JP3350849B2 - 新聞配達用雨水防止装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、新聞販売業におい
て、自転車、原付、普通自動二輪限定（小型）、普通自
動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台ハンドル付後部
荷台に着脱可能となるように載置固定して使用され、雨
風等の気象条件の如何に拘らず新聞紙を雨風等で汚損す
ることなく配達できるようにする為の簡易な新聞配達用
雨水防止装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、新聞を配達する際には、例えば、
自転車、原付、普通自動二輪限定（小型）、普通自動二
輪、小型自動三輪車等の車両後部の荷台に、所定の部数
だけの新聞紙等をゴム紐等によって縛り付けるようにし
ている。そして、雨天の際には、新聞紙等の上にビニー
ルシートや綿布等を被せるようにしている。また、途中
で雨が降ってきた場合には、一旦販売店に戻るか、新聞
を包んでいる茶紙や、綿布等を広げ直して新聞紙等を覆
うようにして配達していた。しかも、新聞紙等を雨風等
で汚損することなく配達できるようにする為の簡易な新
聞配達用雨水防止装置は従来には無かった。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
手段にあっては、雨天の際や、突然雨が降りだした場合
に、ビニールシートや綿布等を、車両の後部荷台に積ま
れている新聞紙の上に被せるようにしなければならず、
作業上非常に面倒であった。また、ビニールシートや綿
布等を新聞紙の上に被せた状態で配達するのでは、乗っ
たままで運転者の利き手によりいちいちこれを捲り返す
ようにしてから一枚の新聞紙を取り出さなければなら
ず、このため新聞紙が雨によって濡れてしまう難点があ
った。しかも、新聞紙等はゴム紐等によって縛り付けら
れているだけなので、引き出しの際に荷台から新聞紙が
荷崩れして転落したり、破損してしまう等、運転をしな
がらの配達作業において、新聞紙が汚損され易い問題点
を有していた。

【０００４】そこで、本発明は、叙上のような従来存し
た諸事情に鑑み創出されたもので、配達される所定の部
数の新聞紙を自転車、原付、普通自動二輪限定（小
型）、普通自動二輪、小型自動三輪車等の車両後部の荷
台に簡単確実に荷造りできるようワンタッチに取り付け
られると共に、配達に際して新聞紙を雨風により汚損さ
せることなく迅速に取り出すことができるようにし、さ
らに、晴天時のときでも単に畳み込んでおけば邪魔とな
らなず、しかも、不要時には容易に撤去することができ
る簡易な新聞配達用雨水防止装置を提供することを目的
とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明の請求項１記載の新聞配達用雨水防止装置
にあっては、自転車、原付、普通自動二輪限定、普通自
動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台ハンドルＱ付後
部荷台Ｐに載置固定して使用される箱型の新聞配達用雨
水防止装置であって、該装置の四周側面を形成する各側
枠板２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄが、荷台Ｐに積載される新
聞紙Ｒの量に応じて上下方向にスライド伸縮自在となる
ように上下複数段に組み付けられ、下部開口側が荷台Ｐ
上の新聞紙Ｒに被さる状態となって車両の荷台Ｐに固定
され、上部開口側には開閉自在に防水用蓋体６が蝶着さ
れ、配達運転者の利き手に対応する左右いずれかの側枠
板２ｃ、２ｄの最下段部を上方へスライド開放させて内
部の新聞紙Ｒを取り出せるように構成され、前側の側枠
板２ａには、車両の後部荷台Ｐの前部に付設してある略
逆Ｕ字型の荷台ハンドルＱに上方より被せて嵌合固定さ
せる荷台ハンドル収納固定用枠部Ｂが形成され、後側の
側枠板２ｂ内壁寄りには、前記荷台ハンドルＱに一端を
締結させたゴム紐７を荷台Ｐの新聞紙Ｒ上に掛架させた
状態にしてから他端を固定させるゴム紐固定部８を設け
る手段を採用した。

【０００６】また、本発明の請求項２記載の新聞配達用
雨水防止装置にあっては、自転車、原付、普通自動二輪
限定、普通自動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台ハ
ンドルＱ付後部荷台Ｐに載置固定して使用される箱型の
新聞配達用雨水防止装置であって、該装置の四周側面を
形成する各側枠板２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄが、荷台Ｐに
積載される新聞紙Ｒの量に応じて上下方向にスライド伸
縮自在となるように上下複数段に組み付けられ、下部開
口側が荷台Ｐ上の新聞紙Ｒに被さる状態となって車両の
荷台Ｐに固定され、上部開口側には開閉自在に防水用蓋
体６が蝶着され、配達運転者の利き手に対応する左右い
ずれかの側枠板２ｃ、２ｄの最下段部を上方へスライド
開放させて内部の新聞紙Ｒを取り出せるように構成さ
れ、前側の側枠板２ａには、車両の後部荷台Ｐの前部に
付設してある略逆Ｕ字型の荷台ハンドルＱに上方より被
せて嵌合固定させる荷台ハンドル収納固定用枠部Ｂが形
成され、後側の側枠板２ｂ内壁寄りには、前記荷台ハン
ドルＱに一端を締結させたゴム紐７を荷台Ｐの新聞紙Ｒ
上に掛架させた状態にしてから他端を固定させるゴム紐
固定部８を設け、配達運転者の利き手に対応する側枠板
２ｃ、２ｄの最下段縁部下辺には、風雨吹き込み防止用
の水切り板９を外方に突出するように付設する手段を採
用した。

【０００７】さらに、本発明の請求項３記載の新聞配達
用雨水防止装置にあっては、自転車、原付、普通自動二
輪限定、普通自動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台
ハンドルＱ付後部荷台Ｐに載置固定して使用される箱型
の新聞配達用雨水防止装置であって、該装置の四周側面
を形成する各側枠板２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄが、荷台Ｐ
に積載される新聞紙Ｒの量に応じて上下方向にスライド
伸縮自在となるように上下複数段に組み付けられ、下部
開口側が荷台Ｐ上の新聞紙Ｒに被さる状態となって車両
の荷台Ｐに固定され、上部開口側には開閉自在に防水用
蓋体６が蝶着され、配達運転者の利き手に対応する左右
いずれかの側枠板２ｃ、２ｄの最下段部を上方へスライ
ド開放させて内部の新聞紙Ｒを取り出せるように構成さ
れ、前側の側枠板２ａには、車両の後部荷台Ｐの前部に
付設してある略逆Ｕ字型の荷台ハンドルＱに上方より被
せて嵌合固定させる荷台ハンドル収納固定用枠部Ｂが形
成され、後側の側枠板２ｂ内壁寄りには、前記荷台ハン
ドルＱに一端を締結させたゴム紐７を荷台Ｐの新聞紙Ｒ
上に掛架させた状態にしてから他端を固定させるゴム紐
固定部８を設け、配達運転者の利き手に対応する側枠板
２ｃ、２ｄの最下段縁部下辺には、風雨吹き込み防止用
の水切り板９を外方に突出するように付設し、防水用蓋
体６の略中央部には、適宜区画された透明蓋付きの小物
入れ部１０及び予備新聞紙等の収納部１１を設け、後方
の側枠板２ｂを水平方向に揺動或いは前後方向に倒せる
ように枢着せしめて構成する手段を採用した。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下、図示例を参照して本発明の
実施の形態を説明する。図において示される符号１は、
自転車、補助動力付きの自転車、原付、普通自動二輪限
定（小型）、普通自動二輪、小型自動三輪車（図１参
照）等の車両のサドルＳ後部の荷台ハンドルＱ付荷台Ｐ
に載置固定して使用される新聞配達用雨水防止装置にお
いて、板厚約０．２ｍｍ程度の繊維強化プラスチック
（ＦＲＰ）により形成された下部に開口を有する箱型の
装置本体である。そして、この装置本体１は、その下部
開口側が荷台Ｐ上の新聞紙Ｒに被さる状態となって車両
の荷台Ｐに固定されるようにしてある。

【０００９】また、装置本体１は、図に示すように、四
周側面を上下複数段、例えば、上段・中段・下段と夫々
３段の前側側枠板２ａ、後側側枠板２ｂ、左側側枠板２
ｃ、右側側枠板２ｄにより下部が開口した矩形箱状に形
成され、荷台Ｐに積載される新聞紙Ｒの量、例えば、約
２５０部位の高さに応じて上下方向にスライド自在とな
るように組み付けられている。

【００１０】さらに、荷台Ｐの後側左右隅部には、ロッ
ド取付けステー部材５を延設し、このロッド取付けステ
ー部材５の後端部夫々には一対の伸縮式ロッドアンテナ
型の支持棒４を立設固定し、この支持棒４に支柱３を被
せ、この支柱３の辺部嵌合溝３ａに、後側側枠板２ｂの
各段の両端辺を係合させた状態で上下スライド可能とな
るよう構成されている。

【００１１】そして、前側側枠板２ａには、箱形の荷台
ハンドル収納固定用枠部Ｂが形成されており、この荷台
ハンドル収納固定用枠部Ｂは、車両のサドルＳ後部の荷
台Ｐの前部に付設してある略逆Ｕ字型の荷台ハンドルＱ
に上方より被せてビス止め等の止着手段（図示せず）を
介して嵌合固定され、しかも、その上面には、装置本体
１の引き上げ用の手掛部Ｈが設けられている。

【００１２】それから、左右にある複数段の各側枠板２
ｃ、２ｄは、前記後側側枠板２ｂおよび荷台ハンドル収
納固定用枠部Ｂのある前側側枠板２ａに対し上下方向に
スライド自在となるように組み付けられている。

【００１３】また、装置本体１の上部開口側には、プッ
シュボタン式等による開閉自在の防水用蓋体６が蝶着さ
れている。さらに、装置本体１内に装入された通常配達
順に組まれた新聞紙Ｒは、ゴム紐７によって固定され、
このゴム紐７は、前記荷台ハンドルＱに一端を締結さ
せ、荷台Ｐの新聞紙Ｒ上に掛架させた状態にしてから他
端を前記後側側枠板２ｂの内壁近傍に設けたゴム紐固定
部８に固定させてある。尚、ゴム紐固定部８を後側側枠
板２ｂの内壁近傍に設ける替わりに、後側側枠板２ｂの
最下段にゴム紐通し孔を形成しても良い。

【００１４】さらに、装置本体１は、例えば、配達運転
者の左右の利き手により２種類のものがあり、新聞配達
の際には、配達運転者の利き手に対応する左右いずれか
の側枠板２ｃ、２ｄの最下段部を上方へスライド開放さ
せて、装置本体１内部の新聞紙Ｒを片手（利き手）で取
り出せるようにしてある。このとき、新聞配達者が新聞
紙Ｒを引き出し易い高さは、運転位置の尻の高さが最適
となる。

【００１５】そして、側枠板２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄの
最下段縁部下辺、特に、配達運転者の利き手に対応する
左右いずれかの側枠板２ｃ、２ｄの最下段縁部下辺に
は、風雨吹き込み防止用の水切り板９が外方に突出する
ように付設してある。

【００１６】それから、前記防水用蓋体６の略中央部に
は、適宜に区画された透明蓋付きの小物入れ部１０を設
けてある。

【００１７】また、新聞を取り出す利き手側の防水用蓋
体６は短くしてあり、配達の邪魔にならないようにして
ある。また、防水用蓋体６部分は左右を僅かに高くし、
雨のしずくが落ちないようにしてある。

【００１８】なお、別の実施例として、前記支柱３の後
方に位置する２本の支柱３には、付設支柱３ｃを当該支
柱３の内側に添設してあり、この付設支柱３ｃの構造に
ついては、前記支柱３と同一構造に構成されている。そ
の為、使用するときは、方形の各側枠板のうちの後方の
側枠板２ｂを水平方向に揺動、或いは、前後方向に倒せ
るように構成してある。このとき、側枠板２ｂの左右端
辺は付設支柱３ｃの辺部嵌合溝３ｄに係合される。

【００１９】次に、本発明の使用の一例を説明すると、
先ず、図２に示すように、車両（例えば、小型自動三輪
車）のサドルＳ後部の荷台Ｐの前部に付設してある略逆
Ｕ字型の荷台ハンドルＱに、荷台ハンドル収納固定用枠
部Ｂを被せるように嵌合固定して、装置本体１を荷台Ｐ
に固定する。

【００２０】次いで、新聞紙Ｒを所定の部数（例えば、
２５０部）だけ荷台Ｐに積載する際に、伸縮式ロッドア
ンテナ型の支持棒４及び各支柱３により新聞紙Ｒの量に
応じて左右前後側の各側枠板２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄを
上方向へスライドさせ固定させておく。

【００２１】さらに、プッシュボタン式等による防水用
蓋体６を開いて、新聞紙Ｒの積み込み固定を容易にし、
それから、新聞紙Ｒを装入させ（例えば、利き手がわに
ある側枠板２ｃ、２ｄを上方にスライド開放させた部分
から新聞紙Ｒを装入させ）、これを荷台Ｐ上に積載さ
せ、ゴム紐７で荷台Ｐに新聞紙Ｒを固定させる。

【００２２】そして、新聞配達の際には、配達運転者の
利き手に対応する左右いずれかの側枠板２ｃ、２ｄの最
下段部を上方へスライド開放させ、配達運転者がサドル
Ｓに腰掛けたまま装置本体１内から新聞紙Ｒを順次取り
出して配達するのである。

【００２３】ところで、装置本体１を配達以外に使用す
るときには、伸縮式ロッドアンテナ型の支持棒４及び各
支柱３を収縮させることにより、各側枠板２ａ、２ｂ、
２ｃ、２ｄを下方向へスライドさせて最下段側に畳み込
ませておく（図５参照）。

【００２４】さらに、防水用蓋体６の透明蓋付きの小物
入れ部１０には、配達に必要な順路帖、ビニール袋、雨
天時に使用される交換手袋、及び新聞紙Ｒ等を入れ、収
納部１１にはスペア新聞紙等を収納させる。

【００２５】また、配達以外に使用するときは、営業用
として利用するための洗剤、茶袋、業務用品としてのノ
ート、配達申込書、領収書、印鑑等を収納させておく。
尚、本発明において、三段式に形成した実施例に基づい
て説明しているが、必要に応じて他段式の構成に設計変
更できるものであり、またその構成等につき限定される
ものでないことは言うまでもない。

【００２６】

【発明の効果】従って、請求項１記載の本発明の新聞配
達用雨水防止装置によれば、新聞配達用雨水防止装置本
体を自転車、原付、普通自動二輪限定（小型）、普通自
動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台ハンドルＱ付後
部荷台Ｐに簡易的にワンタッチに取り付けでき、配達さ
れる所定の部数の新聞紙Ｒを汚さず且つ荷崩れすること
なく簡単確実に荷造りしておくことができ、また、配達
に際して新聞紙Ｒを雨風により汚損させることもなく、
配達者の利き手によって新聞紙Ｒを迅速に装置本体から
取り出すことができる。さらに、晴天時のときでも単に
畳み込んでおけば邪魔とならなず、しかも、不要時には
容易に撤去することもできる。

【００２７】特に、箱型の側枠板２ａ、２ｂ、２ｃ、２
ｄを上下方向へスライドし固定させることにより、新聞
紙Ｒの量に応じて装置本体１全体の高さを自由に設定、
変更することができる。しかも、装置本体１を配達以外
に使用するときは、各支柱３を収縮させ、箱型の側枠板
２ａ、２ｂ、２ｃ、２ｄを下方向へスライドさせて、最
下段側に畳み込ませておけば、装置本体１全体をコンパ
クトに纏められ、余分で無駄なスペースを採らない収納
ボックスとなる。

【００２８】加えて、配達運転者の利き手に対応する左
右いずれかの側枠板２ｃ、２ｄの最下段部を上方へスラ
イド開放させて内部の新聞紙Ｒを取り出せるように構成
したので、配達者の利き手によって迅速に装置本体１か
ら新聞紙Ｒを取り出すことができるようになる。しか
も、雨による新聞紙Ｒの濡れを防止することができるよ
うになる。

【００２９】そして、前側の側枠板２ａには、車両の後
部荷台Ｐの前部に付設してある略逆Ｕ字型の荷台ハンド
ルＱに上方より被せて嵌合固定させる荷台ハンドル収納
固定用枠部Ｂが形成されるので、装置本体１を荷台ハン
ドルＢにワンタッチに取り付けることができ、撤去も容
易となる。しかも、新聞配達用雨水防止装置全体（新聞
紙Ｒ）を前方に配置できるようになり、配達者の利き手
によって新聞紙Ｒを装置本体から一層取り出し易いもの
となる。

【００３０】さらに、後側の側枠板２ｂ内壁寄りには、
前記荷台ハンドルＱに一端を締結させたゴム紐７を荷台
Ｐの新聞紙Ｒ上に掛架させた状態にしてから他端を固定
させるゴム紐固定部８を設けたので、装置本体１内で荷
台Ｐの新聞紙Ｒが荷崩れすることなく安定的に固定して
おくことができるようになる。

【００３１】また、請求項２記載の本発明の新聞配達用
雨水防止装置によれば、前述の如き請求項１の効果に加
えて、配達運転者の利き手に対応する側枠板２ｃ、２ｄ
の最下段縁部下辺には、風雨吹き込み防止用の水切り板
９を外方に突出するように付設したので、斜め横殴りの
雨が装置本体１内部に吹き込まれ難く、新聞紙Ｒの濡れ
をより確実に防止できるようになる。

【００３２】さらに、請求項３記載の本発明の新聞配達
用雨水防止装置によれば、前述の如き請求項１及び請求
項２の効果に加えて、防水用蓋体６の略中央部には、適
宜区画された透明蓋付きの小物入れ部１０及び予備新聞
紙等の収納部１１を設けたので、配達に必要な順路帖、
ビニール袋、雨天時に使用される交換手袋、スペア新聞
紙等を収納させておくことができ、一方、配達以外に使
用するときは、営業用として利用するための洗剤、サー
ビス用の残紙袋、ノート、配達申込書、領収書、印鑑等
の業務用品等を収納させておくことができるようにな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の新聞配達用雨水防止装置の実施の一形
態における概略側面図である。

【図２】本発明の新聞配達用雨水防止装置の概略側断面
図である。

【図３】本発明の新聞配達用雨水防止装置の一部を省略
した横断平面図である。

【図４】本発明の新聞配達用雨水防止装置の後ろから見
た断面図である。

【図５】本発明の新聞配達用雨水防止装置の概略側断面
図である。

【図６】本発明の新聞配達用雨水防止装置の側枠板を上
方にスライド開口させた状態の後ろから見た断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 装置本体 ２ａ 側枠板 ２ｂ 側枠板 ２ｃ 側枠板 ２ｄ 側枠板 ３ 支柱 ３ａ 辺部嵌合
溝 ３ｃ 付設支柱 ４ 支持棒 ５ ロッド取付
けステー部材 ６ 防水用蓋体 ７ ゴム紐 ８ ゴム紐固定部 ９ 水切り板 １０ 小物入れ部 １１ 収納部 Ｂ 荷台ハンドル収納固定用枠部 Ｈ 手掛部 Ｐ 荷台 Ｑ 荷台ハンド
ル Ｒ 新聞紙 Ｓ サドル

Claims (3)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 自転車、原付、普通自動二輪限定、普通
   自動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台ハンドル付後
   部荷台に載置固定して使用される箱型の新聞配達用雨水
   防止装置であって、該装置の四周側面を形成する各側枠
   板が、荷台に積載される新聞紙の量に応じて上下方向に
   スライド伸縮自在となるように上下複数段に組み付けら
   れ、下部開口側が荷台上の新聞紙に被さる状態となって
   車両の荷台に固定され、上部開口側には開閉自在に防水
   用蓋体が蝶着され、配達運転者の利き手に対応する左右
   いずれかの側枠板の最下段部を上方へスライド開放させ
   て内部の新聞紙を取り出せるように構成され、前側の側
   枠板には、車両の後部荷台の前部に付設してある略逆Ｕ
   字型の荷台ハンドルに上方より被せて嵌合固定させる荷
   台ハンドル収納固定用枠部が形成され、後側の側枠板内
   壁寄りには、前記荷台ハンドルに一端を締結させたゴム
   紐を荷台の新聞紙上に掛架させた状態にしてから他端を
   固定させるゴム紐固定部を設けたことを特徴とする新聞
   配達用雨水防止装置。
2. 【請求項２】 自転車、原付、普通自動二輪限定、普通
   自動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台ハンドル付後
   部荷台に載置固定して使用される箱型の新聞配達用雨水
   防止装置であって、該装置の四周側面を形成する各側枠
   板が、荷台に積載される新聞紙の量に応じて上下方向に
   スライド伸縮自在となるように上下複数段に組み付けら
   れ、下部開口側が荷台上の新聞紙に被さる状態となって
   車両の荷台に固定され、上部開口側には開閉自在に防水
   用蓋体が蝶着され、配達運転者の利き手に対応する左右
   いずれかの側枠板の最下段部を上方へスライド開放させ
   て内部の新聞紙を取り出せるように構成され、前側の側
   枠板には、車両の後部荷台の前部に付設してある略逆Ｕ
   字型の荷台ハンドルに上方より被せて嵌合固定させる荷
   台ハンドル収納固定用枠部が形成され、後側の側枠板内
   壁寄りには、前記荷台ハンドルに一端を締結させたゴム
   紐を荷台の新聞紙上に掛架させた状態にしてから他端を
   固定させるゴム紐固定部を設け、配達運転者の利き手に
   対応する側 枠板の最下段縁部下辺には、風雨吹き込み防
   止用の水切り板を外方に突出するように付設したことを
   特徴とする新聞配達用雨水防止装置。
3. 【請求項３】 自転車、原付、普通自動二輪限定、普通
   自動二輪、小型自動三輪車等の車両の荷台ハンドル付後
   部荷台に載置固定して使用される箱型の新聞配達用雨水
   防止装置であって、該装置の四周側面を形成する各側枠
   板が、荷台に積載される新聞紙の量に応じて上下方向に
   スライド伸縮自在となるように上下複数段に組み付けら
   れ、下部開口側が荷台上の新聞紙に被さる状態となって
   車両の荷台に固定され、上部開口側には開閉自在に防水
   用蓋体が蝶着され、配達運転者の利き手に対応する左右
   いずれかの側枠板の最下段部を上方へスライド開放させ
   て内部の新聞紙を取り出せるように構成され、前側の側
   枠板には、車両の後部荷台の前部に付設してある略逆Ｕ
   字型の荷台ハンドルに上方より被せて嵌合固定させる荷
   台ハンドル収納固定用枠部が形成され、後側の側枠板内
   壁寄りには、前記荷台ハンドルに一端を締結させたゴム
   紐を荷台の新聞紙上に掛架させた状態にしてから他端を
   固定させるゴム紐固定部を設け、配達運転者の利き手に
   対応する側枠板の最下段縁部下辺には、風雨吹き込み防
   止用の水切り板を外方に突出するように付設し、防水用
   蓋体の略中央部には、適宜区画された透明蓋付きの小物
   入れ部及び予備新聞紙等の収納部を設け、後方の側枠板
   を水平方向に揺動或いは前後方向に倒せるように枢着せ
   しめて構成したことを特徴とする新聞配達用雨水防止装
   置。