JP3342586B2 - ノークリンプショートカットポリエステル繊維 - Google Patents

ノークリンプショートカットポリエステル繊維

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式抄紙や電着フロッ
キーのパイルに使用するのに適したパイル曲がりの無い
ノークリンプショートカットポリエステル繊維に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ビニロン、ナイロン、ポリエステ
ルなどのノークリンプ合成繊維を5〜20mmに切断したパ
イルを水中に分散させ、紙を抄くのと同様の方法で湿式
抄紙して不織布を作る方法がよく知られている。
【0003】また、2〜1mm以下にカッターで短く切断
したフロッキーパイルと呼ばれる短繊維を、接着剤を塗
布した織編物、不織布、木材、金属、プラスチック等の
基材上ヘパイルが垂直に立つように接着してビロードに
似た風合い、感触とする加工法があり、電着フロッキー
加工と呼ばれている。
【0004】さらに、潜在捲縮能を有する繊維を湿式不
織布とし、熱処理することによって捲縮を発現させて伸
縮性不織布とする技術が知られている。例えば、特開平
1−169000号公報には、金属塩スルホネート基を有する
構成単位を共重合したエチレンテレフタレート単位主体
の共重合ポリエステルとポリエチレンテレフタレートと
が偏心的に接合した複合繊維であって、 170℃自由収縮
熱処理により50個/25mm以上のスパイラル捲縮を発現し
うる潜在捲縮能を有し、繊維の捲縮率R(%)と繊度D
(デニール)との関係がR≦2√Dを満足する湿式不織
布用ポリエステル複合繊維が開示されている。
【0005】しかし、この公報にも記載されているよう
に、潜在捲縮能を有する繊維の場合、完全に無捲縮の繊
維を製造することは、困難であった。従来の潜在捲縮性
複合繊維は、ノークリンプの状態で切断しても、数日〜
数週間放置するとパイル曲がりが生じ、湿式抄紙しよう
としても水中に分散しにくく、均一な抄紙ができず、ま
た、フロッキー加工の場合にも同様にまともにフロッキ
ー加工ができないという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
現状に鑑み、潜在捲縮性繊維であって、良好に湿式抄紙
や電着フロッキー加工が可能な、パイル曲がりの無いノ
ークリンプショートカットポリエステル繊維を提供しよ
うとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するもので、その要旨は次のとおりである。
【0008】ポリエチレンテレフタレート又はこれを主
体とするポリエステルとイソフタル酸及びビスフェノー
ルAのエチレンオキシド付加物を共重合したポリエチレ
ンテレフタレート系共重合ポリエステルとが偏心的に接
合した複合繊維であって、 170℃自由収縮熱処理により
50個/25mm以上のスパイラル捲縮を発現しうる潜在捲縮
能を有し、実質的にパイル曲がりが無いことを特徴とす
るノークリンプショートカットポリエステル繊維。
【0009】以下、本発明について詳細に説明する。
【0010】本発明のノークリンプショートカットポリ
エステル繊維は、実質的にパイル曲がりが無いことが必
要である。ここで、「実質的にパイル曲がりが無い」と
は、次の方法で測定したパイル曲がりの度合いが15%
下であることを意味する。 パイル曲がりの度合いの測定法 延伸繊維を10mmのカット長に切断したパイルを切断後1
週間放置し、パイルの両端を結んだ線分の長さに対す
る、この線分から最も離れたパイル上の点迄の垂線距離
の比率を測定する。
【0011】ショートカット繊維にパイル曲がりがある
と湿式抄紙の際に水中に分散しにくく均一な抄紙ができ
ず、また、電着フロッキー加工の場合にも同様に均一に
フロッキー加工ができない。
【0012】また、本発明の繊維は、170 ℃の熱処理に
より50個/25mm以上の捲縮を発現しうる潜在捲縮能を有
することが必要である。この値が50個/25mmに満たない
場合、湿式抄紙後熱処理しても十分な伸縮性のある不織
布が得られず、電着フロッキー加工後熱処理して十分な
特殊表面効果が認められない。
【0013】本発明の実質的にパイル曲がりが無い潜在
捲縮能を有するノークリンプショートカットポリエステ
ル繊維を得るには、偏心的に接合する2種のポリエステ
ル成分の種類及び重合度の組み合わせを適当にすること
が必要であり、本発明においては、ポリエチレンテレフ
タレートを主体とするポリエステルAとイソフタル酸及
びビスフェノールAのエチレンオキシド付加物を共重合
したポリエチレンテレフタレート系共重合ポリエステル
Bとを組み合わせる。
【0014】複合繊維の一方の成分を構成するポリエス
テルAとしては、ポリエチレンテレフタレートが好まし
く用いられるが、染色性向上などの目的で、イソフタル
酸、アジピン酸、セバシン酸、1,4−ブタンジオール、
1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコール、ポリ
エチレングリコールなどの共重合成分を少量(10モル%
程度以下)含有していてもよい。また、ポリエステルA
は、相対粘度 (フェールと四塩化エタンとの等重量混合
物を溶媒とし、濃度 0.5g/dl、温度20℃で測定) が1.
35〜1.40のものが適当である。
【0015】一方、複合繊維の他方の成分を構成するポ
リエステルBとしては、エチレンテレフタレート単位を
主体とし、イソフタル酸2〜10モル%及びビスフェノー
ルAのエチレンオキシド付加物(ビスフェノールA1モ
ルに対してエチレンオキシドが2〜20モル付加したもの
が好ましい。) 1〜10モル%を共重合したものが好まし
く用いられる。また、共重合ポリエステルBは、相対粘
度が1.35〜1.50のものが適当である。
【0016】本発明における複合繊維は、概ね従来技術
を踏襲した方法で製造することができる。すなわち、ま
ず、汎用の複合溶融紡糸装置を用いて紡糸する。紡糸に
際し、安定剤、蛍光剤、顔料、強化材などを共存させて
もよい。繊維の断面形状は、円形断面を始め、扁平、六
葉、三角断面等の異形あるいは中空断面でもよい。
【0017】紡出された繊維は、必要に応じて連続的又
は別工程で延伸、熱処理されるが、延伸条件によっても
繊維の潜在捲縮能や切断後のパイル曲がりの度合いをコ
ントロールすることができる。繊維は、油剤を付与し、
クリンパーなどで機械クリンプをかけることなく数万〜
数百万デニールに引き揃えてECカッター、ギロチンカ
ッターなどのカッターで所定の長さに切断される。切断
長は、湿式抄紙用には、5〜25mm、電着フロッキー加工
用には、0.5 〜2mmとするのが適当である。
【0018】湿式抄紙用は、そのまま梱包して出荷さ
れ、電着フロッキー加工用は、一旦水中に分散させた
り、染色液中で 100℃程度以下の低温で処理して所望の
色に染色すると同時にパイル一本一本をバラバラにして
から乾燥、梱包して出荷される。
【0019】
【作用】従来の偏心的に2成分が接合した潜在捲縮能を
有するノークリンプショートカット繊維は、切断した時
点で繊維が少し引き伸ばされるとともに、両成分の収縮
度合いの違いによって立体的なスパイラル捲縮が顕在化
し、パイル曲がりが生じたりあるいは切断した時点では
パイル曲がりが無くても室温保持した場合、経時でパイ
ル曲がりが生じる。
【0020】これに対し本発明の潜在捲縮性のノークリ
ンプショートカットポリエステル繊維は、理由は不明で
あるが、切断時の多少の伸長や室温保持の経時では両成
分の収縮度合いに基づくパイル曲がりが生じることがな
く、 120〜190 ℃程度の加熱処理で始めて極めて良好な
捲縮を発現する潜在捲縮能がある。
【0021】
【実施例】次に、実施例をあげて本発明を具体的に説明
する。なお、特性値の測定法は、次のとおりである。 (1) 繊度 JIS L-1015 7・5・1Aの方法で測定した。 (2) 強度、伸度 JIS L-1015 7・7の方法で測定した。 (3) パイル曲がりの度合い 前述の方法で測定した。 (4) 潜在捲縮能 延伸後のトウを適当な長さに切断し、 170℃×5分間、
自由に収縮しうる状態で熱処理した後、JIS L-1015 7
・12・1の方法で捲縮数を測定した。
【0022】実施例1 相対粘度1.38のポリエチレンテレフタレート及びイソフ
タル酸4モル%とビスフェノールAのエチレンオキシド
2モル付加物3モル%とを共重合した相対粘度1.45のポ
リエチレンテレフタレート系共重合ポリエステルの2種
のチップを減圧乾燥した後、通常の複合溶融紡糸装置を
使用して溶融し、2種の成分がサイドバイサイドに複合
(重量比1:1)するようにして、紡糸温度 285℃、総
吐出量 230g/分として複合溶融紡糸した。紡出糸条を
冷却した後、引取速度1000m/分の速度で引き取って未
延伸糸条を得た。得られた糸条を集束し、10万デニール
のトウにして、延伸倍率 3.4倍、延伸温度75℃で延伸
し、 150℃のヒートドラムで熱処理してから捲縮を付与
することなく長さ10mmに切断した。得られた繊維は、単
繊維繊度が 2.4デニール、パイル曲がりの度合いが3
%、潜在捲縮能が63個/25mmのものであった。このパイ
ル80%に対し、湿式抄紙用ポリエステルバインダー繊維
(ユニチカ社製、メルティ<4080>2d×5mm)20
%を混合し、紙料濃度 0.1%、界面活性剤濃度0.02%と
して水中に分散させたところ均一に分散した。これを25
cm四方の角型シートマシンを用いて湿式抄紙を行ったと
ころ、地合いの良好な不織布が得られた。その後、110
℃のヤンキードライヤーを通して乾燥し、さらに、 170
℃の熱オーブン中で5分間フリーの熱処理を行ったとこ
ろ、表面に細かいシボの出た伸縮性のある丈夫な不織布
となった。
【0023】実施例2 実施例1において10mmにカットする代わりに1mmにカッ
トした。得られたパイルを水中に入れて攪拌、分散させ
た後、乾燥し、一本一本をバラバラにして粉末状繊維と
した。この粉末状繊維を高電圧のかかった電界の一方に
供給して荷電させた。電界の他方にはポリウレタン系接
着剤を塗布した 75d/36fのポリエステル糸を使用した
タフタ織物を設置し、粉末状繊維をタフタ織物へ向けて
加速し、投錨させた。得られた電着フロッキー品を 150
℃で2分間熱処理したところ、柔かみのある皮革様の風
合いの製品が得られた。
【0024】実施例3 実施例1において、共重合ポリエステルとして、イソフ
タル酸5モル%とビスフェノールAのエチレンオキシド
付加物5モル%を共重合した相対粘度1.46のものを用い
た以外は実施例1と同様にして実施した。得られた繊維
は、パイル曲がりの度合いが15%、潜在捲縮能が78個/
25mmのものであった。また、得られた不織布は、表面に
細かいシボの出た伸縮性のある丈夫な不織布であった。
【0025】比較例1 実施例1において、共重合ポリエステルとして、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸を5モル%共重合した相対
粘度1.28のものを用い、総吐出量 200g/分、延伸倍率
2.9倍とした以外は実施例1と同様にして実施した。得
られた繊維は、パイル曲がりの度合いが45%、潜在捲縮
能が68個/25mmのものであった。なお、湿式抄紙しよう
とした際に、繊維が玉状にからまって水中にうまく分散
せず不織布にすることができなかった。
【0026】比較例2 比較例1において10mmにカットする代わりに1mmにカッ
トした。得られたパイルを常法によりフロッキー加工し
ようとしたが、パイル曲がりのため、まともに加工する
ことができなかった。
【0027】比較例3 実施例1において、共重合ポリエステルとして、5−ナ
トリウムスルホイソフタル酸を1モル%共重合した相対
粘度1.33のものを用いた以外は実施例1と同様にして実
施した。得られた繊維は、パイル曲がりの度合いが10
%、潜在捲縮能が34個/25mmのものであった。また、湿
式抄紙して得られた不織布は、シボ立ち性が不十分で、
伸縮性が殆ど認められなかった。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、潜在捲縮能を有する複
合繊維からなる実質的にパイル曲がりのないノークリン
プショートカットポリエステル繊維が提供される。そし
て、この繊維を用いれば、パイル曲がりがないため、湿
式抄紙や電着フロッキー加工を円滑に行うことができ、
その後の熱処理により湿式抄紙の場合、細かいシボのあ
る伸縮性の不織布が得られ、電着フロッキー加工の場
合、従来にない特殊な皮革様表面効果のある製品を得る
ことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01F 8/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリエチレンテレフタレート又はこれを
    主体とするポリエステルとイソフタル酸及びビスフェノ
    ールAのエチレンオキシド付加物を共重合したポリエチ
    レンテレフタレート系共重合ポリエステルとが偏心的に
    接合した複合繊維であって、 170℃自由収縮熱処理によ
    り50個/25mm以上のスパイラル捲縮を発現しうる潜在捲
    縮能を有し、実質的にパイル曲がりが無いことを特徴と
    するノークリンプショートカットポリエステル繊維。
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