JP3351521B2 - 熱処理装置 - Google Patents

熱処理装置

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体プロセスで非常に多く使用されている
H2ガスを用いた例えばアニール装置等の熱処理装置に関
する。
〔従来技術〕
第2図は従来の熱処理装置としてのアニール装置の一
例の構成を示す簡略断面図で、この従来のアニール装置
は、外気と内部を隔離しウェーハ10を反応処理する反応
管3と、この反応管3内を加熱するヒータ1と、前記反
応管3内の熱分布を均一にする均熱管2と、ウェーハ10
を装填するボート8と、前記反応管3内に反応ガスを当
該反応管3内へ流す炉口部(ガス導入・排気部)4と、
ウェーハ10が充填されたボート8を反応管3内へロー
ド,アンロードする昇降機構9とよりなり、前記炉口部
4にはH2ガスのリークを防ぐため、外気と隔離するベロ
ーズ17を使用しており、このベローズ17の上,下部には
それぞれ昇降機構9a,9bが設けられている。
即ち、ベローズ17の下部にはウェーハ10が装填された
ボート8を反応管3内へロード,アンロードする昇降機
構9bが設けられ、ベローズ17の上部にはウェーハ10が装
填されたボート8をベローズ17内から出し入れするため
にベローズ17を縮めたり、反応管3とベローズ部分を密
封するための昇降機構9aが設けられている。
なお、18は反応管3内の反応ガスを排出するためのガ
ス路である。
第3図は一般的な減圧CVD装置の構成の一例を示す簡
略断面図である。この従来の減圧CVD装置は、外気と内
部を隔離しウェーハ10を反応処理する内側反応管2b及び
外側反応管2aと、外側反応管2a内を加熱するヒータ1
と、ウェーハ10を装填するボート8と、前記外,内側反
応管2a,2b内を真空にし更に反応ガスを当該反応管2a,2b
内へ流す炉口部4と、この炉口部4の真空排気管5と、
この真空排気管5にバルブ15を介挿して連結された真空
ポンプ16とよりなり、ウェーハ10の処理中の圧力がアニ
ール装置のように常圧ではなく真空状態つまり減圧下で
ウェーハ処理を行うためシールフランジ面には反応管2
a,2b側へ引張られる力が生じる。
減圧状態を保つためのOリング11はシール性を確保す
るためにある程度つぶして使用しているが、そのつぶす
力はかなり大きな力を要する。減圧CVD装置では前記真
空による引張り力とバネ12の力にてOリング11をつぶし
てシール性を確保している。
〔発明が解決しようとする課題〕
前者の従来のアニール装置にあっては、2つの昇降機
構9a,9bとベローズ17が必要であるため、構造が複雑に
なり、高価になるという問題がある。
また後者の従来の減圧CVD装置の構成を常圧下で行う
処理に採用してもシール性が十分得られないため、成膜
の特性上及びH2ガスが爆発性を有していることから安全
性に欠け、適さないという問題がある。
そこで、本発明の課題は構造を簡略化しコストダウン
を図ると共にH2ガスのリーク量を極力低減して安全性の
向上を図ることである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、外気と内部を隔離しウェーハを大気圧下に
てH2ガスを用いて反応処理する下方に開口を有した反応
管と、前記反応管の周囲に配置されたヒータと、ウェー
ハが装填されたボートを前記反応管内へ前記開口を通り
ロード、アンロードする昇降機構と、前記昇降機構にバ
ネを介し設けられた前記開口を塞ぐ蓋体とを有する熱処
理装置において、前記開口部と前記蓋体との間に、外気
とシールするためのリング状シールを2重に設け、前記
2重のリング状シール間に、その空間部を真空排気する
真空排気装置を連通せしめ、処理を行う際には、前記空
間部を真空排気することによる押すつぶし力と、前記バ
ネの押しつぶし力との合力により、前記2重のリング状
シールを押しつぶしてシールすることを特徴とするもの
である。
〔作 用〕
本発明は、前記開口部と前記蓋体との間に、外気とシ
ールするためのリング状シールを2重に設け、前記2重
のリング状シール間に、その空間部を真空排気する真空
排気装置を連通せしめ、処理を行う際には、前記空間部
を真空排気することによる押しつぶし力と、前記バネの
押しつぶし力との合力により、前記2重のリング状シー
ルを押しつぶしてシールする構成としたため、構造が簡
略化されると共にH2ガスのリーク量を極力低減して安全
性の向上を図ることができる。
〔実施例〕
以下図面により本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明装置の一実施例の構成を示す簡略断面
図である。第1図中、3は外気と内部を隔離しウェーハ
10を反応処理する反応管、1はこの反応管3内を加熱す
るヒータ、2は反応管3内の熱分布を均一にする均熱
管、8はウェーハ10を装填するボート、4は反応管3内
を真空にし更に反応ガスを反応管3内へ流す炉口部(反
応ガスの流入管は図示していない)、9はウェーハ10が
装填されたボート8を反応管3内へロード,アンロード
する昇降機構である。
本実施例はこのような構成のアニール装置において、
炉口部4を構成する反応管3のフランジとこれに対向す
るフランジとの間及びシールフランジ13aと反応管側に
対向するフランジとの間にそれぞれ内,外側の2重のO
リング11,11を挿設し、各2重のOリング11,11間に、そ
の空間部を真空排気する真空ポンプ間を真空排気管7で
連通すると共に、シールフランジ13aと昇降機構9に取
付けられたベースフランジ13bとの間にバネ12を挿着し
てなる。
5は反応管3内を真空排気する真空排気管、6はこの
真空排気管5にバルブ19を介して連結されH2ガスを安全
に処理するH2ガス処理部、16は同じく真空排気管5にバ
ルブ15を介して連結された真空ポンプである。
本実施例は上記のような構成であるから、各2重のO
リング11,11間の空間部を真空ポンプ14により真空排気
管7を通して真空排気することにより各2重のOリング
11,11に、これを押しつぶす力と、バネ12による押しつ
ぶす力が加わり、これら2重のOリング11,11がその合
力により十分に押しつぶされることになり、ウェーハ10
の処理中の圧力(反応管3内の圧力)が大気圧でも十分
なシール性が確保されることになる。
次に本実施例の動作を順に説明する。
まず、ウェーハ10をボート8に装填し、昇降機構9
により反応管3内へローディングする。
しかる後、真空ポンプ14により各2重のOリング1
1,11間の空間部を真空排気管7を通して真空排気し、十
分なシール性を得る。
次に真空ポンプ16により反応管3内を真空排気管5
及びバルブ15を通して真空排気し、反応管3内の酸素を
排出し、その後バルブ15を閉じて真空封じ込み、反応管
3内のリークチェックを行う。
リークチェック終了後、N2ガスにして反応管3内を
大気圧に戻し、リークチェックに異常がない場合にのみ
図示しない反応ガス流入管よりH2ガスを反応管3内へ流
し、ウェーハ10を処理する。H2ガスはバルブ19を通して
H2ガス処理部6に排出する。
ウェーハ10の処理終了後、反応管3内にN2ガスを流
し、H2ガスを追い出す。(N2ガスを流す前に反応管3内
を真空排気して反応管3内のH2ガスを完全に排気する方
法もある。)追い出されたH2ガスは、真空排気管5を通
りバルブ19を通ってH2ガス処理部6へ流れ、爆発しない
よう安全に処理される。
反応管3内がN2ガスにより置換された所で真空排気
管を通して各2室のOリング11,11間の空間部を大気圧
に戻す。
昇降機構9によりウェーハ10が装填されたボート8
は反応管3内よりアンロードされる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、外気と内部を隔離しウ
ェーハを大気圧下にてH2ガスを用いて反応処理する下方
に開口を有した反応管と、前記反応管の周囲に配置され
たヒータと、ウェーハが装填されたボートを前記反応管
内へ前記開口を通りロード、アンロードする昇降機構
と、前記昇降機構にバネを介し設けられた前記開口を塞
ぐ蓋体とを有する熱処理装置において、前記開口部と前
記蓋体との間に、外気とシールするためのリング状シー
ルを2重に設け、前記2重のリング状シール間に、その
空間部を真空排気する真空排気装置を連通せしめ、処理
を行う際には、前記空間部を真空排気することによる押
しつぶし力と、前記バネの押しつぶし力との合力によ
り、前記2重のリング状シールを押しつぶしてシールす
るようにしたので、従来使用されていたベローズと昇降
機構の1つが不要となり、コストダウンを図ることがで
きる。また、炉口部4の構造を、ベローズ等を用いず、
炉口部4に設けた2重のリング状シール11,11間の空間
部を真空排気する構造としたことにより構造が複雑にな
ることなく、H2ガスのリーク量を極力抑え、かつ反応管
3内のリークチェックを容易に行うことが可能となるば
かりでなく、H2ガスのリーク量の低減により安全性を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の一実施例の構成を示す簡略断面
図、第2図は従来のアニール装置の一例の構成を示す簡
略断面図、第3図は一般的な減圧CVD装置の構成の一例
を示す簡略断面図である。 1……ヒータ、2……均熱管、3……反応管、4……炉
口部、7……真空排気管、8……ボート、9……昇降機
構、10……ウェーハ、11……リング状シール(Oリン
グ)、12……弾性体(バネ)、13a……シールフラン
ジ、13b……ベースフランジ、14……真空排気装置(真
空ポンプ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 泉 昭一郎 東京都西多摩郡羽村町神明台2―1―1 国際電気株式会社羽村工場内 (72)発明者 福田 重夫 東京都西多摩郡羽村町神明台2―1―1 国際電気株式会社羽村工場内 (72)発明者 狩野 利一 東京都西多摩郡羽村町神明台2―1―1 国際電気株式会社羽村工場内 (56)参考文献 特開 平2−268420(JP,A) 特開 平2−289500(JP,A) 特開 平1−169174(JP,A) 実開 平1−123336(JP,U)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外気と内部を隔離しウェーハを大気圧下に
    て、H2ガスを用いて反応処理する下方に開口を有した反
    応管と、前記反応管の周囲に配置されたヒータと、ウェ
    ーハが装填されたボートを前記反応管内へ前記開口を通
    りロード、アンロードする昇降機構と、前記昇降機構に
    バネを介し設けられた前記開口を塞ぐ蓋体とを有する熱
    処理装置において、 前記開口部と前記蓋体との間に、外気とシールするため
    のリング状シールを2重に設け、前記2重のリング状シ
    ール間に、その空間部を真空排気する真空排気装置を連
    通せしめ、 処理を行う際には、前記空間部を真空排気することによ
    る押しつぶし力と、前記バネの押しつぶし力との合力に
    より、前記2重のリング状シールを押しつぶしてシール
    することを特徴とする熱処理装置。
  2. 【請求項2】前記反応管内を排気する配管を接続する炉
    口部と、前記炉口部を構成する前記反応管のフランジと
    これに対向するフランジとの間及び前記蓋体と反応管側
    に対向するフランジとの間にそれぞれ内、外側の2重の
    リング状シールを挿設せしめてなる請求項1記載の熱処
    理装置。
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