JP3350294B2 - タンデムミルの制御方法および制御装置 - Google Patents

タンデムミルの制御方法および制御装置

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JP3350294B2
JP3350294B2 JP18569595A JP18569595A JP3350294B2 JP 3350294 B2 JP3350294 B2 JP 3350294B2 JP 18569595 A JP18569595 A JP 18569595A JP 18569595 A JP18569595 A JP 18569595A JP 3350294 B2 JP3350294 B2 JP 3350294B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はタンデムミルにより
鉄鋼および非鉄材料を熱間圧延するに当たり、各スタン
ドの圧下位置の設定値を設定計算によって決定するタン
デムミルの制御方法及び制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間で圧延するタンデムミルにおいて、
製品の板厚精度はプロセス計算機によって実施される仕
上設定計算(FSUC:Finisher Set Up Calculation
)の材料温度や圧延荷重の予測精度と、下位のDDC
コントローラ(Digital DynamicControlller 以下、
PCSと略記する)により実施される自動板厚制御(A
GC:Automatic Gage Control)の制御精度に支配され
る。周知のようにこの2種類の機能は互いに相補的であ
り、両者が正しく機能してはじめて製品の良好な板厚精
度が、製品コイルの長手方向の全長に亘って達成できる
ものである。
【0003】さて、仕上設定計算においては、従来、主
としてタンデムミルへの噛込時の圧下位置と圧延速度
(ロール回転数)をPCSに設定するために種々の予測
計算を行っていた。これは、粗ミル出側、あるいは、仕
上ミル入側での温度計測実測値を狙う位置をトランスフ
ァバー上の狙い点に定めて、その温度と予測経過時間に
基づき、仕上タンデムミルにおける被圧延材の温度を計
算し、それに基づき圧延荷重を予測し、圧下位置とロー
ル速度を決定するという手順が採られていたためであ
る。通常、バー先端部の狙い位置としては、バーの最先
端部から1〜2m程度の位置が用いられている。これ
は、バーの最先端部は粗ミルでのデスケーリングスプレ
ーの影響や粗ミル圧延での鼻上がり/鼻下がり(turn u
p/down)の影響が温度計測の外乱となり、正確に粗ミル
出側の温度を計測できない場合があるためである。
【0004】従来の仕上設定計算においては、このよう
にバーの先端部に予め狙い位置を決めておき、その狙い
点に対しての予測計算が中心であり、さらに圧延後の圧
延機出側での実測データに基づく学習計算も同一点に対
して行われていた。このように狙い点をトランスファバ
ーの先端部近傍に定めることは、トランスファバーの仕
上ミルへの噛込性を重視し、さらに可能な限り早いタイ
ミングで仕上ミルの設定を完了するという考え方からは
妥当な方法であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の仕上設定計算の
ように、トランスファバーの先端部近傍に狙い点を定め
て、その点のデータを用いる方法には次のような欠点が
あった。つまり、先端部のデータがコイル全長のかなり
の部分を代表できるようなデータである場合は問題は生
じないが、たとえば、仕上ミルの圧延速度(ビボットス
タンドの速度)を噛込後に変化させる場合がある。この
とき、先端部の仕上設定計算の狙い点の温度や狙い点の
トランスファバー厚に基づいた荷重予測では、狙い点に
続く圧延材の後続部分のデータを代表させることができ
ない。通常は、この変化に対して、AGCやその他のダ
イナミック(動的)な制御を用いて追跡し、製品コイル
の目標の板厚や板幅等を的中させるように制御してい
る。そのときに追跡されるデータは基本的には圧延荷重
の実測値や実績値、圧下位置の実績値などであり、これ
らの値に基づくダイナミック制御の出力は仕上設定計算
の計算結果に対する偏差量として扱われる。
【0006】このとき、圧延材の温度や圧延材の物理的
な変形強度である変形抵抗などの計算は行わず、既に計
算された先端部のデータを基準として用いる。したがっ
て、ダイナミック制御の制御量は、基準とした先端部の
データに対する制御量であるという意味の上からも、必
ずリミットを設けて、たとえば圧下位置の偏差量が過大
となることによるトラブルを防ぐ必要がある。このよう
に各制御量が偏差量であるためにリミットにより制限さ
れ、さらにその偏差量の基準値がトランスファバーの先
端部の狙い位置に基づく予測計測値であるためにコイル
の全長に亘って所定の目標値(たとえば、目標板厚)に
制御し、的中させ続けることが困難である場合が生じ
る。これはプロセス計算機が行う予測計算の内容と計算
量を考慮すると、DDCコントローラのようなピッチで
計算することは不可能であるか、あるいは、それを実行
することは現実的ではないという根本的な問題点がある
からである。従って、トランスファバー先端部の狙い位
置における仕上設定計算の予測計算精度が良好であって
も、それに続く部分は必ずしも良好な製品精度を達成で
きるとは限らず、このために製品コイルそのものの品質
(板厚、板幅、温度など)が十分でなくなるという問題
があった。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、先行の圧延材(以下、先行材とも言う)
の少なくとも先端及び尾端のゲージメータ板厚の誤差
を、後行の圧延材(以下、後行材とも言う)の圧下位置
の設定に反映させることにより、後行材の全長に亘って
精度の良い圧延を実現することのできるタンデムミルの
制御方法および制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、タンデムミル
に噛込まれる先行材の先端部及び尾端部をそれぞれ狙い
位置とし、これらの狙い位置に対応する最終スタンド出
側における製品ストリップ上の位置の温度、板厚及び板
幅を検出すると共に、その検出タイミングにおける圧延
荷重及び圧下位置を検出し、これらの検出値に基づいて
各スタンドにおけるゲージメータ板厚を演算する一方、
演算されたゲージメータ板厚と設定計算のモデル係数と
に基づき、各スタンドの先進率実績値及び各スタンドの
マスフロー板厚を演算し、続いてこれら二つの板厚の差
を求め、先行材の先端部の狙い点に対する各スタンドの
先進率実績値及び板厚差と、尾端部の狙い点に対する各
スタンドの先進率実績値及び板厚差とに基づき、設定計
算により本来演算される後行材の各スタンドの圧下位置
の設定値を補正するので、後行材の全長に亘って精度の
良い圧延を実現することができる。
【0009】他の発明は、先行材に対する狙い位置を先
端部と尾端部だけでなく長手方向中間部をも狙い位置と
し、合計3箇所の狙い位置に対応する各スタンドの先進
率実績値及び板厚差とに基づき、設定計算により演算さ
れる後行材の各スタンドの圧下位置の設定値を補正する
ので後行材の全長に亘る板厚精度をさらに向上すること
ができる。
【0010】また、もう一つの発明は、圧延材の狙い位
置に対応する各スタンドのロールギャップの設定値に基
づいて、狙い位置間の各圧延材位置に対応する位置の各
スタンドのロールギャップの基準値を線形補間により逐
次補正するので、ロール摩擦やサーマルクラウン等のロ
ール状態の変化に起因する板厚精度の低下を防ぐことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施の形態に基づ
いて詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施の形態
を示すブロック図である。同図に示したように、熱間で
帯板を圧延するタンデムミルF1 〜FN (スタンド数:
N)の出側に温度測定器FDT、板厚計FDH及び板幅
計FDWが設置されている。タンデムミルF1 〜FN
はそれぞれ圧延荷重測定器L1 〜LN と、圧下位置検出
器SD1 〜SDN と、ロール速度検出器RV1 〜RVN
とが設けられている。
【0012】そして、圧延材の先端部の仕上設定計算の
狙い位置A点に対応するFN スタンド出側での製品スト
リップ上の位置が、温度測定器FDTの設置位置を通過
するときに得られる温度出力TFD ATと、板厚計FDHの
設置位置を通過するときに得られる板厚出力hF ATと、
板幅計FDWの設置位置を通過するときに得られる板幅
出力BF ATと、A点に対応する製品ストリップ上の位置
が板厚計FDHの設置位置を通過するタイミングにおい
ておのおの採取された圧延荷重測定器L1 〜LN の荷重
実績値Pi AT(i=1〜N:以下、同様に略記する)
と、圧下位置検出器SD1 〜SDN の圧下位置実績値S
i ATと、ロール速度検出器RV1 〜RVNのロール速度
実績値Vi ATとに基づき、スタンド毎に設けられたゲー
ジメータ板厚演算器GMi が各スタンドにおけるゲージ
メータ板厚hgi ATを求める。
【0013】さらに、板厚計FDHの板厚出力h
F ATと、ロール速度検出器RV1 〜RVNのロール速度
実績値Vi ATと、設定計算装置FSUのモデル係数出力
j とに基づいて、マスフロー板厚演算器MFi が収束
計算の手順を用いて各スタンドの先進率実績値fi AT
各スタンドのマスフロー板厚hmi ATを求める。減算器W
i はマスフロー板厚演算器MFi によって求められたマ
スフロー板厚hmi ATと、ゲージメータ板厚演算器GMi
によって求められたゲージメータ板厚hgi ATとの板厚
差、すなわち、ゲージメータ誤差△Si ATを求めて設定
計算装置FSUに送出する。
【0014】上述したゲージメータ板厚演算器GMi
マスフロー板厚hmi AT及び減算器Wi は別のタイミング
にて次の演算を行う。すなわち、ゲージメータ板厚演算
器GMi は、圧延材の尾端部の仕上設定計算の狙い位置
B点に対応する製品ストリップ上の位置が、温度測定器
FDTの設置位置を通過するときに得られる温度出力T
FD ABと、板厚計FDHの設置位置を通過するときに得ら
れる板厚出力hF ABと、板幅計FDWの設置位置を通過
するときに得られる板幅出力BF ABと、B点に対応する
製品ストリップ上の位置が板厚計FDHの設置位置を通
過するタイミングにおいておのおの採取された圧延荷重
測定器L1 〜LN による荷重実績値Pi ABと、圧下位置
検出器SD1 〜SDN にる圧下位置実績値Si ABと、ロ
ール速度検出器RV1 〜RVN によるロール速度実績値
i ABとに基づき、各スタンドにおけるゲージメータ板
厚hgi ABを求める。
【0015】マスフロー板厚演算器MFi は、板厚計F
DHの板厚出力hF AB、ロール速度検出器RV1 〜RV
N のロール速度実績値Vi ABと、設定計算装置FSUの
モデル係数出力aj に基づいて、収束計算の手順を用い
て各スタンドの先進率実績値fi ABと各スタンドのマス
フロー板厚hmi ABを求める。減算器Wi はゲージメータ
板厚hgi ABとマスフロー板厚hmi ABの差(ゲージメータ
誤差)△Si ABを求めて、これを設定計算装置FSUに
送出する。
【0016】設定計算装置FSUは、前記の狙い位置A
点に対するゲージメータ誤差△Si ATと狙い位置B点に
対するゲージメータ誤差△Si ABの各出力を受けて、後
行材の設定計算仕上設定計算を行う特定のタイミングに
おいて、後行材に対する各スタンドの圧下位置Si を、
ここで本来計算されたSi CAL に対して、重みω1 を付
加した圧下位置設定値Si SET を求めて、圧下設定器F
i に出力する構成になっている。
【0017】以下、本実施の形態の動作について説明す
る。先ず、設定計算装置FSUは、タンデムミル入側の
トランスファバーの実績温度や実績板厚に基づいて、後
行材の圧延に対する圧下位置や速度の目標値を、製品の
目標仕様である仕上ミル出側の板厚や温度が達成できる
ように、下位のDDCコントローラに設定する機能を有
する。このとき、設定計算装置FSUは基本的には、ト
ランスファバーの最先端部がタンデムミルに噛込まれる
ときの圧延状態を安定させるために、トランスファバー
の先端部の狙い位置A点に対して、その諸量を予測計算
する。
【0018】そのとき、ゲージメータ演算により、各ス
タンドの圧下位置設定値Si SET を求めることが、その
主要な機能の一つである。しかし、ゲージメータ演算に
おいては、不可避的な誤差が刻々生じる。すなわち、ロ
ールが圧延材の1本の圧延中に摩耗する事実や、あるい
は、先端部から尾端部にかけて800℃を越えるような
高温の圧延材にロールが接触し続けることにより、ロー
ルの表面温度が上昇して、熱膨脹することにより、いわ
ゆるサーマルクラウンが付与されるなどの事実からゲー
ジメータ誤差は不可避的に発生する。しかも、それを1
本の圧延材の全長に亘って追跡することは、現実的には
不可能である。
【0019】そこで、従来の制御装置のようにトランス
ファバーの先端部における狙い位置A点に対するゲージ
メータ誤差の演算と、それに基づく後行材の圧下位置演
算のときのゲージメータ誤差による補正演算を用いる考
え方によれば、圧延材のタンデムミルによる圧延が開始
されたのち、先端部狙い位置A点におけるゲージメータ
誤差の演算以後のロールの状態の変化などに起因するゲ
ージメータ誤差は、まったく後行材のゲージメータ演算
に考慮されないことになる。これが、圧延材の全長に亘
っての不安定と、後行材の圧延における先端部に対する
圧下位置の演算の誤差の原因の一つであることは明瞭で
あり、何らかの方法によってこの誤差を吸収することを
企図する必要が生じる。
【0020】さらに、噛込み時の速度と定常部における
速度がほとんど変化しないような設備の場合には問題に
ならない事実として、ゲージメータ演算には速度を適切
に考慮しなければならないにも拘らず、定常部に対して
たとえば加速を行ったときのゲージメータ演算の誤差の
把握は、狙い位置A点に対してのみゲージメータ演算を
行う従来の制御装置では、速度の要素を考慮できないと
いうことがある。
【0021】このような問題に対しては、基本的には設
定計算の尾端部狙い位置B点を新たに設けて、その点に
対しても先端部の狙い位置A点と同じ内容の演算を行
い、それによって求められた両方のゲージメータ誤差を
何らかの方法によって、適切に後行材の設定計算におけ
る圧下位置の演算に反映させるような手段を用いて対処
することが可能である。このとき、たとえば、先端部の
狙い位置A点において得られたゲージメータ誤差△Si
ATと尾端部の狙い位置B点において得られたゲージメー
タ誤差△Si ABの両方を適切に後行材の圧下位置の演算
に考慮するには、以下のような方法がある。つまり、 △Si =ωi ・△Si AT+(1−ωj )・△Si AB (1) のように、重みωi を導入して、後行材の圧下位置演算
に対する2つのゲージメータ誤差の反映の程度を調節す
ればよいのである。
【0022】以下、さらに各演算の内容を標準的な数式
を用いて説明する。ゲージメータ演算式は、たとえば以
下のような関数で表現される。この演算式は各スタンド
で共通の内容なので、Fi のサフィックスiを省略して
記す。 h=So +Sm (2) ここで、hはFi スタンド出側のゲージメータ板厚(m
m)、So は真のロールギャップ(mm:板幅方向中心
部における上下ワークロールの圧下位置の差)、Sm
延中のミル伸び(mm)である。
【0023】さらに、圧下位置Si SET は、たとえば、
以下のように演算できる。 Si SET =Sz +So +SOIL +Sa −SRW+SRH+SZ SET +△Si (3) Sz =Smo−SOIL0 (4) ここで、Si SET :Fi スタンド圧下位置設定値(m
m) Sz :零調時のロールギャップ(mm) SOIL :圧延中の油膜厚(mm) Sa :ロールベンディング力によるギャップ変位
(mm) SRW :ロール摩耗量(mm) SRH :ロールサーマルクラウン量(mm) SZ SET :零調時のインジケータ設定値(mm) △Si :ゲージメータ誤差補正量(mm) Sz :零調時のロールギャップ(mm) Smo :零調時のミル伸び(mm) SOIL0 :零調時の油膜厚(mm) である。上記の各変数のうち、たとえば圧延中の油膜厚
OIL は速度の関数として表現され、ロール摩耗量SRW
は圧延材の1本の圧延中に刻々、変化している量であ
る。
【0024】これに対して、ゲージメータ板厚の演算は
狙い位置A点においては、以下のように行う。 hg AT=So AT+Sm AT (5) ここで、hg ATは狙い位置A点におけるゲージメータ板
厚実績値(mm)、So ATはA点における真のロールギ
ャップ(mm)、Sm ATは同様にA点におけるミル伸び
の実績値(mm)である。これらを演算するための諸量
は、すべて、A点に対する実績収集値に基づいている。
まったく同様に、狙い位置B点においては、以下に示し
たとおりである。
【0025】 hg AB=So AB+Sm AB (6) ここで、hg ABは狙い位置B点におけるゲージメータ板
厚実績値(mm)、So ABはB点における真のロールギ
ャップ(mm)、Sm ABは同様にB点におけるミル伸び
の実績値(mm)である。これらを演算するための諸量
も、すべて、B点に対する実績収集値に基づくものであ
る。
【0026】マスフロー板厚の演算は、A点に対しては
以下のように行う。
【0027】
【数1】 同様に、B点に対しては以下のように行う。
【0028】
【数2】 ここで、 hmi AT :Fi スタンドマスフロー板厚(A点:m
m) hmi AB :Fi スタンドマスフロー板厚(B点:m
m) hN AT :FDHによるFN スタンド出側板厚実測値
(A点:mm) VN AT :FN スタンドロール周速実測値(A点:m
pm) Vi AT :Fi スタンドロール周速実測値(A点:m
pm) fN AT :FN スタンド先進率実績値(A点:−) fi AT :Fi スタンド先進率実績値(A点:−) hN AB :FDHによるFN スタンド出側板厚実測値
(B点:mm) VN AB :FN スタンドロール周速実測値(B点:m
pm) Vi AB :Fi スタンドロール周速実測値(B点:m
pm) fN AB :FN スタンド先進率実績値(B点:−) fi AB :Fi スタンド先進率実績値(B点:−) である。
【0029】先進率は、マスフロー板厚の関数なので、
(7)、(8)式は収束計算によりマスフロー板厚を確
定する手順が必要である。式の内容から判るように、マ
スフロー板厚はタンデムミル出側の板厚実測値に基づい
て計算され、先進率モデルの誤差分を除けば、各スタン
ド出側板厚のもっとも正確な値を与えるものである。さ
て、図2により、先端部狙い位置A点と尾端部狙い位置
B点における板厚とゲージメータ誤差の関係について説
明する。いま、先行材M1とそれに連続する後行材M2
を考える。先行材M1に対しては、先端部狙い位置A点
と尾端部狙い位置B点がある。タンデムミル出側の板厚
計FDHの位置にA点が達したタイミングで、A点に対
する各スタンドのゲージメータ板厚hgi ATとマスフロー
板厚hmi ATを演算する。これに基づき、A点に対する各
スタンドのゲージメータ誤差△Si ATを求める。
【0030】次に、板幅計FDHの位置にB点が達した
タイミングで、B点に対する各スタンドのゲージメータ
板厚hgi ABとマスフロー板厚hmi ABを演算する。これに
基づき、A点に対する各スタンドのゲージメータ誤差△
i ABを求める。後行材M2の圧延のために、先行材M
1と同様の定義による後行材M2の先端部の狙い位置A
点が、タンデムミル入側の特定のタイミングに達したと
き、後行材M2に対して、設定計算装置FSUがロール
ギャップなどを計算し、下位のDDCコントローラに設
定する。このとき、ロールギャップの演算において、先
行材のA点とB点の両方の点におけるゲージメータ誤差
△Si AT、△Si ABによる補正を加える。補正の方法
は、たとえば式(1)に示したような演算式を用いて、
按分する手法が考えられる。
【0031】これにより、後行材の圧延における圧下位
置の設定値は、先行材のA点、B点の両方のゲージメー
タ誤差を考慮した演算となり、したがって、後行材の板
厚精度は全長に亘って先行材より改善されるという効果
が得られる。これは、従来の制御装置においては、先行
材のA点におけるゲージメータ誤差に基づいて後行材の
ロールギャップの演算が行われていたのに対して、先行
材の全長において、刻々、推移していくゲージメータ誤
差を尾端部の狙い位置B点のゲージメータ誤差の演算の
形で考慮したために可能となると言える。
【0032】さらに、ゲージメータ誤差のうち、尾端部
の狙い位置B点のデータを、後行材のロールギャップ演
算において多く考慮することも合理的である。すなわ
ち、ゲージメータ誤差の内容の大半の部分は、ロールの
摩耗やサーマルクラウンによるロール径そのものの変化
であると考えられ、したがって、少なくともロールの摩
耗については1本のコイルの圧延の全長に亘って進行し
ていく性質の量であるから、これは先行材の尾端部の狙
い位置B点のゲージメータ誤差の方が、後行材の先端部
のロールギャップ演算のときのロールの状態により近い
と言える。かくして、図1に示した第1の実施の形態に
よれば、後行材の全長に亘って精度の良い圧延を実現す
ることができる。
【0033】図3は本発明の第2の実施の形態を示すブ
ロック図である。これは、尾端部の狙い位置B点の他に
コイル全長の中央部に、さらに狙い位置C点を設けた場
合である。つまり、この実施例の特徴は、1本の圧延材
の圧延中に速度が大きく変化する場合には、速度の変化
パターンに応じて、さらに中央部にも狙い位置C点を設
けて、その点におけるゲージメータ誤差を考慮して、後
行材のロールギャップ演算に用いることにより、後行材
の全長に亘る板厚精度が向上すると考えられる。
【0034】そのとき、後行材のロールギャップ演算の
補正の方法は、同様に重みを付加して求めればよい。た
とえば、以下の式を用いる。 △Si =(1−ψ1 )・△Si AT+ψi ・ωi ・△Si AM +(1−ωi )・△Si AB (9) ここで、△Si AMは全長中央部の狙い位置C点における
ゲージメータ誤差ψi 、ωi はおのおの先端部A点、尾
端部B点のゲージメータ誤差に対する重みである。この
実施の形態によれば、1本の圧延材に対しての速度が圧
延中に刻々と変更になった場合においても、先行材のゲ
ージメータ誤差をコイルの全長の圧延に対して有効に評
価することが可能となり、図1の実施例と同様に後行材
の圧延においては、コイルの全長に亘って、板厚精度が
向上する。
【0035】図4は本発明の第3の実施の形態を示すブ
ロック図である。これは、先行材の圧延において得られ
た先端部の狙い位置A点と尾端部の狙い位置B点のおの
おのに基づいて、演算されたゲージメータ誤差△
i AT、△Si ABを用いて、後行材の圧延では先端部の
狙い位置のロールギャップ設定値Si TSETと尾端部の狙
い位置のロールギャップ設定値Si BSETを、おのおの別
途、先行材のゲージメータ誤差を考慮して演算する。そ
して、下位のDDCコントローラは図5に示すように、
後行材の圧延中のギャップ設定値を線形補間して、刻
々、ロールギャップ基準を変更していく。これにより、
上記の例と同様に後行材の圧延においては、全長に亘っ
て良好な板厚精度の製品コイルを得ることが可能にな
る。つまり、ロールギャップ基準は、1本の圧延材の全
長に亘って変化していき、それによって速度や温度の変
化、さらにはロール摩耗やサーマルクラウンなどのロー
ルの状態の変化も含めて、ギャップ設定値自体が刻々、
それらの状態変化を追跡していくので、圧延途中で噛込
み時の状態とはかけ離れた圧延条件となった場合でも、
リミットに抵触して十分な板厚精度が得られないなどの
問題を解決することが可能となる。
【0036】
【発明の効果】以上、述べたように、本発明によれば、
圧延材の先端部狙い位置と尾端部狙い位置の両方におけ
るゲージメータ誤差を後行材の圧延のための圧下位置の
設定に反映させることが可能となり、後行材の圧延にお
いては、先端部から尾端部に至るコイルの全長に亘っ
て、板厚、板幅、温度などの精度の良好な製品コイルの
圧延が実現できることになる。このように、本発明によ
れば、圧延材の全長に渡るゲージメータ誤差を、複数の
代表点に対して把握することが可能となり、それに引き
続き圧延される後行材においては、それを反映したロー
ルギャップの設定を行うことが実現できる。したがっ
て、後行材の圧延において、従来の制御装置ではときに
ギャップの移動リミットに抵触して部分的には良好な板
厚精度が得られなかったり、さらには製品コイルそのも
のの品質が十分でなくなるという問題点を回避すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図2】本発明の動作を説明するために、複数の狙い位
置におけるゲージメータ誤差の演算が、後行材の圧延に
対して有効に作用することの原理説明図。
【図3】本発明の第2の実施例の形態の構成を示すブロ
ック図。
【図4】本発明の第3の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図。
【図5】本発明の第3の実施の形態の動作を説明するた
めに、圧延材のロールギャップ設定値と圧延位置との関
係を示す線図。
【符号の説明】
i タンデムミルの第iスタンド FN タンデムミルの最終スタンド FDT 温度測定器 FDH 板厚計 FDW 板幅計 Li 第iスタンド圧延荷重測定器 SDi 第iスタンド圧下位置検出器 RVi 第iスタンドロール速度検出器 GMi 第iスタンドゲージメータ板厚演算器 FSU 設定計算装置 MFi 第iスタンドマスフロー板厚演算器 Wi 減算器 FSi 第iスタンド圧下位置設定器 M1 先行の圧延材(先行材) M2 後行の圧延材(後行材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/00 - 37/78

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンデムミルにより圧延材を熱間圧延する
    に当たり、各スタンドの圧下位置の設定値を設定計算に
    よって決定するタンデムミルの制御方法において、最終
    スタンド出側における製品ストリップの温度、板厚及び
    板幅と前記各スタンドの圧延荷重及び圧下位置とをそれ
    ぞれ検出し、前記圧延材上の狙い位置に対応する前記製
    品ストリップ上の位置の温度、板厚及び板幅の各検出値
    とその検出タイミングにおける前記圧延荷重及び圧下位
    置の各検出値とに基づき、各スタンドにおけるゲージメ
    ータ板厚を演算し、演算された前記ゲージメータ板厚と
    設定計算のモデル係数とに基づき、各スタンドの先進率
    実績値及び各スタンドのマスフロー板厚を演算し、演算
    された前記ゲージメータ板厚と演算された前記マスフロ
    ー板厚との差を求め、設定計算により前記圧延材毎に前
    記各スタンドの圧下位置の設定値を求めると共に、先行
    の前記圧延材の先端部の狙い位置及び尾端部の狙い位置
    に対してそれぞれ演算された前記各スタンドの先進率実
    績値及び板厚差に基づいて、後行の前記圧延材に対する
    圧下位置の設定値を補正することを特徴とするタンデム
    ミルの制御方法。
  2. 【請求項2】タンデムミルにより圧延材を熱間圧延する
    に当たり、各スタンドの圧下位置の設定値を設定計算に
    よって決定するタンデムミルの制御方法において、最終
    スタンド出側において製品ストリップの温度、板厚及び
    板幅と前記各スタンドの圧延荷重及び圧下位置とをそれ
    ぞれ検出し、前記圧延材上の狙い位置に対応する前記製
    品ストリップ上の位置の温度、板厚及び板幅の各検出値
    とその検出タイミングにおける前記圧延荷重及び圧下位
    置の各検出値とに基づき、各スタンドにおけるゲージメ
    ータ板厚を演算し、演算された前記ゲージメータ板厚と
    設定計算のモデル係数とに基づき、各スタンドの先進率
    実績値及び各スタンドのマスフロー板厚を演算し、演算
    された前記ゲージメータ板厚と演算された前記マスフロ
    ー板厚との差を求め、設定計算により前記圧延材毎に前
    記各スタンドの圧下位置の設定値を求めると共に、先行
    の前記圧延材の先端部の狙い位置、圧延方向中央部の狙
    い位置及び尾端部の狙い位置に対してそれぞれ演算され
    た前記各スタンドの先進率実績値及び板厚差に基づい
    て、後行の前記圧延材に対する圧下位置の設定値を補正
    することを特徴とするタンデムミルの制御方法。
  3. 【請求項3】前記圧延材の複数の狙い位置に対する各ス
    タンドのロールギャップの設定値に基づいて、狙い位置
    間の各圧延材位置に対応する位置の各スタンドのロール
    ギャツプの基準値を線形補間により逐次補正することを
    特徴とする請求項1又は2に記載のタンデムミルの制御
    方法。
  4. 【請求項4】タンデムミルにより圧延材を熱間圧延する
    に当たり、各スタンドの圧下位置の設定値を設定計算に
    よって決定するタンデムミルの制御装置において、最終
    スタンド出側において製品ストリップの温度、板厚及び
    板幅と前記各スタンドの圧延荷重及び圧下位置とをそれ
    ぞれ検出する検出手段と、前記圧延材上の狙い位置に対
    応する前記製品ストリップ位置の温度、板厚及び板幅の
    各検出値とその検出タイミングにおける前記圧延荷重及
    び圧下位置の各検出値とに基づき、各スタンドにおける
    ゲージメータ板厚を演算するゲージメータ板厚演算器
    と、演算された前記ゲージメータ板厚と設定計算のモデ
    ル係数とに基づき、各スタンドの先進率実績値及び各ス
    タンドのマスフロー板厚を演算するマスフロー板厚演算
    器と、演算された前記ゲージメータ板厚と演算された前
    記マスフロー板厚との差を求める減算器と、設定計算に
    より前記圧延材毎に前記各スタンドの圧下位置の設定値
    を求めると共に、先行の前記圧延材の先端部の狙い位置
    及び尾端部の狙い位置に対してそれぞれ演算された前記
    各スタンドの先進率実績値及び板厚差に基づいて、後行
    の前記圧延材に対する圧下位置の設定値を補正する設定
    計算装置とを備えたことを特徴とするタンデムミルの制
    御装置。
  5. 【請求項5】圧延材を熱間圧延するに当たり、タンデム
    に配置された複数のスタンドの圧下位置の設定値を設定
    計算によって決定するタンデムミルの制御装置におい
    て、最終スタンド出側において製品ストリップの温度、
    板厚及び板幅と前記各スタンドの圧延荷重及び圧下位置
    とをそれぞれ検出する検出手段と、前記圧延材上の狙い
    位置に対応する前記製品ストリップ位置の温度、板厚及
    び板幅の各検出値とその検出タイミングにおける前記圧
    延荷重及び圧下位置の各検出値とに基づき、各スタンド
    におけるゲージメータ板厚を演算するゲージメータ板厚
    演算器と、演算された前記ゲージメータ板厚と設定計算
    のモデル係数とに基づき、各スタンドの先進率実績値及
    び各スタンドのマスフロー板厚を演算するマスフロー板
    厚演算器と、演算された前記ゲージメータ板厚と演算さ
    れた前記マスフロー板厚との差を求める減算器と、設定
    計算により前記圧延材毎に前記各スタンドの圧下位置の
    設定値を求めると共に、先行の前記圧延材の先端部の狙
    い位置、圧延方向中央部の狙い位置及び尾端部の狙い位
    置に対してそれぞれ演算された前記各スタンドの先進率
    実績値及び板厚差に基づいて、後行の前記圧延材に対す
    る圧下位置の設定値を補正する設定計算装置とを備えた
    ことを特徴とするタンデムミルの制御装置。
  6. 【請求項6】前記設定計算装置が出力する前記圧延材の
    複数の狙い位置に対する各スタンドのロールギャップの
    設定値に基づいて、狙い位置間の各圧延材位置に対応す
    る位置の各スタンドのロールギャップの基準値を線形補
    間により逐次補正することを特徴とする請求項4又は5
    に記載のタンデムミルの制御装置。
JP18569595A 1995-07-21 1995-07-21 タンデムミルの制御方法および制御装置 Expired - Lifetime JP3350294B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107626748A (zh) * 2016-07-18 2018-01-26 鞍钢股份有限公司 一种热轧产品宽度的计算机模型控制方法

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