JP2005311862A - コムラインフィルタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 周波数調整の問題がなく、また通過特性及び群遅延特性の対称性を満たすことができるコムラインフィルタを得る。
【解決手段】 フィルタケース1の長手方向の両端板に入出力コネクタ2,3をそれぞれ取り付け、フィルタケース1内に複数の1/4波長の半同軸共振素子4,5,6をその長手方向の基端をフィルタケース1の長手方向に直交する一方の内壁1aに固定し、これら半同軸共振素子4,5,6の長手方向の先端をフィルタケース1の内壁1bに対して間隔をあけて対向させ、且つ両入出力コネクタ2,3間を結ぶ方向に所定間隔で配置し、フィルタケース1の内壁1bには各半同軸共振素子4,5,6の先端にそれぞれ対応させて周波数調整ネジ7,8,9を螺入する。フィルタケース1の内壁1bには、隣接する半同軸共振素子4,5,6間の電界結合箇所の一部を遮蔽してフィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材17,18を配置する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マイクロ波帯やミリ波帯の高周波無線通信装置等にて用いられるコムラインフィルタに関するものである。
コムラインフィルタは、構成の単純さと調整の容易さから、主に移動体通信等で広く利用されている。
図6は従来のコムラインフィルタの縦断面図を示したものである。このコムラインフィルタは、直方体状のフィルタケース1を備え、このフィルタケース1の長手方向の両端には入出力コネクタ2,3が貫通して取り付けられている。このフィルタケース1内には、複数(本例では3本)の1/4波長の半同軸共振素子4,5,6がその長手方向の基端をフィルタケース1の一方の内壁1aに固定し、その長手方向の先端をフィルタケース1の一方の内壁1aに対向する内壁1bに間隔をあけて対向させて、入出力コネクタ2,3間を結ぶ方向に所定間隔で配置されている。半同軸共振素子4〜6はフィルタケース1の内壁1aに、一体加工、導電性接着剤による接着、ネジ止め固定等で設けられている。各半同軸共振素子4〜6の先端に対向させて、フィルタケース1の内壁1bにはこれに貫通させて周波数調整ネジ7,8,9が螺入されている。また、半同軸共振素子4と5の間及び半同軸共振素子5と6の間で、フィルタケース1の内壁1bには、隣接する半同軸共振素子4,5,6間の電界結合箇所の一部を遮蔽してこれら半同軸共振素子4,5,6間の電界結合度を調整する電界結合度調整ネジ10,11が螺入されている(例えば、特許文献1参照。)。
このようなコムラインフィルタでは、周波数調整ネジ7〜9の先端をフィルタケース1内に挿入あるいはフィルタケース1内から抜くことにより、周波数調整ネジ7〜9の先端と半同軸共振素子4〜6の先端との間のキャパシタンスを変化させ、共振周波数を所望の周波数に微調整する。また、素子間結合量調整ネジ10,11の先端をフィルタケース1内に挿入あるいはフィルタケース1内から抜くことにより、隣接する半同軸共振素子4,5,6間の電界結合箇所の一部を遮蔽してこれら半同軸共振素子4,5,6間の電界結合度を調整する。この場合、従来は、電界結合度調整ネジ10,11の先端のフィルタケース1内への挿入長は、これら電界結合度調整ネジ10,11での導体損を少なくするため長くならないことが良いとされていた。
コムライン構造の半同軸共振素子4〜6は、図7に示すように、例えば半同軸共振素子4,5の接地部分(フィルタケース1の内壁1aに接続された部分)に強く取り巻く磁界成分M及び半同軸共振素子4,5の先端(開放端)の付近に強く分布する電界成分Eが隣の半同軸共振素子5,4と結合することによってフィルタが構成される。
隣接する半同軸共振素子同士の結合kは、図7に示すように、半同軸共振素子の接地部分に強く取り巻く磁界成分Mによる結合kmと半同軸共振素子の先端付近に強く分布する電界成分Eの結合keの和で表される。即ち、
k=km+ke
コムライン構造では、kmはkeと逆符号を持ち、kmの方が優勢である。
かかるコムラインフィルタの等価回路を図8に示す。結合kは、等価回路では図8に示すような直列スタブ12,13で表され、結合度に周波数特性が生じる。
特開平10−313202号公報
コムライン構造のフィルタでは、上記結合に周波数特性があり、特に広帯域なフィルタを構成する際、図9に示すように、通過特性14は中心周波数に対し対称とはならず、中心周波数より低い周波数に対して高い周波数の方の減衰スカート特性が急峻になっている。よって、中心周波数に対して対称性のある減衰量が求められる際に、上記周波数特性による傾きは弊害となる問題点があった。
また、図9に示すように、群遅延特性15も右肩上がりの周波数特性を有し、群遅延特性15の対称性及び平坦性が求められる際に、障害となる問題点があった。
それを解決する手段として、周波数特性による傾きの少ないインターデジタル構造のフィルタとして、図10に示す構造のものが提案されている。
図10に示すインターデジタルフィルタは、半同軸共振素子4〜6の基端が互い違いにフィルタケース1の内壁1a,1bに接続され、その他の構成は図6と同様になっているが、このような構造では周波数調整ネジ7〜9もフィルタケース1の内壁1a,1bに互い違いに接続されているので、周波数の調整が行いにくい問題点があった。
本発明の目的は、周波数調整の問題がなく、また通過特性及び群遅延特性の対称性を満たすことができるコムラインフィルタを提供することにある。
本発明は、直方体状のフィルタケースの長手方向の両端板に入出力コネクタがそれぞれ貫通して取り付けられ、該フィルタケース内に複数の1/4波長の半同軸共振素子がその長手方向の基端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に固定し、これら半同軸共振素子の長手方向の先端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に対して間隔をあけて対向させ、且つ前記両入出力コネクタ間を結ぶ方向に所定間隔で配置され、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には前記各半同軸共振素子の先端にそれぞれ対応させて周波数調整ネジが螺入されているコムラインフィルタを対象とする。
本発明に係るコムラインフィルタでは、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には、隣接する前記半同軸共振素子間の電界結合箇所の一部を遮蔽して該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材が配置されていることを特徴とする。
この場合、前記周波数特性傾き調整部材は、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に螺合されて前記フィルタケース内に該フィルタの周波数特性の傾きを調整する長さで挿入された周波数特性傾き調整ネジで構成されていることが好ましい。
また前記周波数特性傾き調整部材は、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に支持されて該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整金属ブロックで構成されていることが好ましい。
また本発明は、直方体状のフィルタケースの長手方向の両端板に入出力コネクタがそれぞれ貫通して取り付けられ、該フィルタケース内に複数の1/4波長の半同軸共振素子がその長手方向の基端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に固定し、これら半同軸共振素子の長手方向の先端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に対して間隔をあけて対向させ、且つ前記両入出力コネクタ間を結ぶ方向に所定間隔で配置され、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には前記各半同軸共振素子の先端にそれぞれ対応させて周波数調整ネジが螺入され、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には隣接する前記半同軸共振素子間の電界結合箇所の一部を遮蔽してこれら半同軸共振素子間の電界結合度を調整する電界結合度調整ネジが螺入されているコムラインフィルタを対象とする。
本発明に係るコムラインフィルタでは、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に対向する前記各半同軸共振素子の先端は、該フィルタの周波数特性の傾きを調整する細さの周波数特性傾き調整小径部となっていることを特徴とする。
本発明のコムラインフィルタでは、フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に、隣接する半同軸共振素子間の電界結合箇所の一部を遮蔽して該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材を配置したので、該周波数特性傾き調整部材の調整により各半同軸共振素子間の電界結合を弱めて、通過特性及び群遅延特性の対称性を満たすことができる。また本発明でも、フィルタケースの同じ側で周波数調整ができるので、周波数調整の問題はない。
この場合、周波数特性傾き調整部材として、フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に螺合されてフィルタケース内に該フィルタの周波数特性の傾きを調整する長さで挿入された周波数特性傾き調整ネジを用いると、該ネジを回すことにより挿入長の調整を容易に行うことができる。
また周波数特性傾き調整部材として、フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に支持されて該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整金属ブロックを用いると、その太さまたは厚さを変えたり、調整ネジを併用してその挿入長を変えることにより、調整を容易に行うことができる。
また本発明のコムラインフィルタでは、フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に対向する各半同軸共振素子の先端に、該フィルタの周波数特性の傾きを調整する細さの周波数特性傾き調整小径部を設けているので、該周波数特性傾き調整小径部の細さの調整により各半同軸共振素子間の電界結合を弱めて、通過特性及び群遅延特性の対称性を満たすことができる。また本発明でも、フィルタケースの同じ側で周波数調整ができるので周波数調整の問題はない。
以下、本発明を実施するための最良の形態の各例を、図面を参照して詳細に説明する。なお、前述した従来例と対応する部分には同一符号を付けて示している。
図1は本発明に係るコムラインフィルタの第1例を示す縦断面図である。本例のコムラインフィルタでは、フィルタケース1の長手方向に直交する一方の内壁1aに対向する内壁1bには、隣接する半同軸共振素子4と5間及び隣接する半同軸共振素子5と6間の電界結合箇所の一部を遮蔽して該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材17,18が配置されている。本例の周波数特性傾き調整部材17,18は、フィルタケース1の内壁1bに螺合されてフィルタケース1内に該フィルタの周波数特性の傾きを調整する長さで挿入された周波数特性傾き調整ネジ17a,18aで構成されている。これら周波数特性傾き調整ネジ17a,18aは、半同軸共振素子4,5,6に対して平行に挿入されている。またこれら周波数特性傾き調整ネジ17a,18aは、図6に示す電界結合度調整ネジ10,11のフィルタケース1内への挿入長より長くなっている。このため本例では、半同軸共振素子4,5,6間の総合の結合度の調整は、例えば隣接する半同軸共振素子4,5間と隣接する半同軸共振素子5,6間の間隔を調整する等して行われている。
本例のコムラインフィルタのように、半同軸共振素子4,5,6の間の空間に周波数特性傾き調整ネジ17a,18aを平行に挿入すると、半同軸共振素子4,5,6の間に容量−Cが挿入されたと等価となり、このコムラインフィルタの等価回路は図2に示す構成になる。即ち、図9に示す従来の等価回路と、この図2に示す等価回路との違いは、直列スタブ12,13に並列に容量−Cが接続された構成になっている点である。
直列スタブ12,13に並列に容量−Cが接続されると、電界成分Eの結合keは減少する。この容量−Cは、前述した直列スタブ12,13と逆の周波数特性を持つ。
図2に示す等価回路において、電界成分Eによる結合keの減少手段である容量−Cの値を大きくして周波数特性を計算すると、図3に示すようにこのコムラインフィルタの周波数特性である通過特性14と群遅延特性15は共に中心周波数に対して対称に等しい特性に近づく。容量−Cの値を大きくすることは、電界成分Eによる結合keを減少することであり、物理的には半同軸共振素子4,5,6の間の電界を遮ることと等価である。
周波数特性傾き調整ネジ17a,18aのフィルタケース1内への挿入長を増やすと、半同軸共振素子4,5,6の先端に強く分布している電界成分Eによる結合を妨げるように作用する。電界成分Eによる結合は、磁界成分Mによる結合と逆符号を持ち、またコムライン構造では磁界成分Mによる結合の方が優勢のため、結果として全体の結合を強くする。この場合、周波数特性傾き調整ネジ17a,18aを半同軸共振素子4,5,6の間に挿入して容量−Cを追加すると、電界を妨げ電界成分Eを弱くする作用とコムライン構造における通過特性の周波数特性の傾きを修正する作用とがある。即ち、電界結合の適当な量を周波数特性傾き調整ネジ17a,18aで遮ることによって、各半同軸共振素子4,5,6間の電界結合を弱めて、フィルタの通過特性及び群遅延特性を中心周波数に対して対称に等しい特性に近づける。
上記のように本例では、フィルタケース1の内壁1bに、隣接する半同軸共振素子4,5,6間の電界結合箇所の一部を遮蔽して該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材17,18を配置したので、該周波数特性傾き調整部材17,18の調整により各半同軸共振素子4,5,6間の電界結合を弱めて、通過特性及び群遅延特性の対称性を満たすことができる。また本例でも、周波数調整ネジ7〜9がフィルタケース1の同じ側に存在するので、フィルタケース1の同じ側で周波数の調整ができ、周波数調整の問題はない。特に本例のように、周波数特性傾き調整部材17,18として、フィルタケース1の内壁1bに螺合されてフィルタケース1内に該フィルタの周波数特性の傾きを調整する長さで挿入された周波数特性傾き調整ネジ17a,18aを用いると、該ネジ17a,18aを回すことにより挿入長の調整を容易に行うことができる。
図4は本発明に係るコムラインフィルタの第2例を示す縦断面図である。本例のコムラインフィルタでも、フィルタケース1の長手方向に直交する一方の内壁1aに対向する内壁1bには、隣接する半同軸共振素子4と5間及び隣接する半同軸共振素子5と6間の電界結合箇所の一部を遮蔽して該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材17,18が配置されている。本例の周波数特性傾き調整部材17,18は、フィルタケース1の内壁1bに固定して支持されて該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整金属ブロック17b,18bにより構成されている。本例では、これら周波数特性傾き調整金属ブロック17b,18bには、フィルタケース1の内壁1bに螺合された周波数特性傾き調整ネジ17a,18aが貫通して、フィルタケース1の中に突出されている。
本例のコムラインフィルタでも、フィルタケース1の内壁1bに、隣接する半同軸共振素子4,5,6間の電界結合箇所の一部を遮蔽して該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材17,18を配置したので、該周波数特性傾き調整部材17,18の調整により各半同軸共振素子4,5,6間の電界結合を弱めて、通過特性14及び群遅延特性15の対称性を満たすことができる。また本発明でも、フィルタケース1の同じ側で周波数調整ができるので、周波数調整の問題はない。
この場合、周波数特性傾き調整部材17,18として、フィルタケース1の内壁1bに支持されて該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整金属ブロック17b,18bを用いているので、その太さまたは厚さを変えたり、併用した調整ネジ17,18の挿入長を変えることにより、調整を容易に行うことができる。
図5は本発明に係るコムラインフィルタの第3例を示す縦断面図である。本例のコムラインフィルタは、直方体状のフィルタケース1の長手方向の両端板に入出力コネクタ2,3がそれぞれ貫通して取り付けられ、該フィルタケース1内に複数の1/4波長の半同軸共振素子4,5,6がその長手方向の基端を該フィルタケース1の長手方向に直交する一方の内壁1aに固定し、これら半同軸共振素子4,5,6の長手方向の先端を該フィルタケース1の内壁1bに対して間隔をあけて対向させ、且つ両入出力コネクタ2,3間を結ぶ方向に所定間隔で配置され、フィルタケース1の内壁1bには各半同軸共振素子4,5,6の先端にそれぞれ対応させて周波数調整ネジ7,8,9が螺入され、フィルタケース1の内壁1bには隣接する半同軸共振素子4,5,6間の電界結合箇所の一部を遮蔽してこれら半同軸共振素子4,5,6間の電界結合度を調整する電界結合度調整ネジ10,11が螺入されている。このようなコムラインフィルタにおいて、フィルタケース1の内壁1bに対向する各半同軸共振素子4,5,6の先端は該フィルタの周波数特性の傾きを調整する細さの周波数特性傾き調整小径部4a,5a,6aとなっている。
本例のように、電界分布が強い各半同軸共振素子4,5,6の先端に周波数特性傾き調整小径部4a,5a,6aを設けて、各半同軸共振素子4,5,6間の電界結合を弱めても、通過特性14及び群遅延特性15の対称性を満たすことができる。また本発明でも、フィルタケース1の同じ側で周波数調整ができるので、周波数調整の問題はない。
本発明に係るコムラインフィルタの第1例を示す縦断面図である。 図1に示すコムラインフィルタの等価回路図である。 図1に示すコムラインフィルタの周波数特性図である。 本発明に係るコムラインフィルタの第2例を示す縦断面図である。 本発明に係るコムラインフィルタの第3例を示す縦断面図である。 従来のコムラインフィルタの一例の縦断面図である。 図6に示すコムラインフィルタの磁界結合と電界結合の状態を示す斜覗図である。 図6に示すコムラインフィルタの等価回路図である。 図6に示すコムラインフィルタの周波数特性図である。 従来のインターディジタルフィルタの縦断面図である。
符号の説明
1 フィルタケース
1a,1b 内壁
2,3 入出力コネクタ
4,5,6 半同軸共振素子
7,8,9 周波数調整ネジ
10,11 電界結合度調整ネジ
12,13 直列スタブ
14 通過特性
15 群遅延特性
17,18 周波数特性傾き調整部材
17a,18a 周波数特性傾き調整ネジ
17b,18b 周波数特性傾き調整金属ブロック

Claims (4)

  1. 直方体状のフィルタケースの長手方向の両端板に入出力コネクタがそれぞれ貫通して取り付けられ、該フィルタケース内に複数の1/4波長の半同軸共振素子がその長手方向の基端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に固定し、これら半同軸共振素子の長手方向の先端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に対して間隔をあけて対向させ、且つ前記両入出力コネクタ間を結ぶ方向に所定間隔で配置され、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には前記各半同軸共振素子の先端にそれぞれ対応させて周波数調整ネジが螺入されているコムラインフィルタにおいて、
    前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には、隣接する前記半同軸共振素子間の電界結合箇所の一部を遮蔽して該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整部材が配置されていることを特徴とするコムラインフィルタ。
  2. 前記周波数特性傾き調整部材は、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に螺合されて前記フィルタケース内に該フィルタの周波数特性の傾きを調整する長さで挿入された周波数特性傾き調整ネジで構成されている請求項1に記載のコムラインフィルタ。
  3. 前記周波数特性傾き調整部材は、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に支持されて該フィルタの周波数特性の傾きを調整する周波数特性傾き調整金属ブロックで構成されている請求項1に記載のコムラインフィルタ。
  4. 直方体状のフィルタケースの長手方向の両端板に入出力コネクタがそれぞれ貫通して取り付けられ、該フィルタケース内に複数の1/4波長の半同軸共振素子がその長手方向の基端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に固定し、これら半同軸共振素子の長手方向の先端を該フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に対して間隔をあけて対向させ、且つ前記両入出力コネクタ間を結ぶ方向に所定間隔で配置され、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には前記各半同軸共振素子の先端にそれぞれ対応させて周波数調整ネジが螺入され、前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁には隣接する前記半同軸共振素子間の電界結合箇所の一部を遮蔽してこれら半同軸共振素子間の電界結合度を調整する電界結合度調整ネジが螺入されているコムラインフィルタにおいて、
    前記フィルタケースの長手方向に直交する一方の内壁に対向する内壁に対向する前記各半同軸共振素子の先端は該フィルタの周波数特性の傾きを調整する細さの周波数特性傾き調整小径部となっていることを特徴とするコムラインフィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200452670Y1 (ko) 2010-11-25 2011-03-16 주식회사 이롬테크 초소형 무선 고주파 필터
WO2023010558A1 (en) * 2021-08-06 2023-02-09 Nokia Shanghai Bell Co., Ltd. Cavity filter
KR102527996B1 (ko) * 2022-11-14 2023-05-03 (주)이랑텍 비공진기를 사용한 rf 캐비티 필터

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