JP3344166B2 - エンジンの吸気取入装置 - Google Patents

エンジンの吸気取入装置

Info

Publication number
JP3344166B2
JP3344166B2 JP15649495A JP15649495A JP3344166B2 JP 3344166 B2 JP3344166 B2 JP 3344166B2 JP 15649495 A JP15649495 A JP 15649495A JP 15649495 A JP15649495 A JP 15649495A JP 3344166 B2 JP3344166 B2 JP 3344166B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intake
pipe
variable valve
engine
pipe member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15649495A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH094529A (ja
Inventor
賢三 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP15649495A priority Critical patent/JP3344166B2/ja
Publication of JPH094529A publication Critical patent/JPH094529A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3344166B2 publication Critical patent/JP3344166B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車,電車等の車両
用エンジン或いは、トラクタ等の産業用のエンジン吸気
取入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、該エンジンは低回転時に
は低周波の音を発生し、上記回転が上昇してくると爆発
音が加わって高回転になるほど高周波の騒音を発生せし
めている。従来、上記の車両及び産業用のエンジンの騒
音を低減するために、種々の手段が採用されており、例
えば周知のように、トラックの該消音するための構造は
サイドブランチタイプとレゾネータタイプがある。
【0003】上記レゾネータタイプの一例としては、実
開平3−56865号公報がある。同公報記載の技術は
図3,4に示したように該トラックのサイドフレーム2
に搭載されたトラックのキャブ3の側壁1に沿い、上下
方向に設けられた中空筒状体からなる吸気取入管5内に
その上端付近から下方に延びる隔壁4を設け、同隔壁4
により区分された一方の通路により大気に連通する吸気
取入管5の通路6が設けられると共に、上記隔壁4によ
り区分された他方の通路7内に小径の連通孔8,9を介
して上記吸気通路6に連通する密閉室10,11からな
る共鳴室が形成されているものである。
【0004】又、上記サイドブランチタイプの一例とし
て、実開平3−56866号公報がある。同公報記載の
技術は、図5に示したように上記と同様に該キャブ3の
側壁1に沿って配設された中空筒状体からなる吸気取入
管5が、その上端から適宜長さ下方に延び、且つ相互に
結合された二つの分割管6a,7aからなる上方管部材
5aと、該複数の分割管6a,7aに連通する共通管か
らなる下方管部材5bから構成されると共に、上記分割
管6a,7aのいずれか一方が、その上端の開口13
a,13bを閉塞されて吸気騒音を低減するサイドブラ
ンチとして形成されているものである。
【0005】又、その他の従来例として、図示しないが
実開平3−56867号公報がある。同公報記載の技術
は、上記従来例と同様に、キャブの側壁に沿って上下方
向に配設された中空筒状の吸気取入管、該吸気取入管に
沿って並設されその下端を吸気取入管に連通された上記
サイドブランチ内に挿入され、その変位によってサイド
ブランチの有効長さを変化させる可動の管閉塞部材を有
し、更に該エンジンの回転数に応じて該管閉塞部材を駆
動するアクチュエータを備え、該エンジンの吸気騒音を
低減し上記キャブ内のこもり音を低減しようとするもの
である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記で
説明した図4〜5のサイドブランチタイプ及びレゾネー
タタイプは、いずれも一定の周波数のみの消音効果を狙
ったものである。即ち、上記図4に示したように、この
レゾネータの密閉室10,11からなる共鳴室の連通孔
8,9は隔壁4の固定位置に設けられ、ある一定の周波
数にチューニングされたもので、車両走行時やアイドル
時、それぞれのピーク周波数に調整する機構がないた
め、上記設定された一定の騒音の除去にしか、その効果
を発揮することができないものである。
【0007】又、上記図5に示した、上記サイドブラン
チタイプの該サイドブランチの長さLが固定式であり、
このサイドブランチの長さLに対応するある一定の周波
数にチューニングされたもので、車両の走行時、アイド
ル時、それぞれのピーク周波数に調整する機構がなく、
前記レゾネータタイプと同様に、上記設定された一定の
騒音の除去にしか、その効果を発揮することができない
ものである。
【0008】又、図示しない実開平3−56867号公
報記載の技術では、複数個の上記管閉塞部材に対応して
それぞれ複数個のアクチュエータを設ける必要があり、
更に上記アクチュエータと該エンジンとの間に種々の制
御装置を設けなければならず、コストも嵩みその整備等
の工数を要するものである。本発明は、このような課題
に鑑み創案されたもので、エンジンの吸気管の上部に設
けられる吸気取入管に沿って並設され、少なくとも上部
が閉塞され下端部が該吸気取入管に連通される管部材を
設け、上記の吸気取入管及び管部材の少なくともいずれ
か一方に支持され該管部材の下端部に設けられ吸気流入
圧力により回動せしめられ、上記の吸気取入管と管部材
との連通路の流通断面積を変える可変弁、又は上記の吸
気取入管及び管部材の少なくとものいずれか一方に支持
されると共に上記の吸気取入管と管部材とを連通する開
口を該吸気取入管の上流から下流端に渡って複数個設
け、吸気流入圧力により回動せしめられると共に、吸気
流入圧力の増大に伴い上記下流側より上流側の開口を順
次開くように構成された複数個の可変弁を具備したこと
により、上記エンジンの低回転から高回転の全領域にわ
たって任意の所望の吸気騒音を低減できるエンジンの吸
気取入装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のエンジンの吸気取入装置は、エンジンの吸気
管の上部に連結される吸気取入管と、上記吸気取入管に
沿って並設され少なくとも上部が閉塞され下端部が上記
吸気取入管に連通される管部材と、上記の吸気取入管及
び管部材の少なくともいずれか一方に支持され上記管部
材の下端部に設けられると共に吸気流入圧力により回動
せしめられ上記の吸気取入管と管部材との連通路の流通
断面積を変える可変弁と、上記可変弁と一体又は別体に
形成され上記可変弁を上記連通路の常時開方向に付勢す
る付勢手段とを具備したことを特徴としている。
【0010】請求項2記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置は、エンジンの吸気管の上部に連結される吸気取
入管と、上記吸気取入管に沿って並設され少なくとも上
部が閉塞され下端部が上記吸気取入管に連通される管部
材と、上記の吸気取入管及び管部材の少なくともいずれ
か一方に設けられると共に上記の吸気取入管と管部材と
を連通する開口を上記空気取入管の上流から下流端に渡
って複数個設け吸気流入圧により回動し開閉せしめられ
ると共に,上記吸気流入圧力の増大に伴い上記の下流側
より上流側への開口を順次開くように構成された複数個
の可変弁とを具備したことを特徴としている。
【0011】請求項3記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置は、請求項2記載の構成において、上記の吸気取
入管及び管部材の少なくともいずれか一方に設けられた
可変弁において、上記複数個の開口に設けられた上記可
変弁を上記閉方向に付勢すると共に上記可変弁と一体又
は別体に形成された付勢手段を具備したことを特徴とし
ている。請求項記載の本発明のエンジンの吸気取入装
置は、請求項1〜3いずれか1項に記載の構成において、
上記吸気取入管内を上記吸気取入管の長手方向の略軸線
に沿って仕切り上記管部材を形成する隔壁を具備するこ
とを特徴としている。請求項記載の本発明のエンジン
の吸気取入装置は、請求項記載の構成において、上記
隔壁の下端部に設けられ上記吸気取入管内に突出する受
圧部を有する上記可変弁とを具備したことを特徴として
いる。
【0012】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置は、請求項1,4,5のいずれか1項に記載の構
成において、上記管部材の下端部の部位に取付られた上
記可変弁と、上記可変弁の下方の上記管部材又は上記吸
気取入管から突出するように設けられ自身と上記可変弁
との間に連通路を形成する板部材とを具備したことを特
徴としている。請求項記載の本発明のエンジンの吸気
取入装置は、請求項1,4,5,6のいずれか1項に記
載の構成において、上記管部材の上下端部が閉じられた
閉塞管で形成され上記管部材の下端部に上記吸気取入管
と上記管部材とを連通する連通路が設けられたことを特
徴としている。
【0013】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置は、請求項2〜5記載の構成において、上記の吸
気取入管及び管部材の少なくともいずれか一方に設けら
れると共に上記の吸気取入管と管部材とを連通する上記
開口を上記吸気取入管の上流から下流端に沿って上記隔
壁に複数個設け、上記開口を開閉する上記の吸気取入管
及び管部材の少なくとものいずれか一方に支持される上
記可変弁を備えたことを特徴としている。請求項記載
の本発明のエンジンの吸気取入装置は、請求項2〜5,
のいずれか1項に記載の構成において、上記の隔壁の
開口をそれぞれ開閉可能に設けられ上記吸気取入管内に
突出し上記吸気流入圧力を受ける受圧部を有する上記可
変弁と、上記開口を閉じる方向への上記可変弁の付勢力
が上記下流側にいくに従って低減される上記付勢手段と
を備えたことを特徴としている。
【0014】請求項10記載の本発明のエンジンの吸気
取入装置は、請求項1〜4,9いずれか1項に記載の構
成において、上記付勢手段が上記可変弁と一体又は別体
の樹脂,金属等で形成される弾性部材からなることを特
徴としている。請求項11記載の本発明のエンジンの吸
気取入装置は、請求項2〜4,6,7,8のいずれか1
項に記載の構成において、上記の吸気取入管及び管部材
が別体に形成されて連結されていることを特徴としてい
るする。
【0015】請求項12記載の本発明のエンジンの吸気
取入装置は、請求項1〜11のいずれか1項に記載の構
成において、上記の管部材の上部に設けられた開口と、
吸気流入圧力により回動せしめられ、常時は閉塞方向に
付勢され上記開口を閉じている可変弁とを有し、上記エ
ンジンの高回転時に吸気流入圧力により上記可変弁を開
くように構成されていることを特徴としている。
【0016】
【作用】上述の請求項1記載の本発明のエンジンの吸気
取入装置では、エンジンの吸気管の上部に連結される吸
気取入管と、上記吸気取入管に沿って並設され少なくと
も上部が閉塞され下端部が上記吸気取入管に連通される
管部材と、上記の吸気取入管及び管部材の少なくともい
ずれか一方に支持され上記管部材の下端部に設けられる
と共に吸気流入圧力により回動せしめられ上記の吸気取
入管と管部材との連通路の流通断面積を変える可変弁
と、上記可変弁と一体又は別体に形成され上記可変弁を
上記連通路の常時開方向に付勢する付勢手段とを具備し
ているので、上記エンジンの回転数によって変化する該
吸気量をベースに上記吸気量に追従して自動的に上記可
変弁を可変することができる。
【0017】請求項2記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置では、エンジンの吸気管の上部に連結される吸気
取入管と、上記吸気取入管に沿って並設され少なくとも
上部が閉塞され下端部が上記吸気取入管に連通される管
部材と、上記の吸気取入管及び管部材の少なくともいず
れか一方に設けられると共に上記の吸気取入管と管部材
とを連通する開口を上記空気取入管の上流から下流端に
渡って複数個設け吸気流入圧により回動し開閉せしめら
れると共に,上記吸気流入圧力の増大に伴い上記の下流
側より上流側への開口を順次開くように構成された複数
個の可変弁を具備しているので、吸気流入圧力により
付勢手段に抗して上記可変弁を上記吸気流入圧力に応
じて作動させることができる。請求項3記載の本発明の
エンジンの吸気取入装置では、上記の吸気取入管及び管
部材の少なくともいずれか一方に設けられた可変弁にお
いて、上記複数個の開口に設けられた上記可変弁を上記
閉方向に付勢すると共に上記可変弁と一体又は別体に形
成された付勢手段を具備しているので、吸気流入圧力に
より上記付勢手段に抗して上記可変弁を上記吸気流入圧
力に応じて作動させることができる。
【0018】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置では、上記吸気取入管内を上記吸気取入管の長手
方向の略軸線に沿って仕切り上記管部材を形成する隔壁
を具備しているので、上記吸気取入管と管部材が一体構
造で略同一形状に形成できるため、上記共鳴する効果的
な上記周波数を発生させることができる。請求項記載
の本発明のエンジンの吸気取入装置では、上記隔壁の下
端部に設けられ上記吸気取入管内に突出する受圧部を有
する上記可変弁とを具備しているので、上記可変弁の突
出している部位に吸気流があたり、上記吸気量の増大に
追従して上記吸気流入圧力によって上記可変弁を開閉
し、上記エンジンの低回転から高回転に渡って任意の所
望の複数位置で上記管部材に共鳴せしめて上記吸気騒音
を低減することができる。
【0019】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置では、上記管部材の下端部の部位に取付られた上
記可変弁と、上記可変弁の下方の上記管部材又は上記吸
気取入管から突出するように設けられ自身と上記可変弁
との間に上記連通路を形成する板部材とを具備している
ので、簡単に共鳴室を形成することができると共に、該
可変弁により上記連通路の流通断面積を容易に変えるこ
とができる。
【0020】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置では、上記管部材の上下端部が閉じられた閉塞管
で形成され上記管部材の下端部に上記吸気取入管と上記
管部材とを連通する連通路が設けられているので、上記
連通路を開閉する上記可変弁を取付るだけで、上記エン
ジンの低回転から高回転に渡って任意の所望の複数位置
で上記管部材に共鳴せしめることができる。
【0021】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置では、上記の吸気取入管及び管部材の少なくとも
いずれか一方に設けられると共に上記の吸気取入管と管
部材とを連通する上記開口を上記吸気取入管の上流から
下流端に沿って上記隔壁に複数個設けたので、上記吸気
流入圧力の変化に応じて上記管部材の有効長さを変化さ
せることができる。
【0022】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置では、上記の隔壁の開口をそれぞれ開閉可能に設
けられ上記吸気取入管内に突出し上記吸気流入圧力を受
ける受圧部を有する上記可変弁と、上記開口を閉じる方
向への上記可変弁の付勢力が上記下流側にいくに従って
低減される上記付勢手段とを備えた上記可変弁を具備し
ているので、上記エンジンの始動から低回転,高回転に
わたる上記吸気流量の増大に伴う吸気流入圧力により、
上記の下流側に配設された可変弁から上流側に配設され
た可変弁への順に開かれていくため、上記管部材の有効
長さを得ることができる。
【0023】請求項10記載の本発明のエンジンの吸気
取入装置では、上記付勢手段が上記可変弁と一体又は別
体の樹脂,金属等で形成される弾性部材からなっている
ので、上記可変弁の配設の部位に応じて上記付勢手段を
設けることができ上記連通路の流通断面積や上記管部材
の有効長さを敏速に形成することができる。請求項11
記載の本発明のエンジンの吸気取入装置では、上記の吸
気取入管及び管部材が別体に形成されて連結されている
ので、上記の吸気取入管及び管部材の配設する場所を任
意に選定することができる。
【0024】上記配設する場所の制約を受ける場合等は
上記設定の自由度がある。請求項12記載の本発明のエ
ンジンの吸気取入装置では、上記の管部材の上部に設け
られた開口と、吸気流入圧力により回動せしめられ、常
時は閉塞方向に付勢され上記開口を閉じている可変弁と
を有し、上記エンジンの高回転時に吸気流入圧力により
該可変弁を開くように構成されているので、上記エンジ
ン回転が高速になり上記音が煩わしくない域になると、
上記吸気量が、更に増大し吸気流入圧力も増大している
ため、上記管部材の上部に設けられた可変弁がこの増大
した吸気流入圧力により開閉し、吸気量を増大せしめる
ことができる。
【0025】
【実施例】以下、図面により、本発明の実施例を説明す
る。 (第1実施例)先ず、第1実施例について説明すると、
図1はエンジンの吸気取入装置を模式的に示した説明図
である。
【0026】本実施例は上記吸気騒音の低減装置として
使用されている上記レゾネータタイプを示すもので、図
4に従来例として示したトラックキャブの側壁に設けら
れる吸気取入装置について説明する。図1に示すよう
に、図示しないエンジンの吸気管の上部に連結される吸
気取入管20が設けられ、該吸気取入管20内の通気路
24は該吸気取入管20の長手方向の略軸線に沿って
切り上部26が閉塞されている管部材28を形成する隔
壁30が配設されている。
【0027】上記隔壁30の下端部32には、天然ゴ
ム,合成樹脂等の可撓性の樹脂製の可変弁34が通気路
24内の一部を塞ぐように突出して取付られている。上
記の突出した部位の該可変弁34の上面は吸気流入圧力
を受ける受圧部Rが形成されている。この可変弁34の
下方の吸気取入管20又は管部材28から突出するよう
に設けられ、管部材28の下端が閉塞され吸気取入管2
0の通気路24と管部材28とを連通する連通路39を
形成する板部材40が配設されている。
【0028】上記の可変弁34は該エンジンが停止して
いる時には、この連通路39を全開の、図1に実線で示
した位置に配設されている。上記の該エンジン停止時に
おける可変弁34及び板部材40の配設位置は、吸気取
入管20の通気路24の一部を制約しているが、該エン
ジンの稼働に影響がないように十分余裕をもって設けら
れているものである。
【0029】本実施例は上記のように構成されているの
で、上記エンジンのアイドル時は、吸気取入管20の入
口22から導入され通気路24を介してエンジンの吸入
管に吸入される吸気量は少ないので、該吸気流入圧力は
可変弁34の背面の受圧部Rに作用するが、可変弁34
の付勢手段Dである可変弁34の弾性力に打勝ことがで
きず、図1に示す実線の位置を保持し、所謂、上記の管
部材28はレゾネータとして作用して、該エンジンの吸
気騒音の低周波と共鳴せしめて該吸気騒音を低減し、上
記トラックキャブのこもり音を効果的に低減させること
ができる。
【0030】又、上記車両の車速が増加し上記吸気取入
管20の通気路24内の吸気量が増大し吸気流入圧力が
上昇して受圧部Rに作用するので上記の可変弁34の弾
性力に抗して、図1に二点鎖線で示した位置に可変弁3
4を作動せしめ、連通路39の流通断面積を減少するの
で、上記エンジンの高速回転の爆発等による高周波の吸
気騒音に共鳴させ、上記キャブ内のこもり音,加速騒音
などと共に、吸気騒音を低減することができる。
【0031】上記可変弁34でも、この可変弁34の厚
さを部分的に変えたり、部分的に硬度を変えたり、又ヒ
ンジ作用の薄肉部を設け吸気量に応じて数段階に、上記
流通断面積を変えることにより、数種類の周波数の吸気
騒音に共鳴させ上記吸気騒音を低減させることができ
る。又、該エンジンが、更に高回転に増大し吸気騒音の
影響が少なくなる領域になると、図1に示したように管
部材の上部26の開口52を開く可変弁54を設けれ
ば、該可変弁54が開くと吸気量を増大せしめることが
でき、加速燃料に対応した吸気を供給できるため該エン
ジンの性能を向上させることができる。
【0032】次に第2実施例について説明する。 (第2実施例)上記の第1実施例と実質的に同一部位に
は同一符号を付すと共に、相違する部位のみを説明す
る。本実施例は、図2に示したように上記吸気騒音の低
減装置として使用されている上記サイドブランチタイプ
を示すもので、本実施例は、第1実施例の隔壁30の下
端に設けられた可変弁34及び板部材40をなくし、管
部材28の下端が開放されているものである。
【0033】この隔壁30には上記吸気取入管20の上
流から下流に沿って、上記の通気路24と管部材28と
を連通する複数個の、本実施例では2個の開口36a,
36bが設けられている。上記の隔壁30の開口36
a,36bをぞれぞれ開閉可能に設けられ通気路24に
突出し、通気路24内の吸気量に応じた吸気流入圧力を
受ける受圧部Rである回転翼42a,44aを有する上
記可変弁42,44が設けられている。
【0034】上記開口36a,36bを閉じる方向への
可変弁42,44の付勢力が上記下流側にいくに従って
低減される付勢手段Dとしての、スプリング46a,4
6bが隔壁30a,30bの上部に取付られている。上
記の可変弁42,44は該エンジンが停止している時に
は何れも閉じており、管部材28に共鳴させるための、
有効長さは図2に示すL1であり、又、該エンジンのア
イドル回転等の低回転時の上記有効長さはL2であり、
更に上記高回転時の上記有効長さはL3である。
【0035】車両の走行時、エンジン回転が上昇し吸気
量の増加に伴って、可変弁44,可変弁42の順で各可
変弁が作動するが、可変弁42が動くときは可変弁44
は閉じるように構成されている。しかし、可変弁42が
開いている時は下側の可変弁44の開閉状態には関係な
く管部材28の上記有効長さL3は決まることは言うま
でもない。
【0036】本実施例は上記のように構成されているの
で、該エンジンが始動し低回転時には吸気取入管20の
入口22から導入された吸気は通気路24を介して図示
しないエンジンの吸気管に供給される。この際、上記吸
気流は可変弁42,44の回転翼42a,44aに作用
するが、上記吸気量は少なく吸気流入圧力が小さいの
で、上記のスプリング46aは閉じた状態のままである
が、スプリング46bの付勢力に抗して、可変弁44は
図2に二点鎖線の閉位置から実線の位置の開位置に作動
する。
【0037】可変弁44の開作動により、管部材20の
有効長さL2が上記低回転時の低周波の吸気騒音に共鳴
して吸気騒音を低減できるものである。該車両が走行し
該エンジン回転が上昇し上記吸気量が増加してくると上
記吸気流入圧力が大きくなるので、スプリング46aに
抗して回転翼42aが回動し可変弁42が、図2に実線
の位置から二点鎖線の位置まで作動して可変弁42を開
き上記の管部材28の有効長さL3が形成される。
【0038】管部材28の有効長さL3に上記高回転時
の吸気騒音の高周波の吸気騒音を共鳴させることによ
り、上記吸気騒音を低減させることができるものであ
る。上記本実施例は二個の可変弁42,44を設けた場
合について説明したが、使用されるエンジンの特性に応
じて上記低減したい吸気騒音の周波数に合わせて2個以
上設ければ、効果的な吸気騒音を低減させることでき
る。
【0039】又、本実施例では、可変弁は42,44は
硬質の樹脂製や金属製の場合を示したので、可変弁4
2,44が開口36a,36bを閉じる方向に付勢する
スプリング46a,46bを使用したが、軟質の樹脂製
の可変弁を使用する場合には、図示しないが、上記第1
実施例の可変弁と同様に、該可変弁42,44を上記隔
壁30a,30bの上部に固定し、上記吸気流入圧力を
回転翼42a,44aでうけ該可変弁の弾性力により開
閉できるようにしてもよい。
【0040】又、上記の第1及び第2実施例の可変弁3
4,42,44は、これらに限られるものではなく、例
えば従来から一般のエンジンに使用されている、所謂、
蝶型のチョーク弁を上記吸気取入管及び管部材の少なく
ともいずれか一方に回転軸を枢支せしめてもよく、即ち
第1実施例の連通路39の可変弁に或いは第2実施例の
開口36a,36b の可変弁に使用しても上記実施例
と同様の作用効果を奏することができることは言うまで
もない。
【0041】上記チョーク弁は、周知のように該チュー
ク弁本体の中心に対して回転軸が偏心して取付られてい
るので、上記吸気流入圧力に応じて開閉されるものであ
る。尚、該チョーク弁の配設に際しては、該チョーク弁
が回動した時、上記共鳴効果をできるだけ妨げないよう
に、又該チョーク弁が回動した場合に、回動しすぎて上
記共鳴効果を妨げないように適宜ストッパを設ければ、
一層の開閉作動を確実に行わせることができる。
【0042】又、本第2実施例においても、第1実施例
と同様に、該エンジンが、更に高回転に増大し吸気騒音
の影響が少なくなる領域になると、管部材28の上部2
6の開口52を開く可変弁54を設ければ、該可変弁5
4が開くと吸気量が増大せしめることができ、加速燃料
に対応した吸気を供給できるため該エンジンの性能を向
上させることができる。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の本
発明のエンジンの吸気取入装置によれば、エンジンの吸
気管の上部に連結される吸気取入管と、上記吸気取入管
に沿って並設され少なくとも上部が閉塞され下端部が
吸気取入管に連通される管部材と、上記の吸気取入管
及び管部材の少なくともいずれか一方に支持され上記
部材の下端部に設けられると共に吸気流入圧力により回
動せしめられ上記の吸気取入管と管部材との連通路の流
通断面積を変える可変弁と、上記可変弁と一体又は別体
に形成され上記可変弁を上記連通路の常時開方向に付勢
する付勢手段とを具備しているので、吸気流入圧力によ
り上記付勢手段に抗して上記可変弁を上記吸気流入圧力
に応じて作動させることができる。
【0044】従って、上記エンジンの低回転から高回転
に渡って任意の所望の複数位置で上記管部材に共鳴せし
めて上記吸気騒音を低減することができる。請求項2記
載の本発明のエンジンの吸気取入装置によれば、エンジ
ンの吸気管の上部に連結される吸気取入管と、上記吸気
取入管に沿って並設され少なくとも上部が閉塞され下端
部が上記吸気取入管に連通される管部材と、上記の吸気
取入管及び管部材の少なくともいずれか一方に設けられ
ると共に上記の吸気取入管と管部材とを連通する開口を
上記空気取入管の上流から下流端に渡って複数個設け吸
気流入圧により回動し開閉せしめられると共に,上記吸
気流入圧力の増大に伴い上記の下流側より上流側への開
口を順次開くように構成された複数個の可変弁とを具備
しているので、吸気流入圧力により上記付勢手段に抗し
て上記可変弁を上記吸気流入圧力に応じて作動させるこ
とができる。
【0045】従って、上記エンジンの低回転から高回転
に渡って任意の所望の複数位置で上記管部材に共鳴せし
めて上記吸気騒音を低減することができる。又、上記
変弁の作動は、上記従来例のように特別に設けた上記
変弁の作動用アクチェータを必要とせず、上記のように
吸気流入圧力のみで作動させることができるので、その
コストも廉価で、構造も簡単に、且つコンパクトに形成
することができる。請求項3記載の本発明のエンジンの
吸気取入装置によれば、請求項2記載の構成において、
上記の吸気取入管及び管部材の少なくともいずれか一方
に設けられた可変弁において、上記複数個の開口に設け
られた上記可変弁を上記閉方向に付勢すると共に上記可
変弁と一体又は別体に形成された付勢手段を具備してい
るので、吸気流入圧力により上記付勢手段に抗して上記
可変弁を上記吸気流入圧力に応じて作動させることがで
きる。
【0046】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置によれば、請求項1〜3のいずれか1項に記載の
構成において、上記吸気取入管内を上記吸気取入管の長
手方向の略軸線に沿って仕切り上記管部材を形成する隔
壁を具備しているので、上記の吸気取入管と管部材が一
体構造で略同一形状に形成できるため、上記の共鳴する
周波数を効果的に発生させることができる。
【0047】従って、吸気騒音を的確に低減できると共
に、上記エンジンの低回転から高回転に渡って任意の所
望の複数位置で上記管部材に共鳴せしめて上記吸気騒音
を低減することができる。請求項記載の本発明のエン
ジンの吸気取入装置によれば、請求項記載の構成にお
いて、上記隔壁の下端部に設けられ上記吸気取入管内に
突出する受圧部を有する上記可変弁とを具備しているの
で、上記可変弁の突出している部位に吸気流があたり、
吸気量の増大に追従して上記吸気流入圧力によって上記
可変弁を開閉し、上記エンジンの低回転から高回転に渡
って任意の所望の複数位置で上記管部材に共鳴せしめて
上記吸気騒音を低減することができる。
【0048】従って、吸気騒音を的確に低減できると共
に、上記エンジンの低回転から高回転に渡って任意の所
望の複数位置で上記管部材に共鳴せしめて上記吸気騒音
を低減することができる。請求項記載の本発明のエン
ジンの吸気取入装置によれば、請求項1,4,5のいず
れかに記載の構成において、上記管部材の下端部の部位
に取付られた上記可変弁と、上記可変弁の下方の上記管
部材又は上記吸気取入管から突出するように設けられ自
身と上記可変弁との間に連通路を形成する板部材を具備
しているので、簡単に共鳴室を形成することができ、
可変弁により上記連通路の流通断面積を容易に変える
ことができる。
【0049】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置によれば、請求項1,4,5,6のいずれかに記
載の構成において、上記管部材の上下端部が閉じられた
閉塞管で形成され上記管部材の下端部に上記吸気取入管
上記管部材とを連通する連通路が設けられているの
で、上記連通路を開閉する上記可変弁を取付るだけで
エンジンの低回転から高回転に渡って任意の所望の複
数位置で上記管部材に共鳴せしめることができ、上記吸
気騒音を低減することができる。
【0050】請求項記載の本発明のエンジンの吸気取
入装置によれば、請求項2〜5記載の構成において、上
記の吸気取入管及び管部材の少なくともいずれか一方に
設けられると共に記の吸気取入管と管部材とを連通す
る上記開口を該吸気取入管の上流から下流端に沿って上
記隔壁に複数個設けたので、上記吸気流入圧力の変化に
応じて上記管部材の有効長さを変化させることができ
る。
【0051】従って、吸気騒音を的確に低減できると共
に、上記エンジンの低回転から高回転に渡って任意の所
望の複数位置で上記管部材に共鳴せしめて上記吸気騒音
を低減することができる。請求項記載の本発明のエン
ジンの吸気取入装置によれば、請求項2〜5,8のいず
れかに記載の構成において、上記の隔壁の開口をそれぞ
れ開閉可能に設けられ上記吸気取入管内に突出し上記吸
気流入圧力を受ける受圧部を有する上記可変弁と、上記
開口を閉じる方向への上記可変弁の付勢力が上記下流側
にいくに従って低減される上記付勢手段とを備えた上記
可変弁を具備しているので、上記エンジンの始動から低
回転,高回転にわたる上記吸気流量の増大に伴う吸気流
入圧力により、上記の下流側に配設された可変弁から上
流側に配設された可変弁へ順に開かれていくため、上記
吸気流入圧力に応じた該管部材の有効長さを得ることが
できる。
【0052】従って、吸気騒音を的確に低減できると共
に、上記エンジンの低回転から高回転に渡って任意の所
望の複数位置で上記管部材に共鳴せしめて上記吸気騒音
を低減することができる。請求項10記載の本発明のエ
ンジンの吸気取入装置によれば、請求項1〜4,9いず
れか1項に記載の構成において、上記付勢手段が上記可
変弁と一体又は別体の樹脂,金属等で形成される弾性部
材からなっているので、上記可変弁の配設の部位に応じ
上記付勢手段を設けることができ上記連通路の流通断
面積や上記管部材の有効長さを敏速に変更することがで
きる。
【0053】従って、吸気騒音を的確に低減できると共
に、該エンジンの低回転から高回転に渡って任意の所望
の複数位置で上記管部材に共鳴せしめて上記吸気騒音を
低減することができる。請求項11記載の本発明のエン
ジンの吸気取入装置によれば、請求項2〜4,6,7,
8,のいずれかに記載の構成において、上記の吸気取入
管及び管部材が別体に形成されて連結されているので、
上記の吸気取入管及び管部材の配設する場所を任意に選
定することができると共に、上記管部材の形状を任意に
設定することができるため、必要に応じた共鳴効果を得
ることができる。
【0054】上記配設する場所の制約を受ける場合等は
上記設定の自由度がある。請求項12記載の本発明のエ
ンジンの吸気取入装置によれば、請求項1〜11のいず
れかに記載の構成において、上記の管部材の上部に設け
られた開口と、吸気流入圧力により回動せしめられ、常
時は閉塞方向に付勢され該開口を閉じている可変弁とを
有し、上記エンジンの高回転時に吸気流入圧力により該
可変弁を開くように構成されているので、上記エンジン
回転が高速になり上記騒音が煩わしくない域になると、
上記吸気量も、更に増大し吸気流入圧力も増大している
ため、上記管部材の上部に設けられた可変弁がこの増大
した吸気流入圧力により開閉し、吸気は上記の吸気取入
管と管部材の両方から導入され上記エンジンの性能を向
上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のエンジンの吸気取入装置
を模式的に示す縦断面図である。
【図2】本発明の第2実施例のエンジンの吸気取入装置
を模式的に示す縦断面図である。
【図3】従来例のエンジンの吸気取入装置を搭載したト
ラックのキャブの概略側面図である。
【図4】図3の4A−4A線に沿う概略縦断面である。
す説明図。
【図5】その他の従来例を示す図4と同様の概略縦断面
図である。
【符号の説明】
20 吸気取入管 22 入口 24 通気路 26 上部 28 管部材 30 隔壁 30a 隔壁 30b 隔壁 32 下端部 34 可変弁 36a 開口 36b 開口 39 連通路 40 板部材 42 可変弁 44 可変弁 42a 回転翼(受圧部R) 44a 回転翼(受圧部R) 46a スプリング 46b スプリング 52 開口 54 可変弁 D 付勢手段 R 受圧部

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの吸気管の上部に連結される吸
    気取入管と、上記吸気取入管に沿って並設され少なくと
    も上部が閉塞され下端部が上記吸気取入管に連通される
    管部材と、上記の吸気取入管及び管部材の少なくともい
    ずれか一方に支持され上記管部材の下端部に設けられる
    と共に吸気流入圧力により回動せしめられ上記の吸気取
    入管と管部材との連通路の流通断面積を変える可変弁
    と、上記可変弁と一体又は別体に形成され上記可変弁を
    上記連通路の常時開方向に付勢する付勢手段とを具備し
    たことを特徴とする、エンジンの吸気取入装置。
  2. 【請求項2】 エンジンの吸気管の上部に連結される吸
    気取入管と、上記吸気取入管に沿って並設され少なくと
    も上部が閉塞され下端部が上記吸気取入管に連通される
    管部材と、上記の吸気取入管及び管部材の少なくともい
    ずれか一方に設けられると共に上記の吸気取入管と管部
    材とを連通する開口を上記空気取入管の上流から下流端
    に渡って複数個設け吸気流入圧により回動し開閉せしめ
    られると共に,上記吸気流入圧力の増大に伴い上記の下
    流側より上流側への開口を順次開くように構成された複
    数個の可変弁とを具備したことを特徴とする、エンジン
    の吸気取入装置。
  3. 【請求項3】 上記の吸気取入管及び管部材の少なくと
    もいずれか一方に設けられた可変弁において、上記複数
    個の開口に設けられた上記可変弁を上記閉方向に付勢す
    ると共に上記可変弁と一体又は別体に形成された付勢手
    段を具備したことを特徴とする、請求項2記載のエンジ
    ンの吸気取入装置。
  4. 【請求項4】 上記吸気取入管内を上記吸気取入管の長
    手方向の略軸線に沿って仕切り上記管部材を形成する隔
    壁を具備したことを特徴とする、請求項1〜3のいずれ
    か1項に記載のエンジンの吸気取入装置。
  5. 【請求項5】 上記隔壁の下端部に設けられ上記吸気取
    入管内に突出する受圧部を有する上記可変弁を具備した
    ことを特徴とする、請求項4記載のエンジンの吸気取入
    装置。
  6. 【請求項6】 上記管部材の下端部の部位に取付られた
    上記可変弁と、上記可変弁の下方の上記管部材又は上記
    吸気取入管から突出するように設けられ自身と上記可変
    弁との間に連通路を形成する板部材とを具備したことを
    特徴とする、 請求項1,4,5のいずれかに記載のエン
    ジンの吸気取入装置。
  7. 【請求項7】 上記管部材の上下端部が閉じられた閉塞
    管で形成され上記管部材の下端部に上記吸気取入管と上
    記管部材とを連通する連通路が設けられたことを特徴と
    する、請求項1,4,5,6のいずれかに記載のエンジ
    ンの吸気取入装置。
  8. 【請求項8】 上記の吸気取入管及び管部材の少なくと
    もいずれか一方に設けられると共に上記の吸気取入管と
    管部材とを連通する上記開口を上記吸気取入管の上流か
    ら下流端に沿って上記隔壁に複数個設け、上記開口を開
    閉する上記の吸気取入管及び管部材の少なくとものいず
    れか一方に支持される上記可変弁を備えたことを特徴と
    する、請求項2〜5記載のエンジンの吸気取入装置。
  9. 【請求項9】 上記の隔壁の開口をそれぞれ開閉可能に
    設けられ上記吸気取入管内に突出し上記吸気流入圧力を
    受ける受圧部を有する上記可変弁と、上記開口を閉じる
    方向への上記可変弁の付勢力が上記下流側にいくに従っ
    て低減される上記付勢手段とを備えたことを特徴とす
    る、請求項2〜5,8のいずれかに記載のエンジンの吸
    気取入装置。
  10. 【請求項10】 上記付勢手段が上記可変弁と一体又は
    別体の樹脂,金属等で形成される弾性部材からなること
    を特徴とする、請求項1〜4,9のいずれかに記載のエ
    ンジンの吸気取入装置。
  11. 【請求項11】 上記の吸気取入管及び管部材が別体に
    形成されて連結されていることを特徴とする、請求項2
    〜4,6,7,8のいずれかに記載のエンジンの吸気取
    入装置。
  12. 【請求項12】 上記の管部材の上部に設けられた開口
    と、吸気流入圧力により回動せしめられ、常時は閉塞方
    向に付勢され上記開口を閉じている可変弁とを有し、上
    記エンジンの高回転時に吸気流入圧力により上記可変弁
    を開くように構成されていることを特徴とする、請求項
    1〜11のいずれかに記載のエンジンの吸気取入装置。
JP15649495A 1995-06-22 1995-06-22 エンジンの吸気取入装置 Expired - Fee Related JP3344166B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15649495A JP3344166B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 エンジンの吸気取入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15649495A JP3344166B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 エンジンの吸気取入装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH094529A JPH094529A (ja) 1997-01-07
JP3344166B2 true JP3344166B2 (ja) 2002-11-11

Family

ID=15628985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15649495A Expired - Fee Related JP3344166B2 (ja) 1995-06-22 1995-06-22 エンジンの吸気取入装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3344166B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3562235B2 (ja) * 1997-07-03 2004-09-08 日産自動車株式会社 内燃機関の吸気騒音低減装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH094529A (ja) 1997-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7506723B2 (en) Muffler for an exhaust gas system
US6915876B2 (en) Exhaust processor with variable tuning system
US20030145585A1 (en) Exhaust processor with variable tuning system and method of operating such exhaust processor
JP2002155741A (ja) 制御マフラ
US6148782A (en) Airflow device
JP2005527740A (ja) 自動車内の音を修正するための装置
JP2000509461A (ja) 内燃機関のための吸気装置
JP3344166B2 (ja) エンジンの吸気取入装置
JP3588525B2 (ja) 内燃機関におけるレゾネータ装置
KR100783950B1 (ko) 자동차용 이중모드 흡기 시스템
JPH09228819A (ja) 制御型排気系システム
JPH10122072A (ja) 可変吸気管
JP5066067B2 (ja) 消音器
JP2516297Y2 (ja) 自動車用消音器内部のガス流路切換え装置
JPH116417A (ja) 自動車用排気消音装置
JPH11315712A (ja) 自動車用排気消音装置
JPH0861040A (ja) 車両用エンジンの排気消音装置
KR20070044190A (ko) 자동차의 소음기
JPH0433371Y2 (ja)
JPH0979032A (ja) 制御型排気系システム
KR100868206B1 (ko) 차량용 가변 머플러
JPH10246161A (ja) 自動車用エンジンの吸気装置
JPH116416A (ja) 自動車用排気消音装置
KR100482614B1 (ko) 내연기관의공기흡입장치
JPH0968029A (ja) エンジンの排気消音装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020730

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371