JP3344280B2 - 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ - Google Patents

誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ

Info

Publication number
JP3344280B2
JP3344280B2 JP13830297A JP13830297A JP3344280B2 JP 3344280 B2 JP3344280 B2 JP 3344280B2 JP 13830297 A JP13830297 A JP 13830297A JP 13830297 A JP13830297 A JP 13830297A JP 3344280 B2 JP3344280 B2 JP 3344280B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
dielectric
coupling
resonator
loop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13830297A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1075104A (ja
Inventor
準 服部
浩行 久保
正道 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
Priority to JP13830297A priority Critical patent/JP3344280B2/ja
Priority to EP97110051A priority patent/EP0817303B1/en
Priority to SG1997002095A priority patent/SG54519A1/en
Priority to DE69720868T priority patent/DE69720868T2/de
Priority to TW086108910A priority patent/TW331670B/zh
Priority to NO19972957A priority patent/NO320323B1/no
Priority to CNB971137579A priority patent/CN1135650C/zh
Priority to MYPI97002876A priority patent/MY120422A/en
Priority to KR1019970027160A priority patent/KR100255256B1/ko
Priority to US08/882,283 priority patent/US5898349A/en
Publication of JPH1075104A publication Critical patent/JPH1075104A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344280B2 publication Critical patent/JP3344280B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/207Hollow waveguide filters
    • H01P1/208Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • H01P1/2138Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies using hollow waveguide filters
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/207Hollow waveguide filters
    • H01P1/208Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure
    • H01P1/2084Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure with dielectric resonators
    • H01P1/2086Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure with dielectric resonators multimode
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P1/00Auxiliary devices
    • H01P1/20Frequency-selective devices, e.g. filters
    • H01P1/213Frequency-selective devices, e.g. filters combining or separating two or more different frequencies
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P5/00Coupling devices of the waveguide type
    • H01P5/08Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices
    • H01P5/10Coupling devices of the waveguide type for linking dissimilar lines or devices for coupling balanced lines or devices with unbalanced lines or devices
    • H01P5/107Hollow-waveguide/strip-line transitions
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01PWAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
    • H01P7/00Resonators of the waveguide type
    • H01P7/10Dielectric resonators

Landscapes

  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Filters And Equalizers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TM多重モード誘
電体共振器を用いた誘電体フィルタ及び誘電体デュプレ
クサに関する。
【0002】
【従来の技術】外表面に導体を有するキャビティ内に十
字形状の誘電体柱を配して構成したTM二重モード誘電
体共振器は、従来より帯域通過型の誘電体フィルタなど
として用いられている。このような誘電体フィルタとし
て、従来より図6に示す構造のものが知られている。
【0003】図6において、誘電体フィルタ101は四
つのTM二重モード誘電体共振器102,103,10
4,105がその開口が同一方向に向くように一列に配
置され、その開口を覆うように金属製のパネル106,
107が取り付けられて構成されている。
【0004】TM二重モード誘電体共振器102は、前
後に開口を有するキャビティ102aと十字形状の誘電
体柱102XYとが同一の誘電体材料で一体的に形成さ
れ、キャビティ102aの前後の開口を除く外表面に導
電体102bが形成されることによって構成されてい
る。誘電体柱102XYは誘電体柱横部102Xと誘電
体柱縦部102Yとからなり、これによって、TM二重
モード誘電体共振器102は一つで二段の共振器を構成
している。また、TM二重モード誘電体共振器103,
104,105はTM二重モード誘電体共振器102と
同様に構成されている。
【0005】パネル106には、入力ループ108及び
出力ループ109が取り付けられている。入力ループ1
08及び出力ループ109は、図示しない同軸コネクタ
を介して外部回路に接続される。パネル107には隣接
するTM二重モード誘電体共振器間を結合する結合ルー
プ107a,107b,107c,107dが取り付け
られている。
【0006】次に誘電体フィルタ101の動作を説明す
る。まず、誘電体フィルタ101に入力された高周波電
力により入力ループ108と一段目の共振器である誘電
体柱縦部102Yとが磁界結合する。これにより、誘電
体柱縦部102Yには図7(b)に示すようなTM110
Y モードが励振される。このTM110 Y モードは、誘電
体柱102XY内で、二段目の共振器である誘電体柱横
部102Xと電界結合する。これにより、誘電体柱横部
102Xには図7(a)に示すようなTM110 X モード
が励振される。このTM110 X モードは、結合ループ1
07aに磁界結合する。
【0007】結合ループ107aは二段目の共振器であ
る誘電体柱横部102Xに対向しているのと同様に三段
目の共振器である誘電体柱横部103Xにも対向してい
る。そのため、誘電体柱横部102Xに磁界結合した結
合ループ107aは、さらに誘電体柱横部103Xに磁
界結合する。これにより、誘電体柱横部103Xに図7
(a)に示すようなTM110 X モードが励振される。こ
のTM110 X モードは、誘電体柱103XY内で、四段
目の共振器である誘電体柱縦部103Yと電界結合す
る。これにより、誘電体柱縦部103Yには図7(b)
に示すようなTM110 Y モードが励振される。このTM
110 Y モードは、結合ループ107bに磁界結合する。
【0008】結合ループ107bは結合ループ107c
に接続されており、結合ループ107bが四段目の共振
器である誘電体柱縦部103Yと対向しているのと同様
に結合ループ107cは五段目の共振器である誘電体柱
縦部104Yと対向している。そのため、誘電体柱縦部
103Yに磁界結合した結合ループ107bは結合ルー
プ107cを介して誘電体柱縦部104Yに磁界結合す
る。
【0009】以下、同様にして、誘電体柱縦部104Y
は六段目の共振器である誘電体柱横部104Xと電界結
合する。誘電体柱横部104Xは結合ループ107dを
介して七段目の共振器である誘電体柱横部105Xに磁
界結合する。誘電体柱横部105Xは八段目の共振器で
ある誘電体柱縦部105Yに電界結合する。最後に誘電
体柱縦部105Yは出力ループ109に磁界結合して、
図示しない同軸コネクタを介して出力される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来、
図6に示すような多段の誘電体フィルタを構成する場
合、結合ループ107a,107dのような誘電体柱横
部のTM110 X モードを結合するループと結合ループ1
07b,107cのような誘電体柱縦部のTM110 Y
ードを結合するループの形状が大きく異なっていた。そ
のため、これを製造するための金型が二種類必要であ
り、コスト高の原因となっていた。
【0011】また、誘電体柱横部同士を結合させるルー
プは簡単な一文字形状であるのに対して、誘電体柱縦部
同士を結合させるループは湾曲した複雑な形状となって
いたため、特にコスト高になる原因であった。さらに、
誘電体柱縦部同士を結合させるループは形状的に変形し
やすく不安定であったため、誘電体柱縦部との結合量が
変化してフィルタ特性が変化する恐れがあった。
【0012】また、結合ループ107a〜107dは同
一のパネル107上に取り付けられていた。しかしなが
ら、入力ループ108は結合ループ107aと重なるた
めパネル107上には取り付けることができず、同様に
出力ループ109は結合ループ107dと重なるためパ
ネル107上には取り付けることができなかった。
【0013】さらに、図6には図示していないが、誘電
体フィルタ101はTM二重モード誘電体共振器の誘電
体柱縦部の周波数調整手段・誘電体柱横部の周波数調整
手段・誘電体柱縦部と誘電体柱横部との結合係数調整手
段を有している。通常、このような調整手段はネジを形
成した金属棒や誘電体棒が用いられている。
【0014】この誘電体柱縦部の周波数調整手段・誘電
体柱横部の周波数調整手段・誘電体柱縦部と誘電体柱横
部との結合係数調整手段はパネル106に取り付けられ
ていた。この時、TM二重モード誘電体共振器102の
誘電体柱縦部の周波数調整手段・誘電体柱横部の周波数
調整手段・誘電体柱縦部と誘電体柱横部との結合係数調
整手段は入力ループ108の近傍に取り付けられ、TM
二重モード誘電体共振器105の誘電体柱縦部の周波数
調整手段・誘電体柱横部の周波数調整手段・誘電体柱縦
部と誘電体柱横部との結合係数調整手段は出力ループ1
09の近傍に取り付けられていた。そのため、入力ルー
プ108近傍の上記調整手段を調整した時に、入力ルー
プ108と誘電体柱縦部102Yとの結合係数が変化す
る恐れがあった。また、同様に出力ループ109近傍の
上記調整手段を調整したときに、出力ループ109と誘
電体柱縦部105Yとの結合係数が変化する恐れがあっ
た。
【0015】したがって、本発明は隣接するTM多重モ
ード誘電体共振器間の結合ループを共通化し部品コスト
を低減した誘電体フィルタまたは誘電体デュプレクサを
提供することを目的とする。
【0016】また、本発明はTM多重モード誘電体共振
器の誘電体柱縦部の周波数調整手段・誘電体柱横部の周
波数調整手段・誘電体柱縦部と誘電体柱横部との結合係
数調整手段を調整する際に、入力ループと初段の共振器
との結合係数が変化すること及び出力ループと最終段の
共振器との結合係数が変化することを防止することがで
きる誘電体フィルタや誘電体デュプレクサを提供するこ
とを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】そこで、請求項1に係る
発明では、十字形状の誘電体柱を開口を有するキャビテ
ィ内に配置したTM多重モード誘電体共振器を、複数
記開口が同一方向に向くように並置し、隣接するTM多
重モード誘電体共振器を結合させてなる誘電体フィルタ
において、前記十字形状の誘電体柱の横方向に流れるモ
ードをTM110 Xモード、縦方向に流れるモードをTM
110 Yモードと規定し、その混合モードであるTM110 X+Y
モードとTM110 X-Yモードを用いるとともに、隣接する
TM多重モード誘電体共振器間の結合において、一方の
TM多重モード誘電体共振器のTM 110 X+Y モードと他方
のTM多重モード誘電体共振器のTM 110 X-Y モードとを
結合手段を介して結合させている。
【0018】これにより、隣接するTM二重モード誘電
体共振器間を結合させる結合手段をTM二重モード誘電
体共振器が有する誘電体柱縦部と誘電体柱横部との交差
部に対して斜めに対向させて配置することができる。
【0019】請求項2に係る発明では、TM多重モード
誘電体共振器として前記キャビティ外周面から前記誘電
体柱の長さ方向に凹む凹部を形成することにより、TM
111 ードをTM110 X+Y モード及びTM110 X-Y モード
の共振周波数と一致させたTM三重モード誘電体共振器
を用いている。これにより、1個のTMモード誘電体共
振器を3段の共振器として用いることができる。
【0020】請求項3に係る発明では、隣接するTM多
重モード誘電体共振器間の結合に略V字形状の結合ルー
プを用いている。このような略V字形状の結合ループは
形状が簡単なため、製造が容易である。
【0021】請求項4に係る発明では、十字形状の誘電
体柱を開口を有するキャビティ内に配置したTM多重モ
ード誘電体共振器を、複数前記開口が同一方向に向くよ
うに並置し、隣接するTM多重モード誘電体共振器を結
合させてなる誘電体フィルタを複数組み合わせた誘電体
デュプレクサにおいて、前記十字形状の誘電体柱の横方
向に流れるモードをTM110 Xモード、縦方向に流れるモ
ードをTM110 Yモードと規定し、その混合モードである
TM110 X+YモードとTM110 X-Yモードを用いるととも
に、隣接するTM多重モード誘電体共振器間の結合にお
いて、一方のTM多重モード誘電体共振器のTM 110 X+Y
モードと他方のTM多重モード誘電体共振器のTM 110
X-Y モードとを結合手段を介して結合させた第1の周波
数帯域を有する第1の誘電体フィルタと、前記十字形状
の誘電体柱の横方向に流れるモードをTM110 Xモード、
縦方向に流れるモードをTM110 Yモードと規定し、その
混合モードであるTM110 X+YモードとTM110 X-Yモード
を用いるとともに、隣接するTM多重モード誘電体共振
器間の結合において、一方のTM多重モード誘電体共振
器のTM 110 X+Y モードと他方のTM多重モード誘電体共
振器のTM 110 X-Y モードとを結合手段を介して結合させ
た第2の周波数帯域を有する第2の誘電体フィルタとを
備えている。このように誘電体フィルタを複数接続して
誘電体デュプレクサを構成する場合であっても、請求項
1に係る誘電体フィルタと同様に、隣接するTM多重モ
ード誘電体共振器間を結合させる結合手段をTM多重モ
ード誘電体共振器が有する誘電体柱縦部と誘電体柱横部
との交差部に対して斜めに対向させて配置することがで
きる。
【0022】請求項5に係る発明では、TM多重モード
誘電体共振器として前記キャビティ外周面から前記誘電
体柱の長さ方向に凹む凹部を形成することにより、TM
111モードをTM110 X+Y モード及びTM110 X-Y モー
ドの共振周波数と一致させたTM三重モード誘電体共振
器を用いている。これにより、請求項2に係る誘電体フ
ィルタと同様に、1個のTMモード誘電体共振器を3段
の共振器として用いることができる。
【0023】請求項6に係る発明では、前記TM多重モ
ード誘電体共振器間の結合に略V字形状の結合ループを
用いている。請求項3に係る誘電体フィルタの場合と同
様に略V字形状の結合ループは形状が簡単なため、製造
が容易である。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る誘電体フィル
タを図1を用いて説明する。図1に示すように、誘電体
フィルタ1は四つのTM二重モード誘電体共振器2,
3,4,5がその開口が同一方向に向くように一列に配
置され、その開口を覆うように金属製のパネル6,7が
ネジ止めや半田付等の手段で取り付けられて構成されて
いる。なお、パネル6,7はセラミック板や樹脂板の表
面に導体を形成したものでもよいが、加工性や強度の面
から考えて金属製が好ましい。
【0025】TM二重モード誘電体共振器2は、前後に
開口を有するキャビティ2aと十字形状の誘電体柱2X
Yとが同一の誘電体材料で一体的に形成され、キャビテ
ィ2aの前後の開口を除く外表面に導電体2bが形成さ
れることによって構成されている。なお、キャビティ2
aの開口側端面に導電体2bが形成されていてもよい。
誘電体柱2XYは誘電体柱横部2Xと誘電体柱縦部2Y
とからなり、これによって、TM二重モード誘電体共振
器2は一つで二段の共振器を構成している。また、TM
二重モード誘電体共振器3,4,5はTM二重モード誘
電体共振器2と同様に構成されている。
【0026】パネル7には、入力ループ8及び出力ルー
プ9が取り付けられている。入力ループ8及び出力ルー
プ9は、図示しない同軸コネクタを介して外部回路に接
続される。また、パネル7には隣接するTM二重モード
誘電体共振器間を結合する略V字形状の結合ループ7
a,7b,7cが取り付けられている。
【0027】なお、図1には図示していないが、パネル
6には各共振器の周波数調整手段及び同一の誘電体柱内
の共振器間の結合係数調整手段がそれぞれ設けられてい
る。この調整手段としては、通常、ネジを形成した誘電
体棒や金属棒が用いられる。この時、TM二重モード誘
電体共振器の誘電体柱に穴や溝をあらかじめ設けてお
き、その穴や溝に上記誘電体棒や金属棒を差し込むよう
にしてもよい。また、パネル6に調整のための調整窓を
設けておき、その窓から治具を差し込んで調整するよう
にしてもよい。
【0028】このような誘電体フィルタ1の動作を以下
に説明する。まず、誘電体フィルタ1に入力された高周
波電力により入力ループ8に磁界が発生する。入力ルー
プ8の磁界は一つ目のTM二重モード誘電体2の誘電体
柱2XYの交差部に重なることにより、この磁界に交差
する図2(a)に示すようなTM110 X+Y モードが励振
される。このTM110 X+Y モードは図6に示した誘電体
柱横部の励振モードであるTM110 X モード及び誘電体
柱縦部の励振モードであるTM110 Y モードの混合モー
ドである。本実施の形態では、この誘電体柱2XYのT
110 X+Y モードが一段目の共振器の励振モードとな
る。
【0029】次に、このTM110 X+Y モードは同一の誘
電体柱2XY内で図2(b)に示すようなTM110 X-Y
と電界結合する。この誘電体柱2XYのTM110 X-Y
ードが二段目の共振器の励振モードとなる。誘電体柱2
XYのTM110 X-Y モードの磁界は図2(b)の矢印で
示す電気力線に交差する方向に発生するため、結合ルー
プ7aの一端側とは交差するが、入力ループ8とは誘電
体柱2XYに対向する位置では平行であり交差していな
い。したがって、誘電体柱2XYのTM110 X-Y モード
は結合ループ7aに対しては磁界結合するが入力ループ
8に対しては磁界結合しない。
【0030】また、結合ループ7aの他端側はTM二重
モード誘電体共振器3の誘電体柱3XYの交差部に対向
している。結合ループ7aの磁界が二つ目のTM二重モ
ード誘電体3の誘電体柱3XYの交差部に重なることに
より、この磁界に交差するTM110 X+Y モードが励振さ
れる。このTM二重モード誘電体共振器3の誘電体柱3
XYのTM110 X+Y モードが三段目の共振器の励振モー
ドとなる。
【0031】さらに、TM二重モード誘電体共振器3の
誘電体柱3XY内でTM110 X+Y モードはTM110 X-Y
モードと電界結合する。以下、同様にして二つ目のTM
二重モード誘電体3の誘電体柱3XYに生じたTM110
X-Y モードは結合ループ7bの一端側に磁界結合し、結
合ループ7bの他端側と三つ目のTM二重モード誘電体
共振器4の誘電体柱4XYに生じるTM110 X+Y モード
と磁界結合する。
【0032】TM二重モード誘電体共振器4の誘電体柱
4XYに生じるTM110 X+Y モードは同一の誘電体柱4
XY内でTM110 X-Y モードと電界結合する。TM二重
モード誘電体4の誘電体柱4XY内でTM110 X-Y モー
ドは結合ループ7cの一端側と磁界結合し、結合ループ
7cの他端側と四つ目のTM二重モード誘電体5の誘電
体柱5XYに生じるTM110 X+Y モードと磁界結合す
る。
【0033】TM二重モード誘電体共振器5の誘電体柱
5XYに生じるTM110 X+Y モードは同一の誘電体柱5
XY内でTM110 X-Y モードと電界結合する。TM二重
モード誘電体5の誘電体柱5XY内で生じたTM110
X-Y モードは出力ループ9と磁界結合し、図示しない同
軸コネクタを介して出力される。
【0034】なお、本実施の形態ではTM二重モード誘
電体共振器2の誘電体柱2XYに生じるTM110 X+Y
ードを励振モードとする共振器を一段目にしたが、図1
に示す出力ループ9を入力ループとしてもよい。すなわ
ち、出力ループ9に高周波電力を入力し、TM二重モー
ド誘電体5の誘電体柱5XY内で生じたTM110 X-Y
ードを励振モードとする共振器を一段目として、入力ル
ープ8から出力するようにしてもよい。
【0035】次に、本発明に係る他の誘電体フィルタを
図3を用いて説明する。図3に示すように、誘電体フィ
ルタ11は四つのTMモード誘電体共振器12,13,
14,15がその開口が同一方向に向くように一列に配
置され、その開口を覆うように金属製のパネル16,1
7がネジ止めや半田付等の手段で取り付けられて構成さ
れており、パネル17に入力ループ18及び出力ループ
19、結合ループ17a,17b,17cが配置されて
いる点は、図1に示す誘電体フィルタ1と同じ構成とな
っている。この図3に示す誘電体フィルタ11は上述し
た図1の誘電体フィルタ1とは、用いているTMモード
誘電体共振器の構造が異なっている。
【0036】すなわち、TMモード誘電体共振器12
は、前後に開口を有するキャビティ12aと十字形状の
誘電体柱12XYとが同一の誘電体材料で一体的に形成
され、キャビティ12aの前後の開口を除く外表面に導
電体12bが形成されることによって構成されている。
なお、キャビティ12aの開口側端面に導電体2bが形
成されていてもよい。誘電体柱2XYは誘電体柱横部2
Xと誘電体柱縦部2Yとからなっている。そして、図3
に示すように、キャビティ12aと誘電体柱12XYが
一体化している四つの部分でキャビティ12aの外周面
から誘電体柱12XYの長さ方向に凹部12cが形成さ
れている。この凹部12cの内周面には導電体2bが連
続して形成されている。
【0037】このような構成にすると、図4に示すよう
な本来不要な励振モードであるTM111 モードの共振周
波数が、TM110 X+Y モード及びTM110 X-Y モードと
同じ帯域に位置することになるため、この励振モードも
利用することができる。したがって、TMモード誘電体
共振器12は一つで三段の共振器を構成している。ま
た、TMモード誘電体共振器13,14,15はTMモ
ード誘電体共振器12と同様に構成されている。
【0038】次に誘電体フィルタ11の動作を説明す
る。まず、誘電体フィルタ11に入力された高周波電力
により入力ループ18に磁界が発生する。入力ループ1
8の磁界は一つ目のTM二重モード誘電体12のTM
110 X+Y モードに結合する。このTM110 X+Y モードが
一段目の共振器の励振モードとなり、以下、二段目のT
111 モード、三段目のTM110 X-Y モードが、同一の
誘電体柱12XY内で励振される。誘電体柱12XY内
の三段目のTM110 X-Y モードの磁界は、結合ループ1
7aを介して、四段目の誘電体柱13XYのTM110
X+Y モードに結合し、五段目のTM111 モード、六段目
のTM110 X-Y モードが、同一の誘電体柱13XY内で
励振される。以下、同様にTM二重モード誘電体共振器
14,15においてもTM110 X+Y モード、TM111
ード、TM110 X-Y モードの順で結合し、合計12段の
共振器からなる誘電体フィルタが構成されている。
【0039】次に本発明に係る誘電体デュプレクサを図
5を用いて説明する。図5に示すように、誘電体デュプ
レクサ41は受信側誘電体フィルタ21及び送信側誘電
体フィルタ31と金属製のパネル46,47から構成さ
れている。また、受信側誘電体フィルタ21のTM二重
モード誘電体共振器22,23,24,25及び送信側
誘電体フィルタ31のTM二重モード誘電体共振器3
2,33,34,35はその開口が同一方向を向くよう
に一列に配置され、その開口を覆うようにパネル46、
47がネジ止めや半田付等の手段で取り付けられてい
る。
【0040】受信側誘電体フィルタ21は四つのTM二
重モード誘電体共振器22,23,24,25から成
り、所望の受信信号に合わせた一定の通過周波数帯域を
有している。送信側誘電体フィルタ31は四つのTM二
重モード誘電体共振器32,33,34,35から成
り、所望の送信信号に合わせた一定の通過周波数帯域を
有している。この時、送信側誘電体フィルタ31の通過
周波数帯域は受信側誘電体フィルタ21の通過周波数帯
域とは異なる。
【0041】TM二重モード誘電体共振器22〜25及
びTM二重モード誘電体共振器32〜35は、図1に示
すTM二重モード誘電体共振器2と同一の構成であるた
め、詳細な説明は省略する。
【0042】パネル47には、受信側入力ループ28及
び受信側出力ループ29、送信側入力ループ38、送信
側入力ループ39が取り付けられている。また、受信側
入力ループ28と送信側出力ループ39はアンテナルー
プ48により互いに接続されると共に、アンテナループ
48を介して図示しない同軸コネクタに接続され、外部
のアンテナに接続できるように構成されている。なお、
本実施の形態では受信側入力ループ28・送信側出力ル
ープ39・アンテナループ48は一枚の金属板を折り曲
げることにより形成されている。また、受信側出力ルー
プ29・送信側入力ループ38もそれぞれ図示しない同
軸コネクタを介して外部回路に接続される。それに加え
て、パネル47には、略V字形状の受信側結合ループ2
7a,27b,27c及び略V字形状の送信側結合ルー
プ37a,37b,37cが取り付けられている。
【0043】また、図2には図示していないが、パネル
46には受信側誘電体フィルタ21の各共振器及び送信
側誘電体フィルタ31の各共振器の周波数調整手段及び
同一の誘電体柱内の共振器間の結合係数調整手段がそれ
ぞれ設けられている。この調整手段としては図1の誘電
体フィルタ1の場合と同様に、誘電体棒や金属棒あるい
は調整窓等が考えられる。
【0044】次に誘電体デュプレクサ41の動作を説明
する。まず、アンテナから受信信号が入力される。入力
された受信信号はアンテナループ18を介して受信入力
ループ28に伝送される。この時、同時に送信出力ルー
プ39にも伝送されるが、アンテナが受信する受信信号
は送信側誘電体フィルタ31の周波数帯域と異なるた
め、送信側誘電体フィルタ31は機能しない。
【0045】受信入力ループ28はTM二重モード誘電
体共振器22の誘電体柱22XYのTM110 X-Y モード
と磁界結合する。TM二重モード誘電体共振器22の誘
電体柱22XY内でTM110 X-Y モードとTM110 X+Y
モードが電界結合する。
【0046】TM二重モード誘電体共振器22の誘電体
柱22XYのTM110 X+Y モードは結合ループ27aを
介してTM二重モード誘電体共振器23の誘電体柱23
XYのTM110 X-Y モードと磁界結合する。TM二重モ
ード誘電体共振器23の誘電体柱23XY内でTM110
X-Y モードとTM110 X+Y モードが電界結合する。
【0047】以下同様にして、TM二重モード誘電体共
振器23が結合ループ27bを介してTM二重モード誘
電体共振器24と結合し、TM二重モード誘電体共振器
24は結合ループ27cを介してTM二重モード誘電体
共振器25と結合し、TM二重モード誘電体共振器25
は受信出力ループ29と結合して選択された受信信号が
出力される。また、送信入力ループ38に入力された送
信信号はTM二重モード誘電体共振器32・結合ループ
37a・TM二重モード誘電体共振器33・結合ループ
37b・TM二重モード誘電体共振器34・結合ループ
37c・TM二重モード誘電体共振器35・送信出力ル
ープ39・アンテナループ48を経て、図示しないアン
テナから放射される。
【0048】なお、図1,図3に示す誘電体フィルタ
1,11及び図5に示す誘電体デュプレクサ41はTM
多重モード誘電体共振器とパネルで構成されているが、
部品の強度を増す必要がある場合は、図1,3に示す誘
電体フィルタ1,11及び図5に示す誘電体デュプレク
サ41をさらに導体ケースの中に入れてもよい。
【0049】また、隣接するTM多重モード誘電体共振
器のアース電位を同一にするために、金属板あるいは絶
縁体表面に導電体を形成した導体板を隣接するTM多重
モード誘電体共振器のキャビティ表面の導電体間に架設
してもよい。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、誘電体フィルタまたは
誘電体デュプレクサを構成するTM多重モード誘電体共
振器の誘電体柱縦部の励振モードと誘電体柱横部の励振
モードの混合モードを基本モードとして用いることで、
TM多重モード誘電体共振器の誘電体柱縦部と誘電体柱
横部の交差部に斜めに結合手段を配置することができ
る。したがって、結合ループの配置構成が簡単になる。
【0051】また、結合ループが斜めに配置できること
から、入力ループ及び出力ループを同一パネル上に配置
することができるので、結合ループと入力ループ及び出
力ループを、周波数調整手段・結合係数調整手段が設け
られたパネルとは異なるパネルに取り付けることができ
る。これによって、周波数調整手段・結合係数調整手段
を調整した際に、入力ループや出力ループとの結合係数
が変化することを防止することができる。同様に、周波
数調整手段・結合係数調整手段を調整した際に、隣接す
るTM多重モード誘電体共振器間の結合の不所望な変化
をすることを防止することができる。したがって、全体
のフィルタ特性の不所望な変化を防止することができ
る。
【0052】請求項2,5にかかる発明では、TM三重
モード誘電体共振器を用いたので、TM二重モード誘電
体共振器でフィルタを構成した場合に比べて、2/3に
小型化することができる。
【0053】請求項3,6にかかる発明では、結合ルー
プを略V字形状、製造が容易で1枚の金属ストリップを
折り曲げるだけで構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態にかかる誘電体フィルタの分
解斜視図である。
【図2】本発明の誘電体フィルタの動作を説明するため
のTM多重モード誘電体共振器の概略図であり、(a)
はTM110 X+Y モードの電界を示し、(b)はTM110
X-Y モードの電界を示す。
【図3】本発明の他の実施形態にかかる誘電体フィルタ
の分解斜視図である
【図4】本発明の他の実施形態にかかる誘電体フィルタ
の動作を説明するためのTM多重モード誘電体共振器の
概略図であり、TM111 モードの電界を示す。
【図5】本発明の実施の形態にかかる誘電体デュプレク
サの分解斜視図である。
【図6】従来の誘電体フィルタの分解斜視図である。
【図7】従来の誘電体フィルタの動作を説明するための
TM二重モード誘電体共振器の概略図であり、(a)は
TM110 X モードの電界を示し、(b)はTM110 X
ードの電界を示す。
【符号の説明】
1 誘電体フィルタ 2,3,4,5 TM二重モード誘電体共振器 2a,3a,4a,5a キャビティ 2b,3b,4b,5b 導電体 2XY,3XY,4XY,5XY 誘電体柱 2X,3X,4X,5X 誘電体柱横部 2Y,3Y,4Y,5Y 誘電体柱縦部 6,7 パネル 7a,7b,7c 結合ループ 8 入力ループ 9 出力ループ 2a,3a,4a,5a キャビティ 2b,3b,4b,5b 導電体 2XY,3XY,4XY,5XY 誘電体柱 2X,3X,4X,5X 誘電体柱横部 2Y,3Y,4Y,5Y 誘電体柱縦部 6,7 パネル 7a,7b,7c 結合ループ 8 入力ループ 9 出力ループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/20 - 1/210 H01P 7/00 - 7/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 十字形状の誘電体柱を開口を有するキャ
    ビティ内に配置したTM多重モード誘電体共振器を、
    前記開口が同一方向に向くように並置し、隣接するT
    M多重モード誘電体共振器を結合させてなる誘電体フィ
    ルタにおいて、 前記十字形状の誘電体柱の横方向に流れるモードをTM
    110 Xモード、縦方向に流れるモードをTM110 Yモードと
    規定し、その混合モードであるTM110 X+YモードとTM
    110 X-Yモードを用いるとともに、隣接するTM多重モー
    ド誘電体共振器間の結合において、一方のTM多重モー
    ド誘電体共振器のTM 110 X+Y モードと他方のTM多重モ
    ード誘電体共振器のTM 110 X-Y モードとを結合手段を介
    して結合させたことを特徴とする誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記TM多重モード誘電体共振器は、前
    記キャビティ外周面から前記誘電体柱の長さ方向に凹む
    凹部を形成することにより、TM111モードをTM110
    X+Yモード及びTM111 X-Yモードの共振周波数と一致さ
    せたTM三重モード誘電体共振器であることを特徴とす
    る請求項1記載の誘電体フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記TM多重モード誘電体共振器間の結
    合に略V字形状の結合ループを用いたことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載の誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】 十字形状の誘電体柱を開口を有するキャ
    ビティ内に配置したTM多重モード誘電体共振器を、
    前記開口が同一方向に向くように並置し、隣接するT
    M多重モード誘電体共振器を結合させてなる誘電体フィ
    ルタを複数組み合わせた誘電体デュプレクサにおいて、 前記十字形状の誘電体柱の横方向に流れるモードをTM
    110 Xモード、縦方向に流れるモードをTM110 Yモードと
    規定し、その混合モードであるTM110 X+YモードとTM
    110 X-Yモードを用いるとともに、隣接するTM多重モー
    ド誘電体共振器間の結合において、一方のTM多重モー
    ド誘電体共振器のTM 110 X+Y モードと他方のTM多重モ
    ード誘電体共振器のTM 110 X-Y モードとを結合手段を介
    して結合させた第1の周波数帯域を有する第1の誘電体
    フィルタと、 前記十字形状の誘電体柱の横方向に流れるモードをTM
    110 Xモード、縦方向に流れるモードをTM110 Yモードと
    規定し、その混合モードであるTM110 X+YモードとTM
    110 X-Yモードを用いるとともに、隣接するTM多重モー
    ド誘電体共振器間の結合において、一方のTM多重モー
    ド誘電体共振器のTM 110 X+Y モードと他方のTM多重モ
    ード誘電体共振器のTM 110 X-Y モードとを結合手段を介
    して結合させた第2の周波数帯域を有する第2の誘電体
    フィルタと、 を備えたことを特徴とする誘電体デュプレクサ。
  5. 【請求項5】 前記TM多重モード誘電体共振器は、前
    記キャビティ外周面から前記誘電体柱の長さ方向に凹む
    凹部を形成することにより、TM111モードをTM110
    X+Yモード及びTM110 X-Yモードの共振周波数と一致さ
    せたTM三重モード誘電体共振器であることを特徴とす
    る請求項4記載の誘電体デュプレクサ。
  6. 【請求項6】 前記TM多重モード誘電体共振器間の結
    合に略V字形状の結合ループを用いたことを特徴とする
    請求項4または請求項5記載の誘電体デュプレクサ。
JP13830297A 1996-06-25 1997-05-28 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ Expired - Lifetime JP3344280B2 (ja)

Priority Applications (10)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13830297A JP3344280B2 (ja) 1996-06-25 1997-05-28 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ
EP97110051A EP0817303B1 (en) 1996-06-25 1997-06-19 Dielectric filter and dielectric duplexer
SG1997002095A SG54519A1 (en) 1996-06-25 1997-06-19 Dielectric filter and dielectric duplexer
DE69720868T DE69720868T2 (de) 1996-06-25 1997-06-19 Dielektrisches Filter und dielektrischer Duplexer
NO19972957A NO320323B1 (no) 1996-06-25 1997-06-24 Dielektrisk filterelement og dupleksfilter med flere slike elementer
TW086108910A TW331670B (en) 1996-06-25 1997-06-24 Filter and Duplexer
CNB971137579A CN1135650C (zh) 1996-06-25 1997-06-25 介质滤波器和介质双工器
MYPI97002876A MY120422A (en) 1996-06-25 1997-06-25 Dielectric filter and dielectric duplexer
KR1019970027160A KR100255256B1 (ko) 1996-06-25 1997-06-25 유전체필터및유전체듀플렉서
US08/882,283 US5898349A (en) 1996-06-25 1997-06-25 Dielectric filter having a plurality of TM multi-mode dielectric resonators

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16457396 1996-06-25
JP8-164573 1996-06-25
JP13830297A JP3344280B2 (ja) 1996-06-25 1997-05-28 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1075104A JPH1075104A (ja) 1998-03-17
JP3344280B2 true JP3344280B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=26471376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13830297A Expired - Lifetime JP3344280B2 (ja) 1996-06-25 1997-05-28 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ

Country Status (10)

Country Link
US (1) US5898349A (ja)
EP (1) EP0817303B1 (ja)
JP (1) JP3344280B2 (ja)
KR (1) KR100255256B1 (ja)
CN (1) CN1135650C (ja)
DE (1) DE69720868T2 (ja)
MY (1) MY120422A (ja)
NO (1) NO320323B1 (ja)
SG (1) SG54519A1 (ja)
TW (1) TW331670B (ja)

Families Citing this family (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3503482B2 (ja) * 1997-09-04 2004-03-08 株式会社村田製作所 多重モード誘電体共振器装置、誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ、合成器、分配器、および通信装置
JP3580162B2 (ja) * 1999-02-25 2004-10-20 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、通信機装置
JP2000295005A (ja) 1999-04-09 2000-10-20 Murata Mfg Co Ltd 誘電体フィルタ、デュプレクサ、通信機装置
JP3567827B2 (ja) 1999-11-02 2004-09-22 株式会社村田製作所 誘電体フィルタ、複合誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ、誘電体ダイプレクサおよび通信装置
DK174005B1 (da) 2000-01-21 2002-04-08 Ericsson Telefon Ab L M Duplexfilter af bølgeledertype
JP3506121B2 (ja) * 2000-03-30 2004-03-15 株式会社村田製作所 誘電体共振器、フィルタ、デュプレクサおよび通信装置
EP1333588B1 (en) * 2000-11-01 2012-02-01 Hitachi Metals, Ltd. High-frequency switch module
US6919782B2 (en) * 2001-04-04 2005-07-19 Adc Telecommunications, Inc. Filter structure including circuit board
JP2002368505A (ja) * 2001-06-08 2002-12-20 Murata Mfg Co Ltd 誘電体デュプレクサ、および通信装置
US6664873B2 (en) 2001-08-03 2003-12-16 Remec Oy Tunable resonator
JP3596505B2 (ja) * 2001-09-27 2004-12-02 株式会社村田製作所 誘電体共振器、フィルタ、デュプレクサおよび通信装置
US6853271B2 (en) 2001-11-14 2005-02-08 Radio Frequency Systems, Inc. Triple-mode mono-block filter assembly
US7068127B2 (en) 2001-11-14 2006-06-27 Radio Frequency Systems Tunable triple-mode mono-block filter assembly
US6642814B2 (en) * 2001-12-17 2003-11-04 Alcatel, Radio Frequency Systems, Inc. System for cross coupling resonators
US7283022B2 (en) * 2005-02-09 2007-10-16 Powerwave Technologies, Inc. Dual mode ceramic filter
CN101098035B (zh) * 2006-06-29 2010-05-26 奥雷通光通讯设备(上海)有限公司 一种波导天线口金属棒耦合结构
CN101098034B (zh) * 2006-06-29 2010-05-26 奥雷通光通讯设备(上海)有限公司 一种波导天线口金属环耦合结构
KR101142907B1 (ko) 2009-11-18 2012-05-10 주식회사 이롬테크 고주파 필터
KR101431005B1 (ko) * 2012-05-31 2014-08-20 주식회사 릿치마이크로웨이브 3차원 적층 유전체 공진기 조립체
CN106025474A (zh) * 2016-05-20 2016-10-12 北京邮电大学 一种基于立体十字介质谐振器的窄带滤波集成功率分配器
CN107039717B (zh) * 2017-03-28 2019-10-08 南通大学 一种空间耦合差分介质波导滤波器
CN108183292B (zh) * 2017-11-30 2019-11-29 成都华为技术有限公司 介质滤波器及通信设备
WO2020248289A1 (en) * 2019-06-14 2020-12-17 Nokia Shanghai Bell Co., Ltd. Dielectric resonator antenna and dielectric resonator antenna array

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4879533A (en) * 1988-04-01 1989-11-07 Motorola, Inc. Surface mount filter with integral transmission line connection
JP2699704B2 (ja) * 1991-08-19 1998-01-19 株式会社村田製作所 帯域阻止型フィルタ
EP0661770B1 (en) * 1993-12-28 2001-10-04 Murata Manufacturing Co., Ltd. TM dual mode dielectric resonator and filter
JPH07240604A (ja) * 1994-02-25 1995-09-12 Murata Mfg Co Ltd 誘電体共振器装置
JP3473107B2 (ja) * 1994-05-30 2003-12-02 株式会社村田製作所 Tm二重モード誘電体共振器装置
JP3339223B2 (ja) * 1994-12-26 2002-10-28 株式会社村田製作所 誘電体共振器装置
US5684438A (en) * 1995-06-21 1997-11-04 Forem, S.P.A. Microwave filter including a plurality of cross-coupled dielectric resonators
JP3019750B2 (ja) * 1995-08-21 2000-03-13 株式会社村田製作所 誘電体共振器装置

Also Published As

Publication number Publication date
NO972957D0 (no) 1997-06-24
NO320323B1 (no) 2005-11-21
DE69720868D1 (de) 2003-05-22
DE69720868T2 (de) 2004-02-26
CN1187053A (zh) 1998-07-08
TW331670B (en) 1998-05-11
KR100255256B1 (ko) 2000-05-01
MY120422A (en) 2005-10-31
JPH1075104A (ja) 1998-03-17
KR19980086355A (ko) 1998-12-05
EP0817303A3 (en) 1998-12-16
NO972957L (no) 1997-12-29
US5898349A (en) 1999-04-27
SG54519A1 (en) 1998-11-16
EP0817303B1 (en) 2003-04-16
CN1135650C (zh) 2004-01-21
EP0817303A2 (en) 1998-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3344280B2 (ja) 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ
US6313797B1 (en) Dielectric antenna including filter, dielectric antenna including duplexer, and radio apparatus
US4642591A (en) TM-mode dielectric resonance apparatus
JPH11191705A (ja) 多重モード誘電体共振器およびその特性調整方法
JP2003204203A (ja) 方向性結合器付きフィルタおよび通信装置
WO2002058185A1 (fr) Element de circuit haute frequence et module de circuit haute frequence
US6614327B2 (en) Filter apparatus, duplexer, and communication apparatus
JPH11191703A (ja) 誘電体フィルタ及び誘電体デュプレクサ
EP0783188A1 (en) Dielectric filter
US6774744B1 (en) Dielectric filter, dielectric duplexer, and communication device
US20030137368A1 (en) Resonator device, filter, duplexer, and communication apparatus using the same
EP1993162B1 (en) Dielectric duplexer and communication apparatus
EP1465284B1 (en) Dielectric resonator device, communication filter, and communication unit for mobile communication base station
EP1079457A2 (en) Dielectric resonance device, dielectric filter, composite dielectric filter device, dielectric duplexer, and communication apparatus
US6573812B1 (en) Dielectric filter, duplexer, and communication apparatus
JP3013798B2 (ja) 交差線路
JP3412546B2 (ja) 誘電体フィルタ、誘電体デュプレクサ及び通信機装置
JP3480041B2 (ja) Tm多重モード誘電体共振器装置
JP3392397B2 (ja) 高周波フィルタ
JP2002359502A (ja) 誘電体共振器バンドパスフィルタ及び半同軸共振器バンドパスフィルタ
JP2005311862A (ja) コムラインフィルタ
JP2000165107A (ja) 濾波器とその製造方法
JP3282341B2 (ja) 誘電体共振器及びフィルタ装置
JP4284832B2 (ja) 多重モード誘電体共振器装置、フィルタ、デュプレクサおよび通信装置
JPH0832304A (ja) Tm多重モード誘電体フィルタ

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080830

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090830

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090830

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100830

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110830

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120830

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130830

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term