JP3351101B2 - マルチポート一斉同報ファクシミリ装置 - Google Patents

マルチポート一斉同報ファクシミリ装置

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JP3351101B2
JP3351101B2 JP12572194A JP12572194A JP3351101B2 JP 3351101 B2 JP3351101 B2 JP 3351101B2 JP 12572194 A JP12572194 A JP 12572194A JP 12572194 A JP12572194 A JP 12572194A JP 3351101 B2 JP3351101 B2 JP 3351101B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマルチポート一斉同報
ファクシミリ装置に関し、特に、空き回線の待ち時間の
無駄が少なく、また、送信機会と受信機会の間に調和が
取れるようにしたマルチポート一斉同報ファクシミリ装
置を提供することにある。
【0002】
【従来の技術】複数の通信チャンネルを有する回線又は
複数の回線に接続されるファクシミリ装置、すなわちマ
ルチポート一斉同報ファクシミリ装置において、複数の
相手先へ一斉同報すると共に、着信機会を多く持たせる
ようにした技術が提案されている(例えば、特開平4−
23673号公報)。
【0003】この従来技術は、例えば図24(a) に示さ
れているような回線種別がG4の2チャンネルCH1、
CH2を有するファクシミリ装置に、同図(b) のような
一斉同報の要請があった場合、すなわち、宛先01〜0
4に一斉同報の要請があった場合、一斉同報の開始のタ
イミングをT時間だけずらせて、着信機会を(T1+
T)時間とし、該着信機会をT時間だけ長くするように
したものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ファクシミリ装置で一
斉同報をする場合、相手先のファクシミリ装置が収容し
ている回線種別に合わせて送信する必要がある。例え
ば、同図(c) に示されているように、一斉同報先とし
て、回線種別がG4の宛先01、02および05と、G
3の宛先03および04とがあった場合、宛先01、0
2および05にはG4通信で送信し、宛先03および0
4にはG3通信で送信する必要がある。しかしながら、
前記従来技術には、上記の場合に、一斉同報時間を短縮
しながら、着信機会を増大するという点について、何ら
の配慮もなされていないという問題があった。
【0005】また、従来技術は、各回線およびチャンネ
ルの送信間隔時間であるインターバル時間は一定にされ
ているので、システム毎に最適の一斉同報ができないと
いう問題があった。
【0006】また、従来技術では、一斉同報の終了時
刻、終了時間等が予めわからないので、ユーザはファク
シミリ装置を有効に使用するためには、時々一斉同報が
終了したか否かを見にくる必要があるという問題があっ
た。
【0007】本発明の目的は、前記した従来技術の問題
点を除去し、一斉同報時間を短縮しながら、着信機会を
増大することのできるマルチポート一斉同報ファクシミ
リ装置を提供することにある。
【0008】他の目的は、インターバル時間を考慮する
ことにより、システム毎の実情にあった一斉同報送信を
することができるマルチポート一斉同報ファクシミリ装
置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の回線種別の回線および複
数のチャンネルを利用して、各回線から複数の相手先へ
一斉に同報通信を開始するマルチポート一斉同報ファク
シミリ装置において、回線およびチャンネル毎の使用状
況を監視する使用状況監視部と、宛先情報と該宛先情報
に対応する回線種別を入力順に蓄積する宛先保持手段
と、前記回線およびチャンネルが空いている時、または
空いた時に、前記宛先保持手段を参照して、未送信の宛
先情報を読出し送信開始する制御部とを具備し、前記制
御部は、同時に複数の空き回線があった時に、回線速度
の遅い方から優先して送信を開始するようにした点に特
徴がある。
【0010】また、請求項の発明は、各回線およびチ
ャンネルの送信間隔時間であるインターバル時間を保持
する手段を具備した点に特徴がある。
【0011】また、請求項の発明は、各回線およびチ
ャンネルのインターバル時間を、それぞれのインターバ
ル時間を1組として保持するインターバル時間パターン
保持手段を具備した点に特徴がある。
【0012】また、請求項4および5の発明は、短縮登
録されている宛先のリダイヤル回数を累積カウントする
手段、あるいは短縮登録されている宛先のリダイヤル回
数を最新のリダイヤル回数に更新して記憶する手段を具
備し、該リダイアル回数の多い順に送信始するよう
にした点に特徴がある。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、空き回線の回線種別
と同じ種別の未送信情報が前記宛先保持手段に蓄積され
ている場合に、該未送信情報を該回線から、回線速度の
遅い方から優先して送信を開始できるので、一斉同報の
全体の所要時間を短縮することができる。また、請求項
の発明によれば、インターバル時間を自由に設定でき
るので、ある回線は送信専用、他の回線は受信機会を多
くするといったフレキシブルなシステムを構築できる。
【0014】請求項の発明によれば、各回線およびチ
ャンネルのインターバル時間が予めパターンで保持され
ているので、ユーザは最適のインターバル時間を簡単な
操作で設定することができる。
【0015】請求項4および5の発明によれば、リダイ
ヤル回数に応じて、有効な一斉同報通信を行うことがで
きるようになる。
【0016】
【実施例】以下に、図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1は、本発明の一実施例のシステム構成を示
すブロック図である。
【0017】図において、1はファクシミリ装置の入力
および表示手段を有するコントロールパネル、2は制御
および演算手段である。この制御および演算手段2は、
通信制御手段、原稿読取り制御手段、情報のプリント制
御手段、回線・チャンネル制御手段、レポート作成手
段、および画像データ量から通信回線毎のデータ通信時
間を演算する画像演算手段等から構成されている。
【0018】また、3はファクシミリ装置に接続されて
いる回線・チャンネル毎の通信インターバル時間の設定
パターンを少くとも一つ記憶しておくことが可能なイン
ターバル時間パターン保持手段、4はファクシミリ装置
に接続されている回線・チャンネル毎の通信インターバ
ル時間を記憶しておくことが可能なインターバル時間保
持手段、5は回線種別毎の宛先保持手段である。6は、
送信時に、原稿読取り装置から読取った原稿を画像処理
手段でコードデータにした画情報や、プリント手段によ
りプリントするための画情報を記憶する画像データ保持
手段、7は原稿読取り手段、8は原稿、9はイメージデ
ータをコードデータに、これとは逆にコードデータをイ
メージデータに変える変換手段をもつ画像処理手段であ
る。
【0019】さらに、10は受信画像やレポートをプリ
ントするプリント手段、11、24はG3制御手段、1
2、25はPSTN回線、13は時計機能を持つ時刻手
段、14はファクシミリ装置全体を制御するプログラム
等を記憶するプログラム保持手段、15は短縮番号に登
録されている情報を記憶しておく短縮情報保持手段、1
6はファクシミリ装置全体を制御するのに必要なデータ
を記憶しておくシステムデータ保持手段である。また、
17、18はG4制御手段、19はISDN制御手段、
20はISDN回線、21はインターバル時間をカウン
トするタイマ手段、22はファクシミリ装置内の信号を
伝達するバス、23はリダイヤル回数をカウントし、そ
のカウント数を記憶しておくリダイヤルカウント保持手
段である。
【0020】次に、上記の構成のファクシミリ装置に
いて、本発明において共通とする一 斉同報の原理を、図
2、図3のフローチャート、および図4の説明図を参照
して説明する。
【0021】図2のステップS1において、一斉同報の
指示が前記コントロールパネル1からなされ、ステップ
S2において宛先情報がインプットされると、ステップ
S3において、前記制御および演算手段2は、宛先情報
と該宛先情報に対応する回線種別のインプット順のファ
イルを作成し、メモリの一部である宛先保持手段5に蓄
積する。
【0022】図4(b) は、上記のステップS2、S3に
よって作成されたファイルの一例を示すものである。図
示の例では、宛先が入力順に宛先01〜05と登録さ
れ、回線種別は宛先01、02、05にはG4、宛先0
3、04にはG3が登録されている。
【0023】次に、ステップS4において、原稿8を原
稿読取り装置7にセットして、ステップS5でスタート
ボタンが押されると、ステップS6に進み、原稿の読取
りが開始される。ステップS7では、前記制御および演
算手段2内の通信制御手段および回線・チャンネル制御
手段により、ファクシミリ装置に接続されている回線お
よびチャンネルの使用状況のチェックが行われる。ステ
ップS8では、空いている回線があるか否かの判断が行
われ、空いている場合にはステップS9に進んで、回線
種別の異なる空いている回線が複数あるか否かの判断が
行われる。ステップS8で、空き回線が全くないと判断
された場合には、図3のステップS13に進む。
【0024】ステップS9において、空き回線が1つだ
けある場合には、ステップS10に進んで、その回線種
別のファイルから宛先情報を取出す。一方、複数の回線
種別の回線に空きがある場合には、ステップS9に進ん
で、全ての空いている回線種別のファイルから宛先情報
を取出す動作が行われる。
【0025】例えば、図4(b) において、回線種別G4
が2回線、G3が1回線空いている場合には、ステップ
S11において、宛先01、02および03の宛先情報
が取出される。
【0026】ステップS12では、空き回線を用いて、
送信が開始される。例えば、前記の空き回線が、図1の
G4−CH1、G4−CH2およびG3−CH1であれ
ば、図4(a) に示されているように、G4−CH1、G
4−CH2およびG3−CH1から同時に送信が開始さ
れる。G4−CH1およびG4−CH2から送信が開始
された時には、ISDN制御手段19を介して、ISD
N回線20へ送出され、G3−CH1から送信が開始さ
れた時には、G3制御手段11からPSTN回線12へ
送出される。
【0027】ステップS13では、送信を終了した回線
があるか否かの判断が行われ、この判断が否定の時には
ステップS15に進み、一方肯定の時にはステップS1
4に進む。ステップS14では、インターバル時間保持
手段4に入力されているT時間にセットされたタイマ手
段21が起動され、カウントを開始する。図示の例で
は、T時間に設定されたG4−CH1、G4−CH2お
よびG3−CH1タイマが起動される。なお、該T時間
の間に着信があると、前記送信を終了した回線はこれに
応答することになる。
【0028】ステップS15では、タイムオーバしたタ
イマが存在するか否かの判断がなされ、この判断が否定
の時には、図2のステップS7に戻って、ファクシミリ
装置に接続されている回線、チャンネルの使用状況をチ
ェックする動作が行われる。一方、前記ステップS15
の判断が肯定の時には、ステップS16に進んで、送信
していない宛先があるか否かの判断をする。この判断が
肯定の時には、ステップS7に戻って、前記と同様の動
作が行われる。なお、ステップS16の判断が否定の時
には、全部の宛先に送信したことになるので、一連の動
作を終了する。
【0029】以上の動作が行われると、前記図4のファ
イルに登録された各宛先に一斉同報をする場合、同図
(a) に示されている時間的経過で、情報が送信されるこ
とになる。すなわち、宛先01、02には回線種別G4
で送信されるので、その送信はta 時間で終了する。ま
た、宛先03には回線種別G3で送信されるので、その
送信速度はG4の場合より遅く、tb 時間(ただし、t
b >ta )かかることになる。G4−CH1、CH2
は、宛先01、02への送信を終わると、T時間のイン
ターバルが置かれる。そして、G4−CH1は宛先05
への送信を開始する。また、G3−CH1は宛先03へ
の送信を終わると、T時間のインターバルが置かれ、そ
の後宛先04への送信が開始される。
【0030】以上のように、本原理によれば、宛先情報
のインプット順とは関係なく、回線種別さえ合っていれ
ば、空いている回線を用いて未送出の宛先へ送信をする
手続きがなされるので、短時間に一斉同報を終了するこ
とができるという効果がある。また、G4通信とG3通
信とでは、同一情報の通信時間が異なるので、インター
バルが置かれる時間は自然とずれてくるから、着信機会
も多くなるという効果がある。
【0031】次に、本発明の第実施例を、図5を参照
して説明する。この実施例は、図2、図3のステップS
11およびS12を、図5のステップS11aおよびS
12aに変えたものであり、他のステップは図2、図3
と同じである。
【0032】この実施例は、ステップS11aにおい
て、伝送速度の遅い方の空いている回線種別のファイル
から宛先情報を取り出し、ステップS12aで該取出さ
れた宛先情報の順に、回線から送信を開始するようにし
た点に特徴がある。
【0033】具体的には、一斉同報に使用できる空き回
線としてG3通信用とG4通信用とがあった場合、G3
通信用の方が伝送速度は遅いので、前記ファイルからG
3通信の宛先情報を先に取出し、発呼するようにする。
【0034】この実施例によれば、伝送速度の遅い回線
から先に送信が開始されるので、該遅い回線による通信
終了時間が短縮され、一斉同報の通信終了時間を早くす
ることができる。
【0035】次に、本発明の第実施例を、図6〜図8
を参照して説明する。図6は本実施例のインターバル時
間の設定動作を示すフローチャート、図7は図6で設定
されたインターバル時間を用いて一斉同報を行った時の
本実施例の特徴点の処理を示す図、図8は該一斉同報の
タイミングチャートを示す。
【0036】本実施例は、前記原理のインターバル時間
を、各チャンネルに任意に設定できるようにした点に特
徴があり、図6のステップS20では、コントロールパ
ネル1から、仕様設定モードにモード設定される。ステ
ップS21では、回線種別毎のインターバル時間設定モ
ードにモード設定される。次に、ステップS22では、
1つの回線種別チャンネルに、インターバル時間を入力
する。例えば、G4−CH1に、インターバル時間T1
が設定される。ステップS23では、このインターバル
時間T1がインターバル時間保持手段4に記憶される。
次いで、ステップS24にて、他に、インターバル時間
を変えたい回線種別チャンネルがあるか否かの判断がな
される。この判断が肯定の場合には、ステップS22に
戻って、次の回線種別チャンネルのインターバル時間が
入力される。ステップS24の判断が否定の時には、一
連の処理を終了する。以上の処理により、例えば、G4
−CH1にインターバル時間T1、G4−CH2にイン
ターバル時間T2、およびG3−CH1にインターバル
時間T3が設定されて、これらのインターバル時間がイ
ンターバル時間保持手段4に記憶されることになる。
【0037】次に、本実施例により一斉同報を行った場
合には、前記図2、図3のフローチャートにおいて、ス
テップS14のみが変わるので、図7には該ステップS
14のみが記されている。このステップS14では、イ
ンターバル時間T1、T2、T3のタイマが、それぞれ
起動することになる。
【0038】本実施例により、図8(b) に示されている
ような、宛先情報と該宛先情報に対 応する回線種別の入
力順のファイルの一斉同報動作を行うと、同図(a) のタ
イミングチャートに示されているような動作が行われ
る。すなわち、G4−CH1では、宛先01、インター
バル時間T1、宛先05、インターバル時間T1、宛先
07となり、G4−CH2では、宛先02、インターバ
ル時間T2、宛先06となる。また、G3−CH1で
は、宛先03、インターバル時間T3、宛先04とな
る。
【0039】本実施例によれば、インターバル時間Tを
任意に設定できるという効果がある。例えば、図8(a)
のように、インターバル時間T1とT3を短くすること
により、G4−CH1とG3−CH1に一斉同報の送信
の負担をかけ、受信機会はG4−CH2に負わせるよう
にすると、原稿情報をG4−CH1とG3−CH1を用
いて集中的に送信でき、緊急の一斉同報を行うことがで
きる。また、受信機会も増大させることができる。もっ
と、緊急で一斉同報を行う場合には、G4−CH2のイ
ンターバル時間T2をインターバル時間T1と同じ位に
短くするようにすればよい。この場合には、受信機会は
殆どなくなるが、ユーザはとにかく緊急で一斉同報を行
うことしか考えていない時であるから、ユーザはこのフ
ァクシミリ装置の動作に満足するものと思われる。
【0040】次に、本発明の第実施例を、図9、図1
0を参照して説明する。この実施例は、ファクシミリ装
置内に、前記インターバル時間T1〜T3をパターンで
保持しておき、ユーザにこのパターンを選択させること
により、前記インターバル時間T1〜T3を設定するこ
とができるようにしたものである。
【0041】図9はインターバルパターンを設定する動
作を示し、ステップS25では、ファクシミリ装置をコ
ントロールパネルから仕様設定モードにする。ステップ
S26では、インターバルパターン設定モードにする。
ステップS27では、各回線種別チャンネルに、インタ
ーバル時間を入力する。ステップS28では、入力され
たインターバル時間を、インターバル時間記憶部に記憶
する。ステップS29では、他に、インターバル時間を
設定されていない回線種別チャンネルはあるか否かの判
断が行われ、この判断が肯定の時には、ステップS27
に戻って、回線種別チャンネルにインターバル時間を入
力する動作が行われる。ステップS29の動作が終了す
ると、全部の回線にインターバル時間が登録されたこと
になるから、一つのインターバルパターンが登録された
ことになる。このインターバルパターンは、インターバ
ル時間パターン保持手段3に登録される。なお、このイ
ンターバルパターンは、メーカにおいて予め作成し、イ
ンターバル時間パターン保持手段3に登録させるように
してもよい。この場合、インターバル時間パターン保持
手段3はバッテリでバックアップする等して、不揮発性
とする必要がある。
【0042】図10は、図1のインターバル時間パター
ン保持手段3に登録されたインターバルパターンの具体
例を示す図である。例えば、インターバルパターンとし
て、緊急送信と普通送信を登録した場合には、前者は、
インターバル時間T1、T2およびT3を0とし、後者
は、T1=0、T2=60秒、T3=5秒とする。
【0043】本実施例を用いて、一斉同報を実行する場
合には、一斉同報モードにした後、インターバルパター
ン呼び出しモードにし、インターバルパターンを選択す
る。そうすると、図1のインターバル時間保持手段4の
中のインターバル時間が、該選択されたインターバルパ
ターンの時間と入れ替えられる。例えば、インターバル
パターンとして、「緊急」が選ばれると、T1=T2=
T3=0とされる。この後、スタートボタンが押される
と、該インターバル時間により、一斉同報の送信が行わ
れる。一斉同報送信が終了すると、該インターバルパタ
ーン呼び出しモードはリセットされ、前記インターバル
時間T1、T2、T3はもともとあった時間に戻され
る。
【0044】この実施例によれば、ファクシミリ装置内
に予めインターバルパターンが登録されているので、ユ
ーザはインターバル時間を一つ一つ設定する必要がなく
なり、簡単な操作で、目的に適したインターバル時間で
一斉同報できるという効果がある。
【0045】また、図10に示されているように、すべ
てのインターバル時間を極端に短くすることにより、着
信機会を極端に減らして、迅速に一斉同報を終了させる
緊急用パターンとしたり、1回線はインターバル時間を
長くセットすることにより、着信機会を確保しながら一
斉同報を行わせる等、毎回インターバル時間のセットを
一つ一つしなくても済み、使い勝ってを向上することが
できる。
【0046】次に、一斉同報の終了時刻、あるいは一斉
同報に要する時間を、プリントアウトあるいは画面に表
示することができるようにした参考例について図11、
図12のフローチャートを参照して説明する。
【0047】図11のステップS30では、一斉同報モ
ードが選択され、ステップS31では、一斉同報の終了
時間を演算するか否かの判断がなされる。この判断が肯
定の時には、ステップS36に進み、終了時刻を演算す
るか否かの判断がなされる、一方肯定の場合には、ステ
ップS32〜S35に進んで、通常の一斉同報の送信動
作が実行される。
【0048】ステップS36の判断が肯定になると、ス
テップS37に進み、終了時刻を画面に表示するかプリ
ントアウトするかの判断がなされる。プリントすると判
断された時には、ステップS38に進んで、原稿をセッ
トし、ステップS39で宛先を入力し、ステップS40
でスタートスイッチをオンにする動作が、ユーザによっ
てなされる。ステップS41では、画情報を読み取って
データ量を把握する動作が行われ、ステップS42で一
斉同報送信が開始される。ステップS43では、ファク
シミリ装置に接続されている回線種別毎に、通信時間を
算出する動作が行われる。すなわち、ステップS44に
て、次の〜の通信時間が算出される。 =(一番遅い回線での通信時間+その回線でのインターバル時間)×その回 線あるいはCHの登録宛先数−その回線でのインターバル時間。 =(一番長いインターバル時間がセットされているインターバル時間+その 回線での津運時間)×その回線あるいはCHの登録宛先数。 =(一番宛先数の多い回線あるいはCHでの通信時間+その回線あるいはC Hでのインターバル時間)×その回線あるいはCHの登録宛先数−その回線ある いはCHでのインターバル時間。
【0049】ステップS45では、前記〜の通信時
間のうち、一番長い時間が選択される。ステップS46
では、スタート時刻に、前記一番長い時間を加えた時刻
が算出される。ステップS47では、この時刻をプリン
トアウトされる。例えば、「一斉同報最短予定終了時刻
は○○時××分です」とプリントされる。
【0050】一方、前記ステップS37で画面に表示す
ると判断された時には、ステップS48に進む。このス
テップでは、前記ステップS38〜S46と同じ処理が
行われる。ステップS49では、前記ステップS46で
求められた時刻がファクシミリ装置の表示部の画面に表
示される。例えば、「一斉同報最短予定終了時刻は○○
時××分です」と表示される。
【0051】次に、前記ステップS36の判断が否定の
時には、図12のステップS50に進む。ステップS5
0では、画面に表示するかプリントアウトするかの判断
が行われる。プリントアウトする場合には、ステップS
51に進み、画面に表示する場合にはステップS60に
進む。
【0052】ステップS51〜S58は、前記図11の
ステップS38〜S45と同じ動作が行われる。ステッ
プS59では、ステップS58で選択された一番長い時
間がプリントアウトされる。一方、ステップS60に進
んだ場合には、以後ステップS51〜S58と同じ動作
が行われる。ステップS61では、画面に時間を表示す
る動作が行われる。例えば、「一斉同報最短予定終了時
間は××分です」と、プリントまたは表示される。
【0053】以上のように、この参考例によれば、異な
る回線種別により、送信速度やインターバル時間に違い
があっても、一斉同報の終了時刻あるいは終了時間を予
測でき、またこれをプリントアウトあるいは表示するこ
とができる。また、ユーザは、同報終了時刻あるいは時
間のおおよその目安を、一斉同報開始時に立てることが
できる。
【0054】参考例に、図13の処理を付加するこ
ともできる。すなわち、図11のステップS30の後
に、ステップS301のどのモードを選ぶかという判断
をさせ、この判断によりステップS302の終了時間/
時刻の演算および送信を選択した時には、図11のステ
ップS31へ進むようにする。以後の動作は、図11と
同様である。
【0055】一方、ステップS303に進んだ時には、
ステップS304で、画面に表示またはプリントするか
の判断をするようにする。そして、プリントすると判断
された時には、ステップS305、S306へと進む。
該ステップS305では、図12のステップS51〜S
54と同じ処理が行われ、またステップS306では、
図12のステップS56〜S59と同じ処理が行われ
る。一方、ステップS304で画面に表示する方が選択
された時には、ステップS307〜S309に進む。ス
テップS307では、図12のステップS51〜S54
と同じ動作が行われ、ステップS308では図12のス
テップS56〜S59と同じ動作が行われる。ステップ
S309では、ステップS308で得られた〜のう
ちの一番長い時間が画面に表示される。
【0056】こによれば、一斉同報送信を実際に開始
することなく、一斉同報に要する時間を予測することが
できるようになる。
【0057】ファクシミリ装置がもっている短縮ダイヤ
ルを有効に使用することもでき、この例を図14、図1
5を参照して説明する図14は短縮ダイヤル登録の手
順を示し、ステップS70ではコントロールパネルか
ら、短縮ダイヤルの登録モードにする。そうすると、ス
テップS71に進み、短縮ダイヤルの登録メニューに入
る。ステップS72では、短縮ダイヤル番号を入力し、
ステップS73で該短縮ダイヤル番号に宛先を登録する
動作が行われる。ステップS74では、該短縮ダイヤル
番号に対応して、一斉同報の優先順位が登録される。ス
テップS75では、他に登録する番号があるか否かの判
断が行われ、この判断が否定の時には、ステップS72
に戻り、次の短縮ダイヤル番号に対する宛先の登録が行
われる。ステップS75の判断が肯定になると、短縮ダ
イヤルの登録の動作は終了する。
【0058】次に、前記短縮ダイヤルを用いて一斉同報
の通信を行う動作を、図15により説明する。この動作
は、前記図11のステップS40、ステップS48中の
ステップS40、図12のステップS53およびステッ
プS60中のステップS53の次に、図15のステップ
S401を挿入したものである。すなわち、ステップS
401では、短縮ダイヤル内の優先順位の高い順に、各
回線のキューにセットする。この結果、一斉同報は、短
縮ダイヤルに登録された優先度の高いほど早く送信開始
されるこになり、ニーズに合った一斉同報送信をするこ
とができるようになる。
【0059】記図11のステップS40、ステップS
48中のステップS40、図12のステップS53およ
びステップS60中のステップS53の次に、図16の
ステップS402を挿入することもできる。ステップS
402は、ファクシミリ装置のワンタッチダイヤル、ス
ピードダイヤル、およびフルダイヤルの順に、宛先を回
線のキューにセットするようにしたものである。
【0060】通常、通信の多い相手先順に、ワンタッチ
ダイヤル、スピードダイヤル、およびフルダイヤルが利
用されるから、本例によれば、一斉同報通信をする場合
に、一番関係の深い相手先から先に送信されることにな
り、ニーズに合った一斉同報送信をすることができるよ
うになる。
【0061】また、前記ワンタッチダイヤル、スピード
ダイヤル、およびフルダイヤルの優先順位を予めファク
シミリ装置に登録しておき、一斉同報時に、この優先順
位順に送信開始するようにすることもできる。
【0062】図17は該優先順位を登録する手順を示
し、ステップS80はコントロールパネルから、ダイヤ
ル優先順位の登録モードにされる。そうすると、ステッ
プS81にてダイヤル優先順位のメニューに入る。ステ
ップS82で、ワンタッチダイヤル、スピードダイヤ
ル、およびフルダイヤルの優先順位が登録される。図1
8は、該登録された優先順位を用いて一斉同報を行う時
本例の特徴点を示したものである。ステップS403
は、図11のステップS40、ステップS48中のステ
ップS40、図12のステップS53およびステップS
60中のステップS53の次に挿入される。該ステップ
S403では、ダイヤル優先順位登録で登録された優先
順位の順に、宛先を各回線のキューにセットする動作が
行われる。この結果、本実施例によれば、優先度の高い
ものほど早く送信されることになり、ニーズに合った一
斉同報送信をすることができるようになる。
【0063】また、図19に示すように、一斉同報で受
信した局に後処理をする局が存在する場合、例えば、該
中継同報局が存在する場合には、この局の宛先を他の送
信先より先にセットし、該後処理をする局に早く原稿情
報が届くようにすることもできる。この例によれば、中
継同報局は早期に同報送信を開始することができるの
で、該中継同報局による同報送信を早期に終了させるこ
とができ、結果的に、一斉同報の全部の終了時間を短縮
させることができるという効果がある。
【0064】次に、本発明の第実施例を図20を参照
して説明する。この実施例は、リダイヤル回数の多い順
に一斉同報を開始し、一斉同報の全部の終了時間を短縮
させるようにしたものである。
【0065】図20(a) のステップS405は、図11
のステップS40、ステップS48中のステップS4
0、図12のステップS53およびステップS60中の
ステップS53の次に挿入される。また、同図(b) のス
テップS406は、図11のステップS42、ステップ
S48中のステップS42、図12のステップS55お
よびステップS60中のステップS55の次に挿入され
る。
【0066】ステップS405では、短縮データに格納
されている過去リダイヤル回数の多い宛先順に、宛先を
各回線のキューにセットする動作が行われる。また、ス
テップS406では、過去のリダイヤル回数と比較し
て、多い方を前記短縮データに格納する動作がなされ
る。本実施例によれば、過去のリダイヤル回数の多い順
に一斉同報の送信が開始されるから、リダイヤル回数の
多い局に発呼される回数が増加し、確率的に、一斉同報
の全部の終了時間を短縮させることができる。
【0067】次に、本発明の第実施例を図21を参照
して説明する。この実施例は、第11実施例のステップ
S405をステップS407に変えたものであり、他は
第11実施例と同じである。ステップS407では、過
去のリダイヤル回数を比較して、多い方を前記短縮デー
タに格納する動作がなされる。この実施例によれば、リ
ダイヤルを対してすることなく一斉同報を進行させるこ
とができるので、大多数の相手局に早期に原稿情報を送
信することができるという効果がある。
【0068】次に、本発明の第実施例を図22を参照
して説明する。この実施例は、第実施例のステップS
406をステップS408に変えたものであり、他は第
実施例と同じである。この実施例によれば、短縮デー
タに格納されている過去リダイヤル回数が最新のものに
なるので、過去にたまたまリダイヤル回数の多い時があ
ったような場合に、このリダイヤル回数が適用されるこ
とがなくなり、実情に合った一斉同報通信が可能にな
る。また、第実施例と同様に、確率的に、一斉同報の
全部の終了時間を短縮させることができるようになる。
【0069】なお、図23には、実施例において、
ファクシミリ装置の各回線のキューにセットする順序
を、ステップS409のように、短縮ダイヤルに格納さ
れている過去リダイヤル回数の少ない順にした例を参考
に示す。
【0070】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、宛先保持手段
蓄積された宛先の入力順とは無関係に、回線種別の一
致する空き回線から、未送信情報の送信を回線速度の遅
い方から優先して開始することができる。このため、回
線を有効に使用することができ、一斉同報の所要時間を
短縮することができる。
【0071】請求項の発明によれば、インターバル時
間を自由に設定できるので、ある回線は送信専用、他の
回線は受信機会を多くするといったフレキシブルなシス
テムを構築できる。
【0072】請求項の発明によれば、各回線およびチ
ャンネルのインターバル時間が予めパターンで保持され
ているので、ユーザは最適のインターバル時間を簡単な
操作で設定することができる。例えば、緊急で一斉同報
をしたいときには、前記インターバル時間をほぼ0にし
たり、緊急でない場合には、ある回線のインターバル時
間は短く、他の回線のインターバル時間は長くして、送
信と受信の調和を図る等の目的に合ったインターバル時
間を簡単な操作で設定することができるようになる。
【0073】請求項の発明によれば、リダイヤル回数
の多い方の相手から先に送信が開始されるので、この相
手に対する発信機会が増え、一斉同報の全体の所要時間
を短縮することができる。
【0074】請求項の発明によれば、リダイヤル回数
が新しい回数に更新されるので、常に現状に合った送信
をすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 本発明において共通とする一斉同報の原理
説明するフローチャートである。
【図3】 図2の続きのフローチャートである。
【図4】 前記原理の動作の説明図である。
【図5】 本発明の第実施例の要部の動作を説明する
フローチャートである。
【図6】 本発明の第実施例のインターバル時間登録
動作を説明するフローチャートである。
【図7】 該第実施例の要部の動作を説明するフロー
チャートである。
【図8】 該第実施例の動作の説明図である。
【図9】 本発明の第実施例のインターバルパターン
登録動作を説明するフローチャートである。
【図10】 該第実施例のパターンの一具体例の説明
図である。
【図11】 参考例の要部の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図12】 図11の続きのフローチャートである。
【図13】 図11の変形例の要部の動作を説明するフ
ローチャートである。
【図14】 図11の他の変形例の短縮ダイヤル登録動
作を説明するフローチャートである。
【図15】 図14の要部の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図16】 図11のさらに他の変形例の要部の動作を
説明するフローチャートである。
【図17】 イヤル優先順位の登録動作を説明するフ
ローチャートである。
【図18】 図17の要部の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図19】 他の参考例の要部の動作を説明するフロー
チャートである。
【図20】 本発明の第実施例の要部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図21】 本発明の第実施例の要部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図22】 本発明の第実施例の要部の動作を説明す
るフローチャートである。
【図23】 さらに他の参考例の要部の動作を説明する
フローチャートである。
【図24】 従来装置の動作の説明図である。
【符号の説明】
1…コントロールパネル、2…制御および演算手段、3
…インターバル時間パターン保持手段、4…インターバ
ル時間保持手段、5…宛先保持手段、6…画像データ保
持手段、7…原稿読取り手段、8…原稿、9…画像処理
手段、10…プリント手段、11、24…G3制御手
段、12、25…PSTN回線、13…時刻手段、14
…プログラム保持手段、15…短縮情報保持手段、16
…システムデータ保持手段、17、18…G4制御手
段、19…ISDN制御手段、20…ISDN回線、2
1…タイマ手段、22…バス、23…リダイヤルカウン
ト保持手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榎 幸彦 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (72)発明者 城戸 直治 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士 ゼロックス株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−2268(JP,A) 特開 平2−153668(JP,A) 特開 平3−297267(JP,A) 実開 平3−44972(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の回線種別の回線および複数のチャ
    ンネルを利用して、各回線から複数の相手先へ一斉に同
    報通信を開始するマルチポート一斉同報ファクシミリ装
    置において、 回線およびチャンネル毎の使用状況を監視する使用状況
    監視部と、宛先情報と該宛先情報に対応する回線種別を入力順に蓄
    積する 宛先保持手段と、 前記回線およびチャンネルが空いている時、または空い
    た時に、前記宛先保持手段を参照して、未送信の宛先情
    報を読出し送信開始する制御部とを具備し 前記制御部は、同時に複数の空き回線があった時に、回
    線速度の遅い方から優先して送信を開始するようにし
    ことを特徴とするマルチポート一斉同報ファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 複数の回線種別の回線および複数のチャ
    ンネルを利用して、 各回線から複数の相手先へ一斉に同報通信を開始するマ
    ルチポート一斉同報ファクシミリ装置において、 回線およびチャンネル毎の使用状況を監視する使用状況
    監視部と、 宛先情報と該宛先情報に対応する回線種別を入力順に蓄
    積する宛先保持手段回と、 前記回線およびチャンネルが空いている時、または空い
    た時に、前記宛先保持手段を参照して、未送信の宛先情
    報を読出し送信開始する制御部と、 各回線およびチャンネルの送信間隔時間であるインター
    バル時間を保持する手段を具備し、 該インターバル時間を各回線毎に決定するようにしたこ
    とを特徴とするマルチポート一斉同報ファクシミリ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項のマルチポート一斉同報ファク
    シミリ装置において、 前記各回線およびチャンネルの
    インターバル時間を、それぞれのインターバル時間を1
    組として保持するインターバル時間パターン保持手段を
    具備し、 一斉同報時に、前記インターバル時間パターン保持手段
    に保持されたパターンを選択することにより、各回線お
    よびチャンネルのインターバル時間を一気に設定するこ
    とができるようにしたことを特徴とするマルチポート一
    斉同報ファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 複数の回線種別の回線および複数のチャ
    ンネルを利用して、各回線から複数の相手先へ一斉に同
    報通信を開始するマルチポート一斉同報ファクシミリ装
    置において、 回線およびチャンネル毎の使用状況を監視する使用状況
    監視部と、 宛先情報と該宛先情報に対応する回線種別を入力順に蓄
    積する宛先保持手段回と、 前記回線およびチャンネルが空いている時、または空い
    た時に、前記宛先保持手段を参照して、未送信の宛先情
    報を読出し送信開始する制御部と、 短縮登録されている宛先のリダイヤル回数を累積カウン
    トする手段を具備し、 前記制御部は、過去のリダイヤル回数の多い順から送信
    を開始するようにしたことを特徴とするマルチポート一
    斉同報ファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 複数の回線種別の回線および複数のチャ
    ンネルを利用して、各回線から複数の相手先へ一斉に同
    報通信を開始するマルチポート一斉同報ファクシミリ装
    置において、 回線およびチャンネル毎の使用状況を監視する使用状況
    監視部と、 宛先情報と該宛先情報に対応する回線種別を入力順に蓄
    積する宛先保持手段回と、 前記回線およびチャンネルが空いている時、または空い
    た時に、前記宛先保持手段を参照して、未送信の宛先情
    報を読出し送信開始する制御部と、 前記回線およびチャンネルが空いている時、または空い
    た時に、前記宛先保持手段を参照して、未送信の宛先情
    報を読出し送信開始する制御部と、 短縮登録されている宛先のリダイヤル回数を最新のリダ
    イヤル回数に更新して記憶する手段を具備し、 前記制御部は、該リダイヤル回数の多い順に送信を開始
    するようにしたことを特徴とするマルチポート一斉同報
    ファクシミリ装置。
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