JP3348905B2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP3348905B2
JP3348905B2 JP9455393A JP9455393A JP3348905B2 JP 3348905 B2 JP3348905 B2 JP 3348905B2 JP 9455393 A JP9455393 A JP 9455393A JP 9455393 A JP9455393 A JP 9455393A JP 3348905 B2 JP3348905 B2 JP 3348905B2
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寿之 松本
良紀 松澤
英人 北澤
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)
  • Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
  • Shutter-Related Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、手ぶれ量を表示する
表示手段を有するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等の撮影装置の手ぶれ
を検出して、手ぶれを低減する撮影装置等の提案が種々
なされている。例えば、特開平3−273221号公報
には、像ぶれピーク値より露光時のぶれ量を予測し、許
容値を越える場合は露光区間をずらして撮影を行うカメ
ラが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなカメラでは、手ぶれを防止した写真撮影を行うこと
はできるが、カメラ側で露光区間をずらして撮影してい
るものであった。そのため、プリントされた写真は手ぶ
れが低減された写真となるが、実際にどれだけ手ぶれが
生じたかを撮影者に告知する手段はなく、それ故撮影者
が手ぶれを起こさない写真撮影を取得することは困難な
ものであった。
【0004】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、手ぶれ量を撮影者に告知して、実際の撮影者の手ぶ
れによる写真撮影の低減を促すカメラを提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、
メラに内蔵され、該カメラの手ぶれ量を検出すると共
に、この手ぶれ量に相当する信号を出力する手ぶれ量検
出手段と、上記手ぶれ量検出手段より出力される手ぶれ
量に相当する信号に基き、手ぶれ量を表示する表示手段
と、通常の撮影を行う第1のモードと、上記表示手段に
表示される手ぶれ量をリアルタイムで表示する第2の
ードとを選択するモード選択手段と、を具備し、上記モ
ード選択手段により上記第2のモードが選択されている
場合には、シャッタ駆動が禁止されることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】この発明のカメラにあっては、カメラに内蔵さ
れた手ぶれ量検出手段によって、該カメラの手ぶれ量が
検出されると共に、この手ぶれ量に相当する信号が出力
される。また、上記手ぶれ量検出手段より出力される手
ぶれ量に相当する信号に基いて、表示手段に手ぶれ量が
表示される。そして、通常の撮影を行う第1のモード
と、上記表示手段に表示される手ぶれ量をリアルタイム
で表示する第2のモードとがモード選択手段により選択
される。ここで、上記モード選択手段により上記第2の
モードが選択されている場合には、シャッタ駆動が禁止
される。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明のカメラに於ける手ぶれ量表
示装置の概念を示したブロック図である。同図に於い
て、ぶれ検出部1で検出されたぶれ量は、シャッタタイ
ミング決定部2に供給される。このシャッタタイミング
決定部2には、入力部3からの信号がぶれモード選択部
4を介して入力される。ぶれモード選択部4は、このカ
メラをぶれ練習モードにするかどうかを決定する手段で
あり、入力部3によりモードが切換えられる。表示デー
タ変換部5は、上記ぶれモード選択部4からの信号によ
り、上記ぶれ検出部1から得られたぶれ量を表示量に変
換し、表示部6に出力する。
【0008】このような構成に於いて、通常の撮影で
は、カメラのぶれ量がぶれ検出部1で検出される。そし
て、このぶれ検出部1で検出されたぶれ量に基いて、シ
ャッタタイミング決定部2が、シャッタ開中に、ぶれが
所定量以下になるタイミングでシャッタ開を許可する。
【0009】一方、入力部3により、ぶれ練習モードに
設定された場合は、ぶれモード選択部4を経て、表示デ
ータ変換部5にてぶれ量が表示量に変換される。そし
て、この変換された表示量が表示部6で表示されるよう
になっている。
【0010】尚、ぶれ練習モードのときは、シャッタタ
イミング決定部2の動作を禁止し、シャッタを開かない
ようにしてもよい。図2は、この発明のカメラに於ける
手ぶれ量表示装置が適用されたカメラの概略ブロック図
である。このカメラの種々の制御は、マイクロコンピュ
ータ(以下マイコンと略記する)11により行われる。
そして、このマイコン11には、被写体までの距離を測
定するAF部12、被写体の輝度を測定するAE部1
3、カメラのぶれに相当する信号を検出するぶれセンサ
14、LEDまたはLCD等で構成される表示部15が
接続されている。
【0011】上記ぶれセンサ14は、角加速度センサ
や、本出願人による特願平4−149634号に記載さ
れているカメラと顔の相対位置を検出する方式や、TT
LのAFセンサ等が考えられる。
【0012】また、マイコン11には、モータ等の大電
流を制御するためのドライバ回路等が入っている制御用
インターフェース16を介して、フィルム面に像を結像
させるレンズユニット17、フィルムに露光するための
シャッタユニット18、フィルムの巻上げ巻戻しを行う
フィルム給送ユニット19が接続されている。
【0013】更に、マイコン11には、ファーストレリ
ーズスイッチ1RSW、このファーストレリーズスイッ
チ1RSWがオンになった後、更に押込まれるとオンに
なるセカンドレリーズスイッチ2RSW、表示許可、禁
止スイッチDSW、ぶれ練習モード切換スイッチMS
W、ぶれ軽減モードを選択するためのスイッチBSWが
接続されている。
【0014】尚、各ブロックは、この発明に関連する部
分のみ示してある。次に、図3のフローチャートを参照
して、レリーズスイッチが押された場合の動作について
説明する。
【0015】先ず、ステップS1に於いて、ぶれ練習モ
ードかどうかが判断される。このぶれ練習モードかどう
かは、ぶれ練習モード切換スイッチMSWで切換えられ
る。ぶれ練習モードでない場合は、ステップS2、S3
にて、AF、AEが行われ、ステップS4に於いて、セ
カンドレリーズが押されているか否かが判断される。
【0016】ここで、セカンドレリーズがオフの場合
は、ステップS5に移行してファーストレリーズが判断
される。そして、ファーストレリーズがオフの場合は、
処理が終了となる。一方、ステップS5にて、ファース
トレリーズがオンの場合はステップS4に戻り、このス
テップS4、5にて、セカンドレリーズがオンになるま
で待つ。
【0017】上記ステップS4にて、セカンドレリーズ
がオンであれば、ステップS6に進んでフォーカスレン
ズが駆動されて、ピントが合わせられる。次いで、ステ
ップS7に於いて、ぶれ軽減モードかどうかが判断さ
れ、ぶれ軽減モードでない場合はステップS11へ移行
する。ぶれ軽減モードの場合は、ステップS8にてぶれ
センサ14がオンにされ、続いてステップS9でシャッ
タタイミング処理が行われる。ここで、ぶれないタイミ
ングになったならば、ステップS10にてぶれセンサ1
4がオフにされる。次いで、ステップS11でシャッタ
ユニット18により、シャッタ駆動がなされて露光され
る。その後、ステップS12でフィルムが巻上げられて
処理が終了となる。
【0018】上記ステップS1に於いて、ぶれ練習モー
ドの場合は、ステップS13に移行してぶれセンサ14
がオンされる。次いで、ステップS14にてぶれ量が検
出された後、ステップS15でぶれ量が表示部15に表
示される。そして、ステップS16では、セカンドレリ
ーズの状態が判断される。以上のステップS13〜S1
6の処理は、セカンドリーズがオフになるまで続けられ
る。これにより、結果的に、リアルタイムにぶれ量が表
示できることになる。
【0019】上記ステップS16にてセカンドレリーズ
がオフになれば、ステップS17にてぶれセンサ14が
オフにされる。次いで、ステップS18で、ファースト
レリーズがオフになるまで待機する。そして、ステップ
S16に戻ってセカンドレリーズがオンになると、再び
ぶれ表示が再開される。
【0020】この実施例では、ぶれ練習モードの場合
は、AF、AEレンズ駆動、シャッタ駆動等は行ってい
ないが、シャッタ駆動とフィルム巻上げさえ行わなけれ
ば、その他の動作は行ってもかまわない。
【0021】次に、レリーズスイッチが押された場合の
動作の他の例について、図4のフローチャートを参照し
て説明する。この図4のフローチャートは、上述した図
3のフローチャートとほぼ同じであるので、異なるステ
ップについて説明する。
【0022】すなわち、図3のステップS1に代えて、
ぶれ練習モードかどうかが、フィルムの有無で判断され
ている(ステップS19)ことと、ステップS16及び
S18に代えて、ぶれ練習モードのときの表示をセカン
ドレリーズは関係なく、ファーストレリーズオン中に行
っている(ステップS20)ことである。その他のステ
ップについては、上述した図3のフローチャートと同じ
であるので、説明は省略する。
【0023】図5は、表示部15に於けるぶれ量表示の
一例である。図5(a)は、LEDまたはLCD15a
を帯状に配設している。これによると、ぶれが大きい時
は、帯が長く表示されるようになる。図5(b)は、L
ED15bの1個で表示するものである。更に、図5
(c)は、カメラの形状のマーク15c1 、15c2
2つ有するもので、これらのマーク15c1 、15c2
を交互に点灯表示するものである。尚、上記マーク15
1 、15c2 は、LEDでもLCDでもよい。
【0024】これら図5(a)〜(c)の表示は、カメ
ラのファインダ内にあることが望ましい。図6は、ぶれ
センサ14から出力されるぶれ量の一般的な経時変化の
一例である。横軸は時間経過で、縦軸はぶれ量を表して
いる。
【0025】図7は、図5(a)のLED15aを用い
た場合のぶれ量表示動作を説明するフローチャートであ
る。すなわち、ステップS21にて、ぶれ量がLEDの
個数に応じて変換される。これにより、ステップS22
にてLED表示がなされる。
【0026】これによれば、図8に示されるように、ぶ
れ量をLEDの個数に変換し、ぶれ量が多いときは多く
のLEDを、少ないときは少数のLEDを帯状に発光さ
せるようにしている。尚、このLEDは、上述したよう
にLCDであってもよい。
【0027】図9は、図5(b)の1個のLED15b
による場合のぶれ量表示の動作を説明するフローチャー
トである。ステップS31で、ぶれ量がデューティ比に
変換され、ステップS32及びS33にて、一定の値と
比較される。これにより、ステップS34、S35、S
36にて、LED消灯、LED点灯、またはLED点滅
という動作が行われる。
【0028】つまり、図10に示されるように、ぶれ量
の大小によって、表示オンのデューティを変化させてい
る。尚、LEDの点滅時間は、ぶれ量の大きさに応じて
変化させるようにしてもよい。
【0029】更に、図11は、図5(c)のマーク15
1 、15c2 を用いた場合の表示動作を説明するフロ
ーチャートである。先ず、ステップS41にてぶれ量が
周波数に変換され、その後、ステップS42、S43に
て周波数が一定値と比較される。これにより、ステップ
S44、S45、S46で、マーク15c1 、15c2
の両方消灯、両方点灯、或いは交互に点灯の処理がなさ
れる。
【0030】図12(a)及び(b)は、上記マーク1
5c1 及び15c2 の点灯タイミングを表すタイミング
チャートである。同図(a)はマーク15c1 のオン、
オフのタイミングを、同図(b)は、マーク15c2
オン、オフのタイミングを表している。このようなマー
ク15c1 、15c2 の交互の表示により、ぶれのイメ
ージを表している。すなわち、ぶれ量に応じて交互に表
示する周波数を変えている。
【0031】尚、ここでは全て目に見える表示で説明し
たが、同様な方法で音による告知を使用してもよいこと
は勿論である。図13は、シャッタタイミング処理の動
作の一例を説明するフローチャートである。
【0032】先ず、ステップS51にてぶれ量が検出さ
れ、次いでステップS52にて、表示許可、禁止スイッ
チDSWにより選択されている表示モードかどうかが判
断される。これに従って、ぶれ表示モードであれば、ス
テップS53にてぶれ量に応じた表示が行われる。
【0033】次に、ステップS54にてシャッタ開中の
ぶれ量予測が行われる。そして、ステップS55に於い
て、ぶれ量が所定値以下か否かが判断され、所定値以下
と予測される場合は処理が終了し、シャッタ駆動に移行
する。尚、シャッタ開中のぶれ量予測については、本出
願人による特願平3−218672号等に記載してある
ので、ここでは説明は省略する。
【0034】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ぶれ量
をリアルタイムに表示するモードを有して手ぶれ量をモ
ニタすることができ、実際の撮影者の手ぶれによる写真
撮影の低減を促すべく、手ぶれのないレリーズ操作を練
習することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカメラに於ける手ぶれ量表示装置の
概念を示したブロック図である。
【図2】この発明のカメラに於ける手ぶれ量表示装置が
適用されたカメラの概略ブロック図である。
【図3】レリーズスイッチが押された場合の動作につい
て説明するフローチャートである。
【図4】レリーズスイッチが押された場合の動作の他の
例について説明するフローチャートである。
【図5】(a)〜(c)は表示部15に於けるぶれ量表
示の一例を示した図である。
【図6】ぶれセンサ14から出力されるぶれ量の一般的
な経時変化の一例を示した図である。
【図7】図5(a)のLED15aを用いた場合のぶれ
量表示動作を説明するフローチャートである。
【図8】図5(a)のLED15aを用いた場合のLE
Dの個数とぶれ量との関係を示した図である。
【図9】図5(b)の1個のLED15bによる場合の
ぶれ量表示の動作を説明するフローチャートである。
【図10】ぶれ量の大小によるLEDの表示オンのデュ
ーティの変化を示した図である。
【図11】図5(c)のマーク15c1 、15c2 を用
いた場合の表示動作を説明するフローチャートである。
【図12】(a)及び(b)は、上記マーク15c1
び15c2 の点灯タイミングを表すタイミングチャート
である。
【図13】シャッタタイミング処理の動作の一例を説明
するフローチャートである。
【符号の説明】
1…ぶれ検出部、2…シャッタタイミング決定部、3…
入力部、4…ぶれモード選択部、5…表示データ変換
部、6…表示部、11…マイクロコンピュータ(マイコ
ン)、12…AF部、13…AE部、14…ぶれセン
サ、15…表示部、16…制御用インターフェース、1
7…レンズユニット、18…シャッタユニット、19…
フィルム給送ユニット、1RSW…ファーストレリーズ
スイッチ、2RSW…セカンドレリーズスイッチ、DS
W…表示許可、禁止スイッチ、MSW…ぶれ練習モード
切換スイッチ、BSW…ぶれ軽減モード選択スイッチ。
フロントページの続き (72)発明者 松澤 良紀 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 北澤 英人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 菊池 寿郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−277078(JP,A) 特開 平4−308824(JP,A) 特開 平3−222585(JP,A) 特開 平6−18973(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 5/00 G03B 17/18 - 17/20

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに内蔵され、該カメラの手ぶれ量
    を検出すると共に、この手ぶれ量に相当する信号を出力
    する手ぶれ量検出手段と、上記手ぶれ量検出手段より出力される手ぶれ量に相当す
    る信号に基き、手ぶれ量を表示する表示手段と、 通常の撮影を行う第1のモードと、上記表示手段に表示
    される手ぶれ量をリアルタイムで表示する第2の モード
    とを選択するモード選択手段と、 を具備し、 上記モード選択手段により上記第2のモードが選択され
    ている場合には、シャッタ駆動が禁止されることを特徴
    とするカメ
  2. 【請求項2】 上記モード選択手段は、フィルムの有無
    によりモードを選択することを特徴とする請求項1に記
    載のカメ
  3. 【請求項3】 上記第2のモードは、手ぶれのない操作
    を練習するためのぶれ練習モードであることを特徴とす
    る請求項1に記載のカメ
  4. 【請求項4】 2段階の押込み動作が可能であって、2
    段目の押込み動作により撮影動作を許可するレリーズス
    イッチを更に有し、 上記表示手段は、上記第2のモードが選択されており、
    且つ、上記2段目の押込み動作がなされている間は、手
    ぶれ量をリアルタイムで表示することを特徴とする請求
    項1に記載のカメラ。
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