JP3343395B2 - 竪孔用水中掘削機の掘削径検出方法およびその装置 - Google Patents

竪孔用水中掘削機の掘削径検出方法およびその装置

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JP3343395B2
JP3343395B2 JP12783793A JP12783793A JP3343395B2 JP 3343395 B2 JP3343395 B2 JP 3343395B2 JP 12783793 A JP12783793 A JP 12783793A JP 12783793 A JP12783793 A JP 12783793A JP 3343395 B2 JP3343395 B2 JP 3343395B2
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利廣 吉田
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株式会社三井三池製作所
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は海底または水底に橋梁や
桟橋の基礎を構築する場合の竪孔掘削作業に使用する竪
孔用水中掘削機の掘削径の検出、表示、制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来は海底または水底に橋梁や桟橋の基
礎を構築する場合には鋼管杭(ケーシングパイプ)を比
較的柔らかい地層に油圧ハンマ等で打ち込み鋼管杭の先
端が比較的硬い岩盤層に達した後に、鋼管杭の中を掘削
し更に鋼管杭の下側の比較的硬い岩盤層をも掘削し、そ
の竪孔にコンクリートを流し込んで鋼管杭と岩盤とを根
固めする工法が採られている。そして前記竪孔を掘削す
る竪孔掘削機としては、アースオーガーや竪孔用水中掘
削機などが用いられる。そして、一般に竪孔用水中掘削
機は海底の杭底で掘削作業を行なうが、その操作は海上
の台船上での遠隔操作で行っていた。
【0003】上記の遠隔操作を行うためには、掘削径、
揺動アームの伸縮量と旋回支持部材の旋回角度(旋回位
置)の検知が必要であり、その中でも掘削径の正確な検
知は竪孔用水中掘削機による海底の杭底での掘削作業に
おいては必須条件である。そのため、この掘削径の正確
な検出ができない状態になると掘削作業を中断しなけれ
ばならなくなる場合もある。
【0004】そして、実公平4−17661号公報に開
示されているように従来の竪孔用水中掘削機は、鋼管杭
の中に吊下支持された支持フレームとこれに固定された
旋回用駆動装置とからなる掘削機本体の下部に前記旋回
用駆動装置により旋回される旋回支持部材が取付けら
れ、その旋回支持部材に揺動用液圧シリンダを内蔵した
揺動アームの上端部が横軸により取付けられ、その揺動
アームの下部に駆動装置により回転されるドラムカッタ
が取付けられた竪孔用水中掘削機においてその掘削径は
揺動用液圧シリンダの伸縮で揺動アームを揺動させるこ
とにより変えられるようになっている。
【0005】上記の従来の竪孔用水中掘削機は、図4に
示すように鋼管杭1が杭打船のリーダで支持され、この
鋼管杭1の中へ竪孔用水中掘削機Kをワイヤロープで海
底地盤まで吊り降ろされる。竪孔用水中掘削機Kは掘削
機本体2を前記鋼管杭1の内壁に着脱可能に固定するた
めの上下2つのグリッパ3,4を備えており、またこの
掘削機本体2にはその内筒5を旋回駆動するための油圧
モータと旋回用減速機が配設されており、この旋回用減
速機の出力歯車は上記内筒5の上部に固設された歯車と
噛み合っている。一方、この内筒5の下部先端には旋回
支持部材6が取付けられており、その旋回支持部材6に
はドラムカッタなどの掘削部7を装備した揺動アーム8
の上端部が横軸8aにより枢着され、その揺動アーム8
と前記旋回支持部材6との間にアーム揺動用液圧シリン
ダ9が取付けられていて揺動アーム8を掘削部7ととも
に旋回支持部材6に対して揺動可能になっている。な
お、符号10はサクションホースである。
【0006】上記従来の竪孔用水中掘削機Kにおいて
は、掘削径の検出は図4ないし図6に示すように旋回支
持部材6とともに旋回する揺動アーム8の揺動角を揺動
アーム8に取付けたレバー12、リンク13を介して、
旋回支持部材6に設けたストライカガイド14に支持さ
れたストライカ15により直線的な移動量に変え、その
移動量を掘削径検出器16のロッド17先端のローラー
18が前記ストライカ15摺動面19の傾斜部を転がる
際に、スプリング20の付勢力に抗してロッド17を掘
削径検出器16の中へ押し上げる。その際、ロッド17
と一体になったラック21がその移動量に応じて変換器
22の軸23に取付けられピニオン24を回転させると
同時に、変換器22の軸23を回転させる。この回転量
は電気信号に変換され海上の制御装置にケーブル25で
送られ、操作机上の計器に掘削径として表示される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の掘削径検出装置は揺動アームの揺動角を直線的な移
動量に変換する機器15,19が掘削作業中常時旋回し
ている旋回支持部材6側に取付けられており、他方掘削
径検出器16は固定された支持フレーム側に取付けられ
ているためストライカ15とロッド17とが、同じ旋回
位置になるただ一点でしか掘削径の検出ができないとい
う欠点があった。しかもその一点でしか掘削径の検出が
できないために掘削中の任意の位置では掘削径を変える
ことができないという重大な欠点があった。
【0008】また、通常は杭底Pでドラムカッタなどの
掘削部7により削り取られたズリはサクションホース1
0により吸い込まれ、海上の土砂運搬船に排出されるも
のであるから、杭底Pの掘削径検出器16の周辺にズリ
が浮遊することはないものである。しかし、サクション
ホースが目詰まりを起した際に、その故障に気付かずに
掘削作業を続けた場合などには、杭底P付近にズリが充
満し、掘削径検出器16の周辺にもズリが浮遊すること
となり、その結果、このような場合にはロッド17先端
のローラー18とストライカ摺動面19との間にズリが
噛み込むことになる。しかも、それによってロッドが折
れ曲がったり、折損したりして掘削径を検知することが
全く不可能となる危険があった。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、ドラムカッタなどの掘削部を装備した揺動アー
ムの掘削中の任意の位置で、しかもズリの噛み込み等の
影響を受けずに正確な掘削径の検出が可能な竪孔用水中
掘削機の掘削径検出方法とその装置を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために鋼管杭の中を通して水上から吊下された竪
孔用水中掘削機本体内の旋回可能な内筒の下部に形成し
た旋回支持部材に揺動可能に設けた揺動アームにより掘
削部を前記掘削機本体に対して揺動可能に設けた竪孔用
水中掘削機の掘削径検出制御方法において、前記揺動ア
ームを駆動して前記掘削部を揺動させて掘削径を変える
揺動用液圧シリンダへ送られる作動圧液の量を第2の同
期シリンダに設けた掘削径検出器により測り、該圧液量
の変化を電気信号に変え、該電気信号によりコンピュタ
を用いて揺動用液圧シリンダの移動量を計算させて掘削
径を検出するとともに、前記揺動用液圧シリンダへ送ら
れる作動圧液の量および流れ方向を第1の同期シリンダ
により制御して前記掘削部を揺動させて掘削径を変える
ことを特徴とした竪孔用水中掘削機の掘削径検出制御方
法である。
【0011】また、鋼管杭の中を通して水上から吊下さ
れた竪孔用水中掘削機本体内の旋回可能な内筒の下部に
形成した旋回支持部材に揺動可能に設けた揺動アームに
より掘削部を前記掘削機本体に対して揺動可能に設けた
竪孔用水中掘削機の掘削径検出表示制御装置において、
前記旋回支持部材と揺動アームとの間に掘削部の回転掘
削径を変える揺動用液圧シリンダを設け、該揺動用液圧
シリンダへの作動圧液は第2の同期シリンダによって送
り、該第2の同期シリンダに設けた掘削径検出器により
計測された圧液量の変化を電気信号に変え、該電気信号
によりコンピュタを用いて揺動用液圧シリンダの移動量
を計算させ、該掘削径を掘削径表示盤に表示させるよう
にするとともに、前記揺動用液圧シリンダへ送られる作
動圧液の量および流れ方向を制御する操作装置を設け、
該操作装置により前記第1の同期シリンダを操作して揺
動用液圧シリンダへ送られる作動圧液の量および流れ方
向を制御して前記掘削部を揺動させて掘削径を変えるよ
うにしたことを特徴とする竪孔用水中掘削機の掘削径の
検出表示制御装置である。
【0012】
【作用】次に本発明に係る竪孔用水中掘削機の掘削径検
出装置の作用について説明すると、電動機により常時駆
動される液圧ポンプからは圧液が吐出されており、揺動
用液圧シリンダを動作させない時には電磁式方向切換弁
を図2に示すような状態にしておけば圧液はそのままタ
ンクへ戻される。そして、先ず旋回掘削中の掘削径を増
加させる場合には、電磁式方向切換弁の一方のソレノイ
ドに通電し励磁させて電磁式方向切換弁のポートを切り
替え図3の状態にし、液圧ポンプからの操作圧液を第1
の同期シリンダに送ると、そのピストンが移動し、連結
ロッドを介して第2の同期シリンダが作動して作動圧液
は掘削機本体の回転継手部を通して揺動用液圧シリンダ
のA側ポートへ送られ、揺動用液圧シリンダを伸ばし揺
動アームの角度を増して掘削径を増加させる。
【0013】また、反対に旋回掘削中の掘削径を減少さ
せる場合には、電磁式方向切換弁の他方のソレノイドに
通電し励磁させて電磁式方向切換弁のポートを切り替
え、液圧ポンプからの操作圧液を第1の同期シリンダに
送ると、そのピストンが移動し、連結ロッドを介して第
2の同期シリンダが作動して作動圧液は掘削機本体の回
転継手を通して液圧シリンダのB側ポートへ送られ、揺
動用液圧シリンダを縮め揺動アームの角度を減少させて
掘削径を小さくできる。
【0014】この際、第2の同期シリンダ内を移動する
作動圧液の量と揺動用液圧シリンダの伸縮量とは比例し
ており、第2の同期シリンダ内を移動する作動圧液の量
を測定することにより揺動用液圧シリンダの伸縮量を計
算することができる。すなわち、揺動用液圧シリンダの
伸縮量に対する掘削径は実測可能であり、この数値を制
御装置内のコンピュタにデータとしてインプットしてお
けば、掘削径と第2の同期シリンダ内を移動する作動圧
液の量とは比例関係が成立するから、揺動用液圧シリン
ダへ送られる作動圧液の量を測り、それにより揺動用液
圧シリンダの移動量を計算して掘削径を検出することが
できる。
【0015】したがって、上記第2の同期シリンダに設
けられた掘削径検出器によって計測された作動圧液量の
変化を電気信号に変え、その電気信号により上記コンピ
ュタを用いて揺動用液圧シリンダの移動量を計算させ、
現在掘削中の掘削径を掘削径表示盤に表示させ、その表
示された数値により前記揺動用液圧シリンダへ送られる
作動圧液の量および流れ方向を制御する操作装置により
第1の同期シリンダを操作して第2の同期シリンダによ
り揺動用液圧シリンダへ送られる操作圧液の量および流
れ方向を制御し、掘削中の掘削部を揺動させて掘削径を
変えることもできる。
【0016】
【実施例】本発明に係る竪孔用水中掘削機の掘削径検出
方法およびその装置の一実施例について図面を参照して
説明する。図1は本実施例の要部断面説明図であり、図
2は油圧制御回路図、電気信号回路図を示している。な
お、図において前記従来例と同一または同等の部分につ
いては同じ符号を付して詳細な説明は省略する。
【0017】図1に示した本実施例の竪孔用水中掘削機
Kは、前記従来の竪孔用水中掘削機と同様に鋼管杭1が
杭打船のリーダで支持され、この鋼管杭1の中へ竪孔用
水中掘削機Kをワイヤロープで海底地盤まで吊り降ろさ
れるものである。竪孔用水中掘削機Kは掘削機本体2を
前記鋼管杭1の内壁に着脱可能に固定するための上下2
つのグリッパ3,4を備えており、またこの掘削機本体
2にはその内筒5を旋回駆動するための油圧モータと旋
回用減速機が配設されていて、この旋回用減速機の出力
歯車は上記内筒5の上部に固設された歯車と噛み合って
いる。一方、この回転する内筒5の下部先端には旋回支
持部材6が取付けられており、その旋回支持部材6には
ドラムカッタなどの掘削部7を装備した揺動アーム8の
上端部が横軸8aにより枢着され、その揺動アーム8と
前記旋回支持部材6との間にアーム揺動用液圧シリンダ
9が取付けられていて揺動アーム8を掘削部7とともに
旋回支持部材6に対して揺動可能に構成されている。
【0018】そして、本実施例の竪孔用水中掘削機の掘
削径検出装置は図1に示すように前記旋回支持部材6と
揺動アーム8との間にドラムカッタなどの掘削部7の回
転掘削径を変える揺動用液圧シリンダ9を設け、その揺
動用液圧シリンダ9へ送られる作動圧液は図2に示すよ
うになっている。先ず電動機31、液圧ポンプ32と電
磁式方向切換弁33とからなる操作装置34の電動機3
1により常時駆動される液圧ポンプ32からは操作圧液
が吐出されており、もし揺動用液圧シリンダ9を動作さ
せない場合には電磁式方向切換弁を図2に示すような状
態にしておけば圧液はそのままタンク35へ戻され循環
している。
【0019】上記揺動用液圧シリンダ9へ作動圧液を送
る場合には操作装置34の電磁式方向切換弁33をa側
のソレノイドに通電し励磁させて電磁式方向切換弁33
のポートを切り替え図3の状態にすると、液圧ポンプか
らの操作圧液はホース36により第1の同期シリンダ3
7aに入り、ピストンを右方向に移動させ、連結ロッド
43を介して第2の同期シリンダ37bを作動させる。
そして、この第2の同期シリンダ37bと揺動用液圧シ
リンダ9は2本のホース36,40を介してそれぞれ圧
液が満たされているから、この第2の同期シリンダ37
bからの作動圧液はホース36を通り、掘削機本体2の
回転継手部38に設けられた圧液通路39aを通って揺
動用液圧シリンダ9のA側ポートへ送られる。
【0020】一方、揺動用液圧シリンダ9の反対側のB
側ポートからの作動圧液は回転継手部38に設けられた
圧液通路39bを通ってホース40により第2の同期シ
リンダ37bへ戻る。また、前記第1の同期シリンダ3
7aからの操作圧液はホース40により電磁式方向切換
弁33を通ってタンク35へ戻される。
【0021】上記第2の同期シリンダ37bに設けた掘
削径検出器16の検出量に応じて変換器22によって流
量の変化を電気信号に変換し、この電気信号によって制
御装置41内に設置されたコンピュタが作動して揺動用
液圧シリンダ9の移動量を計算して、その値を掘削径表
示盤42に表示する。この際、揺動用液圧シリンダ9と
第2の同期シリンダ37bの断面積を同一にしておけ
ば、第2の同期シリンダ37b内で移動する作動圧液の
量と揺動用液圧シリンダ9の伸縮量とは比例し、第2の
同期シリンダ37b内を移動する作動圧液の量を測定す
ることにより揺動用液圧シリンダの伸縮量を計算するこ
とができる。
【0022】すなわち、揺動用液圧シリンダの伸縮量に
対する掘削径は実測可能であり、この数値を制御装置4
1内のコンピュタにデータとしてインプットしておけ
ば、D∝Q の関係が成立する。ここで D:掘削径
(mm), Q:第2の同期シリンダ37b内で移動する
作動圧液の量(cc)である。そして、揺動用液圧シリン
ダ9へ送られる作動圧液の量を測り、それにより制御装
置41内のコンピュタで揺動用液圧シリンダ9の移動量
を計算し掘削径を算出することができる。さらに、上記
の掘削径表示盤42に表示された現在の数値に基づいて
前記揺動用液圧シリンダ9へ送られる作動圧液の量およ
び流れ方向を操作装置34によって第1の同期シリンダ
37aに操作圧液を送ることによって第2の同期シリン
ダ37bを作動させ、旋回駆動されている掘削部7を備
えた揺動アーム8を揺動させて掘削径を正確に変えるこ
とができる。
【0023】本実施例において上記掘削径表示盤42に
表示された数値に基づいて旋回掘削しているドラムカッ
タなどの掘削部7の掘削径を増加させる場合には、電磁
式方向切換弁33のa側のソレノイドに通電し励磁させ
て電磁式方向切換弁33のポートを切り替え図3の状態
にし、液圧ポンプ32からの操作圧液をホース36によ
り液圧ポンプ32からの操作圧液を第1の同期シリンダ
37aに送ると、そのピストンが右方向に移動し、連結
ロッド43を介して第2の同期シリンダ37bが作動し
て作動圧液は第2の同期シリンダ37bのホース36か
ら掘削機本体2の回転継手部38を通って揺動用液圧シ
リンダ9のA側ポートへ送られ、揺動用液圧シリンダ9
を伸ばし揺動アーム8の角度を増して掘削径を増加させ
る。
【0024】また、反対に旋回掘削しているドラムカッ
タなどの掘削部7の掘削径を減少させる場合には、電磁
式方向切換弁33のb側のソレノイドに通電し励磁させ
て電磁式方向切換弁33のポートを切り替えて、液圧ポ
ンプ32からの操作圧液をホース40を通して第1の同
期シリンダ37aに送ると、そのピストンが左方向に移
動し、連結ロッド43を介して第2の同期シリンダ37
bが作動して作動圧液は掘削機本体2の回転継手6を通
して液圧シリンダのB側ポートへ送られ、揺動用液圧シ
リンダ9を縮め、揺動アームの角度を減少させて掘削径
を小さくすることができる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、揺動アー
ムを駆動して前記掘削部を揺動させて掘削径を変える揺
動用液圧シリンダへ送られる作動圧液の量を第2の同期
シリンダに設けた掘削径検出器により測り、その圧液量
の変化を電気信号に変え、その電気信号によりコンピュ
タを用いて揺動用液圧シリンダの移動量を計算させて掘
削径を検出するから、海底において旋回掘削中の掘削径
を常時正確に知ることができると同時に、前記揺動用液
圧シリンダへ送られる作動圧液の量および流れ方向を第
2の同期シリンダによって制御でき、それによって前記
掘削部を連続的に揺動できるから、旋回掘削中の任意の
位置で掘削径を自由に変化させることができ、海底に打
ち込まれた杭底での掘削作業を正確に行うことができ
る。
【0026】また、揺動用液圧シリンダと同期して作動
する第2の同期シリンダに設けた掘削径検出器により計
測された作動圧液量の変化を電気信号に変え、その電気
信号により上記コンピュタを用いて揺動用液圧シリンダ
の移動量を正確に計算させるから、旋回掘削中の掘削径
を常時掘削径表示盤に正確に表示でき、しかもその表示
された数値に基づいて前記揺動用液圧シリンダへ送られ
る作動圧液の量および流れ方向の制御は、操作装置によ
って第1の同期シリンダを操作して連続的に第2の同期
シリンダが制御するから、竪孔用水中掘削機により海底
に打ち込まれた杭底で行う掘削における掘削孔の径を正
確に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の要部断面説明図である。
【図2】制御装置および操作装置の回路説明図である。
【図3】電磁式方向切換弁の回路説明図である。
【図4】従来例の側面図である。
【図5】従来の掘削径検出装置の断面説明図である。
【図6】従来の掘削径検出装置に用いる変換器の説明図
である。
【符号の説明】
1 鋼管杭 2 掘削機本体 5 内筒 6 旋回支持部材 7 掘削部 8 揺動アーム 8a 横軸 9 揺動用液圧シリンダ 10 サクションホース 31 電動機 32 液圧ポンプ 33 電磁式方向切換弁 34 操作装置 35 タンク 36 圧液ホース 37a 第1の同期シリンダ 37b 第2の同期シリンダ 38 回転継手部 39a 圧液通路 39b 圧液通路 40 圧液ホース 41 制御装置 42 掘削径表示盤 43 連結ロッド K 竪孔用水中掘削機
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 1/03 - 1/06 E21B 7/00 E02F 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼管杭の中を通して水上から吊下された
    竪孔用水中掘削機本体内の旋回可能な内筒の下部に形成
    した旋回支持部材に揺動可能に設けた揺動アームにより
    掘削部を前記掘削機本体に対して揺動可能に設けた竪孔
    用水中掘削機の掘削径検出方法において、前記揺動アー
    ムを駆動して前記掘削部を揺動させて掘削径を変える揺
    動用液圧シリンダへ送られる作動圧液の量を第2の同期
    シリンダに設けた掘削径検出器により測り、該圧液量の
    変化を電気信号に変え、該電気信号によりコンピュタを
    用いて揺動用液圧シリンダの移動量を計算させて掘削径
    を検出することを特徴とした竪孔用水中掘削機の掘削径
    検出方法。
  2. 【請求項2】 鋼管杭の中を通して水上から吊下された
    竪孔用水中掘削機本体内の旋回可能な内筒の下部に形成
    した旋回支持部材に揺動可能に設けた揺動アームにより
    掘削部を前記掘削機本体に対して揺動可能に設けた竪孔
    用水中掘削機の掘削径検出制御方法において、前記揺動
    アームを駆動して前記掘削部を揺動させて掘削径を変え
    る揺動用液圧シリンダへ送られる作動圧液の量を第2の
    同期シリンダに設けた掘削径検出器により測り、該圧液
    量の変化を電気信号に変え、該電気信号によりコンピュ
    タを用いて揺動用液圧シリンダの移動量を計算させて掘
    削径を検出するとともに、前記揺動用液圧シリンダへ送
    られる作動圧液の量および流れ方向を第1の同期シリン
    ダにより制御して前記掘削部を揺動させて掘削径を変え
    ることを特徴とした竪孔用水中掘削機の掘削径検出制御
    方法。
  3. 【請求項3】 鋼管杭の中を通して水上から吊下された
    竪孔用水中掘削機本体内の旋回可能な内筒の下部に形成
    した旋回支持部材に揺動可能に設けた揺動アームにより
    掘削部を前記掘削機本体に対して揺動可能に設けた竪孔
    用水中掘削機の掘削径検出表示装置において、前記旋回
    支持部材と揺動アームとの間に掘削部の回転掘削径を変
    える揺動用液圧シリンダを設け、該揺動用液圧シリンダ
    への作動圧液は第2の同期シリンダによって送り、該第
    2の同期シリンダに設けた掘削径検出器により計測され
    た圧液量の変化を電気信号に変え、該電気信号によりコ
    ンピュタを用いて揺動用液圧シリンダの移動量を計算さ
    せ、該掘削径を掘削径表示盤に表示させるようにしたこ
    とを特徴とする竪孔用水中掘削機の掘削径の検出表示装
    置。
  4. 【請求項4】 鋼管杭の中を通して水上から吊下された
    竪孔用水中掘削機本体内の旋回可能な内筒の下部に形成
    した旋回支持部材に揺動可能に設けた揺動アームにより
    掘削部を前記掘削機本体に対して揺動可能に設けた竪孔
    用水中掘削機の掘削径検出表示制御装置において、前記
    旋回支持部材と揺動アームとの間に掘削部の回転掘削径
    を変える揺動用液圧シリンダを設け、該揺動用液圧シリ
    ンダへの作動圧液は第2の同期シリンダによって送り、
    該第2の同期シリンダに設けた掘削径検出器により計測
    された圧液量の変化を電気信号に変え、該電気信号によ
    りコンピュタを用いて揺動用液圧シリンダの移動量を計
    算させ、該掘削径を掘削径表示盤に表示させるようにす
    るとともに、前記揺動用液圧シリンダへ送られる作動圧
    液の量および流れ方向を制御する操作装置を設け、該操
    作装置により第1の同期シリンダを操作して揺動用液圧
    シリンダへ送られる作動圧液の量および流れ方向を制御
    して前記掘削部を揺動させて掘削径を変えるようにした
    ことを特徴とする竪孔用水中掘削機の掘削径の検出表示
    制御装置。
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