JP3344620B2 - 移動棚利用の収納搬送設備 - Google Patents

移動棚利用の収納搬送設備

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JP3344620B2
JP3344620B2 JP22915297A JP22915297A JP3344620B2 JP 3344620 B2 JP3344620 B2 JP 3344620B2 JP 22915297 A JP22915297 A JP 22915297A JP 22915297 A JP22915297 A JP 22915297A JP 3344620 B2 JP3344620 B2 JP 3344620B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横動可能な移動棚
の横動により、隣り合う棚間に作業通路を形成するよう
にした移動棚利用の収納装置と、前記作業通路内に進入
可能なフォークリフトなどの入出庫用運搬車両とを利用
する収納搬送設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】前記のような収納搬送
設備では、閉じていた一つの作業通路を移動棚の横動に
より開くとき、既に開いていた作業通路が閉じることに
なる。従って、この閉じてゆく作業通路内に入出庫用運
搬車両などの障害物が残っていないことを確認した後に
別の作業通路を開かせる必要がある。
【0003】従って、この種の移動棚設備では、開いて
いる作業通路内に障害物があるか否かを検出する装置が
必要となるが、この種の障害物検出装置として、特開平
5−186016号公報に記載されるように、光軸が移
動棚の底部の空間を移動棚横動方向に貫通する光学式障
害物検出センサーを、当該光軸が作業通路の奥行き方向
に等間隔おきに並列するように並設して成る障害物検出
装置が知られている。
【0004】このような構成の障害物検出装置は、閉じ
ている作業通路を開く操作が行われたとき、既に開いて
いる作業通路内の車両などの障害物が光学式障害物検出
センサーの光軸を遮っているときに障害物検出信号が出
力され、当該検出信号に基づいて移動棚の横動を中止さ
せるように使用されるものであって、各作業通路ごとに
障害物検出装置を設ける必要がなく、設備コストを下げ
ることができるというメリットを有するが、移動棚の底
部の空間、例えば移動棚の底面と床面との間の隙間など
を利用してセンサーの光軸を複数の作業通路間にわたっ
て横断させるものであるから、光軸の床面上高さが非常
に低い。
【0005】このため、例えばフォークリフトなどの入
出庫用運搬車両を作業通路内に進入させて入出庫作業を
行うとき、当該車両の主として車輪の接地部近傍部分で
前記センサーの光軸を遮らせることになり、障害物検出
装置を構成する前記センサーの並設ピッチを前記車両の
車輪巾や車輪径に応じて十分に小さくしなければ、作業
通路内の前記車両を確実に検出することができなくな
る。この結果、前記センサーの個数が非常に多くなっ
て、1つの障害物検出装置を複数の作業通路に兼用させ
ることができるという、コストダウンのメリットを十分
に活かすことができなくなる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のような従
来の問題点を解消し得る移動棚利用の収納搬送設備を提
供することを目的とするものであって、その手段を後述
する実施形態の参照符号を付して示すと、横動可能な移
動棚3〜5の横動により、隣り合う棚間に作業通路A〜
Dを形成するようにした移動棚利用の収納装置と、前記
作業通路A〜D内に進入可能なフォークリフトなどの入
出庫用運搬車両40とを利用する収納搬送設備であっ
て、前記収納装置には、光軸27aが移動棚3〜5の底
部の空間を移動棚横動方向に貫通する光学式障害物検出
センサー(投光器27と受光器34)を、当該光軸27
aが作業通路A〜Dの奥行き方向に等間隔おきに並列す
るように並設して成る障害物検出装置6a〜6cが、前
記作業用通路A〜Dの奥行き方向全域に配設され、前記
入出庫用運搬車両40には、少なくとも当該車両の正面
視及び側面視の何れにおいても、前記センサー(投光器
27と受光器34)の床面上光軸高さよりも下端が低く
且つ前記センサー(投光器27と受光器34)の光軸間
隔よりも巾の広い被検出用遮蔽体43,44が取り付け
られた構成となっている。
【0007】上記構成の本発明を実施するに際し、具体
的には、前記被検出用遮蔽体を、入出庫用運搬車両40
の後端面から垂下された左右方向の被検出用遮蔽体43
と、入出庫用運搬車両40の左右一側面から垂下された
前後方向の被検出用遮蔽体44とから構成することがで
きるし、前記被検出用遮蔽体43,44をゴムなどの可
撓性のある板材から構成することができる。また、前記
センサーの光軸27aが貫通する移動棚底部空間として
は、移動棚自体に特別に構成することもできるが、移動
棚3〜5の底面と床面14との間の隙間を前記センサー
の光軸27aが貫通する移動棚底部空間に利用すること
が望ましい。
【0008】前記センサーとしては、投受光器ユニット
と反射板とを使用する反射回帰形のセンサーや、投光器
27と受光器34とを対向配置する透過形のセンサーを
利用することができるが、透過形センサーを使用する場
合、移動棚横動領域の両端に立設されている一対の固定
棚1,2の内、一方の固定棚1の棚下側に配設された投
光器27と、他方の固定棚2の棚下側に配設された受光
器34とから構成することができる。
【0009】また、前記のように透過形センサーを使用
する場合、前記障害物検出装置6a〜6cを投光器側ユ
ニット7と受光器側ユニット8とから構成し、これら両
ユニット7,8には、作業通路奥行き方向に長いレール
状部材10と、当該レール状部材10を固定棚や床面1
4などの取付面に対し上下方向角度調整可能に取り付け
る取付手段11とを有せしめ、受光器側ユニット8で
は、受光器34を向き固定状態で前記レール状部材10
に等間隔おきに取り付け、投光器側ユニット7では、投
光器27を向き調整可能に前記レール状部材10に等間
隔おきに取り付けることができる。
【0010】さらに、前記受光器側ユニット8のレール
状部材10には、その長さ方向抜き差し自在に帯状板3
3を装着し、当該帯状板33には等間隔位置に受光器着
脱用開口部35を設けるとともに、当該各開口部35に
は受光器保持用切り欠き部36を連設し、各受光器34
には、前記受光器着脱用開口部35内から受光器保持用
切り欠き部36内へ移動させることにより当該受光器保
持用切り欠き部36の周縁と係合する係合溝37を設け
ることができる。
【0011】また、前記投光器側ユニット7のレール状
部材10には、その長さ方向抜き差し自在に帯状板23
を装着し、当該帯状板23には等間隔位置に投光器支持
板24を向き調整可能に取り付け、各投光器支持板24
には投光器着脱用開口部29を設けるとともに、当該各
開口部29には投光器保持用切り欠き部30を連設し、
各投光器27には、前記投光器着脱用開口部29内から
投光器保持用切り欠き部30内へ移動させることにより
当該投光器保持用切り欠き部30の周縁と係合する係合
溝28を設けることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適実施形態を添
付図に基づいて説明すると、図1および図2において、
1,2は固定棚であり、3〜5は両固定棚1,2間で各
別に横動可能に支持された移動棚である。しかして各移
動棚3〜5の横動により、固定棚1と移動棚3との間の
作業通路A、移動棚3,4間の作業通路B、移動棚4,
5間の作業通路C、及び移動棚5と固定棚2との間の作
業通路Dを択一的に開くことができる。図1および図2
は、移動棚3〜5を全て固定棚2の方へ横動させて作業
通路B〜Dを閉じ、固定棚1と移動棚3との間の作業通
路Aのみを開いた状態を示している。
【0013】上記構成の移動棚利用の収納装置には、障
害物検出装置6a〜6cが併設されている。これら各障
害物検出装置6a〜6cは同一構成のものであって、作
業通路A〜Dの奥行き方向全長をカバーできるように作
業通路奥行き方向(棚長さ方向)に直列状に配設され、
それぞれ一方の固定棚の底部に配設された投光器側ユニ
ット7と他方の固定棚の底部に配設された受光器側ユニ
ット8との組み合わせから成るものである。
【0014】投光器側ユニット7と受光器側ユニット8
とは、図3及び図4に示すように、前面側が開放された
断面略C字形のレール状部材10と、当該レール状部材
の長さ方向複数箇所に取り付けられた取付手段11とを
備え、レール状部材10の背面部には上下2段にボルト
頭部係合用溝12が全長にわたって連続するように形成
され、各取付手段11は、L形取付板13、当該L形取
付板13の水平板部13aの下側の床面(取付面)14
上に配置される基板15、当該基板15の後側辺折り返
し肉厚部15a上にL形取付板13の水平板部13aの
後側辺が乗った状態で当該基板15及びL形取付板13
の水平板部13aの後側辺近傍位置を上下に貫通するア
ンカーボルト16と締結用ナット17、及びL形取付板
13の水平板部13aの中間位置を上下方向に螺合貫通
して先端が基板15上に当接する調整ボルト18とロッ
クナット19から構成され、L形取付板13の垂直板部
13bが、前記レール状部材10のボルト頭部係合用溝
12に頭部が嵌合する複数本のボルト20とナット21
とで、当該レール状部材10の長さ方向所定位置に取り
付けられている。
【0015】投光器側ユニット7のレール状部材10に
は、その開放された前面部に透明の合成樹脂製カバープ
レート22がレール状部材10の長さ方向に抜き差し自
在に装着され、さらにその内側に断面溝形の帯状板23
がレール状部材10の長さ方向に抜き差し自在に装着さ
れている。この帯状板23には、長さ方向等間隔おきの
位置に投光器支持板24がそれぞれ周辺3箇所の調整ビ
ス25により取り付けられている。各調整ビス25は、
投光器支持板24を貫通して帯状板23のねじ孔に螺合
貫通するものであって、投光器支持板24と帯状板23
との間で調整ビス25には圧縮コイルスプリング26が
遊嵌されている。
【0016】各投光器支持板24に取り付けられる投光
器27は角柱状のもので、その胴部には係合溝28が全
周にわたって連続するように形成されている。一方、各
投光器支持板24には、図5に示すように投光器そのも
のを出し入れできる大きさの投光器着脱用開口部29
と、この投光器着脱用開口部29からレール状部材10
の長さ方向に突出するように投光器保持用切り欠き部3
0が連設されている。投光器支持板24への投光器27
の取り付けは、前記投光器着脱用開口部29内に挿入し
た投光器27を投光器保持用切り欠き部30内へ移動さ
せて、当該投光器27の係合溝28内に前記投光器保持
用切り欠き部30の周縁を係合させ、両者間の摩擦によ
り投光器27を投光器支持板24に保持することにより
行われる。勿論、投光器支持板24を支持している帯状
板23には、各投光器支持板24の後側位置に、当該投
光器支持板24から後方に突出する投光器27と帯状板
23との干渉を避ける開口部31が設けられている。
【0017】受光器側ユニット8のレール状部材10に
は、その開放された前面部に透明の合成樹脂製カバープ
レート32がレール状部材10の長さ方向に抜き差し自
在に装着され、さらにその内側に平板状の帯状板33が
レール状部材10の長さ方向に抜き差し自在に装着され
ている。この帯状板33には、投光器側ユニット7のレ
ール状部材10に前記のように等間隔おきに取り付けら
れている投光器27と対向し得るように、長さ方向等間
隔おきの位置に受光器34が取り付けられている。帯状
板33に対する各受光器34の取り付け構造は、先に説
明した投光器支持板24に対する投光器27の取り付け
構造と同一であり、図3Cに示すように帯状板33に
は、等間隔おきの位置に受光器着脱用開口部35とこれ
に連設された受光器保持用切り欠き部36(図4参照)
とが設けられ、受光器34には、前記受光器保持用切り
欠き部36の周縁に係合する係合溝37が設けられてい
る。
【0018】各障害物検出装置6a〜6cの投光器側ユ
ニット7及び受光器側ユニット8は、図1及び図2に概
略を示すように、それぞれ固定棚1,2の底面と床面と
の間で当該床面上に、投光器側ユニット7の投光器27
と受光器側ユニット8の受光器34とが互いに相対向す
るように取り付けられる。即ち、図4に示すように取付
手段11を介してレール状部材10を床面(取付面)1
4上に取り付けるのであるが、このとき取付手段11に
おけるL形取付板13を、調整ボルト18の上下出し入
れとアンカーボルト16に対する締結用ナット17の締
結とにより、その後側辺を支点に上下に角度調整し、さ
らに必要に応じて基板15と床面(取付面)14との間
にライナーを介装することにより高さ調整することがで
きる。
【0019】上記の取付手段11におけるL形取付板1
3の角度調整と高さ調整とにより、当該L形取付板13
に取り付けられているレール状部材10内の投光器27
と受光器34とを略同一レベルで相対向させるのである
が、各投光器27の光軸27aがそれぞれ相対向する受
光器34の受光軸と完全に一致するように、各投光器支
持板24を帯状板23に取り付けている3本の調整ビス
25を出し入れ調整して、当該投光器支持板24に取り
付けられている投光器27の向きを360度任意の方向
に向き調整することができる。
【0020】なお、レベル状部材10の開放両端部に
は、図3に示すようにカバープレート38が取り付けら
れている。このカバープレート38の取り付けにより、
投光器27や受光器34の前面を保護している透明合成
樹脂製カバープレート22,32と、投光器27や受光
器34を支持している帯状板23,33とをレール状部
材10内に固定している。
【0021】各障害物検出装置6a〜6cの投光器側ユ
ニット7及び受光器側ユニット8を上記のように設置す
ることにより、各投光器側ユニット7の投光器27から
対向する各受光器側ユニット8の受光器34に至る光軸
27aは、図1に示すように各ユニット7,8ごとに作
業通路A〜Dの奥行き方向に等間隔おきに並列する状態
で、図2に示すように両固定棚1,2間の各移動棚3〜
5の底部の空間、この図示例では各移動棚3〜5の底面
と床面14との間の隙間を、各移動棚3〜5の横動方向
に貫通することになる。
【0022】一方、図1に示すように、開かれた作業通
路A〜D内に進入して入出庫作業を行うフォークリフト
などの入出庫用運搬車両40には、その後端面41と左
右一側面42とに、ゴムなどの可撓性のある板材から成
る被検出用遮蔽体43,44が取り付けられている。こ
れら各被検出用遮蔽体43,44は、前記障害物検出装
置6a〜6cにおける透過形の光学式障害物検出センサ
ーを構成する投光器27と受光器34との間の各光軸2
7aの等間隔ピッチ(例えば280mm)よりも巾広
(例えば300mm)で、当該光軸27aを遮断し得る
ように、下端が光軸27aの床面上高さ(例えば24m
m)よりも低くなる(例えば5〜10mm)ように、入
出庫用運搬車両40から垂下している。
【0023】以上の構成において、移動棚3〜5を横動
させて作業通路A〜Dの内の任意の作業通路、例えば図
1及び図2に示すように作業通路Aを開き、この作業通
路A内に入出庫用運搬車両40を進入させ、当該車両4
0により作業通路Aの両側の固定棚1または移動棚3に
対し入出庫作業を行うのであるが、当該入出庫用運搬車
両40が各投光器側ユニット7と受光器側ユニット8と
の間に位置する限り、当該車両40の前記光軸27aの
床面高さよりも低い部分、例えば車輪の接地部近傍部分
や被検出用遮蔽体43,44の何れかが、投光器27か
ら受光器34に至る光軸27aを遮断することになる。
【0024】従って、少なくとも他の作業通路B〜Dの
何れかを開くための操作が行われたとき、各障害物検出
装置6a〜6cにおける透過形の光学式障害物検出セン
サーを構成する投光器27と受光器34とを通電作動さ
せておくことにより、開いている(または閉じつつあ
る)作業通路A内に入出庫用運搬車両40などの障害物
が存在しない状態であることを、全ての受光器34に投
光器27からの光線が入力されていることを以て検出
し、開いている(または閉じつつある)作業通路A内に
入出庫用運搬車両40などの障害物が存在する状態であ
ることを、何れか1つでも受光器34に投光器27から
の光線が入力されていないことを以て検出することがで
きるので、他の作業通路B〜Dの何れかを開くための操
作が行われたとき、または当該操作後で目的の作業通路
が開くまでに、障害物検出装置6a〜6cが前記の障害
物検出状態になったとき、移動棚3〜5の横動を自動的
に中止させるように制御することができる。
【0025】なお、移動棚3〜5の底部には、車輪やそ
の内の駆動車輪を駆動するモーターを含む駆動装置など
が配設されており、これらを避けるために光学式障害物
検出用センサーの作業通路奥行き方向の間隔を広げなけ
ればならない場所がある。図1では、各障害物検出装置
6a〜6c間で光軸ピッチが若干広くなった部分であ
る。従って、入出庫用運搬車両40に取り付ける被検出
用遮蔽体43,44の巾は、光軸ピッチよりも可能な限
り広くするのが望ましい。このように被検出用遮蔽体4
3,44の巾を光軸ピッチよりも可能な限り広くするこ
とは、車両40が作業通路内で如何なる向きになってい
ても確実に検出し得るようにする点でも、望ましいこと
である。
【0026】また、被検出用遮蔽体を左右方向向きの被
検出用遮蔽体43と前後方向向きの被検出用遮蔽体44
とに分けて付設したが、1つの巾広の被検出用遮蔽体を
入出庫用運搬車両40の底面に斜め向きに垂下配設する
こともできる。また、左右方向向きの被検出用遮蔽体4
3と前後方向向きの被検出用遮蔽体44とを一体に連設
したような、平面形状がL形の1つの被検出用遮蔽体を
入出庫用運搬車両40の底面や角部に垂下配設したり、
帯状板を平面形状円形に加工した1つの被検出用遮蔽体
を入出庫用運搬車両40の底面に垂下配設することもで
きる。
【0027】なお、移動棚利用の収納装置としては、移
動棚の台数を含めて図示のものに限定されるわけではな
く、固定棚1,2を有しないもの、片側にのみ固定棚が
配設されているもの、床面上に移動棚支持案内用のガイ
ドレールが敷設されているもの、当該ガイドレールが敷
設されていないもの、移動棚群の中間にも固定棚が配設
されているもの(移動棚利用の収納装置を複数セット並
設したもの)、作業通路を1つだけ開くことができるも
の、複数の作業通路を開くことができるもの、フラット
な1段の荷台を備えた走行台車を移動棚として利用した
もの、その他あらゆる構成の移動棚利用の収納装置が利
用できる。
【0028】また、上記実施形態では、障害物検出装置
の光学式障害物検出用センサーとして、投光器27と受
光器34とを相対向配置する透過形の光学式障害物検出
用センサーを使用したが、投受光器ユニットと反射板と
を相対向配置する反射回帰形の光学式障害物検出用セン
サーを使用することも可能である。勿論、一般的な可視
光線を利用するものの他、赤外線やレーザー光を利用す
るものなど、各種の光学式障害物検出用センサーを使用
することができる。
【0029】さらに上記実施形態では、障害物検出装置
が複数の障害物検出装置6a〜6cに分割されている
が、これは投光器27や受光器34をレール状部材10
に取り付けてユニット化し、レール状部材10の長さを
設置に便利な長さとしたためである。従って、レール状
部材10を作業通路の奥行き方向全長をカバーし得る長
さにして、1つの障害物検出装置として構成することも
できるし、レール状部材10を使用しないで、各投光器
27及び受光器34を床面14上に直接取り付けるよう
に構成することもできる。
【0030】
【発明の効果】以上のように本発明の移動棚利用の収納
搬送設備によれば、光軸が移動棚の底部の空間を移動棚
横動方向に貫通する光学式障害物検出センサーを、当該
光軸が作業通路の奥行き方向に等間隔おきに並列するよ
うに並設して成る障害物検出装置を使用するものであっ
て、前記センサーの光軸の床面上高さが非常に低くなる
にもかかわらず、開かれた作業通路内に進入して入出庫
作業を行うフォークリフトなどの入出庫用運搬車両に
は、少なくとも当該車両の正面視及び側面視の何れにお
いても、前記センサーの床面上光軸高さよりも下端が低
く且つ前記センサーの光軸間隔よりも巾の広い被検出用
遮蔽体を取り付けたので、前記センサーの並設ピッチを
前記車両の車輪巾や車輪径に応じて十分に小さくしなく
とも、開かれた作業通路内の入出庫用運搬車両を、その
向きが通路奥行き方向であっても棚に対面する左右横向
きであっても、前記センサーにより確実に検出すること
ができる。換言すれば、前記センサーの並設ピッチを大
きくして、より一層のコストダウンを図ることができ
る。
【0031】なお、請求項2に記載の構成によれば、平
板状の遮蔽体が使用できることと、その取り付けが場所
的に容易であることとによって、特殊な形状の遮蔽体を
車両底面の取り付け難い場所に取り付けなければならな
い場合と比較して、実施が容易である。
【0032】請求項3に記載の構成によれば、被検出用
遮蔽体が床面上の突出部や落下物に接触しても車両の走
行に支障を来さないので、センサーの光軸床面高さが非
常に低くとも、被検出用遮蔽体の下端を床面に十分に近
接させて、センサーの光軸を確実に遮断させることがで
きる。
【0033】請求項4に記載の構成によれば、センサー
の光軸が貫通する移動棚底部空間を移動棚自体に形成す
る必要がなく、実施が容易である。また、請求項5に記
載の構成によれば、移動棚横動領域の両端に立設されて
いる一対の固定棚を利用して透過形光学式センサーの投
光器と受光器とを保護することができ、入出庫用運搬車
両などとセンサーとの接触事故を未然に防止することが
できる。
【0034】請求項6に記載の構成によれば、透過形光
学式センサーの投光器と受光器とをそれぞれ独立的に床
面上などに設置しなければならない場合と比較して、各
投光器や受光器の設置が容易であり、しかも床面の水平
精度が低くとも、調整によって投光器の光軸に受光器の
受光部を容易に合致させることができ、所期の障害物検
出作用を確実に実行させることができる。
【0035】さらに請求項7や請求項8に記載の構成に
よれば、レール状部材に対する複数個の投光器や受光器
の取り付けが簡単容易に行え、しかも投光器は個別に向
きを調整することができるので、前記のように床面の水
平精度が低くとも、調整によって投光器の光軸に受光器
の受光部を容易に合致させることができ、所期の障害物
検出作用を確実に実行させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 A図は全体の構成を示す概略平面図であり、
B図は入出庫用運搬車両の平面図であり、C図は同車両
の側面図であり、D図は同車両の背面図である。
【図2】 移動棚利用の収納装置を示す正面図である。
【図3】 A図は投光器側ユニットまたは受光器側ユニ
ットを示す平面図であり、B図は投光器側ユニットを示
す一部切り欠き正面図であり、C図は受光器側ユニット
を示す一部切り欠き正面図である。
【図4】 投光器側ユニットと受光器側ユニットの詳細
を示す縦断側面図である。
【図5】 A図は投光器を取り付ける直前の状態を示す
要部の正面図であり、B図は投光器を取り付けた状態を
示す要部の正面図である。
【符号の説明】
1,2 固定棚 3〜5 移動棚 6a〜6c 障害物検出装置 7 投光器側ユニット 8 受光器側ユニット 10 レール状部材 11 レール状部材取付手段 13 L形取付板 14 床面(取付面) 15 基板 16 アンカーボルト 17 締結用ナット 18 上下角度調整ボルト 19 ロックナット 22,32 透明の合成樹脂製カバープレート 23,33 抜き差し自在な帯状板 24 投光器支持板 25 投光器個別の向き調整ビス 26 圧縮コイルスプリング 27 投光器 28 投光器の係合溝 29 投光器支持板の投光器着脱用開口部 30 投光器保持用切り欠き部 34 受光器 35 受光器着脱用開口部 36 受光器保持用切り欠き部 37 受光器の係合溝 40 フォークリフトなどの入出庫用運搬車両 43,44 被検出用遮蔽体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/00 - 1/20 G01V 9/04 A47B 46/00

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横動可能な移動棚の横動により、隣り合う
    棚間に作業通路を形成するようにした移動棚利用の収納
    装置と、前記作業通路内に進入可能なフォークリフトな
    どの入出庫用運搬車両とを利用する収納搬送設備であっ
    て、前記収納装置には、光軸が移動棚の底部の空間を移
    動棚横動方向に貫通する光学式障害物検出センサーを、
    当該光軸が作業通路の奥行き方向に等間隔おきに並列す
    るように並設して成る障害物検出装置が、前記作業用通
    路の奥行き方向全域に配設され、前記入出庫用運搬車両
    には、少なくとも当該車両の正面視及び側面視の何れに
    おいても、前記センサーの床面上光軸高さよりも下端が
    低く且つ前記センサーの光軸間隔よりも巾の広い被検出
    用遮蔽体が取り付けられている、移動棚利用の収納搬送
    設備。
  2. 【請求項2】前記被検出用遮蔽体が、入出庫用運搬車両
    の後端面から垂下された左右方向の被検出用遮蔽体と、
    入出庫用運搬車両の左右一側面から垂下された前後方向
    の被検出用遮蔽体とから成る、請求項1に記載の移動棚
    利用の収納搬送設備。
  3. 【請求項3】前記被検出用遮蔽体がゴムなどの可撓性の
    ある板材から成る、請求項1または2に記載の移動棚利
    用の収納搬送設備。
  4. 【請求項4】前記センサーの光軸が貫通する移動棚底部
    空間が、移動棚の底面と床面との間の隙間である、請求
    項1〜3の何れかに記載の移動棚利用の収納搬送設備。
  5. 【請求項5】前記センサーが、移動棚横動領域の両端に
    立設されている一対の固定棚の一方の棚下側に配設され
    た投光器と、他方の固定棚の棚下側に配設された受光器
    とから成る、請求項1〜4の何れかに記載の移動棚利用
    の収納搬送設備。
  6. 【請求項6】前記障害物検出装置が投光器側ユニットと
    受光器側ユニットとから成り、これら両ユニットは、作
    業通路奥行き方向に長いレール状部材と、当該レール状
    部材を取付面に対し上下方向角度調整可能に取り付ける
    取付手段とを備え、受光器側ユニットは、受光器が向き
    固定状態で前記レール状部材に等間隔おきに取り付けら
    れ、投光器側ユニットは、投光器が向き調整可能に前記
    レール状部材に等間隔おきに取り付けられている、請求
    項5に記載の移動棚利用の収納搬送設備。
  7. 【請求項7】前記受光器側ユニットのレール状部材に
    は、その長さ方向抜き差し自在に帯状板が装着され、当
    該帯状板には等間隔位置に受光器着脱用開口部が設けら
    れるとともに、当該各開口部には受光器保持用切り欠き
    部が連設され、各受光器には、前記受光器着脱用開口部
    内から受光器保持用切り欠き部内へ移動させることによ
    り当該受光器保持用切り欠き部の周縁と係合する係合溝
    が設けられている、請求項6に記載の移動棚利用の収納
    搬送設備。
  8. 【請求項8】前記投光器側ユニットのレール状部材に
    は、その長さ方向抜き差し自在に帯状板が装着され、当
    該帯状板には等間隔位置に投光器支持板が向き調整可能
    に取り付けられ、各投光器支持板には投光器着脱用開口
    部が設けられるとともに、当該各開口部には投光器保持
    用切り欠き部が連設され、各投光器には、前記投光器着
    脱用開口部内から投光器保持用切り欠き部内へ移動させ
    ることにより当該投光器保持用切り欠き部の周縁と係合
    する係合溝が設けられている、請求項6または7に記載
    の移動棚利用の収納搬送設備。
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