JP3011713B2 - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JP3011713B2
JP3011713B2 JP10371753A JP37175398A JP3011713B2 JP 3011713 B2 JP3011713 B2 JP 3011713B2 JP 10371753 A JP10371753 A JP 10371753A JP 37175398 A JP37175398 A JP 37175398A JP 3011713 B2 JP3011713 B2 JP 3011713B2
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達夫 吉川
克孝 村田
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Panasonic Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は電動機により駆動さ
れる回転ブラシを内蔵した床ノズル(パワーノズル)を
備えた電気掃除機において掃除機本体と床ノズルとの間
を連通するホースに関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来のこの種ホースにはパワーノズルへ
の電源供給のために電源コードを内部に配線しており、
たとえば図5に示すようにパワーノズル起動停止用の手
元スイッチ1を有するホース接合用パイプ2と掃除用グ
リップ部3を設けた先端パイプ4とがホース5の一端側
に設けられていた。そしてホース5からホース接合用パ
イプ2、先端パイプ4に電気が送られるように構成され
ていた。なお、前記ホース5の他端側にはホース5を掃
除機本体側に電気的に接続可能な接続部6が設けられて
いる。また前記先端パイプ4は延長管7に対して電気的
に接続可能となっている。 【0003】上記のように、パワーノズルに電気を供給
するためにホース接合用パイプ2と掃除用グリップ部3
を有する先端パイプ4とは一体的に固着されており、両
パイプ2,4の間は回転自在ではなかった。そのため、
前記接続部6をひねった状態でホース5を掃除機本体に
接続した場合、ホース5がねじれたままとなり、ホース
5が伸びずに使い勝手の悪いものとなっている。また、
ホース5がねじれていない通常の状態においても、先端
パイプ4を持って掃除する際、掃除箇所に合わせ掃除機
の位置を変えることが必要となるが、先端パイプ4にね
じり方向に力を加えようとするホース5の反発力によっ
て戻す力が働き、掃除が行ないにくいという問題があっ
た。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】本発明はこのような課
題を解決するもので、使用時において、先端パイプにね
じり方向の力がかからず、また接合用パイプからの先端
パイプの抜け外れを防止し、使い勝手の良い電気掃除機
を提供することを目的とするものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明は、掃除機本体と、床ノズルから吸い込まれた
含塵空気を前記掃除機本体に導き床ノズル側に電気を供
給する電源コードを備えたホースと、このホースの一端
に接合される接合用パイプと、前記接合用パイプに回動
自在に連結される先端パイプを備え、前記接合用パイプ
と先端パイプの連結部において、複数の溝内に配した複
数の接点用リングと前記複数の接点用リングに圧接する
複数の接点を設けて、先端パイプと接合用パイプとが電
気的に導通した状態で回動自在に接続するとともに、前
記各パイプの連結部において前記接点用リングが臨む開
口部を設け、この開口部を覆うケースの内面に前記複数
の接点用リングに圧接する複数の接点を設けるととも
に、前記接点用リングを配した溝に係止する係止リブを
設けたことを要旨とするものである。 【0006】この構成により、先端パイプと接合用パイ
プとが電気的に導通した状態で回動自在に接続されてい
るので、ホースがねじれた場合や先端パイプを回した場
合において先端パイプと接合用パイプが回動し合うだけ
で、従来のようにホースの反発力(弾力)が先端パイプ
に直接加わることはなく、使用勝手の良いものとなる。
また、ケースの内面に接点用リングを配した溝に係止す
る係止リブを設けているので、接合用パイプからの先端
パイプの抜け外れを防止することができる。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて、図面に基づいて説明する。 【0008】図1〜図4において、11はホースであ
り、電源コード12が螺旋状に埋設されており、このホ
ース11の一端側にホース接合用パイプ13が設けら
れ、他端側にホース11を掃除機本体側に電気的に接続
可能な接続部14が設けられている。15は掃除用グリ
ップ部16を有する先端パイプで、前記ホース接合用パ
イプ13の一端側に嵌入して回動自在に連結されてい
る。詳しくはホース接合用パイプ13の一端側に嵌入さ
れる先端パイプ15の一端外周面には絶縁用リブ17に
より互いに仕切られた2本の環状の溝18a,18bが
形成され、この両溝18a,18bの内部にそれぞれ接
点用リング19a,19bが設けられている。前記接点
用リング19a,19bにはそれぞれリード線20a,
20bの一端が接続されており、このリード線20a,
20bは先端パイプ15とその内部に装着した内部パイ
プ21との間を通って、他端が先端パイプ15の他端に
設けたコネクター22に接続されている。なお、コネク
ター22は電源コードが埋設された延長管23の一端側
の接続用ピン24に接続される。25は手元スイッチ
で、前記ホース接合用パイプ13の外側に取り付けた手
元ケース26に揺動自在に設けたつまみ27と、このつ
まみ27に取り付けられてつまみ27と同時に摺動する
一対の摺動端子28と、この一対の摺動端子28と常に
接触して前記ホース11の電源コード12に接続される
一対の固定端子29と、前記つまみ27の摺動によって
一対の摺動端子28と接触、離脱が切り換えられる一対
の接続端子30からなる。前記手元ケース26の内面に
はホース接合用パイプ13からの先端パイプ15の抜け
外れを防止するための係止リブ31が突設されており、
この係止リブ31はホース接合用パイプ13に設けた開
口部32を貫通して先端が前記先端パイプ15の一方の
溝18aに嵌合する。前記係止リブ31の左右両側には
前記接点用リング19a,19bに弾性をもってそれぞ
れ圧接される2個の接点33a,33bが取り付けら
れ、これら接点33a,33bは前記一対の接続端子3
0と電気的に接続されている。したがって、掃除機本体
から前記接続部14を介してホース11に埋設された電
源コード12を通って手元スイッチ25に引き出された
電気は手元スイッチ25をオンにすることにより固定端
子29から摺動端子28、接続端子30、接点33a,
33b、接点用リング19a,19b、リード線20
a,20bを流れてコネクター22により延長管23に
引き継がれ、パワーノズル(図示せず)に至る。よって
パワーノズルの起動停止は手元スイッチ25のつまみ2
7の操作で切り換えられることになり、しかも先端パイ
プ15はホース接合用パイプ13に対して電気的に導通
した状態で回動自在に連結されている。なお、34は前
記ホース11の一端をホース接合用パイプ13の他端に
外側より嵌合させた状態でホース11をホース接合用パ
イプ13に押し当てて固定する止め輪で、一部が前記手
元ケース26の内部に位置して固定されている。35は
前記先端パイプ15の外面とホース接合用パイプ13の
内面との間に挟まれて空気漏れを防止するリングであ
る。 【0009】上記構成において、先端パイプ15とホー
ス接合用パイプ13とは回動自在に連結されているの
で、先端パイプ15のグリップ部16を持って掃除をす
れば、ホース11がねじれた場合、たとえば接続部14
を誤って一回転させて掃除機本体へ接続した場合、ある
いは先端パイプ15を掃除箇所に合わせてひねった場合
においても、先端パイプ15とホース接合用パイプ13
との間が回動するだけで、先端パイプ15にはねじれ方
向の力は加わらない。しかも前記ホース11の弾性によ
り、ホース接合用パイプ13には手元スイッチ26を常
に上部に位置させる力が加わるため、掃除中に先端パイ
プ15の傾きが変わっても手元スイッチ26は常に上方
を向いており、スイッチ操作を容易に行なえる。また、
前記絶縁用リブ17は前記先端パイプ15の一方の溝1
8aに先端が嵌合する係止リブ31が係止して先端パイ
プ15の抜け外れ防止用リブとなり、先端パイプ15の
抜け外れ防止の構成が簡単となって、手元スイッチ25
を小さくでき、コンパクトで使用勝手の良いものとな
る。 【0010】なお、本実施の形態ではパワーノズル起動
停止用のスイッチを図示して説明したが、掃除機本体起
動用のスイッチを手元スイッチ25の内部に組み込んで
も同様の効果が得られることは言うまでもない。 【0011】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、先端パイ
プと接合用パイプとが電気的に導通した状態で回動自在
に接続されているので、ホースがねじれた場合や先端パ
イプを回した場合において先端パイプと接合用パイプが
回動し合うだけで、従来のようにホースの反発力(弾
力)が先端パイプに直接加わることはなく、使用勝手の
良いものとなる。また、ケースの内面に接点用リングを
配した溝に係止する係止リブを設けているので、接合用
パイプからの先端パイプの抜け外れを防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施の形態における電気掃除機のホ
ースの斜視図 【図2】同要部縦断側面図 【図3】同要部縦断正面図 【図4】同要部分解斜視図 【図5】従来例における電気掃除機のホースの斜視図 【符号の説明】 11 ホース 12 電源コード 13 ホース接合用パイプ 14 接続部 15 先端パイプ 16 掃除用グリップ部 17 絶縁用リブ 18a 溝 18b 溝 19a 接点用リング 19b 接点用リング 20a リード線 20b リード線 22 コネクター 25 手元スイッチ 26 手元ケース 27 つまみ 28 摺動端子 29 固定端子 30 接続端子 31 係止リブ 32 開口部 33a 接点 33b 接点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47L 9/24 A47L 9/28

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.掃除機本体と、床ノズルから吸い込まれた含塵空気
    を前記掃除機本体に導き床ノズル側に電気を供給する電
    源コードを備えたホースと、このホースの一端に接合さ
    れる接合用パイプと、前記接合用パイプに回動自在に連
    結される先端パイプを備え、前記接合用パイプと先端パ
    イプの連結部において、複数の溝内に配した複数の接点
    用リングと前記複数の接点用リングに圧接する複数の接
    点を設けて、先端パイプと接合用パイプとが電気的に導
    通した状態で回動自在に接続するとともに、前記各パイ
    プの連結部において前記接点用リングが臨む開口部を設
    け、この開口部を覆うケースの内面に前記複数の接点用
    リングに圧接する複数の接点を設けるとともに、前記接
    点用リングを配した溝に係止する係止リブを設けた電気
    掃除機。
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