配設してある。
【0025】また各金属バンド移送装置25a,25b
のさらに外側には、金属バンド1を巻いたリール8が配
設してある。金属バンド1としては長尺帯状の銅箔など
金属箔を用いることができるものであり、図1及び図2
に示すように一対の金属バンド1a,1bを使用するよ
うにしてある。各リール8はベルト29を介してモータ
30によって回転駆動されるようにしてあり、リール8
を回転駆動させることによって、金属バンド1a,1b
をリール8から引き出して供給することができるように
してある。
【0026】上記の各金属バンド移送装置25a,25
bにはそれぞれ図3(図3には中間板供給装置11a,
11bの図示が省略してある。後述の図7〜図12につ
いても同じ)に示すように、上下方向のガイドレール2
6を設けると共にガイド26に沿って上下動されるダン
サロール27が取り付けてあり、ガイドレール26の上
端部の両側位置にそれぞれガイドロール28,28が設
けてある。34はガイドレール26の上端部と下端部に
設けたリミットスイッチである。また各金属バンド供給
装置10a,10bにはそれぞれ図3に示すように、上
下方向のガイドレール31を設けると共にガイドレール
31に沿って上下動されるダンサロール32が取り付け
てあり、ガイドレール31の上端部の両側位置にそれぞ
れガイドロール33,33が設けてある。さらにガイド
レール31の下端部の側方位置に一対の上下方向のガイ
ドレール35,35が設けてあり、各ガイドレール3
5,35に沿って上下動される引出しロール36,36
が取り付けてある。37はガイドレール31の上端部と
下端部に設けたリミットスイッチ、38はガイドレール
35の上端部と下端部に設けたリミットスイッチであ
る。
【0027】そしてリール8から引き出された金属バン
ド1aは、図3に示すように、金属バンド移送装置25
aのダンサロール27とガイドロール28に掛け渡して
通し、さらに金属バンド供給装置10aのダンサロール
32とガイドロール33に掛け渡して通すと共に引出し
ロール36,36間を通して引き出すことによって、供
給されるようにしてある。また金属バンド1bは同様
に、金属バンド移送装置25bのダンサロール27とガ
イドロール28に掛け渡して通し、さらに金属バンド供
給装置10bのダンサロール32とガイドロール33に
掛け渡して通すと共に引出しロール36,36間を通し
て引き出すことによって、供給されるようにしてある。
【0028】一方、中間板供給装置11a,11bは図
1に示すように、その下面に吸着パッド47を設けて形
成されるものである。各金属バンド移送装置25a,2
5bの内側位置において、それぞれ絶縁性中間板3の供
給部となるストック台49,49が図1に示すように配
設してあり、この中間板供給装置11a,11bの吸着
パッド47に各ストック台49に積み重ねた電気絶縁性
の絶縁性中間板3のうち、上端の絶縁性中間板3を吸着
させることによって、絶縁性中間板3を中間板供給装置
11a,11bの下面側に保持されるようにしてあり、
2箇所の供給部であるストック台49と積層作業台7の
間を中間板供給装置11a,11bを後述のように移動
させることによって、ストック台49から積層作業台7
に絶縁性中間板3を供給するようにしてある。
【0029】また、ガイドレール5,5の中央部の間に
積層作業台7が図1及び図2に示すように設置してあ
る。この積層作業台7は図4に示すように基台41と昇
降台42から形成してあり、基台41にはモータ43で
回転駆動されるねじ棒44が縦配置で設けてある。ねじ
棒44の外周にはボールねじなどの雄ねじ45が設けて
あり、雄ねじ45を設けていない箇所においてベアリン
グで基台41に枢支してある。昇降台42には内周にボ
ールねじなどの雌ねじを設けたナット46が取り付けて
あり、ナット46をねじ棒44に被嵌して雄ねじ45と
螺合させてある。このように形成される積層作業台7に
あって、モータ43でねじ棒44を回転駆動させると、
ねじ棒44の回転の向きに応じてナット46がねじ棒4
4に沿って上動あるいは下動し、これに伴って昇降台4
2も上動あるいは下動するものであり、積層作業台7の
高さを変えることができるものである。
【0030】次に、上記のように形成される装置を用い
て積層ブロック4を作製する動作を説明する。まず金属
バンド1aの端部を積層作業台7の上に載置しておき、
金属バンド1bを引出しながら金属バンド供給装置10
bを図1の位置から前進移動させて積層作業台7の位置
を通過させ、積層作業台7上において金属バンド1aの
上に金属バンド1bを重ねる(図3参照)。このように
積層作業台7の位置を通過させて金属バンド供給装置1
0bを前進移動させると、金属バンド供給装置10bと
一体になって移動する中間板供給装置11bは図5
(a)のように積層作業台7の位置に達することにな
り、中間板供給装置11bの吸盤47から分離された絶
縁性中間板3が積層作業台7の上に供給され、積層作業
台7上において金属バンド1bの上に絶縁性中間板3が
重ねられる(図7(a)参照)。
【0031】次に、図7(b)、図8(a)のように、
金属バンド1bを引き出しながら金属バンド供給装置1
0bを後退移動させて積層作業台7の位置を通過させる
と、金属バンド1bは絶縁性中間板3の端部で折り返し
屈曲されて、積層作業台7上において絶縁性中間板3の
上に金属バンド1bが重ねられる。このとき、金属バン
ド1bが余分に引き出される分だけ、金属バンド供給装
置10bのダンサロール32がガイドレール31に沿っ
て下動すると共に金属バンド移送装置25bのダンサロ
ール27がガイドレール26に沿って下動し、絶縁性中
間板3の上に重ねる金属バンド1bに張力を与え続ける
ようにしてある。またこのダンサロール27,32は金
属バンド1bの引出しスピードと金属バンド供給装置1
0bが移動する際のスピードの差を吸収するバッファ機
能も有するものである。金属バンド供給装置10bが元
の位置にまで復帰すると、図8(b)のように金属バン
ド移送装置25bや金属バンド供給装置10bのダンサ
ロール27,32はガイドレール26,31に沿って上
動する。また金属バンド供給装置10bが元の位置にま
で復帰した後、図9(a)に示すように、金属バンド供
給装置10bの一対の引出しロール36がガイドレール
35に沿って下動し、金属バンド1bを引出しロール3
6で押さえ付けて引っ張ることによって、絶縁性中間板
3の上に金属バンド1bをピンと張って密着させるよう
にしてある。この後、図9(b)に示すように、絶縁性
中間板3を重ねた寸法分、積層作業台7の昇降台42を
下降させる。
【0032】次に、図5(b)及び図10(a)に示す
ように、シート状合成樹脂材2を積層作業台7に供給し
て、積層作業台7上において金属バンド1bの上にシー
ト状合成樹脂材2を重ねる。シート状合成樹脂材2は図
2のように側方から積層作業台7に供給されるものであ
り、シート状合成樹脂材2を供給する装置は特に限定さ
れるものではない(場合によっては手作業でもよい)。
このようにシート状合成樹脂材2を供給する動作と平行
して、中間板供給装置11aの吸着パッド47に絶縁性
中間板3が図5(c)のように吸着されるようになって
いる。
【0033】次に、図10(b)のように、金属バンド
供給装置10aの一対の引出しロール36がガイドレー
ル35に沿って上動し、金属バンド1aの引き出し位置
を上昇させた後、金属バンド供給装置10aを図11
(a)、図11(b)のように前進移動させて積層作業
台7の位置を通過させると、金属バンド1aはシート状
合成樹脂材2の端部で折り返し屈曲されて、積層作業台
7上においてシート状合成樹脂材2の上に金属バンド1
aが重ねられる。金属バンド供給装置10aが積層作業
台7の位置を通過した後、図12に示すように、金属バ
ンド供給装置10aの一対の引出しロール36がガイド
レール35に沿って下動し、金属バンド1aを引出しロ
ール36で押さえ付けて引っ張ることによって、シート
状合成樹脂材2の上に金属バンド1aをピンと張って密
着させるようにしてある。
【0034】このように積層作業台7の位置を通過させ
て金属バンド供給装置10aを前進移動させると、金属
バンド供給装置10aと一体になって移動する中間板供
給装置10aは図5(d)のように積層作業台7の位置
に達することになり、中間板供給装置10aの吸着装置
47から分離された絶縁性中間板3が積層作業台7の上
に供給され、図6(a)のように積層作業台7上におい
て金属バンド1aの上に絶縁性中間板3が重ねられる。
【0035】そしてさらに、図6(b)のように積層作
業台7の位置を通過させて金属バンド供給装置10aを
後退移動させることによって、金属バンド1aを折り返
し屈曲させて積層作業台7上において絶縁性中間板3の
上に金属バンド1aを重ねる。次いで積層作業台7上に
シート状合成樹脂材2を供給して金属バンド1aの上に
シート状合成樹脂材2を重ねると共に、この動作と平行
して図6(c)のように中間板供給装置11bの吸着パ
ッド47に絶縁性中間板3を吸着させる。この後、図6
(d)のように積層作業台7の位置を通過させて金属バ
ンド供給装置10bを前進移動させることによって、金
属バンド1bを折り返し屈曲させて積層作業台7上にお
いてシート状合成樹脂材2の上に金属バンド1bを重
ね、さらに金属バンド供給装置10bと一体に前進移動
する中間板供給装置11bから絶縁性中間板3が積層作
業台7の上に供給され、積層作業台7上において金属バ
ンド1bの上に絶縁性中間板3が重ねられるようになっ
ている。
【0036】このようにして、図4に示すように積層作
業台7の上に金属バンド1a,1bの間にシート状合成
樹脂材2と絶縁性中間板3を交互に挟み込んだ積層ブロ
ック4を作製することができるものであり、以下、上記
と同様な動作を繰り返すことによって、金属バンド1
a,1bとシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3を多
段に積層した積層ブロック4を作製することができるも
のである。
【0037】上記のようにして積層ブロック4を作製す
るにあたって、中間板供給装置11a,11bから積層
作業台7の上に絶縁性中間板3を供給する方向は、金属
バンド供給装置10a,10bから金属バンド1a,1
bを積層作業台7の上に供給する方向と同方向であるた
め、積層作業台7の上に金属バンド1a,1bを供給す
る動作と絶縁性中間板3を供給する動作は干渉し合うこ
とがなくなる。従って、金属バンド供給装置10aと中
間板供給装置11a、金属バンド供給装置10bと中間
板供給装置11bをそれぞれ一体的に同時に同方向に移
動させて、積層作業台7の上に金属バンド1a,1bや
絶縁性中間板3を供給することが可能になるものであ
り、金属バンド供給装置10a,10bから金属バンド
1a,1bを積層作業台7の上に供給する工程と、中間
板供給装置11a,11bから積層作業台7の上に絶縁
性中間板3に供給する工程を一連の同じ工程で行なうよ
うにすることができ、短いタイムサイクルで積層ブロッ
ク4の積層をおこなうことができるものである。
【0038】また、上記の装置では、積層作業台7を固
定し、金属バンド供給装置10a,10bと中間板供給
装置11a,11bを積層作業台7に対して往復移動さ
せることによって、積層作業台7の上に金属バンド1
a,1bの間にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3
を交互に挟み込んだ積層ブロック4を作製するようにし
てある。すなわちこのように、積層作業台7に比べて軽
量化することが容易な金属バンド供給装置10a,10
bと中間板供給装置11a,11bを移動させるように
することによって、移動の動作のために使用する動力電
源容量を小さくすることができ、移動機構を構成するト
ランスやモータの大型化の必要をなくして、装置を小型
化することができるものである。
【0039】図13乃至図16は請求項4の発明の実施
の形態の一例を示すものである。このものでは、金属バ
ンド供給装置10a,10bと中間板供給装置11a,
11bは移動させず固定位置に設けてある。金属バンド
供給装置10a,10bは移動しない他は既述の図1〜
図3のものとほぼ同じ構造に形成してある。また中間板
供給装置11a,11bは複数枚の絶縁性中間板3を重
ねて保持することができるようにしてあり、複数枚重ね
たうちの下端の絶縁性中間板3を一枚ずつ下方へ落下さ
せることができるようにしてある。そして、積層作業台
7は図4のものと同様に昇降できる構造に形成してある
が、積層作業台7の下端に車輪51を設けて、金属バン
ド供給装置10a,10bの間の中間位置から、金属バ
ンド供給装置10aの位置を通過して中間板供給装置1
1aの位置へ、また金属バンド供給装置10bの位置を
通過して中間板供給装置11bの位置へ、往復移動駆動
されるようにしてある。
【0040】図15及び図16は積層作業台7の上に積
層ブロック4を作製する動作を説明するものであり、図
15(a)は積層作業台7の上に金属バンド1a,1b
を重ね、積層作業台7上において金属バンド1aの上に
絶縁性中間板3を重ねた後、金属バンド1aを折り返し
屈曲してこの絶縁性中間板3の上に金属バンド1aを重
ねている状態を示す。そして積層作業台7にシート状合
成樹脂材2を供給して図15(b)のように積層作業台
7上において金属バンド1aの上にシート状合成樹脂材
2を重ねた後、積層作業台7を金属バンド供給装置10
bの側へ移動させて図15(c)のように金属バンド供
給装置10bの位置を通過させることによって、金属バ
ンド1bが金属バンド供給装置10bから引き出され、
シート状合成樹脂材2の端部で折り返し屈曲させると共
に、積層作業台7上においてこのシート状合成樹脂材2
の上に金属バンド1bが重ねられる。積層作業台7は金
属バンド供給装置10bの位置を通過して図15(d)
のように中間板供給装置11bの位置にまで移動するよ
うにしてある。
【0041】積層作業台7が中間板供給装置11bの位
置に達すると、中間板供給装置11bが保持している複
数枚の絶縁性中間板3のうち、下端の絶縁性中間板3が
図16(a)のように下方へ落下され、積層作業台7上
において金属バンド1bの上に絶縁性中間板3が重ねら
れる。次に、図16(b)のように積層作業台7を金属
バンド供給装置10aの側へ移動させて金属バンド供給
装置10bの下方を通過させることによって、金属バン
ド1bが金属バンド供給装置10bから引き出され、図
16(c)のように絶縁性中間板3の端部で折り返し屈
曲させると共に、積層作業台7上においてこの絶縁性中
間板3の上に金属バンド1bが重ねられる。
【0042】以下同様にして積層作業台7を金属バンド
供給装置10aの位置を通過して中間板供給装置11a
の位置へ、また金属バンド供給装置10bの位置を通過
して中間板供給装置11bの位置へ、交互に往復移動さ
せると共に、積層作業台7上の金属バンド1a,1bの
上にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3を交互に供
給することによって、積層作業台7上において金属バン
ド1a,1bの間にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間
板3を交互に挟み込んだ積層ブロック4を作製すること
ができるものである。上記の装置では、金属バンド供給
装置10a,10bと中間板供給装置11a,11bを
固定し、金属バンド供給装置10a,10bと中間板供
給装置11a,11bに対して積層作業台7を往復移動
させることによって、積層作業台7の上に金属バンド1
a,1bの間にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3
を交互に挟み込んだ積層ブロック4を作製するようにし
てある。この装置では、積層作業台7のみを往復移動さ
せればよいので、移動駆動用のモータ等の個数を削減で
きると共に移動の制御の機構を簡単化することができ、
装置の構成が複雑にならないようにすることができるも
のである。
【0043】図17乃至図20は請求項5の発明の実施
の形態の一例を示すものである。このものでは、図17
及び図18に示すように、金属バンド供給装置10a,
10bの間に合成樹脂材供給装置12が設けてある。合
成樹脂材供給装置12は複数枚のシート状合成樹脂材2
を重ねて保持することができるようにしてあり、複数枚
重ねたうちの下端のシート状合成樹脂材2を係止受け具
54で受け、この係止受け具54を下方へ回動させるこ
とによって、シート状合成樹脂材2を一枚ずつ下方へ落
下させることができるようにしてある。金属バンド供給
装置10a,10bや中間板供給装置11a,11bは
既述の図1〜図3のものとほぼ同じ構造に形成してあ
り、合成樹脂材供給装置12はこれらの金属バンド供給
装置10a,10bや中間板供給装置11a,11bと
一体になってガイドレール5に沿って移動駆動されるよ
うにしてある。
【0044】図19及び図20は積層作業台7の上に積
層ブロック4を作製する動作を説明するものであり、図
19(a)は積層作業台7の上に金属バンド1a,1b
を重ね、積層作業台7上において金属バンド1aの上に
絶縁性中間板3を重ねた後、金属バンド1aを折り返し
屈曲してこの絶縁性中間板3の上に金属バンド1aを重
ねている状態を示すものであり、積層作業台7の上方に
は合成樹脂材供給装置12が位置している。そして係止
受け具54を下方へ回動させて合成樹脂材供給装置12
からシート状合成樹脂材2を落下させて供給し、図19
(b)のように積層作業台7上において金属バンド1a
の上にシート状合成樹脂材2を重ねる。このとき同時
に、中間板供給装置11bの吸着パッド47に絶縁性中
間板3が吸着保持される。
【0045】次に、金属バンド供給装置10a,10b
と中間板供給装置11a,11bと合成樹脂材供給装置
12を一体として一方の端部寄りに移動させ、金属バン
ド供給装置10bを積層作業台7の位置を通過させるこ
とによって、金属バンド1bが金属バンド供給装置10
bから引き出され、シート状合成樹脂材2の端部で折り
返し屈曲されると共に、積層作業台7上においてこのシ
ート状合成樹脂材2の上に金属バンド1bが重ねられ
る。金属バンド供給装置10a,10bと中間板供給装
置11a,11bと合成樹脂材供給装置12は図19
(c)のように中間板供給装置11bが積層作業台7の
位置に達するまで移動するようにしてある。このように
中間板供給装置11bが積層作業台7の位置にくると、
中間板供給装置11bから絶縁性中間板3を落下させて
供給し、図19(d)のように積層作業台7上において
金属バンド1bの上に絶縁性中間板3を重ねる。このと
き同時に、合成樹脂材供給装置12の係止受け具54に
シート状合成樹脂材2がセットされる。
【0046】次に、図20(a)のように金属バンド供
給装置10a,10bと中間板供給装置11a,11b
と合成樹脂材供給装置12を一体として中央側へ移動さ
せて金属バンド供給装置10bを積層作業台7の位置を
通過させることによって、金属バンド1bが金属バンド
供給装置10bから引き出され、絶縁性中間板3の端部
で折り返し屈曲されると共に、積層作業台7上において
この絶縁性中間板3の上に金属バンド1bが重ねられ
る。そして合成樹脂材供給装置12が積層作業台7の位
置に達すると、積層作業台7の高さを下げると共に、図
20(b)のように合成樹脂材供給装置12からシート
状合成樹脂材2を落下させて供給し、積層作業台7上に
おいて金属バンド1bの上にシート状合成樹脂材2を重
ねる。このとき同時に、中間板供給装置11aの吸着パ
ッド47に絶縁性中間板3が吸着保持される。
【0047】金属バンド供給装置10a,10bと中間
板供給装置11a,11bと合成樹脂材供給装置12を
さらに同方向に移動させて、金属バンド供給装置10a
を積層作業台7の位置を通過させることによって、金属
バンド1aが金属バンド供給装置10aから引き出さ
れ、シート状合成樹脂材2の端部で折り返し屈曲される
と共に、積層作業台7上においてこのシート状合成樹脂
材2の上に金属バンド1aが重ねられる。金属バンド供
給装置10aが積層作業台7の位置を通過して、図20
(c)のように中間板供給装置11aが積層作業台7の
位置にまで達すると、中間板供給装置11aから絶縁性
中間板3を落下させて供給し、図20(d)のように積
層作業台7上において金属バンド1aの上に絶縁性中間
板3を重ねる。このとき同時に、合成樹脂材供給装置1
2の係止受け具54にシート状合成樹脂材2がセットさ
れる。この後、図20(e)のように金属バンド供給装
置10a,10bと中間板供給装置11a,11bと合
成樹脂材供給装置12を一体として中央側へ移動させて
金属バンド供給装置10aを積層作業台7の位置を通過
させることによって、金属バンド1aが金属バンド供給
装置10aから引き出され、絶縁性中間板3の端部で折
り返し屈曲されると共に、積層作業台7上においてこの
絶縁性中間板3の上に金属バンド1aが重ねられる。
【0048】以下、上記と同様な動作を繰り返すことに
よって、金属バンド1a,1bとシート状合成樹脂材2
と絶縁性中間板3を交互に多段に積層した積層ブロック
4を積層作業台7の上に作製することができるものであ
る。そして上記の装置では、金属バンド供給装置10
a,10bと中間板供給装置11a,11bと合成樹脂
材供給装置12を一体にして積層作業台7に対して移動
させるようにしているために、積層作業台7に金属バン
ド1a,1bとシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3
を供給する工程を一連の連続した工程で行なうことがで
きるものであり、積層の速度を高めて、短いタイムサイ
クルで積層ブロック4の積層を行なうことができるもの
である。
【0049】図21乃至図29は請求項6,7,8の発
明の実施の形態の一例を示すものである。一対の側板6
1,61の各内面に図21乃至図23のようにガイドレ
ール62が水平方向に設けてあり、一方の端部寄りにお
いて側板61の間に屈曲積載装置13を配設すると共に
他方の端部寄りにおいて側板61の間に第二中間板供給
装置63が配設してある。屈曲積載装置13や第二中間
板供給装置63はガイドレール62に沿って移動自在に
してある。またガイドレール62の下側位置において側
板61,61の内面間に駆動モータ64で回転駆動され
る一対の歯付きプーリ65,65を設けると共に歯付き
プーリ65,65間にタイミングベルト66を懸架し、
このタイミングベルト66に屈曲積載装置13が接続し
てある。駆動モータ64で歯付きプーリ65を回転駆動
してタイミングベルト66を走行させることによって、
屈曲積載装置13をガイドレール62に沿って移動駆動
させることができるものである。さらにこのタイミング
ベルト66の下側位置において側板61,61の内面間
に駆動モータ67で回転駆動される一対の歯付きプーリ
68,68を設けると共に歯付きプーリ68,68間に
タイミングベルト69を懸架し、このタイミングベルト
69に第二中間板供給装置63が接続してある。駆動モ
ータ67で歯付きプーリ68を回転駆動してタイミング
ベルト69を走行させることによって、第二中間板供給
装置63をガイドレール62に沿って移動駆動させるこ
とができるものである。
【0050】屈曲積載装置13は、両側の側板71,7
1の各内面に雄ねじ棒72を縦配置で設けると共にこの
雄ねじ棒72を回転駆動する駆動モータ73を側板7
1,71の各内面に設け、雄ねじ棒72の回転駆動によ
って雄ねじ棒72に沿って上下動される昇降台74を雄
ねじ棒72に取り付けて形成されるものであり、昇降台
74には水平な把持板89を設けてあり、また中間板把
持用チャック75が回動軸80によって上下回動駆動自
在に取り付けてある。一方の端部寄り位置において側板
61,61の間には、図21や図22に示すように、中
間板昇降台76が設置してあり、中間板昇降台76は基
台77に昇降台79を設けて形成してあって、昇降台7
9は駆動モータ78を作動させることによって昇降され
るようにしてある。
【0051】この中間板昇降台76を設けた箇所におい
て、一方の側板61の外側方には図22や図23に示す
ように第一中間板供給装置81が設置してある。第一中
間板供給装置81は中間板投入用アーム82と中間板投
入用アーム82の下方に配置される中間板昇降テーブル
83とで形成されるものである。中間板投入用アーム8
2はその一端部の下面に吸着パッド84を設けて形成さ
れるものであり、アーム保持台85に水平状態でスライ
ド移動自在に保持してあって、中間板投入用アーム82
の下面に設けたラック86にアーム保持台85に設けた
ピニオン87が噛合させてある。ピニオン87をアーム
保持台85に取り付けた駆動モータ93で回転駆動させ
ることによって、ラック86を介して中間板投入用アー
ム82を前進後退駆動させるようにしてあり、中間板投
入用アーム82を前進させると、その吸着パッド84を
設けた先端部が側板61の開口部88を通して中間板昇
降台76の上方に位置し、また中間板投入用アーム82
を後退させると、その吸着パッド84を設けた先端部が
中間板昇降テーブル83の上方に位置するようにしてあ
る。中間板昇降テーブル83は多数枚の絶縁性中間板3
を積み重ねて載置する昇降台90を基台91に設けて形
成されるものであり、昇降台90は駆動モータ92を作
動させることによって昇降されるようにしてある。
【0052】また第二中間板供給装置63は図21に示
すように、両側の側枠94の各内面に雄ねじ棒95を縦
配置で設けると共にこの雄ねじ棒95を回転駆動する駆
動モータ96を側枠94の各内面に設け、雄ねじ棒95
の回転駆動によって雄ねじ棒95に沿って上下動される
昇降板97を雄ねじ棒95に取り付けて形成されるもの
であり、昇降板97の下面には吸着パッド98が設けて
ある。また、中間板昇降台79を設置した側と反対側の
端部寄り位置において側板61,61の間に、中間板ス
トック台99が設置してあり、中間板ストック台99の
上に多数枚の絶縁性中間板3を積み重ねて載置してあ
る。
【0053】中間板昇降台76と中間板ストック台99
の間の位置において側板61,61間に、積層作業台7
が設置してある。積層作業台7は図4に示すものと同様
に基台41と昇降台42から形成してあり、モータ43
を回転駆動することによって昇降台42が上動あるいは
下動し、積層作業台7の高さを変えることができるよう
にしてある。上記の屈曲積載装置13は中間板昇降台7
6の位置とこの積層作業台7の位置との間を往復移動さ
れるものであり、また第二中間板供給装置63は中間板
ストック台99の位置とこの積層作業台7の位置との間
を往復移動されるものである。
【0054】また、中間板昇降台76よりも端部側位置
において、側板61,61の各内面にはガイドレール1
01が縦配置で設けてあり、ガイドレール101間にダ
ンサロール102がガイドレール101に沿って上下動
自在に取り付けてある。一対の金属バンド1a,1bは
リール8,8に巻いて装置の側板61の一方の外方に配
設してある。各リール8はベルト29を介してモータ3
0によって回転駆動されるようにしてあり、リール8を
回転駆動させることによって、金属バンド1a,1bを
それぞれリール8から引き出して供給することができる
ようにしてある。リール8から引き出された金属バンド
1a,1bは案内ロール103,104によって上下に
間隔を隔てて水平に送って、側板61,61間に導入さ
れるようにしてあり、側板61,61間に導入された一
対の金属バンド1a,1bは、側板61,61間に懸架
して回転自在に取り付けた重ね合わせロール105で重
ね合わせた後に、ダンサロール102に下側から掛ける
と共にさらに側板61,61間に懸架して回転自在に取
り付けた案内ロール106に掛け、屈曲積載装置13の
昇降台74の把持板89の下側を通して積層作業台7に
供給されるようにしてある。
【0055】次に、上記のように形成される装置を用い
て積層ブロック4を作製する動作を説明する。まず上下
に間隔を隔てて水平に送られる金属バンド1a,1bの
うち、下側に配置される金属バンド1aの上にシート状
合成樹脂材2を供給して載置する。シート状合成樹脂材
2を供給する手段としては、任意の装置を用いることが
できるものであり、場合によっては手作業で供給するよ
うにしてもよい。またシート状合成樹脂材2は金属バン
ド1aの上にその長手方向に沿って所定の一定間隔で載
置されるものであり、この間隔寸法は、積層ブロック4
においてシート状合成樹脂材2や絶縁性中間板3の端部
で金属バンド1aを屈曲するのに要する寸法に設定され
るものである。そしてこのようにシート状合成樹脂材2
を載置した金属バンド1aの上面に重ね合わせロール1
05によって金属バンド1bを重ね、間にシート状合成
樹脂材2を挟んで重ね合わせた状態で金属バンド1a,
1bは装置に導入され、ダンサロール102等を通して
屈曲積載装置13の昇降台74の把持板89の下側を通
過させた後に、積層作業台7に送られるようになってい
る。
【0056】図24(a)(b)は、積層作業台7の上
において絶縁性中間板3の端部で屈曲して絶縁性中間板
3の上に重ねた金属バンド1a,1bの上に、第二中間
板供給装置63の吸着パッド98に吸着保持した絶縁性
中間板3を、昇降板97を下降させて供給している状態
を示すものであり、絶縁性中間板3の上に重ねた金属バ
ンド1a,1bの間にはシート状合成樹脂材2が挟み込
まれており(シート状合成樹脂材2の図示は省略)、金
属バンド1a,1bはシート状合成樹脂材2が挟み込ま
れていない部分で屈曲されるようになっている。このと
き、屈曲積載装置13は中間板昇降台76の位置に配置
されており、中間板昇降台76の昇降台79の上には一
枚の絶縁性中間板3が載置されている(中間板昇降台7
6の昇降台79への絶縁性中間板3の載置は後述す
る)。また図24(a)において、屈曲積載装置13の
昇降体84の把持板89の下側に通されている部分の金
属バンド1a,1b間にシート状合成樹脂材2が挟み込
まれており(シート状合成樹脂材2の図示は省略)、さ
らに屈曲積載装置13と積層作業台7の間の部分の金属
バンド1a,1b間にもシート状合成樹脂材2が挟み込
まれている(シート状合成樹脂材2の図示は省略)。
【0057】そして、中間板昇降台76の昇降台79を
上昇させて屈曲積載装置13の昇降体84の把持板89
の下側に水平に通した金属バンド1a,1bの下面の位
置まで昇降台79に載置した絶縁性中間板3を持ち上
げ、図25(a)に示すように中間板把持用チャック7
5を水平状態になるように上方へ回動させて、絶縁性中
間板3の下面に中間板把持用チャック75を係止させ、
金属バンド1a,1bの下面に絶縁性中間板3を重ねて
把持板89と中間板把持用チャック75との間に金属バ
ンド1a,1bと絶縁性中間板3を把持するようにして
ある。このように絶縁性中間板3を重ねた部分の金属バ
ンド1a,1b間には既述のようにシート状合成樹脂材
2が挟み込まれている(シート状合成樹脂材2の図示は
省略)。このとき同時に、図25(b)に示すように、
中間板昇降テーブル83の昇降台90が上昇し、昇降台
90に積み重ねた絶縁性中間板3の上端のものが第一中
間板供給装置81の中間板投入用アーム82の吸着パッ
ド84に吸着されるようにしてある。またこのとき、第
二中間板供給装置63は中間板ストック台99の位置に
移動して復帰しており、昇降板97を下降させて吸着パ
ッド98に絶縁性中間板3を吸着させた後、再度昇降板
97を上昇させた状態にある。
【0058】次に、図26(a)に示すように、屈曲積
載装置13の昇降台74が上昇しながら屈曲積載装置1
3は中間板昇降台76の位置から積載作業台7の側へ移
動する。昇降台74はシート状合成樹脂材2を挟み込ん
だ金属バンド1a,1bと絶縁性中間板3を把持板89
と中間板把持用チャック75との間に把持した状態でで
上昇されるものである。このとき図26(b)のよう
に、中間板昇降テーブル83の昇降台90が下降し、中
間板投入用アーム82の吸着パッド84に絶縁性中間板
3を一枚吸着保持させた状態で、昇降台90に積み重ね
た絶縁性中間板3は下げられるようにしてある。
【0059】そして屈曲積載装置13が積載作業台7の
位置に近づくに従って、上昇した昇降台74が今度は下
降し、屈曲積載装置13が積載作業台7の位置に達する
と、昇降台74は積層作業台7の上端に積み重ねられて
いる絶縁性中間板3の上面の位置まで下降し、屈曲積載
装置13と積載作業台7の間の部分の金属バンド1a,
1bが、積載作業台7の上において絶縁性中間板3の端
部で屈曲されて折り返され、図27(a)のように積載
作業台7上の絶縁性中間板3の上に重ねられる。この絶
縁性中間板3の上に重ねられた金属バンド1a,1b間
にはシート状合成樹脂材2が挟み込まれているので、こ
の絶縁性中間板3の上には金属バンド1b、シート状合
成樹脂材2、金属バンド1aが下からこの順に重ねられ
ることになる。このとき同時に、中間板把持用チャック
75が下方へ回動し、屈曲積載装置13の把持板89と
中間板把持用チャック75との間に把持した金属バンド
1a,1bと絶縁性中間板3を開放し、上記のように絶
縁性中間板3の上に重ねた金属バンド1a,1bの上
に、この絶縁性中間板3と金属バンド1a,1bが重ね
られる。この金属バンド1a,1bのシート状合成樹脂
材2が挟み込まれているので、絶縁性中間板3、金属バ
ンド1a、シート状合成樹脂材2、金属バンド1bが下
からこの順に重ねられることになる。またこのとき同時
に、図27(b)のように第一中間板供給装置81の中
間板投入アーム82が前進し、中間板投入アーム82の
先端部の吸着パッド84に吸着保持した絶縁性中間板3
が開口部88を通して中間板昇降台76の上方に供給さ
れるようにしてある。
【0060】上記のように屈曲積載装置13を中間板昇
降台76の位置から積載作業台7の位置へ移動させる動
作に伴って、積層作業台7の上に金属バンド1b、シー
ト状合成樹脂材2、金属バンド1a、絶縁性中間板3、
金属バンド1a、シート状合成樹脂材2、金属バンド1
bを下からこの順に重ねることができるものであり、こ
の動作が終了すると、図28(a)のように、これらの
積み重ねの厚み分、積層作業台7の昇降台42が下降
し、また屈曲積載装置13の昇降台74が上昇すると共
に屈曲積載装置13は積載作業台7の位置から中間板昇
降台76の側へ復帰するように移動を開始する。また同
時に、第二中間板供給装置63が中間板ストック台99
の位置から積載作業台7の側へ移動を開始する。さらに
このとき同時に、図28(b)のように、中間板昇降台
76の昇降台79が上昇して中間板投入用アーム82の
吸着パッド84から絶縁性中間板3が移載されると共
に、中間板投入用アーム82は後退するようにしてあ
る。
【0061】そして、図29(a)(b)に示すよう
に、屈曲積載装置13は中間板昇降台76の位置に復帰
し、第二中間板供給装置63は積載作業台7の位置に達
して絶縁性中間板3を積載作業台7の上に供給し、また
中間板昇降テーブル83の昇降台90に積み重ねた絶縁
性中間板3が第一中間板供給装置81の中間板投入用ア
ーム82の吸着パッド84に吸着される。以下、上記の
動作を繰り返すことによって、金属バンド1a,1bと
シート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3を交互に多段に
積層した積層ブロック4を積層作業台7の上に作製する
ことができるものである。尚、ダンサロール102はガ
イドレール101に沿って上下動することによって、金
属バンド1a,1bに張力を与え続けるようにしたもの
である。またダンサロール102は金属バンド1a,1
bの引出しスピードと屈曲積載装置13が移動する際の
スピードの差を吸収するバッファ機能も有するものであ
る。
【0062】上記の装置によれば、2枚の金属バンド1
a,1bの間にシート状合成樹脂材2を供給して挟み込
む工程と、屈曲積載装置13による金属バンド1a,1
bを折り返し屈曲してこの屈曲した金属バンド1a,1
b間に供給された絶縁性中間板3を挟み込む工程が、別
の工程で行なわれることになるので、シート状合成樹脂
材2の供給や挟み込みの動作と、絶縁性中間板3の供給
や挟み込みの動作が干渉し合うことがなくなり、干渉に
よる待機の時間がなくなって短いタイムサイクルで積層
ブロック4の積層を行なうことができるものである。ま
た、屈曲積載装置13においては、金属バンド1a,1
bに所定間隔で挟み込まれたシート状合成樹脂材2の一
枚置きの部分で絶縁性中間板3を重ねて把持するように
なっており、そして積層作業台7の上で金属バンド1
a,1bを折り返し屈曲してこの絶縁性中間板3を金属
バンド1a,1bの屈曲した間に挟み込むようになって
いるので、屈曲積載装置13による一度の折り畳み積層
の工程で、積層作業台7の上に下から金属バンド1b、
シート状合成樹脂材2、金属バンド1a、絶縁性中間板
3、金属バンド1a、シート状合成樹脂材2、金属バン
ド1bの順に7層を重ねることができるものであり、一
度にこのように多くの層を積載することができて、短い
タイムサイクルで積層ブロック4の積層を行なうことが
できるものである。
【0063】図30乃至図34は請求項9の発明の実施
の形態の一例を示すものである。一対の内側板110,
110の各内面に図30乃至図32のようにガイドレー
ル111が水平方向に設けてあり、一方の端部寄り位置
と他方の端部寄り位置において内側板110の間にそれ
ぞれ第一中間板供給装置112と第二中間板供給装置1
13が配設してある。これらの第一中間板供給装置11
2と第二中間板供給装置113はガイドレール111に
沿って移動自在にしてある。またガイドレール111の
下側位置において内側板110,110の内面間に駆動
モータ114で回転駆動される一対の歯付きプーリ11
5,115を設けると共に歯付きプーリ115,115
間にタイミングベルト116を懸架し、このタイミング
ベルト116に第一中間板供給装置112が接続してあ
る。駆動モータ114で歯付きプーリ115を回転駆動
してタイミングベルト116を走行させることによっ
て、第一中間板供給装置112をガイドレール111に
沿って移動駆動させることができるものである。さらに
このタイミングベルト116の下側位置において内側板
110,110の内面間に駆動モータ117で回転駆動
される一対の歯付きプーリ118,118を設けると共
に歯付きプーリ118,118間にタイミングベルト1
19を懸架し、このタイミングベルト119に第二中間
板供給装置113が接続してある。駆動モータ117で
歯付きプーリ118を回転駆動してタイミングベルト1
19を走行させることによって、第二中間板供給装置1
13をガイドレール111に沿って移動駆動させること
ができるものである。
【0064】第一中間板供給装置112及び第二中間板
供給装置113はそれぞれ、図30や図31に示すよう
に、両側の側枠122の各内面に雄ねじ棒123を縦配
置で設けると共にこの雄ねじ棒123を回転駆動する駆
動モータ124を側枠122の各内面に設け、雄ねじ棒
123の回転駆動によって雄ねじ棒123に沿って上下
動される昇降板125を雄ねじ棒123に取り付けて形
成されるものであり、昇降板125の下面には吸着パッ
ド126が設けてある。また、一方の端部寄り位置と他
方の端部寄り位置において内側板110の間にそれぞれ
第一中間板ストック台127と第二中間板ストック台1
28が設置してあり、第一中間板ストック台127や第
二中間板ストック台128の上に多数枚の絶縁性中間板
3を積み重ねて載置してある。
【0065】上記の第一中間板ストック台127と第二
中間板ストック台128の間の位置において内側板11
0,110間に、積層作業台7が設置してある。積層作
業台7は図4に示すものと同様に基台41と昇降台42
から形成してあり、モータ43を回転駆動することによ
って昇降台42が上動あるいは下動し、積層作業台7の
高さを変えることができるようにしてある。上記の第一
中間板供給装置112は第一中間板ストック台127の
位置とこの積層作業台7の位置との間を往復移動される
ものであり、また第二中間板供給装置113は第二中間
板ストック台128の位置とこの積層作業台7の位置と
の間を往復移動されるものである。
【0066】また、各内側板110の外側にはそれぞれ
内側板110よりも背の高い外側板130,130が配
置してあり、積層作業台7の設置位置に対応する位置に
おいて外側板130,130の各内面に雄ねじ棒131
がそれぞれ水平に設けてあり、各雄ねじ棒131は外側
板130に設けた駆動モータ132で回転駆動されるよ
うにしてある。この各雄ねじ棒131には内周に雌ねじ
を設けた往復ロール受け133を被挿すると共に雌ねじ
と雄ねじを螺合して取り付けてあり、この各往復ロール
受け133間に一対のガイドロール134を懸架して回
転自在に取り付けてある。駆動モータ132で各雄ねじ
棒131を回転駆動することによって、雄ねじ棒131
の回転の向きに従って各往復ロール受け133を図30
の右方向あるいは左方向に雄ねじ棒131に沿って移動
させることができ、積層作業台7の上方を横切って、積
層作業台7の第一中間板ストック台127側の端部の上
方位置と第二中間板ストック台128側の端部の上方位
置との間でガイドロール134を往復移動させることが
できるものである。これらの駆動モータ132で回転駆
動される雄ねじ棒131、往復ロール受け133、ガイ
ドロール134によって、屈曲積載装置13が形成され
るものである。
【0067】雄ねじ棒131の上方位置において、外側
板130,130間には一対のピンチローラ138が懸
架して回転自在に取り付けてある。ピンチローラ138
は後述のように積層作業台7上での積層作業のスピード
に合わせて、間にシート状合成樹脂材2を挟んで重ね合
わせた状態の金属バンド1a,1bを送り出す機能を有
するものである。またこのピンチローラ138の側方位
置において、外側板130,130の各内面にはガイド
レール139が縦配置で設けてあり、ガイドレール13
9間にダンサロール140がガイドレール139に沿っ
て上下動自在に取り付けてある。そして、一対の金属バ
ンド1a,1bはリール8,8に巻いて装置の外側板1
30の一方の外方に配設してある。各リール8はベルト
29を介してモータ30によって回転駆動されるように
してあり、リール8を回転駆動させることによって、金
属バンド1a,1bをそれぞれリール8から引き出して
供給することができるようにしてある。リール8から引
き出された金属バンド1a,1bは案内ロール103,
104によって上下に間隔を隔てて水平に送って、外側
板130,130間に導入されるようにしてあり、外側
板130,130に導入された一対の金属バンド1a,
1bは、外側板130,130間に懸架して回転自在に
取り付けた重ね合わせロール105で重ね合わせた後
に、ダンサロール140に下側から掛けると共にさらに
外側板130,130間に懸架して回転自在に取り付け
た案内ロール106に掛け、ピンチローラ138を通過
させた後に、屈曲積載装置13のガイドロール134に
通し、ガイドロール134から金属バンド1a,1bを
垂れ下げて積層作業台7に供給されるようにしてある。
【0068】次に、上記のように形成される装置を用い
て積層ブロック4を作製する動作を説明する。まず上下
に間隔を隔てて水平に送られる金属バンド1a,1bの
うち、下側に配置される金属バンド1aの上にシート状
合成樹脂材2を供給して載置する。シート状合成樹脂材
2を供給する手段としては、任意の装置を用いることが
できるものであり、場合によっては手作業で供給するよ
うにしてもよい。またシート状合成樹脂材2は金属バン
ド1aの上にその長手方向に沿って所定の一定間隔で載
置されるものであり、この間隔寸法は、積層ブロック4
においてシート状合成樹脂材2や絶縁性中間板3の端部
で金属バンド1aを屈曲するのに要する寸法に設定され
るものである。そしてこのようにシート状合成樹脂材2
を載置した金属バンド1aの上面に重ね合わせロール1
05によって金属バンド1bを重ね、間にシート状合成
樹脂材2を挟んで重ね合わせた状態で金属バンド1a,
1bは装置に導入され、ダンサロール102、案内ロー
ル106に掛け渡した後にピンチローラ138に通され
る。そしてこのシート状合成樹脂材2を挟み込んだ金属
バンド1a,1bは屈曲積載装置13のガイドロール1
34に通して下方へ垂れ下げた状態で、積層作業台7に
供給される。
【0069】図33(a)は、積層作業台7の上に供給
した金属バンド1a,1bの上に、第一中間板供給装置
112の吸着パッド126に吸着保持した絶縁性中間板
3を、昇降板125を下降させて供給している状態を示
すものであり、屈曲積載装置13のガイドロール134
は積層作業台7の第二中間板ストック台128側の端部
の上方に位置している。絶縁性中間板3の下側の金属バ
ンド1a,1bの間にはシート状合成樹脂材2が挟み込
まれており(シート状合成樹脂材2の図示は省略)、金
属バンド1a,1bはシート状合成樹脂材2が挟み込ま
れていない部分で屈曲してガイドロール134から垂れ
下がっている。このとき、第二中間板供給装置113は
第二中間板ストック台128の位置にあり、第二中間板
ストック台128に積み重ねられた絶縁性中間板3の上
端のものが第二中間板供給装置113の吸着パッド12
6に吸着されている。
【0070】次に、第一中間板供給装置112の昇降板
125を上昇させた後、図33(b)のように第一中間
板供給装置112を第一中間板ストック台127の側へ
移動させると共に、金属バンド1a,1bを引出しなが
ら、屈曲積載装置13の往復ロール受け133を雄ねじ
棒131に沿って移動させてガイドロール134を第一
中間板ストック台127の側へ移動させる。このように
ガイドロール134を積層作業台7の上方を横切るよう
に移動させると、ガイドロール134から垂れ下がって
いる金属バンド1a,1bはその自重で折り返し屈曲さ
れて積層作業台7の上に供給され、図33(c)のよう
に積層作業台7上において金属バンド1a,1bがその
自重で絶縁性中間板3の上に重ねられる。金属バンド1
a,1bのこの折り返し屈曲される部分は隣合うシート
状合成樹脂材2の間の部分であり、絶縁性中間板3の上
に重ねられた金属バンド1a,1bの間にはシート状合
成樹脂材2が挟み込まれており(シート状合成樹脂材2
の図示は省略)、絶縁性中間板3の上に金属バンド1
a、シート状合成樹脂材2、金属バンド1bの順に重ね
られることになる。
【0071】このとき、第一中間板供給装置112や屈
曲積載装置13のガイドロール134が移動するのと平
行して第二中間板供給装置113が図33(b)のよう
に第二中間板ストック台128の位置から積層作業台7
の側へ移動し、図33(c)のようにガイドロール13
4が積層作業台7を横切って第一中間板ストック台12
7側の端部の上方に達すると同時に、第二中間板供給装
置113は積層作業台7の位置に達するようにしてあ
り、第二中間板供給装置113の昇降板125を下降さ
せて、吸着パッド126に吸着保持した絶縁性中間板3
を、積層作業台7上において金属バンド1a,1bの上
に重ねるようにしてある。またこのとき同時に、第一中
間板供給装置112は第一中間板ストック台127の位
置に達し、第一中間板ストック台127に積み重ねられ
た絶縁性中間板3の上端のものが第一中間板供給装置1
12の吸着パッド126に吸着されるようにしてある。
【0072】次に図34(a)のように第二中間板供給
装置113を第二中間板ストック台128の側へ移動さ
せると共に、金属バンド1a,1bを引出しながら、屈
曲積載装置13の往復ロール受け133を雄ねじ棒13
1に沿って移動させてガイドロール134を第二中間板
ストック台128の側へ移動させる。このようにガイド
ロール134を積層作業台7の上方を横切るように移動
させると、ガイドロール134から垂れ下がっている金
属バンド1a,1bは絶縁性中間板3の端部においてそ
の自重で折り返し屈曲されて積層作業台7の上に供給さ
れ、図34(b)のように積層作業台7上において絶縁
性中間板3の上に金属バンド1a,1bがその自重で重
ねられる。金属バンド1a,1bのこの折り返し屈曲さ
れる部分は隣合うシート状合成樹脂材2の間の部分であ
り、絶縁性中間板3の上に重ねられた金属バンド1a,
1bの間にはシート状合成樹脂材2が挟み込まれており
(シート状合成樹脂材2の図示は省略)、絶縁性中間板
3の上に金属バンド1b、シート状合成樹脂材2、金属
バンド1aの順に重ねられることになる。
【0073】このとき、第二中間板供給装置113や屈
曲積載装置13のガイドロール134が移動するのと平
行して第一中間板供給装置112が図34(a)のよう
に第一中間板ストック台127の位置から積層作業台7
の側へ移動し、図34(b)のようにガイドロール13
4が積層作業台7を横切って第二中間板ストック台12
8側の端部の上方に達すると同時に、第一中間板供給装
置112は積層作業台7の位置に達するようにしてあ
り、第一中間板供給装置112の昇降板125を下降さ
せて、吸着パッド126に吸着保持した絶縁性中間板3
を、積層作業台7上において金属バンド1a,1bの上
に重ねるようにしてある。またこのとき同時に、第二中
間板供給装置113は第二中間板ストック台128の位
置に達し、第二中間板ストック台128に積み重ねられ
た絶縁性中間板3の上端のものが第二中間板供給装置1
13の吸着パッド126に吸着されるようにしてある。
【0074】以下、上記の動作を繰り返すことによっ
て、金属バンド1a,1bとシート状合成樹脂材2と絶
縁性中間板3を交互に多段に積層した積層ブロック4を
積層作業台7の上に作製することができるものである。
尚、ダンサロール140はガイドレール139に沿って
上下動することによって、金属バンド1a,1bに張力
を与え続けるようにしたものである。またダンサロール
140はリール8とピンチロール138との間の金属バ
ンド1a,1bの送り速度の差を吸収するバッファ機能
も有するものである。
【0075】上記の装置によれば、シート状合成樹脂材
2を挟み込んだ金属バンド1a,1bを積層作業台7上
において上方から垂下させながら折り返し屈曲すると共
にこの屈曲した金属バンド1a,1b間にこの絶縁性中
間板3を挟み込むように屈曲積載装置13が形成されて
いるものであり、上方から垂下させた金属バンド1a,
1bの自重を利用して折り返し屈曲し、さらに金属バン
ド1a,1bの自重を利用して絶縁性中間板3に金属バ
ンド1a,1bを重ねることができるものであり、シー
ト状合成樹脂材2を挟み込んだ金属バンド1a,1bを
折り返し屈曲する機構や折り返した金属バンド1a,1
b間に絶縁性中間板3を挟み込む機構が簡単になるもの
である。
【0076】ここで、上記のように、金属バンド1a,
1bの間にシート状合成樹脂材2を挟み込んで送る場
合、シート状合成樹脂材2が金属バンド1a,1bの間
を移動して位置ずれすると、シート状合成樹脂材2を挟
み込んだ部分の金属バンド1a,1bを積層作業台7上
に正確に供給することができなくなる。そこで請求項1
0の発明では、係合結合手段15を用いて2枚の金属バ
ンド1a,1bを係合結合させることによって、挟み込
んだシート状合成樹脂材2が移動して位置ずれすること
を防ぐようにしてある。
【0077】図35乃至図37は請求項10の発明の実
施の形態の一例を示すものであり、係合部形成手段15
として細長い棒状の基体143の下面に突出する多数の
針状突起144を櫛歯状に一列に配列して設けた図36
のような孔加工治具145を用いるようにしてある。そ
して図35(a)のように、シート状合成樹脂材2を挟
み込んだ金属バンド1a,1bの、シート状合成樹脂材
2の端縁の近傍に沿って孔加工治具145を配置し、孔
加工治具145の針状突起144を金属バンド1a,1
bに押し当てて、図35(b)のように針状突起144
を金属バンド1a,1bに突き刺すと、針状突起144
によって破断された部分が折れ曲がり、図35(c)の
ように金属バンド1a,1bのこの各折れ曲がり部14
6a,146b同士が食い込んで係合し、金属バンド1
a,1bを結合させることができるものである。この係
合結合部146はミシン目状に設けられるものであり、
図37に示すようにシート状合成樹脂材2の四周を囲む
ように設けられるものである。
【0078】このように、金属バンド1a,1bを係合
結合させることによって、金属バンド1a,1b間に挟
み込んだシート状合成樹脂材2が移動して位置ずれする
ことを防ぐことができるものである。シート状合成樹脂
材2の移動を防ぐには接着剤を用いてシート状合成樹脂
材2を金属バンド1a,1bに接着するようにすればよ
いが、この場合には接着剤を乾燥させる時間が必要であ
ると共に接着剤を用いることによって材料コストがアッ
プする。これに対して金属バンド1a,1bを係合結合
させてシート状合成樹脂材2の移動を防ぐ場合には、こ
のような接着剤の乾燥時間や材料コストのアップの問題
はなくなるものである。
【0079】図38は請求項11の発明の実施の形態の
一例を示すものであり、基体148の先端に回転自在に
取り付けた円板17の外周面に所定間隔でとげ状突起1
6を複数本設けることによって係合結合手段15を形成
するようにしてある。このものでは、金属バンド1a,
1bの表面に垂直に押し付けながら円板17を転動させ
ることによって、円板17の外周のとげ状突起16を金
属バンド1a,1bに刺し通すことができ、円板17を
転動させた軌跡に沿って図35の場合と同じようにして
2枚の金属バンド1a,1bを係合結合させることがで
きるものである。
【0080】このように、円板17を転動させることに
よって2枚の金属バンド1a,1bを係合結合させるよ
うにすれば、金属バンド1a,1bを係合結合させる長
さを円板17の回転量で容易に変更することができるも
のであり、また円板17を水平面において任意方向に移
動できる移動装置に取り付けることによって、任意の曲
線に沿って金属バンド1a,1bを係合結合させる加工
を行なうことができるものである。またここで、シート
状合成樹脂材2を挟み込んだ金属バンド1a,1bを、
隣合うシート状合成樹脂材2の間の部分で折り返し屈曲
するにあたって、二枚重ねした金属バンド1a,1bは
屈曲させ難く、また丸く盛り上がって膨らんだように屈
曲し易い。そこで請求項12の発明は、シート状合成樹
脂材2を挟み込んだ金属バンド1a,1bの折り返し屈
曲位置にミシン目形成装置19でミシン目18を入れる
ようにしてある。
【0081】図39乃至42は請求項12の発明の実施
の形態の一例を示すものであり、ミシン目形成装置19
は図39に示すような直径が等しい凸ロール148と凹
ロール149とから形成してある。凸ロール148は図
40に示すようにその外周面に軸方向に沿って多数の歯
150を突設して形成してあり、凹ロール149はその
外周面に軸方向に沿って歯150に対応して多数の凹部
151を凹設して形成してある。そして図39に示すよ
うに凸ロール148と凹ロール149の間に金属バンド
1a,1bを通し、金属バンド1a,1bが滑らないよ
うに凸ロール148と凹ロール149を回転させると、
凸ロール148の歯150が金属バンド1a,1bを通
して凹ロール149の凹部151にはまり合うことにな
り、図41に示すように金属バンド1a,1bの幅方向
に沿って歯150によってミシン目18を形成すること
ができるものである。ミシン目18を入れる間隔Lは、
凸ロール148と凹ロール149の半径をrとすると、
L=2πrに設定することができる。
【0082】上記のように金属バンド1a,1bの幅方
向にミシン目18を形成すると、図42(a)のように
金属バンド1a,1bを折り返し屈曲するにあたって、
金属バンド1a,1bは図42(b)のようにミシン目
18に沿って鋭角に折れ曲がる。従って金属バンド1
a,1bを容易に屈曲させることができると共に、また
屈曲部が丸く盛り上がって膨らむようなことがなくなる
ものである。
【0083】図43乃至図48は請求項13の発明の実
施の形態の一例を示すものである。一対の側板155,
155の各内面に図43乃至図45のようにガイドレー
ル156が水平方向に設けてあり、一方の端部寄り位置
と他方の端部寄り位置においてそれぞれ側板155,1
55間に第一の屈曲積載装置20aと第二の屈曲積載装
置20bが配設してある。これらの屈曲積載装置20
a,20bはガイドレール156に沿って移動自在にし
てある。またガイドレール156の下側位置において側
板155,155の内面間に駆動モータ157で回転駆
動される一対の歯付きプーリ158,158を設けると
共に歯付きプーリ158,158間にタイミングベルト
159を懸架してあり、このタイミングベルト159に
第一の屈曲積載装置20aが接続してある。駆動モータ
157で歯付きプーリ158を回転駆動してタイミング
ベルト159を走行させることによって、第一の屈曲積
載装置20aをガイドレール156に沿って移動駆動さ
せることができるものである。さらにこのタイミングベ
ルト159の下側位置において側板155,155の内
面間に駆動モータ160で回転駆動される一対の歯付き
プーリ161,161を設けると共に歯付きプーリ16
1,161間にタイミングベルト162を懸架し、この
タイミングベルト162に第二の屈曲積載装置20bが
接続してある。駆動モータ160で歯付きプーリ161
を回転駆動してタイミングベルト162を走行させるこ
とによって、第二の屈曲積載装置20bをガイドレール
156に沿って移動駆動させることができるものであ
る。
【0084】上記の各屈曲積載装置20a,20bは、
図43や図44に示すように、両側の側板165,16
5の各内面に雄ねじ棒166を縦配置で設けると共にこ
の雄ねじ棒166を回転駆動する駆動モータ167を側
板165,165の各内面に設け、雄ねじ棒166の回
転駆動によって雄ねじ棒166に沿って上下動される昇
降台168を雄ねじ棒166に取り付けて形成されるも
のであり、昇降台168には水平な把持板169を設け
てあり、また中間板把持用チャック170が回動軸17
1によって上下回動駆動自在に取り付けてある。
【0085】また、一方の端部寄り位置と他方の端部寄
り位置においてそれぞれ側板155,155間に、図4
3や図44に示すように、第一の中間板昇降台174と
第二の中間板昇降台175がそれぞれ設置してある。各
中間板昇降台174,175は基台176に昇降台17
7を設けて形成してあり、昇降台177は駆動モータ1
78を作動させることによって昇降されるようにしてあ
る。
【0086】この第一及び第二の中間板昇降台174,
175を設けた箇所において、一方の側板155の側方
にはそれぞれ図45に示すように第一の中間板供給装置
181と第二の中間板供給装置182が設置してある。
これらの第一及び第二の中間板供給装置181,182
はそれぞれ、図44に示すように、中間板投入用アーム
183と中間板投入用アーム183の下方に配置される
中間板昇降テーブル184とで形成されるものである。
中間板投入用アーム183はその一端部の下面に吸着パ
ッド185を設けて形成されるものであり、アーム保持
台186に水平状態でスライド移動自在に保持してあっ
て、中間板投入用アーム183の下面に設けたラック1
87にアーム保持台186に設けたピニオン188が噛
合させてある。ピニオン188をアーム保持台186に
取り付けた駆動モータ189で回転駆動させることによ
って、ラック187を介して中間板投入用アーム183
を前進後退駆動させるようにしてあり、中間板投入用ア
ーム183を前進させると、その吸着パッド185を設
けた先端部が側板155の開口部190を通して第一の
中間板昇降台174あるいは第二の中間板昇降台175
の上方に位置し、また中間板投入用アーム183を後退
させると、その吸着パッド185を設けた先端部が中間
板昇降テーブル184の上方に位置するようにしてあ
る。中間板昇降テーブル184は多数枚の絶縁性中間板
3を積み重ねて載置する昇降台191を基台192に設
けて形成されるものであり、昇降台191は基台192
に設けた駆動モータ193を作動させることによって昇
降されるようにしてある。
【0087】第一の中間板昇降台174と第二の中間板
昇降台175の間の位置において側板155,155間
に、積層作業台7が設置してある。積層作業台7は図4
に示すものと同様に基台41と昇降台42から形成して
あり、モータ43を回転駆動することによって昇降台4
2が上動あるいは下動し、積層作業台7の高さを変える
ことができるようにしてある。上記の第一の屈曲積載装
置20aは第一の中間板昇降台174の位置とこの積層
作業台7の位置との間を往復移動されるものであり、ま
た第二の屈曲積載装置20bは第二の中間板昇降台17
5の位置とこの積層作業台7の位置との間を往復移動さ
れるものである。
【0088】一方、図43や図45に示すように、第一
の中間板昇降台174よりも端部側位置において側板1
55,155の各内面にはガイドレール196が縦配置
で設けてあり、ガイドレール196間にダンサロール1
97がガイドレール196に沿って上下動自在に取り付
けてある。また第二の中間板昇降台175よりも端部側
位置において側板155,155の各内面にはガイドレ
ール198が縦配置で設けてあり、ガイドレール198
間にダンサロール199がガイドレール198に沿って
上下動自在に取り付けてある。そして一対の金属バンド
1a,1bのうち、一方の金属バンド1aはリール8に
巻いてガイドレール196よりも端部側位置において側
板155,155間に配設してあり、他方の金属バンド
1bはリール8に巻いてガイドレール198よりも端部
側位置において側板155,155間に配設してある。
各リール8はベルト29を介してモータ30によって回
転駆動されるようにしてあり、リール8を回転駆動させ
ることによって、金属バンド1a,1bをそれぞれリー
ル8から引き出して供給することができるようにしてあ
る。リール8から引き出された金属バンド1a,1bは
側板155,155間に懸架して回転自在に取り付けた
案内ロール200やダンサロール197,199に掛け
てそれぞれ送られるものであり、金属バンド1aは第一
の屈曲積載装置20aの昇降台168の把持板169の
下側を通して積層作業台7に供給されるようにしてある
と共に、金属バンド1bは第二の屈曲積載装置20bの
昇降台168の把持板169の下側を通して積層作業台
7に供給されるようにしてある。
【0089】次に、上記のように形成される装置を用い
て積層ブロック4を作製する動作を説明する。まず、第
一の屈曲積載装置20aや第二の屈曲積載装置20bへ
のシート状合成樹脂材2の供給について説明する。第一
の中間板供給装置181と第二の中間板供給装置182
と反対側において第一の中間板昇降台174と第二の中
間板昇降台175に対応する各位置に、シート状合成樹
脂材2を供給する合成樹脂材供給部201が設定してあ
り、合成樹脂材供給部201から第一の中間板昇降台1
74や第二の中間板昇降台175の上に配置される金属
バンド1a,1bの上にシート状合成樹脂材2を載置し
た状態で、第一の屈曲積載装置20aや第二の屈曲積載
装置20bにそれぞれシート状合成樹脂材2が供給され
るようにしてある(シート状合成樹脂材2の供給の動作
は後述する)。合成樹脂材供給部201からのシート状
合成樹脂材2の供給は、任意の供給装置を用いて行なう
ことができるものであり、場合によっては手作業で供給
を行なうようにしてもよい。
【0090】次に、第一の屈曲積載装置20aや第二の
屈曲積載装置20bへの絶縁性中間板3の供給について
説明する。図44に示すように、まず第一や第二の中間
板供給装置181,182の中間板昇降テーブル184
の昇降台191が上昇し、昇降台191に積み重ねた絶
縁性中間板3の上端のものが中間板投入用アーム183
の吸着パッド185に吸着される。次に中間板昇降テー
ブル184の昇降台191を下降させた後、吸着パッド
185に絶縁性中間板3を一枚吸着保持させた状態で中
間板投入用アーム183を前進させ、中間板投入アーム
183の先端部を開口部190に通過させて吸着パッド
185に吸着保持した絶縁性中間板3を第一や第二の中
間板昇降台174,175の上方に搬送するようにして
ある。そして第一や第二の中間板昇降台174,175
の昇降台177が上昇して中間板投入用アーム183の
吸着パッド185から絶縁性中間板3が昇降台177の
上に移載される。この後、中間板投入用アーム183は
吸着パッド185が中間板昇降テーブル184の上方に
達する位置まで後退する。このように第一や第二の中間
板昇降台174,175の昇降台177に絶縁性中間板
3が移載された後、昇降台177を上昇させて第一や第
二の屈曲積載装置20a,20bに水平に通した金属バ
ンド1aあるいは金属バンド1bの下面の位置まで昇降
台177に載置した絶縁性中間板3を持ち上げ、中間板
把持用チャック170を水平状態になるように上方へ回
動させて、絶縁性中間板3の下面に中間板把持用チャッ
ク170を係止させ、金属バンド1aあるいは金属バン
ド1bの下面に絶縁性中間板3を重ねて、把持板169
と中間板把持用チャック170との間に上記のシート状
合成樹脂材2と金属バンド1aあるいは1bと絶縁性中
間板3を把持するようにしてある。このようにして第一
の屈曲積載装置20aや第二の屈曲積載装置20bに絶
縁性中間板3を供給することができるものである。
【0091】図46(a)は、シート状合成樹脂材2と
金属バンド1bと絶縁性中間板3を把持した第二の屈曲
積載装置20bを積載作業台7の位置に移動させ、中間
板把持用チャック170を下方へ回動させて把持を解除
することによって、積載作業台7上のシート状合成樹脂
材2の上に下から順に金属バンド1b、絶縁性中間板
3、金属バンド1b、シート状合成樹脂材2を重ねた状
態を示すものである。積載作業台7上にこのように絶縁
性中間板3や金属バンド1bやシート状合成樹脂材2が
重ねられると、この厚み分の寸法、積載作業台7の昇降
台42は下降する。このとき同時に、第一の中間板昇降
台174の昇降台177が上昇し、第一の屈曲積載装置
20aに通した金属バンド1aの下側に絶縁性中間板3
が供給されるようになっている。
【0092】第一の屈曲積載装置20aの中間板把持用
チャック170を上方へ回動させて絶縁性中間板3の下
面に中間板把持用チャック170を係止させ、把持板1
69と中間板把持用チャック170との間にシート状合
成樹脂材2と金属バンド1aと絶縁性中間板3を把持さ
せると共に第一の中間板昇降台174の昇降台177を
下降させた後に、図46(b)のように第一の屈曲積載
装置20aは昇降体168を上昇させながら第一の中間
板昇降台174の位置から積載作業台7の側へ移動を開
始する。このとき同時に、第二の屈曲積載装置20bは
昇降体168を上昇させた後に積載作業台7の位置から
第二の中間板昇降台175の側へ移動を開始する。ま
た、第二の屈曲積載装置20bが第二の中間板昇降台1
75の位置に存在しない間に、図46(a)から図46
(b)へのように、第二の中間板昇降台175の昇降台
177が上面に絶縁用中間板3を載置したまま水平に張
られている金属バンド1bの高さまで上昇し、金属バン
ド1bの下面を昇降台177で支えた状態で金属バンド
1bの上にシート状合成樹脂材2が供給されて載置され
るようになっている。
【0093】そして図47(a)に示すようにさらに、
昇降体168を上昇させながら第一の屈曲積載装置20
aは積載作業台7の側へ移動するが、昇降体168はシ
ート状合成樹脂材2と金属バンド1aと絶縁性中間板3
を把持板169と中間板把持用チャック170の間に把
持した状態で上昇されるものであり、第一の屈曲積載装
置20と積載作業台7の間の金属バンド1aは昇降体1
68の上昇と第一の屈曲積載装置20aの積載作業台7
の側への移動に伴って上方へ折り曲げ回動される。
【0094】この後、第一の屈曲積載装置20aが積載
作業台7の位置に近づくに従って、上昇した昇降体16
8が今度は下降し、第一の屈曲積載装置20aが積載作
業台7の位置に達すると、昇降体168は積層作業台7
の上端に積み重ねられているシート状合成樹脂材2の上
面の位置まで下降し、第一の屈曲積載装置20aと積載
作業台7の間の部分の金属バンド1aが積載作業台7の
上において屈曲されて折り返され、シート状合成樹脂材
2の上に重ねられる。このとき同時に、図47(b)の
ように中間板把持用チャック170が下方へ回動し、第
一の屈曲積載装置20aの把持板169と中間板把持用
チャック170との間に把持したシート状合成樹脂材2
と金属バンド1aと絶縁性中間板3を開放し、上記のよ
うに積層作業台7の上においてシート状合成樹脂材2の
上に重ねた金属バンド1aの上に、この絶縁性中間板3
と金属バンド1aとシート状合成樹脂材2が下からこの
順に重ねられる。またこのとき、第二の屈曲積載装置2
0bは第二の中間板昇降台174の位置にまで戻った
後、第二の屈曲積載装置20bの昇降体168が第二の
中間板昇降台174の昇降台177の位置まで下降し、
昇降台177上に載置されているシート状合成樹脂材2
と金属バンド1bと絶縁性中間板3の上に昇降体168
の把持板169が重ねられる。そして第二の屈曲積載装
置20bの中間板把持用チャック170を上方へ回動さ
せて絶縁性中間板3の下面に中間板把持用チャック17
0を係止させ、把持板169と中間板把持用チャック1
70との間にシート状合成樹脂材2と金属バンド1bと
絶縁性中間板3を把持させると共に、第二の中間板昇降
台174の昇降台177を下降させる。
【0095】次に、上記のように積層作業台7の上に重
ねられた絶縁性中間板3と金属バンド1aとシート状合
成樹脂材2の厚み分、積層作業台7の昇降台42が下降
し、、そして図48(a)のように第一の屈曲積載装置
20aは昇降体168を上昇させた後に積載作業台7の
位置から第一の中間板昇降台174の側へ移動を開始す
る。このとき同時に、第二の屈曲積載装置20bは昇降
体168を上昇させながら第二の中間板昇降台175の
位置から積載作業台7の側へ移動を開始する。また、第
一の屈曲積載装置20aが第一の中間板昇降台174の
位置に存在しない間に、図47(b)から図48(a)
へのように第一の中間板昇降台174の昇降台177が
上面に絶縁用中間板3を載置したまま水平に張られてい
る金属バンド1aの高さまで上昇し、金属バンド1aの
下面を昇降台177で支えた状態で金属バンド1aの上
にシート状合成樹脂材2が供給されて載置されるように
なっている。
【0096】そして図48(b)に示すようにさらに、
昇降体168を上昇させながら第二の屈曲積載装置20
bは積載作業台7の側へ移動するが、昇降体168はシ
ート状合成樹脂材2と金属バンド1bと絶縁性中間板3
を把持板169と中間板把持用チャック170の間に把
持した状態で上昇されるものであり、第二の屈曲積載装
置20bと積載作業台7の間の金属バンド1bは昇降体
168の上昇と第二の屈曲積載装置20bの積載作業台
7の側への移動に伴って上方へ折り曲げ回動される。
【0097】この後、第二の屈曲積載装置20bが積載
作業台7の位置に近づくに従って、上昇した昇降体16
8が今度は下降し、第二の屈曲積載装置20bが積載作
業台7の位置に達すると、昇降体168は積層作業台7
の上端に積み重ねられているシート状合成樹脂材2の上
面の位置まで下降し、上記図46(a)の状態と同様
に、第二の屈曲積載装置20bと積載作業台7の間の部
分の金属バンド1bが積載作業台7の上において屈曲さ
れて折り返され、シート状合成樹脂材2の上に重ねられ
ると共に、さらにこの上に、第二の屈曲積載装置20b
に把持した絶縁性中間板3と金属バンド1bとシート状
合成樹脂材2が下からこの順に重ねられる。
【0098】以下、上記の動作を繰り返すことによっ
て、金属バンド1a,1bとシート状合成樹脂材2と絶
縁性中間板3を交互に多段に積層した積層ブロック4を
積層作業台7の上に作製することができるものである。
尚、ダンサロール197,199はガイドレール19
6,198に沿って上下動することによって、金属バン
ド1a,1bに張力を与え続けるようにしたものであ
る。
【0099】上記の装置は、金属バンド1a,1bの上
下にシート状合成樹脂材2と絶縁性中間板3をそれぞれ
重ねると共にこの重ね状態を保持したまま金属バンド1
a,1bを積層作業台7上において折り返し屈曲する一
対の屈曲積載装置20a,20bを具備して形成されて
おり、一対のこの屈曲積載装置20a,20bを交互に
作動させることによって、積層作業台7上において金属
バンド1a,1bを介してシート状合成樹脂材2と絶縁
性中間板3を交互に積み重ねるようにしているため、屈
曲積載装置20a,20bの一度の積み重ね動作で同時
に複数枚の金属バンド1a,1bとシート状合成樹脂材
2と絶縁性中間板3を積層作業台7の上に積み重ねるこ
とができ、短いタイムサイクルで積層ブロック4の積層
を行なうことができるものである。またこの装置によれ
ば、図21乃至図38のように2枚の金属バンド1a,
1b間にシート状合成樹脂材2を挟み込んだり、金属バ
ンド1a,1b間にシート状合成樹脂材2を固定したり
する工程が必要でなくなるものである。
【0100】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1に係る積
層ブロックの作製方法は、リールに巻かれた長尺帯状の
金属バンドをリールから引き出し、シート状合成樹脂材
と絶縁性中間板を交互に重ねながら金属バンドを折り返
し屈曲して金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性
中間板を交互に挟み込み、この金属バンドとシート状合
成樹脂材と絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロッ
クを作製するにあたって、金属バンドを積層作業台に供
給する方向と同方向で積層作業台に絶縁性中間板を供給
する供給部を2箇所設け、金属バンドをリールから引き
出して積層作業台の上に折り返し屈曲しながら供給する
工程と、積層作業台に2箇所の供給部から交互に絶縁性
中間板を供給して積層作業台上において金属バンドの上
に絶縁性中間板を重ねる工程とを同じ工程で行なわせる
ようにしたものであり、積層作業台の上に金属バンドを
供給する動作と絶縁性中間板を供給する動作が干渉し合
うことがなくなってこの動作を同時に行なわせることが
可能になり、この動作を一連の同じ工程で行なうように
することができ、短いタイムサイクルで積層ブロックの
積層をおこなうことができるものである。
【0101】本発明の請求項2に係る積層ブロックの作
製装置は、上記のような積層ブロックを作製する装置に
おいて、金属バンドをリールから引き出して積層作業台
の上に折り返し屈曲しながら供給する金属バンド供給装
置と、金属バンドの供給方向と同方向で積層作業台に交
互に絶縁性中間板を供給して積層作業台上において金属
バンドの上に絶縁性中間板を重ねる2箇所の中間板供給
装置とを具備したので、積層作業台の上に金属バンドを
供給する動作と絶縁性中間板を供給する動作が干渉し合
うことがなくなって、金属バンド供給装置と中間板供給
装置を一体的に同時に同方向に移動させて、積層作業台
の上に金属バンドや絶縁性中間板を供給することが可能
になるものであり、金属バンド供給装置から金属バンド
を積層作業台の上に供給する工程と、中間板供給装置か
ら積層作業台の上に絶縁性中間板に供給する工程を一連
の同じ工程で行なうようにすることができ、短いタイム
サイクルで積層ブロックの積層をおこなうことができる
ものである。
【0102】また請求項3の発明は、請求項2の積層ブ
ロックの作製装置において、金属バンド供給装置と中間
板供給装置を積層作業台に対して往復移動させることに
よって、積層作業台上に金属バンドと絶縁性中間板を供
給するようにしたので、積層作業台に比べて軽量化する
ことが容易な金属バンド供給装置と中間板供給装置を移
動させるようにすることによって移動機構の大型化の必
要をなくし、装置を小型化することができるものであ
る。
【0103】また請求項4の発明は、請求項2の積層ブ
ロックの作製装置において、積層作業台を金属バンド供
給装置と中間板供給装置に対して往復移動させることに
よって、積層作業台上に金属バンドと絶縁性中間板を供
給するようにしたので、金属バンド供給装置と中間板供
給装置は固定しておいて積層作業台のみを往復移動させ
ればよいものであり、移動の制御の機構を簡単化するこ
とができ、装置の構成が複雑にならないようにすること
ができるものである。
【0104】また請求項5の発明は、請求項2の積層ブ
ロックの作製装置において、一対の金属バンド供給装置
を具備すると共にこの一対の金属バンド供給装置間にシ
ート状合成樹脂材を積層作業台上に供給する合成樹脂材
供給装置を設け、金属バンド供給装置と中間板供給装置
及び合成樹脂材供給装置を積層作業台に対して往復移動
させることによって、積層作業台上に金属バンドと絶縁
性中間板及びシート状合成樹脂材を供給するようにした
ので、一対の金属バンド供給装置と中間板供給装置と合
成樹脂材供給装置を一体にして積層作業台に対して移動
させるようにすることができ、積層作業台に金属バンド
とシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を供給する工程を
一連の連続した工程で行なうことができるものであり、
積層の速度を高めて、短いタイムサイクルで積層ブロッ
クの積層を行なうことができるものである。
【0105】本発明の請求項6に係る積層ブロックの作
製方法は、リールに巻かれた長尺帯状の金属バンドをリ
ールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性中間板
を交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲して金属
バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を交互に
挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材と絶縁
性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製するに
あたって、2枚の金属バンド間に所定間隔でシート状合
成樹脂材を挟み込む工程と、このシート状合成樹脂材を
挟み込んだ金属バンドをシート状合成樹脂材の間の部分
で折り返し屈曲してこの屈曲した金属バンド間に絶縁性
中間板を挟み込む工程とを、別の工程で行なわせるよう
にしたものであり、シート状合成樹脂材の供給や挟み込
みの動作と、絶縁性中間板の供給や挟み込みの動作が干
渉し合うことがなくなり、干渉による待機の時間がなく
なって短いタイムサイクルで積層ブロックの積層を行な
うことができるものである。
【0106】本発明の請求項7に係る積層ブロックの作
製装置は、上記のような積層ブロックを作製する装置に
おいて、2枚の金属バンド間に所定間隔でシート状合成
樹脂材を挟み込む手段と、シート状合成樹脂材を挟み込
んだ金属バンドを積層作業台上において隣合うシート状
合成樹脂材の間の部分で折り返し屈曲すると共にこの屈
曲した金属バンド間に絶縁性中間板を挟み込む屈曲積載
装置を具備したので、屈曲積載装置による一度の積層の
工程で、積層作業台の上に2枚の金属バンドやシート状
合成樹脂材や絶縁性中間板を重ねることができるもので
あり、一度に多くの層を積載することができて、短いタ
イムサイクルで積層ブロックの積層を行なうことができ
るものである。
【0107】また請求項8の発明は、請求項7の積層ブ
ロックの作製装置において、シート状合成樹脂材を挟み
込んだ金属バンドに一つ置きのシート状合成樹脂材に対
応する箇所において金属バンドの表面に絶縁性中間板を
重ね、この重ね状態を保持したまま金属バンドを積層作
業台上において折り返し屈曲すると共にこの屈曲した金
属バンド間にこの絶縁性中間板を挟み込むように屈曲積
載装置を形成したので、屈曲積載装置による一度の折り
畳み積層の工程で、積層作業台の上に下から金属バン
ド、シート状合成樹脂材、金属バンド、絶縁性中間板、
金属バンド、シート状合成樹脂材、金属バンドの順に重
ねることができるものであり、一度にこのように多くの
層を積載することができて、短いタイムサイクルで積層
ブロックの積層を行なうことができるものである。
【0108】また請求項9の発明は、請求項7の積層ブ
ロックの作製装置において、シート状合成樹脂材を挟み
込んだ金属バンドを積層作業台上において上方から垂下
させながら折り返し屈曲すると共にこの屈曲した金属バ
ンド間にこの絶縁性中間板を挟み込むように屈曲積載装
置を形成したので、上方から垂下させた金属バンドの自
重を利用して折り返し屈曲し、さらに金属バンドの自重
を利用して絶縁性中間板に金属バンドを重ねて金属バン
ド間にこの絶縁性中間板を挟み込むようにすることがで
きるものであり、金属バンドを折り返し屈曲する機構や
折り返した金属バンド間に絶縁性中間板を挟み込む機構
が簡単になるものである。
【0109】また請求項10の発明は、請求項7の積層
ブロックの作製装置において、2枚の金属バンドを係合
結合させて挟み込んだシート状合成樹脂材の移動を阻止
する係合結合手段を具備したので、接着剤を用いて接着
する必要なく、金属バンド間に挟み込んだシート状合成
樹脂材が移動して位置ずれすることを防ぐことができる
ものである。
【0110】また請求項11の発明は、請求項10の積
層ブロックの作製装置において、金属バンドに刺し通す
ことによって2枚の金属バンドを係合結合させるとげ状
突起を外周に有する回転自在な円板で上記の係合結合手
段を形成するようにしたので、円板の回転量で金属バン
ドを係合結合させる長さを容易に変更することができ、
しかも円板を任意の曲線に沿って移動させるようにする
ことによって、任意の曲線で金属バンドを係合結合させ
る加工を行なうことができるものである。
【0111】また請求項12の発明は、請求項7乃至1
1の積層ブロックの作製装置において、シート状合成樹
脂材を挟み込んだ金属バンドの折り返し屈曲位置にミシ
ン目を入れるミシン目形成装置を具備したので、金属バ
ンドを折り返し屈曲するにあたって、金属バンドをミシ
ン目に沿って容易に屈曲させることができると共に、ま
た屈曲部が丸く盛り上がって膨らむようなことがなくな
るものである。
【0112】本発明の請求項13に係る積層ブロックの
作製装置は、上記のような積層ブロックを作製する装置
において、金属バンドの上下にシート状合成樹脂材と絶
縁性中間板をそれぞれ重ねると共にこの重ね状態を保持
したまま金属バンドを積層作業台上において折り返し屈
曲する一対の屈曲積載装置を具備し、一対のこの屈曲積
載装置を交互に作動させて積層作業台上において金属バ
ンドを介してシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を交互
に積み重ねるようにしたので、一対の屈曲積載装置の積
み重ね動作で同時に複数枚の金属バンドとシート状合成
樹脂材と絶縁性中間板を積層作業台の上に積み重ねるこ
とができ、短いタイムサイクルで積層ブロックの積層を
行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1乃至3の発明の装置の実施の形態の一
例を示す概略正面図である。
【図2】同上の装置の平面図である。
【図3】同上の装置の一部を示す概略断面図である。
【図4】同上の装置の積層作業台を示す正面図である。
【図5】同上の装置の動作を示すものであり、(a)乃
至(d)はそれぞれ概略正面図である。
【図6】同上の装置の動作を示すものであり、(a)乃
至(d)はそれぞれ概略正面図である。
【図7】同上の装置の動作を示すものであり、(a),
(b)はそれぞれ概略断面図である。
【図8】同上の装置の動作を示すものであり、(a),
(b)はそれぞれ概略断面図である。
【図9】同上の装置の動作を示すものであり、(a),
(b)はそれぞれ概略断面図である。
【図10】同上の装置の動作を示すものであり、
(a),(b)はそれぞれ概略断面図である。
【図11】同上の装置の動作を示すものであり、
(a),(b)はそれぞれ概略断面図である。
【図12】同上の装置の動作を示す概略断面図である。
【図13】請求項4の発明の装置の実施の形態の一例を
示す概略正面図である。
【図14】同上の装置の平面図である。
【図15】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
乃至(d)はそれぞれ概略正面図である。
【図16】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
乃至(c)はそれぞれ概略正面図である。
【図17】請求項5の発明の装置の実施の形態の一例を
示す概略正面図である。
【図18】同上の装置の平面図である。
【図19】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
乃至(d)はそれぞれ概略正面図である。
【図20】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
乃至(e)はそれぞれ概略正面図である。
【図21】請求項6乃至8の発明の装置の実施の形態の
一例を示すものであり、図23のB−B面断面図であ
る。
【図22】同上の装置の実施の形態の一例を示すもので
あり、図23のA−A面断面図である。
【図23】同上の装置の実施の形態の一例を示す平面図
である。
【図24】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
は正面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図25】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
は正面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図26】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
は正面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図27】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
は正面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図28】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
は正面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図29】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
は正面断面図、(b)は(a)のA−A断面図である。
【図30】請求項9の発明の装置の実施の形態の一例を
示す一部を破断した正面断面図である。
【図31】同上の装置の実施の形態の一例を示す側面図
である。
【図32】同上の装置の実施の形態の一例を示す平面図
である。
【図33】同上の装置の動作を示すものであり、(a)
乃至(c)はそれぞれ概略正面断面図である。
【図34】同上の装置の動作を示すものであり、
(a),(b)はそれぞれ概略正面断面図である。
【図35】請求項10の発明の実施の形態の一例を示す
ものであり、(a)乃至(c)はそれぞれ動作を示す概
略断面図である。
【図36】同上に用いる孔加工治具の斜視図である。
【図37】同上の係合結合加工した金属バンドの斜視図
である。
【図38】請求項11の発明の実施の形態の一例を示す
概略正面図である。
【図39】請求項12の発明の実施の形態の一例を示す
概略正面図である。
【図40】同上に用いる凸ロールの側面図である。
【図41】同上のミシン目加工した金属バンドの斜視図
である。
【図42】同上のミシン目加工した金属バンドの屈曲を
示すものであり、(a),(b)はそれぞれ斜視図であ
る。
【図43】請求項13の発明の装置の実施の形態の一例
を示すものであり、図45のB−B面断面図である。
【図44】同上の装置の実施の形態の一例を示すもので
あり、図45のA−A面断面図である。
【図45】同上の装置の実施の形態の一例を示す平面図
である。
【図46】同上の装置の動作を示すものであり、
(a),(b)は正面断面図である。
【図47】同上の装置の動作を示すものであり、
(a),(b)は正面断面図である。
【図48】同上の装置の動作を示すものであり、
(a),(b)は正面断面図である。
【図49】積層ブロックを示す正面図である。
【図50】従来例の装置を示す概略平面図である。
【符号の説明】
1 金属バンド 1a 金属バンド 1b 金属バンド 2 シート状合成樹脂材 3 絶縁性中間板 4 積層ブロック 7 積層作業台 8 リール 10 金属バンド供給装置 10a 金属バンド供給装置 10b 金属バンド供給装置 11a 中間板供給装置 11b 中間板供給装置 12 合成樹脂供給装置 13 屈曲積載装置 15 係合結合手段 16 ヒゲ状突起 17 円板 18 ミシン目 19 ミシン目形成装置 20 屈曲積載装置 20a 屈曲積載装置 20b 屈曲積載装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特表 平7−508940(JP,A) 特表 平8−501991(JP,A) 特表 平8−506289(JP,A) 特表 平8−508691(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 B29C 43/00 - 43/58

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    をリールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性中
    間板を交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲して
    金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を交
    互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材と
    絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製す
    るにあたって、金属バンドを積層作業台に供給する方向
    と同方向で積層作業台に絶縁性中間板を供給する供給部
    を2箇所設け、金属バンドをリールから引き出して積層
    作業台の上に折り返し屈曲しながら供給する工程と、積
    層作業台に2箇所の供給部から交互に絶縁性中間板を供
    給して積層作業台上において金属バンドの上に絶縁性中
    間板を重ねる工程とを同じ工程で行なわせるようにした
    ことを特徴とする積層体製造用積層ブロックの作製方
    法。
  2. 【請求項2】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    をリールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性中
    間板を交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲して
    金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を交
    互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材と
    絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製す
    る装置において、金属バンドをリールから引き出して積
    層作業台の上に折り返し屈曲しながら供給する金属バン
    ド供給装置と、金属バンドの供給方向と同方向で積層作
    業台に交互に絶縁性中間板を供給して積層作業台上にお
    いて金属バンドの上に絶縁性中間板を重ねる2箇所の中
    間板供給装置とを具備して成ることを特徴とする積層体
    製造用積層ブロックの作製装置。
  3. 【請求項3】 金属バンド供給装置と中間板供給装置を
    積層作業台に対して往復移動させることによって、積層
    作業台上に金属バンドと絶縁性中間板を供給するように
    して成ることを特徴とする請求項2に記載の積層体製造
    用積層ブロックの作製装置。
  4. 【請求項4】 積層作業台を金属バンド供給装置と中間
    板供給装置に対して往復移動させることによって、積層
    作業台上に金属バンドと絶縁性中間板を供給するように
    して成ることを特徴とする請求項2に記載の積層体製造
    用積層ブロックの作製装置。
  5. 【請求項5】 一対の金属バンド供給装置を具備すると
    共にこの一対の金属バンド供給装置間にシート状合成樹
    脂材を積層作業台上に供給する合成樹脂材供給装置を設
    け、金属バンド供給装置と中間板供給装置及び合成樹脂
    材供給装置を積層作業台に対して往復移動させることに
    よって、積層作業台上に金属バンドと絶縁性中間板及び
    シート状合成樹脂材を供給するようにして成ることを特
    徴とする請求項2に記載の積層体製造用積層ブロックの
    作製装置。
  6. 【請求項6】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    をリールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性中
    間板を交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲して
    金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を交
    互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材と
    絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製す
    るにあたって、2枚の金属バンド間に所定間隔でシート
    状合成樹脂材を挟み込む工程と、このシート状合成樹脂
    材を挟み込んだ金属バンドをシート状合成樹脂材の間の
    部分で折り返し屈曲してこの屈曲した金属バンド間に絶
    縁性中間板を挟み込む工程とを、別の工程で行なわせる
    ようにしたことを特徴とする積層体製造用積層ブロック
    の作製方法。
  7. 【請求項7】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バンド
    をリールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性中
    間板を交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲して
    金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を交
    互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材と
    絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製す
    る装置において、2枚の金属バンド間に所定間隔でシー
    ト状合成樹脂材を挟み込む手段と、シート状合成樹脂材
    を挟み込んだ金属バンドを積層作業台上において隣合う
    シート状合成樹脂材の間の部分で折り返し屈曲すると共
    にこの屈曲した金属バンド間に絶縁性中間板を挟み込む
    屈曲積載装置を具備して成ることを特徴とする積層体製
    造用積層ブロックの作製装置。
  8. 【請求項8】 シート状合成樹脂材を挟み込んだ金属バ
    ンドに一つ置きのシート状合成樹脂材に対応する箇所に
    おいて金属バンドの表面に絶縁性中間板を重ね、この重
    ね状態を保持したまま金属バンドを積層作業台上におい
    て折り返し屈曲すると共にこの屈曲した金属バンド間に
    この絶縁性中間板を挟み込むように屈曲積載装置を形成
    して成ることを特徴とする請求項7に記載の積層体製造
    用積層ブロックの作製装置。
  9. 【請求項9】 シート状合成樹脂材を挟み込んだ金属バ
    ンドを積層作業台上において上方から垂下させながら折
    り返し屈曲すると共にこの屈曲した金属バンド間にこの
    絶縁性中間板を挟み込むように屈曲積載装置を形成して
    成ることを特徴とする請求項7に記載の積層体製造用積
    層ブロックの作製装置。
  10. 【請求項10】 2枚の金属バンドを係合結合させて挟
    み込んだシート状合成樹脂材の移動を阻止する係合結合
    手段を具備して成ることを特徴とする請求項7乃至9の
    いずれかに記載の積層体製造用積層ブロックの作製装
    置。
  11. 【請求項11】 金属バンドに刺し通すことによって2
    枚の金属バンドを係合結合させるとげ状突起を外周に有
    する回転自在な円板で上記の係合結合手段を形成して成
    ることを特徴とする請求項10に記載の積層体製造用積
    層ブロックの作製装置。
  12. 【請求項12】 シート状合成樹脂材を挟み込んだ金属
    バンドの折り返し屈曲位置にミシン目を入れるミシン目
    形成装置を具備して成ることを特徴とする請求項7乃至
    11のいずれかに記載の積層体製造用積層ブロックの作
    製装置。
  13. 【請求項13】 リールに巻かれた長尺帯状の金属バン
    ドをリールから引き出し、シート状合成樹脂材と絶縁性
    中間板を交互に重ねながら金属バンドを折り返し屈曲し
    て金属バンド間にシート状合成樹脂材と絶縁性中間板を
    交互に挟み込み、この金属バンドとシート状合成樹脂材
    と絶縁性中間板とを多段に積層した積層ブロックを作製
    する装置において、金属バンドの上下にシート状合成樹
    脂材と絶縁性中間板をそれぞれ重ねると共にこの重ね状
    態を保持したまま金属バンドを積層作業台上において折
    り返し屈曲する一対の屈曲積載装置を具備し、一対のこ
    の屈曲積載装置を交互に作動させて積層作業台上におい
    て金属バンドを介してシート状合成樹脂材と絶縁性中間
    板を交互に積み重ねるようにして成ることを特徴とする
    積層体製造用積層ブロックの作製装置。
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