JP3350970B2 - 電動送風機 - Google Patents

電動送風機

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正美 福本
徹 広瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は真空掃除機に使用する電
動送風機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年真空掃除機は、吸込み力の強化や、
運転音の低騒音化に特徴がみられる。これに伴って、使
用している電動送風機にも、効率や騒音に関する新しい
技術が多く生み出されてきている。
【0003】以下に従来の電動送風機について説明す
る。図5・図6において、1はケーシングであり、ケー
シング1の中には、インペラ2・エアガイド3を設けて
いる。4はモータである。インペラ2は、モータ4に直
結されて構成されている。5はエアガイド3に於けるガ
イド部で、6はガイド部の空気流の入り口に当たるトン
グである。
【0004】以上のように構成された電動送風機につい
て、以下その動作について説明する。まず、モータ4に
よりインペラ2を高速で回転(30000r/m〜40000r/m)さ
せ、必要な風量と真空圧を得ている。気流は、インペラ
2の内部からエアガイド3を通り、モータ4の内部を通
過して外部へと流出している。気流がエアガイド3の中
を通過する際に、インペラ2からの吐出気流が持つ動圧
が静圧に変換され、真空圧の上昇を得るものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、インペラ2からの吐出流がトング6の先
端に衝突して、この衝突による衝撃音がたいへん大きな
ものとなるという課題を有している。この理由は、ガイ
ド部5がインペラ2の周囲に均一に等分に配置されてい
ることと、トングの設定角度が同一であることによるも
のである。このため、インペラ2からの吐出流は、一定
の周期でまた同一角度でトング6の先端に衝突するもの
である。
【0006】本発明はこのような従来の構成の課題を解
決しようとするもので、発生する騒音を低減した電動送
風機を得ることを第一の目的としている。
【0007】また前記第一の目的を達成するための第二
・第三の手段を提供することを第二の目的としているも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】第一の目的を達成するた
めの本発明の第一の手段は、モータと、インペラ及びエ
アガイドを内包するケーシングとを備え、前記エアガイ
ドは、インペラの周囲に位置し、インペラからの吐出流
をモータ側へと導く複数個の空気通路であるガイド部を
有し、前記ガイド部はその配置の間隔をランダムとする
とともに、前記ガイド部を構成するトングの、ガイド部
先端におけるモータ中心円の接線を基準とした設定角度
を、それぞれのトング間でランダムとした電動送風機と
するものである。
【0009】また第二の目的を達成するための本発明の
第二の手段は、モータと、インペラ及びエアガイドを内
包するケーシングとを備え、前記エアガイドは、インペ
ラの周囲に位置し、インペラからの吐出流をモータ側へ
と導く複数個の空気通路であるガイド部を有し、前記ガ
イド部はその配置の間隔をランダムとするとともに、ト
ングの起点を、夫々ランダムな半径上の位置とした電動
送風機とするものである。
【0010】更に第二の目的を達成するための本発明の
第三の手段は、特に請求項1に記載のトングの起点を、
夫々ランダムな半径上の位置とした電動送風機とするも
のである。
【0011】
【作用】本発明の第一の手段は、ガイド部間の間隔設定
をランダムとしていることによって、エアガイドのトン
グ部で発生する衝突音を低減するように作用するもので
ある。すなわち、インペラからの吐出気流がトング部に
衝突する場合に、この衝突がランダムであるため、夫々
のトングでの衝突のタイミングがずれ、発せられる音の
位相がランダムとなって、この位相のずれが互いを打ち
消して低騒音とすることができるものである。
【0012】更にトング角度を夫々のガイド部で異なる
ようにしているため、トングの先端で衝突する流量が夫
々のトングで異なることとなり、更に低騒音の電動送風
機として作用するものである。
【0013】また本発明の第二、第三の手段は、トング
先端の起点位置をランダムな半径上に位置させており、
衝撃音の発生位置がずれるように作用するものである。
このため、外部に伝搬する音は互いに減少して、結果と
して低騒音の電動送風機とすることができるものであ
る。
【0014】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の第一の手段の実施例について図1・図2
に基づいて説明する。7はケーシングで、中央に吸気孔
8を有している。また吸気孔8の反対側は、モータ9に
取り付けたエアガイド10の外周部を覆ってモータフレ
ームに固着されている。11はケーシング7が内包して
いる遠心形のインペラである。前記エアガイド10は、
外周に向かって拡大した複数個の空気通路であるガイド
部12を有している。ガイド部12はインペラ11の周
囲に位置し、インペラからの吐出流をモータ側へと導く
ものである。そしてこれらガイド部12間の間隔はラン
ダムに設定されている。13は前記ガイド部12の先端
のトングである。
【0015】以下本実施例の動作について説明する。モ
ータ9が高速で回転し、モータ9に固着されているイン
ペラ11が高速で回転すると、ケーシング7の吸気孔8
から空気が吸い込まれる。この気流は、インペラ11内
部を通過するにしたがって、静圧と動圧を与えられエア
ガイド10内部へと流れ込んでいく。その後気流は、モ
ータ9内部を冷却しつつ外部へと排出される。
【0016】インペラ11からの吐出気流がエアガイド
10内に流入するときに、この吐出気流はガイド部12
の先端を構成するトング13に衝突して衝撃音を発生す
る。このとき本実施例では、複数のガイド部12間の間
隔が等間隔ではなく、ランダムな設定としているため、
この衝撃音の発生位相はランダムとなるものである。つ
まり、これによってお互いの衝撃音を相殺するものであ
る。このため、装置外に伝搬する騒音は低減され、低騒
音となるものである。
【0017】以上のように本実施例によれば、ガイド部
12を構成するトング13の先端から発生する音は消音
されて、低騒音の電動送風機を得ることができるのであ
る。
【0018】さらに本発明の第一の手段における他の実
施例について、図3に基づいて説明する。14はケーシ
ング、15は吸気孔、16はモータ、17はエアガイ
ド、18はインペラで、それぞれ前記実施例のものとほ
ぼ同様の構成となっている。19はインペラ18の周囲
に複数個に分割して設けたガイド部で、その先端はトン
グ20となっている。本実施例では、これらトング20
、ガイド部先端におけるモータ中心円の接線を基準と
した設定角度αは、各トング毎に一定ではなく、それぞ
れランダムな設定となっている。
【0019】以下本実施例の動作について説明する。前
記実施例と同様に、インペラ18によって生じた気流
は、エアガイド17内に流入するときにトング20と衝
突する。従ってトング20でこの衝突音による騒音が発
生する。本実施例では、これらの複数のトング20の
ガイド部先端におけるモータ中心円の接線を基準とした
設定角度αをランダムな設定としている。このため、夫
々のトング20で音を発生する気流の流量は異なったも
のとなっている。このため、ある流量での音としては一
つ分のトング20との衝突音となり、全体として低騒音
のものとなっている。
【0020】以上のように本実施例によれば、トング2
0の、ガイド部先端におけるモータ中心円の接線を基準
とした設定角度αをランダムなものとしているため、低
騒音の電動送風機を得ることが出来るのである。
【0021】(実施例2) 次に本発明の第二、第三の手段の実施例について、図4
に基づいて説明する。21はケーシングで、22は吸気
孔で、23はモータ、24はエアガイド、25はインペ
ラ、26はインペラ25の周囲に複数個に分割して設け
たガイド部で、その先端はトング27となっている。本
実施例では、これらトング27の起点は、それぞれラン
ダムな半径上の設定となっている。
【0022】以上の構成で、インペラ25から吐出され
た気流がトング27と衝突して発生する騒音は、外部に
伝搬するときに減少するように動作するものである。つ
まり、トング27の設定位置をランダムな半径上として
いるため、各トング20で生じた衝撃音の伝搬距離がラ
ンダムなものとなり、発生する衝撃音の位相がさまざま
なものとなっている。このため、外部に伝搬する衝撃音
は互いに相殺されて、結果として低騒音の電動送風機と
することができるものである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、発生する騒音を低減した電動送風機とすること
ができるものである。
【0024】また、音が発生する気流の流量が夫々のト
ングで異なり、一つのトングからの発生音だけとなる低
騒音の電動送風機とすることができるものである。
【0025】また、請求項2、3に記載の発明によれ
ば、衝撃音の位相が異なった音が混じりあい、互いに打
ち消し合うことから低騒音の電動送風機とすることがで
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の手段の実施例である電動送風機
を切り欠いて示した平面図
【図2】同電動送風機を切り欠いて示した側断面図
【図3】本発明の第一の手段における他の実施例である
電動送風機を切り欠いて示した平面図
【図4】本発明の第二、第三の手段の実施例である電動
送風機を切り欠いて示した平面図
【図5】従来の電動送風機を切り欠いて示した平面図
【図6】同電動送風機を切り欠いて示した側断面図
【符号の説明】
10 エアガイド 11 インペラ 12 ガイド部 13・20・27 トング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−265391(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04D 29/66 F04D 29/44

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、インペラ及びエアガイドを内
    包するケーシングとを備え、前記エアガイドは、インペ
    ラの周囲に位置し、インペラからの吐出流をモータ側へ
    と導く複数個の空気通路であるガイド部を有し、前記ガ
    イド部はその配置の間隔をランダムとするとともに、前
    記ガイド部を構成するトングの、ガイド部先端における
    モータ中心円の接線を基準とした設定角度を、それぞれ
    のトング間でランダムとした電動送風機。
  2. 【請求項2】 モータと、インペラ及びエアガイドを内
    包するケーシングとを備え、前記エアガイドは、インペ
    ラの周囲に位置し、インペラからの吐出流をモータ側へ
    と導く複数個の空気通路であるガイド部を有し、前記ガ
    イド部はその配置の間隔をランダムとするとともに、ト
    ングの起点を、夫々ランダムな半径上の位置とした電動
    送風機。
  3. 【請求項3】 トングの起点を、夫々ランダムな半径上
    の位置とした請求項1記載の電動送風機。
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