JP3346094B2 - エレベータの天井照明装置 - Google Patents

エレベータの天井照明装置

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JP3346094B2
JP3346094B2 JP11473295A JP11473295A JP3346094B2 JP 3346094 B2 JP3346094 B2 JP 3346094B2 JP 11473295 A JP11473295 A JP 11473295A JP 11473295 A JP11473295 A JP 11473295A JP 3346094 B2 JP3346094 B2 JP 3346094B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエレベータかご室の天
井照明装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図14、15は例えば特開平6−925
76号公報に示された従来のエレベータの天井照明装置
を示す断面図であり、図において1はエレベータかご室
の天井、1aはエレベーターの乗客が見る天井面、2は
側板、3は遮光板、4は遮光板の内側に内蔵されるラン
プ、4a、4b、4cはランプ4から放射される光束で
あり、
【0003】ランプ4から発せられる光束4a、4b、
4cによってエレベータかご室の天井面1aが照射され
て、エレベータかご室内が照明される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータかご
室の天井照明装置は、以上のように構成されているの
で、天井面1aのランプ4直上部の照度が高くなり、ラ
ンプ4からの距離が大きい天井面1aの中央部の照度が
低くなる。このために天井面1a全面において照度が不
均一となり照明効果が悪く、乗客からの見栄えも良くな
いという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたものでエレベータかご室の天井面をむら
なく照明したエレベータの天井照明装置を得ることを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係わるエレベ
ータの天井照明装置は、天井の下方に設けられ照明用の
直接光を遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に
設けられた光源とを備え、エレベータのかご室内を間接
照明するエレベータの天井照明装置において、前記光源
に対向するように設けられ前記光源からの光を反射する
と共にその反射光による前記天井の中央部の照度を前記
反射光による前記天井の中央部以外の照度より大とする
反射部材を備えたものである。
【0007】また、天井の下方に設けられ照明用の直接
光を遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設け
られた第1の光源とを備え、エレベータのかご室内を間
接照明するエレベータの天井照明装置において、前記第
1の光源に対向するように設けられ前記第1の光源から
の光を反射すると共にその反射光による前記天井の中央
部の照度を前記反射光による前記天井の中央部以外の照
度より大とする反射部材と、前記第1の光源と並行して
第1の光源よりかご室の側板側に調光可能に設けられた
第2の光源とを備えたものである。
【0008】また、天井の下方に設けられ照明用の直接
光を遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設け
られた第1の光源とを備え、エレベータのかご室内を間
接照明するエレベータの天井照明装置において、前記第
1の光源に対向するように設けられ前記第1の光源から
の光を反射すると共にその反射光による前記天井の中央
部の照度を前記反射光による前記天井の中央部以外の照
度より大とする反射部材と、前記第1の光源と並行して
第1の光源よりかご室の側板側に設けられ前記第1の光
源より光束の少ない第2の光源とを備えたものである。
【0009】また、第2の光源を調光可能にしたもので
ある。
【0010】また、反射部材による反射光の照射方向を
所定の方向に設定する反射方向設定機構を備えたもので
ある。
【0011】また、天井の下方に設けられ照明用の直接
光を遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設け
られた光源とを備え、エレベータのかご室内を間接照明
するエレベータの天井照明装置において、前記光源の上
方照射方向に設けられ照射光の透光率を一端から他端方
向に連続的または段階的に変化させる照射調整部材を備
え、光源から遠い天井に対する照射光量を多くし、光源
から近い天井に対する照射光量を少なくしたものであ
る。
【0012】また、透明性アクリル樹脂板に透光性塗料
をその濃度を連続的または段階的に変化させて塗布して
形成した照射調整部材を備えたものである。
【0013】また、透明性アクリル樹脂板に透光性フィ
ルムを重ねあわせ、前記透明性アクリル樹脂板の位置に
対して前記透光性フィルムの重ねあわせ枚数を連続的ま
たは段階的に変化させて形成した照射調整部材を備えた
ものである。
【0014】また、透明性アクリル樹脂板に遮光性塗料
を塗布した部分と塗布していない部分を交互に形成し、
前記遮光性塗料を塗布した部分と塗布していない部分の
いずれかを連続的または段階的に変化させて形成した照
射調整部材を備えたものである。
【0015】また、天井の下方に設けられ照明用の直接
光を遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設け
られた第1の光源と、この第1の光源と並立して第1の
光源よりかご室の側板側に設けられた第2の光源とを備
え、エレベータのかご室内を間接照明するエレベータの
天井照明装置において、前記第1の光源に対向するよう
に設けられ前記第1の光源からの光を前記天井の中央方
向に反射する反射部材と、前記第2の光源から遠い天井
に対する照射光量を多くし、近い天井に対する照射光量
を少なくするように、前記第2の光源の上方照射方向に
設けられ照射光の透光率を一端から他端方向に連続的ま
たは段階的に変化させる照射調整部材とを備えたもので
ある。
【0016】
【作用】この発明におけるエレベータの天井照明装置
は、天井の下方に設けられた遮光部材と、天井と遮光部
材との間に設けられた光源と、光源に対向するように設
けられ光源からの光を反射すると共にその反射光による
記天井の中央部の照度を前記反射光による前記天井の
中央部以外の照度より大とする反射部材を備えたことに
より、光源から遠い天井面の照射光量を増大させる。
【0017】また、第1の光源に対向するように設けら
れ第1の光源からの光を反射すると共にその反射光によ
る前記天井の中央部の照度を前記反射光による前記天井
の中央部以外の照度より大とする反射部材と、第1の光
源と並行して第1の光源よりかご室の側板側に調光可能
に設けられた第2の光源とを備え、第1の光源により光
源から遠い天井を主体的に照射し、第2の光源により光
源から近い天井を主体的に照射し、かつ光源から遠い天
井と近い天井の照度に相違があれば第2の光源の調光に
より天井全面の照度を調整する。
【0018】また、第1の光源に対向するように設けら
れ第1の光源からの光を反射すると共にその反射光によ
る前記天井の中央部の照度を前記反射光による前記天井
の中央部以外の照度より大とする反射部材と、第1の光
源と並行して第1の光源よりかご室の側板側に設けられ
第1の光源より光束の少ない第2の光源とを備え、第1
の光源により光源から遠い天井を主体的に照射し、光束
の少ない第2の光源により光源から近い天井を第1の光
源による照度に合わせて照射する。
【0019】また、第2の光源を調光可能にし、第1の
光源により光源から遠い天井を主体的に照射し、光束の
少ない第2の光源により光源から近い天井を第1の光源
による照度に合わせて照射し、それでも光源から遠い天
井と近い天井の照度に相違があれば第2の光源の調光に
より天井全面の照度を調整する。
【0020】また、反射方向設定機構を備えたことによ
り、反射部材による反射光の照射方向を所定の方向に設
定する。
【0021】また、光源の上方照射方向に設けられ照射
光の透光率を一端から他端方向に連続的または段階的に
変化させる照射調整部材を備えたことにより、照射調整
部材を光が通過する位置によって透光量が連続的または
段階的に変化し、光源から遠い天井に対する照射光量が
増加し、光源から近い天井に対する照射光量が減少す
る。
【0022】また、透明性アクリル樹脂板に透光性塗料
をその濃度を連続的または段階的に変化させて塗布して
形成した照射調整部材を備えたことにより、照射調整部
材を光が通過する位置によって透光量が連続的または段
階的に変化し、光源から遠い天井に対する照射光量が増
加し、光源から近い天井に対する照射光量が減少する。
【0023】また、透明性アクリル樹脂板に透光性フィ
ルムを重ねあわせ、透明性アクリル樹脂板の位置に対し
て透光性フィルムの重ねあわせ枚数を連続的または段階
的に変化させて形成した照射調整部材を備えたことによ
り、照射調整部材を光が通過する位置によって透光量が
連続的または段階的に変化し、光源から遠い天井に対す
る照射光量が増加し、光源から近い天井に対する照射光
量が減少する。
【0024】また、透明性アクリル樹脂板に遮光性塗料
を塗布した部分と塗布していない部分を交互に形成し、
前記遮光性塗料を塗布した部分と塗布していない部分の
いずれかを連続的または段階的に変化させて形成した照
射調整部材を備えたことにより、照射調整部材を光が通
過する位置によって透光量が連続的または段階的に変化
し、光源から遠い天井に対する照射光量が増加し、光源
から近い天井に対する照射光量が減少する。
【0025】また、第1の光源に対向するように設けら
れ第1の光源からの光を天井の中央方向に反射する反射
部材と、第2の光源から遠い天井に対する照射光量を多
くし、近い天井に対する照射光量を少なくするように、
第2の光源の上方照射方向に設けられ照射光の透光率を
一端から他端方向に連続的または段階的に変化させる照
射調整部材とを備えたことにより、天井全面を均一の照
度で照明する。
【0026】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1は、この発明の実施例1によるエレベータの
天井照明装置を示す断面図である。図1において1はエ
レベータかご室の天井、1aはエレベータの乗客が見る
天井面、2は側板、3は壁に固定された遮光部材たる遮
光板、4は遮光板3に固定されたソケットに取付けられ
た光源たる蛍光灯からなるランプ、5は遮光板3に取付
けられており蛍光灯の光をランプ4からはなれた天井面
の方向に反射する反射部材たる反射板である。
【0027】上記のように構成された本実施例では天井
面1aに照射される蛍光灯4の光束には4a、4b、4
cの如く蛍光灯4から発せられた光が直接照射されるも
のと4d、4eの如く反射板5で反射されて照射される
ものがある。ランプ4からの直接照射光による天井面1
aの照度はランプ4からの距離が大きいほどに低くな
る。反射板5はランプ4からの距離が大きく、従って照
度の低い方向へランプ4から直接照明される光に加えて
反射光がより多く照射されるように設ける。なお、本実
施例では反射板5の断面形状を折れ線形状としたもので
示したが図2に示すように、曲面形状の断面としてもよ
い。
【0028】実施例2. 図3は、この発明の実施例2によるエレベータの天井照
明装置を示す断面図である。図中図1の天井照明装置と
同一符号は同一または相当する部分であり、その説明を
省略する。図において6は遮光板3に固定された反射板
支持部材、6aは反射板締付ネジ7を通し、反射板締付
ネジ7をゆるめると反射板5を矢印aの方向に移動が可
能な長穴である。
【0029】エレベータの天井照明装置を上記のように
反射部材5の反射方向設定機構を構成すると、実施例1
で述べた反射板5による反射光の照射方向の設定が調整
できる。なお、上記実施例2では反射板5の断面形状を
折れ線形状としたもので示したが図4に示すような曲面
形状の断面としてもよい。
【0030】実施例3.図5は、この発明の実施例3に
よるエレベータの天井照明装置を示す断面図である。図
中図3の天井照明装置と同一符号は同一または相当する
部分であるから、ここではその説明を省略する。図にお
いて5aは反射板締付ネジ7を通し、反射板締付ネジ7
をゆるめると反射板5を矢印bの方向に回動が可能な長
穴である。6は遮光板3に固定された反射板支持部材、
6aは反射板締付ネジ7を通し、反射板締付ネジ7をゆ
るめると反射板5を矢印aの方向に移動可能な長穴であ
る。
【0031】上記のように構成された実施例3では実施
例1で述べた反射板5による反射光の照射方向の設定が
実施例2による天井照明装置より精度良く調整できる。
【0032】実施例4.図6は、この発明の実施例4に
よるエレベータの天井照明装置を示す断面図である。図
中、図5の天井照明装置と同一符号は同一または相当す
る部分であり、ここではその説明を省略する。図におい
て8は遮光板3に固定されたソケットに取付けられた第
2の光源たる蛍光灯からなるランプであり、第1の光源
たるランプ4と並行に別に配置し、図示は省略するが調
光装置に接続されており放射光量の調節が可能である。
そしてランプ8で光源に近い部分の天井面1aを照射
し、ランプ4では光源に近い部分の天井面1aは照射せ
ずに光源から遠い部分の天井面1aを照射するように反
射板5をもうける。
【0033】上記のように構成された実施例4による天
井照明装置ではランプ8の放射光量の調節をして光源に
近い部分の天井面1aの照度を光源から遠い部分の天井
面1aの照度に近ずけることができる。
【0034】実施例5.図7は、この発明の実施例5に
よるエレベータの天井照明装置を示す断面図である。図
中、図5の天井照明装置と同一符号は同一または相当す
る部分であるから、ここではその説明を省略する。図に
おいて9は遮光板3に固定されたソケットに取付けられ
た蛍光灯からなるランプであり、ランプ4よりも放射光
量が少ないもので、ランプ4と並行に配置する。そして
ランプ9で光源に近い部分の天井面1aを照射し、ラン
プ4では光源に近い部分の天井面1aは照射せずに光源
から遠い部分の天井面1aを照射するように反射板5を
もうける。
【0035】上記のように構成された実施例5による天
井照明装置では放射光量の適正な光源9を選定すること
で光源に近い部分の天井面1aの照度を光源から遠い部
分の天井面1aの照度に近ずけることができる。
【0036】実施例6.図8は、この発明の実施例6に
よるエレベータの天井照明装置を示す断面図である。図
中、図5の天井照明装置と同一符号は同一または相当す
る部分であり、ここではその説明を省略する。図におい
て10は遮光板3に固定されたソケットに取付けられた
蛍光灯からなるランプであり、ランプ4よりも放射光量
が少ないもので、ランプ4と並行に配置し、図示は省略
するが調光装置に接続されており放射光量の調節が可能
である。そしてランプ10で光源に近い部分の天井面1
aを照射し、ランプ4では光源に近い部分の天井面1a
は照射せずに光源から遠い部分の天井面1aを照射する
ように反射板5をもうける。
【0037】上記のように構成された天井照明装置では
放射光量の適正なランプ10を選定し、そのランプ10
を調光装置で放射光量の調節をして光源に近い部分の天
井面1aの照度を光源から遠い部分の天井面1aの照度
に近ずけることができる。
【0038】実施例7.図9は、この発明の実施例7に
よるエレベータの天井照明装置を示す断面図である。図
中、図1の天井照明装置と同一符号は同一または相当す
る部分であり、ここではその説明を省略する。図におい
て11はcからdに向けて例えばカバーの厚みを変化さ
せることにより、連続的または段階的に透過率が低下し
ている照明調整部材たる照射調整カバーである。この照
射調整カバー11は光源に近い部分の天井面1aを照射
する光束が透過する箇所よりも光源から遠い部分の天井
面1aを照射する光束が透過する箇所の方を透過率を高
くしてある。
【0039】上記のように構成された天井照明装置では
照射調整カバー11により天井面1aに照射する光束量
を照射距離に応じて適正にすることができるので天井面
1aの照度差を少なくすることができる。
【0040】実施例8.図10は、この発明の実施例8
によるエレベータの天井照明装置を示す断面図である。
図中、図1の天井照明装置と同一符号は同一または相当
する部分であり、ここではその説明を省略する。図にお
いて12は透明又は半透明アクリル板の表面に透光性塗
料で塗布濃度を変化させて透過率がcからdに向けて連
続的又は段階的に低下するように塗布した照射調整カバ
ーである。この照射調整カバー12は光源に近い部分の
天井面1aを照射する光束が透過する箇所よりも光源か
ら遠い部分の天井面1aを照射する光束が透過する箇所
の方を透過率を高くしてある。
【0041】上記のように構成された天井照明装置では
照射調整カバー12により天井面1aに照射する光束量
を照射距離に応じて適正にすることができるので天井面
1aの照度差を少なくすることができる。
【0042】実施例9.図11は、この発明の実施例9
によるエレベータの天井照明装置を示す断面図である。
図中、図1の天井照明装置と同一符号は同一または相当
する部分であり、ここではその説明を省略する。図にお
いて13は透明又は半透明アクリル板の表面に透光性フ
ィルムを重ね合わせて透過率がcからdに向けて連続的
又は段階的に低下するように構成した照射調整カバーで
ある。この照射調整カバー13は光源に近い部分の天井
面1aを照射する光束が透過する箇所よりも光源から遠
い部分の天井面1aを照射する光束が透過する箇所の方
を透過率を高くしてある。
【0043】上記のように構成された天井照明装置では
照射調整カバー13により天井面1aに照射する光束量
を照射距離に応じて適正にすることができるので天井面
1aの照度差を少なくすることができる。
【0044】実施例10.図12はこの発明の実施例1
0によるエレベータの天井照明装置を示す断面図であ
る。図中、図1の天井照明装置と同一符号は同一または
相当する部分であり、ここではその説明を省略する。図
において14は透明又は半透明アクリル板の表面に遮光
性塗料で塗料の塗布されていない部分の面積がcからd
に向けて連続的又は段階的に減少するように塗布した照
射調整カバーである。この照射調整カバー14は光源に
近い部分の天井面1aを照射する光束が透過する箇所よ
りも光源から遠い部分の天井面1aを照射する光束が透
過する面積の方を多くしてある。
【0045】上記のように構成された天井照明装置では
照射調整カバー14により天井面1aに照射する光束量
を照射距離に応じて適正にすることができるので天井面
1aの照度差を少なくすることができる。
【0046】実施例11.図13は、この発明の実施例
11によるエレベータの天井照明装置を示す断面図であ
る。図中図1又は図9の天井照明装置と同一符号は同一
または相当する部分であり、ここではその説明を省略す
る。照射調整カバー11を透過したA部のランプ4で光
源に近い部分の天井面1aを主として照射し、B部のラ
ンプ4では光源に近い部分の天井面1aは照射せずに光
源から遠い部分の天井面1aを主として照射するように
反射板5を配置する。なお、照射調整カバー11は前述
の実施例8の照射調整カバー12、又は実施例9の照射
調整カバー13、又は実施例10の照射調整カバー14
に置き換えることもできる。
【0047】上記のように構成された天井照明装置では
光源に近い部分の天井面1aの照度を照射調整カバー1
1で放射光量の調節をして光源から遠い部分の天井面1
aの照度に近ずけることができるので天井面1aの照度
差を少なくすることができる。
【0048】
【発明の効果】以上により、この発明によれば、天井の
下方に設けられた遮光部材と、天井と遮光部材との間に
設けられた光源と、光源に対向するように設けられ光源
からの光を反射すると共にその反射光による前記天井の
中央部の照度を前記反射光による前記天井の中央部以外
の照度より大とする反射部材を備え、光源から遠い天井
面の照射光量を増大させることにより、天井面全体をほ
ぼ均一に照明することができ、エレベータかご室の天井
の見栄えが良くなる効果がある。
【0049】また、第1の光源に対向するように設けら
れ第1の光源からの光を反射すると共にその反射光によ
る前記天井の中央部の照度を前記反射光による前記天井
の中央部以外の照度より大とする反射部材と、第1の光
源と並行して第1の光源よりかご室の側板側に調光可能
に設けられた第2の光源とを備え、第1の光源により光
源から遠い天井を主体的に照射し、第2の光源により光
源から近い天井を主体的に照射し、かつ光源から遠い天
井と近い天井の照度に相違があれば第2の光源の調光に
より天井全面の照度を調整することにより、天井面全体
を一層均一に照明することができ、エレベータかご室の
天井の見栄えが一段と良くなる効果がある。
【0050】また、第1の光源に対向するように設けら
れ第1の光源からの光を反射すると共にその反射光によ
る前記天井の中央部の照度を前記反射光による前記天井
の中央部以外の照度より大とする反射部材と、第1の光
源と並行して第1の光源よりかご室の側板側に設けられ
第1の光源より光束の少ない第2の光源とを備え、第1
の光源により光源から遠い天井を主体的に照射し、光束
の少ない第2の光源により光源から近い天井を第1の光
源による照度を合わせて照射することにより、天井面全
体を一層均一に照明することができ、エレベータかご室
の天井の見栄えが一段と良くなる効果がある。
【0051】また、第2の光源を調光可能にし、第1の
光源により光源から遠い天井を主体的に照射し、光束の
少ない第2の光源により光源から近い天井を第1の光源
による照度に合わせて照射し、それでも光源から遠い天
井と近い天井の照度に相違があれば第2の光源の調光に
より天井全面の照度を調整することにより、天井面全体
を一層均一に照明することができ、エレベータかご室の
天井の見栄えが一段と良くなる効果がある。
【0052】また、反射方向設定機構を備えたことによ
り、反射部材による反射光の照射方向を所定の方向に設
定することができ上記効果を奏するとともに、かご室の
面積、光源の位置など照明環境が変化しても同様の効果
がある。
【0053】また、光源の上方照射方向に設けられ照射
光の透光率を一端から他端方向に連続的または段階的に
変化させる照射調整部材を備え、照射調整部材を光が通
過する位置によって透光量が連続的または段階的に変化
し、光源から遠い天井に対する照射光量が増加し、光源
から近い天井に対する照射光量が減少することにより、
天井面全体を均一に照明することができ、エレベータか
ご室の天井の見栄えが良くなる効果がある。また、反射
部材を使用する場合反射光の進路に光源があり照明の完
全均一性に影響があるが、照射調整部材によればその弊
害が除去できる。
【0054】また、透明性アクリル樹脂板に透光性塗料
をその濃度を連続的または段階的に変化させて塗布して
形成した照射調整部材を備え、照射調整部材を光が通過
する位置によって透光量が連続的または段階的に変化
し、光源から遠い天井に対する照射光量が増加し、光源
から近い天井に対する照射光量が減少することにより、
天井面全体を均一に照明することができ、エレベータか
ご室の天井の見栄えが良くなる効果がある。
【0055】また、透明性アクリル樹脂板に透光性フィ
ルムを重ねあわせ、透明性アクリル樹脂板の位置に対し
て透光性フィルムの重ねあわせ枚数を連続的または段階
的に変化させて形成した照射調整部材を備え、照射調整
部材を光が通過する位置によって透光量が連続的または
段階的に変化し、光源から遠い天井に対する照射光量が
増加し、光源から近い天井に対する照射光量が減少する
ことにより、天井面全体を均一に照明することができ、
エレベータかご室の天井の見栄えが良くなる効果があ
る。また、照度の変更等照明条件が変動しても透光性フ
ィルムの重ねあわせ枚数を対応して設定することで天井
面全体を均一に照明する効果を奏する。
【0056】また、透明性アクリル樹脂板に遮光性塗料
を塗布した部分と塗布していない部分を交互に形成し、
前記遮光性塗料を塗布した部分と塗布していない部分の
いずれかを連続的または段階的に変化させて形成した照
射調整部材を備え、照射調整部材を光が通過する位置に
よって透光量が連続的または段階的に変化し、光源から
遠い天井に対する照射光量が増加し、光源から近い天井
に対する照射光量が減少することにより、天井面全体を
均一に照明することができ、エレベータかご室の天井の
見栄えが良くなる効果がある。また、このタイプの照射
調整部材は容易に安価に量産することができる。
【0057】また、第1の光源に対向するように設けら
れ第1の光源からの光を天井の中央方向に反射する反射
部材と、第2の光源から遠い天井に対する照射光量を多
くし、近い天井に対する照射光量を少なくするように、
第2の光源の上方照射方向に設けられ照射光の透光率を
一端から他端方向に連続的または段階的に変化させる照
射調整部材とを備えたことにより、天井全面を均一の照
度で照明することができ、エレベータかご室の天井の見
栄えが良くなる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1によるエレベータの天井
照明装置の要部を示す断面図である。
【図2】 この発明の実施例1によるエレベータの天井
照明装置の他の例の要部を示す断面図である。
【図3】 この発明の実施例2によるエレベータの天井
照明装置の要部を示す断面図である。
【図4】 この発明の実施例2によるエレベータの天井
照明装置の他の例の要部を示す断面図である。
【図5】 この発明の実施例3によるエレベータの天井
照明装置の要部を示す断面図である。
【図6】 この発明の実施例4によるエレベータの天井
照明装置の要部を示す断面図である。
【図7】 この発明の実施例5によるエレベータの天井
照明装置の要部を示す断面図である。
【図8】 この発明の実施例6によるエレベータの天井
照明装置の要部を示す断面図である。
【図9】 この発明の実施例7によるエレベータの天井
照明装置の要部を示す断面図である。
【図10】 この発明の実施例8によるエレベータの天
井照明装置の要部を示す断面図である。
【図11】 この発明の実施例9によるエレベータの天
井照明装置の要部を示す断面図である。
【図12】 この発明の実施例10によるエレベータの
天井照明装置の要部を示す断面図である。
【図13】 この発明の実施例11によるエレベータの
天井照明装置の要部を示す断面図である。
【図14】 従来のエレベータの天井照明装置を示す全
体構成図である。
【図15】 図14のエレベータの天井照明装置の要部
を示す断面図である。
【符号の説明】
1 天井、3 遮光板(遮光部材)、4 ランプ(光源
又は第1の光源)、5反射板(反射部材)、8 ランプ
(第2の光源)、9 ランプ(第2の光源)、10 ラ
ンプ(第2の光源)、11 照射調整カバー(照射調整
部材)、12照射調整カバー(照射調整部材)、13
照射調整カバー(照射調整部材)、14 照射調整カバ
ー(照射調整部材)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−162954(JP,A) 特開 平5−81912(JP,A) 特開 平3−276835(JP,A) 特開 平6−243711(JP,A) 実開 平5−35489(JP,U) 実開 平1−83778(JP,U) 実開 昭55−45162(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66B 11/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井の下方に設けられ照明用の直接光を
    遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設けられ
    た光源とを備え、エレベータのかご室内を間接照明する
    エレベータの天井照明装置において、前記光源に対向す
    るように設けられ前記光源からの光を反射すると共にそ
    の反射光による前記天井の中央部の照度を前記反射光に
    よる前記天井の中央部以外の照度より大とする反射部材
    を備えたことを特徴とするエレベータの天井照明装置。
  2. 【請求項2】 天井の下方に設けられ照明用の直接光を
    遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設けられ
    た第1の光源とを備え、エレベータのかご室内を間接照
    明するエレベータの天井照明装置において、前記第1の
    光源に対向するように設けられ前記第1の光源からの光
    を反射すると共にその反射光による前記天井の中央部の
    照度を前記反射光による前記天井の中央部以外の照度よ
    り大とする反射部材と、前記第1の光源と並行して第1
    の光源よりかご室の側板側に調光可能に設けられた第2
    の光源とを備えたことを特徴とするエレベータの天井照
    明装置。
  3. 【請求項3】 天井の下方に設けられ照明用の直接光を
    遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設けられ
    た第1の光源とを備え、エレベータのかご室内を間接照
    明するエレベータの天井照明装置において、前記第1の
    光源に対向するように設けられ前記第1の光源からの光
    を反射すると共にその反射光による前記天井の中央部の
    照度を前記反射光による前記天井の中央部以外の照度よ
    り大とする反射部材と、前記第1の光源と並行して第1
    の光源よりかご室の側板側に設けられ前記第1の光源よ
    り光束の少ない第2の光源とを備えたことを特徴とする
    エレベータの天井照明装置。
  4. 【請求項4】 第2の光源を調光可能にしたことを特徴
    とする請求項3に記載のエレベータの天井照明装置。
  5. 【請求項5】 反射部材による反射光の照射方向を所定
    の方向に設定する反射方向設定機構を備えたことを特徴
    とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のエレベー
    タの天井照明装置。
  6. 【請求項6】 天井の下方に設けられ照明用の直接光を
    遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設けられ
    た光源とを備え、エレベータのかご室内を間接照明する
    エレベータの天井照明装置において、前記光源の上方照
    射方向に設けられ照射光の透光率を一端から他端方向に
    連続的または段階的に変化させる照射調整部材を備え、
    光源から遠い天井に対する照射光量を多くし、光源から
    近い天井に対する照射光量を少なくしたことを特徴とす
    るエレベータの天井照明装置。
  7. 【請求項7】 透明性アクリル樹脂板に透光性塗料をそ
    の濃度を連続的または段階的に変化させて塗布して形成
    した照射調整部材を備えたことを特徴とする請求項6に
    記載のエレベータの天井照明装置。
  8. 【請求項8】 透明性アクリル樹脂板に透光性フィルム
    を重ねあわせ、前記透明性アクリル樹脂板の位置に対し
    て前記透光性フィルムの重ねあわせ枚数を連続的または
    段階的に変化させて形成した照射調整部材を備えたこと
    を特徴とする請求項6に記載のエレベータの天井照明装
    置。
  9. 【請求項9】 透明性アクリル樹脂板に遮光性塗料を塗
    布した部分と塗布していない部分を交互に形成し、前記
    遮光性塗料を塗布した部分と塗布していない部分のいず
    れかを連続的または段階的に変化させて形成した照射調
    整部材を備えたことを特徴とする請求項6に記載のエレ
    ベータの天井照明装置。
  10. 【請求項10】 天井の下方に設けられ照明用の直接光
    を遮る遮光部材と、前記天井と遮光部材との間に設けら
    れた第1の光源と、この第1の光源と並立して第1の光
    源よりかご室の側板側に設けられた第2の光源とを備
    え、エレベータのかご室内を間接照明するエレベータの
    天井照明装置において、前記第1の光源に対向するよう
    に設けられ前記第1の光源からの光を前記天井の中央方
    向に反射する反射部材と、前記第2の光源から遠い天井
    に対する照射光量を多くし、近い天井に対する照射光量
    を少なくするように、前記第2の光源の上方照射方向に
    設けられ照射光の透光率を一端から他端方向に連続的ま
    たは段階的に変化させる照射調整部材とを備えたことを
    特徴とするエレベータの天井照明装置。
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