JPH063200B2 - 電動送風機 - Google Patents
電動送風機Info
- Publication number
- JPH063200B2 JPH063200B2 JP4900685A JP4900685A JPH063200B2 JP H063200 B2 JPH063200 B2 JP H063200B2 JP 4900685 A JP4900685 A JP 4900685A JP 4900685 A JP4900685 A JP 4900685A JP H063200 B2 JPH063200 B2 JP H063200B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- impeller
- air guide
- motor
- electric blower
- return passage
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は真空掃除機に使用する電動送風機に関するもの
である。
である。
従来の技術 従来のこの種の電動送風機は、例えば特公昭５２−４９
１６８号公報に示されている。
１６８号公報に示されている。
すなわち、第４図の様に、ケーシング１の中にインペラ
２、エアガイド３を設けて、モータ４によりインペラ２
を高速回転させて、風量と真空圧を得るようになってい
る。
２、エアガイド３を設けて、モータ４によりインペラ２
を高速回転させて、風量と真空圧を得るようになってい
る。
発明が解決しようとする問題点 上記電動送風機のように、エアガイド３をインペラ２の
外周に設ける構造のものでは、インペラ２から吐出する
気流がエアガイド３内に流入する際、エアガイド入口で
衝突することに起因すると考えられる騒音が問題となっ
ていた。これはインペラ２の羽根枚数Ｚと、インペラ２
の回転数Ｎ(r.p.m)の積で発生し、通称ＮＺ音と呼ばれ
ている。
外周に設ける構造のものでは、インペラ２から吐出する
気流がエアガイド３内に流入する際、エアガイド入口で
衝突することに起因すると考えられる騒音が問題となっ
ていた。これはインペラ２の羽根枚数Ｚと、インペラ２
の回転数Ｎ(r.p.m)の積で発生し、通称ＮＺ音と呼ばれ
ている。
本発明はこのような問題点をエアガイドを改良する事に
より解決するものである。
より解決するものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、インペ
ラとモータフレーム間に設置されたエアガイドのディフ
ューザ部から戻り通路部へ向けて戻り通路部側を閉じた
軸方向の小孔を設ける事により、前述したＮＺ音が低減
される。
ラとモータフレーム間に設置されたエアガイドのディフ
ューザ部から戻り通路部へ向けて戻り通路部側を閉じた
軸方向の小孔を設ける事により、前述したＮＺ音が低減
される。
作用 この技術的手段は次のように作用する。すなわち、エア
ガイド入口で発生するインペラとエアガイドの干渉作用
によって発生するＮＺ音騒音は、その周波数がインペラ
の羽根枚数Ｚと回転数(r.p.m)の積により決まるため、
ディフューザ部から戻り通路に設けられた小孔の長さを
適当に決める事により、ＮＺ騒音がこの小孔により吸音
され、電動送風機のＮＺ騒音が低減される。
ガイド入口で発生するインペラとエアガイドの干渉作用
によって発生するＮＺ音騒音は、その周波数がインペラ
の羽根枚数Ｚと回転数(r.p.m)の積により決まるため、
ディフューザ部から戻り通路に設けられた小孔の長さを
適当に決める事により、ＮＺ騒音がこの小孔により吸音
され、電動送風機のＮＺ騒音が低減される。
実施例 以下、本発明の一実施例について添付図面にもとづいて
説明する。
説明する。
第１図〜第３図において１１は駆動用のモータであり、
このモータフレーム１２には、中央に吸気孔１３を有し
たケーシング１４が気密に取付けられている。１５はケ
ーシング１４に内包された複数枚の羽根１６を有する遠
心形のインペラであり、モータ回転軸１８に固着されて
いる。１７はインペラ１５とモータフレーム１２間に設
けられたエアガイドで、インペラ１５より送出された気
流を案内する役目をしている。インペラ１５の外周に
は、ケーシング１４によりおおわれたエアガイド１７の
ディフューザ部１９が、外周に向かって拡大した通路を
有するように複数配設され、このディフューザ部１９の
終端に滑らかに独立に連通してモータ吸気孔２０に気流
を導く戻り通路部２１が形成されている。
このモータフレーム１２には、中央に吸気孔１３を有し
たケーシング１４が気密に取付けられている。１５はケ
ーシング１４に内包された複数枚の羽根１６を有する遠
心形のインペラであり、モータ回転軸１８に固着されて
いる。１７はインペラ１５とモータフレーム１２間に設
けられたエアガイドで、インペラ１５より送出された気
流を案内する役目をしている。インペラ１５の外周に
は、ケーシング１４によりおおわれたエアガイド１７の
ディフューザ部１９が、外周に向かって拡大した通路を
有するように複数配設され、このディフューザ部１９の
終端に滑らかに独立に連通してモータ吸気孔２０に気流
を導く戻り通路部２１が形成されている。
エアガイド１７の各ディフューザ部１９には、軸方向に
複数の小孔２２が設けられており、この小孔２２のディ
フューザ部１９側は開孔しており、戻り通路部２１側は
閉じられている。
複数の小孔２２が設けられており、この小孔２２のディ
フューザ部１９側は開孔しており、戻り通路部２１側は
閉じられている。
次にこの一実施例の構成における作用を説明する。駆動
用のモータ１１により高速で回転したインペラ１５によ
って発生した気流はエアガイド１７に導かれ、ディフュ
ーザ部１９で徐々に拡大しながらモータ吸気孔２０へ導
かれモータ内部を通って、モータの排気孔２３から排気
される。この時、エアガイド壁２４のトング部２５をイ
ンペラ１５の羽根１６が通過する時急激な圧力の変動が
生じ、このため、羽根枚数Ｚと回転数Ｎ(r.p.m)の積に
よって決まる周波数ｆ(Hz)（すなわちｆ(Hz)＝NZ/6
0）の騒音を発生する。このＮ・Ｚ音は、ディフューザ
部１９、戻り通路部２１を伝達し、モータの吸気孔１
３、排気孔２３を伝達し、外部に放出される。本発明の
実施例においては、このＮＺ音の伝達経路の一部、すな
わちエアガイド１７のディフューザ部１９に小孔２２が
設けられており、この小孔２２の長さをＮＺ音の波長の
1/4に近く設定するとＮＺ音はこの小孔２２に吸音さ
れ、結果としてモータの排気孔２３から外部へ透過する
ＮＺ音が低減される。
用のモータ１１により高速で回転したインペラ１５によ
って発生した気流はエアガイド１７に導かれ、ディフュ
ーザ部１９で徐々に拡大しながらモータ吸気孔２０へ導
かれモータ内部を通って、モータの排気孔２３から排気
される。この時、エアガイド壁２４のトング部２５をイ
ンペラ１５の羽根１６が通過する時急激な圧力の変動が
生じ、このため、羽根枚数Ｚと回転数Ｎ(r.p.m)の積に
よって決まる周波数ｆ(Hz)（すなわちｆ(Hz)＝NZ/6
0）の騒音を発生する。このＮ・Ｚ音は、ディフューザ
部１９、戻り通路部２１を伝達し、モータの吸気孔１
３、排気孔２３を伝達し、外部に放出される。本発明の
実施例においては、このＮＺ音の伝達経路の一部、すな
わちエアガイド１７のディフューザ部１９に小孔２２が
設けられており、この小孔２２の長さをＮＺ音の波長の
1/4に近く設定するとＮＺ音はこの小孔２２に吸音さ
れ、結果としてモータの排気孔２３から外部へ透過する
ＮＺ音が低減される。
発明の効果 本発明は、エアガイドのディフューザ部に軸方向の小孔
を設ける事により、ＮＺ音がこの小孔に吸音され、電動
送風機の発生するＮＺ音を低減させる事ができたもの
で、その実用的効果は大きい。
を設ける事により、ＮＺ音がこの小孔に吸音され、電動
送風機の発生するＮＺ音を低減させる事ができたもの
で、その実用的効果は大きい。
第１図は本発明の一実施例を示す電動送風機の部分断面
図、第２図は同エアガイドとインペラの拡大平面図、第
３図は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図は従来の電動送風
機の一部分を断面にして示した分解斜視図である。 １３……吸気孔、１２……モータフレーム、１８……モ
ータ回転軸、１５……インペラ、１７……エアガイド、
１４……ケーシング、１９……ディフューザ部、２１…
…戻り通路部、２２……小孔。
図、第２図は同エアガイドとインペラの拡大平面図、第
３図は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図は従来の電動送風
機の一部分を断面にして示した分解斜視図である。 １３……吸気孔、１２……モータフレーム、１８……モ
ータ回転軸、１５……インペラ、１７……エアガイド、
１４……ケーシング、１９……ディフューザ部、２１…
…戻り通路部、２２……小孔。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭51−130909（ＪＰ，Ａ) 特開 昭55−151198（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−93998（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】吸気孔が設けられたモータフレームを有す
るモータと、モータ回転軸に取付けられたインペラと、
インペラとモータフレームの間に設けられたエアガイド
と、このエアガイドとインペラを内包するように前記モ
ータフレームに固着されたケーシングとを有し、前記エ
アガイドのディフューザ部から戻り通路部へ向けて戻り
通路部側が閉じた軸方向の小孔を設けた電動送風機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4900685A JPH063200B2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 電動送風機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4900685A JPH063200B2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 電動送風機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61207899A JPS61207899A (ja) | 1986-09-16 |
| JPH063200B2 true JPH063200B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=12819084
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4900685A Expired - Lifetime JPH063200B2 (ja) | 1985-03-12 | 1985-03-12 | 電動送風機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063200B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW381150B (en) * | 1996-03-29 | 2000-02-01 | Sanyo Electric Co | Electric fan |
| KR100721306B1 (ko) | 2005-11-28 | 2007-05-28 | 삼성광주전자 주식회사 | 진공청소기용 팬 조립체 |
| CN106608160A (zh) * | 2015-10-25 | 2017-05-03 | 郭绍华 | 车用双净化新风装置 |
-
1985
- 1985-03-12 JP JP4900685A patent/JPH063200B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61207899A (ja) | 1986-09-16 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |