JP3348219B2 - ビデオモニタ用の補助ケース - Google Patents

ビデオモニタ用の補助ケース

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JP3348219B2
JP3348219B2 JP30730898A JP30730898A JP3348219B2 JP 3348219 B2 JP3348219 B2 JP 3348219B2 JP 30730898 A JP30730898 A JP 30730898A JP 30730898 A JP30730898 A JP 30730898A JP 3348219 B2 JP3348219 B2 JP 3348219B2
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裕一 小松
伸夫 三浦
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Eizo Nanao Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ビデオモニタに
対して手軽に追加装着することができるビデオモニタ用
の補助ケースに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ等に使用するビデオモニタ
は、スピーカユニットを組み合わせることがある(実開
平4−59684号公報)。
【0003】このものは、ビデオモニタの前面下部にお
いて、前面側と側面側とが開口する有底の収容部を左右
に形成し、各収容部に対して、スピーカを収容するケー
スが着脱自在に装着されている。なお、収容部、ケース
は、それぞれの上下面に係合リブ、係合溝が形成されて
おり、ケースは、側面側から摺動して差し込むことによ
り収容部に装着することができる。
【0004】なお、ビデオモニタを載置するスタンド形
のスピーカユニットも知られている(実公平6−355
92号公報、特開平7−23313号公報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の前者
によるときは、ビデオモニタは、スピーカユニットを装
着しないときに空の収容部が前面に露出するから、全体
の体裁が悪くなり、また、スピーカユニットは、左右を
個別に収容部に装着しなければならないから、取付けが
面倒であるという問題があった。また、後者によるとき
は、ビデオモニタが重いため、スピーカを収納するケー
スを不当に頑丈に作らなければならず、製作コストが過
大になるという問題が避けられなかった。
【0006】そこで、この発明の目的は、係合部材を介
してビデオモニタの下面前部に装着することによって、
取付、取外しが簡単にできる上、ビデオモニタから取り
外したときであっても、ビデオモニタの体裁が良好であ
り、全体構造を極めて簡単にすることができるビデオモ
ニタ用の補助ケースを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めのこの発明の構成は、スタンドを介して左右に水平回
転可能、上下にチルト可能なビデオモニタに追加装着す
る補助ケースであって、横長のケース本体からなり、ケ
ース本体は、上面の形状をビデオモニタの下面に適合さ
せ、ケース本体とビデオモニタとのいずれか一方に配設
する係合部材を他方に形成する係合孔に係合させること
により、スタンド上のビデオモニタから吊り下げるよう
にしてスタンドとの間のデッドスペースを利用してビデ
オモニタと一体に着脱自在に装着することをその要旨と
する。
【0008】なお、係合部材は、ケース本体の移動方向
に形成するガイド部と、ガイド部の一端に形成するスト
ッパ部と、ガイド部、ストッパ部に共通に形成する支持
部とから形成し、係合孔は、ガイド部に対応するスリッ
トを有することができ、スリットは、ケース本体の移動
方向に向けて先細に形成することができる。
【0009】また、係合部材は、ケース本体の外部から
回転操作可能なねじ部材として形成し、係合孔は、ねじ
部材に適合するねじ孔として形成してもよい。
【0010】さらに、係合部材は、ケース本体の外部か
ら揺動操作可能なフック部材として形成し、係合孔は、
フック部材のフックを係合可能に形成してもよい。
【0011】また、ケース本体は、自動接続形の補助端
子を上面に備えてもよい。
【0012】
【作用】かかる発明の構成によるときは、ケース本体
は、係合部材を係合孔に係合させることにより、ビデオ
モニタに着脱自在に装着することができる。そこで、ケ
ース本体は、ビデオモニタに格別な収容部を設けなくと
も、ビデオモニタとスタンドとの間のデッドスペースを
利用して、ビデオモニタに一体に装着することが可能で
ある。ケース本体の上面の形状は、ビデオモニタの下面
に適合しているからである。
【0013】ガイド部、ストッパ部、支持部から係合部
材を形成し、係合孔がガイド部に対応するスリットを有
するときは、支持部を係合孔に挿入し、ケース本体をガ
イド部の形成方向に移動させることにより、ケース本体
は、支持部を介し、ビデオモニタの下面から吊り下げる
ようにしてビデオモニタの下部に装着することができ
る。なお、このとき、ストッパ部は、ケース本体の移動
範囲を規制し、ガイド部は、スリットに案内されてケー
ス本体の移動方向を正しく規制することができる。
【0014】先細に形成されているスリットは、係合部
材のガイド部を挟み込み、ケース本体をビデオモニタに
ロックすることができる。
【0015】係合部材がねじ部材として形成され、係合
孔がねじ部材に適合するねじ孔として形成されていると
きは、ケース本体は、係合部材、係合孔を介して確実に
ビデオモニタに装着することができ、ビデオモニタを上
下方向にチルトさせても、不用意にビデオモニタから外
れることがない。
【0016】係合部材がフック部材として形成されてい
るときは、ケース本体は、フック部材のフックを係合孔
に係合させることにより、ビデオモニタに対し、速やか
に装着することができる。
【0017】ケース本体が自動接続形の補助端子を備え
るときは、補助端子は、ケース本体をビデオモニタに装
着すると同時にビデオモニタからの電源電圧をケース本
体内に供給することができ、電源用のケーブルをビデオ
モニタに接続する煩わしさがない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を以って実施の形態を
説明する。
【0019】ビデオモニタ用の補助ケースは、ビデオモ
ニタVMの下面前部に装着可能なケース本体10を主要
部材としてなる(図1)。
【0020】ビデオモニタVMは、スタンドS上に設置
されており、下面に突出部VM1 が形成されている。ビ
デオモニタVMは、グリルVM2a付きのスクリーンVM
2 を前面に有し、スタンドSを介し、左右に自在に水平
回転させ、上下にチルトさせることができる。
【0021】ケース本体10は、横長の所定形状に形成
されており(図1、図2)、上面の形状は、突出部VM
1 を含むビデオモニタVMの下面の形状に適合する。ケ
ース本体10の前面の左右両端部には、多数のスリット
11、11…が形成されており、前面中央部には、小さ
いスリット11a、11aが形成されている。また、ケ
ース本体10の前面には、ヘッドホン端子HTが装着さ
れており、一方の外側面には、入力端子LT1 、ボリュ
ーム摘みVTが装着されており、後面には、入力端子L
T2 、マイクロホン端子MT、電源端子PTが装着され
ている(図3)。
【0022】ケース本体10の内部には、ケース本体1
0の中心部に独立空間を形成するために仕切板12、1
2が設けられている。ケース本体10の内部の左右に
は、スピーカ13、13が収納されており、中心部に
は、マイクロホン14が収納されている。なお、スピー
カ13、13は、左右のスリット11、11…に対応
し、マイクロホン14は、スリット11a、11aに対
応している。
【0023】ケース本体10には、増幅器A1 、A1 、
A2 を含む電気回路が収納されている(図4)。入力端
子LT1 、LT2 は、それぞれ2回路のジャックであっ
て、ボリュームVR、VR、増幅器A1 、A1 、ヘッド
ホン端子HTを介してスピーカ13、13に接続されて
おり、マイクロホン14は、増幅器A2 を介してマイク
ロホン端子MTに引き出されている。また、電源端子P
Tは、増幅器A1 、A1 、A2 に分岐接続されている。
なお、ヘッドホン端子HTは、ばね復帰形の切替接点を
備えるジャックであり、ヘッドホン用のプラグを差し込
むとき、スピーカ13、13からの音声出力を停止さ
せ、プラグを引き抜くとき、スピーカ13、13からの
音声出力を回復させることができる。
【0024】ケース本体10の上面左右には、フック状
の係合部材21、21が対称形に突設形成されており
(図1、図5)、ビデオモニタVMの下面には、係合部
材21、21に対応する係合孔22、22が形成されて
いる。
【0025】各係合部材21は、ケース本体10の前後
方向に形成するガイド部21a、ガイド部21aの前端
に形成するストッパ部21b、ガイド部21aとストッ
パ部21bとの上端に共通に形成する支持部21cを組
み合わせて構成されている。ガイド部21a、支持部2
1cは、断面逆L字形に組み合わされ、ケース本体10
の外側に開口するフック部21dを形成しており(図
5、図6)、フック部21dの前面側は、ストッパ部2
1bによって閉じられている。
【0026】係合孔22は、係合部材21の支持部21
cが挿入可能であり、ビデオモニタVMの後方に向うス
リット22aを有している(図5、図7)。スリット2
2aは、係合部材21のガイド部21aに対応してお
り、ビデオモニタVMの後方に向けて先細に形成されて
いる。
【0027】そこで、ケース本体10は、係合部材2
1、21を対応する係合孔22、22に挿入してビデオ
モニタVMの後方に移動させることにより、ビデオモニ
タVMの下面に装着することができる(図5の二点鎖
線)。このとき、各係合部材21のガイド部21aは、
スリット22aによって案内され、ストッパ部21bが
係合孔22の後辺に当接する位置においてスリット22
aに挟まれ、ケース本体10を軽くロックすることがで
きる(図7の二点鎖線)。また、このときのケース本体
10は、ビデオモニタVMの下面の一部が各係合部材2
1のフック部21dに進入することにより(図8)、支
持部21c、21cを介してビデオモニタVMの下面に
吊り下げられている。
【0028】すなわち、ケース本体10は、係合部材2
1、21、ビデオモニタVMの係合孔22、22を介
し、ビデオモニタVMの下面に簡単に装着することがで
きる(図2)。そこで、ビデオモニタVM側の図示しな
い出力端子、マイクロホン端子、電源端子と、ケース本
体10側の入力端子LT1 、LT2 の一方、マイクロホ
ン端子MT、電源端子PTとを接続すれば、スピーカ1
3、13を介してビデオモニタVMからの音声信号を音
声出力し、マイクロホン14を介して音声信号をビデオ
モニタVMに入力させることができる。
【0029】ケース本体10をビデオモニタVMから取
り外すときは、ケース本体10をビデオモニタVMの前
方側に移動させ、係合部材21、21のガイド部21
a、21aがスリット22a、22aから係合孔22、
22内に移動した位置において係合部材21、21を係
合孔22、22から下方に抜き取る。すなわち、ケース
本体10は、前方側に引き出した後、下方に移動させる
ことによって、ビデオモニタVMから取り外すことがで
きる。また、ケース本体10を取り外した後のビデオモ
ニタVMは、下面に係合孔22、22が形成されている
のみであり、外観が不体裁になることがない。
【0030】なお、ケース本体10側の入力端子LT2
、マイクロホン端子MT、電源端子PTに対応する自
動接続形の出力端子、マイクロホン端子、電源端子をビ
デオモニタVM側に設けておけば、ケース本体10をビ
デオモニタVMに装着すると同時に、これらの端子間の
電気的な接続を完了することができる。
【0031】以上の説明において、各係合部材21は、
ガイド部21aと支持部21cとを断面T字形に組み合
わせてもよい。このとき、フック部21dは、ガイド部
21aの左右両側に形成され、各係合孔22のスリット
22aは、ガイド部21aに対応して、係合孔22の中
心からビデオモニタVMの後方に向って形成するものと
する。
【0032】
【他の実施の形態】ケース本体10は、スピーカ13、
13の後方に開孔部16、16を形成してもよい(図
9)。開孔部16、16は、スピーカ13、13がケー
ス本体10内に発生する音を後方に放出し、スピーカ1
3、13は、スリット11、11を介し、一層明瞭な音
を前面側に出力することができる。なお、ケース本体1
0は、マイクロホン14の周辺にカバー17を設けても
よい(同図)。カバー17は、マイクロホン14の防音
性を高め、マイクロホン14がハウリングを起すことを
防止する。
【0033】ケース本体10は、外部マイクロホン用の
入力端子ETを一方の外側面に備えてもよい(図1
0)。入力端子ETは、ばね復帰形の切替接点を備える
ジャックであり、マイクロホン14に直列に接続されて
いる。入力端子ETは、外部マイクロホンのプラグを差
し込むことにより、マイクロホン14に代えて外部マイ
クロホンを増幅器A2 に接続し、プラグを引き抜くこと
により、マイクロホン14を増幅器A2 に接続すること
ができる。
【0034】ケース本体10は、ビデオモニタVM側に
形成する係合部材21、21、ケース本体10側に形成
する係合孔22、22を介してビデオモニタVMに装着
してもよい(図11)。ただし、図11は、図5に対応
しており、係合部材21、21、係合孔22、22は、
それぞれの一方のみが図示されている。
【0035】各係合孔22のスリット22aは、ケース
本体10の前方に向けて、先細に形成されている。ま
た、各係合部材21のフック部21dは、ストッパ部2
1bによって後面側が閉じられている。そこで、ケース
本体10は、係合孔22に係合部材21を挿入し、ビデ
オモニタVMの後方側に移動させることにより(同図の
二点鎖線)、ビデオモニタVMの下面に装着することが
できる。
【0036】係合部材21は、ねじ部材として形成して
もよい(図12、図13)。係合部材21は、円板状の
操作部21eを有しており、操作部21eの外周には、
滑り止めが形成されている。また、係合部材21は、位
置決め用のブロック18を介して、操作部21eの外周
の一部がケース本体10の側面から突出するようにして
ケース本体10に組み込まれている。係合部材21は、
ブロック18上に回転自在に設置されており、ブロック
18は、フック18a、18aを介してケース本体10
内に固定され、ケース本体10の側面に開口されている
開口部18cを塞ぐようにして、ケース本体10に装着
されている。
【0037】ブロック18の両側面の上下部には、各一
対のガイドリブ18b1 、18b1が突出して形成され
ている。ブロック18は、ガイドリブ18b1 、18b
1 …を介し、フック18a、18aに沿って開口部18
cに挿入するとき、フック18a、18aの先端の鈎1
8a1 、18a1 がブロック18の両側面に形成されて
いる穴18b、18bに係合することにより、確実にロ
ックすることができる。また、ビデオモニタVMの下面
には、係合部材21に適合するねじ孔として、係合孔2
2が形成されている。ただし、このときの係合孔22
は、ナット状部材の雌ねじとして形成されている。
【0038】係合部材21は、操作部21eを外部から
回転操作して係合孔22にねじ込むことにより(図13
の二点鎖線)、ケース本体10をビデオモニタVMの前
面下部に装着することができる。また、操作部21eを
逆回転させ、係合部材21を係合孔22から抜き出すこ
とにより、ケース本体10を取り外すことができる。
【0039】係合部材21は、先端部内側にフック21
fを有するフック部材としてもよい(図14、図1
5)。係合部材21には、軸21g、21gが左右に突
設されており、下端部は、外側に屈曲して操作部21h
が形成されている。また、フック21fの上面は、傾斜
面21f1 に形成されている。係合部材21は、軸21
g、21g、軸受19、19、固定金具19a、19a
を介してケース本体10内に揺動自在に装着されてい
る。ただし、図15には、一方の軸受19、固定金具1
9aのみが図示されている。また、このとき、フック2
1fは、ケース本体10の上面に開口された開口部11
bを介して上方に突出しており、操作部21hは、ケー
ス本体10の側面に開口された開口部11cを介して外
部に突出している。さらに、係合部材21は、ばね19
bを介して内側に付勢されている。なお、ビデオモニタ
VM側の係合孔22は、フック21fを含む係合部材2
1の先端部が挿入可能に開口され、フック21fが係合
可能に形成されている。
【0040】ケース本体10は、係合部材21、21の
先端部を対応する係合孔22に差し込むことにより、一
挙動によってビデオモニタVMの下面に取り付けること
ができる。係合部材21は、傾斜面21f1 に沿って外
側に揺動し(図15の一点鎖線)、フック21fを介
し、係合孔22に係合させることができるからである
(同図の二点鎖線)。また、ケース本体10をビデオモ
ニタVMから取り外すときは、係合部材21の操作部2
1hを内側に押し、フック21fを外側に移動させて係
合を解除させた上、係合部材21の先端部を下方に抜き
出せばよい。
【0041】ケース本体10は、自動接続形の補助端子
ST、STを上面に配設することができる(図16)。
補助端子ST、STは、導電性のピン形に形成されてお
り、図示しないばねを介して上方に付勢され、ケース本
体10に対し、上下動可能に取り付けられている。な
お、補助端子ST、STは、適当な防錆処理を施すこと
が好ましい。
【0042】補助端子ST、STは、逆流防止用のダイ
オードDを介し、ジャック形の電源端子PTに並列に接
続されている(図17)。このときの電源端子PTは、
外部電源からのプラグを差し込むことにより、補助端子
ST、STを増幅器A1 、A2 、A3 から電気的に切り
離し、プラグを引き抜くことにより、補助端子ST、S
Tを介して増幅器A1 、A2 、A3 に給電させることが
できる。
【0043】ビデオモニタVMの下面には、補助端子S
T、STに対応して電極板VM3 、VM3 が設けられて
いる(図16、図18)。また、各電極板VM3 は、孔
VM3a、VM3aを介してビデオモニタVMの下面に露出
している。
【0044】各電極板VM3 には、補助端子STが接触
する本体部VM3b、極性識別用の突出部VM3cの他、電
線接続用の接続部VM3d、取付用の孔VM3eが形成され
ている。なお、接続部VM3dは、斜めに屈曲して形成さ
れており、突出部VM3cは、左右の一方に形成されてい
る。接続部VM3dは、図示しない電線を介し、ビデオモ
ニタVM内の電源に接続するものとする。そこで、補助
端子ST、STは、ケース本体10をビデオモニタVM
の下面に装着すると同時に電極板VM3 、VM3 に接触
し、ビデオモニタVMからの電源電圧をケース本体10
内に供給することができる。
【0045】各補助端子STは、電極板VM3 に接触す
る接触部ST1 を複列に形成してもよい(図19)。
【0046】補助端子STは、連続する細い棒状のばね
材からなり(図19(A))、所定形状に曲げ加工する
ことにより、各一対の接触部ST1 、ST1 、支持部S
T2、ST2 、ベース部ST3 、ST3 、固定部ST4
、ST4 が形成されている。なお、ベース部ST3 、
ST3 は、固定部ST4 、ST4 に対して角度θだけ下
方に傾斜して設けられており、支持部ST2 、ST2
は、ベース部ST3 、ST3 と平行に設けられている。
補助端子STは、接触部ST1 、ST1 を下方に押し下
げる力が働くとき、支持部ST2 、ST2 を介して接触
部ST1 、ST1 を上方に付勢する復元力を働かせるこ
とができる。なお、補助端子STは、図示しない固定金
具を介して固定部ST4 、ST4 をケース本体10の上
面裏側に固定し、接触部ST1 、ST1 をケース本体1
0の上面に突出させるものとする。
【0047】補助端子STは、板ばね材を曲げ加工する
ことにより、リブST1a付きの接触部ST1 、ST1 、
支持部ST2 、ST2 、ベース部ST3 、固定部ST4
を形成してもよい(同図(B))。補助端子STは、固
定部ST4 の固定用の孔ST4a、ST4aを介してケース
本体10の上面裏側に固定し、接触部ST1 、ST1を
ケース本体10の上面に突出させることができる。
【0048】以上の各実施の形態において、スリット1
1、11…、11a、11aは、それぞれ、スピーカ1
3、13からの音をケース本体10の前面に放出させ、
ケース本体10の外部からマイクロホン14に音声を入
力させるものであるから、複数の小径の孔により網目状
に形成してもよい。また、ケース本体10は、ビデオモ
ニタVMのグリルVM2aの前面形状に合わせ、前面を滑
らかに湾曲させることができる。さらに、ケース本体1
0は、ビデオモニタVMの下面に突出部VM1がないと
きは、上面を平面にすることができる。すなわち、ケー
ス本体10の上面は、ビデオモニタVMの下面の形状に
適合させればよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、横長のケース本体は、係合部材を係合孔に係合させ
てスタンド上のビデオモニタから吊り下げるようにして
ビデオモニタに着脱自在に装着するから、ビデオモニタ
とスタンドとの間のデッドスペースを有効に利用してビ
デオモニタに取り付けることができる上、取付、取外し
が簡単であり、重いビデオモニタを支持する必要がない
から、全体構造も極く簡単で済み、ビデオモニタから取
り外したときにもビデオモニタの体裁を良好に保つこと
ができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体構成分解斜視説明図
【図2】 要部正面説明図
【図3】 ケース本体の横断面図
【図4】 内部電気回路図
【図5】 要部拡大斜視説明図
【図6】 図1のX−X線矢視相当拡大断面図
【図7】 図5のY−Y線矢視相当拡大断面図
【図8】 図5のZ−Z線矢視相当拡大断面図
【図9】 他の実施の形態を示す図3相当図
【図10】 他の実施の形態を示す要部電気回路図
(1)
【図11】 他の実施の形態を示す図5相当図
【図12】 他の実施の形態を示す要部拡大分解斜視図
【図13】 図12のA−A線矢視相当拡大断面図
【図14】 他の実施の形態を示す図12相当図
【図15】 図14のB−B線矢視相当拡大断面図
【図16】 他の実施の形態を示す図1相当図
【図17】 他の実施の形態を示す要部電気回路図
(2)
【図18】 電極板の拡大斜視図
【図19】 補助端子の拡大斜視説明図
【符号の説明】
VM…ビデオモニタ S…スタンド ST…補助端子 10…ケース本体 21…係合部材 21a…ガイド部 21b…ストッパ部 21c…支持部 21f…フック 22…係合孔 22a…スリット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 向野 信之 石川県松任市下柏野町153番地 株式会 社 ナナオ内 (56)参考文献 特開 平5−22678(JP,A) 特開 平6−245168(JP,A) 実開 平3−70487(JP,U) 実開 平2−128479(JP,U) 実開 昭62−149878(JP,U) 実開 昭64−54494(JP,U) 実開 昭55−72380(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 5/64 581

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スタンドを介して左右に水平回転可能、
    上下にチルト可能なビデオモニタに追加装着する補助ケ
    ースであって、横長のケース本体からなり、該ケース本
    体は、上面の形状をビデオモニタの下面に適合させ、前
    記ケース本体とビデオモニタとのいずれか一方に配設す
    る係合部材を他方に形成する係合孔に係合させることに
    より、スタンド上のビデオモニタから吊り下げるように
    してスタンドとの間のデッドスペースを利用してビデオ
    モニタと一体に着脱自在に装着することを特徴とするビ
    デオモニタ用の補助ケース。
  2. 【請求項2】 前記係合部材は、前記ケース本体の移動
    方向に形成するガイド部と、該ガイド部の一端に形成す
    るストッパ部と、前記ガイド部、ストッパ部に共通に形
    成する支持部とから形成し、前記係合孔は、前記ガイド
    部に対応するスリットを有することを特徴とする請求項
    1記載のビデオモニタ用の補助ケース。
  3. 【請求項3】 前記スリットは、前記ケース本体の移動
    方向に向けて先細に形成することを特徴とする請求項2
    記載のビデオモニタ用の補助ケース。
  4. 【請求項4】 前記係合部材は、前記ケース本体の外部
    から回転操作可能なねじ部材として形成し、前記係合孔
    は、前記ねじ部材に適合するねじ孔として形成すること
    を特徴とする請求項1記載のビデオモニタ用の補助ケー
    ス。
  5. 【請求項5】 前記係合部材は、前記ケース本体の外部
    から揺動操作可能なフック部材として形成し、前記係合
    孔は、前記フック部材のフックを係合可能に形成するこ
    とを特徴とする請求項1記載のビデオモニタ用の補助ケ
    ース。
  6. 【請求項6】 前記ケース本体は、自動接続形の補助端
    子を上面に備えることを特徴とする請求項1ないし請求
    項5のいずれか記載のビデオモニタ用の補助ケース。
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