JP3348409B2 - 圧延機のクラウン・形状制御方法 - Google Patents

圧延機のクラウン・形状制御方法

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JP3348409B2
JP3348409B2 JP04208394A JP4208394A JP3348409B2 JP 3348409 B2 JP3348409 B2 JP 3348409B2 JP 04208394 A JP04208394 A JP 04208394A JP 4208394 A JP4208394 A JP 4208394A JP 3348409 B2 JP3348409 B2 JP 3348409B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属ストリップを圧延
する圧延機のクラウン・形状制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ホットコイル等における寸法精度の向上
要求は近年益々厳しくなっている。寸法精度としては、
圧延材長手方向の板厚、板幅の均一性以外に、圧延材幅
方向の板厚分布であるクラウンが所定の値をとることが
望まれる。これに対応して、ホットストリップミルの仕
上圧延機を中心に、圧延機出側にクラウン測定装置を設
置し、この測定値を基にクウランを所定値に制御するよ
うに、圧延機のクラウン制御用アクチュエータを操作す
るクラウン制御が行われている。
【0003】圧延機の加減速、圧延材の温度変動等のク
ラウン制御に対する外乱下で仕上圧延機出側のクラウン
を圧延材長手方向で所定値に制御するためには、仕上圧
延機の中間スタンド出側のクラウンも、圧延材長手方向
で一定に制御することが望ましい。これに対応して、仕
上圧延機の中間スタンド出側にクラウン測定装置を設置
し、その測定値を基に、クラウンを所定値に制御するよ
うに、当該スタンドのクラウン制御用アクチュエータを
操作することが有効であると考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、当該ス
タンドのクラウン制御用アクチュエータを操作すると、
当該スタンド出側平坦度も変化する。中間スタンド出側
の平坦度には操業上の許容範囲があり、この範囲を超え
てクラウン制御用アクチュエータを操作すると操業上の
トラブルを発生させるという問題がある。これを防止す
る方法としては、当該スタンド出側平坦度計を併せて設
置し、その測定値を用いて平坦度許容範囲内で当該スタ
ンド出側クラウン制御することが考えられる。
【0005】しかし、平坦度計は一般に光学的方法で平
坦度を検出しているため、中間スタンド出側のように、
設置スペースの制約が多く且つロールクーラント、スト
リップクーラント等が飛散する環境下で正確な測定を行
うことは困難であるという問題点がある。
【0006】本発明は、前記従来の問題点を解決するべ
くなされたもので、平坦度が品質、操業上望まれる範囲
から外れることなく、クラウン制御を可能とする圧延機
のクラウン・形状制御方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、シングルスタ
ンド又はタンデム圧延機の特定スタンドの入側及び出側
にクラウン測定装置を有し、入側及び出側のクラウン測
定装置の測定値より当該スタンドの平坦度を算出し、平
坦度の操業上の許容範囲内で、出側のクラウン測定装置
の測定値に基づき、当該スタンドのクラウン制御用のア
クチュエータを操作することにより前記目的を達成した
ものである。
【0008】
【作用】本発明によれば、シングルスタンド又は、タン
デム圧延機の特定スタンドの入側及び出側にクラウン測
定装置を設置し、入側及び出側のクラウン測定装置の測
定値より当該スタンドの平坦度を算出する。
【0009】クラウンと平坦度は同時には制御できず、
クラウン制御用アクチュエータを操作すると出側平坦度
も変化する。平坦度には操業上の許容範囲があり、この
範囲を超えてクラウン制御用アクチュエータを操作する
と操業上のトラブルが発生する。
【0010】そこで本発明では、上で求めた平坦度に基
づき、該平坦度が許容範囲境界値に達した場合には、許
容範囲境界値を超える方向へのクラウン制御用アクチュ
エータの操作を中断することにより、平坦度が品質、操
業上望まれる範囲から外れることなく、クラウン制御を
可能にすることができる。
【0011】
【実施例】以下図面を参照して、本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0012】本実施例は、ホットストリップミルの7ス
タンド仕上圧延機の5スタンドに、本発明の制御方法を
適用したものである。
【0013】図1は、本実施例の制御系の構成を示すブ
ロック線図である。
【0014】図1において、1は第4スタンド、2は第
5スタンド、3は第6スタンド、4は第5スタンド入側
クラウン測定装置、5は第5スタンド出側クラウン測定
装置である。又、6は第5スタンドベンダ制御装置、7
は第5スタンドクラウン制御装置、8は第5スタンド平
坦度演算装置、9は制御用計算機であり、10は被圧延
材である。
【0015】本圧延機は、クラウン制御用アクチュエー
タとしてワークロールベンディング装置を有すると共
に、第5スタンドの入側及び出側にクラウン測定装置4
及び5が設置され、被圧延材10の第5スタンド入側及
び出側クラウンCh 4、Ch 5(mm)、又、第5スタン
ド入側及び出側板厚 h4、 h5(mm)が連続的に測定さ
れる。
【0016】第5スタンド出側平坦度演算装置8は、こ
れらの測定値と、制御用計算機9から設定された第5ス
タンドの形状変化係数ξ5とを用いて、公知の圧延理論
式(例えば、日本鉄鋼協会編「板圧延の理論と実際」
P.99)により、第5スタンド出側伸び率差ε5(m
m)を、次の(1)式により算出する。
【0017】 ε5=ξ5×(Ch 4/ h4−Ch 5/ h5) …(1)
【0018】更に、公知の理論式(同上掲書P.96)
を用いて第5スタンド出側平坦度(急峻度)λ5(%)
を次の(2)式により算出する。
【0019】 λ5=(2/π)×√(ε5)×100 …(2)
【0020】算出された値は、第5スタンドクラウン制
御装置7へ出力される。
【0021】第5スタンド制御装置7では、第5スタン
ド出側クラウン制御装置5から入力する第5スタンド出
側クラウンCh 5(mm)を下に、次の(3)式により第
5スタンドベンダ変更量ΔF5(t )を算出する。
【0022】 ΔF5=1/(δCh 5/δF5)×(Ch 5−Ch 5* ) …(3)
【0023】但し、δCh 5/δF5は第5スタンドベ
ンダの第5スタンド出側クラウンへの影響係数であり、
Ch 5* は第5スタンド出側クラウン目標値(mm)であ
り、制御用計算機9の設定計算機能で算出され、第5ス
タンドクラウン制御装置7へ設定されるものである。
【0024】算出された第5スタンドベンダ変更量は、
第5スタンドベンダ制御装置6へ出力され、第5スタン
ドベンダ力を変更する。
【0025】又、第5スタンドクラウン制御装置7で
は、上記制御中に第5スタンド出側平坦度(急峻度)λ
5(%)を監視し、この値が許容範囲境界値に達した場
合には、許容範囲境界値を超える方向への第5スタンド
ベンダ変更量ΔF5(t )の演算を中断する。
【0026】この際使用する第5スタンド出側平坦度許
容範囲は、同様に制御用計算機9で板厚、板幅、鋼種に
より分類されたテーブルを検索することにより、被圧延
材10に適した値が算出され、第5スタンドクラウン制
御装置7へ設定されるものである。
【0027】以上、本実施例ではタンデム圧延機を例に
とり説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、シングルスタンドでも全く同様に本発明が適用され
ることは明らかである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
シングルスタンド又はタンデム圧延機の特定スタンドの
入側及び出側にクラウン測定装置を設置し、入側及び出
側のクラウン測定装置の測定値より、当該スタンドの平
坦度を算出し、出側のクラウン測定装置の測定値に基づ
き、当該スタンドのクラウン制御用のアクチュエータを
操作すると共に、当該スタンドの平坦度を監視し、この
値が許容範囲境界値に達した場合には、許容範囲境界値
を超える方向への当該スタンドのクラウン制御用のアク
チュエータの操作を中断するようにしたため、平坦度が
品質、操業上望まれる範囲から外れることなく、クラウ
ンを制御することが可能になったという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例による制御系の構成を示すブロック線
【符号の説明】
1…第4スタンド 2…第5スタンド 3…第6スタンド 4…第5スタンド入側クラウン測定装置 5…第5スタンド出側クラウン測定装置 6…第5スタンドベンダ制御装置 7…第5スタンドクラウン制御装置 8…第5スタンド出側平坦度演算装置 9…制御用計算機 10…被圧延材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−94412(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B21B 37/00 - 37/78

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シングルスタンド又はタンデム圧延機の特
    定スタンドの入側及び出側にクラウン測定装置を有し、 入側及び出側のクラウン測定装置の測定値より当該スタ
    ンドの平坦度を算出し、 平坦度の操業上の許容範囲内で、出側のクラウン測定装
    置の測定値に基づき、当該スタンドのクラウン制御用の
    アクチュエータを操作することを特徴とする圧延機のク
    ラウン・形状制御方法。
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KR100437640B1 (ko) * 1999-12-28 2004-06-26 주식회사 포스코 후판 마무리 압연기의 형상제어방법
KR100417514B1 (ko) * 1999-12-29 2004-02-05 주식회사 포스코 박슬래브 공정에서 바 크라운 제어방법
KR100417515B1 (ko) * 1999-12-29 2004-02-05 주식회사 포스코 미니밀 사상압연기 평탄도 제어방법
JP4504406B2 (ja) * 2007-09-14 2010-07-14 株式会社日立製作所 熱間タンデム圧延ミルのクラウン形状制御装置および方法

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