JP3347998B2 - 空気供給装置の吹出しチャンバー - Google Patents

空気供給装置の吹出しチャンバー

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JP3347998B2
JP3347998B2 JP220198A JP220198A JP3347998B2 JP 3347998 B2 JP3347998 B2 JP 3347998B2 JP 220198 A JP220198 A JP 220198A JP 220198 A JP220198 A JP 220198A JP 3347998 B2 JP3347998 B2 JP 3347998B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気供給装置によって
温湿度を調節された空気を、被供給位置の所定範囲に均
一な流速分布で供給して温湿度制御するための、空気供
給装置の吹出しチャンバーの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の空気供給装置の吹出しチ
ャンバーには、図4のa1に示すように、空気吹出し口
部に多孔板101を配置して吹出し方向に直交する面内
の流速分布が均等になるようにしたものや、図4のb1
に示すように、空気吹出し口部にグリル102(風向
板)を配置して風向を規整するようにしたものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、多孔板
101を用いた場合には図4のa2の流速と方向を表す
矢印32、32、…が表すように、吹出し開口を出た直
後では流速の分布は均一になるが、方向性が定まってい
ないため、空気の広がり31が表すように周囲の空気と
接触して吹き出された直後から広く拡散し、吹出し口か
ら僅かに離れたところで流速分布が不均一になって、被
供給位置21に到達する前に流速も低下し、被供給範囲
22を均等に温度制御することができない。
【0004】またグリル102(風向板)を設けたもの
では図4のb2に示すように、吹き出す空気の方向性が
定まるために拡散する度合いが小さくなり到達距離は長
くなるが、流速分布はチャンバー内壁との接触により吹
き出された直後から不均一で、被供給位置21に到達す
るまでに周囲の空気の影響を受けてさらに流速差が拡大
し、被供給範囲22を均等に温度制御することができな
い。さらに、グリル102を形成するには風向板を多数
必要とするためコストが高くつくとともに、構造が複雑
で重いという問題がある。
【0005】また、たとえ両者を組み合わせて吹出し速
度分布を均一にしつつ方向性を持たせたとしても、被供
給位置に到達するまでに周囲の空気の影響を受け、中央
部の流速が速く周辺部の流速が遅く流速分布が不均一に
なって、被供給範囲を均等に温度制御することができな
いという問題は解消せず、さらに、多孔板と多数の風向
板を要するため、さらに構造が複雑になってコストが高
くつくとともに重くなるという問題がある。
【0006】本発明の目的は、吹出し口から距離を隔て
た被供給位置において、十分な風量を保ちつつ流速分布
が均等で、かつ構造が簡単で低コストな空気の吹出しチ
ャンバーを開示することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、空気供給装置
に接続し、流速及び方向を規整して、被供給体に空気を
供給する、空気の吹出しチャンバーにおいて、被供給位
置と距離を隔てて対向する吹出しチャンバーの空気吹出
し開口面に、開口率が外周部が大きく中央部が小さい多
孔板を設け、吹出し開口面の外周部で多孔板の下流側
に、吹出し方向に平行なガイド板を立設し、被供給体の
位置において流速分布が均等になるようにしたことを特
徴とする空気の吹出しチャンバーにより、上述の目的を
達成しようとするものである。
【0008】
【作用】すなわち本発明に係る空気供給装置の吹出しチ
ャンバーでは、吹出しチャンバー内に供給された空気
は、吹出しチャンバー内が十分な容積を持つため流速を
低下させ圧力を均圧化する。そして開口率が外周部を大
きく中央部を小さくした多孔板を通過することによっ
て、吹き出された直後の空気の流量及び流速が外周部は
大きく中央部は小さくされ、流量と流速の大きい外周部
の空気がガイド板に沿って流れることよって方向が規整
される。
【0009】そして、被供給位置に到達するまでに、空
気は徐々に流速を小さくしながら徐々に拡散する。
【0010】その際、外周部の流速の速い空気は周囲の
空気との接触による抵抗の影響で、中央部の空気よりも
大きく減速し、距離を隔てた被供給位置に到達する頃に
は、全体に均等な流速になる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。図
1は本発明に係る装置の概要図である。恒温恒湿空気供
給装置50は、吹出しチャンバー1を介して温湿度を調
節した空気を供給し、被供給装置200内に配置された
被供給体20の周囲を所望の温湿度雰囲気に制御するも
のである。
【0012】図2は、本発明の実施例の詳細を示す図で
ある。吹出しチャンバー1は、恒温恒湿空気供給装置か
ら供給される空気を空気導入口13から取り入れ開口率
が外周部が大きく中央部が小さい多孔板から吹き出す際
に、多孔板には均等に圧力がかかる必要があるため、流
速を落とし圧力を均等にするために十分な容積とするの
が望ましい。
【0013】開口率が外周部が大きく中央部が小さいた
多孔板11は、開口率を外周部を大きく中央部を小さく
して、吹き出された直後の空気の流量及び流速を、図3
の流速と方向を表す矢印32、32、…の示す様に、外
周部を大きく中央部を小さくしている。開口率を外周部
を大きく中央部を小さくする構造としては、図2の実施
例の開口率を外周部を大きく中央部を小さくした多孔板
11の様に、孔のピッチと径を同一にして、中央部に孔
を設けない部分を多く分布させても良いし、孔のピッチ
を同一にして、外周部に設ける孔の径を大きく、中央部
に設ける孔の径を小さくしても良いし、孔の径を同一に
して孔のピッチを外周部を小さく中央部を大きくしても
良い。
【0014】ガイド板12は開口の外周部に設けること
によって、開口率を外周部を大きく中央部を小さくした
多孔板11から吹き出された外周部の空気を方向付け、
中央部の空気は、流量及び流速の大きい外周部の空気に
よってガイドされ、図3の流速と方向を表す矢印32、
32、…が示す様に、方向を規整される。ガイド板は、
吹出し開口部の面積が広い場合や、被供給位置までの距
離が長い場合などは、ガイド板を流れ方向に長くした
り、中央部よりに適当な間隔を空けて2重にガイド板を
設ける等して、適宜流れ方向の規整を強めるようにして
もよい。
【0015】そして本実施例の吹出しチャンバー1によ
れば、被供給位置21まで距離を隔てられた被供給体2
0の被供給範囲22の全域に、図3の流速と方向を表す
矢印32、32、…が示す様に、均等に空気を供給でき
る。
【0016】
【発明の効果】吹出しチャンバーの開口面に、開口率を
外周部を大きく中央部を小さくした多孔板を設け、吹出
し開口面の外周部で多孔板の下流側に、吹出し方向に平
行なガイド板を立設し、被供給体の位置において流速分
布が均等になるようにしたことにより、被供給範囲に空
気を均等に供給できるため、被供給体の温度分布が安定
し、より精密に制御できる。また、チャンバーの開口面
の全面にわたって風向板を設けるグリルを使用しないた
め、構造が簡単で軽量にできると共に、コストも少なく
できる。
【0017】さらに、吹出しチャンバーから吹き出され
た空気が周囲に拡散してしまわずに、被供給体に集中的
に供給できるため、より大きな被供給体にも適用でき、
作業効率を向上することができると共に、必要とする能
力が同じであれば、温湿度を調節して吹き出す空気の量
を少なくすることができ、エネルギの消費を少なくする
ことができる。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の概略構成図を示す。
【図2】 本発明に係る実施例の詳細を示す図であ
る。
【図3】 本発明に係る実施例による空気の流れを表
した図である。
【図4】 従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
1 吹出しチャンバー 11 開口率を外周部を大きく中央部を小さくし
た多孔板 12 ガイド板 13 空気導入口 20 被供給体 21 被供給位置 22 被供給範囲 31 空気の広がり 32 流速と方向を表す矢印 50 恒温恒湿空気供給装置 101 多孔板 102 グリル 200 被供給装置

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気供給装置に接続し、流速及び方向を
    規整して、被供給体に空気を供給する、空気の吹出しチ
    ャンバーにおいて、被供給位置に距離を隔てて対向する
    吹出しチャンバーの空気吹出し開口面に、開口率が外周
    部が大きく中央部が小さい多孔板を設け、吹出し開口面
    の外周部で多孔板の下流側に、吹出し方向に平行なガイ
    ド板を立設し、被供給体の位置において流速分布が均等
    になるようにしたことを特徴とする空気の吹出しチャン
    バー。
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