JP3345907B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3345907B2
JP3345907B2 JP05771392A JP5771392A JP3345907B2 JP 3345907 B2 JP3345907 B2 JP 3345907B2 JP 05771392 A JP05771392 A JP 05771392A JP 5771392 A JP5771392 A JP 5771392A JP 3345907 B2 JP3345907 B2 JP 3345907B2
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憲一郎 砂場
三郎 梶川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手元スイッチを有する
電気掃除機用ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】電気掃除機で掃除中、ホースに負圧がか
かるため手元スイッチが横や下方に回転し、使用勝手が
悪くなることがあり、その改善が求められている。
【0003】従来の一般的な電気掃除機用ホースについ
て、図6〜図8を参照しながら説明する。
【0004】図に示すように、電気掃除機本体15の吸
気口16に接続パイプ17で接続し、他方には床用吸込
口18を接続する延長管19と接続する先端パイプ20
を有するものが一般的に知られている。この種の先端パ
イプ20は回転パイプ21を有しており、回転パイプ2
1は抜け止めリブ22と溝23を係合し、先端パイプ2
0と回転パイプ21は回転自在になるように接続してい
る。ホース24端部に接続した回転パイプ21と前記回
転パイプ21の内側に装着される先端パイプ20はその
外周に溝23を設けている。前記回転パイプ21の上面
には抜け止めリブ22を一体に構成した手元スイッチ2
5がねじにて固定されている。掃除中におけるハンドル
の回転によりホース24がねじれて使用勝手が悪くなる
ため、ホース24のねじれを復元するように先端パイプ
20と回転パイプ21は回転自在になるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
では、先端パイプ20と回転パイプ21を回転自在にし
ているため、掃除中に負圧が加わるとホース22が縮ん
で手元スイッチ25の位置が横や下方に回転するため、
次に手元スイッチ25の操作を行なう場合、使用勝手が
悪い等の問題を有していた。
【0006】本発明は上記問題を解決するもので、先端
パイプを持って掃除中に、回転パイプに取り付けの手元
スイッチが上部に位置するようにし、かつ、手動で容易
に回転可能とし、手元スイッチの操作性を良くすること
を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、第1の手段としては、ホース端部に接続した
回転パイプと、前記回転パイプの内側に装着され外周面
に溝を有する先端パイプと、前記回転パイプ上面に抜け
止めリブを一体に構成した手元スイッチとを備え、前記
先端パイプ外周面に設けた溝の上位部に両端部を円弧状
に成形した凹部を設け、前記抜け止めリブを凹部に係合
させ、凹部との係合部以外は抜け止めリブと溝とが圧接
する構成にて前記回転パイプと前記先端パイプを接合
し、使用者が所定値以上の力で前記先端パイプを前記回
転パイプに対し回転させようとしたときのみ、前記抜け
止めリブと前記凹部との係合がはずれ、前記先端パイプ
が前記回転パイプに対して回転可能となるものである。
【0008】第2の手段としては、ホース端部に接続し
た回転パイプと、前記回転パイプの内側に装着され外周
面に溝を有する先端パイプと、前記回転パイプ上面に抜
け止めリブを一体に構成した手元スイッチとを備え、前
記抜け止めリブと溝とが圧接する構成にて前記回転パイ
プと前記先端パイプを接合し、使用者が所定値以上の力
で前記先端パイプを前記回転パイプに対し回転させたと
したときのみ、前記先端パイプが前記回転パイプに対し
て回転可能となるものである。第3の手段としては、抜
け止めリブの先端部を円弧状に形成し、回転パイプの外
周面に設けた溝に圧接するものである。
【0009】第の手段としては、抜け止めリブの略中
央部に弾性体を挿着し、回転パイプの外周面に設けた溝
を圧接するものである。
【0010】第の手段としては、抜け止めリブにフェ
ルト等の不織布を圧接挿着し、回転パイプの外周面に設
けた溝を圧接するものである。
【0011】
【作用】本発明は上記した構成において、抜け止めリブ
と先端パイプ外周面に設けた溝との係合において、溝の
上位部に設けた凹部以外は圧接して摺動抵抗を持たせて
いるため、掃除中には凹部以外へは容易に回転できない
が、任意に回転しようとする場合には、抜け止めリブお
よび凹部の両端部は円弧状のため、前記抜け止めリブと
前記凹部との係合がはずれ、手動では容易に回転できる
こととなる。
【0012】
【実施例】(実施例1) 以下、本発明の第1の実施例について図1および図2を
参照しながら説明する。
【0013】図に示すように、ホース1端部に接続した
回転パイプ2と、前記回転パイプ2の内側に装着される
先端パイプ3はその外周に溝4を設け、前記回転パイプ
2の上面には抜け止めリブ5を一体に構成した手元スイ
ッチ6がねじにて固定されている。前記先端パイプ3の
外周に設けた溝4はその上位部に凹部7を設け、その凹
部7に前記抜け止めリブ5を係合し、回転パイプ2と先
端パイプ3の抜けを防止している。前記抜け止めリブ5
の両端5a,5bおよび前記凹部7の両端7a,7bは
円弧状に形成されている。前記溝4と抜け止めリブ5は
凹部7以外は圧接関係に設定し、摺動抵抗を持たすこと
により、掃除中には手元スイッチ6の回転移動を防止
し、手動では容易に回転できるようにしたものである。
【0014】上記構成において、掃除中における負圧等
によるホース1の縮みによる回転は、前記凹部7で規制
されるため、常に手元スイッチ6が上部の位置に保持さ
れる。
【0015】(実施例2) 次に、本発明の第2の実施例について図3を参照しなが
ら説明する。なお、第1の実施例に示しものと同一部品
には同じ符号を付記してその説明を省略する。抜け止め
リブ8の先端部9を円弧状に形成し、先端パイプ3の外
周面に設けた溝4に圧接接合させたものである、圧接接
合のため摺動抵抗により容易に回転できないようにし、
かつ、手動では容易に回転できる状態にしたものであ
る。
【0016】上記構成において、掃除中における負圧等
によるホース1の縮みによる回転は、前記抜け止めリブ
8先端部9の円弧状の圧接力により規制されているた
め、容易に回転せずに常に手元スイッチ6が上部の位置
に保持される。
【0017】(実施例3) 次に、本発明の第3の実施例について図4を参照しなが
ら説明する。なお、第1の実施例に示したものと同一部
品には同じ符号を付記してその説明を省略する。抜け止
めリブ10の略中央部に凹部11を形成し、その凹部1
1に弾性体12を挿着し、先端パイプ3の外周面に設け
た溝4に圧接接合させ、摺動抵抗を持たせて回転可能と
し、回転パイプ2と先端パイプ3を回転自在に接合させ
たものである、弾性体12による圧接接合により容易に
回転できないし、かつ、手動では容易に回転できる状態
にしたものである。
【0018】上記構成において、掃除中における負圧等
によるホース1の縮みによる回転は、前記抜け止めリブ
10に挿着した弾性体12の圧接力により規制されてい
るため、前記と同じように常に手元スイッチ6が上部の
位置に保持される。
【0019】(実施例4) 次に、本発明の第4の実施例について図5を参照しなが
ら説明する。なお、第1の実施例に示したものと同一部
品には同じ符号を付記してその説明を省略する。前記抜
け止めリブ13の両端にリブ13a,13bを設け、前
記抜け止めリブ13にフェルト等の不織布14を圧接挿
着し、不織布14の摩擦抵抗力により回転を規制し、回
転パイプ2と先端パイプ3を回転自在に接合させたもの
である。不織布14による圧接接合によりホース1のね
じれ力では容易に回転できないし、かつ、手動では容易
に回転できる状態にしたものである。
【0020】上記構成において、掃除中における負圧等
によるホース1の縮みによる回転は前記抜け止めリブ1
3に挿着した不織布14の摩擦抵抗力により規制されて
いるため、前記と同じように常に手元スイッチ6が上部
の位置に保持されるものである。
【0021】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなように
本発明よれば、先端パイプ外周面に設けた溝と抜け止め
リブとを係合させ、係合部以外は圧接関係に設定し、摺
動抵抗を持たせることにより、掃除中における手元スイ
ッチの回転を規制し、かつ、必要に応じては手動で回転
可能な操作性の良い電気掃除機用ホースを提供できるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の電気掃除機用ホースの
抜け止め要部断面図
【図2】図1に示すA−A断面図
【図3】本発明の第2の実施例のホースの抜け止め部断
面図
【図4】本発明の第3の実施例のホースの抜け止め部断
面図
【図5】本発明の第4の実施例のホースの抜け止め部断
面図
【図6】従来例の電気掃除機用ホースの抜け止め要部断
面図
【図7】図6に示すB−B断面図
【図8】電気掃除機の斜視図
【符号の説明】
1 ホース 2 回転パイプ 3 先端パイプ 4 溝 5 抜け止めリブ 6 手元スイッチ 7 凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−86928(JP,A) 特開 平1−113014(JP,A) 特開 昭63−192413(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/24

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホース端部に接続した回転パイプと、前
    記回転パイプの内側に装着され外周面に溝を有する先端
    パイプと、前記回転パイプ上面に抜け止めリブを一体に
    構成した手元スイッチとを備え、前記先端パイプ外周面
    に設けた溝の上位部に両端部を円弧状に成形した凹部を
    設け、前記抜け止めリブを凹部に係合させ、凹部との係
    合部以外は抜け止めリブと溝とが圧接する構成にて前記
    回転パイプと前記先端パイプを接合し、使用者が所定値
    以上の力で前記先端パイプを前記回転パイプに対して回
    転させようとしたときのみ、前記抜け止めリブと前記凹
    部との係合がはずれ、前記先端パイプが前記回転パイプ
    に対して回転可能となる電気掃除機用ホース。
  2. 【請求項2】 ホース端部に接続した回転パイプと、前
    記回転パイプの内側に装着され外周面に溝を有する先端
    パイプと、前記回転パイプ上面に抜け止めリブを一体に
    構成した手元スイッチとを備え、前記抜け止めリブと溝
    とが圧接する構成にて前記回転パイプと前記先端パイプ
    を接合し、使用者が所定値以上の力で前記先端パイプを
    前記回転パイプに対して回転させようとしたときのみ、
    前記先端パイプが前記回転パイプに対して回転可能とな
    電気掃除機用ホース。
  3. 【請求項3】 抜け止めリブの先端部を円弧状に形成
    し、回転パイプの外周面に設けた溝に圧接接合させた
    項2記載の電気掃除機用ホース。
  4. 【請求項4】 抜け止めリブの略中央部に弾性体を挿着
    し、先端パイプの外周面に設けた溝に圧接接合させた
    項2記載の電気掃除機用ホース。
  5. 【請求項5】 抜け止めリブにフェルト等の不織布を圧
    接挿着し、回転パイプの外周面に設けた溝に圧接接合さ
    せた請求項2記載の電気掃除機用ホース。
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