JP3342772B2 - 鉄筋組立支持架台 - Google Patents

鉄筋組立支持架台

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JP3342772B2
JP3342772B2 JP09912694A JP9912694A JP3342772B2 JP 3342772 B2 JP3342772 B2 JP 3342772B2 JP 09912694 A JP09912694 A JP 09912694A JP 9912694 A JP9912694 A JP 9912694A JP 3342772 B2 JP3342772 B2 JP 3342772B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄筋コンクリート構築
物の基礎配筋工事における鉄筋組立の足場に代る支持架
台に関する。
【0002】
【従来の技術】鉄筋コンクリート構築物の基礎となる鉄
筋を張り巡らせる配筋工事においては、先ず梁鉄筋を水
平に支持するカンザシを備えた支持台を適宜の間隔に配
置し、梁の幅寸法に対応した所要本数の鉄筋をカンザシ
上に並列に置いて支持し、これらの鉄筋を直交に順次配
筋して溶接等により結束し、最終的にコンクリートを注
入可能とし得るように下準備がなされる。
【0003】前記配筋工事に使用されている配筋用支持
台の、即ち鉄筋組立支持架台の従前の1例を図9に示
す。
【0004】図において01は基礎台、02は該基礎台
01に溶接により立設されたアングル材より成る下部支
持体、03はアングル材より成る上部支持体である。該
上部支持体03は下部支持体02に高さ方向移動自在に
嵌合され、ボルト05の締め付けにより両部材が係止可
能となっている。
【0005】前記上部支持体03の上端部には上端支持
部020が固着され、該上端支持部020の支持穴01
0内にはカンザシ04が左右移動自在に嵌合されてい
る。011はカンザシ04を上端支持部011に係止す
るボルトである。
【0006】前記上端支持部020は、板材を屈曲して
溶接して形成された箱状体の両面にカンザシ04の支持
穴010を穿設した構造となっており、この箱状体を上
部支持体03の上端に溶接により固着している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに前記従来の鉄
筋組立支持架台にあっては、上端支持部020は板材を
屈曲して板端部を溶接することにより箱状体を形成し、
該箱状体の相対向する両面にカンザシ04を支持嵌合す
る支持穴010を機械加工により穿設し、さらにこの箱
状体を上部支持体03の上端部に溶接により固着するよ
うに構成されているため、構造が複雑である。また製作
にあたっては、板材の曲げ、溶接工程を経て機械加工、
及び溶接工程を行なって完成するものであるため、多く
の工数を要し、製造コストが高くなる。等の問題点を内
包している。
【0008】従って、本発明の目的は、特にカンザシを
支持する上部支持体の上端支持部の構造を簡単化すると
ともに、少ない工数で容易に製作可能として、構造が簡
単かつ製造工数が低減され、低コストの鉄筋組立支持架
台を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる技術的課
題を解決するため、下部支持体及び該下部支持体に高さ
方向に移動可能に嵌合される上部支持体をアングル材に
て構成し、カンザシの嵌合用支持穴が設けられる上部支
持体の上端支持部が、板材の中央部を半円状に湾曲させ
るとともに両端を上部支持体のアングル溝の固着し、上
部支持体の板材半円状湾曲部に対向する部位に設けた半
円状の溝部と前記半円状の湾曲部とでカンザシの支持穴
を構成してなることを第1の特徴としている。
【0010】さらに、前記構成に加えて、下部支持体の
上部支持体の下方部位に、アングル材から成る中間支持
体を高さ方向に移動可能に嵌合し、該中間支持体の上端
部に、前記上端支持部と同一の構造を有する中間支持部
が設けられ、該中間支持部にて中間側のカンザシを支持
するように構成されてなることを第2の特徴としてい
る。
【0011】
【作用】かかる構成を具えた鉄筋組立支持体を製作する
には、下部支持体に高さ方向に移動自在に嵌合される上
部支持体をアングル材で構成し、カンザシが嵌合される
上部支持体の上端支持部を次の手順により製作する。
【0012】(1)板材の上端部及び下端部を上部支持
体のアングル溝に嵌合する形状に切断した後、中央部を
カンザシの支持穴と同径に湾曲せしめて支持板を製作す
る。 (2)上部支持体上端部の前記支持板の湾曲部に対向す
る部位に前記支持穴と同径の半円状溝部を刻設する。
【0013】(3)支持板の湾曲部の中心と半円状溝部
の中心とを合致せしめた状態で支持板の上、下端部を上
部支持体のアングル溝内に溶接等により固着する。
【0014】このように、板材を湾曲せしめて形成され
た支持板をアングル材からなる上部支持体の半円状溝部
に合わせて溶接等により固着するという、きわめて簡単
な構造かつ少ない工程で以って、カンザシを支持する上
端支持部を構成することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を例示
的に詳しく説明する。但し、この実施例に記載されてい
る構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特
に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれの
みに限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0016】図1〜図5には本発明の第1実施例が示さ
れている。図において、1は基礎台、2は該基礎台1上
に溶接により立設されたアングル材からなる下部支持
体、3は該下部支持体2の上部に取付けられたアングル
材からなる上部支持体である。
【0017】前記上部支持体3は、図5に示すように、
下部支持体2のアングル溝2aに嵌まり込み、該アング
ル溝2aに沿って上下に移動可能となっている。そし
て、図5に示すように、該上部支持体3の長手方向に沿
って複数箇所にナット6が溶接により固着され、該ナッ
ト6にハンドル5a付きのボルト5が螺合されている。
【0018】さらに前記ボルト5は下部支持体2に長手
方向(高さ方向)に沿って穿設された長穴7に嵌合され
ている。従って、前記ボルト5を弛めて上部支持体3を
上下に移動せしめれば、上部支持体3にボルト5が一体
となって下部支持体2の長穴7に沿って上下に移動せし
められることとなる。
【0019】4は上部に鉄筋の支持部4aが設けられた
カンザシであり、前記上部支持体3の上端部に水平方向
に設けられた支持穴10内に、水平方向に移動可能に嵌
合されている。
【0020】前記支持穴10を含む上端支持部20の構
造の詳細は図2〜図4に示されている。図において21
は支持板で、図4に示すように板材の上、下端部21
b、21cを上部支持体3のアングル溝3aに嵌合する
ように三角形状に切断し、中央部21aを前記カンザシ
4が嵌合可能な内径の半円状に湾曲せしめて形成され
る。
【0021】さらに、図4に示すように、上部支持体3
の、前記支持板21の中央部(湾曲部)21aに対向す
る部位には、該中央部21aと同一径の半円状切欠部3
bを刻設される。そして、前記支持板21の上、下端部
21b、21cを上部支持体3のアングル溝3a内に嵌
め込み、上、下端部21b、21cを上部支持体3に溶
接する。図2、図3においてWが溶接部である。
【0022】以上の工程により、図2、図3に示すよう
に支持板21がカンザシ4が挿入される支持穴10を形
成して上部支持体3に固着される。
【0023】図2、図3において11は止めボルト、1
2はナットであり、該止めボルト11は支持板21に設
けたねじに螺合され、カンザシ4にこれの長手方向に形
成された係合溝4aに先端部が係合され、カンザシ4の
上部支持体3への固定及び廻り止めの機能をなしてい
る。
【0024】この実施例に係わる鉄筋組立支持架台は、
カンザシ4を支持する上部支持体3の上端支持部20
を、アングル材からなる上部支持体3のアングル溝3a
に嵌め込み可能に切断した支持板を湾曲せしめて、上部
支持体3の半円状の切欠部3bが刻設された部位に溶接
するのみという極めて簡単な構造かつ少ない工数で似っ
て構成することができる。
【0025】また、この実施例に係わる鉄筋組立支持架
台は、カンザシ4の支持部4a上に多数の鉄筋(図示せ
ず)が載荷され、建設現場の鉄筋組立作業に使用される
が、鉄筋の支持高さを調整する際には、下部支持体2に
上部支持体3を固定するためのボルト5、5’を弛め、
上部支持体3及びカンザシ4を所望の高さに移動せしめ
た後、ボルト5、5’を締め、上部支持体3を下部支持
体2に固定する。
【0026】図6ないし図8には本発明の第2実施例が
示されている。この実施例においては、下部支持体2の
中間部にアングル材からなる中間支持体15を嵌合し、
上部及び中間部の2箇所にて鉄筋を担持可能としてい
る。
【0027】図6〜図8において、アングル材からなる
下部支持体2の高さ方向中間部には、アングル材からな
る中間支持体15がボルト5、5’を介して上下方向に
相対移動かつ相互に固定可能に設けられている。ボルト
5、5’を含む下部支持体2の長穴71への取付構造
は、図5に示す第1実施例と全く同一である。
【0028】50は中間支持体15の上部に設けられる
中間支持部であり、該中間支持部50は第1実施例と同
一の構造となっている。即ち、図7、図8において、4
1は図4に示す第1実施例の支持板21と全く同一の形
状の支持板であり、上、下端部が中間支持体15の上端
部のアングル溝15a内に溶接されるとともに、中央部
が支持穴10と同径に湾曲される。
【0029】前記中間支持体15と下部支持体2の、前
記支持板41の湾曲部(中央部)に対向する部位には
半円状の切欠き(図4の3bと同様な形状)が刻設さ
れ、該切欠きと支持板41の湾曲部とでカンザシ4が嵌
合される支持穴10が構成される。
【0030】その他の構成、作用は図1〜図5に示す第
1実施例と同様であり、同一の部材は同一の符号にて示
す。
【0031】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、ア
ングル材からなる半円状の溝部が形成された上部支持体
のアングル溝内にカンザシ支持穴と同径に湾曲せしめら
れた支持板を嵌め込み溶接等により固着する。というき
わめて簡単な構造、かつ少ない工程で以ってカンザシを
支持する上端支持部を構成することができる。
【0032】また、アングル材と板材とを切断あるいは
溶接するのみとい、簡単かつ低コストで以って下部支持
体、上部支持体及びカンザシを支持する上端支持部を構
成することができる。これにより、構造が簡単で低コス
トの鉄筋組立支持架台を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる鉄筋組立支持架台
の外観図
【図2】図1のA矢視図
【図3】図2のB矢視図
【図4】上端支持部の製作説明図(外観斜視図)
【図5】図1のC−C矢視断面図
【図6】本発明の第2実施例に係わる鉄筋組立支持架台
の外観図
【図7】図6のD−D矢視断面図
【図8】図7のE−E矢視断面図
【図9】従来の鉄筋組立支持架台の外観図
【符号の説明】
1 基礎台 2 下部支持体 3 上部支持体 3a アングル溝 3b 切欠部 4 カンザシ 10 支持穴 20 上端支持部 21 支持板 21a 中央部 21b 上端部 21c 下端部 15 中間支持体 41 支持板 50 中間支持部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基礎台上に立設された下部支持体と、該
    下部支持体の上部に高さ方向に移動可能に嵌合されると
    ともに止め部材により下部支持体に係止可能にされた上
    部支持体と、該上部支持体の上端支持部にこれと直角方
    向に移動可能に嵌合されるとともに鉄筋を支持する支持
    部が設けられたカンザシとを備えた鉄筋組立支持架台に
    おいて、前記下部支持体及び上部支持体はアングル材に
    て構成され、前記上端支持部は、板材の中央部を半円状
    に湾曲させるとともに両端を上部支持体のアングル
    に溶接等により固着し、前記板材の半円状湾曲部に対向
    する上部支持体の一部位に形成された半円状の部と前
    記板材の半円状湾曲部とで前記カンザシが嵌合される支
    持穴を構成してなることを特徴とする鉄筋組立支持架台
  2. 【請求項2】 基礎台上に立設された下部支持体と、該
    下部支持体の上部に高さ方向に移動可能に嵌合されると
    ともに止め部材により下部支持体に係止可能にされた上
    部支持体と、該上部支持体の上端支持部にこれと直角方
    向に移動可能に嵌合されるとともに鉄筋を支持する支持
    部が設けられたカンザシとを備えた鉄筋組立支持架台に
    おいて、前記下部支持体及び上部支持体はアングル材に
    て構成され、前記上端支持部は、板材の中央部を半円状
    に湾曲させるとともに両端を上部支持体のアングル
    に溶接等により固着し、前記板材の半円状部に対向する
    上部支持体の一部位に形成された半円状の部と前記板
    材の半円状湾曲部とで前記カンザシが嵌合される支持穴
    を構成してなり、前記下部支持体の中間部には、該下部
    支持体の高さ方向に移動可能に嵌合されるとともに止め
    部材により下部支持体に係止可能にされアングル材から
    なる中間支持体が設けられ、前記中間支持体は、板材の
    中央部を半円状に湾曲させるとともに両端を中間支持体
    のアングル内に溶接等により固着し、前記板材の半円
    状湾曲部に対向する中間支持体と下部支持体の一部位に
    夫々形成された半円状の部と前記板材の半円状湾曲部
    とで鉄筋を支持するカンザシが嵌合される支持穴を有し
    てなることを特徴とする鉄筋組立支持架台
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