JP3349239B2 - プッシュプル式換気装置 - Google Patents

プッシュプル式換気装置

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JP3349239B2 JP00638694A JP638694A JP3349239B2 JP 3349239 B2 JP3349239 B2 JP 3349239B2 JP 00638694 A JP00638694 A JP 00638694A JP 638694 A JP638694 A JP 638694A JP 3349239 B2 JP3349239 B2 JP 3349239B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製造工場の溶接工程で
発生する油煙(オイルミスト)を、給気による誘引効果
を利用して排気するプッシュプル式換気装置の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、製造工場の溶接ゾーンにおける
油煙の換気装置としては、 (1)排気手段のみを備えた排気式換気装置 (2)給気手段と排気手段を備えたプッシュプル式換気
装置 の2種類が知られている。
【0003】このうち、(1)の排気式換気装置は、図
7に示すように、ブース50の周囲からのドラフト(隙
間から流入する空気)によって給気を行い、この給気流
により溶接点51より発生した油煙52を上方へ誘引し
て、天井面に設けられた排気部から排気(EA)するも
のであるが、ブース周囲の空調に干渉を及ぼす虞がある
ため、空調の行われていない工場にしか適用されない。
【0004】これに対し、(2)のプッシュプル式換気
装置は、図8に示すように、溶接ゾーン局所への給気手
段と排気手段を備えたものである。このプッシュプル式
換気装置60は、耐熱ビニールカーテンで構成された側
壁62を有するブース61の上面中央部に、排気ダクト
64の吸込口65を備えた箱型の排気フード63を設け
るとともに、排気フード63とブース側壁62の間に形
成される角周チャンバ66に給気ダクト67の吹出口6
8を設けている。また、角周チャンバ66の下面には、
全周にわたって吹出スリット60を設けている。
【0005】このため、ブース61内では、給気流がブ
ース側壁62の内面に沿って下降した後、中央部にて合
流、さらにブース中央の溶接部で生じた油煙を誘引しつ
つ上昇し、上方の排気フード63の吸込口65から排気
できるように構成されている。
【0006】こうした構成のプッシュプル式フードは、
場内の空気負荷を低減できる上、局所給気による油煙の
誘引効果を利用して排気効率を向上できるという長所を
備えている。このため、空調設備を備えた製造工場で
は、プッシュプル式換気装置を用いた換気システムが広
く導入されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のプッシュプル式換気装置は、以下のような欠点を有
していた。
【0008】・ブース内が給気流で冷却されてしまい、
作業に支障を来す。 ・換気装置だけで給排気のバランスを取る構成であるた
め、溶接時の体積膨張により油煙がブース外へ流出する
ことがある。
【0009】・多種多様な溶接機に合わせてフードを作
らなければならず、コストがかさむ上、工期も長くな
る。 ・生産機械の稼働中に取り付け作業を行う部材が多く、
危険である。
【0010】近年、工場内空調システムの高度化に伴
い、こうした欠点を克服できるプッシュプル式換気装置
の開発が望まれるようになってきた。本発明はこのよう
な従来の問題点を解決するためになされたもので、その
目的は、油煙誘引効果が大きく、しかもモジュール化に
よって、短期間でフレキシブルな取付工事を行うことの
できるプッシュプル式換気装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め請求項1のプッシュプル式換気装置は、溶接ゾーンを
覆うブースの側壁上部に、略水平方向の主吹出口を備え
るとともに底面に下向きの余剰吹出口を備えた給気手段
を設け、かつ前記側壁の反対側に、該主吹出口に対向す
る吸込口を備えた排気手段を設けたものである。
【0012】請求項2のプッシュプル式換気装置は、前
記給気手段と排気手段は、それぞれ単体のユニットに構
成され、前記ブースの適所に装着可能なものとした。請
求項3のプッシュプル式換気装置は、給気手段と排気手
段が、給気量:排気量=9:10となるようにした。
【0013】請求項4のプッシュプル式換気装置は、
吹出口を、吹き出し角度が可変な線状開口とした。
【0014】請求項のプッシュプル式換気装置は、排
気手段が、その吸込口に、開孔率=35%のパンチング
メタル板を備えたものとした。請求項のプッシュプル
式換気装置は、前記余剰吹出口が、その開口面積を調整
するシャッターを備えたものとした。
【0015】
【作用】請求項1のプッシュプル式換気装置において
は、ブースの側壁上部の給気手段の主吹出口から、略水
平方向へ吹き出された給気は、溶接部から発生した油煙
を誘引しつつ、主吹出口に対向設置された排気手段の吸
込口より吸引される。このため、主として、ブースの上
部空間だけで、油煙の誘引・排気が行われる。また、給
気手段に設けられた下向きの余剰吹出口から余剰給気が
吹き出され、ブース下方のドラフト防止を図りつつ、給
排気のバランスを維持することができる。
【0016】請求項2のプッシュプル式換気装置におい
ては、単体のユニットに構成された給気手段と排気手段
は、ブースの適所に装着され、設備環境に応じたフレキ
シブルなシステムを構築することができる。
【0017】請求項3のプッシュプル式換気装置におい
ては、給気量:排気量=9:10となるように構成され
た給気手段と排気手段により、ブース内はやや負圧に維
持され、油煙の漏出を防止することができる。
【0018】請求項4のプッシュプル式換気装置におい
ては、給気は、吹き出し角度が可変な線状開口から吹出
され、油煙を最適に誘引して排気することができる。
【0019】請求項5のプッシュプル式換気装置におい
ては、吸込口は、開孔率=35%のパンチングメタル板
を介して、広い吸込面積でありながら、排気効果を減ず
ることなく、給気と油煙を吸引して排気することができ
る。
【0020】請求項のプッシュプル式換気装置におい
ては、余剰吹出口の開口面積をシャッターで調整するこ
とにより、主吹出口からの給気量と余剰吹出口からの給
気量の風量バランスが調整される。
【0021】
【実施例】以下、本発明を添付の図面に基づく実施例に
より説明する。図1は請求項1ないし6に係るプッシュ
プル式換気装置の一実施例の原理を説明するものであ
る。
【0022】図において、1は本実施例に係るプッシュ
プル式換気装置100のブースを表す。このブース1
は、溶接点の周囲を囲繞するように設けられている。ブ
ース1の側壁1Aと天板1Bは、図4に示すように、モ
ジュール構造のパネルPで構成され、所定寸法のパネル
Pを適宜選択して組み合わせることにより、設備状況に
応じて、所望の形状と大きさの角筒形間仕切りをフレキ
シブルに構成できるようになっている。
【0023】パネルPは、金属枠に保持された透明アク
リル板からなり、工場内空気とブース内空気の熱交換を
妨げるように構成されている。ブース1の出入口1D側
の上方側壁1Aには、給気ユニット(給気手段)2が設
けられ、ブース1内に給気流を吹出できるようになって
いる。ここで、給気ユニット2は、側壁1AのパネルP
に、特別の取付機材などを用いることなく、簡潔に装着
(ネジ止め固定など)できるように構成されている。
【0024】給気ユニット2は、図2に示すように、断
面L字形の箱体からなり、その上面に給気ダクト2Aを
連通するとともに、前面に風向可変の線状開口からなる
主吹出口2Bを、底面に余剰吹出口2Cを、それぞれ備
えている。余剰吹出口2Cには、開孔面積を調整するた
めのシャッターSが設けられており、シャッターSの開
閉により、主吹出口2Bからの給気量と余剰吹出口2C
からの吹出量のバランスを、適宜調整できるようになっ
ている。
【0025】給気ユニット2は、ブース1の内側に取り
付ける場合と、外側に取り付ける場合とがあるが、余剰
吹出口2Cは、内側に取り付ける場合はブース1内に位
置し、外側に取り付ける場合は外側に位置することとな
る。従って、給気ユニット2の取付位置によって、ブー
ス1内における給気流の状態や、総給気量と総排気量の
バランスが変化することになる。
【0026】まず、給気ユニット2は、原則的にブース
1の内側に取り付けることとする。この場合、図1のよ
うに、主吹出口2Bと余剰吹出口2Cは、ともにブース
1内に位置し、給気ユニット2の後部の突出部2Dが、
ブース1の外側に突出することになる。ここで、突出部
2Dの下側には、巻き上げ式のカーテンを有するロール
シャッターRが設けられ、給気ユニット2の下側に位置
するブース1の出入口を遮蔽できるようになっている。
【0027】主吹出口2Bから吹き出された主給気流
は、溶接点から上昇した油煙を誘引しつつブース1の上
方をほぼ水平に通流、一方、余剰吹出口2Cから吹き出
された余剰給気流は、一旦ブース1の下側へ回り込んだ
後、油煙を誘引しながら上昇することとなる。そして、
両給気流は、後述するように、主吹出口2Bに対向設置
された排気ユニット(排気手段)3の排気口3Bから排
気されるようになっている(図3)。
【0028】この主吹出量と余剰吹出量の風量バランス
は、余剰吹出口2Cに設けられたシャッターSによって
調整できるように構成されている。即ち、給気ダクト2
Aから供給される総給気量が一定であれば、シャッター
Sを開閉して余剰吹出口2Cの開口面積を適宜調整する
ことにより、主吹出口2Bから吹き出される主給気量と
余剰吹出口2Cから吹き出される余剰給気量との比率
を、コントロールすることができるようになっている。
【0029】実験によれば、この主給気量と余剰給気量
の比率は、 主給気量:余剰給気量=9:1 程度が好適であることが解明されている。
【0030】即ち、大半の油煙は、主吹出口2Bから吹
き出される主給気流がブース1上部にて誘引し、約10
%程度の余剰給気流が、ブース1下方を回り込んで誘引
する形態が最も効率が良い。このため、本実施例におい
ても、通常はこの比率を実現するように、このシャッタ
ーSの開度が設定されているが、油煙の発生量に応じ
て、シャッターSの開度を適宜調整してよいことは勿論
である。
【0031】この構成によれば、油煙発生量が少ないブ
ースにおいては、ドラフトを引き起こすことなく、大き
な誘引効果を期待することができる。また、溶接時の空
気膨張による油煙漏出を防止するには、ブース1内が若
干負圧となるように風量バランスを調整することが望ま
しい。そこで、本実施例では、給排気風量の比率を色々
な値に変更する実験を行った。その結果、 給気量:排気量=9:10 とすることにより、最適バランスを達成できることを解
明、この比率を達成するように調整した。
【0032】このような調整を実現するには、給気ダク
ト2Aに供給される総給気量と排気ダクト3Aから排気
される総排気量が9対10となるように、メインの給排
気系を構成してもよいし、メインの給排気量は10対1
0にしておき、給気ダクト2Aと排気ダクト3Aの各々
にダンパを設けて、その通過風量を9対10に規制する
ように構成してもよい。
【0033】これにより、主吹出口2Bを出た給気流
は、ブース1内で油煙を誘引しつつ排気ユニット3より
排気される気流を生成するが、溶接時に空気膨張が生じ
ても、ブース1全体としては負圧を維持し、ブース1外
への油煙漏出を防止できるようになっている。
【0034】次に、図4のように、給気ユニット2をブ
ース1の外側に設ける場合、主吹出口2Bはブース1内
にて開口されるが、余剰吹出口2Cは、ブース1の外側
で開口されることとなる。この場合、余剰吹出口2Cの
下側に位置するブース1の出入口には、透明ビニール製
の通気遮蔽用カーテン1Cが設けられている。このカー
テン1Cは出入口を遮蔽して、工場内の空気や余剰吹出
口2Cから吹き出された余剰給気流が、ブース1内へ直
接流入するのを妨げるようになっている。
【0035】尚、剰余吹出口2Cから下降吹き出しされ
た余剰給気流は、カーテン1Cに沿って下降し、工場内
の空調空気がブース1内へドラフトとして侵入するのを
防止している。また、余剰給気流は、溶接時の体積膨張
に対する緩衝作用をも担っている。
【0036】このように給気ユニット2をブース1の外
側に設けた場合も、ブース1内の給排気比率は、前述し
たように、ブース1内をやや負圧に保つために、 給気量:排気量=9:10 にすることが望ましい。この場合、給気ダクト2Aと排
気ダクト3Aにおけるメインの給排気量が10対10で
あるならば、主吹出口2Bから吹き出される主給気量と
余剰吹出口2Cから吹き出される余剰給気量との比率
を、 主給気量:余剰給気量=9:1 とすればよい。
【0037】また、給気ダクト2Aと排気ダクト3Aに
おけるメインの給排気量自体が9対10に設定されてい
るならば、余剰吹出口2CのシャッターSをほぼ全閉に
近い状態とすることにより、給気量:排気量=9:10
を達成することができる。
【0038】次に、本実施例を適用した実験について説
明する。実稼働中の工場において、ブース1は、床面積
=1m×2m、給気ユニット2の底面までの高さ=2
m、上部排気フードHの高さ=300mmであり、主吹
出口2Bは、横幅=約1000mmの偏平開口とした。
【0039】主吹出口2Bは、ブース1内の上部に、略
水平な給気流を送出できるように構成されている。ここ
で、主吹出口2Bの構造は、いろいろな形態が考えられ
るが、本発明者らは、スリット(単純横長開口)、ブリ
ーズライン(弱風化開口)、線状可変(風向可変開
口)、の3種類の構造について実験を行い、各々のドラ
フト防止性能について検討した。
【0040】その結果、線状可変型の開口が、コストと
機能の両面で最も優れていることを解明、本実施例にお
いて採用した。また、給気流の吹出角度については、伏
角=約30度が、油煙の誘引効果が最も大きいことを解
明、この吹出角度となるように調整してある。
【0041】さらに、給気流の風速は、3〜4m/s程
度が最適であることを解明、主吹出口2Bからの吹出速
度が、この風速となるように調整してある。給気ユニッ
ト2と反対側の側壁1Aには、前述したように、排気ユ
ニット(排気手段)3が設けられている。
【0042】排気ユニット3は、図3に示すように、天
板1Bに連通した排気ダクト3Aと、開口部にパンチン
グメタル板PMを設けた吸込口3B、3Cを備えてい
る。この排気ユニット3は、図1および図4に示すよう
に、吸込口3B、3Cが主吹出口2Bの対向領域に位置
し、主吹出口2Bから吹き出された給気流を、ブース1
内のほぼ上部のみを流通して、排気ダクト3Aへと排気
できるように構成されている。
【0043】ここで、吸込口3B,3Cの構造につい
て、線状開口と、パンチングメタル板を設けた開口を比
較検討する実験を行った。この結果、パンチングメタル
・タイプの方が、吸込表面積を大きくしても排気効果が
低下しない特性を有しいることを解明、吸込口3B,3
Cの開口面には、パンチングメタル板PMが設けられて
いる。
【0044】また、パンチングメタル板PMの開口率
は、同実験により、開口率=35%程度が最適であるこ
とを解明、この値のものを採用している。これにより、
吸込口3Bには、仰角=約50度に斜板設定されたパン
チングメタル板PMが配設され、主吹出口2Bから吹き
出された給気流をほぼダイレクトに吸引できるようにな
っている。
【0045】同様に、吸込口3Cには、床面と平行に設
定されたパンチングメタル板PMが配設され、主吹出口
2Bから流下した給気流とブース下方から上昇した気流
を吸引できるようになっている。
【0046】ここで、排気ダクト3Aの直径=200m
m、吸込口3Bの面積=1000mm×450mm、吸
込口3Cの面積=1000mm×150mm、吸込風速
=0.8mm/sなどとなっている。
【0047】空調設備を備えた工場に、本実施例のプッ
シュプル式換気装置を用いた場合、図5および図6に示
すように、工場全体の空調に係わる空調エリアFAに対
しては、一般給気ダクトSAから給気が供給され、一般
排気ダクトRAから排気される。
【0048】個別の溶接エリアLAに対しては、局所給
気ダクトOAから給気され、局所排気ダクトEAから排
気される。空調エリアFAと溶接エリアLAは、ブース
1と給排気手段によって、相互干渉はほとんどなく稼働
される。Jは自動溶接機である。
【0049】この結果、低コストでありながら排気効率
が高く、しかも、周囲の設備環境に影響を与えることな
く短期間で設置できるプッシュプル式換気装置を提供で
きるという優れた効果を奏するものである。
【0050】
【発明の効果】上記のように請求項1のプッシュプル式
換気装置によれば、主として、ブースの上部空間だけ
で、油煙を誘引・排気することができるので、ドラフト
を引き起こすことがなくなりまた、底面に設けた下向
きの余剰吹出口により、溶接時の体積膨張に対する緩衝
効果を発揮して、ブース内のバランスを取ることがで
き、加えて誘引効果の高いプッシュプル式換気装置を提
供することができる。
【0051】請求項2のプッシュプル式換気装置によれ
ば、設備環境に応じたフレキシブルなシステムを構築す
ることができる。請求項3のプッシュプル式換気装置に
よれば、ブース内をやや負圧に維持して、溶接時に体積
膨張があっても、油煙の漏出を防止するようにブース内
のバランスを維持することができる。
【0052】請求項4のプッシュプル式換気装置によれ
ば、油煙誘引効果を極大化できる。
【0053】請求項のプッシュプル式換気装置によれ
ば、吸引作用を最適化することができる。請求項のプ
ッシュプル式換気装置によれば、主吹出口からの主給気
量と余剰吹出口からの余剰給気量の比率を、ブース内環
境に応じて容易に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1ないし6に係るプッシュプル式換気装
置の一実施例における原理構成図である。
【図2】図1における給気手段のユニット構成を示す斜
視図である。
【図3】図1における排気手段のユニット構成を示す斜
視図である。
【図4】図1におけるブースを構成するパネルと給気手
段、排気手段の関係を示す斜視図である。
【図5】工場内空調システムと図1におけるプッシュプ
ル式換気装置の関係を示す原理説明図である。
【図6】工場内空調システムと図1におけるプッシュプ
ル式換気装置の関係を示す原理説明図である。
【図7】従来の排気式換気装置におけるブース周囲から
給気を行う排気フードの原理構成図である。
【図8】従来のプッシュプル式換気装置の原理構成図で
ある。
【符号の説明】
1 ブース 1A 側壁 2 給気ユニット(給気手段) 2A 給気ダクト 2B 主吹出口 2C 余剰吹出口 3 排気ユニット(排気手段) 3A 排気ダクト 3B,3C 吸込口 100 プッシュプル式換気装置 P パネル R ロールシャッター S シャッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲桑▼野 忠弘 愛知県名古屋市中区錦1丁目18番22号 株式会社竹中工務店名古屋支店内 (72)発明者 宮島 浩二 愛知県名古屋市中区錦1丁目18番22号 株式会社竹中工務店名古屋支店内 (56)参考文献 特開 平5−187701(JP,A) 特開 昭61−68112(JP,A) 特開 平5−115977(JP,A) 実開 昭61−169328(JP,U) 実開 平5−28478(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 9/32 F24F 7/06 F24F 7/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶接ゾーンを覆うブースの側壁上部に、
    略水平方向の主吹出口を備えるとともに底面に下向きの
    余剰吹出口を備えた給気手段を設け、かつ前記側壁の反
    対側に、該主吹出口に対向する吸込口を備えた排気手段
    を設けたことを特徴とするプッシュプル式換気装置。
  2. 【請求項2】 前記給気手段と排気手段は、それぞれ単
    体のユニットに構成され、前記ブースの適所に装着可能
    なものである請求項1に記載のプッシュプル式換気装
    置。
  3. 【請求項3】 前記給気手段と排気手段は、 給気量:排気量=9:10 となるように構成されたものである請求項1に記載のプ
    ッシュプル式換気装置。
  4. 【請求項4】 前記主吹出口は、吹き出し角度が可変な
    線状開口である請求項1に記載のプッシュプル式換気装
    置。
  5. 【請求項5】 前記吸込口は、開孔率=35%のパンチ
    ングメタル板を備えたものである請求項1に記載のプッ
    シュプル式換気装置。
  6. 【請求項6】 前記余剰吹出口は、その開口面積を調整
    するシャッターを備えたものである請求項1に記載のプ
    ッシュプル式換気装置。
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